悪魔でも逸般人



綾小路行人(あやのこうじ ゆきひと)

  • 登場作品:VNV,AMC1,学恋,学恋2,特,学恋V,追加,流神A,新生,極,ドラマCD,新生2,秘密,鳴七
  • 声(CV):原田友貴/逢坂良太
  • 二つ名:悪魔と契約せし者
  • 種族:人間(能力者)
  • 職業:鳴神学園高校 三年H組→鳴神学園高校 音楽教師&黒魔術研究会顧問
  • 年齢/誕生日:17歳/1月2日
  • 身体:174cm/62kg A型
  • 好きな/嫌いな食べ物:白米、たらこ/くさや、納豆
  • 関連人物:風間望,大川大介《クラスメート,憎悪》,山本三郎《取引》,倉田恵美,新堂誠《部活?》,雪《幼馴染》,剣持京華
  • 関連用語:七不思議の集会,語り部,悪魔召喚クラブ《所属》,黒魔術研究会《顧問》,悪魔《憎悪,取引》

概要

 常にマスクを手放せず、端正な顔の半分を常に隠している男子生徒。
 初代ゲーム版と同時期に発売された小説版からの初登場と、顔見せ自体は早かったものの目立つ存在ではなく「アパシー・シリーズ」始動後は同期から二歩三歩抜き出た存在感を示すことでレギュラー陣に食い込んだ変わり種である。

 当初は語り部の話の中の登場人物という枠であった分、基本設定の縛りは比較的強いものの出演作品を重ねるにつれて次第に変わった側面を見せるようになっていく。
 詳細は後述するが、そんな彼の特徴として「異常嗅覚」、「大川大介」、そして「悪魔」の三点が挙げられる。

 また、彼について語る上で外せないポイントとして、風間さんのクラスメートという括りから始まったため、彼と大なり小なり接点が付きまとうという点が取り上げられるだろう。
 いい加減でラテン系な風間さんとの対比として、綾小路自身の性格は神経質だが忍耐強い。
 作品によっては「悪友」以上という仲に発展することもあるが、万人に対して馴れ馴れしい風間さんに対し当の綾小路は距離を置いて警戒するか、もしくは明確に敵視するというものであまり穏やかではない。明らかにふたりの間には温度差がある。

 で、そんな綾小路という人物だが一線を越えた際はまるで手段を選ばなくなる怖さを秘めている。
 ぱっと見は常識人で理知的、紳士的なのだが、彼の心の中で何が渦巻いているかはその時になってみなければわからない。

 一人称は「僕」、または「俺」。
 話し合いの場では前者を用いることが多いが、声を荒げる場面やプライベートな交流では後者を用いる方が多い。おそらく素は後者だが、二面性というより処世術の面が強いのだろうか。

 顔の良さが言外に語られる一方、一般人であることが多い彼の願いとは……やはり後述する。
 ほか、甘いマスク(文字通り)という言葉や旧華族を思わせる姓名を備えていることもあって薄幸で耽美なイメージにも恵まれており、真面目だが意外と仰々しく気取った態度を取ることも多い。 

 なお、綾小路個人の活躍としては出演作品が増えていくにつれて、次第に「大川」の影を抜きにして悪魔召喚、黒魔術関係の専門家としての側面に注目されることが多くなっていく。
 悪魔関連の話が取り沙汰される際には彼が客演することも多い。日常生活を送っていれば絶対に飛び出さないような浮世離れした専門用語は、彼の口からだと妙にしっくりくるのも確かである。

 オカルトに関する知見が豊富なため、アドバイザーや調停者の立場から中立的な見解をくれる彼の存在は時に頼りになるだろう。反面、敵に回した際の厄介さも語り部たちと並ぶ。
 むしろ昨今の作品では基本設定から離れることが多いのでこの項の前半部は参考程度にしても良いかもしれない。

異常嗅覚に悩まされる日々
 彼の能力とはそれつまり、教室に持ち込まれた弁当の中身をブランド含みで言い当てることが出来るレベルの、凄まじく鋭敏な嗅覚の持ち主であること。
 敏感過ぎるため、強い匂いを放つものはたとえそれが化粧品などから発せられる芳香であろうと耐え難い臭気と化す。調香師にでもなれば成功が約束されそうな能力だが、元々の悪臭などは言うまでもない。

