瑞州国防陸軍

瑞州国防陸軍(ずいしゅうこくぼうりくぐん、Zuish Ground Defence Force、略称:ZGDF)は、瑞州合衆国連邦の陸軍である。他の名称として、瑞陸軍(Zuish Army)、連邦陸軍などがある。

+ 目次
瑞州国防陸軍
Zuish Ground Defence Force
軍旗
創設 1946年
国籍
瑞州合衆国連邦
軍種 陸軍
上級機関 国防省
別称 ZGDF、ZDF/AR
所在地 瑞京府八幡駐屯地
陸上幕僚長 上坂哲



歴史


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瑞州陸軍(旧陸軍)

瑞州陸軍は消滅した古海幕府がコントロールし、消滅後に南瑞州共和連合として独立せず、瑞州合衆国連邦側に残った旧幕府軍や北西諸邦の軍を起源としている。これらは瑞州合衆国連邦の国軍として統合され、1777年に瑞州合衆国軍を編成完了した。 合衆国軍は合衆国連邦の統一された命令系統を持ち、東西戦争の全期間を通じて大統領でもあった星名武広が兼任でその総司令官を務めた。

合衆国軍の行動ははじめ武器、食料の不足などで苦戦したが、各州の民兵隊やその管制下に残されていた部隊の支援も得て、東西戦争に勝利し、静駿講和条約によって瑞州合衆国連邦はこの地を支配する正当な国家として正式に独立を認められた。静駿講和条約締結後は幾つかの辺境の前哨基地に小さな地域軍隊が残されたのみで、ほとんどの合衆国軍部隊は解散されたが、1799年6月4日の憲法制定(国軍の保持の義務付け)によって瑞州合衆国連邦陸軍が再結成された。

1922年には、第一○一騎兵師団が編制されているが、これは現在の騎兵第8師団に通じる最古の部隊である。

1930年代後半には実験的な機甲部隊として重騎兵師団が出現する。重騎兵師団の編制は騎兵部隊に範をとったものであった。旧陸軍は1930年代後半から1940年代初頭にかけて大幅な戦力改革を行っており、重騎兵師団も編制完了しばらくしていくつかの騎兵連隊が機械化されるなど、機械化部隊が増強され、その運用に経験が蓄積されるようになった。

航空部隊

瑞州軍航空部隊は、観測気球の装備・運用を目的とし1904年に編成された臨時気球隊を原点とする。これは翌1905年に気球班となり、さらに1907年には気球隊に改編され交通兵旅団隷下となった。

飛行機で編成された実戦部隊としては、1914年に編成された臨時航空隊が瑞州陸海軍初の実戦飛行部隊となる。1915年には臨時でない常設の飛行部隊として、瑞州の航空発祥の地である那古野陸軍飛行場にて実験航空大隊が編成された。

1920年には官庁である陸軍航空部が設立、1925年に陸軍航空本部に昇格し、同時に航空兵科が独立した。陸軍航空部が設立されたと同時に「飛行分科」の制定や「航空連隊」の編成が導入され、1925年には18個航空連隊が置かれていた。航空連隊は年々増加し、最終的には52個まで増加していた。航空連隊は後の1937年に戦隊の単位へと変わり、それぞれの飛行分科に応じた名称に変わった(第xx(飛行分科)戦隊、例として第十八偵察戦隊など)。

1941年に陸軍地上軍と同格の部門として陸軍航空軍が設置され、1942年には陸軍航空本部を統合した。航空軍は陸軍参謀総長の指揮下で陸軍の有する全ての航空戦力を運用し、これにより従来よりも独立性の高い航空作戦を展開することが可能となった。

瑞州内戦

1946年の旧軍解体時、いくつかの師団は師団司令の命令に従って旧軍指導部への恭順の態度を示したが、残りの師団は大統領命令に従って国防軍へ編入した。また、一部の隷下部隊がこれを受け入れずに旧軍へ残留し、旧軍勢力側の駐屯地へ移動した事例も存在する。

