キン肉マンの技一覧

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キン肉マンの技一覧 - (2019/10/19 (土) 21:34:12) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/06/09(木) 02:09:15
更新日:2024/04/05 Fri 23:11:05
所要時間:約 6 分で読めます




※バスター系統の技はキン肉バスターを参照のこと
この項目ではバスター系統を除いたキン肉スグル及びキン肉万太郎達キン肉族関連の技について記述する。

キン肉スグルの技

  • フィンガーポップス
キン肉族の黒歴史。とりあえず…技?

  • キン肉フラッシュ
ぶっちゃけ、ウルトラマンスペシウム光線のパクリ。
物語序盤はよく使っていた。
ママことキン肉小百合も使える。

  • キン肉ビーム
たった四コマで編み出したキン肉フラッシュの強化技。何故か足で撃つ。
この頃は完全なギャグ漫画だった。
アニメOPの歌詞にもなっていて、『名前は知ってるけどどんな技かはわからない』というファンも多い。

  • キン肉スペシャル
遊園地でヒーローショーを行っていたパンダマン(特撮ヒーローの着ぐるみで中身はアルバイト)を瞬殺した固め技。
相手を背負いあげるような形から右足を大きく上げて首を挟み込み、左腕で左手を掴んで固める。
「卍固めをより複雑にしたなにやらわけのわからないホールド」だが、見たところけっこう破壊力はありそうである。

今度はウルトラセブンのパクリ。
ちゃんと版権元に許可をとっていたのだろうか?

牛丼ニンニクばっか食ってるのでとにかく臭い。その為相手は嫌がり技を外す。
ちなみにこの時キン肉族の証でもある『KIN』マークが見える…なんでそんなとこにあるんだよ…。
こちらは正統派ヒーロー路線になってからも時折使用しており、特に七人の悪魔超人編におけるブラックホールとの戦いでは屁の威力で異空間のヒビをこじ開け脱出するホワイトホールとして勝負の決め手にさえなった。
現役時代としてはおそらく時系列上最後に当たる「マッスル・リターンズ」でも、
放屁(による悪臭)で怯ませることでツームストーン・パイルドライバーから回避するシーンがある。

キン肉マンの顔はスペシウム光線より強力らしい。
この技でミートが連れてきた超人を笑い死にさせた。

  • 肉のカーテン
名称はベルリンの壁=鉄のカーテンにあやかってのもの。アニメでは『キン肉ガード』。
首を縮め、両腕で前面を庇うボクシングのピーカブー・スタイルに似た防御法。
一見ただのガードだが、キン肉族がやると全身の筋肉が一つのカタマリとなることであらゆる打撃を跳ね返す鉄壁のディフェンス技となる。
実際ウォーズマンのベアー・クローなどに耐える描写があるほか、ミート曰くテリーの殴打ラッシュにも余裕で耐えられるようだ。
キン肉族の近代祖でスグルの祖父・キン肉タツノリが考案し、彼はこの技で100人の悪行超人の三日三晩に及ぶ執拗なリンチにすら耐えぬいた。
新シリーズではキン肉族の祖ミュースマン(シルバーマン)が使っている描写がある*1
どうやら元々祖が使っていたオリジナルの技「パーフェクトディフェンダー」が代を重ねていく内にほぼ失伝同然におぼろげとなっていた物を、
タツノリともう一人のキン肉族が自分自身の技として編み出し直す事で復活させたというのが真相らしい。
パイレートマン戦では、肉のカーテンのポーズを取りながら空中で横回転し体当たりする肉のカーテンアタックという派生技を披露した。

