必殺技カード(遊戯王OCG)

登録日:2013/12/04 Wed 11:27:56
更新日:2025/05/26 Mon 21:31:48
所要時間:約 31 分で読めます






社長「ブルーアイズよ、敵を蹴散らせ!」
『滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)』!

ATM「行けブラック・マジシャン!」
黒・魔・導(ブラック・マジック)』!

凡骨「サイコ・ショッカー、プレイヤーに直接攻撃だ!!」
電脳(サイバー)エナジーショック』!!

顔芸太陽神(ラー)の特殊能力……それは、オレが神と一体化することなのだ!!」
『ゴッド・ブレイズ・キャノン』!!

二十代「行けっ、ネオス!」
『ラス・オブ・ネオス』!

ヘルカイザー「これが生き残るための、俺のあがきだぁ!」
『エヴォリューション・バースト』!

元キング「いけ、レッド・デーモンズ!」
灼熱の『クリムゾン・ヘルフレア』!

「叩き込め、ジャンク・ウォリアー!」
『スクラップ・フィスト』!!

ナンバーズハンター「懺悔の用意はできているか!」
『破滅のフォトン・ストリーム』!

遊馬先生「かっとビングだホープ!」
『ホープ剣スラッシュ』!!

エンターテイナー「その二色の眼で捉えた全てを焼き払え、オッドアイズ!」
『螺旋のストライクバースト』!!

Playmaker「デコード・トーカーでダイレクトアタック!」
『デコード・エンド』!

※『』内の名前のカードは全部実在のカードです。




【概要】


必殺技カード(と便宜上呼ぶ)とは遊戯王OCGにおけるカード群の一つ。
その名の如く「原作・アニメの必殺技名や攻撃名、効果名をそのままカード化した」ある意味ロマンあふれるカード達である。
第3期の「天空の聖域」で初登場。

ただし、必殺技という性質上、特定のモンスターをフィールドに準備しなければ発動できず、事故要因になりがち。
コストの重さに効果が見合ってないものや、そもそも発動状況がえらく難しいものも多い。
そのため大半のカードは実戦では扱いづらいロマンカードとして扱われている。

しかしその効果はどれも非常に強力で禁止カードと同等の威力のカードすら存在する。
近年はOCGでは削除された強力効果を再現するような必殺技カードも多く見られる。
まさに「必殺技」、決まれば凄まじく気持ちいい。

特に原作・アニメ再現の効果を持つカードが増えてきた現在では、
妙に強い事以上に「アニメ(原作)ごっこ」と言う側面も強いので割と再録の機会も多かったりする。

ついでに言うと《E・HERO プリズマー》とか《青き眼の乙女》とか《ダイガスタ・エメラル》とか《銀龍の轟砲》とか、
色々蘇生手段があったりコピー手段があったりするのでモノによってはロマン砲の中ではそこそこ使いやすいものもある。

プリズマー『アタックライド JOJOJO JOIN!!』 1700バーン


基本的に必殺技カードはアニメでの展開終了後に登場するものが多く、そもそも「アニメごっこ」の側面がある必殺技カードを当のアニメで使うことの噛み合わせも良くないためか、
アニメでそのモンスターの本来の使用者によって使用されることは少ない。
GXで吹雪さんが《黒炎弾》、5D'sでジャックが《クリムゾン・ヘルフレア》、VRAINSでPlaymakerが《デコード・エンド》を使用したくらい。

ただし、必殺技カード登場後に発売されたゲーム作品などではモンスターの本来の使い手による専用ボイスでしゃべってくれる。
良いファンサービスである。

【カード一覧】


この項目では、
  • モンスターの攻撃名・効果名など、なんらかの技名を元にしたカード
  • 最初から作中でそのカード名で使われているカードは除く(ただのサポートカード)
  • 作中で特に名前のなかった場面の再現カードなどは除く
以上の条件に合うものを記載することにする。
※条件の定義など、異論あれば追記どうぞ

原作・DM

滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)

通常魔法
このカードを発動するターン、自分の「青眼の白龍」は攻撃できない。
(1):自分フィールドに「青眼の白龍」が存在する場合に発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。

元は《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》の攻撃名。
記念すべき最初の必殺技カード。効果は《青眼の白龍》専用の《サンダー・ボルト》。
攻撃は封じられるものの、出た当時は制限(半年後には禁止)カードの効果を発揮できる。流石元祖最強モンスターの必殺技
どのブルーアイズかを指定しないため、攻撃制限は場に存在するすべてのブルーアイズが対象となる。

ただ、元々攻撃力の高い《青眼の白龍》にはこのカードを必要とする場面はあまり多くない。
青眼が攻撃できなくなるデメリットもあるので、ガチ構築では見送られることが多い。
というか元ネタの《サンダー・ボルト》自体、インフレに飲まれて2022年にはOCG/TCGとも無制限になっており、
現在では攻撃制限のデメリットを背負ってまで使う必要性が薄いカードとなってしまっている。

一応、フィールド魔法の《光の霊堂》を墓地から除外するとサーチできるため、
目先を変えてバニラを活用するデッキでコスト用に入れておくという手はあるか。

余談だがGBAのゲームのめざせデュエルキングでは青眼がいなくても発動できるバグがあるため、
《サンダー・ボルト》とほぼ同じという非常に恐ろしいカードになっている。
通称バグストリーム

黒・魔・導(ブラック・マジック)

通常魔法
(1):自分フィールドに「ブラック・マジシャン」が存在する場合に発動できる。
相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

元は《ブラック・マジシャン》の攻撃名。
効果は《ブラック・マジシャン》専用の《ハーピィの羽根帚》。
攻撃制限などが無いぶっぱ必殺技カードなので非常に凶悪。《滅びの爆裂疾風弾》と違い、攻撃を制限しないのもポイント。
ただ、発動に最上級モンスターを要求するのに、魔法・罠の除去効果はむしろ、それらのモンスターを出す前に使いたい…という点で噛み合わないのがネック。
第9期に登場した《永遠の魂》は「《ブラック・マジシャン》を相手の効果から守りつつサーチできるようになったので利便性は劇的に向上した。
《ブラック・マジシャン》が見えるとこのカード警戒で召喚反応罠にかかりやすかったが、これも《永遠の魂》で対策できる。
更に《ブラック・マジシャン》の名前がテキストに入っているカードをサーチできるカードが増えたため1枚だけでも入れておけば、サーチ候補として使い分けができる。
また、「元々の名前が」という制限がないので、名前コピーによって条件を満たせる。
他にも「魔導書」とか《ダイガスタ・エメラル》とか居るので、昔とは比べものにならないレベルに使いやすくなった。

黒炎弾

通常魔法
自分フィールド上の「真紅眼の黒竜」1体を選択して発動する。
選択した「真紅眼の黒竜」の元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
このカードを発動するターン「真紅眼の黒竜」は攻撃できない。

元は《真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラック・ドラゴン)》の攻撃名。
《真紅眼の黒竜》専用バーンカード。威力は驚異の2400。
除去を行うわけではないのでボードアドは取れず、その性能はロマン砲そのもの。
無理に採用する必要は無いが、決まれば一気に2000以上のダメージ与えられるのは魅力的ではある。
特に威力を発揮してくるのはライフ4000制のDTとかだったり。事実上4800バーンとかやめてくださいしんでしまいますJOINの兄貴。
元々の攻撃力で換算されるので、「聖刻」の効果で呼び出された攻撃力0のレッドアイズでもしっかり2400ダメージ与えることができる。
また、「元々の攻撃力を~」とある効果はこの手の効果においては参照されないので注意。
逆に、攻撃力1700の《E・HERO プリズマー》でコピーして発動すると1700ダメージとなる。
他には、《真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)》で呼び出して《真紅眼の黒竜》扱いになった融合モンスターを使えば、3000以上のバーンを狙える。
バーンの数値は大きいとはいえフィールドに干渉する訳ではなく、《真紅眼の黒竜》が攻撃できなくなるデメリットもあるので発動後の行動が重要になる。
レッドアイズの特色の一つであり運次第では先攻1キルも狙えるが、有効なサーチサポートがなく主軸に据えるには不安定なのがネック。

このカードが登場したことにより、GX以降の《真紅眼の黒竜》自体の攻撃名は、元々はブラックメタルドラゴンの技だった「ダーク・メガ・フレア」に変更されている。

トライアングル・(エクスタシー)・スパーク

通常魔法
このターンのエンドフェイズまで、
「ハーピィ・レディ三姉妹」の攻撃力は2700になり、
相手プレイヤーは罠カードを発動できず、
相手フィールド上の罠カードの効果は無効になる。

ハーピィ・レディ三姉妹》の打点を強化し、相手の罠を無効化するカード。
下手に上級効果モンスターを指定したせいで妙に発動が難しい…とは昔の話、
《ヒステリック・サイン》などの効果で大分発動が簡単になった《ハーピィレディ》三姉妹専用カード。
攻撃力の急上昇とトラップに対する耐性を与えるカードである。
ただ、これを使う前に《奈落の落とし穴》や《激流葬》で落とされるのはよくある話。
……と言うか、普通にハーピィレディ並べて《ハーピィ・レディ・SC》のシンクロやエクシーズした方が強いとか言わない。

螺旋槍殺(スパイラル・シェイバー)

永続魔法
自分フィールド上の「暗黒騎士ガイア」「疾風の暗黒騎士ガイア」
「竜騎士ガイア」が守備表示モンスターを攻撃した時、
これらのカードの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を越えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
さらに「竜騎士ガイア」がこの効果で戦闘ダメージを与えた場合、
デッキからカードを2枚ドローし、その後手札からカードを1枚捨てる。