以下は戦略階梯における各部隊の動向のリストである。

+ ...
部隊名(旧軍) 指揮官 移動先 備考
第一師団 分裂 第一歩兵旅団は国防陸軍の歩兵第2師団海北駐屯地)に吸収。第二歩兵旅団は国防陸軍の歩兵第4師団古片駐屯地)や歩兵第7師団竹豊駐屯地)に吸収。
第二騎兵師団 古木浩隆准将 国防陸軍 1942年から第二騎兵師団は名前はそのままに、空中挺身を行う部隊(空挺師団)として戦力化が進められていた。1946年に空挺第10師団として、新見駐屯地で再編。
第四師団 斉藤一松准将 国防陸軍 歩兵第6師団として、丹多駐屯地で再編。
第二二地域旅団 国防陸軍 歩兵科。歩兵第4師団(古片駐屯地)や歩兵第7師団(竹豊駐屯地)に吸収。
第二三地域旅団 国防陸軍 砲兵科・要塞兵科。歩兵第4師団(古片駐屯地)や歩兵第7師団(竹豊駐屯地)に吸収。
第二四地域師団 国防陸軍 機甲第9師団として、掬川駐屯地で再編。
第二六地域旅団 国防陸軍 輜重兵科。歩兵第2師団(海北駐屯地)に吸収。
第二八地域旅団 国防陸軍 歩兵科。歩兵第2師団(海北駐屯地)に吸収。
第三一地域旅団 国防陸軍 輜重兵科。歩兵第11師団日之蔭駐屯地)に吸収。
第三二地域旅団 国防陸軍 歩兵科。歩兵第11師団(日之蔭駐屯地)に吸収。
第三三地域旅団 国防陸軍 戦車兵科。歩兵第11師団(日之蔭駐屯地)に吸収。
第五一戦車師団 鹿毛川幕府
第五二戦車師団 清水伸作准将 国防陸軍 機甲第1師団として、由浅駐屯地で再編。
第五三戦車師団 鹿毛川幕府
第一〇一騎兵師団 郡山夏雄准将 国防陸軍 騎兵第8師団として、亜麻駐屯地で再編。
第一〇二近衛師団 小田雅敏大佐 国防陸軍 山岳第3師団として、駿東駐屯地で再編。

国防軍派の部隊は再編制を受け、旧軍勢力とそれを糾合した鹿毛川幕府との武力衝突に備えた。この頃の師団の編成は旧軍の師団編成をほぼ踏襲したもので、以下の通り。

+ 初期編制
  • 歩兵師団構造標準
    • 3個歩兵連隊
      • 3個歩兵大隊
      • 1個対戦車砲中隊
      • 1個火砲中隊
    • 師団砲兵司令部
      • 3個直接支援砲兵大隊
      • 1個全般支援砲兵大隊
    • 1個工兵大隊
    • 1個衛生大隊
    • 1個偵察中隊
    • 1個通信中隊
    • 1個武器整備中隊
    • 1個補給中隊
    • 1個独立戦車大隊
    • 1個独立戦車駆逐大隊
    • 1個独立高射自動火器大隊
  • 騎兵師団構造標準
    • 2個騎兵旅団
      • 2個騎兵連隊
    • 師団砲兵司令部
      • 3個野戦砲兵大隊
    • 1個工兵中隊
    • 1個衛生中隊
    • 1個通信中隊
    • 1個装甲騎兵偵察中隊
    • 1個兵站中隊
  • 機甲師団構造標準
    • 3個機甲旅団
      • 2個機甲大隊
    • 師団砲兵司令部
      • 4個野戦砲兵大隊
    • 1個工兵中隊
    • 1個衛生中隊
    • 1個補給中隊
    • 1個通信中隊
    • 1個偵察中隊
    • 1個通信中隊
    • 1個武器整備中隊
    • 1個軽戦車中隊

戦時情勢のひっ迫に伴い、当時存在した歩兵・騎兵師団は戦時編制への転換を実施した。またこの編制に範をとり、第11師団の後、第12、第13…と師団編成が続くように戦力の増設が計画されていたが、人員不足により編成されたのは独立機甲第15旅団や、第1特殊作戦任務部隊から増強改編された特戦第18旅団などの師団未満の旅団級部隊だけにとどまった。結局内戦期を通じて第12師団以降の師団は創設されることがなかった。