 ちなみにこの特異な能力が彼に与えた恩恵と言えば微々たるものであり、実際に大きく取り上げられたシナリオではデメリットの方を過剰なまでに強調する構成になっている。 
 以降は話の前提として置かれる重要設定ではあるのだが、嗅覚自体が話として取り上げられる機会は乏しく、むしろ彼のトレードマークである「マスク」を着けている理由付けの意味合いが大きい。

 それとやはり次の節にある「大川大介」に悩まされるデメリット、それに尽きるかもしれない。

大川、そして悪魔との対決の歴史
 詳細は彼の項目にもあるが、常時全身から悪臭を放つ文字通りの悪魔「大川大介」に恋愛的な意味で気に入られてしまった綾小路は彼の魔手から逃れようと逆襲のためさまざまな手に打って出る。
 もちろんそこまでに至る経緯も尋常ではない。水と油のような相反する性質を持つ大川に執拗に付きまとわれた綾小路は、抱きつかれたりして何度も病院送りにされる。

 そればかりでなく愛用の楽器を諸般の事情によって失い、大川に追われる形で部を退部する羽目になり、挙句の果てには下駄箱で目を覆わんばかりの変態的な行動を目撃し……。
 カタストロフィが訪れる前でさえ、その不幸は枚挙にいとまがない。

 極限まで追い詰められることでついに大川の殺害を決意するが、ガードの固さから失敗。同じくクラスメートの風間に頼んで悪魔召喚の儀式を執り行い、大川の抹殺を魂と引き換えに望むが……。
 そんな最後の手段「悪魔召喚」ですら大川の誘導によって空振りどころかトドメで終わってしまったのである。

 要するに綾小路行人という男の本質のひとつとして本人は何ひとつとして悪くないのに理不尽な目に遭う、薄幸の男という点が挙げられる。
 本当に災害とか運命で片づけられればいいのだが、綾小路を貶め死後もその魂を弄ぼうとする輩は超常的で理不尽とはいえ「悪魔」という形を成してここにいる。

 ならば立ち向かおう。
 知識を身に着け、契約を覆し、悪魔どもを打ち払おう。
 憎いだけの悪魔「大川大介」個人を滅するだけに留まらず、その憎悪を「悪魔」という種族そのものに向けた結果、綾小路は「悪魔召喚クラブ」という部活を結成しようと動き出す。

彼の薄幸と暴走
 すなわち綾小路行人とは、時には異常な手段も厭わずに日常を取り戻さんがために戦い続ける「一般人」に他ならない。

 「死後の魂が大川のものになる」という契約を盾に取られ、お先真っ暗な末路が決定してしまった彼だが、悲嘆に暮れる訳でもなく(『VNV』の展開を見る限りでは、流石に大川との契約後しばらく心折れかけた時期はある様だが)、自分にトドメを刺す形になってしまった「悪魔召喚」を逆手にとって活路を開くことにする。「毒を以って毒を制す」とはよく言ったものである。

 しかし、その過程の中で自分自身も毒に触れてしまったのか、大規模な召喚の儀式に不可欠な行為=殺人を忌憚無く行うなど、その精神性は次第に常人の域を逸脱しつつある。『VNV』の段階(大川の殺害を決意した時点)でもう手遅れと言えるのかもしれないが。

 彼の恐ろしさはその凶行があくまで理知的・合理的である点、なにより無駄なく慎重に目的を達成しようとするその性格だろう。
 失敗や挫折、それに伴う恥辱・屈辱・焦燥・絶望感、更には他人事を決め込んだ周囲の酷薄さや無責任ぶりまでもを存分に味わってきた彼は、それらを跳ね返すだけの決断力や行動力を持っている。

 彼は安易に狂気に身を委ねることはなく、一貫した目的達成の一念をもって暴挙を働く。それでいて時々自暴自棄になってしまうのは愛嬌ということで。
 また、一般人という枠を十分逸脱しているはずなのに、あくまで平穏を求めようとする小市民的性格や、身勝手さをけしてそうと見せない強かさも見逃せない。その内心がどう変貌しているとしても、彼が周囲から狂人と見做されることはまずないだろう。

 その結果、綾小路行人は普通の高校生にあるまじき「平穏を求めて戦い続ける一介の戦士」的な存在に成長を遂げた。正直言うと初登場から彼の印象はそのままなのだが、ホントは主人公を務められるだけの力量を持っているのかもしれない。