元は《暗黒騎士ガイア》の攻撃名。
《暗黒騎士ガイア》《疾風の暗黒騎士ガイア》《竜騎士ガイア》の3種を名指しして、貫通効果を与える永続魔法。
長らくガイア唯一のサポートカードであったが。後にガイアのサポートカードが増えた他、このカードを指定するサポートも出た。ガイア、愛されてます……。
ガイアの展開的に考えて割と使いにくい所はあるものの効果そのものはそこそこ強い方、《月の書》や《エネミーコントローラー》などを絡めて使おう。
ちなみに「捨てる」は効果なので暗黒界の発動条件になる、だからどうしたとか言わない。

事実上のこのカード専用サポートカードでもある《天翔の竜騎士ガイア》と組ませてドローブーストするのもよし。

残念ながら各種召喚法でリメイクされた《大地の騎士ガイアナイト》《電影の騎士ガイアセイバー》などの暗黒騎士ガイアを元ネタとするカードには対応していない。
指定が『「暗黒騎士ガイア」(と名の付く)モンスター』ではないため、《暗黒騎士ガイアロード》《覚醒の暗黒騎士ガイア》も不可能。
《天翔の竜騎士ガイア》はフィールド上で《暗黒騎士ガイア》として扱う為サポートに対応し、このカードをサーチ化サルベージする効果と攻撃対象のモンスターを守備表示に変更する効果を持つため非常に相性が良い、というよりそのために作られたようなモンスターとなっている。

機雷化

速攻魔法
自分フィールド上の「クリボー」及び「クリボートークン」を全て破壊する。
その後、破壊した数と同じ数まで相手フィールド上のカードを選んで破壊する。

クリボー》の隠された効果。これは必殺技なのか……。
この効果で原作では《サウザンド・アイズ・サクリファイス》をぼろぼろにした。
現実でも発動条件がかなり厳しい上、クリボー1体とこのカードの2:1交換では割に合わないので、《増殖》で数を増やしたいところ。
決まれば相手をぼろぼろにできる……決まれば。
ちなみに速攻魔法なので奇襲性は高い。ただ増殖した状態で相手を待っていれば目論見はだいたいばれる。

サイコ・ショックウェーブ

通常罠
(1):相手が罠カードを発動した時、
手札から魔法・罠カード1枚を捨てて発動できる。
自分のデッキから機械族・闇属性・レベル6のモンスター1体を特殊召喚する。

人造人間-サイコ・ショッカー》の英語版必殺技
必殺技カードでは数少ないTCG版が初出のカード。

中身は罠反応型のリクルート効果で、《人造人間-サイコ・ショッカー》を呼んできてトリガーになった罠カードを防ぐのが鉄板。

黒・魔・導・爆・裂・破(ブラック・バーニング)

通常魔法
(1):自分フィールドに「ブラック・マジシャン・ガール」
モンスターが存在する場合に発動できる。
相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。

元は《ブラック・マジシャン・ガール》の攻撃名。
《ブラック・マジシャン・ガール》を指定することで、ノーコストになった《ライトニング・ボルテックス》。
《竜騎士ブラック・マジシャン・ガール》や《トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール》でも条件を満たせるので、それなりに扱いやすい部類。

直接攻撃できる《トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール》はともかく、攻撃力が頼りない《ブラック・マジシャン・ガール》にとってはありがたいだろう。
師匠の《黒・魔・導》と同じく攻撃が制限されないのも嬉しい。
師匠が場に居る時に《ブラック・マジシャン・ガール》をリクルートし、更にこのカードを含む指定必殺技をサーチするサポート《師弟の絆》の登場で使い勝手が大幅に増した。

黒・爆・裂・破・魔・導(ブラック・バーニング・マジック)

速攻魔法
(1):元々のカード名が「ブラック・マジシャン」と
「ブラック・マジシャン・ガール」となるモンスターが
それぞれ自分フィールドに存在する場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。

元ネタは《ディメンション・マジック》発動時の《ブラック・マジシャン》&《ブラック・マジシャン・ガール》の合体攻撃名から。
相手のフィールドを更地に変貌させる、《ブラック・マジシャン》師弟の必殺の連携奥義。

師匠」と「ガール」が発動条件となる。
「元々の」カード名を参照するため《E・HERO プリズマー》による代用が効かず、発動難易度は高い。
だが、速攻魔法なので条件を満たせばいつでも使用できる。
《マジシャンズ・ナビゲート》でうまくフィールドに揃えよう。

ラーの翼神竜-球体形(スフィア・モード)

効果モンスター
星10/神属性/幻神獣族/攻 ?/守 ?
このカードは特殊召喚できない。
このカードを通常召喚する場合、
自分フィールドのモンスター3体をリリースして自分フィールドに召喚、
または相手フィールドのモンスター3体をリリースして相手フィールドに召喚しなければならず、
召喚したこのカードのコントロールは次のターンのエンドフェイズに元々の持ち主に戻る。
(1):このカードは攻撃できず、相手の攻撃・効果の対象にならない。
(2):このカードをリリースして発動できる。
手札・デッキから「ラーの翼神竜」1体を、
召喚条件を無視し、攻撃力・守備力を4000にして特殊召喚する。

三幻神の一角、《ラーの翼神竜》のヒエラティックテキストを唱える前の形態。

OCG版ヲーのあまりの弱さに出された《ラーの翼神竜》のサポートカード、その1。
本体の特殊召喚制限を無視して攻守4000にして呼び出すというぶっ飛んだ効果。
普通に出すとライフを犠牲にして攻撃力アップか、攻撃力0のままライフを払って除去効果を使うかの選択だったところを、
こちらから出せばライフを保持したままオベリスクと同等のステータスと除去効果を両立できる。

また、舞が召喚した《ラーの翼神竜》をマリクがコントロールした経緯からか、相手モンスターをリリースしてこのカードに変換もできる。
召喚権を割かず展開できるデッキならば、《ラーの翼神竜》関係の効果を無視して相手のモンスター除去カードとしても使用可能。

魔神火炎砲(エグゾード・フレイム)

永続罠
「魔神火炎砲」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。
手札・デッキから「封印されし」モンスター1体または
「エクゾディア」カード1枚を墓地へ送り、対象のカードを持ち主の手札に戻す。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「封印されし」モンスター1体または「エクゾディア」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

元は記憶編でのエクゾディア必殺技名。
M&W及びデュエルモンスターズでの必殺技名は「怒りの業火 エゾード・フレイム」と少し違う。
エクゾディア系カードを使ったモンスター限定のバウンス効果と、「封印されし」モンスターor「エクゾディア」カードをサルベージする効果を持つ。

どちらも強力な効果であるため、墓地経由でエクゾディアパーツを集めるタイプの【エクゾディア】なら採用して損はないだろう。
エクゾディアパーツを墓地へ送れるので弱いのは置いておいて《エクゾディア・ネクロス》の特殊召喚条件を満たすのにも使える。

破壊剣一閃

通常罠
(1):自分フィールドに「バスター・ブレイダー」を融合素材とする
融合モンスターが存在する場合に発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て除外する。
(2):自分フィールドの「バスター・ブレイダー」モンスターを対象とする
魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
その効果を無効にし破壊する。

元は《バスター・ブレイダー》の攻撃名。
相手モンスターを全て除外する効果と、「バスター・ブレイダー」を対象とする効果を無効にする効果を持つ。
破壊剣といいつつ除外している点についてはツッコんではいけない。

第一の効果は対象を取らない相手モンスターの全除外と、それ自体は非常に強力。
だが、現在二種しか対応モンスターが存在しないので発動はなかなか難しい。
《竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー》は第二の効果は活かせるがかみ合わせが悪く、《超魔導剣士-ブラック・パラディン》は第一の効果とは相性がとても良いが、
第二の効果は活かしにくいと効果の癖が強い。

ラーの翼神竜-不死鳥(ゴッドフェニックス)

特殊召喚・効果モンスター
星10/神属性/幻神獣族/攻4000/守4000
このカードは通常召喚できず、このカードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードが墓地に存在し、
「ラーの翼神竜」がフィールドから自分の墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを特殊召喚する。
この効果の発動に対して効果は発動できない。
(2):このカードは他のカードの効果を受けない。
(3):1000LPを払って発動できる。
フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る。
(4):エンドフェイズに発動する。
このカードを墓地へ送り、自分の手札・デッキ・墓地から
「ラーの翼神竜-球体形」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

元は《ラーの翼神竜》の第三の能力、除去効果発動時の「ゴッドフェニックス」。

《ラーの翼神竜》のサポートカード、その2。
墓地から蘇らないとネタにされていた《ラーの翼神竜》が、墓地送りをトリガーとして不死鳥として舞い戻る。
特殊召喚効果に相手がチェーン不可、召喚後は完全効果耐性なので、条件さえ満たせば妨害はされない。
ただ《ラーの翼神竜》をフィールドに出した上でこのカードを墓地に用意する方がネックか。
エンドフェイズには球体形を呼び出す効果が強制発動するので1ターンしかもたない。
球体形から再び本体を呼び出し、また不死鳥になるとループが可能だが、球体形は本体を墓地からは出せないので、デッキに戻すか複数入れる必要がある。

沈黙の(つるぎ)

速攻魔法
(1):自分フィールドの「サイレント・ソードマン」モンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力・守備力は1500アップし、
ターン終了時まで相手の効果を受けない。
このカードの発動と効果は無効化されない。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「サイレント・ソードマン」モンスター1体を手札に加える。

元はサイレント・ソードマンの攻撃名。
厳密には、その時のサイレント・ソードマンのレベルを続けて「沈黙の剣LV~」となっていた。
攻撃力の上昇が、原作における『サイレント・ソードマンLV0』の3ターン分の上昇値と同じであることから、
ATK強化効果の元ネタは原作で速攻魔法《時の飛躍-ターン・ジャンプ-》のターン経過効果で、サイレント・ソードマンを一気に強化するコンボをイメージしたものだと思われる。

