国内
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瑞州・タイムズ
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196/9/23
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豪華ツアー列車「湿香・ノワール」の旅
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 ▲列車を牽引する電気機関車、EF92形(R形・特別塗装)。
 ▲海を臨む「湿香・ノワール」。
 ▲使用される75系客車は特別な塗装が施されている
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先日から運行を開始した、豪華ツアー列車「湿香・ノワール」。瑞州国内初のRailRoid運転士による運行や、グレイヴォルフ連合王国に向かう旅程で注目を集めた美食と湿原の旅路を、本紙記者が直撃した。
ツアー1日目から3日目は、瑞州首都・瑞京駅を出発し、一路東へ進む。東海湾に突き当り、以後湾を沿ってカリブ海や沿岸湿地を見ながら南州地方のリゾート地帯へと足を踏み入れる。高速線ではないため、列車はゆっくりと進み、道中で一泊。終着地点・児隅州和留では高級リゾートで滞留・一泊。翌日に八雲国際空港に向かい、ジェットウィングス社の特別便でグレイヴォルフへ出発する。
到着後、グレイヴォルフの中央に位置する都市サイフリートから西へ、雄大で迫力のあるフィヨルドを望む道中を進む。5日目はサイフリート・フィーレンス国際空港到着後、観光バスで駅へ向かい、観光列車に乗車してフィーレンスのフィヨルドを列車にて楽しむ。列車の終着駅ヘーグステットで一泊。6日目はヘーグステット周辺の西洋風の街並みの中を散策、果樹園での体験、観光船でのフィヨルド・クルーズ。7日目は1日目の復路で国際空港へ向かい帰国の途につく。
ツアー総企画のハゼル・デール社によれば、このツアーを率いるのは、RailRoid「湿香」。深い藍色の制服に身を包んだ彼女は、最新鋭の技術による完璧な遠隔運航によって、ツアー客に最高の乗車・食事体験を提供するという。また、感情を抑えた静かな声と接客の所作はまるで一輪の花を活けるように無駄がなく、静謐で押しつけがましさのない心遣いが、ひとときを特別に演出する。彼女の密やかな微笑や、視線の先に込められた敬意は、忘れがたい印象として残る。彼女が静かに運ぶのは列車だけではなく「この旅の確かな記憶」であると、同社は宣伝している。
同ツアーは196年9月から3か月間、毎週日曜日に出発する。瑞州側からは共同企画である旅行代理店・ジェットパックからチケットを取ることが可能。ツアー列車の実際の運行管理を担当する南瑞旅客鉄路(ZR南瑞)の担当者は、人間の乗務員ではなし得ないこのようなハードスケジュールを可能としたRailRoidの高耐久性に社内やZRグループの注目が集まっていると明かしており、ツアー列車や、ZR貨物が運用する貨物列車の乗務員として今後RailRoidが採用される可能性もあるという。幸いにも、RailRoidが営業運転投入前に適合試験を行ったのは、「湿香・ノワール」の牽引車としても使用されているEF92形電気機関車(R編成)であり、採用へのハードルはかなり低くなっている。
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ミリタリー
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Zuish Defense News
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31/6/3
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企業都市アイリスへ前方展開部隊配備
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 ▲第151独立機甲連隊の主力装備、13式戦車(同型車)。
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瑞州中央軍(CENTCOM:尾治州那古野空軍基地)は2日、企業都市アイリスへの陸軍・海兵隊部隊の前方展開を公表した。同地を管轄するTHE A.R.K.C. SYNDICATEと国防軍の取り決めに従い、陸軍は第151独立機甲連隊(3個戦車大隊基幹)をレべリアセントラルベースに、海兵隊はレべリアマリンベースに第3海兵師団隷下の部隊をローテーション配備する。また資材の移動、及び運搬について、事前の使用申請を前提に、レベリア軍港とレべリア国際空港を使用する。
軍は企業都市アイリスやインド洋への前方展開の理由を明らかにしていないものの、対立の続くエスティナ連合国に対する牽制とみられる。
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国際
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合衆国新聞
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197/6/1
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大中華=エスティナ友好協力相互援助条約締結 外相「遺憾と憂慮」
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(瑞京、1日)大中華とエスティナ連合国との間で、各種の二国間協力・片務的防衛義務を特徴とする「友好協力相互援助条約」が結ばれたことを受け、宮本成浩外務大臣は1日午後より会見を開き、「遺憾の意を表するとともに、強く憂慮する」と述べた。領海の拡張を目指していた二国と、航行の自由を支持する瑞州は領海問題で対立しており、また大中華との間には海南島沖事件が発生していたこともあって、緊張関係が長年続いている。宮本外相は二国の領海拡張運動について触れ、「彼らの言う同志としての世界秩序の形成とは、理性ではなく一国や賛同国だけの好き勝手に依存する無法地帯の形成にほかならず、既存の法秩序に対する危険な挑戦」と指摘した。
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国際
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瑞州・タイムズ
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195/5/15