プロレスを代表する投げ技の一つであり、普通のプロレス技ではあるが、ダメ超人であったキン肉マンが最初に繰り出し(せ)たフィニッシュ級の破壊力を持つ投げ技。
細かい話だが、当初は相手の片足を捉える抱え式を使っていたが、後には相手の胴を捉えて美しいブリッジを描いて叩きつける、より難易度の高いヘソ投げ式を使いこなしているあたり名手と言ってもいい。
使用し始めた経緯も含めてか付き人であるアレキサンドリア・ミートが後述の48の殺人技を始めとした数々の必殺技を身につけた後でも“最も好きな技”として思い入れを持っている技であり、自身も王位争奪編ではスグルの動きを真似たバックドロップでスグルの仇であるミキサー大帝にトドメを指している。
同門にして、自らを越える先達である大叔父サダハル戦でも試合開始時から圧倒される中で初めて有効打となったのもバックドロップだった。

  • パンツドライバー
スグルが使うある意味最も破壊力がある投げ技。
自らのパンツの中に相手の頭を入れて落とす…本当にヤバそうな技。
あの冷静沈着なラーメンマンすらキレさせるという恐ろしい威力を誇る。
…まぁこんな事されりゃガンジーでも良寛でもキレそうなもんである。

おっそろしいことに男色ディーノが「男色ドライバー」の名前で使用する実在技である。


  • キン肉ラリアット
パイレートマン戦で使用。ただのラリアット


  • マッスル・スパーク
「キン肉王族三大スペシャルホールド」の1つでスグルの修得した技の中でも最強の必殺技。
空中で関節技を掛けるスグル版(マッスルスパーク・『天』)と、ホールドしつつ落下してリングに叩きつける兄のアタル版(マッスルスパーク・『地』)の2種が存在するが、
その2つを組み合わせることで真の完璧マッスル・スパークとなる。

それぞれの技の形を解説すると、『天』は自身の右足と左足でそれぞれ相手の首と左足をロックしつつ絞め上げ、同時に相手の両手首を掴んでチキンウィング気味に捻り上げていく。
そして『地』は、相手を下にした背中合わせの状態で両足をロメロスペシャルの要領でロックし、相手の両手を掴んでブリッジの姿勢を維持しながらリングへ叩き込むというもの。
再び両肩がチキンウィングで極められるばかりか、受け手の上体が内側へ畳まれた結果真っ先に落下の衝撃を受けるのが後頭部となり、相手の頭部や首へ与えるダメージは計り知れない。

難易度の高さゆえに、会得のための特訓自体が一波乱であり、
キン肉一族がこの技を修めるということは、テリーファミリーが半殺しにされるのと同義である。

炸裂すればオメガマン級の超人であろうと問答無用でKOする無敵の超必殺技であるが、
スーパーフェニックスには1度脱出されている。(ただし、その時のフェニックスは邪悪五神の同時憑依というチートを使っていたが)
反動の大きいキン肉マンの必殺技の中でも特に多大な負荷がかかるらしく、王位争奪戦後にスグルはしばらく病院送りになったとか。

活人技の完成を後世に託して壁画を残したシルバーマン曰く、スグルのマッスル・スパークこそ自分の理想を具現化したものだという。
その真髄は「究極のみねうち」
相手を決して殺すことなく決めた瞬間に勝利を確実に決めると同時に、受けた相手は真に敗北を受け入れ、相互理解と和解への流れを残す正義超人の理想の終着点ともいえる境地とのこと。


48の殺人技系統

  • 48の殺人技のNo.1 宇宙旅行
プリンス・カメハメ直伝《48の殺人技》のひとつ。月まで余裕で届く投げ技。
仕掛けたキン肉マン当人は「冥王星まで投げてやるつもりだった」と豪語しており、
実際抵抗の無い宇宙空間ならそれも不可能ではない。
これでも48の殺人技の中では一番簡単な技だが、『初速で第2宇宙速度に到達する遠投』というと物凄い。
ファンの間では冗談交じりに、これこそキン肉マン最強の技だと語られることも多い。
習得したての頃に使って以降は中々披露されなかったが、無量大数軍編でピークア・ブーに真似される形で再登場。
この時スグル相手に使用されたがすぐに技をかけたピーク・アブーの腕をつかむと言う形で回避されており、流石に一撃必殺とはいかないようだ。


