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執行機(Law-enforcement System:LS)は、旧瑞州連合(OLZU)指揮下の連邦軍や、新瑞州連邦において航宙警備隊などが運用する機動兵器の一群。
+ | 目次 |
20メートル以上の体長を持ち、通常の攻撃ではノックバック(受け流し)によりダメージが入らないMOB(Malignant Orbital Being、悪性軌道起源種)に対し、斬撃、もしくは拡大兵器の一撃で葬り去るために、E.F.141年にズィシック社が開発した「LS-41 アームストロング」を起点として生み出された。
以上は表向きの説明であり、実際にはMOBによる侵攻で犯罪組織の跋扈や傭兵の増加など、国内治安の悪化した瑞州地域における、旧式兵器をすべて凌駕、圧倒する新型兵器が求められた結果として構想されたものである。特に名称「執行機(Law-enforcement System)」にその運用思想が顕著に表れている。しかし結局、全てを凌駕する新型兵器を治安維持に使うより、MOBを一掃するのに使った方が効率がよいという判断により、対MOB戦に投入された。
基本的に、支援型がMOBの注意を引いている間にかたっぱしから戦闘型がMOBを撃破するというターミナル段階における迎撃戦法が取られる。また衛星軌道からばらまかれたMOBを空中(ミッドコース)で撃破し、陸地への落着数を漸減する、空挺邀撃作戦も実施されている。
後絶滅危惧暦の時代では、絶滅危惧暦時代に開発された執行機の再生産機・最先端技術適用型も運用されており、特にこれらは「リファイン・シリーズ」と呼ばれることが多い。
LSの稼働には、レッドストーン粒子技術を利用したジェネレータによって生み出されたエネルギーが使用される。このジェネレータもしくはそれによって生み出されたエネルギー全体をRSP2(Red Stone Particle Power)と呼ぶ。
RSP2技術の導入により、ビーム兵装などを外部からの動力補助なしに、武装とジェネレータを直結させて使用することが可能となった。また使用後しばらくの冷却・エネルギー蓄積時間が要求されるものの、瞬間的な超加速のために極大なエネルギーをブースターに回すことも可能。
ジェネレータは実際のエネルギー供給をつかさどる「レッドストーン・コア」と、余剰エネルギーを蓄積するコンデンサとが一体化した構造をしており、エネルギーや燃料を外部から補充する必要は基本的にない。レッドストーン・コアは増幅器などから構成されるが、ここを破壊されると基本的にどんなLSも行動不能となる。
技術系の発展に伴い「第〇世代」という区分が導入されているが、これは主にオペレーティングシステムの性能(射撃管制における同時ターゲティング能力など)、操縦者への追従精度・速度、単機で可能とする動作の数などから決定される。特に第3世代機は、単独での大気圏離脱・再突入能力を持つことでそのように分類され、これまで宇宙戦用(掃宙型)と大気圏内用(戦闘型、陸上支援型など)で分割されていた機型を統合したことで特徴的である。
世代以外にも、運用可能な領域・用途によってもLSの分類は可能である。
絶滅危惧暦中はこの分類が主流であった。愛称は、著名な瑞州人、あるいは世界の発展に貢献した人物、開発計画の顧問や計画主任の名前に敬意を表し、その名前が使用される。
例
X | E | L | S | - | 6 | 2 | A | [EW] |
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) |
現状接頭記号 | 運用環境記号 | 専任種別記号 |
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D - ダミー/ドローン | E - 汎用・全領域(Entire Area) | AA - 対空戦特化型/空中迎撃型(Anti-Air Target) |
M - メンテナンス | G - 地上専用(Ground) | AS - 強襲型(Assult) |
X - 試験/試作 | M - 水中専用(Marine) | CE - 工兵型/前線作業型(Combat Engineer) |
Z - 計画 | CN - 砲撃戦特化型(Cannon) | |
EW - 電子戦型/早期警戒型(Electric Warfare) | ||
FA - 装甲強化型(Full Armored) | ||
SR - 戦略偵察型(Strategic Reconnaissance) | ||
TP - 戦術哨戒型(Strategic Patrol) | ||
TX - 教育訓練型(Train) |
専任種別記号
分類
量産機の制式名称に付与される文字は「Z」1文字、その後に量産承認年次(AEF下三桁)が続く。「Z」は「Zuish Neutralize Systems」を意味する。
例えばZ002A(リーボーグ)の型式は、
実験機や試作機の名称に付与される文字は2文字、その後に建造年次(AEF下二桁)が続く。文字符号のうち、先頭字「X」は実験機、概念実証機、戦術開拓機、(ワンオフの)試作機などの性格の機体に、先頭字「Y」は量産検討機、量産試作機、初期低率生産機などの性格の機体に付与される。