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エスティナ連合国核武装 外相「深く憂慮」
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エスティナ連合国が核武装を正式に宣言したことを受け、瑞州外相・宮本成浩は定例記者会見の場で「(エスティナ連合国の核武装宣言を)把握している。当該国は過剰な海洋権益の確保のため、国際慣習法上認められないはずの範囲まで領海と主張する野心的な国家だ。これは地域の安定性を損なう行為であり、合衆国としては深く憂慮し、遺憾の意を表する。今後も当該国周辺の核に関する動静を注視していく」とコメントした。
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ミリタリー
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Zuish Defense News
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31/4/2
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空軍の命名規則が改定
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空軍庁は1日、空軍の航空機の命名規則を変更したことを明らかにした。瑞州合衆国連邦の軍用機の制式名称は、各々の機体に固有識別を与えるために組み合わされた一連の文字および数字で示され、最初の一連の文字(最高4文字)が航空機の種類及び意図された任務種別を決定し、ハイフンで繋がれた設計番号は同様の種類と主任務も持つ航空機の中で機体を特定する。今回変更されたのは後者の設計番号であり、今までは1から始まる数字が連番で付与されていたが、他軍種の装備品(例えばxx式戦車/ZMxxのようにxx部分に瑞州暦下二桁を使うもの)と整合性を取るため、航空機の設計番号にも制式化時の瑞州暦下二桁を使うことになる。
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ミリタリー
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Zuish Defense News
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31/1/1
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次期戦機製造廠集団トップ「第6世代機は戦闘機でも爆撃機でもない」
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次期戦機製造廠集団(Group of Next Fighter Arsenals:GNFA)トップの桂川健匡氏は、年の瀬の12月31日に記者会見を開き、「第6世代機の計画が進行中である」ことを公式に認めた。空軍は以前より、第6世代機の計画を進めていること自体は認めていたものの、外部主体の参加について明らかになるのは今回が初めてである。桂川氏はこの計画について、「我々が音頭を取ると決まっているわけではない」としながらも、「第6世代機は戦闘機でも爆撃機でもない。求められている能力は、既存の枠組み、純粋な戦闘機や爆撃機どちらとも取れるし、どちらとも取れないからだ。制空権という言葉が使われなくなったのは、空域の恒常的支配は夢想家の描く夢物語に過ぎないと分かったからで、三次元的な戦域それ自体も、もはやそうなっているだろう。もはや制空戦闘機や戦闘爆撃機といった区分は古く、次に現れる機体は、別の機種区分を与えられるかもしれない」とも述べた。
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ミリタリー
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Zuish Defense News
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30/9/1
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第3航空団が大規模改編、ELTO指揮下に
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 ▲第3航空団のE-4早期警戒管制機。
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航空幕僚監部は、9月1日をもって第3戦闘航空団(甲府)の部隊改編を実施し、輸送機、早期警戒管制機、救難機部隊を1個ずつ加えた混成航空団にした上で、エルスラーク自由条約機構(ELTO)指揮下の即応部隊に指定した。これにより同航空団は第3航空団と改名され、作戦指揮上は国防軍の指揮階梯から独立し、同機構軍の指揮を受けることになる。
第3戦闘航空団司令の吉川哲志一等空佐は、そのまま第3航空団司令となり、合わせて昇格人事が発令されたことで少級空将(他国における准将、OF-6)へと任じられた。同空少将はこの改編について「大変な改編」と述べつつ、「地域や世界の安定化に責任を有する先鋒の部隊として、ELTOの指揮のもと、今後も練度の向上やコミットメントの強化に努めていく」とコメントしている。
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政治
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合衆国新聞
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30/8/1
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桐野新内閣が成立
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(瑞京、1日)2030年7月に行われた衆院選および大統領選の結果を受け、本日桐野紗也佳大統領を首班とする新内閣が組閣された。衆議院の議席は中道右派の民主自由同盟(民自同)が大勝し、総議席の3分の2を同党が占めた。保守党の勢力は大きく減退し、政権交代と相成った。桐野大統領は瑞州建国以来初の女性大統領である。
