不知火舞

登録日:2011/08/25 (木) 22:37:44
更新日:2023/11/05 Sun 08:22:19
所要時間:約 7 分で読めます






よっ! 日本一!



不知火 舞(しらぬい まい)は格闘ゲーム『餓狼伝説』、『KOF』シリーズ等の登場人物。実写映画版では事実上の主人公を務める。
初登場作品は『餓狼伝説2 -新たなる闘い-』。


【プロフィール】

格闘スタイル:不知火流忍術
出身地:日本
身長:164~165cm
体重:46~50kg
スリーサイズ:B85→89 W54→55 H90→91
血液型:B
趣味:おせち作り、ダイエット
特技:和裁
好きな音楽:ヘヴィメタル
CV:曽木亜古弥(餓狼2~KOFXI)/小清水亜美(KOFSS、実写版、KOF13以降)/三石琴乃(アニメ)/林原めぐみ(ドラマCD)


【概要】

言わずと知れた格ゲー女性キャラクターの代表格で、人気の高さは同じくストリートファイターシリーズ春麗と双璧をなす。
何故に人気が高いのかは後述。

しかし、クロスオーバー作品における本人達は互いに強いライバル意識を持っている。
(ちなみに『ストリートファイターIV』シリーズと『KOF13』にて双方のキャストが交代しているが、
 それぞれの新キャストがこの作品でコンビを組んでいるのは何の因果か)

テリー・ボガードの弟であるアンディ・ボガードに心を寄せている。アンディ爆発しろ!


【性能】

『蝶のように舞い、蜂のように刺す』という言葉がピッタリな高い機動性を活かしたヒットアンドアウェイが主流。
飛び道具の花蝶扇や突撃系の必殺忍蜂を筆頭にバランスの良い技が多いため、初心者にも扱いやすいキャラクターである。


担当声優の小清水亜美もKOFをやるときはメンバーに舞を入れるらしい。(ちなみに残りは草薙京八神庵

主な必殺技

  • 花蝶扇
扇を投げるオーソドックスな飛び道具。
近年では隙が少なく小技やぶっ飛ばしからキャンセルで出して固めに使われることが多い。

  • 龍炎舞
体を翻して衣装の尻尾部分から炎を出し目の前に放つ。
技の構成は大体が弱だと炎1HITで隙が小さめ、強だと手と炎の2HIT技になる代わりに技後の隙が大きくなる。
餓狼SPでは痛い上に無敵があり舞のダイヤグラム上位の一役買ってた強技。
KOF14以降はEXで使うと弱攻撃から繋がりHIT数が増え相手を浮かせるためコンボ始動技としても使われる。

  • 必殺忍蜂
回転突進しながらの肘打ち。
近年では超必以上へのスーパーキャンセル可能技として中継に使われることも多い。

  • ムササビの舞
地上版は一旦上昇してから斜め下へ突進、空中版はそのまま斜め下へ突進する技。
舞はジャンプが早いので奇襲としても使える。

  • 白鷺の舞
扇を持って舞うように前進する。'97では隙がほぼない上にガードしても凄まじく削る。
ただしガードキャンセルには弱く、GC前転されるとフルコンコース。


主な超必殺技

  • 超必殺忍蜂
炎を纏った必殺忍蜂。MAX版はド派手になる。
MAX版は無敵が付くことも多い。

  • 水鳥の舞
花蝶扇を3つ投げる。MAX版は炎が付く。
掛け声は「ひとつ!ふたつ!みっつ!」だが、「超サービス」など空耳が多い。

  • 陽炎の舞
扇を口に銜えて印を結び、炎を立ち昇らせる。初期は炎の分身が周囲を旋回する技だった。
元は必殺技だったが一部作品では超必。
コンボ用がメインだがMAX版は無敵があり対空にも使える。

  • 月下乱れ牡丹
舞にしては珍しい移動投げの潜在能力。
演出が凝っていて舞の技の中でも人気はあった。
ちなみにDOA5と6に投げ技としてあったりする。

  • 花嵐
無敵がありダメージも高く発生も速いと対空・割込み・コンボと何でもござれな潜在能力。
特にRB餓狼伝説2ではゲーム屈指の高性能で舞のキャラランクを引き上げた一因。
流石にKOFへ輸入された時は弱体化していた。