機体のどこかに改修が加えられた、などの理由で、元の機体と区別する必要が生じた場合は、型式の末尾に1から始まる数字が付与される。
Z002A(強襲型のリーボーグ)の場合、1型仕様が基本仕様であり、バックパックのメインスラスターなどが強化された高機動仕様である2型仕様が別で存在するため、これらはZ002A1、Z002A2と区別される。またZ002D(迎撃型のリーボーグ)でも同様の改造を施した高機動仕様などが建造された場合は、共通の符号が用いられ、Z002D2などのサブタイプが生まれることになる。
LS-41 アームストロング ZUISHIC LS-41 "ARMSTRONG" |
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ズィシック LS-41 アームストロングは、ズィシック社が開発した第1世代執行機(LS)。EF141年に開発された、最初のLSである。これらLSの投入により、人類は一時期優勢となった。 LSの端緒となった機種だが、逆さまのバケツ状の頭部や無駄に厚い装甲、LS用の巨大太刀の製造が間に合わなかったため武装が短刀しかなく近接戦闘を余儀なくされる、などの改善点を残した。後続のLSが配備されるにつれ一線を退き、大半が民間用途に転用・放出された。現役に残った機体も習熟訓練機などに回されている。 頭部状況監視装置にはレーザー観測装置(モノアイセンサー)を採用。 |
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派生型・仕様一覧 | ブロック一覧 | ||||
・試作戦術歩機 LS-41の技術的な直系先祖に当たる、概念実証機。関節系や姿勢制御系の未成熟によりいびつな手や四本脚が目立つが、主に上半身は現在のLS-41に通じている。後にオールド・アームストロングの意から、オールダームの愛称を与えられた。 ・XLS-41 試製アームストロング オールダームから発展し建造された試作機。 ・GLS-41 アームストロング 最初に量産された、制式型の陸戦仕様。砲撃戦仕様(CN)、対空戦仕様(AA)、装甲強化仕様(FA)が専任仕様として派生した。 ・GLS-41[CN] アームストロング・キャノン 両肩部大口径砲の搭載により陸上砲撃戦に特化した仕様。対MOB戦で活躍し、この後「キャノン系列」として、砲撃戦仕様の派生型が後続機にも引き続く流れを作った。 ・GLS-41[AA] アームストロング・キャノン改 CN仕様をさらに改装、左肩に対空レーダーを搭載し防空機としたもの。 ・GLS-41[FA] アームストロング・フルアーマード 外付け装甲を積載し、耐久力を極限まで向上させた仕様。 ・XELS-41 アームストロング宙間戦試作型 宇宙空間での機動用にアポジモーターなどを増設しているものの、運動性は劣悪で評価試験用に留まり、少数の自衛戦闘の他は実戦投入はされなかった。 ・ELS-41[TX] 宙間機動用アームストロング 宇宙空間での戦闘を見据え、要員訓練用に使用された仕様。教育訓練コンピューターを搭載している。 ・ELS-41[SR] アームストロング高高度偵察型 宙間戦試作型から改造された戦略偵察機仕様。偵察用カメラなどを内蔵またはポッド式で外装している。 ・XMLS-41 アームストロング水中戦試作型 水中用に最適化された機体で、主武装は魚雷。アポジモーターはウォータージェットに換装されている。プロペラントタンクと巡行用推進プロペラを合わせた動力ユニットをバックパックに増設している。 ・MLS-41[TX] 水中機動用アームストロング 要員教育用として少数が量産。量産にあたって強化された通信システムを備え、アクティブ/パッシブソナーシステムも搭載しており、いくつかの実戦例が報告されている。 |
・Aブロック 制式名称末尾に「A」が付く機体群。最初期のブロックで、エンジン出力が低い。 |
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概要 | |||||
分類 | 執行機 | ||||
開発 | ズィシック | ||||
運用開始 | E.F.141年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | m | ||||
OS | ズィシック HMB-1.0~1.5 | ||||
要員数 | 1名 |
LS-47 ホーキング
Hitachi Matou LS-47 HAWKING |
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常陸 LS-47 ホーキングは、常陸工業が開発した第1世代LS。宇宙空間専用の機体として開発された高コスト機であり、少数部隊にのみ配備された。 頭部状況監視装置にはステレオ光学観測装置(デュアル・オプティカルセンサー)を採用。 |
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派生型一覧 | |||||
・LS-47 ホーキング |
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概要 | |||||
分類 | 裂敵機 | ||||
開発 | 常陸間藤工業 | ||||
運用開始 | E.F.147年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | m | ||||