・大統領 桐野紗也佳(民自同・党首) ・副大統領 中口一郎(民自同) ・総務大臣 相澤隆雄(民自同) ・外務大臣 宮本成浩(民自同) ・大蔵大臣 都丸晃司(民自同) ・国防大臣 兼子隆敏(民自同) ・法務大臣 小笠原友梨(所属政党なし/民間) ・農林水産大臣 田邊和也(民自同) ・商務労働大臣 濱田啓介(所属政党なし/民間) ・保健福祉大臣 山口レイナ(民自同) ・国土大臣 市川寿章(民自同) ・資源エネルギー大臣 岩渕友啓(民自同) ・文部科学大臣 川上千穂(民自同) ・国土安全保障大臣 矢内政行(民自同) ・大統領首席補佐官 林正規(民自同) ・国家情報長官 南部寛一(民自同)
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国際
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合衆国新聞
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187/10/28
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グ瑞防衛協力協定を締結
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(瑞京、28日)瑞州国防省は、グレイヴォルフ連合王国との間で「グ瑞防衛協力協定」が締結されたことを明らかにした。瑞州としては北欧地域との防衛力コネクションを確保したい思惑があり、グレイヴォルフの安全保障分野に関する二国間協力事業の拡大志向と合致した形だ。
グ瑞防衛協力協定は、以下の内容を含んでいる。 ・対テロ共同作戦の実施 ・犯罪組織等の共同捜査・対処 ・ISR(情報収集、警戒監視、偵察) ・共同訓練・演習 ・高官級の情報交換・交流 ・人材交流 ・防衛技術・装備品の共同開発・移転
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ミリタリー
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Zuish Defense News
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175/1/2
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アイリス執行機関との共同演習
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 ▲編隊を組む演習参加機。
 ▲ブレイクを行う演習参加機。
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国防空軍は本日、Company City "I.R.I.S"(企業都市アイリス)の国防を担当する民間軍事会社、IEA(IRIS EXECTIVE AGENCY、アイリス執行機関)との共同演習を行ったと発表した(公式発表資料)。この演習は那古野空軍基地及び同周辺空域を中心に、数日間にわたって行われ、実戦的演習の環境下、部隊の戦術技量、共同対処能力及び参加組織との相互運用性の向上を図るものとされている。
参加部隊 国防空軍 ・第1戦闘航空団 ・第112戦闘飛行隊(碧懐)F-12A×6機 ・第9戦闘航空団:第214戦闘爆撃飛行隊(清洲)F/B-11F×6機 ・第22空輸航空団:第465空輸飛行隊(那古野)C-8C×4機 アイリス執行機関 ・AF2D部隊:IF-26制空戦闘機×6機、IF-72汎用戦闘機×6機、K700多用途輸送機×1機
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ミリタリー
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Zuish Defense News
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2029/11/25
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ヨーロッパ系で初の軍司令官ポスト就任
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24日に国防省が公示した人事によると、12月1日から国防州兵・中部方面軍の方面軍総監として、アンドリュー・ホシノ中級陸将が上級陸将補に昇進の上で着任することが判明した。上将補への昇進と当該ポストへの就任は、ヨーロッパ地域にルーツを持つ瑞州軍人としては初の人事である。州兵の司令官ポストには、南部方面軍総監に柏木京子上将補が女性として初めて就任しており(2027年)、門戸を開いた人材活用のねらいが読み取れる。
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国内
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瑞州・タイムズ
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177/2/7
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国内に初の核融合発電所が設置 CC Walkman社
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CC Walkman社と資源エネルギー省の間に結ばれた契約によると、日宮州都城市に瑞州国内初となる核融合発電所(都城核融合発電所)が設置されることが確定した。設置主体はCC Walkman 原子力研究機構、発電所の運営は株式会社ZERAが行う予定。
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国際
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合衆国新聞
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171/07/19
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トンガ親善艦隊が来訪
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(薩鹿川内、19日)トンガ帝国を出発し世界中を回っている親善艦隊が、19日に新徳海軍基地へ入港した。入港後は瑞州国防軍と相互の人員交流を深めると共に、純愛戦争資料館などの見学行事も執り行われた。
