リディ・マーセナス

登録日:2012/04/30 (月) 00:19:35
更新日:2020/05/21 Thu 21:23:22
所要時間:約 6 分で読めます





それで言い訳つくだろ!
帰っちまえ!



機動戦士ガンダムUC』の登場人物。


年齢:23歳
所属:地球連邦軍外郭新興部隊ロンド・ベル
階級:少尉
声:浪川大輔

搭乗機
リゼル
デルタプラス
ユニコーンガンダム2号機"バンシィ"(OVA版ではバンシィ・ノルン)
バイアラン・カスタム2号機(漫画版のみ)


【人物】
地球連邦政府の初代大統領リカルド・マーセナスの子孫で、地球連邦政府中央議会の大物議員ローナン・マーセナスを父に持つ。
その為かエリート然とした余裕のある立ち振る舞いを見せるが、若さ故か後先考えない行動をとることもある。
政治家の父への反発やマーセナス家の重圧から逃れるため、地球連邦軍に志願。
そして宇宙世紀0096、リディはロンド・ベル隊所属の戦艦ネェル・アーガマのMSパイロットとして「ラプラスの箱」を巡る戦争に巻き込まれる事になる。

原作では複葉機の模型をコックピットに持ち込んだりしているが、OVAでは透明な容器に小さな複葉機が入った「お守り」を左腕に付けているという設定に変更されている。
いずれにしてもそれらがバナージと出会うきっかけになる。


【劇中の活躍】
インダストリアル7で袖付きとの激戦を終えたリディは、その戦闘時に保護した民間人と共にネェル・アーガマに帰還する。
その際、救出した民間人の1人であるオードリー・バーンの可憐さに惹かれ、興味を抱く。
だが間もなく彼女が袖付きの要人であり、かつてジオンを一大勢力にしたザビ家の遺児、ミネバ・ラオ・ザビであることを知る。しかしリディは正体を知ってもなお彼女を諦めるどころか、より強く惹かれていった。
勢力は違えど、ミネバが名家出身という似たような境遇にあったことも、彼女への肩入れを強くした理由のひとつだと言えるかもしれない。

その後、ネェル・アーガマのMS部隊はフル・フロンタル率いる袖付きと戦うが、リディは箱の開放阻止を狙うミネバへの協力を優先し、デルタプラスで地球へ降下。
その後、父であるローナン・マーセナスに頼み込み、箱の流出阻止を実現しようとした。
家を飛び出して以来、父と久々の再会を果たしたリディは、初めてマーセナス家と箱の因縁を知る、その事実に驚きを隠せないリディはミネバに救いを求めるのだった。

またジオンの姫として利用される運命にある、ミネバを救うため求婚をするが、このことが逆にミネバを失望させてしまう。

彼は箱を巡る戦乱から逃れることは可能であったが、最終的にミネバを守ると誓い、再び戦争に向かった。

箱の鍵であるユニコーンガンダムのパイロットであるバナージ・リンクスには、ミネバと知り合いであり、更にバナージがミネバに対して一途に愛を伝えている様子を見て嫉妬に駆られ、ライバル意識を燃やしていった。

あれほど忌み嫌っていたマーセナス家を頼って地球に降下を決断したのも、ミネバとの関係でバナージよりも優位に立とうとした面があったと言えるだろう。

ただ、バナージには『勘の合う人』(要は気が合う相手)と思われており、リディ自身もバナージに対して悪感情は持っていない。
むしろ『男と見込んだ。オードリーを頼みます』と言われて『殺し文句だな』とやる気を燃やしたり、シャンブロ相手に共闘した際(小説版のみ)『妙に勘が合う』とリディ本人も思ったりと、実は相性が良い。

小説版ではロニの立場やバナージの戦意の違いからか、地球でのシャンブロとの戦闘後にユニコーンの捕獲を命じられ、同行を拒否したバナージを一度はユニコーンガンダムごと撃とうとするが、
そうしてしまえばミネバも、何よりも自分が自分を許せなくなると思い直し、一度は構えたビームライフルを下ろして「逃げろ」とバナージに訴えかけている。

が、新たに現れた黒いユニコーン「バンシィ」に敗北したユニコーンは拿捕されバナージは捕らわれる。
捕らわれたバナージを心配し、収容された基地に乗り込んで解放するように求めるが、その場に居合わせたアルベルト・ビストの口からバナージがビスト一族のカーディアス・ビストの実子だと知り衝撃を受ける。

ミネバが政争の道具にされた挙げ句、その身柄が財団に引き渡されたことへ凄まじい怒りを覚え、ジオン残党のトリントン基地襲撃時にデルタプラスで単身ガルダに乗り込み、マーサを脅迫。
ミネバを救出しようとするが、ミネバ自身がリディを拒絶してしまう。
直後、墜落するガルダからアルベルトを救出し、脱出。
ともにバナージへの怒りを持つことから彼と共にバナージを消すべくバンシィに搭乗し、ゼネラル・レビルに乗艦した。
その後、戦場の只中にいるネェル・アーガマ部隊を急襲する。