VNV

 「かぐわしきにおひ」に登場。
 初登場作品。皮肉な冠を付けられたこのシナリオでデビューを飾ったが、知っての通り先述した「異常嗅覚」、「大川大介」、そして「悪魔」の三大要素がさっそく揃い踏み、さっそくキャラを固めた。
 大川のせいで追い詰められていく綾小路の心理のうねりも順を追って風間さんの口から語られており、後続の作品で再登場した際の綾小路の性格も語りと比べてさして変わりはなかった。

 存在自体が不条理な風間さん曰く「とある特異能力を持ってはいるが、所詮は一般庶民(笑)」と終始小馬鹿にした態度で彼の事情を語ったのだが、話の脱線を脇に置いておけば、彼の人柄を知る上では特に問題ない。 
 なんだかんだで、風間さんは綾小路から当時の心情の聞き取りを細かく行ったのかもしれない。

 また、この人物評。
 いつもの風間さんの言動に違わず明後日の方向に飛んだようでいて、前述した通り実際はなかなかに的を射ていると言える。

 なお、後続作品ではあまり顔を出さない設定だが、作中ではブラスバンド部でトランペット奏者を務めており、部の主力になっていたと語られている。「鳴神新聞」一九九五年五月号の記述によると部員を三桁から数えていたブラスバンド部で、校外にも名を轟かせ他校の女生徒にもファンがいるほどのトランペットの名手であったと語られていた。

 当時はまだまだ新参だったため、レギュラー陣に食い込むにあたって多少盛られていると邪推できないこともないが、綾小路行人という男が何気に高スペックだということが理解できるエピソードのひとつである。

AMC1

 「新語り部集結」ルート、「人間狩り」ルートに登場。
 イラストレーター「芳ゐ(現:yos)」氏のデザインの後押しも受け、作中で襲い掛かった度重なる不幸が同情と人気を誘ったか『VNV』の発売以後は急激に人気を固めることになる。
 上記の出演履歴からは信じられないかもしれないが、元祖小説版では存在感を放つ大川の陰に隠れ、挿絵も貰えないただのマイナーキャラに過ぎなかったにもかかわらずである。

 シリーズ第二弾の本作では目玉と言われた二つのルートに出演し、「悪魔召喚クラブ」と言う旧来の「悪魔」像をひっくり返す重要な新設定と共に一気に地歩を固めることに成功した。

 「新語り部集結」ルート。
 日野貞夫が用意した「語り部」たちに対抗すべくノリと勢いで倉田恵美がその辺から集めてきた語り部の一人。
 このルートでは飴玉ばあさんブラックホワイトと言った明らかにヤバい面々に負けない暴挙を働き、一般人でないことをいきなり証明してしまった。

 「拷問」についておとなしく語ってくれるのはまだソフトな方である。
 恨み節から刺激物を部室内にいきなり投下したり、風間を射殺して「大天使マザーカ」降臨の前戯を務めたりと、ほかの面々が大人しく語ってくれるのに彼だけ積極的に集会自体をぶっ壊しにかかる。

 他のメンバー同様に無理に連れてこられて不満気とは言え正直やりすぎな気がしないでもない。
 また、大川の一件に際して本人の口から当時の心境が語られ、(この展開では)実は黒幕だった風間に怒り心頭であることが明らかにされることも。彼と風間との因縁は実質ここが開幕ともいえる。

 「人間狩り」ルート。
 登場自体は開幕の「一番細田」から風間の襲撃辺りまでと、ベストエンドのひとつ「悪魔召喚クラブ」のみに限られているものの、示した存在感自体はより大きいものになっている。

 ちなみに周回プレイを重ねるにつれて解禁される各種ルート向けショートカットだが、その中のひとつ「一番細田」は選んだが最後一個のエンドに直行する罠になっている。
 何度となく神殺しの武器で切り刻まれる無限ループに陥ってしまうのだ。
 それが嫌ならショートカットを無視するかパッチ(非公式)を当ててください。

 本編ルートから綾小路の名前が出ていたので嫌な予感はしていたが、ここでしっかりフラグを立てておかないと主人公・倉田恵美は彼に助けてもらえないということになる。
 「殺人クラブ」の存在およびそのターゲットが倉田恵美に向かったことをいち早く察知していたようで、悪魔の存在に理解のある同好の士を集めることも狙ったか彼女に声をかける。

 この際に倉田に結ばせた悪魔を滅ぼすという願いは例のごとく契約相手の「山本さん(ベリアル)」による契約内容の曲解によって躱されてしまったものの、チェーンソー片手に襲い掛かる細田を無傷で退けられたので結果オーライというところだろうか。