+ 戦時編制
  • 歩兵師団構造標準(甲種師団)
    • 3個歩兵連隊
      • 3個歩兵大隊
      • 1個重迫撃砲小隊
      • 1個戦車小隊
      • 1個後方支援小隊
    • 1個戦車大隊(中戦車)
    • 1個騎兵中隊(軽戦車)
    • 1個砲兵連隊
      • 3個直接支援砲兵大隊
      • 1個全般支援砲兵大隊
      • 1個高射砲大隊
    • 1個工兵大隊(4個工兵中隊)
    • その他後方支援部隊(武器、補給、補充、憲兵、会計、軍楽)
  • 騎兵師団構造標準(乙種師団)
    • 2個騎兵旅団
      • 2個騎兵連隊
    • 師団砲兵司令部
      • 4個野戦砲兵大隊
    • 1個工兵中隊
    • 1個衛生中隊
    • 1個通信中隊
    • 1個装甲騎兵偵察中隊
    • 1個軽戦車中隊
    • 1個兵站中隊

陸上部隊については、1947年に旧陸軍と陸軍省は解体され、新たに国防陸軍が編成され、また陸軍航空軍から改組した瑞州国防空軍が独立した。上部組織には国防省しかなく、「陸軍省」「空軍省」などの軍種ごとに軍政を司る役所は消滅した。

航空部隊については、1946年に、陸軍が国防陸軍に改組されるとともに、陸軍航空軍が独立の軍種たる国防空軍へ改組された。なお、航空軍の戦力は大部分が国防空軍へ移管されたが、少数の観測機等は国防陸軍の元に引き継がれた。現在、国防陸軍の有する航空戦力は陸軍飛行部によって運用されている。

20世紀後半

終戦後、各師団は地方ごとの担当部隊として指定された。1960年代には鹿毛川幕府軍参加者の公職追放が全て解除され、陸軍の拡張を図った上林玲治大統領の意向により軍の人員や師団数が大幅に増加した。また、1957年からはヘリコプターを装備する航空騎兵師団 [*1] も出現し、62年式師団編制として一元的に標準化された。このときの師団構造は以下の通り。

+ 62年式師団編制
  • 歩兵師団構造標準
    • 3個旅団
      • 2~3個歩兵大隊
    • 1個機械化歩兵大隊
    • 1個戦車大隊(主力戦車)
    • 1個機甲偵察大隊(軽戦車+装甲兵員輸送車)
    • 師団砲兵司令部
      • 3個軽砲大隊
      • 1個混成砲兵大隊
      • 1個ロケット砲兵大隊
    • 1個防空砲兵大隊
    • 1個工兵大隊
    • 1個通信大隊
    • 師団支援群
      • 1個衛生大隊
      • 1個補給支援大隊
      • 1個整備大隊
    • 1個憲兵中隊
  • 航空騎兵師団構造標準
    • 3個騎兵旅団
      • 3個航空騎兵連隊
    • 師団砲兵司令部
      • 3個野戦砲兵大隊
      • 1個回転翼機ロケット大隊
    • 師団支援群
      • 1個工兵大隊
      • 1個航空装備支援大隊
      • 1個管理中隊
      • 1個整備大隊
      • 1個衛生大隊
      • 1個通信大隊
      • 1個兵站支援大隊
      • 1個輸送大隊
      • 1個憲兵中隊
      • 1個陸軍保安中隊

1973年から、機械化歩兵と機甲部隊を導入し、装甲、航空機動、航空騎兵の3つの能力を必要とする任務に対応できる三個能力師団も導入されたが、しかし、この構想は短命に終わり、1975年には実態として2旅団制の機甲師団となった。

+ 三個能力師団編制
  • 三個能力師団構造標準
  • 3個騎兵旅団
    • 2個騎兵連隊
    • 1個機械化騎兵連隊
  • 1個機甲旅団
    • 2個機甲大隊
    • 2個機械化歩兵大隊
    • 1個野戦砲兵大隊
    • 1個騎兵中隊
  • 師団砲兵司令部
    • 2個野戦砲兵大隊
    • 1個ロケット砲中隊
    • 1個観測中隊
  • 航空旅団
    • 1個攻撃航空大隊
    • 1個偵察航空中隊
    • 1個支援航空中隊
    • 1個空中強襲中隊
  • 1個野戦防空大隊
  • 1個工兵大隊
  • 1個通信大隊
  • 1個軍事情報大隊
  • 1個憲兵中隊
  • 1個化学防護中隊
  • 師団支援群
    • 1個航空装備支援中隊
    • 1個整備大隊
    • 1個衛生大隊
    • 1個兵站支援大隊