  • 48の殺人技No.3 風林火山
ダブルアームの状態から回転→上昇しながらのローリング・クレイドル→パイルドライバー→ロメロ・スペシャルの四段技。
『基本技を積み重ねることで超必殺技へと変える』という初心の大切さを重んじた奥ゆかしさが光る。ただブン投げるだけの宇宙旅行は基礎技なのかどうか不明。
技としての完成度もかなり高く、ピークア・ブーによると「その技に隙があるとすればローリング・クレイドルから次に移行する僅かな時間」のみとの事。
原作では、ジェシー・メイビア戦のみの使用だったが、アニメ版では大幅に出番が増えており、OPソング「キン肉マン旋風」の歌詞にも登場するなど代表的な技のひとつとなっている。
技を仕掛けながら武田信玄よろしく風林火山を読み上げるキン肉マン=神谷明氏の名調子がカッコイイ。
実は度々技の構成が変わっており、漫画の初期の版では「山」がリバース・ロメロスペシャルだった。
アニメ版や劇場版では「風」が放り投げるだけでなく相手を掴んで高速でリングを走り回るものになっていたり、
「林」がローリング・クレイドルが相手と共に飛び上がるだけの簡略化されたものになっていたり、
「火」がキン肉ドライバーになっていたり、「山」がキン肉バスターやバックブリーカーになっていたりするなど様々なパターンがある。
劇場版第6作「ニューヨーク危機一髪」では復活した悪魔将軍に対して風林火山を完璧に決めた後、
キン肉ドライバーで空中に設置されたリングを貫き、更に超高層からのキン肉バスターでとどめをさす必殺技のフルコースまで披露している。
詳細は省くが、この技の「基礎技の4連発」という特徴は、ピークア・ブー戦で大きな勝因となった。
上記の通り原作ではほぼ披露されていないものの、正義超人たちからは強力な技と認識されており、ネメシスに返された時にテリーマンが「まさか風林火山が返されるとは」と驚いている。


  • キン肉ドライバー
48の殺人技+1、別名『疾風迅雷落とし』
キン肉バスターが破られたことでスグルが自分で編み出した第二の必殺技。
キン肉マンの必殺技の中では珍しい、外部からのヒントを得ずに考案した完全オリジナルのフィニッシュ・ホールドである。
パイルドライバーを仕掛ける際、両腕で相手の脚を拡げ、両脇を踏みつけることで両腕・両足・頭部を同時に破壊する。
未完成の状態でも悪魔騎士屈指の実力者アシュラマンを一撃でKOし、この宇宙に存在する全ての技が効かないとされる
天上界最強の闘神・ゴールドマン=悪魔将軍すらも撃破した。

ただし、技を仕掛けるには相手が脚を開いたスタンスで立っている必要があったり、
両腕を極められる前に掛け手の両脚をかかえ上体を起こせば破れるなどの弱点も多く、
黄金のマスク篇の次がタッグマッチ中心だったことも祟って、単体での使用例や人気はキン肉バスターに一歩劣る不遇さも。

その反面、アニメ化の時期との相性が良く劇場版のフィニッシュ技としては1番使用回数が多い。
特に2作目の「大暴れ!正義超人」では大ボスのブラックエンペラーのブラックスターファイヤーと、
キン肉マンの48の殺人技の1つデビルファイヤーの大激突後の、富士山麓超高度から仕掛けられるキン肉ドライバーは、
神谷明氏の張り詰めたボイスも相まって非常にカッコいい。しかもBGMは主題歌の炎のキン肉マンがかかっており、必見である。

同じくドライバー技を使うネメシス曰く「隙だらけのチンケな技」。チンケな技の割には、これで始祖だったはずのゴールドマンがKOされてるんですが。
なお当のネメシスもネメシスドライバーを火事場のクソ力で返され、キン肉ドライバーを受けて大ダメージを負っている。
返しで放ったために高度が足りず、撃破には至らなかったものの、この試合でネメシスが受けたダメージの大半はドライバーによるものであり、
悪魔将軍とサンシャインもこの技が完璧に決まっていたならば勝負は決まっていたと評している。

