中の人ネタ

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中の人ネタ - (2016/02/13 (土) 11:50:39) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/08/28(日) 23:14:25
更新日:2023/10/27 Fri 05:11:42
所要時間:約 9 分で読めます




中の人などいない!


中の人ネタとは、演者に関係のあるネタを扱った場合に用いられる言葉。

専ら声優に対して使われ、俳優には使われる事はあまりない。中の人ネタはアニメやゲームで使われる事が多いが、ドラマや実写映画でもたまに使われる。
総じてメタなネタになりやすいこともあり、視聴者の間でも好き嫌いが分かれやすい。


◆主なパターン

1、役者繋がり
同じ声優・俳優が担当しているキャラクターの台詞や容姿等を使う。
中の人ネタと言われればまず思いつくのはこちらだろう。
(例)

萩原雪歩とブルマくん


小ネタとして扱いやすく、視聴者を惹きこむ要素の一つに使える。
作中でネタに触れるパターンと触れないパターンがあり、後者であればクロスオーバーのような演出も出来る。
ただし絶対条件として視聴者がネタ元を知っている必要がある為、ネタ元にはある程度の知名度が求められてしまう。
また、ネタ元がネタとして扱われる事に難色を示したり、著作権管理に特に厳しいと、使用が許可されなかったり、使用後に修正が入るケースもある。

2、役者本人ネタ
キャラクターではなく、声優・俳優その人がネタ元となる。
本人に許可さえ取れれば使う事が出来るが、なにより内輪ネタになりやすい。
このネタを理解するには、声優が出演するラジオやブログ等をチェックしている必要があり、声優繋がりのネタよりも判りづらい。
判る人には良いが、判らない人にはネタなのかどうかすら判別が難しい。
総じて本編で使われる事は少なく、DVDの特典映像等に使われるケースが多い。

【主な例/スパロボ】
中の人ネタが顕著に使われるゲームとして、数多くのロボットアニメが共演するクロスオーバーゲーム、スーパーロボット大戦シリーズがある。
ここでは、そのいくつかを例にあげて説明する。

1.エヴァのミサトさんが、ガンダムのアムロに対して「親しみの持てる声」「ピンチの時は助けに来てくれそう」等の発言。

2.「勇気なんて不確かなモノに頼ってはいけない」とやたら勇気を敵視するムルタ・アズラエル

3.原作ではまったく叫ばないのに、攻撃時に「ぶるああああああ!」や「ぶらあああああ!」と発言するテッカマンオメガ。
  • 原作でCVを担当していたのが、言わずもがな若本規夫さん。

4.創聖のアクエリオンのシルヴィアが、マクロスFのレオン・三島を『声は素敵だが胡散臭い(意訳)』と発言。
  • マクロスFで三島を演じたのはアクエリオンでシルヴィアの兄であるシリウスを演じた杉田智和

5.Ζガンダムカミーユが、ダイターン3破嵐万丈に「ブライトと声が似ている」発言


【主な例・その他】

1.ゲーム「ヒーロー戦記」に登場する仮面ライダーV3こと風見志郎が、「だがその腕、日本じゃ二番目だ」等と発言。
  • 演者が同じである『快傑ズバット』ネタ。
    このゲームは他にも役者ネタが多く、同じ人が演じた初代ウルトラマンのムラマツキャップと、
    仮面ライダーシリーズの立花藤兵衛が兄弟というムチャな設定だったりする。

2.映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で、平行世界に飛ばされたヒビノ・ミライ(ウルトラマンメビウス)が、
ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)の人間体である、
郷秀樹(平行世界の別人)に『帰りマン兄さん』等、ジャックの異名で呼び掛ける。
  • 郷秀樹役の団時朗が最近まで『ジャック』の名前を知らなかったことからの中の人ネタ。

3.スクライドのファンディスクでカズマと劉鳳がお互いの名前を間違えて覚えるというドラマCDにて、劉鳳役の緑川光が、
劉鳳「オレの名前はリューチョウではない! ましてはヒイロ・ユイでもない!」

4.タイムボカンシリーズの三悪のうち、ヤッターマンのドロンジョ様が「ドラエもん(ドラえもんではない)」と発言したり、
トンズラーが「伸びた~!(のび太ではない)」と発言したり、ボヤッキーがドラゴンボールのナレーションのように、
「果たして、〇〇する事が出来るのであろうか……?」と呟いたり……。

5.『ウルトラマンメビウス』の『デスレムのたくらみ』。
ウルトラマンジャックの客演回であるこの話で、物理的な意味での中の人ネタがファンを驚喜させた。
メビウスとCREWGUYSを救う為に変身したウルトラマンジャックを見て、とある電器屋のオヤジが、


ウルトラマンが……帰ってきた……!

と感無量な様子で呟くのだが、実はこの人、『帰ってきたウルトラマン』でジャックのスーツアクターを務めたきくち英一氏。
この思わぬ登場に、かつてのファンは心躍ったことだろう。

6.ジャッキーチェン主演のプロジェクトBB(吹き替え版)には中の人ネタが豊富。
例として「ロケットパンチ」や「警察だ!」や「ちぃっ!」等々。思わずニヤリッとしてしまう。

7.Angel Beats!(アニメ、ドラマCD)
DVD/BDのオーディオコメンタリーにて声優同士の交流(飲み会)がかなりのネタにされていた。
ドラマCDでもメタや中の人ネタの宝庫。
例)中の人がガルデモのファンで、演じているキャラがそのことで責められた(笑)
通称カオスコメンタリー。

8.『燃えろ!ロボコン』46話『サンタ発見!全員集合』に登場するゲストキャラ・原田三太郎(正体はサンタクロース)が、
街で子供達に欲しいプレゼントを聞いて回り、手帳にメモしていたら、ロボイドに「手帳にメモなんかして…刑事みたいだなぁ」と突っ込まれる。
  • 三太郎役が『はぐれ刑事純情派』の安浦刑事こと藤田まこと氏であるが故のネタ。ちなみに「原田」という苗字も藤田氏の本名ネタである。


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