また親善艦隊指揮官はトンガ皇帝の代理人として、西南高速線強制占拠事件の記念碑の前に立ち、トンガ国民を救った各国の特殊部隊員や瑞州警察、瑞州軍に改めて感謝を述べ、同国民の救出に尽力した瑞州警察と瑞州軍指揮官に感謝状と勲章を手渡した。
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国内
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瑞国全般新聞
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28/11/10
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海軍兵とサメの壮絶な死闘
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揺れる船から誤って転落してしまう事故は稀にだが起きてしまう──駆逐艦ふぶき(DDG-82)の艦載ボートに乗っていたA一等海曹もその一人だ。同氏は艦外部での作業中、バランスを崩してボートから転落してしまった。作業中の兵士は救命胴衣を着ているため、溺れる心配などなく、仲間の手を借りてすぐにボートに引き上げられれば良かったのだが、偶然にもサメが近くを泳いでいたのだ。そして不幸にも、作業中手にかすり傷を負っていたA一等海曹。血の匂いを嗅いで、すぐさまサメが寄ってきた。「引き上げられる前に喰われる!」パニックに陥ったA一等海曹だが、ボートの上の同僚たちの「落ち着け!サメの弱点を思い出せ!」の言葉に落ち着きを取り戻し、両手を同僚たちに掴まれ引き上げられながら、必死に足を振り回し、ついにはサメの鼻先に命中、サメは逃げていったという。A一等海曹は「同僚たちがいなければ死んでいたかもしれない。やっぱり軍隊はチームが大事だ」と話していたが、専門家によるとサメの鼻先へのキックによる撃退は最終手段にとどめ、刺激しないようにそっと離れるのが正解だという。
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国内
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瑞州・タイムズ
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28/3/15
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ネット上の誹謗中傷を取り締まる 法制定に向けて有識者会議スタート
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政府は14日、年々問題化しているネット上での誹謗中傷を取り締まり、実刑判決を可能とする法律の制定に向けて有識者会議を招集し、年内の制定を目指すと表明した。専門家らの意見を聞く有識者会議の初会合も同日行われ、検討作業が本格化した。法整備をめぐっては、会員制交流サイト(SNS)などネット上で悪質な投稿の被害を受けた人たちの悲痛な訴えや、国民生活センターなどへの相談の急造が報じられたことを機に社会的関心が急拡大している。総務省が対策強化に向け法改正を視野に入れるほか、各州も被害者支援の州法制定と相談窓口の整備などの方針を打ち出している。この問題は、従来は「言論の自由」という憲法で保障された自由を束縛するのではないかという意見もあってなかなか解決に向けて進展しなかったが、今回の発表や有識者会議の開始は問題の解決に向けた大きな一歩となりそうだ。
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国内
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Zuish Defense News
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27/11/30
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州軍人、殺人罪で不名誉除隊
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州兵総局は昨日、美作鎮台に勤務していた男性3等陸佐(50)が、2025年に同居していた妻(当時45)に暴行を働き、殺害したとして高等軍法会議を開き、不名誉除隊の処分を下したと発表した。この処分を受けると、依願除隊した退役軍人が受けられる利益すべてを剥奪される。さらに多くの州では不名誉除隊は裁判で重罪の判決を受けたことと同等とみなされ、退職金、軍人恩給の不払い、支払いの停止、再就職の際、履歴書へ「不名誉除隊にされた」旨の記載が必要となることといった不利益を被ることになる。特定の州ではこれらに加え、選挙権、被選挙権の剥奪、銃器の所持の禁止などが課せられる。
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ミリタリー
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Zuish Defense News
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27/8/14
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海底からの不穏な通信
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瑞州船籍の民間貨物船「第三新岡山丸」は、8月11日、太平洋航路上でSOS信号および通信を傍受したと発表した。通信は「こちら瑞州海軍艦艇、SSVN-00。本艦は推進部のトラブルにより航行不能。現在は海底にて座礁。至急救援、潜水艦救難艦の派遣を求める。本艦は潜水空母であり空母航空団を搭載するも、海中のため発艦は不可能」と言う内容を繰り返すものだった。しかしながら、当時第三新岡山丸の航路付近を航行していた他船舶や周辺の通信センター、そしてアマチュアに至ってもこの通信は傍受されておらず、関係者は首をかしげている。なお、瑞州国防海軍によると、「SSVN-00という艦は実在しない。現在就役中の潜水航空母艦(SSVN)はうしゅう型、07から09までの三隻しか存在しない」という。
つい先日、本紙編集部は「瑞州国防軍の懲罰部隊のウワサ」という記事を書き、記事中で『囚人兵となった乗組員とパイロットたちから成る、まさに隔離のための潜水空母が存在する』と言及しているが、まさかこのSSVN-00がその囚人艦なのであろうか?
