百式改

登録日:2012/04/29(日) 22:51:30
更新日:2020/05/06 Wed 15:23:02
所要時間:約 6 分で読めます




『Ζ-MSV』、『機動戦士ガンダム シャアの帰還』に登場するMS。
デザインは藤田一巳。初出は『B-CLUB』。


型式番号:MSR-100(MSR-100S、MSR-00100S、MSN-100S)
全高:19.2m
頭頂高:19.2m
本体重量:39.2t
全備重量:63.6t
出力:2,015kW
推力:93,500kg
センサー有効半径:11,500m
装甲材質:ガンダリウムγ

武装:
ビームライフル
ビームサーベル×2
ビームガトリングガン
パルスレーザー砲
グレネードランチャー×2


アナハイム・エレクトロニクス社が開発したエゥーゴの試作機
百式を完全な非可変機として再設計することで全体的に性能を向上させている。
カラーリングはもちろん金色で、両肩には「百改」と書かれている。

背中はフレキシブルバインダーが廃され、代わりにウイングバインダー付きの高機動デバイスを装備。
これはΖガンダムのスタビレーターを発展させたものでプロペラントタンクとスラスターユニットの機能を兼ね備えていて、元々高かった機動力をさらに高めている。

肩には武装追加用のハードポイント、腕には多目的ランチャーユニットが設置され、ベース機より火力が上がった。

頭部は大型化しており、高性能な電子機器を内蔵して通信や索敵能力を強化している。

ちなみに当初は「パルスレーザー砲が頭部に内蔵され、肩にはビームガンとガトリングガンが装着可能」とされていたが、いつの間にか「肩にパルスレーザー砲が装着可能で携行武装としてビームガトリングガンが用意されている」という設定に変わっている。

機動戦士ガンダムΖΖ』にも「百壱式」名義で登場予定だったという話もある。


○作中の活躍
ゲームブック『シャアの帰還』によると、地球連邦軍がロンド・ベル隊を結成した際、ネェル・アーガマに1機配備されたという。
パイロットは不明だが、ゲームの展開によってはシャアが奪って乗ることも。



■派生機

◇フルアーマー百式改
型式番号:FA-100S
頭頂高:19.2m
本体重量:39.2t
全備重量:72.8t
出力:2,015kW
推力:113,000kg
センサー有効半径:12,500m
装甲材質:ガンダリウム合金

武装:
ビームライフル
ビームサーベル×2
ビームパルサーガン×2
腰部2連装ミサイルポッド×2
脚部2連装ミサイルポッド×2
メガ粒子砲
ビームキャノン
炸裂ボルト×2
ロングメガバスター

パイロット:クリフ・フレミング


『M-MSV』、『シークレットフォーミュラ フルアーマー百式改』、『機動戦士ガンダムΖΖ 悪夢の戦場』に登場。
カラーリングは当然金色で、胸のリフレクターパネルに「百改」と書かれている。

百式改に追加装備を取り付けた姿で、火力と防御力を高めている。
特に火力の向上が目覚ましく、ビームキャノンやメガ粒子砲、ロングメガバスター、炸裂ボルトなどといった武装を多数搭載している。
…が、重装備化したおかげで運動性は落ちてしまった。
リフレクターパネルからはIフィールドを展開可能で、ビームからコクピットブロックを守る。

炸裂ボルトはどのような存在なのかあまり知られていない。
ゲーム作品では接近戦用の武装として扱われており、一部では増加装甲を強制パージするのが正しい用途だ、と指摘されている。
しかし『SDクラブ』には「ショットガン同様、接近する敵に榴弾をみまうもの」と記述されており(ただし威力はあまりないらしい)、
逆にパージ用説がどこから出てきたものなのか不明瞭という状態になっている。
後に『ガンダムUC』関連の資料でどちらも可能とする記述が追加され、ガンダムデルタカイにもオプション兵装として採用されている。

現在ではスラスターの推力は113,000kgとなっているが、当初は11,300kg(推定)と表記されていた。百式改どころか一年戦争時のMSよりも低い……。


○作中の活躍
月面都市イプシロンで調整を受けていたところをティターンズ量産型サイコガンダムに襲撃される。
迎撃するも取り逃がし、機体は破損。応急修理して再出撃し、攻撃されていたアイリッシュ級戦艦クークスタウンを守りきった。

また、月の裏側で試験運用中に突然行方をくらまし、後にプロトタイプサイコガンダムに無人機として操られた状態でプロトタイプΖΖガンダムと戦ったらしい。



◇量産型百式改
型式番号:MSR-100S(MSR-00100S)
頭頂高:19.2m
本体重量:39.2t

武装:
ビームライフル
ビームサーベル×2
ビームガトリングガン

パイロット:マーティン・マータフ


『Ζ-MSV』に登場。
その名の通り、百式改の量産仕様。
生産性を高めるためか背中の高機動デバイスがオミットされていて、まるで背中のバインダーを外した百式の頭と両腕を百式改のそれに変えたような外見をしている。これはエマルジョン塗装していない百式のローコストモデルがベースだかららしい。

カラーリングは金色である。量産機なのに。「百改」の文字は左肩にだけ書かれている。

実はこれ、当時売れ残りまくっていた『ハイコンプリートモデル』の百式をなんとか売り切ろうとして設定された機体なのである(ガレージキットの百式改と抱き合わせて売られたという)。
前述の外見をしているのはそのため。


