No.107 銀河眼の時空竜

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No.107 銀河眼の時空竜 - (2016/06/12 (日) 22:19:50) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2013/12/26 Thu 10:45:22
更新日:2024/04/11 Thu 06:52:57
所要時間:約 8 分で読めます





宇宙を貫く雄叫びよ、遥かなる時をさかのぼり、銀河の源よりよみがえれ!
顕現せよ、そして我を勝利へと導け!

No.107 銀河眼の時空竜!

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No.(ナンバーズ)107 銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)とは「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」に登場するカードである。


【概要】
バリアン世界からの刺客、ミザエルの使用するオーバーハンドレッドナンバーズ。
本来のナンバーズアストラルの記憶のピースであるはずだが、このカードはアストラルでさえその存在を知らなかった。


アニメにおけるテキスト

ランク8/光属性/ドラゴン族/ATK 3000/DEF 2500
レベル8モンスター×2
このカードは「No.」と名のついたモンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。
1ターンに1度、バトルフェイズ終了後にこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの効果を無効にし、
その攻撃力・守備力を元々の数値に戻す。さらにエンドフェイズ時まで、このカードの攻撃力は、
このターンのバトルフェイズ中にお互いのプレイヤーが効果を発動したカードの枚数×1000ポイントアップする。
この効果を自分のターンで使用した場合、このカードはもう1度だけ続けて攻撃する事ができる。


初登場時は野生の状態でバリアン世界にいたところをミザエルの白紙のカードに吸収された。
まさかの放し飼いである。ミザエルも「相変わらず手間をかけさせる」と言っていた。

「銀河眼」の名も冠しており、初登場時から銀河眼の光子竜と何らかの関係・因縁を感じさせた。

また九十九遊馬の予知のような夢にも登場しており、
その後決闘庵にて真紅眼の黒竜の木像を見た遊馬がこのモンスターを 連想していたことから、
立場は違えどその鋭利なフォルム等、銀河眼の光子竜だけでなく『真紅眼の黒竜』を意識しているのかもしれない。

ちなみに初登場時、装備魔法カードで強化されたという共通点もある他、アニメの真紅眼関連カードには、
このカードの効果名「タキオン・トランスミグレイション」によく似た「レッドアイズ・トランスマイグレーション」が存在する。

自身のナンバーの刻印は、頭部の右側にある。


VS九十九遊馬(→天城カイト)で登場。
半月竜ラディウスと星間竜パーセクをオーバーレイ・ユニットにエクシーズ召喚され、
遊馬のNo.39 希望皇ホープに攻撃、ホープの効果によって攻撃を無効にされたが、
このカードの効果でホープの効果を無効にし、攻撃力を1000ポイント上げて再びホープへ攻撃し、戦闘破壊した。

遊馬のライフはまだ残っていたがこのカードの攻撃の威力に吹き飛ばされ、
ZEXAL化していない状態でスフィアフィールド内にいたために遊馬は戦闘不能になってしまう。

しかし、そこに天城カイトが現れ、デュエルを引き継ぐ。
このカードとカイトの銀河眼の光子竜の因縁から、ミザエルも交代を了承し、デュエルは続行された。

その後、超銀河眼の光子龍によって効果を無効にされて攻撃を受け、
戦闘破壊されたが、ミザエルは死者蘇生でこのカードを復活。

RUM-バリアンズ・フォースの効果でこのカードをランクアップさせ
CNo.107 超銀河眼の時空龍をエクシーズ召喚しようとしたのだが……。

その後もミザエルのデュエルでは必ず登場している。


効果名は「タキオン・トランスミグレイション」、攻撃名は「殲滅のタキオン・スパイラル」
「トランスミグレイション(transmigration)」は「転生、輪廻」を意味する。



効果を発動すると効果を無効にされたモンスターは、ホープの場合は変形前の状態に戻り、銀河眼の光子竜は輝きを失った。
また、自身も変形前の状態に戻り、その後再展開して攻撃力が上昇する。

この際のミザエルの言葉は「時空をさかのぼり、再び顕現せよ! 銀河眼の時空竜!」

アストラル、メラグはこの効果を「過去に戻って自分に有利な未来を選択することができる」効果と表現していた。

ちなみに名前の「タキオン(tachyon)」とは、超光速で運動すると言われる粒子で、
通常の物質とは逆に「絶対に光よりも遅くなれない」特徴を持つとされる。

そのため光速であるフォトンが未来へ向かうのに対して、こちらは光速を越えているために過去へ向かうと言われている。

ドイツの物理学者アルノルト・ゾンマーフェルトによって初めて存在が提唱され、
1967年に『速い』の意味を持つギリシャ語が由来となって、アメリカの物理学者ジェラルド・ファインバーグより命名された。

SF作品やニセ科学の分野でも、超光速移動(ワープ)や時間遡行など様々な題材で登場するが、
現在はタキオンの存在が提唱されているだけで留まっており、タキオンは未だ世界の誰にも発見・観測されていない。
(科学者の中にはタキオンはその性質上絶対に観測できず、観測された時点でそれはタキオンではないという意見も)



このことから

未来へ向かう効果を持つフォトンの龍「銀河眼の光子竜」
過去へ向かう効果を持つタキオンの竜「銀河眼の時空竜」

と明確な対比がなされている。


さすがにタキオンの持つもう一つの性質「エネルギーが減れば減るほど速度が上がる」は反映されていないが、
オーバレイユニットを取り除く効果辺りがそれに近いだろうか?