リディは無意識の内にニュータイプに目覚めており、バンシィをデストロイモードに変形させ、バナージと激しい戦闘を繰り広げる。
しかし、戦闘の最中、バナージから自分も自身が否定するニュータイプとなっていることを指摘されて混乱・暴走した挙句に放ったビームマグナムがネェル・アーガマを直撃しそうになる。
その射線上にマリーダの乗ったクシャトリヤが割って入ったことでネェル・アーガマは撃沈を逃れたものの、クシャトリヤは爆散し、マリーダは戦死してしまう。

自責の念に駆られる中、マリーダの死念を感じ取って自分が狂ったのかと怯えるリディだったが、マリーダの言葉を受け取って落ち着き、バナージに対する戦意を喪失。
同時に、自身に殺されながら自分の心を案じてくれたマリーダを殺してしまったことを後悔するが、『でもこれは、取り返しのつかないこと…なんだよな』とつぶやき、涙を流した。

その後、『自分にできること』を考えた末にバナージとの共闘を決意し、ジェスタに乗るトライスターと共にシナンジュと戦うバナージに加勢。抜群のコンビネーションを見せつけ、バナージの勝利に貢献した。
ラプラスの箱を消滅させるために放たれたコロニーレーザーをサイコ・フィールドで防ごうとするバナージのため、『バンシィもフル・サイコフレームだから役に立つだろう』と思い、その場に留まる。

結果的に防衛は成功するも、そのせいでバナージが『未知の生命体』となったことを一番近くにいた故に気付き、一時は呆然とする。
しかし、『バナージをこの世界に連れ戻す』ことを決意し、諦めずに呼びかけを続け、バナージを元の人間に戻すきっかけのひとつとなった。



バナージとは違い強敵との戦闘描写が少ないため分かりにくいが、初見でデルタプラスを乗りこなしている事からもパイロットとしての腕前は意外に高い。
しかし、乗機を次々と変えたり自機についての知識が浅かったりと、愛着は持っていない様子。


【名(迷)言】
●「ガンダム見たい人、この指とーまれ!」
●「ネオ・ジオンでもやってるんだろ!ジーク・ジオンってさ。ここで言えよ!」
●「それで言い訳つくだろ!帰っちまえ!」
●「だから倒す。マシーンに食われても普通の人間でしかない俺の手で!」
●「すまない。おれは…とんでもないところに君を連れてきてしまった…!」
●「何があっても、君だけは守る。だからここにいてくれ。おれのそばに…おれを、独りにしないで…」
●「これ以上、誰も殺させない。箱の犠牲になる人間は、おれひとりで十分だ…!」
●「可能性に殺されるぞ!そんなもの、捨てちまえ!(OVA版のみ)」
●「……行けよ」「早く行け!すぐに連邦の増援が来る。包囲される前にダカールを離れろ。ぐずぐずしてるとおれが――(小説版のみ)」
●「変身したんだ!目の前でガンダムになったんです!」
●「でもどんなに狂った世界でも、そこには100億の人間が生きていて…どうしようもないじゃないか。守っていくしかないじゃないか!ジオンの連中みたいに、何もかもひっくり返すわけにはいかないんだよ」
●「……そうだよな。おまえはまだ子供なんだ。言っていいことと悪いことの区別もつかないくらい……そんな奴がニュータイプだって言われて、無責任に世界を引っかき回して…!許せないな!」
●「手加減しているっていうのか!?おまえは、どれだけおれを惨めにしたら気が済むんだ!」
●「あれは呪いじゃなくて、祈りだったんだ・・・。ニュータイプなんてものが生まれてこなければ!」
●「おまえのせいだ。おまえは俺を否定した。独りにしないでって頼んだのに、俺の手を振り払った。母さんと同じだ。みんな自分の都合ばかり言って誰もおれを助けてくれない。おれを嗤いにきたのか、おまえは!」
●「でもこれは、取り返しの付かないこと…なんだよな」
●「必ず連れ戻してやる、バンシィ!」



【ゲーム作品】
  • スーパーロボット大戦シリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z
初参戦作品。地味にカットインが3種類*1ある恵まれた男。
『時極篇』序盤こそ人柄のよい軍人としてカミーユとエースの座を競ったりと良い雰囲気を築いていたのだが、徐々に敵対フラグが立ち始める。
そのため時獄篇ではEP4までしか再現されない都合上、エピローグでは一人だけ凄く険悪な顔グラで場の雰囲気をぶち壊してくる。
とあるエピソードでは怒りの余りとんでもない顔芸を晒したことも。