1989年からは陸軍の組織改革もあり、以下のような編成となった。歩兵師団は3つの隷下旅団が持つ9個歩兵大隊を基幹とするも機甲火力を廃止し、また野戦砲兵火力も105mm砲のみとするように定められた。これによりいくつかの歩兵大隊が新たに編成される一方、戦車大隊と機甲偵察大隊、混成砲兵大隊、ロケット砲兵大隊が廃止、徹底的に軽量化された。

+ 89年式師団編制
  • 機甲師団構造標準
    • 3個機甲旅団
      • 2個機甲大隊
      • 1個機械化歩兵大隊
    • 師団砲兵司令部
      • 3個野戦砲兵大隊
      • 1個観測大隊
    • 航空旅団
      • 2個攻撃航空大隊
      • 1個偵察航空中隊
      • 1個支援航空中隊
    • 1個防空砲兵大隊
    • 1個工兵大隊
    • 1個通信大隊
    • 師団支援群
      • 1個衛生大隊
      • 1個補給支援大隊
      • 1個整備大隊
    • 1個憲兵中隊


近年

2000年代後半、指揮統制の迅速化と戦力投入の効率化のため、従来採用されてきた旅団-師団-軍団-軍という4段階の指揮系統が見直された。これに伴い諸兵科連合能力と最低限の後方支援能力が与えられた旅団戦闘団が構築された。旅団戦闘団は最低限の追加部隊の配属のみで世界中のどこへでも派遣でき、またこれらの旅団戦闘団は小規模の師団として親部隊から独立しての活動が可能となっている。



構成

国防陸軍は下記2兵種から構成される。国防陸軍の兵員は“Soldier”と呼ばれる。

  • 常備軍(現役兵)
  • 州兵(現役兵及び予備役兵)



編成

瑞州合衆国連邦憲法の規定により、国防陸軍の編成権及び統轄及び規律に関する規則を定める権限は、合衆国議会にある。国防陸軍は大まかに以下の編制からなる。

  • 軍:軍政上は各種部隊を地域別・機能別に維持管理する。司令官は上級陸将補。
  • 師団:現在、瑞州軍の師団は通常1個以上の旅団と、火力旅団などの支援部隊から成る。長は次席陸将、副師団長に准陸将。
  • 旅団、群:旅団規模での独立行動を可能とし、小規模(旅団単独)から中規模(数個旅団編成・師団への統合も含む)までの武力衝突への対応へ取り回しの効く実戦部隊を目指し、改変中である。重旅団戦闘団、機動旅団戦闘団、歩兵旅団戦闘団などの旅団戦闘団が大規模再編にて編成された。指揮官は一佐、まれに准将。旅団も群も通常複数の大隊からなる。
  • 連隊:本来ならば旅団の下で大隊の上にあたるが、多くの場合旅団の下には大隊が編制されるため編制数は少ない。海外展開部隊は旅団戦闘団規模の部隊を伝統的に連隊として呼称する場合がある(このとき、部隊は師旅団にはつかず軍の直接下に配置されるため、「独立連隊」と呼ばれる)。連隊長には、通常一佐が充てられるが、場合によっては二佐が充てられることもある。
  • 大隊:歩兵、砲兵および機甲部隊の場合Battalion、騎兵部隊の場合Squadronの名称で大隊は編成される。大隊クラスの部隊は二佐が指揮をとる。
  • 中隊:大部分の兵科ではCompany、砲兵の場合はBattery、騎兵部隊の場合はTroopの名称で中隊は編成される。中隊クラスの部隊は通常、一尉が指揮をとる。
  • 小隊:通常、二尉あるいは三尉が指揮をとる。
  • 分隊、班
  • 操作班、射撃班

戦闘部隊と戦闘支援部隊

  • 戦闘部隊は歩兵部隊、機甲部隊、騎兵部隊および特殊部隊から成る。
  • 戦闘支援部隊は砲兵隊、航空隊、工兵隊、補給部隊、軍医部隊、輸送部隊、補給隊、高級副官団、通信隊からなる。支援部隊には法務部を含む。
  • 特殊部隊には瑞州特殊作戦軍傘下の第18レンジャー連隊などがある。

組織

瑞州国防陸軍の部隊編成も参照

上級組織

  • 国防省陸軍庁:文民である陸軍長官を長とし、陸軍の管理(作戦指揮等は除く)に責任を有する。
    • 陸軍局司令部
      • 陸軍長官:陸軍庁を指揮監督し、国防陸軍の軍政を担う。
    • 陸上幕僚監部
      • 陸上幕僚長:国防陸軍における最高位の軍人で、軍備を整え、戦時への即応性を維持する責任を負う。他の幕僚長等と同じく、作戦上の指揮権限を有しない。統合幕僚監部の一員であり、陸軍に関する大統領の主任軍事顧問である。