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ミリタリー
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Zuish Defense News
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27/8/10
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瑞州国防軍の懲罰部隊のウワサ
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軍隊というものは規律で成り立つ。一方で組織の巨大さ故に、どうしても法を犯してしまう兵士も出てしまう。本来はそれを防ぐための憲兵隊(MP)や軍法会議、不名誉除隊などという制度があるのだが、「軍法会議にかけられたが、不名誉除隊には相当しない」と判断された兵士の行方について、興味深いウワサがある。 不名誉除隊には不相当とされた兵士は、巷でまことしやかにささやかれている説では、彼らは『懲罰部隊』へ配属させられるという。懲罰部隊とは、軍規を違反した兵士から構成される特別部隊であり、広い意味では軍規違反者に限らず、一般の刑法犯罪者を動員した囚人部隊も含まれる。懲罰部隊には地雷処理や先陣(露払い)などの危険な任務が課される。一部の論者は、瑞州国防軍にも極秘裏に懲罰部隊が編成されている、とみている。しかし、軍事ジャーナリストの水田正浩氏によれば「少なくとも国防陸軍・空軍には、そのような部隊が存在するとは考えにくい」という。水田氏は本紙にも寄稿しているライターでもあり、そしていくつもの基地を見て回った大ベテランである。水田氏曰く、「軍隊内での処分は公表されていますし、なにより今まで見て回った基地内には、極秘裏に大規模な懲罰部隊を隠して置けるほどのスペースはない」という。しかし水田氏はこうも続ける。「外洋で行動しがちな海軍では、潜水艦戦力を中心に、なかなか取材できない。そのような場所については否定も肯定もできない」。 さらにとある情報筋は、第666空母航空団という部隊があることを仄めかしている。いかにも不吉そうな名称で、懲罰部隊の名称にはピッタリに思える。空母航空団というからには空母に搭載される艦載機の部隊なのであろうが、同情報筋はこの空母について「隠匿性に優れるSSVN(潜水空母)を用いる」と言う。つまり、囚人兵となった乗組員とパイロットたちから成る、まさに隔離のための潜水空母が存在するというのだ。果たしてこのウワサは本当なのだろうか?本紙編集部はこれからもこのウワサについて、全力で調査していく。
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ミリタリー
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Zuish Defense News
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160/5/14
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【純愛舌禍】大日本王国海軍艦隊とパルミシア航空隊が交戦
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13日、大日本王国屋久島沖にて、大日本王国海軍艦隊とパルミシア航空隊が戦闘状態に入った。親DICE国家の大日本王国がここで海軍艦隊を東に向けて出動させたのは、蒼星へ向かうクラフタリア海軍艦隊を西から奇襲する目的があったと予想される。しかしこれに対して、近隣のCELTO加盟国・パルミシア連邦共和国は大日本艦隊の妨害のため、大陸から発進させた航空部隊で追撃を行った。結果として屋久島及び口之島付近での交戦の結果、パルミシア軍は燃料が尽きて撤退したものの、艦隊の展開を察知され奇襲効果が消失したと判断した大日本艦隊もまた撤退せざるを得なかった。 たった一人の議員の失言が、大洋をまたぐ戦争の引き金になるとは、誰が予測できようか。
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国際
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合衆国新聞
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160/5/13
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DICE諸国がクラフタリアに対し即時撤退要求
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(瑞京、13日)今なお蒼星軍とクラフタリア軍が散発的な戦闘を続ける蒼星情勢について、当事国の蒼星を含めた全DICE加盟国は、クラフタリアの派兵を「宣戦布告なしでの攻撃」であるとして、「蒼星との全面戦争」ではなく「過激派の無力化及び邦人保護」を名目に派兵を行ったクラフタリアの行動を強い口調で非難。共同声明で蒼星国内からの即時撤退を求めた。またDICE諸国はクラフタリアに対する経済制裁を開始している他、これ以上事態が悪化する場合、DICE全体の武力行使も辞さないものとした。
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国際
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合衆国新聞
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160/5/5
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【号外】クラフタリア戦闘機が蒼星軍戦闘機によって撃墜される 政府、戦争状態に突入したとの見解
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(瑞京、25日)蒼星に派兵されたクラフタリア軍戦闘機が、交戦の末蒼星軍戦闘機によって撃墜されるという報道およびレーダー探知を受け、瑞州政府は蒼星とクラフタリアが戦争状態に突入したとの見解を発表した。同じDICE加盟国が不当な侵攻を受けている事態に際し、瑞州は集団的自衛権の行使も辞さないとクラフタリアに最終警告文を送り、また経済制裁の発動をDICE全加盟国に発議している。
