デルタプラス

登録日:2011/04/08(金) 13:20:01
更新日:2020/05/31 Sun 12:03:26
所要時間:約 8 分で読めます




それで言い訳つくだろ!?
帰っちまえ!!!


機動戦士ガンダムUC』に登場するMS。


型式番号 MSN-001A1
所属 地球連邦軍(ロンド・ベル)
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
頭頂高 19.6m
重量 27.2t
出力 2,360kW
推力 92,400kg
センサー有効半径 16,200m
装甲材質 ガンダリウム合金

武装

搭乗者 リディ・マーセナス、ピコ・アルティドール(0094年時テストパイロット)



クシャトリヤ、そしてシナンジュとの戦いでMS部隊がほぼ全滅し、更に資源衛星『パラオ』の攻略を命令された「ネェル・アーガマ」にアナハイム社側から提供された可変式MS
グリプス戦役』及び『第一次ネオ・ジオン抗争』で活躍した高性能MS「百式」は本来ならば可変機構を持つガンダム「δガンダム」となるはずの機体であった。だがフレーム強度の問題から変形が極めて不安定であり、やむなく変形機構を排除した非可変型MSとして完成。
百式」はMSとしては完成していたが、開発陣の望む「δガンダム」としては未完成の欠陥品であったのだ。

その後、アナハイムは設計を「δガンダム」まで差し戻して検証。「百式」の実働データと、それまで開発されたΖガンダムΖΖガンダムSガンダムなどあらゆる可変機のノウハウを導入。
更には技術部は挑戦的な設計を行い、その結果デルタプラスはもはや「δガンダムの改良再設計機」ではなく「可変型最新技術試験機」として完成することとなった。

本機はδガンダムと同様に巡航形態(ウェイブライダー)への変形が可能であり、巡航形態では単独での大気圏突入が可能である。


その推力は明らかに異常とも言えるほどで、1G重力下でサブフライトシステム的な運用も容易に可能であったとされる。
背部は通常のMSと違いフレキシブルバインダーのみで、推進用のバーニアスラスターは腰部と脚部の下半身に集中して配置されている。

百式と同様にメインカメラには最新型の
Image Directive Encode System
通称『イデシステム』を搭載。
更には簡易サイコミュデバイス『バイオセンサー』も採用していたとされる。


U.C.0090年に連邦軍から委託を受け開発。
漫画『デルタの鼓動』等によるとシャアの反乱時には完成していたらしく『ロンド・ベル隊』から支給申し込みがあったが、上層部は「ロンド・ベルに過剰な戦力を与えること」を恐れてこれを却下。
後に艦載機の多くを失った「ネェル・アーガマ」に補充機体の一つとして配備された。ただし、これは規格外の試作機であることから部隊編成に組み込み辛く、結果倉庫の荷物と化していた機体の「体のいい厄介払い」だったようである。
リディ少尉の機体としてパラオ攻略作戦に投入された本機は、ジェガンリゼルとは比較にならないほどの規格外の能力を発揮し、連邦軍上層部が恐れた「ガンダムタイプ」の力を実証することとなった。


あくまでモデルは百式ではなくデルタガンダムなためバイザーは装備していない。
また、両機の特徴であったエマルジョン塗装による金色のコーティングは無く、装甲はグレーと紺の落ち着いた色調となっている。



□武装

  • ロング・メガ・バスター
本機専用のビームライフル。『メカニカルアーカイブス』の時点では大型のライフルということが分かっていた。
デザインは同系列の機体であるフルアーマー百式改のロング・メガ・バスターと同じ。
アニメ内でリディが搭乗した際は使用されていないが、『機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』のプロローグにてガンダムデルタカイの試験でピコ・アルティドール大尉が搭乗した際に装備しており本来の姿で活躍した。


  • ビームライフル
互換性の問題からパラオ攻略戦にて使用されたリゼル用のビームライフル。


  • ビームサーベル
シールド先端に収納されており、シールドに取り付けたままでもビームを発振可能。
変形時には機首ビームガンとしても機能する。


  • 頭部60mmバルカン
MSの基本装備の一つ。


  • シールド
ウェイブライダー時には先端部を構成する伸縮機能を持った細身のシールド。各種武装の懸架ユニットとしても機能する。


  • グレネードランチャー
シールドに取り付けられた二連装グレネードランチャー。発射後は自動装弾される。


  • シールドビームカノン
同じくシールド先端に取り付けられたビーム砲。


  • ビームマグナム
ユニコーンガンダムの装備。シャンブロ戦でユニコーンから奪い使用した。
しかし一発撃っただけで右腕が破損し直後に動かなくなってしまったが、これは発射による反動ではなく、本機がユニコーンガンダムのような専用の特殊規格電装系ではなく、量産型系MSと同規格の電装系だったためにショートしてしまったことが原因