OS |
ズィシック HMB-1.3 フォービック パワードブレーンD |
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要員数 | 1名 |
LS-48 ナンブ
Mutsubishi LS-48 NAMBU |
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六菱 LS-48 ナンブは、六菱重工業が開発した第1世代LS。LS-47を補完するため陸上専門の機体として開発された。後に宇宙戦に対応したS型(ナンブ改)も開発されている。近接格闘戦に長けた機体である。 開発者は彩島ツルギ開発主任。頭部状況監視装置には、G型がレーザー観測装置(モノアイセンサー)を、S型がステレオ光学観測装置(デュアル・オプティカルセンサー)を採用。 |
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派生型一覧 | |||||
・LS-48G ナンブ 陸上用の原型機。後にS型が開発されたことにより、区別のためGの符号が付与された。 ・LS-48S ナンブ改 宇宙戦用。この機体が宇宙における格闘戦術の開拓を進めた。 |
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概要 | |||||
分類 | 裂敵機 | ||||
開発 | 六菱重工業 | ||||
運用開始 | E.F.148年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | m | ||||
固有装備 | 六菱電機 48式 | ||||
要員数 | 1名 |
LS-62 シーボーグ Mishima LS-62 "SEABORG" |
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ミシマ LS-62 シーボーグは、ミシマ社が開発した第2世代型LSである 「攻撃を当てられないことで生存する」というコンセプトのもとに設計された異色の機体であり、そのために運動性が良好。本来の用途にとどまらず、連邦陸軍やLSSで幅広く使用された本機は、汎用型のLSの嚆矢として一般的に知られている。 開発者はラルフ・シーボーグ博士。頭部状況監視装置にはステレオ光学観測装置(デュアル・オプティカルセンサー)を採用し、操縦者の網膜に直接周囲の光景を投影する「ジョイント・サイト・システム」を搭載している。これは「高い機動性を持つ機体は、即座に、立体的に、操縦者へ周囲の現況を捉えさせなければその機動性を活かせない」というシーボーグ博士の設計思想によるものであった。一方で射撃照準システムなどを備えたバイザーをセンサーの上に被せているため、外見上はバイザー型の頭部形状をしている。 |
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派生型・仕様一覧 | ブロック一覧 | ||||
〇 XELS-62 試製シーボーグ 陸戦型(GLS-62)、全領域型(ELS-62)が派生した。 〇 ELS-62 シーボーグ / ELS-62系 全領域対応型であり、戦術哨戒仕様(TP)、電子戦仕様(EW)、強襲仕様(AS)、水中型(MLS-62)が派生した。 ・ELS-62[TP] バンドーグ 戦術哨戒仕様。 ・ELS-62[EW] EWACシーボーグ 電子戦仕様。 ・ELS-62[AS] シーボーグ・アサルト 強襲仕様。 〇 GLS-62 シーボーグ / GLS-62系 全領域対応型の試作機(XELS-62)からアポジモーターを減らすなどして陸戦機としたもの、砲撃戦仕様(CN)が派生した。 ・GLS-62[CN] シーボーグ・キャノン 砲撃戦仕様。 〇 MLS-62 シーボーグ・マリナー / MLS-62系 水中型。 ・ZLSA-62 リーボーグ 「リファイン・シーボーグ」。後絶滅危惧暦における再生産機。 |
・Aブロック 制式名称末尾に「A」が付く機体群。 |
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概要 | |||||
分類 | 執行機 | ||||
開発 | ミシマ | ||||
運用開始 | E.F.62年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | 20.3m [(*1)] | ||||
OS | 野代郡上電子 スターゲイザー ver.0.30~ | ||||
要員数 | 1名 | ||||
LS-71 シーボーグII Mishima LS-71 "SEABORG II" |