自分のサイレント・ソードマン1体のステータスを上げ、効果を受けない耐性を付与する効果と、墓地から除外することでサイレント・ソードマン1体をサーチする効果を持つ。

サイレント・バーニング

速攻魔法
①:自分フィールドに「サイレント・マジシャン」モンスターが存在し、自分の手札が相手より多い場合、自分・相手のバトルフェイズに発動できる。
お互いは手札が6枚になるようにデッキからドローする。
このカードの発動と効果は無効化されない。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「サイレント・マジシャン」モンスター1体を手札に加える。

元はサイレント・マジシャンの攻撃名。ソードマンと異なり「レベル~」とは続かない。
原作版『天よりの宝札』を内蔵したサイレント・マジシャン必殺技

発動条件の関係でドロー強化としてはやや扱いにくく、また原作と処理が違うので魔力カウンターも一つしか乗らない。
どちらかというと後半の効果を使用してサーチカードとして使うのが手っ取り早いだろう。
《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》の場合は攻撃力が手札の枚数に依存するため、
このカードを使えば攻撃力が一気に4000にまで跳ね上がる。微妙にこちらも原作再現できていないが……

アルティメット・バースト

通常魔法
(1):自分フィールドの融合召喚した「青眼の究極竜」1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる。
そのモンスターが攻撃する場合、ダメージステップ終了時まで
相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。

元は《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン)》の攻撃名。
融合召喚された究極竜に、「3回攻撃」と「相手の効果の発動を封じる」効果を付与する。

効果自体は1ターンキルを狙える強力なものではあるが、
条件は少し厳しいが同じ素材で連続攻撃できる《真青眼の究極竜》やブルーアイズ全般に使用でき、より攻撃回数も増やせる《光の導き》があるため、
効果自体は強いが使いにくいという評価が多い。
融合召喚されたものでないといけないため《デビル・フランケン》などで出したものでは効果を適用できない。

滅びの呪文-デス・アルテマ

速攻魔法
(1):自分フィールドにレベル8以上の魔法使い族モンスターが存在する場合に発動できる。
フィールドのカード1枚を選んで裏側表示で除外する。
(2):魔法&罠ゾーンのこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「マジシャン・オブ・ブラックカオス」
または「混沌の黒魔術師」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

元は《マジシャン・オブ・ブラックカオス》及び《混沌の黒魔術師》の攻撃名。
対象を取らない除外という《氷結界の龍 トリシューラ》と同等の強力な除去効果を持つ。
速攻魔法で奇襲性が高く、レベル8以上の魔法使いが出た瞬間から発動できる。

ただし、発動条件となる魔法使いは数が限られるのがネック。
ブラック・マジシャン】に《光と闇の洗礼》をタッチするなどがいいだろう。

相手の効果で破壊されると《マジシャン・オブ・ブラックカオス》か《混沌の黒魔術師》を召喚条件を無視してリクルート可能。
あくまで保険としての効果だが、エンドフェイズ時に魔法を回収できる《混沌の黒魔術師》を出せるのはありがたい。

破壊竜ガンドラ-ギガ・レイズ

特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
このカード以外の自分の手札・フィールドのモンスター2体を墓地へ送った場合に特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は除外されているカードの数×300アップする。
(2):1ターンに1度、LPを半分払って発動できる。
自分の墓地の「ガンドラ」モンスターの種類によって以下を適用する。
●1種類:このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する。
●2種類:このカード以外のフィールドのカードを全て除外する。
●3種類以上:このカード以外のお互いのフィールド・墓地のカードを全て除外する。

元は相棒の凶悪ドラゴン、《破壊竜ガンドラ》の効果名「デストロイ・ギガ・レイズ」
手札か場のモンスター2体を墓地に送って出す特殊召喚モンスターであり、除外されてるカードの数だけ攻撃力を上げる。
更にライフを半分支払って墓地の「ガンドラ」の数に応じた効果を発動し、
1種類なら自身以外の場のカードを全破壊、2種類なら自身以外の場のカードを全除外、
そして3種類以上なら自身以外の場のカードと互いの墓地を全て除外する豪快なリセットカード。
攻撃力上昇に繋がる2種類以上ある状態で効果を発動したいが、現時点で「ガンドラ」はこのカード含めてもちょうど3種類しか存在しないので狙うのは難しい。

一時期は《破滅竜ガンドラX》が禁止カードとなってしまったので、どう足掻いても場と墓地全除外効果の使用が不可能になってしまったが、《破滅竜ガンドラX》がエラッタされて緩和されたので事なきを得た。

海竜神(リバイアサン)の怒り

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):フィールドに「海」が存在する場合、
自分フィールドの元々のレベルが5以上の水属性モンスターの数まで、
相手フィールドのモンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
次のターン終了時まで、そのモンスターゾーンは使用できない。

海竜神(リバイアサン)の必殺技。なんと王国編で梶木が使用した通常モンスターの技である。
王国編で梶木は海竜神の攻撃により、闇遊戯のフィールドをで埋め尽くしてカード自体を出させない戦術を使用したのだが、その再現と思われる。

参照するのは「元々のレベル」であるため、《伝説の都 アトランティス》などでレベルが下がっていてもよい。
高レベルのトークンをぽんぽん生み出せるパシフィスとも良相性。

潜海奇襲(シー・ステルス・アタック)

永続罠
(1):このカードの発動時の効果処理として、自分の手札・墓地の「海」1枚を選び、発動できる。
(2):フィールドに「海」が存在する場合、表側表示のこのカードは以下の効果を得る。
●1ターンに1度、自分フィールドの水属性モンスター1体をエンドフェイズまで除外して発動できる。
このターン、自分フィールドの表側表示の魔法・罠カードは相手の効果では破壊されない。
●元々のレベルが5以上の自分の水属性モンスターが
相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。
その相手モンスターを破壊する。

レジェンドデュエリスト編で登場したカード。
梶木のデッキの戦術名であり、彼の魂のカードである《伝説のフィッシャーマン》の攻撃。
イラストは城之内に見破られて《伝説のフィッシャーマン》が発見されたシーンの再現。

《海》および「『海』となるフィールド魔法」を発動する効果と、水属性限定の《亜空間物質転送装置》+永続カードへのウラヌス耐性付与、水属性限定の破壊効果付与を行う効果を持つ。
同じパックで収録された専用サーチャー《城塞クジラ》でフィールドに持ってくることが出来るため、発動するのは難しくない。
また罠カードなので、水属性モンスターへの除去にチェーンして耐性付与を使えばサクリファイス・エスケープとなる。
投入するなら【幻煌龍】が候補か。

銃砲撃(ガン・キャノン・ショット)

永続罠
(1):1ターンに1度、コイントスを行う効果が発動した場合、
その効果で表が出た数によって以下の効果を適用する。
●1回以上:相手に500ダメージを与える。
●2回以上:相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
●3回以上:相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んで捨てる。
(2):コイントスを2回以上行う効果が発動した時、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
そのコイントスの効果を全て表が出たものとして扱う。

《リボルバー・ドラゴン》の攻撃名。
どちらかというと、破壊効果の「ロシアン・ルーレット」の方が近い気もする。

罠カードであるためすぐには使えず、運の要素が絡むため使いづらいが、本命は墓地で発動する2つ目の効果。
《リボルバー・ドラゴン》とそのトゥーン、および《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》との相性はもちろん最高。
これ以外で適用できるカードは《ブローバック・ドラゴン》《ガトリング・ドラゴン》《Mr.JUDGE》《サンド・ギャンブラー》《伝説の賭博師》《ラッキーパンチ》
そして意外な所ではあの《E・HERO カオス・ネオス》も相手モンスター全破壊効果を確定発動出来る。

カードパワーそのものは十分に実用的な良カードだが、
実は原作に「銃砲撃(ガン・キャノン・ショット)」という攻撃名は存在しておらず*1ネット上で広まっていた誤表記であるという、お前原作確認せずに作ったやろと疑わざるを得ない必殺技カードとしては致命的な弱点がある。

神・スライム

融合・効果モンスター
星10/水属性/水族/攻3000/守3000
水族モンスター+水属性・レベル10モンスター
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。
●自分フィールドの攻撃力0の水族・レベル10モンスター1体を
リリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる。
(1):モンスターをアドバンス召喚する場合、
このカードは3体分のリリースにできる。
(2):このカードは戦闘では破壊されず、
相手は「神・スライム」以外の自分フィールドのモンスターを、
攻撃対象に選択できず、効果の対象にもできない。

元は《メタル・リフレクト・スライム》が《オベリスクの巨神兵》の姿を写したところ。

融合モンスターだが、レベル10で攻撃力0の水族なら1枚でこのカードを出せる。
そのままで該当するのは《メタル・リフレクト・スライム》か《ガーディアン・スライム》。
アドバンス召喚のリリース3体分になるので、三幻神や三邪神などの召喚準備がこれ1枚で整う。
また攻守も3000とかなり高く、上記カードを殴り役としても運用可能。

ゴッド・ブレイズ・キャノン

速攻魔法
(1):自分フィールドの「ラーの翼神竜」1体を選ぶ。そのモンスターはターン終了時まで以下の効果を得る。
このカードの発動と効果は無効化されない。
●このカードは相手の効果を受けない。
●このカードが戦闘を行う攻撃宣言時に、このターン攻撃宣言をしていない自分フィールドの他のモンスターを任意の数だけリリースして発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、リリースしたモンスターの元々の攻撃力の合計分アップする。
●このカードが攻撃したダメージ計算後に発動できる。相手フィールドのモンスターを全て墓地へ送る。

元は《ラーの翼神竜》の攻撃名。
「デュエリストパック 冥闇のデュエリスト編」で登場した《ラーの翼神竜》の必殺技カード。

重い《ラーの翼神竜》がいないと腐るという欠点を持つが、効果の適用はどれか1つを選択ではなく全て適用なので非常に強力。
発動と効果を無効化されない為、1番目の相手の効果を受けないとは相性が良く大体の除去や妨害から守る事ができる。
2番目の効果は《ラーの翼神竜》を出した上で横に更にモンスターを並べられる余力があるかは怪しいが、決まれば1番の耐性効果と合わせて1キルを狙えるかもしれない。
3番目の効果は墓地へ送るモンスター全体除去であり相手のライフを削りきれない場面ではお世話になるだろう。

