デルタプラス

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デルタプラス - (2017/10/07 (土) 00:00:07) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/04/08(金) 13:20:01
更新日:2024/02/02 Fri 20:27:27
所要時間:約 7 分で読めます




それで言い訳つくだろ!?
帰っちまえ!!!


型式番号 MSN-001A1
所属 地球連邦軍(ロンド・ベル)
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
頭頂高 19.6m
重量 27.2t
出力 2,360kW
推力 92,400kg
センサー有効半径 16,200m
装甲材質 ガンダリウム合金

武装

搭乗者 リディ・マーセナス、ピコ・アルティドール(0094年時テストパイロット)


機動戦士ガンダムUC』に登場するMS。

クシャトリヤ、そしてシナンジュとの戦いでMS部隊がほぼ全滅し、更に資源衛星『パラオ』の攻略を命令された「ネェル・アーガマ」にアナハイム社側から提供された可変式MS
グリプス戦役』及び『第一次ネオ・ジオン抗争』で活躍した高性能MS「百式」は本来ならば可変機構を持つガンダム「δガンダム」となるはずの機体であった。だがフレーム強度の問題から変形が極めて不安定であり、やむなく変形機構を排除した非可変型MSとして完成。
百式」はMSとしては完成していたが、開発陣の望む「δガンダム」としては未完成の欠陥品であったのだ。

その後、アナハイムは設計を「δガンダム」まで差し戻して検証。「百式」の実働データと、それまで開発されたΖガンダムΖΖガンダムSガンダムなどあらゆる可変機のノウハウを導入。
更には技術部は挑戦的な設計を行い、その結果デルタプラスはもはや「δガンダムの改良再設計機」ではなく「可変型最新技術試験機」として完成することとなった。

本機はδガンダムと同様に巡航形態(ウェイブライダー)への変形が可能であり、巡航形態では単独での大気圏突入が可能である。


その推力は明らかに異常とも言えるほどで、1G重力下でサブフライトシステム的な運用も容易に可能であったとされる。
背部は通常のMSと違いフレキシブルバインダーのみで、推進用のバーニアスラスターは腰部と脚部の下半身に集中して配置されている。

百式と同様にメインカメラには最新型の
Image Directive Encode System
通称『イデシステム』を搭載。
更には簡易サイコミュデバイス『バイオセンサー』も採用していたとされる。


U.C.0090年に連邦軍から委託を受け開発。
漫画『デルタの鼓動』等によるとシャアの反乱時には完成していたらしく『ロンド・ベル隊』から支給申し込みがあったが、上層部は「ロンド・ベルに過剰な戦力を与えること」を恐れてこれを却下。
後に艦載機の多くを失った「ネェル・アーガマ」に補充機体の一つとして配備された。ただし、これは規格外の試作機であることから部隊編成に組み込み辛く、結果倉庫の荷物と化していた機体の「体のいい厄介払い」だったようである。
リディ少尉の機体としてパラオ攻略作戦に投入された本機は、ジェガンリゼルとは比較にならないほどの規格外の能力を発揮し、連邦軍上層部が恐れた「ガンダムタイプ」の力を実証することとなった。

あくまでモデルは百式ではなくデルタガンダムなためバイザーは装備していない。



□武装

  • ロング・メガ・バスター
本機専用のビームライフル。『メカニカルアーカイブス』の時点では大型のライフルということが分かっていた。
デザインは同系列の機体であるフルアーマー百式改のロング・メガ・バスターと同じ。
アニメ内でリディが搭乗した際は使用されていないが、『機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』のプロローグにてガンダムデルタカイの試験でピコ・アルティドール大尉が搭乗した際に装備しており本来の姿で活躍した。


  • ビームライフル
互換性の問題からパラオ攻略戦にて使用されたリゼル用のビームライフル。


  • ビームサーベル
シールド先端に収納されており、シールドに取り付けたままでもビームを発振可能。
変形時には機首ビームガンとしても機能する。


  • 頭部60mmバルカン
MSの基本装備の一つ。


  • シールド
ウェイブライダー時には先端部を構成する伸縮機能を持った細身のシールド。各種武装の懸架ユニットとしても機能する。


  • グレネードランチャー
シールドに取り付けられた二連装グレネードランチャー。発射後は自動装弾される。


  • シールドビームカノン
同じくシールド先端に取り付けられたビーム砲。


  • ビームマグナム
ユニコーンガンダムの装備。シャンブロ戦でユニコーンから奪い使用した。
しかし反動が大き過ぎたため両手持ちだったにも関わらず一発撃っただけで右腕が破損し直後に動かなくなってしまった。