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ミシマ LS-71 シーボーグIIは、ミシマ社が開発した第2.5世代の汎用型LS。LS-62 シーボーグやエレメント計画の基本コンセプトを受け継いだ汎用・高機動機である。可動域を増やし人型の機動性を最大限に活かす設計がとられた。 開発者は初代シーボーグと同じくラルフ・シーボーグ博士。装備換装システムは増加装甲一式の交換という形で実現しているが、これはエレメント・シーボーグのように機外ハードポイントが複数あると武装の搭載の組み合わせ数が膨大になり合理的な管理ができず、むしろ掃宙・地上・哨戒のそれぞれで使う武装がほとんど決まっているため、「特定の任務に向けた増加装甲とそれに搭載される兵装セット一式」の形で任務ごとに交換した方が合理的であるという判断があったからである。 頭部状況監視装置にはモノアイセンサーを採用しつつ、ピラーの入った照準・測距バイザーを被せている。ピラーの配置上デュアルアイに見える部分があるが、このデザインに特に設計上有利になる点はなく、デュアルアイの採用を望みながらも調達性の問題でモノアイ+バイザーの組み合わせにせざるを得なかった開発者の悪あがきである。 |
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派生型一覧 | ブロック一覧 | ||||
〇 XELS-71 試製シーボーグII 陸戦型(GLS-62)、全領域型(ELS-62)が派生した。 〇 ELS-71 シーボーグII / ELS-71系統 全領域対応型であり、戦略偵察仕様(SR)、電子戦仕様(EW)、強襲仕様(AS)、水中型(MLS-62)が派生した。 ・ELS-71[SR] シーボーグII戦略偵察型 戦略偵察仕様。 ・ELS-71[EW] EWACシーボーグII 電子戦仕様。 ・ELS-71[AS] シーボーグII・アサルト 強襲仕様。 〇 GLS-71 陸戦型シーボーグII / GLS-71系統 全領域対応型の試作機(XELS-712)からアポジモーターを減らすなどして陸戦機としたもの。 ・GLS-71-GX ガンナーシーボーグII 陸戦型シーボーグIIに高精度センサーを搭載し、手持ち火器の長距離射撃を得意とした現地改修型。制式化はされておらず、型式番号も仮のもの。 ・EGLS-71C-GX ガンナーシーボーグ改 第501特別試験中隊の陸戦型シーボーグIIまたはガンナーシーボーグII(C型)に高精度センサーや宇宙用装備を追加したもの。上層部に派生型として正式に承認はされたが、制式化はされていない。 |
・Aブロック 制式名称末尾に「A」が付く初期の機体群。OSのバージョンは1.35。 ・Bブロック 制式名称末尾に「B」が付く機体群。中核電子機器、コックピット、機体フレームが変更・強化された。OSのバージョンは1.37。 ・Cブロック 制式名称末尾に「C」が付く機体群。レーダー、前方監視赤外線装置・目標指示システムの強化、強化型エンジンへの換装、コックピット改装など変更点は多岐にわたる。OSのバージョンは1.41。 |
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概要 | |||||
分類 | 執行機 | ||||
開発 | ミシマ | ||||
運用開始 | E.F.71年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | 19.6m | ||||
OS | 野代郡上電子 スターゲイザー ver.1.35~ | ||||
要員数 | 1名 [(*2)] | ||||
XLS-78 EDA XLS-78 |
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XLS-78は、第3世代機と同等の性能を目指しLS-71を改装した試作型LSである。頭部形状が原型機より大幅に変化しており、また試作機ごとでも異なる。 一度は量産が決定していたものの、179年戦線の勃発で新型機の導入より既存機の追加投入が重要と判断され、量産計画は立ち消えとなってしまった。しかしOLZU議員・笠原タダヨシは宙に浮いた初期ロットの試作機群に目を付け、かねてから軍の研究所で開発していた新型のオペレーティング・システムを搭載した試験機として転用した。捕獲して研究されていたMOBの脳を生体ユニットとして組み込んだこのオペレーティング・システムは、しかしそのMOBの持つ"起源"と対になる起源をもつ人間にしか制御できず、適性を持つ搭乗者は限られてしまった(ただし、試作3号機はシステムの構造が異なっている)。 試作1号機「エルピス」(XLS-78-01[WS] ELPIS)は、通常種のウィザースケルトンの脳を3つ組み込んだ「ウィザーシステム」を搭載する、強襲型。ウィザースケルトンの起源は「地獄」であり、ギリシャ語の機体愛称通り「希望」の起源をもつ人間でないと制御できない。 試作2号機「プレクス」(XLS-78-02[ES] PLEX)は、大型種のエンダードラゴンの脳を組み込んだ「エンダーシステム」を搭載し、近距離戦闘に長ける。エンダードラゴンの起源は「虚無」であり、ラテン語の機体愛称通り「祈り」の起源をもつ人間でないと制御できない。 試作3号機「ウンダー」(XLS-78-03[SS] WONDER)は、スカルクシュリーカーをコアとして用いる「スカルクシステム」を搭載する。ソーナーを搭載し水中戦に主眼を置いている。機体愛称は中英語で「奇跡」。 |
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概要 | |||||
分類 | 執行機(試作) | ||||
開発 | 東部開発工廠 | ||||