なお、ブレイズ・キャノンのサポートを受けられるという奇妙な特性を持つ。名前だけだと普通に関連カードに見える
《ラーの翼神竜》デッキは構築によって色々突っ込む余地があるため、《ヴォルカニック・ロケット》を積んでサーチする手は実際なくもない。攻撃力高いから生け贄にも向いてるし。

電脳(サイバー)エナジーショック

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「人造人間−サイコ・ショッカー」が存在する場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
この効果でフィールドの罠カードを破壊した場合、
さらに以下の効果から1つを選択して適用できる。
●フィールドの表側表示のカード1枚を選び、その効果をターン終了時まで無効にする。
●自分フィールドの全ての「人造人間−サイコ・ショッカー」の攻撃力は800アップする。

人造人間-サイコ・ショッカー》の原作・アニメでの攻撃名。

「デュエリストパック 冥闇のデュエリスト編」で登場。
《人造人間-サイコ・ショッカー》が場にいる時に場のカードを1枚破壊。
それが罠カードだったら場のカード1枚の効果を無効にするか、《人造人間-サイコ・ショッカー》全ての攻撃力を800アップするかのどちらかを選べる。
近年では罠カードの採用率が低下しており、追加効果を発動させようとすると自分から用意する事になるので、無理に狙わず普通の除去カードとして使った方が無難。
狙うのであれば同じパックで収録された、相手モンスターを永続罠化させる《サイコ・ギガサイバー》とのコンボを意識したい。

サイキック・ウェーブ

速攻魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに機械族モンスターが存在する場合、
手札・デッキから「人造人間−サイコ・ショッカー」1体を墓地へ送って発動できる。
相手に600ダメージを与える。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の機械族モンスター1体を対象として発動できる。
デッキから「人造人間」モンスター1体を墓地へ送り、
対象のモンスターを手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

人造人間-サイコ・ショッカー》のエスパー呂馬vsダイナソー竜崎戦で使用した攻撃名。
また、カードそのものはアニメ『遊戯王GX』でサイコ流の継承者である猪爪誠が使用していた。

「COLLECTION PACK 2020」で登場。
墓地にサイコ・ショッカーを送って蘇生などの準備をしつつ微弱なバーンを与え、
次のターンには機械族の回収も行える。

ハーピィ・レディ・SC(スクラッチ・クラッシュ)

シンクロ・効果モンスター
星8/風属性/鳥獣族/攻2600/守1400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードをS召喚する場合、
自分フィールドの「ハーピィ」モンスター1体をチューナーとして扱う事ができる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
(2):魔法・罠カードの効果が発動した時、
相手フィールドのモンスター1体または自分フィールドの「ハーピィ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。

元は《ハーピィ・レディ》の攻撃名、「スクラッチ・クラッシュ」
なのだが、なぜかSモンスターになった。

ハーピィなら元がチューナーでなくてもS召喚できる他、縛りがないので汎用レベル8Sとして扱える。
魔法・罠の効果に合わせて相手のモンスターを除去可能。
自分か相手かは問わないので、能動的な除去にも相手の牽制にもなる。
《ハーピィの狩場》と合わせるとすぐ発動トリガーになり、相手の盤面を掃除して大幅な巻き返しも。
出しやすい上級のハーピィということで《ハーピィの羽根吹雪》や《ハーピィの羽根休め》が使いやすくなるのも利点。

超電導波サンダーフォース

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
このカードの発動と効果は無効化されない。
(1):自分フィールドに元々のカード名が「オシリスの天空竜」となる
モンスターが存在する場合に発動できる。
相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。
このカードを自分メインフェイズに発動した場合、さらに以下の効果を適用できる。
●この効果で破壊され相手の墓地へ送られたモンスターの数だけ、
自分はデッキからドローする。
このターン、自分はモンスター1体でしか攻撃できない。

ゴッド・ハンド・クラッシャー

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
このカードの発動と効果は無効化されない。
(1):自分フィールドに元々のカード名が「オベリスクの巨神兵」となる
モンスターが存在する場合に発動できる。
相手フィールドの効果モンスター1体を選び、効果を無効にし破壊する。
このターン、この効果で破壊したモンスター及び
そのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。
このカードを自分メインフェイズに発動した場合、さらに以下の効果を適用できる。
●相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

元は《オシリスの天空竜》」、および《オベリスクの巨神兵》の攻撃名。

『PRISMATIC GOD BOX』で登場した《オシリスの天空竜》《オベリスクの巨神兵》の必殺技カード。
どちらも名称コピーは出来ないものの、発動と効果を無効にされず、自分メインフェイズに発動すると追加効果が付く速攻魔法。

《超電導波サンダーフォース》は相手の表側モンスター全て破壊+このターン中モンスター1体でしか攻撃出来ないが墓地に送った数だけドロー。
最大6枚ドロー出来るが、2・3体破壊するだけでも充分お釣りが来る。
更地にしてからの高打点からのフィニッシュが基本。もし仕留められなくても召雷弾と増えた手札からのコントロールに切り替える事も可能で、伏せて相手ターンに発動すればドローは出来ないが相手の展開を妨害する使い方も可能。

《ゴッド・ハンド・クラッシャー》は相手モンスターの効果を無効にしつつ破壊し、このターン中そのモンスターおよび同名モンスターの効果を使用不能+相手の魔法・罠全破壊。
対象を取らない除去であり、効果を無効にしてから破壊するので破壊耐性すら貫通し、墓地発動効果すら使わせない完全除去。ゴッド・ハンド・インパクトで除去出来ない高打点の耐性持ちが狙い目。
《オベリスクの巨神兵》自身が対象耐性持ちで、攻撃反応カードの採用率が下がっている現在では魔法・罠破壊は若干オマケに近いが、それでも安全に攻撃を通す事が可能になる。

ハーピィズペット(ドラゴン)-セイント・ファイアー・ギガ

効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2000/守2500
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにレベル6以下の風属性モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いにレベル6以下の「ハーピィ」モンスターを攻撃対象に選択できない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから鳥獣族・風属性モンスター1体を墓地へ送る。

元は《ハーピィズペット竜》の攻撃名、「セイント・ファイアー・ギガ」。
カード名に攻撃を冠している割に、特殊召喚効果や墓地肥やしといった堅実な効果を得たことで、素材として格段に扱いやすくなった。
というか元の《ハーピィズペット竜》を入れる理由がなくなった
風属性レベル1モンスターがいる時に特殊召喚すれば《ハーピィ・レディ・SC》をS召喚しつつ墓地効果へと繋がる。
他、X召喚してしまうと墓地効果は使えないが、《ハーピィ・チャネラー》とでランク7Xも。

ホーリー・エルフ-ホーリー・バースト・ストリーム

効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻 800/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにレベル5以上の通常モンスターが存在し、
相手フィールドのモンスターが効果を発動した時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その効果を無効にする。
(2):相手バトルフェイズに、自分または相手の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
このターン、そのモンスターが自分フィールドに存在する限り、
攻撃可能な相手モンスターはそのモンスターを攻撃しなければならない。

『LEGENDARY MONSTERS PACK』にて登場した、《青眼の白龍》との連携攻撃の名を冠した《ホーリー・エルフ》。
イラストの通り死の腹話術師(アニメ版は死の物真似師)が操る《青眼の白龍》を、自身の攻撃力を加算した《青眼の白龍》で撃破したシーンの再現…
ではなく自分の場に上級通常モンスターが居る時に相手モンスターの効果を無効化しつつ手札から特殊召喚、
相手バトルフェイズに自分・相手の墓地から通常モンスターを蘇生してそのモンスターに攻撃を強制させる効果を持つ異色の必殺技カード。
《青眼の白龍》などの高打点通常モンスターをサポートする効果を持つが、
(1)の効果では場に上級通常モンスターを、(2)の効果では墓地に通常モンスターを要求するため、フルに性能を発揮するのは難しいので注意。

カイザー・グライダー-ゴールデン・バースト

効果モンスター
星6/光属性/ドラゴン族/攻2400/守2200
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力と同じになる。

『LEGENDARY MONSTERS PACK』にて登場した、攻撃名を冠した《カイザー・グライダー》。ただし原作では技名が不明どころか場に出てすらいないと言うこちらも中々異色の必殺技カード。
上級モンスターであるが自分のモンスター1体のリリースで特殊召喚が可能なので、実質的に召喚権を使わないアドバンス召喚が可能。
また召喚・特殊召喚時には相手モンスター1体の攻撃力をコピー出来るので、対象耐性を持たないなら高打点モンスターだろうと相打ちに持ち込める。
属性・種族が一致する上に「リリースされた際に発動する」効果を持つ聖刻との相性が良く、特殊召喚効果が相手ターンにも使えるので攻撃力コピー効果と合わせて相手の攻撃を牽制できる。
また「効果のコストによるリリース」なので《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》と合わせれば、相手モンスターを除去しながら降臨させる事も可能。

魔導騎士ギルティア-ソウル・スピア

効果モンスター
星5/光属性/戦士族/攻1850/守1500
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
このカードの攻撃力以上の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を選んで除外する。
(3):手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから以下のモンスターの内1体を手札に加える。
●ドラゴン族・闇属性・レベル7モンスター
●機械族・闇属性・レベル6モンスター
●戦士族・水属性・レベル5モンスター