  • 不知火流・九尾の狐
MAX2。
空中から突進するガード不能の打撃技で、ヒットすると相手の周りを回りながら爆発でフィニッシュ。
ランダムで衣装が変わり、着物バージョンは一瞬尻が見えてクソエロい。2002UMでは勝利画面が変化する。
ちなみに打撃技なので無敵技で回避も一応可能。タイムストップの関係でタイミングは超難しいが、なんなら屑風で避けて投げるなんて神業も出来なくもない。

  • 不知火流・くノ一の舞、不知火流奥義・九ノ一(KOF14)、不知火流奥義・葛の葉(KOF15)
NEO MAXおよびクライマックス超必殺技。
一度画面後方斜め上へ移動した後に斜め下へとカッ飛んでくる。
相手をサーチするわけではないのでカッ飛ぶ軌道は決まっているが、攻撃判定自体は大きくコンボには使いやすい。
ただし陽炎の舞のように相手を高空へ吹っ飛ばす技などは外れる事もままあるので注意。
ヒットすると「く」「ノ」「一」の軌道を移動して爆発させる。
ちなみに14・15の技も演出は違うが技の内容はほぼ同じ。











BGM:グラーフ ~闇の覇者~





(;゚ω゚)!?



項目とは欲望の昇華、魂の力だ!
いくばくとも理性に縋り、欲望を押さえ込んでいるようでは真の項目など夢のまた夢。
我が真の項目に変えてやろう!

我の拳は神の息吹!
《堕ちたる種子》を開花させ、秘めたる力を紡ぎだす!
美しき、滅びの母の力を!


ぎにゅうぁぁぁぁぁ……






さて、前置きはこれくらいにして……
ずばり、不知火舞というキャラクターが人気な理由は……












乳である。






乳である。

大事なことなので二回言いました。


おっぱい


くノ一らしからぬ大胆かつきわどい衣装とその胸元からこぼれそうな大きなおっぱい
そしてニュートラルポーズの際の乳揺れは当時はあまりにも衝撃的で『存在自体18禁』『出演するだけでゲームのCEROが上がる』とまで言われた。まさか令和になって本当にCEROを上げかねない存在になるとは誰も思っていなかっただろう

家庭用ゲームでニュートラルポーズを鑑賞、オカズにした者は数多いことだろう。小学生男子の精通のきっかけになってたりして

特に、勝利ポーズの「よっ、日本一!」の時の乳揺れは有名で、ゲームにおける乳揺れ表現の草分けとも言われている。
この表現について、ある雑誌でコメントを求められたスタッフはこう答えている。


「揺れなきゃおかしいでしょう?物理的に」

さすがである。


そして曲がりなりにも大和撫子でありながら趣味が「ヘヴィメタル」という訳だが……

想像してほしい。
ヘヴィメタルが好きな舞がヘヴィメタルを聴きながらヘッドバンギングをしている様子を……

頭とともに揺れる二房の大きなメロンを……


これで賢者になれたあなたは真の賢者です。






また、「俺は乳より尻」というあなた、








尻もなかなかですよ。


性的魅力



その後の格ゲーへの影響(主にエロ要素)は大きく、故に舞は『格ゲーキャラのお色気の走り』と言われている。


ちなみに開発当初は今とは似つかない正統派の黒い忍び装束の忍者としてデザインされていて、
ガロスペの舞ステージでは背景キャラとしてチラッとだけ出演している。

そんな正統派忍者からどのような経緯で今日見られる乳・尻・太ももな忍者へ変わったのかは不明である。
一説には、東芝EMIから発売されたSFC用格ゲー『バトルマスター 究極の戦士たち』の蘭丸をパク…モチーフにしたとも。
まぁなんにせよスタッフGJ!



