ボボボーボ・ボーボボ(アニメ)

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ボボボーボ・ボーボボ(アニメ) - (2022/03/25 (金) 22:16:47) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/24(金) 12:20:20
更新日:2024/04/14 Sun 15:29:26
所要時間:約 5 分で読めます




ぶっ壊してぇんだ!常識って奴を!!

俺 イ ズ ム で バ カ サ バ イ バ ー !


☆ボボボーボ・ボーボボ(アニメ)とは
ボボボーボ・ボーボボは元々ジャンプで連載していたハジケたギャグ漫画作品であり、そのアニメ化された作品がこれである。
原作については漫画版の項目がこのアニヲタwikiにもあるので詳しい内容はそちらを読んでいただきたい。

テレビ朝日系列で、2003年11月8日~2005年10月29日にかけて放送。全76話。
アニメーション制作は東映アニメーション。

このボボボーボ・ボーボボは元々ギャグ漫画であるためその面白さは実際に見て判断していただくしかない……のだが、この項目ではアニメ版ボーボボの一端を記事として記す。


☆原作の主な特徴
  • 下ネタ
  • 理不尽
  • シュール
  • バトル
あらゆる要素をこれでもかと詰め込みとにかく笑わせようとするスタンスをとっている。

粗い線が目立つ作画をしておりお世辞にも当時の絵は綺麗とは言えないがそれが妙な味となっている。
また登場人物も他の生き物や物質の擬人化した生き物が普通に生活していたりしている。(ちなみに共通言語は日本語)
存在そのものがふざけている癖に思考が妙にマトモな連中が多く、まさしく『なんでもあり』な漫画である。

  • バトル漫画として
基本的に主人公であるボーボボ達が悪の帝国であるマルハーゲ帝国(なんだこの名前)と戦う過程でギャグをふんだんに盛り込むというスタンスをとっている

どっかの世紀末漫画のように基本的に双方『○○真拳』と呼ばれる独自の流派の技で相手を倒そうと勝負するというのが流れである。
まあこの辺は漫画なりアニメなり見ていただきたい


☆アニメとして
原作が不条理理不尽バトルギャグ漫画であるため、アニメも中々にカオスな出来となっている。

原作との相違点(後述)も多々あるが基本的に良好なアニメ化作品となっておりスタッフがとても豪華(此方も後述)。
そのため原作ファンなら見て損はないと言っていい出来となっている。


☆原作との相違点
●名称変更
一番わかりやすいのが「マルハーゲ帝国」→「マルガリータ帝国」への変更だろう。
放送コードといった大人の事情である。

●過激な描写のカット
過激な描写とはなんぞと思われるかもしれないがこのアニメの原作漫画の最大の特徴(?)として無駄な吐血描写がある。
どういうことかと言えばまぁ頭の毛を刈られたり、禿げた頭の上にラーメンを乗せられたりお腹一杯シーラカンスを食べ過ぎたり、そういったときに

ぐばぁっ!!?

と吐血するのである。
何を言ってるのかわからないだろうがこの吐血、ボーボボ名物である(当たり前だがアニメではカットされた)。

●下ネタの規制
一部のキャラ(しかもメインキャラクター)に存在そのものが小学生男子の妄想レベルの下ネタで構成されていたりするのもこの作品の特徴である。
アニメではそれらは当然規制の対象となってしまった。

例を言えばソフトンは頭部の色と形がソフトクリームのチョコレート味になっている。

うん、やばいね。

しかしチョコ味からいちご味にシフトすることで無事アニメに出演できた。

……え?そういうもんなの?

他にも「おっぱい揉みてぇー!」*1などの台詞が規制。
こっちはしょうがないね、うん。

何を血迷ったかゴールデンタイムで放送してたからね。


●理不尽なコントの描写
本編中、例えボスとの闘いでも原作ではいきなりコントが挟み込まれたりする。
アニメでは苦肉の策としてこれを『ボーボボ劇場』というショースタイルで放送している。
ぶっちゃけたまに少しテンポが悪いときがある。
また一部のギャグは映像化に伴いよりカオスになった。

亀ラップは間違いなく放送事故。

●作画
多分一番の原作との相違点。メッチャ絵が可愛い。
原作では粗い絵柄だがアニメではなんというか……うん、全員可愛い。
たまに崩壊するが、原作が原作なので指摘される事はほとんど無い。