□劇中での活躍
◆『ガンダムUC』(U.C.0096)
リゼルに次ぐリディの第二の機体として登場。
パラオ攻略戦の最中にミネバを連れて地球に降下した。
原作小説ではダカールでの戦闘時にバンシィのビームマグナムを食らい右手首を失ったものの、変形飛行出来る程度の損傷だった。その後の消息は不明。


OVA版でも原作とほぼ同じだが、ガルダでの戦闘時、二機のユニコーンを闇討ちしようとした際ガンダムタイプだったせいで半ば錯乱したプルトゥエルブに捕捉されてしまい、
「お前もガンダムかぁ!!」という台詞と共にバンシィのアームド・アーマーVNによって右半身を原型を止めないほど引き裂かれたうえ右脚も踏み折られ大破した。


◆『ガンダムNT』(U.C.0097)
漫画版に登場。
ルオ商会によるマーサ護送部隊襲撃作戦の際、高高度警戒任務についていた本機が偶然戦闘を発見し参戦。
ディジェ部隊による攻撃に戸惑いながらも二機を撃破するが、自身も相討ちとなり撃墜された。



□ゲームでの活躍
受難枠…かもしれんが、基本的にバンシィのアームド・アーマーVNでお陀仏することはないのでその点は救われている。

「WORLD」で初登場。それほど性能は高くなく武装は平凡だが、「ビームサーベル」のカットインに妙に気合いが入っている。リディを乗せると上記のセリフと共に斬り捨てる。
レベルアップでSガンダムへ派生する。
が、ゲテモノぞろいのGジェネではそれだけでは生きていけない。ぶっちゃけ下位である筈のZプラスの方が遥かに使える。
せめてシールドカノンが使用できたら……。
「OVERWORLD」ではSガンダムではなくガンダムデルタカイに開発可能に(Sガンダムへはデルタカイから開発できる)。
デルタカイが超優秀なのでますます繋ぎ的な立ち位置になった。
「GENESIS」ではバルカンの代わりにシールドのビームキャノンが追加され、特殊能力のバイオセンサーも追加されたためパイロットによってはそこそこの火力も出せる。


初出は『EXVS』。コストは2000。

2500コストのΖガンダムをダウンサイジングしたような射撃向け機体。ビームライフルは3連射から2連射に、サブ射のグレネードは足を止める必要があるなどコスト相応に弱体化している。
格闘も良くも悪くも射撃機相応の性能で、変形機としても、メッサーラ(MA)のような変形コマンドを持たないなど、一見すると非常に地味な機体。

そんなデルタのオンリーワンの長所が、特殊射撃「リゼル呼出」。VSシリーズ特有のアシスト系攻撃で、両脇にリゼルを呼び出して援護射撃してもらう…という攻撃自体はよくある射撃アシストの域を出ないが、
ここからメイン射撃にキャンセルすることで特殊射撃の硬直を消し、その場で落下することができる
これにより、ローリスクで攻撃のスキを消しつつ着地してブーストを回復することができ、他の2000射撃機体にない独特の動きが可能。
このテクニックは「アシスト→メイン射撃キャンセル」を略して通称アメキャンと呼ばれ、デルタを使う上では超重要なテクニックである。

また、格闘も横格闘が優秀な他、変形して回転しながら相手に突っ込む特殊格闘の「ウェイブライダー突撃」に派生することで大ダメージを狙える。
特に特格をキャンセルして連続でヒットさせる「特格ループ」のダメージは絶大で、スキこそ大きいが射撃機としては破格のリターンが得られる。

バーストアタック(覚醒技)は「ユニコーンガンダム(デストロイモード) 呼出」。
ウェイブライダー状態のデルタプラスの上にユニコーンが乗り、デルタとユニコーンで射撃を前面に連射する…という特殊な覚醒技で、言わずもがなep4のシャンブロ戦の再現。
発動中はシューティングゲームのように前進し続け、レバーを入れることで方向転換ができる。
旋回を生かした曲げ撃ちや、BD消費なしで発動できることを生かしての逃げの一手など使い所はあるもののハッキリ言ってかなり使いにくい覚醒技。