衣装に関して舞本人いわく「胸や太ももで相手を誘惑幻惑させるため
たしかにあんな格好じゃ愚息が元気になって戦うのもままならなくなるわ。汚いなさすが忍者きたない。

ちなみに主に誘惑されてるのはプレイヤーの紳士諸兄。
そのエロさはおそらく格ゲー史上でもっとも多くの男から精を搾り取ってるだろうと思われる。
卑猥……もとい性的魅力に富んだ肢体は、3次元から2次元の世界へと多くの紳士を惹き込んだ。ある意味罪深いキャラ。

あまりにもエロいため、同じく格ゲーのエロキャラのいろはディズィーとともにクイーンズゲイトにゲスト出演した。KOFではあまりの露出度のため脱衣KOできないがこちらではしっかり脱げる。
『クイーンズゲイト スパイラルカオス』では格ゲーにない新超必まで引っさげて参戦。
元々格ゲーのキャラだから動かしやすいのか、非常にアクションが作り込まれており好評である。

また令和のおっぱいゲーこと『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』にもSNKから参戦した。(元ネタの閃乱カグラは平成ど真ん中位からあるが)
元々開発者がSNKと仲がいい事もあり、彼の性癖的にももはや既定路線だったのかもしれない。(おっぱい+忍者の好きなもの組み合わせたら売れたとの事)
ちなみにアテナ、レオナ、クーラも参戦している。

とまあ、これ以外にも3D格闘ゲームの『DOA』シリーズにゲスト出演したり、多数のソシャゲにも出演するなどやはりSNKの顔役として活躍している。
恋人のアンディよりメイン主役のテリーと一緒になりがちでもあるが
他の餓狼の女性キャラが出ないのはやはり知名度の差なのだろうか。…KOFシリーズにも常連で知名度も人気もそこそこありそうなマリー?格闘スタイルのせい*1だろうか。
ちなみにSNKの女性キャラ全体に広げると現実世界での芸歴の長い麻宮アテナも出番が多く、供給過多な火属性のより差別化しやすい氷属性のクーラも増えている。

余談だが、餓狼2の頃に出たカードダスではデフォルメされているとは言え、胸がはだけてしまっているイラストがある。
ちなみに胸は元祖巨乳アイドルとして人気を博したタレントの細川ふみえ、尻はTバックで人気を博したタレントの飯島愛をそれぞれモデルにしている。
最高のおっぱいと最高のお尻を両立した夢の肉体美という訳である。
これだけでも当時のファンには喜ばしい。

SNKの餓狼伝説やKOFのイラスト担当だった森気楼の絵では、『水戸黄門』の「かげろうお銀」こと由美かおるをモチーフにされた絵が多い。
KOF96とかほんとにそのまんまである……。
なお、担当声優の一人・曽木亜古弥氏は「実写版を誰に演じてほしいですか」の問に、同じくタレントの高岡早紀を挙げている。

今日も舞のわがままボディをオカズに、世の男性は精を搾り出していることでだろう。
うっ! ……ふぅ……


なお、その衣装と強気なセリフから、高飛車・イケイケだと思われがちだが、
スタッフ曰く、本来は非常に奥ゆかしく控えめな性格であるらしい。
まぁゲーム中ではもちろん、公式のストーリーやメディアミックス作品ですらそんな面を見せた事は一度も無いがな!


ビッチ扱いされていることに対し、彼女自身はとても傷ついているのだが、
親しい人たちが理解してくれているからそれでいい、と考えているとも。

その割に自分の台詞もビッチぽい物が多々あるのは何故か……きっと俺たちへのサービスなんだろうな。
あと『KOF』の参戦メンバーからも結構痴女扱いされてる……まぁ理由は言うまでもあるまい。
SF』シリーズのリュウに至っては、出会い頭の第一声が「うわっ!」である。

設定上は国立の外語大学を卒業し、英検・簿記・秘書検定などの実務的な資格から、
三味線・書道・弓道などの教養まで幅広く修めているインテリだったりする。
室町までさかのぼる旧家という出自を考えればおかしな話ではないが、
いかんせん、ゲーム中ではそんな設定を活かせる場はなく、頭の軽そうなエロいネーチャンという印象に終始する。
『XIII』ではついに背中まで大きく露出してしまい、何故か胸を強調するような立ち方になってしまう。