□劇中での活躍

リゼルに次ぐリディの第二の機体として登場。
パラオ攻略戦の最中にミネバを連れて地球に降下した。
原作小説ではダカールでの戦闘時にバンシィのビームマグナムを食らい右手首を失ったものの、変形飛行出来る程度の損傷だった。その後の消息は不明。

OVA版では原作とほぼ同じだが、ガルダでの戦闘時にガンダムタイプだったせいで半ば錯乱したプルトゥエルブに捕捉されてしまい、
「お前もガンダムかぁ!!」という台詞と共にバンシィのアームド・アーマーVNによって右半身を原型を止めないほど引き裂かれ大破した。



□ゲームでの活躍
受難枠…かもしれんが、基本的にバンシィのアームド・アーマーVNでお陀仏することはないのでその点は救われている。

  • Gジェネ
「WORLD」で初登場。それほど性能は高くなく武装は平凡だが、「ビームサーベル」のカットインに妙に気合いが入っている。リディを乗せると上記のセリフと共に斬り捨てる。
レベルアップでSガンダムへ派生する。
が、ゲテモノぞろいのGジェネではそれだけでは生きていけない。ぶっちゃけ下位である筈のZプラスの方が遥かに使える。
せめてシールドカノンが使用できたら……。
「OVERWORLD」ではSガンダムではなくガンダムデルタカイに開発可能に(Sガンダムへはデルタカイから開発できる)。
デルタカイが超優秀なのでますます繋ぎ的な立ち位置になった。


3月度の解禁機体。「百式」と同じくコストは2000。
メガバズーカランチャーなどの高火力の百式とは違い、変形を利用した特殊なアクションが持ち味。
しかし武器は、「ライフル」や「グレネード」と百式よりもΖガンダムに近く完全劣化版。格闘も大して目立つモノがない。
高火力玄人機体の「百式」と、万能高性能機の「Ζガンダム」のちょうど中間のような性能である。
打ち切りリロード式で回転も早い弾幕張りの特射「リゼル召還」と、高ダメージ・低補正・強判定の特格「ウェイブライダー突撃」の二つがメインとなる。
覚醒技はダカールのネタバレ必至のユニコーンとの協力技。
あまりに動きが特殊でシューティングゲームな完全魅せ技。
一応逃げには使える…かも。

その後のアップデートでビームライフルのビームがピンクから原作通りの水色に変更。変更はこれだけだったが、夏仕様などのネタ的な意味でデルタプラススレは一時的に盛り上がった。


第3次Z時獄篇で初登場。
Gジェネでの不遇っぷりとは逆に非常に使いやすい性能となっているため、愛機の到着が遅いアムロやカミーユはストーリー上搭乗を拒否したのに乗り換えする羽目になる。
リディ?聞いてくれるな。
天獄篇では序盤にリディが乗っているが、すぐに行方不明になり本機が空くため、乗機に困るハサウェイ等を乗せるといい。
BXではリディの愛機として序盤継続してスポット参戦(なんとユニコーンより期間が長い)→条件付きで搬入される隠し機体として登場。
射程の短さがネックだが改造度が初期から高く、まさかのバイオセンサー搭載と空適応ボーナス持ちで使いやすい。
「機動戦艦ナデシコ」の設定が反映されてて空陸扱いの火星面用や、切り込み役の相方として、バンシィよりもデルタプラスが投入されたりすることすらある。
Vでは宇宙世紀世界の序盤でスポット参戦し、そこから分岐終了後に入手する。格闘型である。
「百式の親戚なら、オレにピッタリだ!」
なお、入手面ではまさかの敵対。そしてリディのすごく忙しそうな乗り換えシーンが展開されるのであった。




HGUCで発売。百式の金型流用ではなく完全新規金型。
Ζガンダムやリゼルのように変形用ブロックを使った差し替え変形の採用で脅威の薄さを実現。

MGも発売中。こちらは完全変形だが、変形プロセスは設定とは異なるらしい。





それで追記・修正出来るだろ!?帰っちまえ!!!

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