作中に登場する文芸作品一覧
※1:実在・架空問わず、作中に登場する文芸作品を紹介するコーナーです。
索引
学怖(S)
晦
VNV
関西版
探偵局
レンタル
「
青年リグレッツ」にて。
正確に作品名が出たわけでなく、ヒロイン「
ゆず」の愛するキャラ「ジゲンダイスケ」を介した迂回的な登場。言うまでもなく、「ジゲンダイスケ=次元大介」だろう。
あえてカタカナにすることによって、彼女の幼さの演出と印象付けを狙ったのだろうか。ラストにモンキー・パンチ先生の名が出たことから版権回避の意図でないことがわかる。
AMC1
「
本編」ルートにて。
主人公倉田恵美の一言「お前のやったことは全部まるっとお見通しだ!」から。言わずと知れた超天才
貧乳奇術師「山田奈緒子」の決め台詞である。
AMC2
- 曲がった蝶番(ジョン・ディクソン・カー)
- 惑星ソラリス(アンドレイ・タルコフスキー)
- 戦艦ポチョムキン(セルゲイ・エイゼンシュテイン)
- 動くな、死ね、蘇れ!(ヴィターリー・カネフスキー)
- 勇者コナン(ロバート・E・ハワード)
- メグレシリーズ(ジョルジュ・シムノン)
- (レイモンド・チャンドラー)
- (東喜三郎)
- フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス(メアリー・シェリー)
ゴシック・ロマンの大著、SFのはじまりとも目される小説。
名前は大きく知られながら大きく誤解され続けてきた作品の一つでもある。
近年ではその誤りも解かれつつあるので、あまりムキになって否定するものではなく、ステロタイプな怪物像も切り離して愛でるべきであろうが。
荒井さんがシナリオ中で触れている通り、登場する「怪物」には名前が無い。
本来「フランケンシュタイン」の名は後世の映像化ではツギハギだらけの顔にボルトが眉間から突き出たと言う容貌で知られる(ちなみに原著では容姿について詳細な記述は無い)怪物のものではない。
それを些細な欲望から創造してしまった科学者の持ち物である。
深い知性・人間の心を持ちながら醜い容姿を与えられ、虐げられて生きた怪物。
怪物が望んだのはただ一つ、孤独から逃れ得るための伴侶であった。
しかし、怪物が増えて地に満ち、人類に取って代わることを恐れたフランケンシュタインはそれを拒否する。怪物は怒り、創造主の家族を殺していく。
怪物が本当の"怪物"になったと気づいた時、フランケンシュタインは憎悪に駆られ怪物を滅ぼすべく動き出した。
この物語は北極にて冒険家ウォルトンがフランケンシュタインの悔悟と決意を聞くと言う形で進行し、彼が死に、去っていく怪物と対面して終了している。
「正しいフィギュアの作り方」の作中では荒井さんが曽我くんのやろうとしている事を聞いて、フランケンシュタインと怪物の関係に喩えた。
人形をその正体としたこともある彼には相応しく、何より同シナリオを見れば、『フランケンシュタイン』から本歌取りされたモチーフは数多い。
曽我君が発見し、至高のフィギュアを作成するため使用した
秘密の地下室はそのままゴシックのモチーフでもある暗鬱な環境「墓場」や「古城」に重なるだろう。
曽我君は「ヴィクター・フランケンシュタイン」であったが、同時に「怪物(の伴侶)」にもなった。よって、フランケンシュタインが家族を失う理由はなくなる。原作の中腹がごっそりと抜け落ち、別の解釈を提供したことになろう。
いわば、このシナリオはフランケンシュタインが怪物に花嫁を与えた場合の「ifのストーリー」と言い換えてもいいだろう。だが、同時に怪物を生み出したもの=怪物と考えれば、ぐるりと円を描いて論議が返ってきたと言えなくもない。
早乙女さんは当たり前に「死体」であり「怪物(の伴侶)」である。原作で興味を
とにかく怪物とその連れ合いが揃ってしまった以上、原作におけるフランケンシュタイン(と荒井さん)の危惧は現実のものになるのだろうが、二人は旧校舎の取り壊しと共に住処をなくす運命にある。
二人が何もかもなくして北極の氷の間に消えていった原著の"怪物"と同じ顛末を辿るかは定かではないが。
荒井さんはすべてを聞き届けた冒険家ウォルトンの役割となるだろうが、怪物を罵倒して終いとした原作と異なり、最後までその理解を崩すことはない。
荒井さんは曽我個人のみならず、彼の作り出した作品を含め理解していたのだから。
ただ、彼は冒険をせず平穏を望んだ。それが何を意味するかは一概に言えない。
「創造主と被造物が融合していた」というものは『フランケンシュタイン』の転倒プロットとしてこの上無いだろう。
これは「ロボット三原則」に連なる「フランケンシュタイン・コンプレックス」を打破する解法になるだろうが、それはそれで別の破綻を生んでしまってあまり意味がなかったりするのはよく聞く話であるのだが。
学恋
学恋2
風間編夜イベント「
おばけのひみつ」にて。
某特撮番組とぼかされているが、当時(1995年)ヤプール人が登場する作品と言えば、上記二作品に限られるだろう。ノンフィクションかどうかは定かではないが。
直接言及されたわけではないが、風間編GWイベントの題材。
特別編
- 獄門島(横溝正史)
- 検死官(パトリシア・コーンウェル)
- レ・ミゼラブル(ヴィクトル・ユゴー)
「
図書室の話」にて。
浅海恵子と
鍋島香織との会話で登場。
ドストエフスキーのくだりに突っ込んだ人もきっと多いでしょう。
ちなみに『レ・ミゼラブル』は主人公ジャン・バルジャンの死の瞬間までを描いているので鍋島の勘違いも間違いとは言えない。
面白いと評すのは筋違いだろうが。
「
七人目は私」にて。
漫画研究会出身の漫画家。
坂上はこの漫画家のことを知らなかったが、土俵が違うのか単に無知なのかは不明。
学恋V
流神A
「
紅女」にて。
都市伝説「
紅女」の特徴「鋭い爪」の着想元として挙げられた。
作品の顔である怪人「フレディ・クルーガー」は夢の中では不死身だが、現実では存分に力を発揮できないと言う面白い性質を持っている。
男怖
ナポin
最終更新:2023年06月11日 18:46