そして『天獄篇』ではアムロ達の配慮もあって一時は改善の見通しがあったものの大方の予想通りバンシィに乗り込み自軍と敵対。
終盤になってようやく復帰するものの顔グラがかなり怖いままなので台詞とのギャップがすさまじくプレイヤーに笑いをもたらしてくれる。
合体攻撃では「わかるぞバナージ!」と言いながら顔は完全にグレているというシュールな光景になる。本当にわかっているのか…?
元通りの明るい顔に戻るのはエンディングまで待つ必要がある。

本作のリディは2作品通して、戦闘サブ寄りの能力構成になっておりその内容は
攻撃系の精神コマンドは『闘志』のみ、エースボーナスも自チームの獲得経験値や資金1.2倍というもの。
その一方で乗機のデルタプラスやバンシィ・ノルンは優秀な機体ということもあり、リディが扱うには決定的に火力不足…
本作では終盤になるとやたら装甲値の高いザコ機体が出てくるので火力は必須なのである。
ちなみに敵対しているときは「敵フェイズ時に命中率+30%、与ダメージ1.1倍」というエースボーナスである。…こっちのほうが明らかに有用である。

『時獄篇』ではデルタプラスを自軍で扱える時にはアムロやカミーユの乗機がリ・ガズィやリゼルという低性能な機体により実力を発揮させにくい事情がある。
そして『天獄篇』ではバンシィ・ノルンを自軍で扱える時にはハマーン様を筆頭として優秀なパイロットが豊富なので乗せかえには事欠かない。
フラグ次第で生き残るマリーダには精神コマンド『愛』があるため、早々に乗せ換えられることも珍しくない。


スーパーロボット大戦BX
何と最初からニュータイプ技能持ちで、精神コマンドも念願の『熱血』を携えての参戦となった。
バナージより先に加入するが、数話後に一旦自軍から離脱する。
惑星アーストに飛ばされた際には悠宇やジョジョと共にマーダル軍を相手に奮戦し、兄貴分として慕われていた。

中盤での敵対時にはバナージへの憎悪をドラゴンベビーに付け込まれ、自軍を討つための手駒として利用されてしまう。
マリーダを撃ってしまったことで正気に戻るも、罪悪感に押し潰されて死を選ぼうとした所をアッシュに拾われ、ネオ・ジオンとの決戦時に自軍に復帰する。
なお、色々とネタにされていたバンシィ搭乗時の顔グラは『天獄篇』よりは大分健康的になり、復帰してからは顔グラも序盤仕様に戻る。

初期乗機(および隠し機体)であるデルタプラスは最初から5段改造済みで、大幅に強化されている。
機体ボーナスである獲得資金上昇もあってかなり使いやすい。
残念ながら肝心のバンシィは弱体化したが、デルタプラスを入手している場合は乗せ換えて運用すれば十分にやっていける。
ついでにクシャトリヤに乗せると専用台詞を言ってくれる。

ちなみにバンシィの方は今回もマリーダと相性が良い。


スーパーロボット大戦V
今作では中盤数話(23~25話)だけスポット参戦してすぐさまミネバを連れて離脱。
再登場時には既にやさぐれているため、原作や他スパロボ以上にこじらせているように見える。

ロンド・ベルを抜けた後はVでもオリジナル設定である連邦軍の特殊部隊「Gハウンド」へと配属され、ジェリドヤザンレーンとチームを組み、ロンド・ベルに立ち塞がるが、
マリーダを撃とうとしたところをアムロに制止され、周囲の説得もあって自分を取り戻し、ロンド・ベルへと戻ってくる。
演出が変更された事で会話時のグラフィックも一新され、味方版・敵対版で個別化。
復帰した時はやさぐれた顔を捨て、常にハンサムフェイスを見せてくれる。

今作でも『熱血』を習得しているものの、それ以外の精神コマンドが何故かスーパー系寄りで『集中』を覚えなかったり、
エースボーナス含めて『突撃』があるのにアームド・アーマーDEもツイン・ビームマグナムもP武器なので微妙に相性が悪かったりと、やや不憫。
おかげでバンシィを格闘・技量に秀でた最強のパン屋に取られてしまう場合が多い…。ザクで踏み潰すぞアル。




☆真・ガンダム無双
本格参戦したUCキャラの一員として今作から登場。
まだバンシィ・ノルンが未登場だったため乗機はデルタプラス。
主に中盤までの設定らしくネガティブな台詞もあるが、ドズル(敵)とバナージ(味方)がミネバのことで一悶着していると突然敵として現れ

リディ「お父様、自分が援護します!」
ドズル「なんだ、貴様はぁ!俺はお前にお父様などと呼ばれる筋合いは…」
リディ「バナァジィィィ!!!」

と、ネタ全開なやりとりを披露してくれる。



それで言い訳つくだろ!追記・修正しちまえ!


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