瑞州国境警備隊

瑞州国境警備隊(ずいしゅうこっきょうけいびたい、英:United States of Zuish Border Patrol)は、瑞州国土安全保障省・税関国境警備局の連邦法執行部門・準軍事組織である。略称は境警(きょうけい)またはUZBP。国境警備隊は、不法滞在の外国人やテロリスト、テロリストの武器を探知して瑞州への入国を防ぎ、人や密輸品の違法な取引を防止することで、瑞州の国境を守ることを任務とする。

国境警備隊は、瑞州最大の法執行機関のひとつである。

+ 目次
瑞州国境警備隊
United states of Zuish Border Patrol
長官 佐藤慎也
警備保安監 真鍋和之
創設 1924年
国籍
瑞州合衆国連邦
種類 国境警備隊
上級機関 国土安全保障省
別称 UZBP



能力

国境警備隊は、国境沿いの戦略的な場所に設置された電子センサーなど、さまざまな機器や方法を利用して、不法に入国する人や車を検知する。また、ビデオモニターや暗視スコープも不法入国を検知するために使用される。捜査官は、車両、ボート、航空機、徒歩で国境をパトロールする。一部の地域では、国境警備隊は馬、全地形型オートバイ、自転車、スノーモービルを使用している。また無人航空機を用いての空中監視も行う。

国境警備隊員の主な活動は「境界監視活動」(Borderline Watching Action)である。境界監視活動は、隠密な位置からの監視を維持し、手がかりを追い、電子センサー、航空機の目撃情報などに対応し、足跡やその他の物的証拠を解釈して追跡することにより、陸地の国境またはその付近でのテロリスト、不法入国者の検知、防止、逮捕を行う。主な活動には、交通点検、輸送検査、都市パトロール、情報収集、密輸防止活動などがある。

交通点検は、国境から離れた主要な高速道路で行われ、国境での摘発を逃れて国内にさらに移動しようとする不法な外国人を検出・逮捕したり、不法な麻薬を検出したりするために行われる。

輸送検査は、バス、民間航空機、旅客・貨物列車、船舶を含む、国内行きの輸送手段の検査である。

海上パトロールは瑞州沿岸保安庁が所掌している。

管区・部隊

  • 第1北部外殻警備群(Northern Outline Guard Group No.1、NOGG-1)
    第1警備区(梨甲州、那橡州)を担当。
  • 第2北部外殻警備群(Northern Outline Guard Group No.2、NOGG-2)
    第2警備区(埼武江州、淡葉州)を担当。
  • 第3北部外殻警備群(Northern Outline Guard Group No.3、NOGG-3)
    第3警備区(山防州)を担当。
  • 第4北部外殻警備群(Northern Outline Guard Group No.4、NOGG-4)
    第4警備区(嶺狭州、川加州)を担当。
  • 第5北部外殻警備群(Northern Outline Guard Group No.5、NOGG-5)
    第5警備区(波島州、三勢州)を担当。
  • 第6南部外殻警備群(Southern Outline Guard Group No.6、SOGG-6)
    第6警備区(吉備作州)を担当。
  • 第7南部外殻警備群(Southern Outline Guard Group No.7、SOGG-7)
    第7警備区(穴門州、児隅州)を担当。
  • 第8武装強襲警備群(Armored Assult and Guard Group No.8、AAGG-8)
  • 第9武装強襲警備群(Mechanized Assult and Guard Group No.9、MAGG-9)

第8武装強襲警備群

第8武装強襲警備群(だい8ぶそうきょうしゅうけいびぐん、英:Armored Assult and Guard Group No.8、略称:AAGG-8)は、国境警備隊の有する対テロ・対重大犯罪部隊である。単にAAGG、またはアーグとも。AAGG-8は全国レベルの対テロ部隊であり、各州警や連邦警察の、地域レベルの対銃器部隊や対NBCテロ部隊と協力している。

部隊の標語は「Pro Iustitia(正義のために)」。

この種の部隊が警察組織内に設置されなかったのは、各州警や連邦警察等にこのような類いの部隊の創設を認めてしまうと、国内に35個 [*1] またはそれ以上の部隊が創設されることになってしまい、過剰戦力となって予算を圧迫してしまうことや、重大犯罪対処以外にも起用されることで軍隊に類似した過度の攻撃性を発揮してしまうこと(警察の軍隊化)を恐れたためである。創設前には政府関係者や警察・国境警備隊上層部の間では様々な議論が交わされており、中でも警察関係者は国境警備隊での新設に難色を示していたものの、当時の法務大臣はこれに賛成しており、法務大臣の鶴の一声で対テロ部隊の創設が決定した。部隊は管区別の外殻警備群に次ぐ、第8の警備群として1980年に設立され、現在も実働体制にある。