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ミリタリー
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Zuish Defense News
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160/5/5
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【純愛舌禍】クラフタリア戦闘機が撃墜される
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4日、クラフタリア同盟統合海軍の艦載機CMF-90が、蒼星軍戦闘機CVF-88と空中戦に突入し撃墜されていたことが判明した。CVF-88は開戦数か月前に、クラフタリアから蒼星に輸出されたばかりの戦闘機である。この件は専門家たちの間では非常に驚愕をもって受け入れられており、「勇敢に踏み込んだら自国製の戦闘機が自国製の戦闘機に撃墜されるのか」「実戦投入までが早すぎる」「宣戦布告はどうしたんだ」などという驚きの声がSNS上で散見された。
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ミリタリー
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Zuish Defense News
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160/4/25
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【純愛舌禍】クラフタリア同盟統合軍が蒼星へ向け出動
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25日午後、クラフタリア同盟統合陸軍即応展開部隊2個連隊、空母2隻(ティタニス級・エナンティオルニス級各1隻)とそれらを護衛する2個護衛艦隊8隻が出撃したのが、民間衛星サービスやプレスリリースなどによるOSINT(Open Source Intelligence:オープンソースインテリジェンス、公開情報調査)によって判明した。次いで瑞州情報局(ZIA)でもこれを探知したという公式発表が為されており、DICEはDICEとして、どのような対応を取るのかが注目される。
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国際
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合衆国新聞
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160/4/25
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【号外】クラフタリアが蒼星へ派兵
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(アンカレッジ、25日)先日から引き続く駆議会舌禍問題で、ついにクラフタリアは強硬姿勢を鮮明にし、蒼星への軍事侵攻を決断した。蒼星ではこの問題に起因する、一部過激派による在蒼クラフタリア人に対する暴行や窃盗などの犯罪が頻発していたが、蒼星政府内でDICEを支持するショーパン純愛過激派はこれを「報い」として正当化しており、クラフタリアとしては「対話の余地なし」として、自国民保護を最優先とした恰好である。同じ機構に属する二国家の仲違いであり、このような事例は今まで聞いたことがない。
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国際
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合衆国新聞
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160/4/22
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「反純愛主義」蒼星世論沸騰
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(瑞京、22日)先日のクラフタリア議会での「愛の形とは」演説、そして演説を行ったジンデル議員当人の議員職続投を受け、DICE諸国ではクラフタリアによる「反純愛主義」の実現であると世論が沸騰していたが、21日、ついに蒼星の世論の怒りは頂点へと達した。蒼星では「クラフタリアの傲慢さ」への報復として、在蒼星クラフタリア人に対する暴行や略奪が横行した。一方でそのニュースがクラフタリアへもたらされると、クラフタリア人の反蒼星感情までもが悪化し、状況は負のスパイラルに陥っている。また時を同じくして「蒼星首都アンカレッジで旅行中のクラフタリア人数名が純愛派蒼星人襲われ殺害された」という真偽不明の情報がクラフタリアのインターネット上で広まったことで、ますます反感と危機感は大きくなった(編集部注:フェイクニュースの可能性大)。 クラフタリア政府は蒼星政府に対し、同日中に在留邦人の保護を要請する異例の対応を見せたものの、蒼星政府の中核を占めるショーパン純愛派はこれを拒絶し、同機構に所属する両国の外交関係は瞬く間に著しく悪化した。この件を巡り、間もなく後任が決まったジンデル議員は辞職したが、その時には既に両国の国交はもはや修復不能な状態にまで陥った。今後、事態が平和的に推移するのか、それとも「異なる選択肢」が取られるのか、政府間の交渉が注目される。
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国際
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合衆国新聞
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160/4/21
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クラフタリア議員、反純愛派と取られる発言 反クラフタリアデモも開催