『LEGENDARY MONSTERS PACK』にて登場した、自身の攻撃名を冠した《魔導騎士ギルティア》。ようやくメインデッキに入れられる様になった。
召喚時に自身の攻撃力以上のモンスターに対して対象を取らない除外をぶっ放すモンスター。対象の攻撃力指定は攻撃力1750の《振り子刃の拷問機械》に攻撃が通らなかったシーンの再現か。
上級モンスターではあるが自分の場にモンスターが居なければリリースなしで召喚可能なので劣勢からの切り返しが得意。
更に手札を捨てる事で特定種族・属性・レベルのモンスターのサーチが可能。
それぞれ使用者と縁の深い《真紅眼の黒竜》《人造人間-サイコ・ショッカー》《伝説のフィッシャーマン》を意識した指定だが、
《亡龍の戦慄-デストルドー》をサーチしてレベル7シンクロしたり、《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》 や《オッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴン》 をサーチして《ブレイブアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》の、《伝説のフィッシャーマン》を始めとした戦士族・水属性・レベル5なら《覇勝星イダテン》や《鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリード》の融合素材を集めたりする事が可能。

X・Y・Zハイパーキャノン

永続罠
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「XYZ-ドラゴン・キャノン」または
そのカード名が融合素材として記されている融合モンスターが自分フィールドに存在する場合、
この効果の発動ターンによって以下の効果を発動できる。
●自分ターン:除外されている自分のユニオンモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキの一番下に戻し、自分はデッキから1枚ドローする。
●相手ターン:手札を任意の枚数捨て、その数だけ相手フィールドのカードを対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

海外先行で登場し、『WORLD PREMIERE PACK 2021』で来日したXYZ-ドラゴン・キャノン必殺技
XYZかXYZを融合素材とするモンスターが場にいる時に発動可能で、
自分のターンに発動したなら除外されてるユニオンモンスター1体をデッキボトムに戻して1枚ドロー、
相手ターンに発動したなら手札を任意の枚数捨ててその数だけ相手のカードを破壊する。
自分のターンで手札を稼ぎつつユニオン格納庫のリクルート先を確保し、増えた手札で相手のターンの除去に使うと言う設計。
ただしドロー枚数は1枚の上、除外ではなく墓地に送るので無計画に使うと手札や除外リソースが尽きてしまうので要注意。

潜海奇襲II(シー・ステルスツー)

永続魔法
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「海」として扱う。
(2):自分フィールドの水属性モンスターは、
水属性以外の相手モンスターの効果の対象にならない。
(3):自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動できる。
自分の手札・墓地から、「海」のカード名が記されたモンスター
または水属性の通常モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、そのバトルフェイズ終了時に破壊される。

深淵のデュエリスト編で登場した永続魔法。
梶木の戦術である「潜海奇襲」の進化バージョンで劇中では《伝説のフィッシャーマン》を隠して攻撃していた。
イラストは《竜巻海流壁》で海が巻き上げられたシーン。

自分の水属性モンスターを相手の水属性以外のモンスター効果の対象に取られなくなる耐性付与と、バトルフェイズ中に「海」のカード名が記されたモンスターか水属性の通常モンスターを自壊デメリット付きかつ守備表示で呼び出す。
同パックに収録された《大要塞クジラ》とは相手ターンに呼び出して除去、自壊したら後続を呼ぶとデザイナーズコンボを形成している。
更に場と墓地では《海》として扱われるため《潜海奇襲》の発動時に同時発動が可能。
このカードで呼び出したモンスターを《潜海奇襲》の効果で一時的に除外すれば自壊デメリットを解除しつつお互いを相手の除去から守る事が可能なので強固な布陣が敷ける。

ソウルエナジーMAX!!

通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに元々の属性が神属性となる「オベリスクの巨神兵」が存在する場合、
自分フィールドの他の表側表示モンスター2体をリリースして発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て破壊し、相手に4000ダメージを与える。
(2):自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・墓地から「オベリスクの巨神兵」1体を選んで手札に加える。
その後、「オベリスクの巨神兵」1体を召喚できる。

『HISTORY ARCHIVE COLLECTION』で登場した通常罠。
元ネタは《オベリスクの巨神兵》の効果「ゴッド・ハンド・インパクト」発動時の掛け声(?)。
使用頻度自体は高いが、場面によって言ったり言わなかったりする謎のフレーズである。

他のモンスター2体をリリースして《サンダー・ボルト》+4000ダメージと言う単純明快かつ強烈な効果を持つ。
闇よりの罠でコピーすればリリースコストを踏み倒せるため、この2枚が揃えばジャスト8000ダメージで勝負が決められる。
発動後のデメリットも制約も一切ないのでそのままダイレクトアタックで勝負を決めるのもよし、相手ターンに発動して妨害するのもよしなカード。
更に墓地から除外して《オベリスクの巨神兵》をサーチorサルベージし、リリース元が揃っているならそのまま降臨させる効果もある。(1)の効果からすぐ繋げられるがその場合は大体勝負を決められるので、こちらを使うのであればおろかな副葬などで墓地に落としてから使う事になる。

魔風衝撃波

速攻魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「ゲート・ガーディアン」モンスターが存在する場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキ・除外状態の「雷魔神-サンガ」「風魔神-ヒューガ」「水魔神-スーガ」のいずれか1体を手札に加える。

海外先行で登場し、『WORLD PREMIERE PACK 2023』で来日した速攻魔法で、元ネタは「水魔神ースーガ」の欠けた《ゲート・ガーディアン》の攻撃名。
自分の場に「ゲート・ガーディアン」モンスターがいる時に場のカードを破壊する効果と、墓地から除外してデッキ・除外ゾーンから三魔神の内1枚をを手札に加える効果を持つ。

淡白な効果ではあるが、速攻魔法なためセットして相手ターンに発動すれば相手の展開を妨害可能で、墓地効果も《合体魔神ーゲート・ガーディアン》の降臨に繋げられる。

ちょうどイラストにいる《雷風魔神ーゲート・ガーディアン》はこのカードをサーチ可能な「ゲート・ガーディアン」モンスターなので発動条件を満たしやすいため相性が良い。

魔神火焔砲(エグゾード・ブレイズ)

速攻魔法
(1):元々のカード名に「エクゾディア」を含む
自分フィールドのレベル10以上のモンスター1体は以下の効果を得る。
●LPを半分払って発動できる。
お互いの魔法&罠ゾーンのカードを全て破壊する。
その後、手札・デッキから「封印されし」モンスター5体を
それぞれ攻撃力2000アップの装備魔法カード扱いでこのカードに装備する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はこのカード以外のカードの効果を発動できない。
●このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

元は記憶編でのエクゾディアの通常攻撃名。
魔神火炎砲(エグゾード・フレイム)」とは名前が似てるのでカード名を宣言する事がある際には注意。
元々のカード名にエクゾディアを含むレベル10以上のモンスターに守備貫通とライフ半分をコスト互いの魔法・罠ゾーンのカードを破壊してからエクゾディアパーツを手札・デッキから装備魔法扱いで装備させる効果を付与する。

エクゾディアパーツ1つが攻撃力2000アップの装備魔法扱いになるので、攻撃力10000アップと守備貫通を持った強力なフィニッシャーが降臨する。エクゾディアがエクゾディアを装備するシュールな絵面になるが
対応しているレベル10以上のエクゾディアは《召喚神エクゾディア》か《守護神エクゾディア》《幻の召喚神エクゾディア》の3種だが、エクゾディアパーツをリリースする必要のある《召喚神エクゾディア》とは相性が悪く、基本は《千年の十字》1枚で出てくる《幻の召喚神エクゾディア》との組み合わせが前提。
《幻の召喚神エクゾディア》の自己強化の後に発動すれば凄まじい攻撃力に達し、そのままゲームエンドまで持ち込む事も出来るが、魔法・罠ゾーンが埋まってしまう上に、ライフコストと《幻の召喚神エクゾディア》の噛み合わせが悪いため決めきれないと逆に追い込まれる点には注意したい。

怒りの業火 エクゾード・フレイム

通常罠
このカード名はルール上「エグゾード」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにレベル10以上の「エクゾディア」モンスターが存在する場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
(2):このターンに墓地へ送られていないこのカードを墓地から除外し、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分のデッキ・墓地から「封印されし」モンスター1体を手札に加える。
●自分の墓地・除外状態の「封印されし」モンスターを5体までデッキに戻す。

遂に登場したM&W及びデュエルモンスターズでのエクゾディアの必殺技名。
ただし、カテゴリ化したのは先に登場した「エゾード」の方であるため、カードとしては後発のこちらが「エグゾード」カード扱いになると言う不思議な扱いを受ける羽目になっている。例によってカード名の宣言の際には要注意。

レベル10以上のエクゾディアがいる時に相手のカードを全て破壊するという単純かつド派手な効果を持ち、正に必殺技と言えるカード《幻の召喚神エクゾディア》ならサーチ可能なので相手に圧力をかけられるのも魅力。
また、墓地に送られたターン以外に墓地から除外する事でエクゾディアパーツのサーチかサルベージ、もしくは墓地・除外ゾーンからエクゾディアパーツを5枚までデッキに戻すかを選べる。単純に手札にエクゾディアを揃える手助けになるだけでなく、除外されてしまったパーツを回収したり墓地・除外ゾーンを参照出来ない《千年の十字》などのサポートも出来る。

闘気炎斬剣

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●「闘気炎斬剣」を除く、「炎の剣士」のカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加える。
●自分の戦士族・炎属性モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
●自分フィールドの、「炎の剣士」またはそのカード名が記されたモンスターを
対象とする効果を相手が発動した時に発動できる。
その効果を無効にする。

海外先行で登場し、『WORLD PREMIERE PACK 2023』で来日した速攻魔法で、元ネタは《炎の剣士》の攻撃名。
イラストは「王国編」で初登場した際に《メガザウラー》を一刀両断したシーンで、ちゃんと地面にデュエルリングのカード配置マスがある。

同名を除く関連カードのサーチか、戦士族・炎属性モンスターの戦闘時に場のカードを破壊か、《炎の剣士》もしくは関連モンスターを対象に取る相手の効果を無効にするかの3つから1つを選べる。
サーチ効果の強さは言わずもがな。破壊効果も戦闘する必要があるとは言えこちらから攻撃する時だけでなく相手から攻撃される場合にも発動でき、相手の効果無効も対象に取る効果しか対処できないがあって損はない効果であるため、ダブった際に伏せておく事で妨害札となり得るため腐りにくい。