○作中の活躍
エゥーゴの新たな主力機の座を競合機の量産型Ζガンダムと争い、見事勝ち取った。

…はずなのだが、その後どこかに配備されたといった話はさっぱり聞こえてこない。
やはり色がマズかったのか…。

U.C.0094年頃にはデルタカイの技術比較検証の為にマリアナ基地に1機配備され、その後フレスベルク隊が創設されるとそちらの戦力として使われた。
最後は量産型Ζガンダムを庇って頭と右腕を吹っ飛ばされ、コクピットにもダメージを与えた。



◇陸戦用百式改
型式番号:MSK-100S
頭頂高:19.2m
本体重量:39.2t
全備重量:63.6t
出力:2,015kW
推力:70,800kg
センサー有効半径:10,840m
装甲材質:ガンダリウム合金

武装:
60mmバルカン砲×2
レールガン付ビームライフル
ビームサーベル×2
ハンドグレネード
グレネードランチャー×2
3連装ミサイルポッド
ビームキャノン

パイロット:スパルナ・キャリバン


『M-MSV』、『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』に登場。
ティターンズの新型可変機に対抗すべくカラバに配備された機体で、百式改を陸戦仕様に再設計している。
砂漠や湿地帯などでの運用も想定されているらしく、各部には防塵・防湿処理が施されている。
水中戦も可能だが、時間は短い。

バックパックも変更され、自由落下中でも効果的に使えるようにバーニアを調整している。
また、ビームキャノンと3連装ミサイルポッドをオプションとして装備可能。

カラーリングは緑。しかし設定画だと金色に見えるのだが…。


○作中の活躍
ニューヤーク基地を攻撃してきたネオ・ジオン軍を迎撃するために出撃したが敗北し、スパルナ大尉は他のパイロットと共に捕らえられた。



また、デルタガンダムの活躍を描いた漫画『デルタの鼓動』(後に『機動戦士ガンダムUC テスタメント』に収録)では、上記4つの機体が「兄弟」として並んで登場。
コマの中には、月面都市イプシロンやニューヤーク基地での戦いを描いたものもある。


彼らは証明できたのだろうか?

自分が生まれた意義を…



■立体物

  • フィギュア
『GFF』で百式が発売されていて、陸戦用以外の全機に換装できる。

『ガンダムコレクション』では初期シリーズにてシークレットで収録。

2018年にはプレミアムバンダイで食玩『Gフレーム』の百式改が発売され、百式と量産型百式改に換装が可能。

2015年にMG量産型百式改が、MG百式Ver.2.0をベースにプレミアムバンダイで発売されている。
百式Ver.2.0はメッキだが、こちらはメッキではない。百式への組み替えも可能で、バリュートパックやメガ・バズーカ・ランチャーも装備させられる。
2016年には量産型じゃない方の百式改も百式Ver.2.0をベースにMG化され、プレミアムバンダイで発売された。
こちらも百式とのコンパチだが、組換えるのであれば一部パーツを分解する必要がある。
なお百式Ver.2.0の仕様でクレームが出た&量産型の方がメッキじゃなかったせいか、こちらはいつも通りのピッカピカな金メッキとなっており、非っ常に派手。

『元祖SDガンダム』ではなぜか百式を差し置いて発売。
頭部をスライドさせるとキバ付きの口が飛び出すというイミフなギミックが語りぐさとなった。
まぁ、後ろに伸びた頭部がエイリアンっぽいとかたぶんそんな理由なんだろうけども。



■ゲーム

F』にて改を差し置いてFAのみが初登場。
入手するために特定のルートを通る必要があるとはいえ、敵の切り払いが怖い今作で切り払いされないメガ粒子砲を主力武装としていることや、
ルート次第でサザビーが手に入らないこともあり、今まで機体に恵まれなかったクワトロの乗機として活躍できる。

α』では改も登場し、百式から改、FAと段階的に強化されていく。
α外伝』ではサザビーが低難易度モードでないと入手できないことと、終盤の敵ボスの援護防御に対してロングメガバスターが有効であるため、需要が高い。

IMPACT』ではとあるステージでガトーを逃がさずに倒した上で、とあるステージのコンテナを確保した場合、
熟練度が高いと改、低いとFAが手に入る。FAを入手するための熟練度調整は面倒だが、それに見合うだけの強力さを持っている。
MX』は格闘武器の演出に力を入れており、炸裂ボルトもやはり動きまくる。

初代から『F』までは量産型も陸戦用もFAも登場していたが、『SPIRITS』~『OVERWORLD』の期間では改のみの登場。
性能は最高レベルには及ばないものの、『WORLD』『OVERWORLD』ではメガバズーカランチャーがマルチロック武装であるため使い易い。
また、パルスレーザー砲が特殊射撃で防御アビリティを無視し易いのも地味にお得。

『GENESIS』ではメガバズを取り上げられてしまったが久々に量産型とFAが登場。FAはビームコーティングとフルアーマーを両立するため非常に頑丈。
なお、同作では炸裂ボルトがナックルガードから電流を出して殴る武装と解釈されており、ビームサーベルの演出に組み込まれている。

  • ギレンの野望 アクシズの脅威V
陸戦用が連邦側の数少ない水陸両用モビルスーツとして高い性能を発揮。
コストは高いが水陸入り混じったマップでは移動制限受けにくいため重宝。地上はコイツで終盤の逆シャアまで活躍可能。





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