  • 48の殺人技 超人絞殺刑
背中合わせかつ掛け手が倒立した体勢で相手の首を両足とロープで絞め、両腕をチキン・ウィングに捉えるロープ技。使い勝手がいいのか48の殺人技の中でも割と使用する機会が多い。
パワーを余り使わないらしく老後のスグルも万太郎との試合で使用した。*2
基本はジワジワと相手を締め上げる拷問技だが、VSミスター・VTR戦ではネオキン肉バスターで天井に着地したうえ、
天井を蹴って再加速した勢いを上乗せして激突技として繰り出しており、VTRを完全に破壊する恐るべき威力を見せている。
前述のアルティメット・デスペナルティはスグルの向いている方向が180°異なるため、厳密には別の技ではないか?とする意見もある。

  • 48の殺人技 フライングパンチ
ブラックホール戦で使用。
その名の通りまんま急降下しながら腕を一直線に伸ばしたパンチ。
その後長い事使用されなかったがパイレートマン戦において久々の登場。
しかし使用された試合で二回とも防がれた中々に悲しい技。

  • 48の殺人技 No.13 キン肉壊体固め
同じく48殺人技の一つ…だがこれは実際に使用したのはキン肉マンもカメハメでもなくキン肉マンとの戦いで読み取ったピーク・ア・ブーが使用した技。その名の通り筋繊維が徐々に断裂する音から名づけられたらしい。
キン肉マンも勿論習得しているのだが、カメハメから教わり一度も実戦で使用したことがなく、本来カメハメとキン肉の二人しか知り得ない技だった。


52の関節技系統

  • 脇固め
スグルがカメハメから継承した《52の関節技》のひとつ。
ごく普通の脇固めだが、ジ・オメガマンとの戦いの中でオメガマンに憑依したカメハメとの戦いの中で初めて会得、披露した52の関節技である。

  • ボー・バック・ブリーカー
スグルがカメハメから継承した《52の関節技》のひとつ。
ジ・オメガマンに呼び出されたカメハメが、スグルを攻撃すると見せかけて、実戦の形で伝授した。
相手の手首と足首を掴んでエビ反りにし、背中を膝で圧迫する。
その名の通り、弓を引いているようなシルエットが特徴的。
強力だが難易度が高く、成功させるには高いボディバランスが必要になる。


  • カンガルークラッチ
スグルがカメハメから継承した《52の関節技》のひとつ。
ジ・オメガマンに呼び出されたカメハメに叱咤され、全身全霊を込めて放った関節技。
相手の両足、両手、体を完璧にホールドした、スグルが見せられる中でも最高の関節技。
この技を彼が出したことで、カメハメはスグルが52の関節技全てをマスターしたのを確信した。


  • グローバル・ブレーン・スピン
スグルがカメハメから継承した《52の関節技》のひとつ。
カメハメがスグルを完全無欠の超人にするための卒業試験で、スグルの一番苦手な技のバック・フィリップを脱出する時にスグルが出した答え。
相手の頭に体操競技の「鞍馬」に乗っかるような体勢で両手を軸に回転し、相手が自分を支えられなくなったらボティ・アタックを仕掛けるという、
今までの彼では考えられないほどにアクロバティックな技。


  • 地獄卍固め
スグルがカメハメから継承した《52の関節技》のひとつ。
作中では現在ある卍固めの原型といわれ、あまりの難技故に使い手がほとんどいないらしい。
この技とマッスル・スパークでオメガマンを瞬殺した。


  • キャプチュード(捕獲投げ)
スグルがカメハメから継承した《52の関節技》のひとつ『究極のスープレックス』とも呼ばれる。
…関節技? 捕獲投げなのに。
地味だが究極のスープレックスの名に恥じず、オメガマンの死体がなければこの技でスーパーフェニックスに勝利できると思われる描写がある。