実質弾数無限のビームライフルとリゼルで後ろからちょっかいを出し、射撃が当たったら各種キャンセルでダウンを奪って相方の有利を作り、
相手に接近されそうになったら各種アメキャンや横格、チャージショットの「ユニコーンガンダム呼出」で自衛する…というのが基本の立ち回り。
欠点はカット耐性がとにかく低い特格を絡めないとあまりにも攻撃のリターンが小さいことと、良くも悪くも攻撃が素直なので無視されやすいこと。
このため、動かすこと自体は射撃機の中でも簡単だが、勝ちを狙うなら変形の挙動を利用した「曲げ撃ち」*1など、細かなテクニックを覚えていく必要がある。
またアメキャンは利便性が高いが、ワンパターンでアメキャンを繰り返すだけではやがてアメキャンを読まれて着地を取られるため、アメキャンのタイミングも考えなければならない。

その後のアップデートでビームライフルのビームがピンクから原作通りの水色に変更。変更はこれだけだったが、夏仕様などのネタ的な意味でデルタプラススレは一時的に盛り上がった。

後のシリーズでも武装に大きな変化はなく、参戦し続けているが、デルタを開祖とする「アメキャン」系の落下ムーブは『FULLBOOST』以降様々な機体に実装されていったため、
アメキャンの独自性はシリーズを経るごとに失われている。
また、『マキシブーストON』以降は各機体の弾性能のインフレが進み、先述の「射撃がいずれも素直で読まれやすい」「自己主張しにくい」という弱点が顕在化。
特に最新作『EXVS2』においては上記の弱点と火力の低さが悪い方向に噛み合ってしまい、悲しいかな苦戦を強いられる場面が増えている。

第3次Z時獄篇で初登場。
Gジェネでの不遇っぷりとは逆に非常に使いやすい性能となっているため、愛機の到着が遅いアムロやカミーユはストーリー上搭乗を拒否したのに乗り換えする羽目になる。
リディ?聞いてくれるな。
天獄篇では序盤にリディが乗っているが、すぐに行方不明になり本機が空くため、乗機に困るハサウェイ等を乗せるといい。
BXではリディの愛機として序盤継続してスポット参戦(なんとユニコーンより期間が長い)→条件付きで搬入される隠し機体として登場。
射程の短さがネックだが改造度が初期から高く、まさかのバイオセンサー搭載と空適応ボーナス持ちで使いやすい。
「機動戦艦ナデシコ」の設定が反映されてて空陸扱いの火星面用や、切り込み役の相方として、バンシィよりもデルタプラスが投入されたりすることすらある。
Vでは宇宙世紀世界の序盤でスポット参戦し、そこから分岐終了後に入手する。格闘型である。
「百式の親戚なら、オレにピッタリだ!」
なお、入手面ではまさかの敵対。そしてリディのすごく忙しそうな乗り換えシーンが展開されるのであった。


連邦軍コスト300の射撃機体として登場。フライトモード搭載機体で、変形後にメイン&格闘武装の性能が変化する。
メイン武装は連射性能が高くフライトモード時に長距離からのスナイプが可能なビーム・ライフルA
連射性能は低いが威力が高く、フライトモード時に置き撃ちがしやすく、高威力で一発ダウンが特徴のビーム・ライフルB
常時リロードでやや硬直が少なく、フライトモード時にチャージビームとなるビーム・ライフルC(コスト+20)

格闘武装はフライトモード時に誘導が強いグレネード・ランチャーになるビーム・サーベルA
連射とダウン値の低さが特徴のビーム・キャノンとなるビーム・サーベルBがある。


フライトモードとの使い分けに頭を使うが、アンチタンクから護衛まで幅広い運用が可能となる機体で愛用者も多い。



HGUCで発売。百式の金型流用ではなく完全新規金型。
Ζガンダムやリゼルのように変形用ブロックを使った差し替え変形の採用で脅威の薄さを実現。

MGも発売中。こちらは完全変形だが、変形プロセスは設定とは異なるらしい。





それで追記・修正出来るだろ!?帰っちまえ!!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/