☆豪華なキャスト
プリキュアやらなんやらの天下の東映がなんとアニメ製作を担当。

そのせいか中の人が無駄に豪華。多すぎて書けないのでメインキャラだけ規制……じゃない記載するが、これだけでも多分豪華さがわかる

ボボボーボ・ボーボボ
なんで亀ラップなの!!?なんで亀ラップなの!!?
声:子安武人
PS2用ボゲー「ハジけ祭り」での水木一郎アニキ起用もハジけすぎていたが、アニメでは何を血迷ったか御大将を主役に抜擢。こればっかりは見て聞いてもらわないといけないのだがこの子安、本当に楽しそうである
スゴイ筋肉を誇る(上半身だけ)アフロとグラサンの巨漢であり、その筋肉を殆ど使わず鼻毛を操る「鼻毛真拳」を駆使する主人公である。
後半はよく殴って攻撃した。

首領パッチ
これって純情?愛情?亀参上?イエー!
声:小野坂昌也
無駄にいい声の小野坂氏が金平糖に手足が生えたような生き物を熱演。
カオスの八割はボーボボと首領パッチのせい

ビュティ
ふざけないでマジメにやってよ!
声:野中藍
ヒロインにしてほぼ唯一のツッコミ役。
絵と声が合わさり正直かなり可愛い。

ヘッポコ丸
オナラ真拳奥義!!
声:進藤尚美
オーブ代表首長が屁を操って戦う少年を熱演。女性になにさせてんだ。*2
しかしノリノリである
しかし、ボーボボたちによる「オナラプップー!プップー! いいニオーイ!いい​ニオーイ!
というギャグの余りのナンセンスっぷりからクレームが入り、番組後半ではオナラ真拳を使わせて貰えなくなってしまった。

ところ天の助
俺食われとるやんけ
声:園部啓一
その美声で歌ったり人生を語るところてんを怪演。

ソフトン
バビローーーンッ!!
声:緑川光
グリリバは「ハジけ祭り」から唯一の続投。
イケメンボイスでボケない。グリリバ仕事選べ。

田楽マン
奴等に田楽を食わせるのらー♪
声:金田朋子
普段とは違う演技が見れる。

●ナレーター
前回のあらすじ! 大地震(おおじしん)によって出現した時空の歪みに飲み込まれたケンリカは、原始時代にタイムスリップしてしまった!
ビュティ『…ってコレ今日から始まる新番組じゃなかったの!?
えっ!? お、おい、なんか違うみたいだぞ。どうなってんだよ…何?こっちが本物!?
声:太田真一郎
『料理の鉄人』などでお馴染みの天の声。
ボーボボ達のボケにツッコんだり、普通に会話する事もしばしば。
本作ではサービスマンなどのキャラクターも演じている。

などなど、記載できないがまだまだ豪華なキャストが続いておりマルハーゲ四天王の内三人は、
となっている。どう見てもやりすぎである。

そして……


ボーボボ「人類の毛の自由と平和は、必ず守って見せる!


田楽マン「みんなー、元気でねなのらー♪


一同「えぇーーっ!? ここで終わりー!?


☆打ちきり
実はこのアニメ、打ち切りなのである。
初っぱなのゴールデンタイムがマズかったのかPTAに目をつけられスポンサー不在のままアニメが作られることとなった。酷い。

結果、放送時間の変更・地域の縮小*3などの致命的な目にあい多くのファンが泣きを見る結果となった。

アニメは闇皇帝編の3ぶくろ戦までで本当に終了しその幕を閉じたが、最後までスタッフの愛とやる気は本物であり素晴らしい出来となっている。まさにもっと評価されるべきといえる。

運良くレンタルビデオを見つけたファンは是非見ていただきたい、そんなハジケた作品、それがボボボーボ・ボーボボである。


☆復活
しかし2017年11月、Blu-rayBoxの発売が発表された!
2018年4月に発売されたので、ファンや興味のある方は是非とも手に入れて頂きたい。
ついでにニコニコカフェにおいて、ボーボボとのコラボメニューが登場していた。

☆そして連載20周年を迎えて…
時は2021年、原作連載20周年を記念してニコニコ生放送にてオンラインイベント「『成人式』と書いて'ハジケ祭り'と読ませたい」が開催された。
連載時やアニメ放送時の裏話、アニメ未放送エピソードの生アフレコなどを行うなど、アニメの監督やキャストの皆様共々まだまだ衰えぬハジケぶりを披露していた。

やがて同年4月1日…エイプリルフールにしてボーボボの誕生日に、なんとグランブルーファンタジーとのコラボが行われた!!!
毛狩り隊によってグラブルの世界に飛ばされたボーボボ、ビュティ、首領パッチ、天の助がぐらぶるっ!仕様のビィとハジケたバトルを繰り広げるという内容になっている。
当初は当日限定だったが、ツイッターでの「ところてんマグナムキャンペーン」にて予想以上のリツイートが集まったことで延長が決定した。(マジです)
なんとまさかの亀ラップが新録で収録されるというカオスなことに…(笑)
願わくば是非ともアニメをもう一度やって欲しい物である。


追記・修正はハジケた方にお願いします。

ただしつけもの、テメーはダメだ。

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