 その後の展開については、誰も聞いていないのに一方的な自分語りをする風間さんの口から過去の顛末が話されたり、それはそれと遊びを抜きに粛々と殺しにかかった風間さんに射殺されたりとさまざまである。
 このルートの中盤は倉田恵美をロックオンした殺人鬼たちの視点に終始するため、前述した通りに彼の出番はない。

 上記の通りに山本さんとの取引を終わらせ、風間のセカンドアタックを凌げば、終盤に再登場の機会が一度だけ(スタッフロール付きエンドで)巡ってくる。悪魔召喚クラブの項に仔細の説明は譲るが、あとは最高潮を待つだけである。
 原作者自らベストと語るこのエンドは、殺人クラブが自滅する一方で世代交代など何かを予感させる実に興味深いものである。

 余談ながら本作以後も作品でも『VNV』を遊んでいないプレイヤー向けに軽く説明をしたり、匂わせたりする手法は今後も多く用いられている。いわば一種の定番ネタである。
 宣伝も兼ねているが、良くも悪くも彼の人格は大川への敵愾心あってのものとする証左だろう。

 なお、このルートに関しては前日譚である「綾小路の憂鬱」で予習しておけば理解が捗るかもしれない。

学恋

 語り部達の日常を描いた「学恋」シリーズでは連続出演を果たしており、


 (執筆者募集中) 


学恋2

 風間編、岩下編に登場。
 両編共に恒例の攻略対象としての参戦である。

 「風間編」細田ルート、綾小路ルートに登場。
 最初は攻略対象にすることはできないが、「細田」ルートをクリアすることによって晴れて「綾小路」ルートのプレイが可能となる。
 攻略の条件が難しいだけあって彼への(?)見返りは大きく、遂に大川を退けることに成功した。それも仇敵であり、すべての元凶と言える風間の手によって。

 その分「細田」ルートの彼は風間と一緒に悲惨な目に遭うが。
 『AMC1』「人間狩り」ルートに引き続き、なぜか大川のことを信奉している細田が風間を巻き込んで某ネズミの国っぽいテーマパークでWデートをさせられる羽目になる。
 で、オチも実は体内に

 「岩下編」。
 当初は攻略対象に据えることはできないが、風間編「細田」ルートをクリアし、岩下編で一個以上トゥルーEDを迎えることで晴れて入部する。
 大川はなぜか岩下さんのことを苦手にしているらしく、演劇部への入部は彼の魔手から逃れるための手段である。

 彼にとっては鬼気迫るものがあるのか、ダントツのやる気を持っているほかどんな練習をやらせてもパラメーターが極端な減少を見せることはない。最初から最後まで雑用やトイレ掃除をやらせ続けても退部させることは不可能なのだから徹底している。
 ほかに特筆すべき点としては風間と並ぶ容姿「65」の持ち主である点が挙げられるだろう。


特別編

 風間七話「摩訶不思議風間ワールド」に登場。
 もちろん『VNV』の再録である「かぐわしきにおひ」にも登場するが、七話の方は蜜田真奈美の登場する隠しシナリオ「サジタリウス襲来」と同じ構造を取っている。
 すなわち本来の七話の流れから派生する特殊シナリオと言う形である。
 ただし、蜜田のケースとは異なり発生するEDは一つきり。
 見るための条件も意外と難しいのだが、悪魔の犠牲となった綾小路の流れを見た直後でなければ、きっとネタばらしのインパクトも薄れてしまうのだろう。

 どのみち綾小路にしてはやや大人しめな印象である。
 それでも他の『VNV』メンバーが結局は元の話のみの出演に留まったことを考えれば、大いに優遇された方と言えるだろうか。[本田さんは一体……?]