  • シャットダウン・クラッチ
パイレートマン戦において数十年ぶりにスグルが使った52の関節技の一つ。
逆さまにした相手の背後から足を通し、相手の股関節と足を同時に決める関節技。
かなり完成度の高い技らしく受けたパイレートマン本人も火事場のクソ力がメインとは言え賞賛する程の完成度を誇る。

  • 骨破筋交い絡み
同じくパイレートマン戦でシャット・ダウンクラッチを外された時に間髪入れず発動した関節技。
見た目は筋肉バスターのような状態から肩に担ぎあげず足の股関節と脇固めのように腕を同時に固める技。
その威力はこの技でパイレートマンの足を折ったと錯覚させるほどのダメージを与える程。


運命の5王子関係の技

  • マッスル・リベンジャー
キン肉マンスーパーフェニックスが使用した「キン肉王族三大スペシャルホールド」の1つ。
ヘッド・バットの繰り返しで相手をどんどん上昇させ、落ちていく相手の両腕を掴みつつ、足を『八』の字に開いて両足でロックしながら
リング端にあるコーナーポストの鉄柱に脳天を叩き付けるエグい技。
ちなみにマリポーサは間違った掛け方を披露してしまい、キン肉族の神に粛正された。

  • マリポーサ版マッスル・リベンジャー(偽マッスル・リベンジャー)
前述の「間違ったかけ方」による技。
直立した相手に対し、空中から何度も頭突きを敢行。あたかも杭打機のように相手を埋めてしまうという大技。
先に述べた経緯により、この技は封印されることとなったが…?

  • アステカ・セメタリー
時の流れとマリポーサ…というかスグル&運命の五王子をとりまく環境の変化に伴い、マリポーサ版(ryが改良・改変されて生まれた新技。そのため「キン肉王族三大スペシャルホールド」とは関係がない*3
直立状態の相手に空中から頭突きの連続を浴びせるところまでは同一(この際一度も着地を行わず、頭突きの反動と首の力のみで次の頭突きの準備動作に移るという地味にとんでもないムーブを行っているのはさすがアクロバティックな戦法を得意とするマリポーサである)。
そののち体勢を崩した相手の頭を両足でとらえて大きく跳躍、縦に横にと大きく振り回したのちキャンバスに叩きつけてフィニッシュする。
一時は明らかに対戦相手のヘイルマン有利だった試合をモクステマ・ディフェンス再点火→マイクアピール→この技でひっくり返してマリポーサが勝った試合はものすごくカッコいい。

偶然にも本来のマッスル・リベンジャー同様「最初の頭突き連打から落下技に移行する」という特徴を持つ技になっており、また「相手の首を足で挟んでの落下技」と言う点はマリポーサ本人を倒したロビン・スペシャルを彷彿とさせる。

  • マッスル・インフェルノ
キン肉マン ゼブラが使用した「キン肉王族三大スペシャルホールド」の1つ。
相手を天井高く突き上げ、サーフィンのように背中の上に乗りながら壁に叩き付けるという、物理法則を完全に無視した必殺技。まぁ今更か。
弱点は技をかけている側のバランスが崩れ易いことであり、スグルにロデオスキップ(背中を曲げるだけ)で破られてしまったばかりか、初めてこの技を編み出した際に殺害した相棒のキッド(シマウマ)でさえ破ろうと思えば破れたが友情のためにあえて受けてくれたのだと喝破されている。
本来使用者はゼブラ一人だが彼の技能を技巧の神から貸し与えられたフェニックスや新・超人大全集でゼブラに変身したステカセキングも使用した。
リベンジャー、スパークが二段技だったため、この技にも「後半部分」がある可能性もファンから指摘されている。
キン肉族三大奥義の中では最も使用者の多い技だが、現在のところこれを放った超人は その試合で100%敗北している という不遇な技でもある。