運用開始 | E.F.78年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | m | ||||
OS | 東部開発工廠 各種システム | ||||
要員数 | 1名 |
LS-64 グロティウス
Forvic LS-64 GROTIUS |
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![]() LS-64S グロティウス・ジーラック |
フォービック LS-64 グロティウスは、フォービック社が開発した第2世代の射撃戦型LS。掃宙用のS型、地上戦用のG型の2系統が量産された。LS-62FXに代わり正式採用を勝ち取ったのはこの機体である。 バックパックの交換により多種多様な状況に対応することが可能な汎用機体でもあり、宇宙州同盟においては射撃用LSとして、主にOZM155 240mmスナイパーライフルやOZM160 90mmアサルトライフルを搭載したジーラック装備が重宝された他、連邦軍ではボルボレッタ・バックパックの搭載によって戦闘偵察機としても活躍した。頭部状況監視装置にはレーダーアレイや光学観測装置、照準装置が一体となった複合バイザーを採用している。 |
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派生型一覧 | バックパック | ||||
・LS-64S グロティウス 掃宙用。 ・LS-64G グロティウス 地上戦用。S型と比べると、アポジモーターが数個オミットされている。 ・LS-64G[S] グロティウス・スナイパーカスタム 地上戦用のG型を精密長距離狙撃仕様に改造したもの。地表で弾道が直進しない陽電子砲を地上で運用するため、専用の射撃補正装置が頭部に組み込まれている。グロティウスG型狙撃仕様、もしくは「G2スナイパー」という俗称がある。 ・LS-64S[P]/G[P] グレウォール・ボルボレッタ CACBを搭載したグロティウスの俗称。哨戒用LSが出撃しずらいエリアに出撃する戦闘偵察型。 ・LS-64S[FA]/G[FA] ジーラック・フルアームド CIABを搭載し、かつ最大限に武装を搭載したグロティウスの俗称。 |
・長距離飛行用背部増加設備 エアリアル(AERIAL) Long-Range Flying Backpack(LRFB)。本体の飛行能力を上昇させる追加装備であり、これを搭載することで、外部移送手段に頼らない長距離の自力展開が可能。G型用に開発された。これを搭載した機体は、「グロティウス・エアリアル」と呼ばれることもある。 ・近接強襲用背部増加設備 ジーラック(G-RACK) Close-in Assult Backpack(CIAB)。各種の兵装を背部マウントに取り付けることが可能であり、状況に応じて使い分けたり、弾切れ後の素早い交換を可能とする。名前の由来は「ガンラック(Gun Rack)」から。これを搭載した機体は、「グロティウス・ジーラック」と呼ばれることもある。 ・要人警護用背部増加設備 プロテクター(PROTECTER) Important Person Guarding Backpack(IPGB)。 ・放熱・通信用背部増加設備 ボルボレッタ(BORBOLETA) Cooling and Connecting Backpack(CACB)。背部放熱フィンと送受信用アンテナを組み込んだフィンを混載し、冷却効率や通信機能を大幅に向上する装備。主に戦闘偵察用に使用する。ボルボレッタは、イベリア語で「蝶」の意であり、6枚のフィンを装備した姿が蝶の羽のようであるから名付けられた。 |
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概要 | |||||
分類 | 裂敵機 | ||||
開発 | フォービック | ||||
運用開始 | E.F.164年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | 20.3m | ||||
固有装備 | |||||
要員数 | 1名 |
LS-65 ヴェルヌ
Zuishic LS-65 VERNE |
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ズィシック LS-65 ヴェルヌは、ズィシック社が開発した第2世代の格闘戦型LS。地上戦用のG型、空挺邀撃型のD型、掃宙用のS型の2系統が量産された。 頭部状況監視装置にはレーザー観測装置(モノアイセンサー)を採用。 |
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派生型一覧 | |||||
・LS-65G ヴェルヌ 地上戦用。 ・LS-65D ヴェルヌ 空挺邀撃用。 ・LS-65S ヴェルヌ 掃宙用。 |
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概要 | |||||
分類 | 裂敵機 | ||||
開発 | ズィシック | ||||
運用開始 | E.F.165年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | m | ||||
固有装備 | |||||
要員数 | 1名 |
LS-75 シュタイン
Hitachi Matou LS-75 STEIN |