そして2019年、『餓狼伝説』の主人公テリーがSNK代表として満を持してあのスマブラSPの舞台に大参戦。
それに従い新ステージ「KOFスタジアム」が追加され、背景には京や庵やリョウジョーギースアテナといった、
KOFの代表的なオールスター20名が揃ってカメオ出演するという大盤振る舞いでファンを湧き上がらせた。



だがそこに『餓狼伝説』の看板キャラの一人、不知火舞の姿はなかった。



桜井政博氏曰く「残念ながらスマブラっていうのは、よい子のCERO:Aなので……」


つまり理由は至って簡単。
舞の見た目がエロすぎてCERO:A(全年齢対象)に引っかかってしまったから。そりゃそうだ。


ファイター、背景、スピリッツも含めて多くのゲームからキャラクターが登場する『スマブラ』において、
CEROの規制にかかってしまい、そのままでは出演自体が危ぶまれ、全年齢用に修正や対策を受けたキャラは少なくない。
セクシャル判定のみで例を挙げるとすると、

  • スカートの中身が真っ暗で何も見えないピーチ
  • スカートの中身が別空間になっているロゼッタ
  • スカートの下に七~八分丈ほどのスボンを穿いているゼルダ
  • 胸が縮んだゼロスーツサムス
  • 腿のスリット部分にタイツを着用したカムイ(女)
  • 魔獣召喚時、完全には裸にならなくなったベヨネッタ(服装もやや変わっている)
  • 胸元を本で隠し、全身が映らない会話シーンでの立ち絵を採用されたサーリャ*2(スピリット)
  • 髪の毛が増量し、胸の谷間が隠れたカミラ(スピリット)
  • わざわざ露出控えめの新規のアレンジ衣装を描き下ろされたホムラ、ヒカリ*3

といった具合に、露出が多いキャラはデザイン変更を受けたり、何かで隠したりなど、その都度なにかしらの安全策を立てられ、無事にクリアしてきた。

しかし舞の場合は、デザインを修正するしない以前に出演そのものを見送られるというある意味異例の事態に。
桜井氏とSNK側にどんな会話があったのか詳細は語られてはいないが、一番有力なファンからの推測としては
サラシやタイツで下手に生肌を隠すと中途半端な見た目になって舞ではなくなる」という理由から修正が難しかったと思われる。*4
あとは他の背景キャラが何故か上半身裸の臨戦体制なヤツらだったり、本人は着たくない学ランを着ている京がいたため私服も駄目だったのだろう。*5

良くも悪くもスマブラに出禁を食らった女」という失礼な称号を頂きつつ、またもや不知火舞というくノ一の素晴らしさが世の中に広まった瞬間であった……。

ちなみに『餓狼』の女性キャラではマリーのみ登場。
初恋相手がテリーだが同じような理由でNGもらいそうなジェニーはともかくシャンフェイとほたるがいたらどうなっていたやら





必殺追記修正! ほらっ、がんばって!

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最終更新:2023年11月05日 08:22

*1 ドットにせよ3Dにせよ相手側に専用のやられグラが必要になる

*2 サーリャは『スマブラfor』でもフィギュアとしての登場が予定されていたが、やはり全身黒タイツ+黒ビキニがアウトだったのか、結局没になり未収録で終わった経歴がある。

*3 先行で登場したスピリッツでは、もう一つの姿であるホムラは未修正のまま登場。あちらもあちらで際どい格好なのだが、露出の多い部分が背部に集中しており、立ち絵からは確認できないのが功を制したのかもしれない。

*4 そもそも生肌を晒す理由が上記通り「戦闘等で誘惑幻惑を狙う為」である為スマブラで隠したら設定の矛盾が起きる

*5 もう3種類候補があった京はともかくアテナも『95』衣装、庵も『XI』までの衣装、ラルフとクラークは筋肉増量前とクラシック寄りだったりする