真実は一つ。だが事実は一つとは限らない。
Apathy 学校であった怖い話 月下美人の章
Apathy 学校であった怖い話 1995 月下美人の章 第一巻
- 登場作品:月下美人
- 種族:ゲーム(同人)
- ジャンル:ヴィジュアルノベル
- 発売日:2018年12月30日
- 価格:DL版 1,000円 、パッケージ版 1,500円(税込)
- 総プレイ時間:4~20時間(平均)
- 難易度:★☆☆☆☆
- 年代設定:1995年
- 主な関連人物:坂上修一《主人公》
- 主な関連用語:七不思議の集会,殺人クラブ,逆殺人クラブ
Apathy 学校であった怖い話 1995 月下美人の章 第二巻
- 登場作品:月下美人
- 種族:ゲーム(同人)
- ジャンル:ヴィジュアルノベル
- 発売日:2019年8月12日
- 価格:3,300円(税込)
- 総プレイ時間:4~20時間(平均)
- 難易度:★☆☆☆☆
- 年代設定:1995年
- 主な関連人物:坂上修一《主人公》
- 主な関連用語:七不思議の集会,殺人クラブ,逆殺人クラブ
概要
『アパシー 学校であった怖い話 月下美人の章』とは「七転び八転がり」が同人ゲームとして 番目に発表した作品である。本wiki中での略称は『月下美人』。
『学怖』であまりに過激な内容からバンプレストのオーダーによって執筆禁止を言い渡されたシナリオ・プロット「
逆殺人クラブ」をテーマに据える。作品形式としては分岐型アドベンチャーではなく、一本道のシナリオである。
時に、シリーズの生みの親「飯島多紀哉」氏は2008年に『新生』をリリースすることで長きに渡る沈黙を破った。
そして同年に飯島氏は『小学怖』、『2008』と分冊形式で同人ゲームを三ヶ月連続で頒布していった。
こちら『月下美人』第一巻は年末に連続刊行された三作のうちトリを飾る形で世に送り出されることとなる。
なお、これら三作は同じ年代史に収められるわけではなく、恒例のパラレル設定に則ってシリーズに組み込まれている。
それに加えていずれの作品も1995年に何かが起こって「七不思議の集会」が禁止された、という謎に沿ったシナリオの組み立てがされているのが特徴である。
ほか、『新生』以後の「アパシー・シリーズ」は「現代」という年代設定に沿って作品世界観が展開されるようになっていったが、こちら『月下美人』は「1995年」という年代にあてはめられる最後の作品であると事前に宣言されていた。
全三巻で完結予定で現在二巻まで発売中。
登場話早見
「殺人クラブ」という裏の顔を持つ、いつもの六人の語り部が部長の「日野貞夫」の招集に応じて新聞部の部室に集う。
もっとも今回の殺人クラブの活動の前菜として標的の坂上修一に披露されるのは怪談ではない。部活動の紹介という体裁である。
が、本作は実際に語りに応じた時間が経過するという演出が用いられており、六話分すべてを聞いていては日没を通り越して明日になっても終わらないと判断されたことによって実質的にはふたり語り終えた時点で集会は打ち切られた。
水面下で暗躍していた坂上が仮面を脱ぎ捨て、彼の立案した計画に沿って本番に突入というプロットに変更された。
そのため、未完状態ということも差し引いても作品全体のボリュームおよび登場人物は乏しくなっている。
開帳された話の範囲内では「
我慢クラブ」や「
白井伝三郎」など、既存の登場人物・組織やシナリオプロットを活かしつつ、新たな側面を掘り下げるものになっており好評を博した。
ほか「自動車部(シャブ)」等の用語も初登場し、同人上でしか成り立たない暴力性に満ちたプロットが示唆されている。
経緯
当初『学怖』の「
福沢玲子」が話す七話目は「逆殺人クラブ」と呼ばれるシナリオになるはずだった。
しかし、プレイヤーの分身でもある主人公が語り部たちを殺害していくという展開はコンシューマーでは許されなかった。
結果、現在の形になったのだと語られている。
[実は新堂七話「
殺人クラブとの戦い」にも主人公が
あの人物を殺害する分岐があるのだが、入り組んだ分岐の一つであったため、見逃されたようである。]
多くの『学怖』プレイヤーから「逆殺人クラブ」シナリオを読みたいという要望があったため、本作品の制作に至った。
備考
シナリオは全編「飯島多紀哉」氏が務める。
キャラクターデザイン及び第一巻グラフィックはmg子氏、第二巻グラフィックは芥生脱兎氏。
現行で二巻まで発売されているが、最終巻となる三巻の発売予定は現在はアナウンスされていない(2022年2月26日時点)。
原作者によれば続巻が出ない理由は第二巻の売れ行きが芳しくなかったためとされている。第二巻の高騰も同じ理由による。
しかし、永遠に未完のままという話でもないため、今後の展開に期待である。
関連動画
月下美人の章 第一巻 公式PV
月下美人の章 第二巻 公式PV
関連リンク
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- いつもの六人は七不思議の集会ではなく、部活動の紹介という体裁で集められた。語りに合わせて時間が経過する演出になっている。などが、この項目を強化する上でのポイントかな。あとはアパシーR18の経過次第ですね。 -- 名無しさん (2024-11-10 15:20:20)
- あと内心での独白が話の合間に組み込まれるってのも特徴ですね。小学怖、2008とのリンクも見逃せない。 -- 名無しさん (2024-11-10 15:35:14)
最終更新:2024年11月12日 16:41