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(瑞京、21日)先日、クラフタリア議会において、スティーヴン・ジンデル議員は「愛の形とは」と題された演説を行ったが、この内容がDICE諸国、そしてその一員である瑞州世論を沸騰させた。同議員は「純愛は尊い。しかし愛の形は純愛だけでなく多様であるべきであり、それ以外の愛の在り方も尊重されるべきなのだ」と発言したが、これが「反純愛主義」に該当すると認識され、純愛派が多数を占めるDICE諸国の世論はみるみる内に過熱した。 DICE諸国では反クラフタリアデモが展開され、瑞州でもクラフタリア大使館前や外務省前が無許可のデモ隊によって封鎖され、現場は一時騒然となった他、DICE各国大使館はクラフタリア政府に対し、連名でジンデル議員の辞職を求めた。同議員は早急に謝罪会見を開き、辞職の意向を示したが、クラフタリア与党自由経済党はジンデル議員の後任が決まるまでは辞職を受け入れないとの声明を発表した。DICE諸国の大使館や外務省は遺憾の意を表明し、また各国の反クラフタリア感情に油を注ぐ結果となってしまった。
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国際
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合衆国新聞
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26/12/24
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スミトラント連邦王国と瑞瑞友好条約を締結
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外務省は23日、スミトラント連邦王国の友好条約であるスミトラント・瑞州友好条約(瑞瑞友好条約)を締結したと発表した。同条約ではスミトラント・瑞州間の友好関係の締結が取り決められた。
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国内
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聞耳新聞
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26/11/8
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牛の窃盗疑いで逮捕
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波島州高山市の放牧場で牛一頭が連れ去られた事件で、高山署は8日、建造物侵入と窃盗の疑いで、同市の無職の男(24)を逮捕した。11月6日に同容疑で逮捕された容疑者(41)の共犯とみられる。逮捕容疑は、共謀して11月2日午前1~4時ごろ、市内の畜産関係の会社内にある放牧場に侵入し、和牛1頭を盗んだ疑い。署によると、両容疑者は近くに住んでおり、11月6日に逮捕された容疑者の供述などから浮上。署は認否を明らかにしていない。
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国内
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聞耳新聞
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26/9/6
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首都繁華街で大人数の殴り合い 四名軽傷
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瑞京府・山城市の繁華街で、酔っ払い同士の殴り合いが起きた。大人数での殴り合いにより警官隊の静止もむなしく、4人がケガを負う結果に終わった。これに関して「警官の練度が低いのではないか」「もっと気を引き締めて取り締まれ」といった批判の声が上がっているが、同府知事は「酔っ払いに話は通じないし、かといってライオット弾で撃つわけにもいかない。我々には非致死性の強制力などなく、あるのは死ぬ確率のある強制力だ」とコメントしている。
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国内
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日日新聞
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26/8/16
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危険ドラッグパーティーを摘発 21人逮捕
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尾治州尾西市で先週末、30人以上が参加する、危険ドラッグや覚せい剤を使用するパーティーを開いたとして、覚せい剤取締法などの現行犯として参加者21人が逮捕された。同州警察が発表した。
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ミリタリー
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Zuish Defense News
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26/8/8
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国防空軍、ICBMの発射実験に成功
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国防空軍は7日、弾頭非搭載の大陸間弾道ミサイル「LGM-2 メルクリウス(ICBM Ⅲ)」の発射実験に成功したと発表した。ミサイルは常陸中州の桜川空軍基地(Sakuragawa Air Force Base)から、同日午前0時37分に発射され、太平洋を約6200キロメートル飛行しハワイ沖約3370キロメートルの地点に着弾した。国防空軍は今回の発射実験が「世界で起きていることや地域の緊張状態への対応や反応ではない」と強調している。LGM-2は2005年以降、合衆国が保有する唯一の大陸間弾道ミサイル。常陸中、紀山各州の基地に配備されている。
