リゼル(MS)

登録日:2010/04/01(木) 15:45:59
更新日:2021/05/05 Wed 17:01:40
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テロリスト相手に……人質なんか取ってさっ!



小説及びOVA『機動戦士ガンダムUC』に登場するモビルスーツ(MS)。
リ・ガズィの系譜のRGZ系列に連なる機体で、「シャアの反乱」後のロンド・ベル隊に隊長機を含め8機の配備が確認されている。


型式番号 RGZ-95
全高 20.5m
重量 25.8t
出力 2,220kw
推力 81,500kg
センサー有効半径 14,920m
装甲材質 ガンダリウム合金

武装
ビームライフル
グレネードランチャー
ビームサーベル
頭部バルカン
メガビームランチャー
シールド
ビームキャノン

搭乗者
リディ・マーセナス
地球連邦軍一般兵


Ζガンダムの量産を目的に開発されたRGZ(リファイン・ガンダム・ゼータ)シリーズの1機。
ΖプラスR型やリ・ガズィのようなバックウェポンシステムによる準可変機構ではなく、可変機構の弾力的運用を前提に、グリプス戦役時に廃案となったΖⅡの設計をリファインする形で一応の量産化を成功させた可変式MS。

巡航形態はΖガンダムのウェイブライダー(WR)とは異なり、ΖⅡと同様、メタス系のMAに近いものとなっている。
構造が比較的簡易なメタス系列の可変機構を参考とし、内装の一部をジェガン系列と統一化することによって、従来の可変機の多くにあった高コスト故の生産性の低さをクリアしている。

加えて、新型OSによって両形態での操作感を統一するなど、Ζ系列機特有のピーキーな操作感も幾分緩和されており、新兵でも難なく扱う事ができる。
しかしそのために各スラスターにリミッターをかけるなど、限界性能をあえて引き下げる調整が施されており、歴戦のΖ乗りからは不満の声も上がっていた。
隊長機、コマンダータイプとも呼ばれるRGZ-95C リゼルC型はそのようなエース向けに開発されており、リミッターの解除とムーバブルフレームの補強を施すことで、操作系を犠牲にする代わりにΖ系に迫る性能を手に入れている。

腰部から脚部スラスターにかけての形状はΖΖガンダムFAZZ(ファッツ)等のMSZ-010系列に酷似している。

まさに本機は様々な系列のアナハイム製MSの機構的ノウハウがフィードバックされ結実した形となっている。

頭部の形状はΖ系のガンダムフェイスではなく、多くの連邦軍量産機に見られるゴーグル式カメラアイ(ジム頭)を採用している。
このカメラアイは確認されている物で赤、緑の2パターンがあり、基本的には緑色が隊長機、赤色が一般機に分類される。


名称は「リファイン・ゼータ・ガンダム・エスコート・リーダー (Refine Zeta Gundam Escort Leader)」の頭文字の略称 (ReZEL) 。

連邦軍内では「ロメオ」なるコードネームでも呼ばれている。
スラスター推力に余裕があり、その名が示すようにバックパックにMSを牽引できるグリップが設けられ、サブフライトシステムとしても運用できる。


デザイン発注時の仮称は「ΖⅢ(ズィードライ)」。



■武装

  • 60mmバルカン砲
MSの基本武装の一つ。主に牽制用。


  • ビームサーベル/グレネードランチャー
両前腕部に2基ずつあるウェポンラックに装備する。
収納部は兼用で、基本は片腕にグレネード×2、もう一方にサーベル×2という風に装備するが、状況に応じて内容の変更が可能。


  • ビームライフル/メガビームランチャー
メインウェポン。
どちらを装備するかは隊長機・一般機問わず選択できる。

前者は通常出力からモード切替が可能で、高出力モードでの照射は敵機を斬撃のように焼き切ることから「ギロチン・バースト」と呼ばれる。
Ζと同じくロングビームサーベルにもなる。Eパック方式で予備はシールド裏に格納。

後者はΖのハイパーメガランチャーの系統にあたる高出力ビーム兵装。
MS本体からのエネルギー供給に加え、砲自体にもジェネレーターが内蔵されている為安定した運用が可能となっている。
連射は不可能で、再チャージには多少の時間猶予が必要。

  • シールド
先端に3点バースト方式のビームキャノンを装備し、WR時の主武装となる。
また打突兵器としての運用も考えられており、後部にハンマーブレードを備えている。



■劇中での活躍
ロンド・ベル所属の戦闘艦ネェル・アーガマの艦載機として登場。8機+予備機数機が搭載されていた。
インダストリアル7へ臨検のため派遣され、不意打ち気味にネオ・ジオン残党である袖付きのMSギラ・ズールに一機やられ、次いでクシャトリヤと交戦。数の上では圧倒的な差ではあったが、あっという間にほぼ壊滅状態へ追い込まれてしまう。
その後周辺宙域でシナンジュと交戦。一機はカタパルトから出撃中に狙撃され大破し、隊長機はシナンジュとの交戦の末撃破される。残るリディ機は右脚を失い、最終的に推進剤切れで戦線離脱を余儀なくされた。

その後、補給を受け予備機がパラオ攻略戦やラプラス遺跡周辺宙域での戦闘に挑む。
目立った活躍こそ無かったが、エコーズ隊を牽引する姿が見られSFS要素をアピールしている。

回り回って再度インダストリアル7へ針路を向けた時に、迫るバンシィ・ノルンから迎撃のため2機が出撃。一機はジェガン用のビームライフルを2丁装備しての出撃だったが、敢え無く全機無力化されてしまった。
その後の袖付き部隊との交戦では、先鋒として数機が参加。ガザDを撃破するなどの戦績を収めるが、逆にバウに撃破されるなど一進一退の攻防を続ける。内一機は、かなりの損傷を負った上でユニコーンガンダムに牽引されている姿も映し出された。