GX

ラス・オブ・ネオス

通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「E・HERO ネオス」1体を選択して発動する。
選択した「E・HERO ネオス」をデッキに戻し、
フィールド上のカードを全て破壊する。

元は《E・HERO ネオス》の攻撃名。
スーパーネオスチョップ

デュエルターミナル第一弾の新規ウルトラレアとして収録された。必殺技カードとしては破格の待遇。
《E・HERO ネオス》をデッキに戻して全破壊という凄まじい除去効果。
手札5枚を捨てる最終戦争と比べると条件は満たしやすい。

とは言え、せっかく出した《E・HERO ネオス》を戻すことはアド損な上に《E・HERO ネオス》自体結構重いので、
墓地へ送ってから《O-オーバーソウル》か、《E・HERO プリズマー》や《E・HERO アナザー・ネオス》での名前コピーなどからの発動が基本になってくる。
《スーペルヴィス》を《E・HERO アナザー・ネオス》につけて《E・HERO ネオス》扱いにした状態で発動すれば全体除去をした後に墓地から《E・HERO ネオス》を蘇生できる。

バーサーカークラッシュ

速攻魔法
自分の墓地に存在するモンスター1体をゲームから除外して発動する。
このターンのエンドフェイズ時まで、自分フィールド上に表側表示で存在する
「ハネクリボー」1体の攻撃力・守備力は、除外したモンスターと同じ数値になる。

本来は漫画版GXで登場した《ハネクリボーLV9》*2必殺技なのだが、《ハネクリボー》指定の必殺技として登場。イラストの構図も漫画GXでの攻撃シーンをハネクリボーに書き換えたものとなっている。
奇襲性がかなり高く、速攻魔法である事も手伝い《ハネクリボー》の価値を微妙に上げた優秀なカードである。
更に《闇次元の解放》や《奇跡の降臨》など帰還カードを合わせて強烈な連打を撃ち込むことも容易であるコンボ要素が高いカード。
……Lv.10の効果といいこのカードといい、どうして《ハネクリボー》はこんなに攻撃的なのでしょうか?

エヴォリューション・バースト

通常魔法
自分フィールド上に「サイバー・ドラゴン」が表側表示で存在する場合のみ
発動する事ができる。相手フィールド上のカード1枚を破壊する。
このカードを発動するターン「サイバー・ドラゴン」は攻撃する事ができない。

元は《サイバー・ドラゴン》の攻撃名。

サイバー・ドラゴン》専用の万能除去、ただし《サイバー・ドラゴン》の攻撃は出来ない。
しかし、サイドラを素材に使ってしまえば関係ないし、《サイバー・ドラゴン》自体が「出しやすいモンスター」なうえに「サイバー・ドラゴン」扱いに出来る下級モンスターもどんどん増えているので発動条件も満たしやすく雑に使える。
融合のみならずX召喚やL召喚も組み込まれた現在では、特に意識しなくても場に《サイバー・ドラゴン》が残ってないことは多い。
ただ、実質無条件と考えても所詮は単体除去なので、そもそものパワーが微妙なのが欠点。

DT収録だったがこのたびストラクに収録が決定、やったねカイザー! 《サイバー・ドラゴン》扱いのカードもふえるよ!
なお《サイバー・ドラゴン》扱いのカードは条件達成の役に立つ一方、攻撃できなくなるデメリットも一緒に食らうので注意。

ダーク・ジェノサイド・カッター

通常魔法
自分フィールド上に闇属性モンスターが3体以上存在する場合に発動できる。
フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択してゲームから除外する。

「ダーク・ジェノサイド・カッター」なるものは(このカードが生まれた時点で)存在しない。
しかし《アームド・ドラゴンLV7》の効果名が「ジェノサイド・カッター」なので明らかに《ダーク・アームド・ドラゴン》の必殺技である。

ダムド自体が闇属性汎用カードとして生まれ変わった存在だからか、カード名を一切指定していない闇属性汎用カードになっている。
墓地ではなくフィールドヤミサンタイ(以上)が条件になっている。例えば【ジャンクドッペル】など、闇属性主体の大量展開テーマであれば展開の途中で狙えるタイミングがあることが多い。
どうしても展開してからに撃つことになるため、伏せカードの露払いとか劣勢時の初手として使えない。
これも単体除去なのが微妙だが、除外であることは魅力で、非破壊除去が苦手なデッキの補完という使い方もできるだろう。なお文面がやや紛らわしいが対象は取る。

後にデュエルリンクスで万丈目のセリフとして、《ダーク・アームド・ドラゴン》の効果名がこの技であることが明言された。
カードの方が先にあり、必殺技として逆輸入された形になる。

オーバー・ザ・レインボー

速攻魔法
(1):自分フィールドの、元々のカード名が
「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」または
「究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン」となる
モンスターが効果を発動したターンに発動できる。
デッキから「宝玉獣」モンスターを任意の数だけ特殊召喚する
(同名カードは1枚まで)。

元は《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》の攻撃名。
なおダークの方は技名が違うのだが、対象となっている。このカードの英語名の方はレインボー・ダークの攻撃名だったりする。

究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》及び《究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン》指定のカード。
Sinの方は攻撃名こそ本家と同じだが、究極宝玉神の名がないことと、発動できる効果がないことからかハブられている。

究極宝玉神の効果の発動というかなり難しい発動条件の代わりに、デッキから任意の枚数の宝玉獣を特殊召喚できるという
破格のリターンが得られる速攻魔法。条件を満たせれば相手ターンでも使えるのでそれを狙ってみるのもあり。
本家レインボー・ドラゴンの効果と合わせればワンショットキルも夢ではないだろう(多分)。
発動条件の難しさは並では無く本家《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》で狙う場合は特殊召喚したターンに効果発動できない欠点がある上に特殊召喚条件を満たした場合そもそもデッキに宝玉獣が何枚あるのかという話になり、致命的に噛み合っていない。
《究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン》はダークモンスター用のモンスターであり《アドバンスド・ダーク》を使わなければ特殊召喚条件を宝玉獣で満たすのは難しい。
このように発動条件の難しさとリターンの両方が大きいのでロマンカード揃いの必殺技カードの中でも特にロマン色が強いカード。

スカイスクレイパー・シュート

通常魔法
(1):自分フィールドの「E・HERO」融合モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターよりも攻撃力が高い相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。
その後、この効果で破壊され墓地へ送られたモンスターの内、
元々の攻撃力が一番高いモンスターのその数値分のダメージを相手に与える。
自分フィールドゾーンに「摩天楼」フィールド魔法カードが存在する場合、
相手に与えるダメージは、この効果で破壊され墓地へ送られた
モンスター全ての元々の攻撃力の合計分となる。

元ネタは《E・HERO フレイム・ウィングマン》が摩天楼-スカイスクレイパー-の効果を受けた際の攻撃名。
このカードで《古代の機械究極巨人(アンティークギア・アルティメット・ゴーレム)》を破壊した後、終焉の地を使ってスカイスクレイパーを出してアニメ再現!
…はできなくはないが、4400ダメージが相手に行くため再現する前にゲーム終了になる可能性も……。

E・HERO融合モンスターの攻撃力を参照する全体除去と、バーンダメージを与える効果を持つ。
さらに「摩天楼」カードがあれば、バーンダメージは破壊したモンスターの攻撃力合計となる。

明らかに《E・HERO フレイム・ウィングマン》を意識した効果だが、彼だけでなく融合HEROを指定している。
そのため《簡易融合》で呼び出せ、攻撃力が低いセイラーマンが最も好相性となっている。
また、そうでなくともこの効果を使えば生き残るのは戦闘破壊可能なモンスターであるため、
後はそいつを殴ればいいので《E・HERO フレイム・ウィングマン》とも相性は悪くない。
攻撃力を参照するため裏側表示モンスターは破壊できないが、それなら《E・HERO ダーク・ブライトマン》が適任か。

「摩天楼」を指定したため、《摩天楼2-ヒーローシティ》の方もカバーしている。
しかしどちらにせよカードパワーが現代レベルではなく、デッキの枠を圧迫するのが欠点。
スカイスクレイパーは効果が全く噛み合っていないためヒーローシティの方が優位だが、スカイスクレイパーはサーチ要員の《E・HERO キャプテン・ゴールド》が存在するという利点があるため一長一短。

一応、融合モンスターに《ヒーロー・マスク》を使うことで本来サポート外のデッキでも無理やり発動できなくもない。
NEXを使うネオスデッキなら《ヒーロー・マスク》を使いやすく低攻撃力の融合モンスターがいるので狙ってみるのも面白いかもしれない。

古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム)ーアルティメット・パウンド

効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻3000/守3000
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(2):このカードの攻撃でモンスターを破壊した時、手札から機械族モンスター1体を捨てて発動できる。このカードは続けて攻撃できる。
この効果は1ターンに2度まで使用できる。
(3):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「融合」1枚を手札に加え、
自分の墓地からこのカード以外の「アンティーク・ギア」モンスター1体を選んで手札に加える。

クロノス先生の切り札、《古代の機械巨人》の攻撃名を冠したバージョン。
バトルフェイズ中の魔法・罠封印はないものの、モンスターの戦闘破壊に成功した時に手札の機械族を捨てて最大3回の連続攻撃が可能と本家よりさらに攻撃的。
確実性なら本家、爆発力ならリメイク版。
破壊されても《融合》サーチと「アンティーク・ギア」モンスターをサルベージも出来る。
究極巨人の指定素材にはなれないが、超巨人の連続攻撃効果の対象になっているので
融合軸なら4枚目以降の巨人みたいな扱いも可能。

