SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS

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SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS - (2015/11/02 (月) 04:45:10) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/07/07(水) 01:51:23
更新日:2024/04/17 Wed 23:53:32
所要時間:約 5 分で読めます




SNKプレイモア制作の2D対戦型格闘ゲーム
これまでにカプコンが制作したCAPCOM VS. SNKシリーズは主にカプエスと呼ばれるが、こちらは単にSVCなどと呼ばれる。


【システム】
SNK開発のため、レバー+4ボタンでの操作となっている。
また、タメコマンドの入力に若干クセがある。
レバー入れっぱなしで走り続けるダッシュではなく、フロントステップとなっている。ゲージを使用することでガードキャンセルで出すことも。
ただし、緊急回避や吹っ飛ばし攻撃、小ジャンプなどは不可能。
3分割された「グルーヴゲージシステム」や、一発逆転の「EXCEED」と言う要素もある。


【評価】
前述のガードキャンセルフロントステップは、初心者には使いにくく上級者からは立ち回りが単調になるとの声があった。

演出などが暗く地味で、カプエスのようなものを期待していたファンをガッカリさせた。
とくに背景は「異世界でのリアルなストリートファイトを意識した」せいでひどく殺風景。お馴染みの背景出演キャラどころか、人っこ一人いないとこばかり。
打撃音もペシペシと地味な音で、動作にも重量感が無い。

また、CPU戦の難易度も高めで、しかもキャラごとの個別エンディングを見る条件が「1ラウンドも取られず、かつ削りKOしないでラスボスを倒した時に現れる隠しボスを倒す」と非常に難しい。
しかも、このボスに敗れたらコンティニュー不可で「その後彼の姿を見たものはいない」的なバッドエンドになる。

開発陣がキャラクター設定に詳しくないのか、対戦前デモや勝利画面などで公式設定と異なる発言がたびたび見られる。
対戦前には全ての組み合わせで会話デモが挿入されるが、リョウやサガットなどの性格がおかしい点など。

しかし格闘ゲームとしての出来、バランスはまあまあしっかりしている。ギースが出るまではの話だが。
タメ技が強いキャラが強めだったり、ダンが中堅に食い込む程などややカオスだが。

キャラクターのチョイスも意表をついたものばかりで、CVSが王道ならこちらは外道寄り。
特にSNK側のキャラに顕著。覇王丸を差し置いてアースクエイクに幻十郎と言うチョイス。よくぞ色を出してくれた。
CAPCOM側は洗脳ケンにヒューゴー、タバサなど移植の人選が多いが、ストⅡ出身者が9人もいるのはやはり微妙か。
王道を外したような人選は移植版のパッケージにも見られる。(PS2版:ケンとテリーのイケメンアメリカンコンビ。箱版:春麗と舞のヒロインコンビ)

公式絵は色々と悪名高いノナ氏が担当した。
多数のキャラはしっかり出来ているのだが、M・バイソン、暴走庵、ダルシム辺りの出来は非常にすさまじい。



【キャラクター】

<SNK側>
≪初期キャラ≫

学ラン京。
技は他のKOFに準じたものも多い。


エンディングには北斗丸も出てる。

  • アースクエイク
サムライスピリッツから来たあの重量級。
久しぶりに登場したが、プレイヤーとしての再登場は『天下一剣客伝』まで待たねばならなかった。

最もテリーらしくないテリー。

非常に口が悪い。

ポリサムよりまさかの参戦。
サムスピ本編では再登場しなかったが、『ネオジオバトルコロシアム』にて同じポリサム出身のアスラとともに再登場した。
彼女と幻十郎はボタンの配置がやや異なる。

  • チョイ・ボンゲ
カプエス2でのチャンのオプション版と違い、上半身が胴着。

設定上使えない虎咆が使える。

覚悟、よろしいか!
口調は『KOF』よりも原作の『龍虎の拳 外伝』寄り。

  • キム

  • 牙神幻十郎
キャラクター性が完璧にかぶっている八神との会話デモは必見。
後に新作『零』で幻十郎は登場したが、アースクエイクと色は登場しなかったため、一部では「未来から幻十郎だけ帰ってこれた」とネタにされた。


≪隠しキャラ≫

死んだ死んだ詐欺を越えたなにか。
今作最強キャラ(主に永久)で他を圧倒。あまりの強さに大会では参加者全員がギースという事態になった。

超反応ここですかは健在。
ゲニ子可愛いよゲニ子。


  • ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ
みんな大好き『暴走庵』
速くてもの凄いジャンプを手に入れて立ち回りがエライことになった。
公式絵がムンクの叫び。

  • マーズピープル
メタルスラッグのあれ。触手要員。ネタかと思いきや意外と強い。


≪ボス≫

  • 本気を出したMrカラテ
本気を出すだけで真豪鬼並になるようだ。…毎回本気出しとくれよ。

≪シークレットボス≫

  • アテナ
麻宮アテナではなく、そのご先祖様のビキニアテナ。
彼女に負けると動物の姿にされる。


<CAPCOM側>
≪初期キャラ≫


本作ではEX版である「洗脳されたケン」が登場する。

エンディングではマッドギアの残党と対決する。

  • ヒューゴー
枠をザンギに取られずに済んだ。
会話デモではスト3同様、ファイナルファイトのポイズンと同行してる他、勝利ポーズなどになぜか『KOF』シリーズの包が出る。

タメの仕様が面倒だが、そのせいで強キャラ。

  • タバサ
『ウォーザード』からの参戦。
殺意の波動オロチ、壊帝ユダ、レプリロイドなどあらゆる世界の情報を知ってる知識チート。
マーズピープル語まで解読できる。今作は強キャラ。

本作ではEX版が「神人豪鬼」ではなく、「真豪鬼」に戻っている。

公式絵では、村で死んだ子供の遺骨を何故か重ねている。

本作のエンディングではシャドルーを乗っ取ってしまう。
公式絵がまるで深海魚。


本作では他の作品に比べると攻撃的な性格になっている。



≪隠しキャラ≫

香澄をはじめとするSNKキャラクターにロバートと間違われ、本人もMrカラテを親父と間違える。
本作では挑発伝説にやけに力を入れており、基礎性能もやたら高い。

ヴァンパイアから唯一の参戦のため、ミッドナイトブリス全キャラ書き下ろし。特にゲーニッツ♀は人気を博す。
ドット絵が非常に美しく、『KOF2003』の堕朧と同じ人が打ったと思われる。

  • 洗脳されたケン
アニメ映画に登場した、ベガに洗脳されたケン。

サイバーエルフを使いこなして戦うゼロシリーズ仕様。相手によっては会話デモの前に特殊演出がある。(ボスとの戦闘開始時に出るアレ)
会話デモには通信でシエル様も加わるが、サガットやベガのことまで知ってる腹黒様マジぱねぇアカルイミライヲー!


≪ボス≫

  • 真豪鬼
相変わらずの鬼畜仕様。
豪昇龍の対空が最早『ジェノサイッ!カッタ!』レベルにうざい。


≪隠しボス≫

まさかの有馬。アリーマーに倒されると妖怪の姿にされる。 








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