■バリエーション
バックパックは複数種設定されており、基本的にはボックスユニットかウイングユニットで運用される。

ボックスユニットはメタスやΖⅡのような箱型のバックパックで宇宙専用。航宙機として必要十分な性能を持つ。

ウイングユニットは名の通りウイングバインダーを持ち、大気圏突入や圏内飛行を可能としている。
ボックスタイプに比べて推力が強化されている為宇宙においてもこちらを使用する者も居たとか。

また、UCの漫画版「バンデシネ」ではディフェンサーユニットが登場。
ジェネレーターやブースター、スラスター、武装が追加され、武装の種類によりa・bの2種に別れる。


  • ディフェンサーaユニット
追加武装は大量のマイクロミサイルと、ΖΖでお馴染み極太のハイパービームサーベルが2本。
後者はΖΖにはあったビームキャノン機能は削られたものの、通常のビームサーベルより出力50%増しで、一度に複数のMSを薙ぎ払える。
携行火器はビームライフルで、ユニット全体として近・中距離戦闘に適した広域拡散型の武装を装備した前衛型。


  • ディフェンサーbユニット
追加武装は左右のバインダー先端に備えられたメガ粒子砲。
携行火器のメガビームランチャーはジェネレーター増設の恩恵を受け、2基同時に運用できるようになっている。
盾の物と合わせてビームキャノンを5つ持ち、ユニット全体として中・遠距離戦闘に適した一点集中型の武装を装備した後衛型。

ディフェンサーユニットは他機種との連携ではなく、MSの個としての機能強化を目的としたものである為SFS用のグリップを持たない。
運用時はディフェンサーユニット2タイプを役割に応じて装備させたリゼル3機小隊が基本となる。
ディフェンサーユニット装備としてはC型を駆る女性パイロット三人組「三本の矢(スリーアローズ)」が有名。


  • C型(ゼネラル・レビル配備機)
ガンダムUC時代の新型旗艦ゼネラル・レビルの艦載機として、グレーと橙ののカラーリングが施されている。
C型の性能は通常タイプのリミッターを外した状態が恒常化されたもので、ディフェンサーユニットかウイングユニットを選択している。
ガンダムUC劇中では、宇宙で合流したネェル・アーガマとガランシェールに攻撃を仕掛けるも、ローゼン・ズールに先行部隊が無力化され、シナンジュの狙撃で一機大破している。EP7終盤でメガラニカへ迫るも、ユニコーンガンダムによって核融合炉を停止状態にされまたも無力化された。
ガンダムNT劇中では、Ⅱ・ネオジオングの迎撃のため出撃。しかし圧倒的火力に押し負け全滅している。


ガンプラ
一般機と隊長機、及びC型(ディフェンサーbユニット)がHGUCで発売。
変形はさすがに差し替え式ではあるが、保持力は悪くなく色分けもセンサー部分以外はそれなり。
後にプレバン限定で、一般カラーのディフェンサーbユニット装備が販売している。

更にMGで一般機と隊長機、及びC型が一般販売。
C型はディフェンサーaユニットにも換装可能な代物で、可動域や色分けは十分な仕上がりだった。


■ゲーム
ワールドから登場。一般機をリーダーに置くと隊長機に変化する。
3D・オーバーワールドでは別機体として開発できるようになったが、ジェネシスではワールド同様の配置による変化に戻った。
一般機は変形できる以外は普通の量産MSという感じだが隊長機になるとメガビームランチャーで射程と火力が強化される。
また、ジェネシスではゼネラル・レビル配備カラーの機体や、ディフェンサー装備の機体も登場。
a装備は連続攻撃のマイクロミサイル、b装備は貫通効果かつ長射程のメガビームランチャーが強力。
量産機縛りなら移動力や地形適応力に優れた主力候補に。

初代からデルタプラスのアシストとして登場。両脇に一機ずつ召喚され、ビームを3連射してくれる優秀なアシスト。
EXVS2からはユニコーンガンダムのアシストとして登場。メガ・ビームランチャー照射かロングビームサーベル突撃かを選べる。後者は特に判定・範囲・追従性能が高く使いやすい。

PS4専用ゲーム『GUNDAM VS.』ではプレイアブル機体として参戦。コストは最低の200でパイロットはリディ少尉。
扱い易い射撃をビームと実弾の両方で装備しているが、コスト相応程度の威力しか持たないため若干心持たない。

ガンダムUC初参戦となるZ3時獄篇に初登場。自軍ユニットとして使用可能だが、隊長機しか存在しない。
劇中では原作同様リディが搭乗するほかにカミーユも搭乗する。
ただ、後にZガンダムやデルタプラスが登場し、そちらの方が使いやすい(しかも両機ともに改造を引き継がない、というか本作には改造を別機体に引き継ぐ複数人乗り換え可能な機体が存在しない)ので倉庫番にするプレイヤーが多い。

Z3天獄篇では上記の隊長機に加え、C型(ゼネラル・レビル配備機)のMA形態が敵ユニットとして登場。移動力重視型のやられ役である。
エンジンの共通性が多い『V』でも続投。デフォルトで搭乗機が設定されていないモンドかイーノが乗っているだろう。

なお、『BX』では世界背景の都合でクランシェ(AGE)とブレイヴ(劇場版00)あたりにコンペで敗れたのか登場しなかった。


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最終更新:2021年05月05日 17:01