ただし、本家と同じく特殊召喚出来ない最上級であるため採用枚数には注意。

デュエルリンクスにおいて、本カードの攻撃名は「アルティメット・パウンド・パウンド」であると判明した。クロノス先生曰く「ややっこしいノーネ」とのこと。

ちなみにこのカードは20thデュエルセレクションのGX部門で一位となった名デュエル、「恩返しデュエル!クロノスVS元祖ドロップアウトボーイ」を意識したカードになっており
「3回攻撃」→クロノス先生が《古代の機械巨人》を3体並べて3連続攻撃で十代のモンスターを倒したシーン
「融合サーチ」→《古代の機械巨人》1体を倒された返しのターンでクロノス先生がドローしたシーン
「アンティーク・ギアサルベージ」→破壊された《古代の機械巨人》を《古代の整備場》でサルベージしたシーン
を再現した効果となっている。

エターナル・エヴォリューション・バースト

装備魔法
機械族の融合モンスターにのみ装備可能。
①:このカードが自分の魔法・罠ゾーンに存在する限り、自分バトルフェイズ中に相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
②:装備モンスターが相手モンスターに攻撃したダメージステップ終了時、自分の墓地から「サイバー・ドラゴン」モンスター1体を除外して発動できる。装備モンスターは相手モンスターに続けて攻撃できる。この効果を発動するターン、装備モンスター以外の自分のモンスターは攻撃できない。

元は《サイバー・エンド・ドラゴン》の攻撃名。
DP3に収録されたサイバー・エンドの必殺技カード。

ライトニング効果の付与に加えて墓地のサイドラを除外しての連打効果を得られる。
《オーバーロード・フュージョン》との噛み合いは最悪だが、《サイバー・エンド・ドラゴン》に装備すれば4000打点でサンレンダァ!が普通に出来る。地味に嬉しいことに封じるのは「効果の発動」なので、発動済みの永続カードでも効果の発動を介するなら突き破れる。

失楽の霹靂

永続魔法
(1):「降雷皇ハモン」を自身の方法で特殊召喚する場合、
自分フィールドの裏側表示の魔法カードを墓地へ送る事もできる。
(2):1ターンに1度、自分フィールドに「降雷皇ハモン」が攻撃表示で存在する場合、
相手が発動した魔法・罠カードの効果を無効にできる。
その後、自分フィールドの「降雷皇ハモン」1体を選んで守備表示にする。
(3):自分フィールドの表側表示の
「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」のいずれかがフィールドから離れた場合に発動する。
このターン、自分が受ける全てのダメージは0になる。

ハイパーブレイズ

永続罠
(1):「神炎皇ウリア」を自身の方法で特殊召喚する場合、
自分フィールドの裏側表示の罠カードを墓地へ送る事もできる。
(2):自分の「神炎皇ウリア」が戦闘を行う攻撃宣言時に1度、
手札・デッキから罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このターン、そのモンスターの攻撃力・守備力は
お互いのフィールド・墓地の罠カードの数×1000になる。
(3):1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」のいずれか1体を自分の墓地から選び、
手札に加えるか召喚条件を無視して特殊召喚する。

幻魔皇ラビエル-天界蹂躙拳(てんかいじゅうりんけん)

特殊召喚・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻4000/守4000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドのモンスター3体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、自分フィールドの「幻魔皇ラビエル」1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターの攻撃力は倍になり、相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを手札に加える。

三幻魔ストラクで登場した、それぞれの攻撃名を元にした必殺技カード。
カード種類はそれぞれの司るカードの種類に合わせられている。
《失楽の霹靂》《ハイパーブレイズ》はそれぞれ削られてしまったハモン、ウリアの効果を再現するもの。
重かった召喚コストの緩和は非常に魅力的であり、《ハイパーブレイズ》の(3)の効果は手札コストに使うカードに指定もなく蘇生先も三幻魔全てに拡大されており戦線維持も楽になる。
ただし、遊戯王OCGには召喚条件を無視しても蘇生条件のルールがあるため、ただ墓地へ送っただけでは蘇生できないのには注意が必要。

《幻魔皇ラビエル-天界蹂躙拳》は原作再現効果ではないが、《幻魔皇ラビエル》にゲームエンド級の破壊力を与えてくれる。
攻撃力の倍化は元々ではなく現在の数値を参照にする為、ラビエルの効果で攻撃力を上げているとその分も倍になる。
その状態でダイレクトアタックか全体攻撃が可能とライフを削る性能が強く、失楽園などで守りながら確実に攻撃を通したい。
モンスターをリリースすることで自己サルベージでき使い回しも効く。もっとも、破壊力がヤバすぎて使う機会は多くないとは思うが。
また3体モンスターをリリースすると特殊召喚することもできる。
リリースは悪魔族に限定されていないためラビエルを正規手段で出すよりは軽い。
しかし、《幻魔皇ラビエル》ではないので《幻魔皇ラビエル》のサポートは受けられず、出してもほぼバニラでしかないので出す事は殆どない。

混沌幻魔アーミタイル-虚無幻影羅生悶(きょむげんえいらしょうもん)

融合・効果モンスター
星12/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
「神炎皇ウリア」+「降雷皇ハモン」+「幻魔皇ラビエル」
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
カード名を「混沌幻魔アーミタイル」として扱う。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカードのコントロールを相手に移す。
(3):このカードのコントロールが移ったターンのエンドフェイズに発動する。
自分フィールドのカードを全て除外する。
その後、このカードの元々の持ち主は自身のEXデッキから
「混沌幻魔アーミタイル」1体を召喚条件を無視して特殊召喚できる。

第11期のパック『PHANTOM RAGE』で登場した《混沌幻魔アーミタイル》の必殺技カード。

エンドフェイズの効果処理の兼ね合いでそのままではOCGへの実装が難しかった*3原作効果を、
「自身のコントロールを永続的に相手に移し、コントロールを変更したターンのエンドフェイズに強制効果でコントローラーの場のカードを自身含めて全て除外、その後元々の持ち主はオリジナルのた《混沌幻魔アーミタイル》をEXから召喚条件を無視して特殊召喚出来る」形で再現。
幻魔3体を要求する所を加味してか、モンスターだけでなく魔法・罠も除外出来る様に強化されている。
ただしエンドフェイズの効果処理の関係上、この手の必殺技カードの抜け道である「エンドフェイズまで効果をコピーする」カードでは活用出来ない点には要注意。

エヴォリューション・レザルト・バースト

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「オーバーロード・フュージョン」1枚を手札に加える。
このターン中に、「オーバーロード・フュージョン」の効果で6体以上のモンスターを素材として融合召喚した場合、
そのモンスターはこのターン、その融合素材としたモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は魔法カードの効果でしかモンスターを特殊召喚できない。

元は「キメラテック・オーバー・ドラゴン」の攻撃名。イラストはあの有名な「グォレンダァ!」のシーン*4

オーバーロード・フュージョンのサーチと、オーバーロード・フュージョンで6体以上を素材にして融合した場合にその融合モンスターに素材にした数だけ連続攻撃を付与する。

特に条件もなくオーバーロード・フュージョンをサーチできるのはありがたい。発動後に魔法カードの効果でしかモンスターを特殊召喚出来なくなるため序盤に使うと展開に制限がかかるが、墓地が十分に肥えていてそのままオーバーロード・フュージョンで勝負を決めに行けるのなら無視出来る。

連続攻撃付与はモンスターにしか攻撃出来なかったキメラテック・オーバー・ドラゴンには非常にありがたい。
また、自力では最大3回までしか連続攻撃出来なかったキメラテック・ランページ・ドラゴンも4回以上の攻撃が可能になる。火力は心許ないがこちらはバック破壊出来るのが強み。

究極宝玉神 レインボー・ドラゴン オーバー・ドライブ

融合・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻4000/守 0
「究極宝玉神」モンスター+「宝玉獣」モンスター×7
自分が「究極宝玉神」モンスターの特殊召喚に成功しているデュエル中に、
自分のフィールド・墓地の上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる。
(1):除外されている自分の「宝玉獣」モンスターが7種類以上の場合、
このカードの攻撃力は7000アップする。
(2):自分・相手ターンに、このターン戦闘を行っていないこのカードをリリースして発動できる。
フィールドのカードを全て持ち主のデッキに戻し、
除外されている自分の「宝玉獣」モンスターを任意の数だけ選んで特殊召喚する。

元ネタは究極宝玉神 レインボー・ドラゴンの攻撃力アップの効果名「レインボー・オーバー・ドライブ」。

条件付きで攻撃力が11000になる上にリセットの後に宝玉獣の展開効果が付属しているため、圧倒的な打点で相手を叩き潰し、凌がれてもガラ空きの相手を宝玉獣で袋叩きにすると言う殺意の塊の様なモンスター。

その代わり、究極宝玉神を出したデュエル中に究極宝玉神と宝玉獣7体を場・墓地から除外した場合のみ出せる、と非常に厳しい召喚条件を持つ。
更に攻撃力アップの条件で「除外された宝玉獣7種類」を要求し、リセットからの展開効果はA宝玉獣との相性が最悪なためその性能をフルで活かすのは難しい。

E・HERO フレイム・ウィングマン-フレイム・シュート

融合・効果モンスター
星8/風属性/戦士族/攻2100/守1200
属性が異なる「E・HERO」モンスター×2
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「フェイバリット」カード1枚を選んで手札に加える。
(2):通常モンスターを素材として融合召喚したこのカードをリリースして発動できる。
デッキ・EXデッキからレベル7以下の通常召喚できない「E・HERO」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

E・HERO フレイム・ウィングマンの攻撃名を冠したバージョン。

特殊召喚時に「フェイバリット」カードのサーチorサルベージ、通常モンスターを素材にした自身をリリースしてデッキ・EXから通常召喚出来ないレベル7以下のE・HEROを呼び出す効果を持つ。
本家フレイム・ウィングマンを呼び出してフェイバリット・ヒーローを装備させてスカイスクレイパーを展開してフィニッシュ、と言うアニメさながらの逆転劇の再現が出来る。
自分のライフが少なければ《E・HERO エアー・ネオス》を呼び出して更なる高火力を叩き込んだり、サンライザーを呼んでサーチしたミラクル・フュージョンで更に融合HEROを展開して攻め込んだりも出来る。
フェイバリット・コンタクトもサーチ対象であり、“「ウィングマン」融合モンスター”である自身とネオスでネオス・ウィングマンを相手ターンに展開して妨害する事も可能。
地味にリクルート対象が“通常召喚できないE・HERO”なのでバブルマン・ネオやブルーメと言った重症患者面々もリクルート出来る。

