殺意の波動

登録日:2010/07/16 Fri 20:27:57
更新日:2025/07/16 Wed 02:38:31
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殺意の波動とは、ストリートファイターシリーズに登場する謎の力・エネルギー。もしくはそれを元ネタにした用語。

概要

赤色、もしくは紫色で表現される。
殺意の波動が何のために存在するのかは、作中からの明言はあまりないのだが―――
中平正彦によるメディアミックス漫画『ストリートファイターZERO』では「善悪に関わらず、世を乱すほどの大きな力が生まれた時、それに対抗する力として発生する」と設定されている。
人の世は絶妙な均衡で和を保っており、極稀に「人の世を乱す者」が現れてしまった時、「それ」を倒すため「人の世」が得た唯一の力とのことで、イエス・キリストアドルフ・ヒトラーなどといった歴史的人物が非業の死を遂げた際の多くにも、殺意の波動が関わっていたとされている。
ストリートファイターの世界において、サイコパワーを用いて世界征服を企むベガも、「世を乱す者」として殺意の波動の標的となる。

強さを追い求める者が行き着く究極の力と呼ばれるものの一つらしいが、全ての強者が目覚めるわけではない。
強大な力ゆえにコントロールするのが難しく、豪鬼以前に目覚めた者は全て正気を失い、自らの体を傷つけながら闘いを求めて彷徨い続ける幽鬼と化した。
一度目覚めてしまうと人格ごと変異してしまい、元の人物の性格とはかけ離れたものとなってしまう。

コントロールするためには心技体に優れ、強運を持ち、さらに強者を殺す必要があるらしい。
それでも非常に不安定な状態であり、一度の敗北でコントロール不能になり、肉体が崩壊する危険性を孕んでいる。

殺意の波動自体が意志を持っているような描写をされたこともあり、現状の豪鬼の人格ももはや殺意の波動のそれに近いと見る向きもある。

ルガール・バーンシュタインは豪鬼と戦った際、設定から考えても相反するオロチの力と融合させるという危険行為を試みている。

上記を元ネタに、ストリートファイター以外でも、真面目なキャラクターや普通なキャラクターが黒くなる事を指す時もある。類義語:として闇堕ちが存在する。

【無の拳と真なる一撃】

『無の拳』とは邪悪な力を祓う力を持つ波動のこと。剛拳のみが使える。
しかし殺意の波動に完全に呑まれてしまった人には効果が無い。
また、殺意の波動への対策でしかない以上、「無の拳では強さを求めて殺意の波動を求める者の出現は防げない」、と豪鬼は考えている模様。

『真なる一撃』とはその者の全ての力を込めた攻撃、転じて殺意の波動を超える一撃。
長らく謎に包まれた至高の武の発露であり、リュウが最もそれに近いとされる。
豪鬼はリュウにこの奥義で殺意の波動最強説を崩し、殺意の波動を求める者が続かないようにしてもらうことを暗に望んでいる。


【殺意の波動に目覚めた際の影響】

《ストリートファイターの場合》

  • 超人的な身体能力を手に入れ、瞬獄殺を使えるようになる。
  • 一人称が「我」、二人称が「うぬ」になる。
  • 目が赤一色になる。
  • 服が黒く染まる。
  • 『拳を極めし者』を名乗る。
  • 強者との闘いを強く求めるようになる(バトル中毒)
  • 紙になる。
  • なんかすごいオーラが体から出る。

《他作品の場合》






追記編集 海千山千 鬼出電入 故引籠成

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最終更新:2025年07月16日 02:38