 旧校舎の照魔鏡の元へ他の語り部達と坂上を誘った風間。
 この鏡には本当の姿が映る…そう言った途端、変化する鏡の中の語り部達の姿。
 驚く坂上の耳元に「やられる前にやるんだ」悪魔の囁きを、手にはナイフを握らせて。
 坂上は…

 そこに現れるのが綾小路である。


 (執筆者募集中) 


追加版
 「マスクの下は」に登場。
 遅れてやってきた「七人目」としてほかの語り部が退室したあとの新聞部部室に現れる。
 今回は大川うんぬんの話は風間さんの作り話と、本人の口から訂正されている。すなわち「嗅覚に優れている」、「悪臭を発する悪魔に付きまとわれている」、という今までの彼の根幹を成していた設定が意味を持たないということ。
 「なぜいつもマスクをしているのか?」、「マスクの下に何を隠しているのか?」という疑問がこの話の鍵を握る。

 疑問を抱かないなら話はそこで終わり、何もわからない恐怖に坂上は苛まれることになる。
 ただ、マスクの下に何が隠れているかといえば、ネタバレを避けて美しいものを求められるか、求めるかの差異と述べておく。
 前者についてはわかっていても抗し切れない魅力が周囲を振り回し、結果自分も振り回される綾小路らしい薄幸の話であろう。
 後者については「」という名前の幼馴染にまつわるエピソードが展開される。

 「夢幻」と名付けられたこのエンディングには、綾小路が眉目秀麗で人気が高いという設定と、失ったもののためならすべてを賭ける神経質で危うい性格という彼の両面が大きく表れている。
 ちなみにこのシナリオの過程として、校内で続発する行方不明事件の影に三年生男子が関わっている旨の荒井さんの証言や、風間さんが綾小路を見るや血相を変えて退出したパートが存在する。

 それらから察せられるに、彼が話中で行った凶行は薄々周囲から勘づかれていた風でもある。彼の口から離される行動記録にしても計画的ではあるが、一つの考えにとらわれがちで周りが見えていない――と、従来の綾小路像を踏襲しつつも新解釈を示し、彼個人のみの魅力によってキャラクターを確立したなどの理由で、「夢幻」エンドのファン人気は高い。

学恋V



 (執筆者募集中) 


流神A

 「オープニング」、「ひとりかくれんぼ」に登場。
 十二年後の鳴神学園では教師を務めている。
 職業欄を確認すると大川のせいで断念した音楽と、大川がきっかけではじめた悪魔召喚の両方が職に関わっていることになる。
 マスクはやはり健在だが、服を含め黒ずくめとすっかり魔術師じみていた。ちなみに綾小路自身はあまり本筋と関わらない。
 作中で見せた物腰だけ取れば常識的なのだが、オカルトについては熱が入った語り口が混じる。そのことから、作中で彼と話した人間は薄気味の悪さなどを感じ取っていた。

 「オープニング」。
 「図書室」で怖い話を探していた「柴田」の前に現れる。
 正確には悪魔関連の本のコーナーに来てしまう→「黒魔術研究会」の「岡沢」登場→その顧問綾小路登場と言う流れである。あまり接点の無い二人がかち合うには自然な流れか。
 柴田に代償をちらつかせながら悪魔召喚を勧めるが、即座に食いついてこないとみると、爽やかな先生らしさを見せて去っていった。黒魔術研究会に謎は多いが、早速浮上した謎が彼の存在かもしれない。

 「ひとりかくれんぼ」。
 この事件でフォーカスが当てられる女子生徒「市井桃子」は彼が受け持つクラスの教え子のひとり。

 あわや心中事件を起こしかけた市井桃子について調査に赴いた「警察史編纂室」のふたりと面会し、彼女が巻き込まれていたトラブルや家庭事情などについてわりと込み入ったところまで教えてくれる。
 ほか、風海警部補が事件のカギを握ると見込んだ「ひとりかくれんぼ」について意見を求めてくると、過去に起こった「五島みつき」の事件をきっかけに学内でその儀式がタブー視されるようになった事情について語った。

 この際に教師としては対応が後手後手に回ってしまったことを悔いるような常識的な反応を返す一方、「呪い」が実在することを念頭に置いて「ひとりかくれんぼ」の危険性を警告しており、一般的な教師像からは微妙にズレた人物であるようだ。

新生

 「記念日ちゃん」に登場。
 聞き手の目の前に奇人変人が入れ替わり立ち代わり現れるというかなり変則的な形式のシナリオの三番手である。
 (一応)常識人ということもあって、直前に現れた記念日ちゃんこと「剣持京華」の核心部分を、彼女の高校生活における犠牲者第一号、クラスメートの「西澤仁志」を材に取って教えてくれる。