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政治
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合衆国新聞
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26/8/5
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政府出資、宇宙エレベーターの基礎研究を行う公益社団法人を設立へ
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4日、国土省は政府財源から出資される公益社団法人「瑞州軌道エレベーター協会(ZSEA)」を設立すると発表した。主な活動目的は、宇宙エレベーターの構築に必要な知識の集積や発信、技術の開発を行い、早期の実現を目指すことである。政府は他国に先んじて宇宙エレベーターを実用化させ、それによって手に入る宇宙利権の確保を目標に掲げている。
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政治
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合衆国新聞
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26/8/1
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新城新内閣が成立
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2026年7月に行われた衆院および大統領同日選挙の結果を受け、本日新内閣が組閣された。衆議院の議席は総議席の3分の2を保守党が占め、新内閣は保守党の単独内閣であり、今後の政権運営はスムーズに進みそうだ。
・大統領 新城彰一郎 ・副大統領 高橋誠(初入閣) ・総務大臣 佐々木幸司(初入閣) ・外務大臣 三田和宏(初入閣) ・大蔵大臣 桑野直(黒田内閣・法務大臣から異動) ・国防大臣 川添光雄(初入閣) ・法務大臣 村上理恵(初入閣) ・農林水産大臣 徳竹宏泰(初入閣) ・商務労働大臣 野村小百合(初入閣) ・保健福祉大臣 譜久村正興(初入閣) ・国土大臣 友寄信孝(黒田内閣・国土安全保障大臣から異動) ・資源エネルギー大臣 堀込孝平(黒田内閣・文部科学大臣から異動) ・文部科学大臣 杉尾悠樹(黒田内閣・資源エネルギー大臣から異動) ・国土安全保障大臣 巴山将康(初入閣) ・大統領首席補佐官 神野健治(初入閣) ・国家情報長官 柳沼憲司(続投)
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ミリタリー
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瑞州・タイムズ
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26/5/28
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イットリカン民主主義国にAR-05 05式5.56mmアサルトライフルを輸出
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銃火器メーカー・戸松笹部軍需は、国防軍の標準装備として配備運用されている05式小銃をイットリカン民主主義国に3000挺輸出したと発表した。調達価格は約3億円。右の画像は、同銃を構える国防陸軍の兵士。05式は、強化プラスチックなどの新素材を多く使用し、未来を先取りしたような先進的なデザインをしているのが特徴である。また、部品交換によりアサルトライフルからカービンや分隊支援火器として使用できるように改造が可能で、画像内でも318mmバレル仕様のアサルトライフル型と508mmバレル仕様の分隊支援火器型を使用している。
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ミリタリー
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Zuish Defense News
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26/3/6
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じょうの型は4隻で建造中止か?海軍内の中型空母派閥の台頭
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瑞海軍内では、中遊をはじめとする潜在的脅威や、共産・社会主義勢力の軍拡に対抗するため「未来の空母」のあり方を研究する私的研究会が立ち上がっている。この会では、瑞海軍は300mを超える大型空母を今後も建造し続けるのか、迎撃が困難な長距離精密攻撃兵器に晒されるリスクが高い沿岸海域からの航空作戦を今後も続けていくのかについて研究しており、どちらもこれから先の未来においては難しいという考えに至っている。海軍は艦載機を満載した10万トンクラスの大型空母を沿岸海域に派遣し沿岸部や内陸部を支配下に置くやり方は、新世代の長距離精密攻撃兵器や相手の空軍力の増強(ステルス戦闘機の増加)などによってリスクが高いため、沿岸海域ではなく外洋から沿岸部や内陸部にアプローチすることを検討し始めており、大型のじょうの型原子力空母は契約済みのCVN-27(4番艦)で調達を打ち切る可能性すら噂されている。これらの状況から同研究会が導き出した答えは、沿岸海域への配備を外洋へ変更し、仮に被弾しても失う戦力を少なくするため大型空母ではなく、中型空母と強襲揚陸艦の「VSTOLキャリア」化──VSTOL艦上戦闘機の主力運用でリスクを分散させることが良いと結論づけた。この派閥がもし台頭すれば、10年後、20年後の瑞軍の「顔」は変わっているのかもしれない。
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