  • 真マッスル・インフェルノ
ロデオスキップ対策として、相手の両脚をサソリ固めに極め、両脇を足で挟んだ改良型。
ロデオスキップのみならずマリキータマンの鋭利な羽根を用いた回避をも封じ直撃を果たしたが、マリキータマン撃破には至らなかった。

  • マッスル・インパクト
「キン肉王族三大スペシャルホールド」ではない。ゲーム「マッスルグランプリ2」にてキン肉マンビッグボディが使用。
まんまボディビルダーのパフォーマンスなポーズをとりつつ打撃を食らわせ、打ち上げた相手を縦回転しながらのパイルドライバーで落とす派手な技。
火力全振りのビッグボディの超必殺技ということもあり、(少なくともこのゲームにおいては)とんでもない威力。
このゲームのビッグボディは(ある意味当然ではあるのだが)いわゆる捏造技の宝庫であり、これ以外にも「マッスルグランプリ2」が初出となる技を使用する。

  • 強力アトミック・ボム
で、実に30年かかって設定された「原作が初出のビッグボディのオリジナル技」がこの技である。
空中で背中合わせになった状態から相手の両腕をそれぞれ自分の腕で掴み・右足で相手の左足をフックし、さらに左膝で相手の背中を押さえつけることで全身を極めた状態で相手をキャンパスに激突させる落下技。
当初のビッグボディのイメージとは異なり、「全身を巧く極めて落とす」というテクニックが伺える必殺技である。
なんとなくアロガント・スパーク後半部分にかけ方が似てるけど多分これはゆで先生あんまり考えてない

そもそも披露された回にビッグボディのカッコいいシーンやセリフが多かったこと、いかにも次回何かが起きそうなヒキだったこともあり、一時はTwitterの人気ワードに「ビッグボディ」が登場するほどの反響があった。
そして…

  • メイプルリーフクラッチ
ビッグボディ最強のフェイバリット。
背中合わせかつ上下逆立ちに相手をホールドし、そのままジャンプからリングに激突させる豪快な技。
自分の体・相手の両足・相手の両腕でカナダ国旗・メイプルリーフ*4を形作るのが印象的である。
ほぼ全身を固めて頭から落とすため地味に「強引に外す」しか難点がなく、実際この技でギヤマスターにKO勝ち(ビッグボディ公式戦および描写された試合初勝利)を収めている。

  • フェイス・フラッシュ
マスクを脱ぎ、輝く素顔を見せる時に放たれる奇跡の光。デウス・エクス・マキナの好例である。
どぶ川を澄みきった水が流れる川に変えたり、鉄を壊したり曲げたり、今まで死んでいった超人達を生き返らせることができるチート技。
今度はウルトラマンタロウ(石川版)の…いや多分これは偶然だろう。
仮面ライダーファンには『てつをのキングストーン・フラッシュみたいなもの』、といえば通じる。
この技を使えることはキン肉王家の証であるが、偽の王子のフェニックスは赤ん坊の時母親に連れられ、
「筋肉の滝」に流れる知恵の水を顔にすりこまれて使用できるようになっていた。
逆にキン肉真弓のように王族でも使えない者もいるので、やはり先天的な資質の有無が関わってくるのかもしれない。
公式ファンブックでは、マッスル・スパークやキン肉バスターを差し置いて、キン肉マン最強の技に認定された。


  • ナパーム・ストレッチ
スグルの兄、キン肉アタル(ソルジャー)の必殺技。
空中で相手の両足を自分の両足でフックさせ、両腕はサーフボードに取ってのつり上げて完全に身動きをとれなくしておき、相手の全身を地面に叩き付ける恐るべき必殺技。
この技にかかる寸前、相手の胸には『A』の文字が浮かぶという。アニメでは空気抵抗でAは無理があると思われたのか『X』の文字に変更された。
バッファローマン曰く、「正に森林を一瞬にして焼け野原にしてしまうナパーム弾並の威力」
この技で、超人強度1億を誇る本物のキン肉マンソルジャーを始めとするソルジャーチーム全員を単独で皆殺しにした。
アタル兄さん強過ぎですよ。