本編登場以前からⅡ1期のOP映像にはシルエット状態で登場しており、107番目のナンバーズの存在は知られていた。

ナンバーズらしくエクシーズ召喚した時変形する演出があるが、 黒い四角錐の形から機械っぽい風貌のドラゴンに展開する。
前述の鋭利な姿とダークな色彩から、視聴者の間でも非常に人気が高いナンバーズの1体である。
進化形態は主に足のせいで賛否両論だが。キングギドラ


実はドン・サウザンドの呪いのカードであるオーバーハンドレッドナンバーズ中ではかなり特異な存在。

オーバーハンドレッドナンバーズの中で唯一のランク8であることもそうだが、
このモンスターには他のと違い現実に別の伝説が存在し、遺跡の碑文が残されたりもしている。

他にも冒頭で言ったようにミザエルによって捕獲されるシーン。
前世のミザエルに埋め込まれた107のカードが白紙であるなど
No.107とタキオンドラゴンはもとは別の存在であるかのような描写もある。

果たして真実はいかに……


その後、カイトとのデュエル後にこのカードとNo.62 銀河眼の光子竜皇No.46 神影龍ドラッグルーオン
3枚のドラゴンナンバーズが合体し、ヌメロン・コードへの鍵であるNo.100 ヌメロン・ドラゴンへと変化した。



OCG版



OCGにおけるテキスト

ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
レベル8モンスター×2
自分のバトルフェイズ開始時に1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの効果は無効化され、
その攻撃力・守備力は元々の数値になる。
この効果を適用したターンのバトルフェイズ中に相手のカードの効果が発動する度に、
このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで1000ポイントアップし、
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。


効果発動のタイミングが、全てのモンスターの攻撃終了時から、バトルフェイズ開始時に変更された。
そのため、後出しはできなくなった。

その他、攻撃力アップは相手のカードによってのみ、攻撃力上昇が切れるタイミングが変更されているなどの違いがある。
また、例によってNo.共通の戦闘破壊耐性は削除された。残念ながら、「銀河眼の光子竜」とは相打ちとなる。

レベル8モンスター2体を要求する。
手段は色々あるが、超銀河眼の時空龍サポートでレベル8を並べやすい『ギャラクシー(フォトン)』とは相性がいい。
このカードの効果も「フォトン・スラッシャー」や「銀河零式」と相性がいい。
このカード自身もギャラクシーなのである程度のサポートも受けられる。

アニメではギャラクシー(フォトン)の使用者であるカイトとミザエルが対立しているため、
イメージには若干の問題があるが、そこが気にならなければ一緒に使うといい。

ちなみにアニメでは魔法・罠カードに関してはカイトとミザエルはほぼ同一のカードを使用してくるとカイトが予想している。
フォトンサポートとタキオンサポートで若干の違いはあるが。


効果は自身以外のモンスターの効果を無効にし、元々の攻撃力・守備力にするもの。
相手の耐性持ちのモンスターの効果を消したり、攻撃力の上がったモンスターの攻撃力を元に戻したりできる。

前述の「銀河零式」など、デメリットで攻撃力が下がったり、
何らかのデメリット効果を持つモンスターに対してこのカードの効果を使用することもできる。
同じ黒い竜である「Sin」と合わせて総攻撃するのもいいだろう。
幸いSinにはレベル8モンスターは入れやすいため相性は悪くない。

ちなみに現在の裁定では元々の攻撃力(守備力)になった場合、
永続魔法等による攻撃力の変化は、元々の攻撃力(守備力)で上書きされて実質適用されなくなる。



攻撃力上昇と2回攻撃の効果も持っているが、完全に相手依存なので使いにくい。

アニメとは異なり、このカードの効果を使用したうえで
相手が何らかのカード効果を使ってくれなければ、2回攻撃さえできない。

そのため相手に何らかのカードを使わせなければならないが、
もし使ってくるとすれば、攻撃を防いだりこのカードを除去しようとしてくる場合が多い。
それをかいくぐって2回攻撃を決めることができれば1ショットキルも夢ではないが、一種のロマンと考えたほうがいいだろう。

相手のカード効果が強制効果であれば前述の無効化効果と合わせて絶好の標的となる。
強力な強制効果を持つA・O・J カタストル青き眼の乙女などは理想的なカモ。
またアーティファクト相手だと高攻撃力を維持したまま二回攻撃という芸当もある程度は可能。

魔法・罠に対する耐性などはまったくないため、除去の危険性は付きまとうが、効果を無効にできるのはうれしい。
自分も巻き込まれるため、場合によっては効果が邪魔になることもある点には当然注意。


同じ素材二体でランク8には使いやすい

除去の可能な「聖刻神龍-エネアード
汎用性の高い「神竜騎士フェルグラント
超脳筋の「No.62 銀河眼の光子竜皇

などもいるため、必要に応じて使い分けてもいいだろう。

とはいえ、直接除去も出来ず、効果無効はバトルフェイズ限定、単純な打点もプライムに劣る、とかなり立場が危ぶまれていたが……



タキオン・トランスミグレイション
カウンター罠
自分フィールド上に「ギャラクシーアイズ」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。
このカードの発動時に積まれていたチェーン上の
全ての相手の効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし、
この効果で発動を無効にしたフィールド上のカードを全て持ち主のデッキに戻す。
自分フィールド上に「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」と名のついた
モンスターが存在する場合、このカードは手札から発動できる

まさかの必殺技カードが登場。
場にタキオンがいれば、なんと手札から発動できる万能カウンター罠
さながら万能宣告者。

このカードが手札にあれば、上記の連中よりタキオンを優先して出す価値は十分にある。


『バカな! この項目は過去に戻って、そこで自分に有利な追記・修正を選択する事ができるとでもいうのか!?』

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