部隊編成

  • 陸軍総軍(FORSCOM)
    • 野戦第1軍(ZGDF Field army No.1)
      予備役・州兵部隊。予備役・州兵の召集訓練と運用等を統括している。隷下部隊の詳細については、瑞州国防州兵の部隊編成を参照のこと。瑞州内戦時に発足し、東岸戦線を担当した野戦第1軍団が母体。
    • 野戦第2軍(ZGDF Field Army No.2)
      瑞州サイバー軍に配備。国防陸軍本部の最高情報責任者(CIO)の直接報告部隊として、かつて編成されていた第2野戦軍の系統を引き継ぎ、2010年に再編成。第2野戦軍はCIOの下で、陸軍ネットワークの運用に関するレポート、評価、計画、調整、統合、同期、指揮、および実施に関連する陸軍の任務および機能の単一の窓口として機能する。瑞州内戦時に発足し、中部戦線を担当した野戦第2軍団が母体。
    • 野戦第3軍(ZGDF Field Army No.3)
      瑞州北方軍の陸軍部隊。指揮系統上では 瑞州北方陸軍とも。第3野戦軍は、瑞州本土防衛に重点を置いている。瑞州内戦時に発足し、西岸戦線を担当した野戦第3軍団が母体。
    • 野戦第4軍(ZGDF Field Army No.4)
      瑞州阿州・中央軍の陸軍部隊。瑞州阿州陸軍・中央陸軍を構成する。瑞州内戦時に発足し、後方支援を担当した野戦第4軍団が母体。
    • 野戦第5軍(ZGDF Field Army No.5)
      瑞州環太平洋軍の陸軍部隊。指揮系統上では瑞州環太平洋陸軍とも。
    • 野戦第6軍(ZGDF Field Army No.6)
      瑞州南方軍の陸軍部隊。瑞州南方陸軍を構成する。
    • 野戦第7軍(ZGDF Field Army No.7)
      瑞州欧州軍の陸軍部隊。指揮系統上では 瑞州欧州陸軍とも。
    • 空挺第8軍(ZGDF Airborne Army No.8)
      瑞州陸軍総軍の部隊。「空挺軍」ではあるが、部隊規模は野戦軍と同等である。世界中への緊急展開を目的としている。
  • 直轄部隊
    • 陸軍情報保全本部:陸軍と瑞州国家安全保障局の二つに属する。
      • IS-1:「-1」は陸軍の部隊の軍事情報スタッフを指し、HR-1(人事)、OP-1(作戦)、ML-1(兵站)、CO-1(民事作戦)と対比される。 これらの「-1」セクションは他の兵科にも対応しており、海軍は-2、空軍は-3、統合幕僚監部は-4と呼称されている。

教育機関

国防陸軍士官学校

国防陸軍士官学校(Ground Defence Force Military Academy、GDFMA)は、紀山州若山市東山東に所在する、国防陸軍に入隊するための士官候補生を教育している学校である。所在地の地名から、イーストポイントとしても知られる。旧軍を含めた際、瑞州の5つの士官学校の中で最も歴史が古い。生徒は将校見習いであり、「士官候補生」と呼ばれる。国防陸軍は、卒業時に現役兵としての義務を負う代わりに、士官候補生の学費を全額負担する。

国防陸軍指揮幕僚大学

国防陸軍指揮幕僚大学(Ground Defence Force Command and General Staff College、CGSCまたはGDFCGSC)は、国防陸軍、省庁間代表者、同盟国軍将校を対象とした大学院である。古片鎮台にメインキャンパスが存在し、他のいくつかの鎮台にサテライトキャンパスが置かれている。また一部の講義はオンラインで行われる。

本校は、全領域の統合作戦、関係諸機関間作戦、多国間作戦のための指導者を教育・育成し、陸軍の指導者育成プログラムの主導的な役割を果たし、陸軍の作戦要件を支援する武器専門職の技術と科学を進歩させることを任務とする。またCGSCは、以下の4校から構成される。