 ちなみに風間さんからは相変わらず、いらんちょっかいをかけられているようだ。綾小路自身は風間のことをただものではない変人と見なしており、扱いは軽くも、存在は重く見ている感がある。
 で、綾小路本人は悪質なストーカー(誰であるかは不明)に付きまとわれているらしく「毒をもって毒を制す」理論によって記念日ちゃんをスト―カー某氏にぶつけて共倒れを狙うという明らかに穏やかでない計画まで教えてくれた。
 穏やかで理知的でこそあるのだが、彼自身相当に癖のある人物であるということが一連の流れの中でもプレイヤーの身に染みる、かもしれない。

 「人肉食堂」に登場。
 しゃべる猫を食堂のおばさんに調理してもらい、美味しく平らげたまではよかった。
 しかし、その美食に味を占めてしまったために愛犬の「ポへ」を失い精神の均衡を欠きつつある主人公の下に猫の一件に関し知っている素振りを見せながら接近してくる。

 結論から言ってしまえば綾小路は主人公を取り巻く一連の事態をすべて知っている。
 実際のところ、綾小路が接触した時点で主人公は彼が掛けた網の中にすっぽり入っているので完全に手遅れだったりする。

 綾小路自身が悪魔とかかわりを持っているのも従来のシリーズと全く同じである。ただしそのアプローチは大きく異なる。
 それは彼の肩書が「黒魔術同好会」の部長兼創始者という新しいものであるから……だけではない。 
 なぜならば、今回の綾小路は悪魔のことを糧としか見なしておらず、同時に人の身でありながら半ば魔道に足を踏み入れているためである。表向きこそ紳士的な態度を取ったが、主人公に取った仕打ちは悪趣味にしてまさに人でなしの所業に他ならない。

 今までの人間「綾小路」を知るプレイヤーにとっては大きく予想を裏切りつつも、新境地を拓いたとも言えるかもしれない。

ドラマCD

 Disc.8 エンディング type.A「ピクちゃん」、Disc.10 エンディング type.C「占い同好会にて」に登場。

 Disc.8 エンディング type.A「ピクちゃん」。


 (執筆者募集中) 


 Disc.10 エンディング type.C「占い同好会にて」。
 遅れてやってきた「七人目」として本人が登場する。


 (執筆者募集中) 


新生2

 「赤い靴下」、「藤丸地獄変×人肉食堂」に登場。
 今回は彼の担当声優である「原田友貴」氏が「赤い靴下」のシナリオライターとして参加しているほか、氏が主催するWEBコンテンツ「怪異伝播放送局」などの朗読という形で声の出演をしている。
 直接原田氏が綾小路に声を当てるシーンはないが、綾小路はこんな声をしているのかとドラマCD未試聴の方は思いを馳せてみられるのもよいかもしれない。

 「赤い靴下」。
 主人公「坂上修一」と接触を持つ機会はさまざまだが、悪魔に限らず、幅広い分野について知識を持つ学術肌の人物として描かれている。

 ナニモノかの追跡を受ける坂上に日野先輩の紹介を受けて助言を授けたり、悲惨な末期戦で苦楽を共にしたり、「座敷童?」に憑かれて繫栄する風間家の裏事情を調査したりと出番はなかなか多い。
 そして、そのいずれの展開でも、終始冷静なまま結構込み入った話をしてくれるなど坂上にとっては距離感はあるけれど、頼れる先輩としての印象を強く受けるかもしれない。

 そんな彼だが、向こうの方から興味をもって坂上の方へ接触してくるパターンも存在する。
 内容としては誰かを吊るし上げたいという不特定多数の悪意と願望がSNSというツールを経て「現代の呪い」と化したというものだが、あえて坂上に話をしたというのがキーになるだろう。

 裏で打算を巡らせていることが彼の一人称視点で明かされたり、事態の裏側を察しているのではないかと主人公視点で不安に思ったりと、どちらにせよ一筋縄ではいかない人物であることがわかる。
 特に前者に関しては彼がなんらかの窮地に陥っており、そこからの脱却を求めるあまり他者を陰ながら駒のように動かす切れ者でもある、という前提を押さえておくと理解も深まる、かもしれない。



 (執筆者募集中) 


秘密

 「差出人を探そう」ほか多数のルートに登場。


 (執筆者募集中) 


 「差出人を探そう」ルート。


 (執筆者募集中) 




 (執筆者募集中) 




 (執筆者募集中) 


鳴七

 登場予定。
 全体的な雰囲気は今までと大差ないものの、左右で別れるツートーンカラーの髪色が一際目立つ。


 (発売前の節)



情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。
もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。

名前:
コメント:


最終更新:2022年05月27日 16:22