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常陸間藤 LS-75 シュタインは、第3世代の戦闘型LS。単機による大気圏離脱・再突入能力を持ち、第3世代機を定義づけた。戦闘用のF型、哨戒用のP型の2系統が量産された。 シ基本型であるF型では、技術の未成熟により再突入時の熱にはバイザー型、モノアイ型ともに耐えられないため、戦闘型ながらも頭部状況監視装置にはそれまで支援型で採用されることの多かったステレオ光学観測装置を採用している。一方哨戒型では測距性能を優先するため複合バイザーを搭載することになったが、この時は再突入時に起動するアイカバーを搭載することで耐熱性を確保した。 |
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派生型一覧 | |||||
・LS-75F シュタイン 戦闘用。 ・LS-75F[B] ストライクシュタイン 背部に多連装ロケット砲を装備した強襲制圧型。符号BはBomberの意。 ・LS-75P シュタイン 哨戒用。 |
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概要 | |||||
分類 | 裂敵機 | ||||
開発 | 常陸間藤工業 | ||||
運用開始 | E.F.175年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | m | ||||
固有装備 | |||||
要員数 | 1名 |
LS-79 ラザフォード
Forvic LS-79 RUTHERFORD |
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フォービック LS-79 ラザフォードは、第3.5世代の、最新鋭の支援型LS。技術実証機の性格が強く、哨戒・電子戦用のE型の1系統のみが少数量産され、宇宙州同盟のLS隊に配備された。 武装も装備しているが、レールガンを用いた空間狙撃にほとんど特化している。頭部状況監視装置にはステレオ光学観測装置を搭載しつつ、冷却・測距・射撃補正用の開閉可能な狙撃用バイザーを採用している。 |
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派生型一覧 | |||||
・LS-79E ラザフォード 戦闘用。 |
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概要 | |||||
分類 | 裂敵機 | ||||
開発 | 常陸間藤工業 | ||||
運用開始 | E.F.175年 | ||||
性能諸元 | |||||
頭頂高 | 20.5m | ||||
固有装備 | |||||
要員数 | 1名 |
Z002 リーボーグ
Mishima Z002 REABORG |
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ミシマ Z002 リーボーグは、ミシマ社が開発した第2世代執行機であるNS-62 シーボーグを改設計・再生産した機動戦闘機である。ペットネームの「リーボーグ」は、「リファイン・シーボーグ(Refine SEABORG)」の意。 |
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派生型一覧 | 仕様一覧 | ||||
・Z002A リーボーグ 基本となる強襲型。Z002A1、2、4、4NE型仕様が存在。 ・Z002D リーボーグ・スナイパー 迎撃型。Z002D1、2、4、4NEが存在。 ・Z002R リーコン・リーボーグ 偵察型。Z002R3が存在。 |
・1型仕様 基本仕様。 ・2型仕様 バックパックのメインスラスターなどが強化された高機動仕様。 ・2J型仕様 2型仕様をベースに、木星圏などの高重力環境下で運用可能にした仕様。 ・3型仕様 偵察装置などを組み込んだ仕様であり、この仕様で建造された機体は基本的に他の仕様に換装不可能。 ・4型仕様 電子装置のアップグレードや機体耐用年数の延長を行っている。AEF08年以降に新造された機体はこれに相当。 ・4NE型仕様 既存機に4型仕様の新造機と同等の改装を施した機体。NEは「Nearly Equal」の意味。 |
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概要 | |||||
分類 | 制圧機 | ||||
開発 | ミシマ | ||||
運用開始 | A.E.F.02年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | 20.3m [(*3)] | ||||
OS | 野代郡上電子 スターゲイザー ver.5.30~ | ||||
要員数 | 1名 |
Z015 シュナイダー
Forvic Z015 SCHWEITZER |