  • 指揮幕僚学校(Command and General Staff School、CGSS)は、10ヶ月の大学院レベルの教育課程を実施する。カリキュラムには、リーダーシップ哲学、戦史、軍事計画および意思決定プロセスに関する指導が含まれる。このカリキュラムに加え、大学院修士課程プログラムもあり、論文レベルの研究論文を完成させ、司令参謀カレッジから軍事学修士号の学位を取得する資格を得ることもできる。CGSSの学生は通常、師団、旅団、大隊レベルの指揮官や幕僚の職を目指す野戦将校たちであり、本校を卒業していないと指揮官や幕僚職へ就くことができない。
  • 上級軍事研究学校(School of Advanced Military Studies、SAMS)は、CGSS過程を終了した学生たちに対して戦略・作戦レベルの複雑な軍事問題について指導を行う。SAMSのカリキュラムを修了した学生は、軍事学修士の学位を取得し、その後、高級軍事参謀として配属される。
  • 指揮官準備学校(School for Command Preparation、SCP)は、旅団または大隊の指揮官に抜擢された大佐、中佐、少佐を対象に指導を行う。コースは通常3週間から4週間で、割り当てられたレベルの指揮官就任に特有の特別なトピックに焦点を当てている。
  • 上級統率・戦術学校(School of Advanced Leadership and Tactics、SALT)は、少尉から少佐に選抜されるまでの間、士官の継続教育を行う。固有の技術的・戦術的スキル、大隊や旅団における幕僚プロセス、直接的なリーダーシップと指揮能力を習得することを目的としている。

国防陸軍戦略大学校

国防陸軍戦略大学校(Ground Defence Force Strategic College、GDFSC)は、国防陸軍の教育機関であり、上級士官らに対する高等専門教育を実施する。毎年、多数の一等陸佐と二等陸佐が理事会によって入学を検討される。

陸軍の志願者は、すでに指揮幕僚学校と、三等陸佐クラスの将校に必要な統合専門軍事教育を修了していなければならない。国防陸軍は全寮制プログラムに参加する学生のほとんどを厳選しているが、学生には常に他の軍部の将校、国防省、外務省などの機関の文官、留学生としてプログラムに参加する外国の将校が含まれている。陸軍戦略大学校は機能分化した機関であり、研究に重点が置かれ、学生はリーダーシップ、戦略、合同部隊/国際作戦についても指導を受ける。



外郭団体・その他の機関

陸戦車両研究機構

陸戦車両研究機構(Vehicle Investigation Agency for Land battle、VIAL)は、瑞州内戦より遡る旧連邦軍時代の1934年に設立された外郭団体。各国の戦訓や運用者の声を集め分析し、高性能な車両の開発に役立て、かつその計画を主導するのが任務である。その性質上、顧問や計画主任として海外の技術者や退役陸軍人らを多く集めており、日本語が公用語なのに瑞州軍の車両に外国人名が愛称として付けられるのは彼らにあやかっているからである。

以下は愛称に採用された、VIAL所属の顧問や計画主任の一覧である。

マクシミリアン・H・シュナイダー
前職は海外の戦車メーカーに勤務。瑞州に亡命した経緯がある。36式戦車の開発主任。
ロタール・エーベルシュタイン
退役軍人。瑞州に亡命した経緯がある。45式戦車の開発計画主任。
モーリッツ・フォン・ドライス
退役軍人。46式戦車の開発計画主任として雇用された。
彩島忠樹
国防陸軍退役大佐。53式戦車の開発計画顧問としてメーカーの六菱重工業に出向。開発完了を待つことなく病没し、哀悼の意を込めて命名された。また、53式の発展型である60式戦車にも愛称は引き継がれている。
ベネ・ヴァン・ウィッケンハイザー
前職は海外の戦車メーカーに勤務。13式戦車の開発チーム顧問。本来は主任たるヤン・スルギの名が付けられる予定であったが、本人が辞退した。

任務

瑞州合衆国連邦を防衛し、陸上戦力によってその国益を守ること。国益を守るためならば先制攻撃も辞さない。

装備

瑞州国防軍の陸上装備品一覧を参照

基地

瑞州国防軍の基地一覧を参照

最終更新:2025年06月22日 01:30

*1 兵員・貨物輸送、救護、そして攻撃手段として大規模にヘリコプターを使用することはこれまでになかったことだが、これによって歩兵は地形の不自由さから解放され、好きな時に好きな場所で敵を攻撃することができるようになった。