▲AAGG-8の部隊章。 ▲ルームエントリー直前の第1強襲制圧中隊隊員 [*2] ▲車両 [*3] を盾に射撃を行う第1強襲制圧中隊隊員 [*4]

組織編制

  • 司令本部
  • 第1強襲制圧中隊
    人質救出作戦を主任務とする部隊。
  • 第2水上機動中隊
    戦闘潜水や潜水艇・小型舟艇などを用いた海洋対テロ作戦能力を備える部隊。
  • 第3空中機動中隊
    高高度降下低高度開傘(HALO)や高高度降下高高度開傘(HAHO)を用いた空中機動作戦や挺進行動能力を備える部隊。
  • 第4選抜射手中隊
    以上3個中隊にも狙撃班は存在するが、更に能力の秀でた狙撃手を各中隊から集めた精鋭狙撃部隊。また他中隊の掩護や状況監視も行うことがある。
  • 第5技術支援中隊
    証拠収集と逮捕を主任務とする部隊。交渉や逆探知などもここで行われる。

装備

瑞州の他の多くの法執行機関とは異なり、国境警備隊は1万台以上のSUVやピックアップトラック、瑞州軍と共通の装甲車を運用し、これらの車両はどんな地形でも移動できることで知られている。これらの車両には、個別の回転灯やライトバー、サイレン、バンパーの取り外し、オフロード用のサスペンションとタイヤ、中央制御室との通信に用いる無線セットが装備されている。また緊急用の救急箱などが装備されていることもある。

国境警備隊は、全地形対応車、オートバイ、スノーモービル、河川で使用する小型ボートなども運用している。

国境警備隊の車両には、ドアに斜めに入った広い緑のストライプが塗装されている。またほとんどの国境警備隊の車両は、白一色で塗装されている。

車両

高機動警戒車(ZM05A UZBP)

瑞州国境警備隊所属のZM05A RCV。
瑞州国境警備隊は、国防陸軍の採用している05式軽装甲機動車(ZM05)を高機動警戒車として採用している。国境警備隊に納入されているものはプロトタイプかつ第一世代のZM05である甲仕様(A型)であり、ホイールベースは軍仕様のものより少し小さい2.845mである他、衝撃吸収構造を持った兵員用座席、V字型車体といった軍用の乗員保護装備は搭載していない。
また機関銃手用のハッチは閉鎖され、発煙弾発射機も搭載しない。その代わりとして上部にパトロールランプがついている他、車体も国境警備隊規定色に塗装されており、国境警備隊の任務に最適化されている。機動力や抗堪性が高いため、砂漠地帯や森林地帯での警備活動に重宝されている。
概要
用途 偵察/巡察/警戒
分類 歩兵機動車
開発 六菱重工業
運用開始 2005年
運用状況 現役
性能諸元
全長 5.04m
全幅 2.54m
全高 2.31m
乗車定員 3~8名

武装

94式5.56mm騎兵銃

ZM94Bを構えるAAGG-8隊員。 [*5]
主力小銃として、国境警備隊は94式5.56mm騎兵銃(ZM94 Carbine)を使用している。本銃は1980年代に瑞州合衆国連邦で開発された、5.56×45mm弾を使用するガス作動式・マガジン装填式のカービン銃であり、瑞州国防軍でも広く使用されている。
国境警備隊内では、主に対テロ特殊部隊である第8武装強襲警備群(AAGG-8)に優先的に配備されているが、その他の警備区管轄の7個外殻警備群にも、制圧用にそれぞれ少数ずつが配備されている。
概要
分類 カービン
開発 古藤銃器
運用開始 1994年
運用状況 現役
性能諸元
全長 838mm [*6]
口径 5.56mm
使用弾薬 5.56x45mm
要員数 1名
有効射程 500m
最終更新:2025年01月13日 19:53

*1 瑞州の州の総数。

*2 背景にはHazuki0085氏作成の病院を使用。

*3 この車両は陸軍から借り受けたZM05である。

*4 背景にはHazuki0085氏作成の病院を使用。

*5 背景にはHazuki0085氏作成の病院を使用。

*6 銃床最大展開時の全長。