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フォービック Z015 シュヴァイツァーは、フォービック社が開発した制宙制圧機。 新時代の高性能標準機となるべく設計された高級量産機である。航宙警備隊では前世紀から引き継がれた安価な量産機であるリーボーグ系統とペアを組み、ハイローミックス運用の「ハイ」を担当した。旧世紀に用いられた裂敵機と異なり、AEFになってから新造された本機種やOSは、対MOB戦にとどまらず、対人型機動兵器戦も考慮に入れられて設計されている。 瑞州軍の勝利の象徴、「プレクス・タイプ」を継承する機体として、別企業の開発でありながらも、頭部形状はミシマ社が得意としたステレオ光学観測装置やV字アンテナ、インテークの配置を模している。これはOSSF内における旧連邦軍派閥の要求によるもので、現場部隊の士気高揚に一役買っている。しかしプレクス・タイプの安易な量産に難色を示した層も一定数いたのもまた事実である。 |
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派生型一覧 | 仕様一覧 | ||||
・XS13 プロト・シュヴァイツァー 試作実験型。検証事項ごとにアルファ~イプシロンまでの様々な仕様が建造された。 ・Z015S シュヴァイツァー 基本となる制圧型。Z015S1、2型が存在。 ・Z015D シュヴァイツァー 迎撃型。専用の射撃補正装置を搭載するため、頭部形状が変わっている。Z015D1、2型が存在。 |
・1型仕様 基本仕様。 ・2型仕様 側面部にソーラーパドルを装備し、エネルギー供給力を向上させた仕様。ビーム兵器の複数装備が可能になる。 ・ライトウェイト・カスタム バックパックのビームキャノンを取り外した姿。 |
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概要 | |||||
分類 | 制圧機 | ||||
開発 | フォービック | ||||
運用開始 | A.E.F.15年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | |||||
OS | ニュー・システム XP | ||||
要員数 | 1名 |
24式特車 ギュンダーローデ OZM24 "GÜNDERRODE" |
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24式特車 ギュンダーローデは、六菱重工業が開発した特殊兵器。戦車の系譜上に開発されたが、後世では裂敵機の基礎となった機体として位置づけられる。機体前部に搭載されているサブクローラーを展開し、低姿勢を取ることで強大な突破機動力を得ることができる、突撃砲形態を併せ持つ。また突撃砲形態時の低姿勢により、被弾率の低下が見込め、高速を生かした高い越壕能力を持つ。 開発はギュンダーローデ主任技師らの六菱対MOB兵器設計チームによるもので、試験時に襲来した大型種のMOBを試作車と引き換えに倒した功績を挙げたことで、追悼の意味も込めてその名が与えられた。 EF24年に開発され、改修と強化を加えながら使い続けられた傑作機だが、倒しても倒しても湧いてくるMOBの物量には成すすべもなく、さらにその大群を突破した上で超大型種と渡り合うには分が悪すぎ、結果LSの開発に至る。 |
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派生型一覧 | |||||
・OZM24A 原型機。 ・OZM24B RSP2技術を導入した改良型。出力の増加により機動力が向上した。 ・OZM24B1 機体各部にスラスターを追加し、短時間のジャンプまで可能となるなど、LSの運動性に近づいた。 |
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概要 | |||||
分類 | 裂敵機 | ||||
開発 | 六菱重工業 | ||||
運用開始 | E.F.24年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | m | ||||
OS | 六菱電機 48式 | ||||
要員数 | 3名 |
XA04 メッケル
HITACHI XA-04 MECKEL |
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常陸 XA04 メッケルは、常陸工業社が開発した強襲制圧機。もとは民生用の土木作業機動機であったが、軍事転用されたものを航宙警備隊が鹵獲し、試験機ナンバーが振られた。 航宙警備隊では正式採用に至っていないが、各企業に所属する傭兵たちからは、カスタム前提の機体フレームとしてXA06 マイトナーとともに幅広く受け入れられた。 |
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派生型一覧 | カスタム一覧 | ||||
・XA04 メッケル 試作実験型。検証事項ごとにアルファ~イプシロンまでの様々な仕様が建造された。 |
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概要 | |||||
分類 | 制圧機 | ||||
開発 | 常陸工業 | ||||
運用開始 | A.E.F.04年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | |||||
OS | (各種) | ||||
要員数 | 1名 |