キン肉万太郎の技

  • 万太郎ボム
すっぽ抜けたダブルアーム・スープレックスをタイガードライバーのような体勢に立て直して落とす投げ技。
大量の流血により、テルテルボーイを投げる体力が無かった万太郎が偶然に出せた技だが、ミートが《万太郎ボム》と名付けた。

  • マンタローストレッチ
チェック・メイト戦でやみくもに仕掛けてうまくはまった技。
技の内容はインディアン・デスロックとショルダーネックブリーカーが融合したもの。

  • マンタロー一番搾り
後ろから相手の首を両腕で捕らえ、両足をインディアン・デスロックで固めて絞り、
首と背骨と両足の大腿骨を同時に破壊する拷問技。デッド・シグナル戦で初使用。
上記のマンタローストレッチと同一に語られることもある。

  • イ・ロ・ハ地獄巡り
ヘラクレスファクトリー入れ替え戦の時に戦ったクリオネマンの必殺技《x・y・zクラッシュ》に対抗して万太郎が編み出した技。
例えるなら万太郎版風林火山
まず相手を下から「ヘッド・バット」で突き上げて『イ』の字、そして落ちていく相手を「マンタロー一番搾り」に固めて『ロ』、
最後は「マンタローハカイ落とし」を極めて『ハ』の字を作ることで完成する複合技。
ちなみにゲームでは、『ハ』の字がキン肉バスターで代用されることもある。

  • ターンオーバーキン肉バスター
通常とは前後逆の状態に相手を担ぎ上げて繰り出す、キン肉バスターの派生技。
対スカーフェイス戦で初披露。

  • マッスル・ミレニアム
スカーフェイス戦で彼の腰の古傷を攻めるために、万太郎が初めて自分で編み出した新必殺技。
こうして書くと何ともしょっぱい経緯である。
相手を後ろに投げ飛ばし、自分は後方にあるロープを利用して勢いよく反対側のロープへと頭から突っ込み、相手の顔面、背中、大腿部を破壊するド派手な技。
ロープが切断されている時は地面に相手を叩き付ける『マッスル・ミレニアム・レングス』に軌道をシフト可能と意外と応用も利く。
名前の由来は『1000年に1度の大技』からだが、原型はロビンマスクの『ロープワーク・タワーブリッジ』の時点で登場している。
しばらくは万太郎の切札として活躍していたが、柔軟性を磨きぬき、極限まで身体をそらして両手両足で突っ込んでくる万太郎の頭をキャッチするというトンデモ返し技を考案したケビンマスクに破られてしまった。
その後も悪魔の種子のコンステレーションに破られた挙句にゴミ技呼ばわりされてしまい、以降は長らく単独で使われることはなかったが、
究極の超人タッグ編では世界五大厄相手に意表を突く形で成功させ、周囲を驚かせた。

  • マンタローエアー
リング上で側転しながら相手に蹴りを放つアクロバティックな技。

  • マンタローオクトパス
相手を変形の卍固めに捕らえつつ、ジャンプして空中でパワーボムの体勢にしてから落下するスゴ技。
アシュラマン戦で万太郎が使用。

  • マッスル・G(グラヴィティ)
マッスル・ミレニアムを破られた万太郎が編み出した技。
キン肉バスターの最中に火事場のクソ力を発動することで強烈なGを与えて相手の胴体を強烈に反り返らせ、更に自分の足で相手の腕もロックしながらリングに落下するキン肉バスターの派生技。
ロックする箇所が増えている上に強烈なGが発生しているため、発動中はほぼ身動きが取れずバスター破りの定石が使用できない。
キン肉バスターの定番である首・背骨・腰骨・左右の大腿骨に加え、両腕と肋骨まで破壊する殺傷力に溢れたオリジナルフェイバリットホールド。



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