XA06 マイトナー
INTEGRAL XA06 MEITNER |
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インテグラル XA06 マイトナーは、インテグラル社が開発した強襲制圧機。 ペリシエール博士による、戦域におけるNS投入数の多さが勝利に直結するという独自の理論に基づいて設計された、生産性や操縦性を極力簡素化した量産検討機である。航宙警備隊やヘリオスフィア社警備部に売り込みが行われたものの、これらの組織からは興味を示されず、概念実証機としてのナンバーが振られたのみにとどまった。一方各企業に所属する傭兵たちからは、カスタム前提の機体フレームとしてXA04 メッケルとともに幅広く受け入れられた。 |
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派生型一覧 | カスタム一覧 | ||||
・XA06 マイトナー 試作実験型。 |
・シームルグ/Simurgh 傭兵「ジャベリン」(PNSAナンバー:RM148)が使用する機体。 |
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概要 | |||||
分類 | 制圧機 | ||||
開発 | インテグラル | ||||
運用開始 | A.E.F.06年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | |||||
OS | (各種) | ||||
要員数 | 1名 |
Eフレーム EDA E Frame |
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![]() 航宙警備隊のZ000S2。 |
Eフレームは、東部開発工廠が開発した惑星探査用汎用無人機である。「コア」と呼ばれるパーツに複数の他パーツを組み合わせることで探査目的地に適合した駆動方法などを採用可能。特にバックパックパーツは巨大な躯体にRSP2動力炉を複数搭載し、膨大な推力による高速移動などを実現している。 この拡張性に目を付けた軍や企業等によって、各種の軍事転用型が運用されている。大まかな傾向としてそれらは有人化され、図体に見合わない機動性を持ちながら、通常LSの戦力を上回る拠点防衛兵器として運用されることが多い。これは無人機の暴走リスク低減とパイロットの耐G性能がQ型フレームの推力によってかかるGに及ばないことに依る。しかし一部では機動性を活かした長距離侵攻兵器としての運用も見られる。 |
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特徴的なパーツ一覧 | |||||
頭部 ・EH13 量産性に優れた汎用頭部パーツ。ただし耐物理攻撃性能や探知距離の短さに不安が残る。通常LS用にスケールダウンしたEHS13も開発されている。 |
コア拡張 ・EE05R 600mmレールガンを搭載する。右舷用のみで左舷用は存在しないが、これはレールガン2個ではRS2P動力炉でも賄えない電力を消費するため。 ・EE24L/R 80mm機関砲、および弾倉を搭載する。 |
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腕部 ・EA01 |
下半身 ・EW01 四脚の脚部パーツ。岩石惑星内探査用に設計されたが、基本性能の優秀さから軍事転用例も多い。 ・EW21 脚部を配し腰部にブースターを搭載したパーツ。圧倒的な推力と対空性能を持つ。 |
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バックパック ・EB01 RSP2動力炉を複数搭載し、単独での重力圏脱出を目指した高出力バックパック。探査機としても軍用機としても破格の性能を持つ。 |
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派生型一覧 | |||||
・Z000S1 マイグサ 航宙警備隊の拠点防衛兵器。有人機(複座)。主に軌道上や空中における敵性機体の排除を担当し、脚部はブースター化されている。 ・Z000S2 マイグサ 航宙警備隊の拠点防衛兵器。有人機(複座)。四脚の脚部を採用し、主に陸上における敵性機体の排除を担当する。 ・Z000D マイグサ 航宙警備隊の拠点防衛兵器。無人機。小惑星帯に配備され対MEB迎撃システムを構成する自走対空砲型である。履帯脚部を採用している。 ・Z000B マイグサ・キャノン 航宙警備隊の砲爆撃型拠点防衛兵器。有人機(単座)。 ・"インテグラル" インテグラル社の拠点防衛兵器。本社防衛部隊が運用している。有人機(複座)。 ・"レヴィアタン"/Leviathan 学園大戦時にツルオカ海洋教育学校が導入した長距離侵攻兵器。Eフレームをベースに耐水処置を施し、水陸両用化した。有人機(単座)。 |
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概要 | |||||
分類 | 探査機 | ||||
開発 | 東部開発工廠 | ||||
運用開始 | A.E.F.-37年 | ||||
性能諸元 | |||||
全高 | m | ||||
OS | |||||
要員数 |