素材指定も本家より緩いが、目玉であるリクルート効果を使うには通常モンスター…つまりアニメ出身のバニラE・HEROを素材に使う必要があるためデッキのバランスには注意したい。

レベル8なのはインスタント・コンタクトとの兼ね合いもあるだろうが、GX初期に存在した「レベル8のフレイム・ウィングマン」を再現しており、構図こそ違えど「フレイム・シュートを放つ直前のイラスト」も再現している。

ナイトメア・ペイン

永続魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールド(表側表示)の闇属性モンスター1体を破壊し、「ナイトメア・ペイン」を除く、「ユベル」1体またはそのカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加える。
(2):自分フィールドに「ユベル」モンスターが存在する限り、攻撃可能な相手モンスターは「ユベル」モンスターを攻撃しなければならない。
(3):自分の「ユベル」モンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。

元ネタは《ユベル》の効果名。
最大の特徴は「ユベル」モンスターの戦闘で発生するダメージを相手に肩代わりさせる永続効果で、《ユベル》や第二形態が自分から攻撃して相手にダメージを与えられる*5様になるアニメ再現だけでなく、第三形態や新規で登場した融合体を出さずとも相手のライフを削りに行けるのは非常にありがたい。
「ユベル」モンスターが場にいれば相手に攻撃を強要させる永続効果もあるので相手へ圧力をかける事も可能。
更に手札か場の闇属性モンスターを破壊して《ユベル》かこのカードの同名カード以外の関連カードをサーチする効果を持つ。
サーチは破壊処理と同じタイミングで行われるため、《ユベル》を破壊してもタイミングを逃さず第二形態を呼ぶことができる。
《スピリット・オブ・ユベル》の効果でサーチすれば、このカードを発動して《スピリット・オブ・ユベル》を破壊しつつサーチ、《スピリット・オブ・ユベル》の効果で《ユベル》をリクルートと繋げることが可能。

E-HERO インフェルノ・ウィング-ヘルバック・ファイア

融合・効果モンスター
星6/炎属性/悪魔族/攻2100/守1200
「E・HERO フェザーマン」か「E・HERO バーストレディ」+「HERO」モンスター
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
融合モンスターを除く、「ダーク・フュージョン」またはそのカード名が記されたカード1枚を自分のデッキ・墓地から手札に加える。
(2):自分の「HERO」モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動する。
相手に2100ダメージを与える。

元ネタは《E-HERO インフェルノ・ウィング》の効果名。
特殊召喚時に融合モンスター以外の《ダーク・フュージョン》及びその関連カードのサーチかサルベージ、HEROが相手モンスターを戦闘破壊したら2100ダメージを与える効果を持つ。
本家と異なりバーンが固定値になった以外は素材指定が緩くなり、サーチorサルベージが追加、自身以外が戦闘破壊してもバーンが発動する様になったと強化されており、バーンも固定値になったので状況次第では本家を上回る事もある、とほぼ上位互換に近い。

素材を共有できる同期の《E-HERO ダーク・ナイト》とは非常に相性が良く、このカードを融合召喚した後《ダーク・コーリング》をサーチして並べればあちらの全体弱体化で戦闘補助しつつこちらのバーンを誘発する、と言った使い方ができる。

ちなみに《E・HERO フレイム・ウィングマンーフレイム・シュート》とは本家より素材指定が緩くなったのとサーチorサルベージが可能なのは共通しているものの、
「攻撃名を冠している」のに対して「効果名を冠している」、
「レベルが変化*6した」のに対して「レベルの変化はなし」、
「素材指定から《E・HERO フェザーマン》と《E・HERO バーストレディ》が消えた」のに対して「どちらの名前も残っている」、
「自分は場を離れて後続の味方に託す中継役」のに対して「場に残って味方を支援し、時には自分も戦闘参加できる」
と、本家から引き継いでいる対照的な見た目*7も含めて徹底して対照的なデザインとなっている。




5D's

クリムゾン・ヘルフレア

カウンター罠
自分フィールド上に「レッド・デーモンズ・ドラゴン」が存在し、
自分にダメージを与える魔法・罠カードを相手が発動した時に発動できる。
自分が受けるその効果ダメージの代わりに、
相手はその数値の倍のダメージを受ける。

レモン指定のカード。
有名な「アブソリュート・パワーフォース」だけではなく、こちらもレモンの攻撃名ではある(正確には「灼熱のクリムゾン・ヘルフレア」)。
あまりにもインパクトのある掌底攻撃なあちらとは違い、こちらは単なる炎ブレスなせいか、ゲーム作品のムービーなどでこちらが採用されることはない。
唯一の例外はデュエルターミナルくらいだろうか。

攻撃的なイメージがあるレモン必殺技としてはかなり守備的で受け身なカード。
効果は地獄の扉越し銃の上位互換のカウンター罠……なのだが、
効果ダメージメタの時点で汎用性がやたら低い上、重い発動条件のため使う意味がほとんどない。
バーン対策にレベル8シンクロを出す時点でブラックフェザー・ドラゴンで十分。
そもそもバーンメタ自体が遊戯王OCGでは需要が少ない。

何気に必殺技系のカードの中では珍しい罠カードの一枚。
必殺技では無いがレモンがいる時に「羽根帚」効果を発揮するクリムゾン・ヘル・セキュアや、
2ドローのかわりに重いデメリットで非常に扱いづらい紅蓮魔竜の壷といったカードもある。
…というより元々は必殺技カードではなく、アニメではべつにレモンがいなくても使用できたカードであり、おそらく偶然名前が被ってしまったか、単純にレモンによる反撃を意識して作られた単純なバーンメタカードなのだろう。
実際イラストにはレモンはイラストに書かれていない。

スクラップ・フィスト

速攻魔法
(1):自分フィールドの「ジャンク・ウォリアー」1体を対象として発動できる。
このターン、その自分のモンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、以下の効果を適用する。
●相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
●対象のモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
●相手が受ける戦闘ダメージは倍になる。
●対象のモンスターは戦闘では破壊されない。
●戦闘を行った相手モンスターはダメージステップ終了時に破壊される。

元はジャンク・ウォリアーの攻撃名。
ジャンク・ウォリアー」指定のカードにして初のストラク出身のカード。
ストラクの裏面に「砕け! スクラップ・フィスト!!」とある通り相手を砕く効果となっている

ジャンク・ウォリアー」が戦闘する際、あらゆる相手カードの効果発動を封じ、貫通効果を持たせ、戦闘ダメージを倍にし、自分は戦闘耐性&相手は強制効果破壊という殺意満点盛り沢山の代物。
ついにジャンク・ウォリアーさんも絶対殺すマンの仲間に……。
なお、「数字で勝つ前提の効果なのになんで戦闘耐性?」と思ったかもしれないが、よく見ると相手のバトルフェイズで迎撃に使うことも可能なのである。一応。

無論、ジャンク・ウォリアー自体は出しやすいものの耐性はなく、
このカードもサーチし辛い速攻魔法で、効果自体も無効にすること自体は可能と弱点は多いものの、
元々特化するとワンキル志向になるジャンク・ウォリアーのサポートとして完璧に噛み合っているのが魅力。
あと、カードの性質上「ジャンク・ウォリアーで攻撃! 《スクラップ・フィスト》!!」と自然な流れで言えるため遊星のフィールを強く感じられるのも魅力。

シューティング・ソニック

速攻魔法
(1):自分フィールドの「スターダスト」シンクロモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、対象のモンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、ダメージステップ開始時にその相手モンスターを持ち主のデッキに戻す。
(2):自分フィールドの「スターダスト」シンクロモンスターが効果を発動するために自身をリリースする場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。

スターダスト・ドラゴン」の攻撃名が元。
テキストでは「スターダスト」Sモンスター全般のサポートだが、
後半の効果まで込みだとスターダスト・ドラゴンスターダスト・ウォリアー&アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴンの専用カード。

前半の効果は、実質ダメージを計算せずに相手をデッキバウンスするという強力な効果。
エクストラデッキの連中が相手なら手札バウンスと同じことになるが、
凶悪なのは「特殊召喚された相手モンスターすべてと戦闘できる」スターダスト・チャージ・ウォリアーとのコンボ。
大量展開型の相手なら実質ノーダメージで相手フィールドをガラ空きにしてしまえる。

後半の効果はスタダの泣き所であった「効果を使うとリリースされてフィールドから消える」弱点のフォロー。
コイツが墓地にあれば一回だけリリースの代わりになれる上、この手の効果にありがちな「墓地に送られたターンは発動できない」制限がないのも嬉しいところ。
ただし、効果を使った本人が場に残るため、エフェクト・ヴェーラーやデモンズ・チェーン、禁じられたシリーズの的になることには注意。一方で「生け贄封じの仮面」があっても、こいつを除外することで効果が使える利点も存在。

バーニング・ソウル

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドにレベル8以上のSモンスターが存在する場合に発動できる。
「バーニング・ソウル」以外の自分の墓地のカード1枚を選んで手札に加え、
自分は自分フィールドのモンスターをS素材としてS召喚する。
このカードの発動後、ターン終了時まで相手はフィールドのSモンスターを効果の対象にできない。

漫画版5D'sでジャックの使用したカード。
もちろん、モチーフはスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンを従えるために至った境地、「バーニング・ソウル」。

レベル8以上のシンクロモンスターを発動条件とし、墓地のカードを回収した上でさらにシンクロ召喚を行い、さらに効果対象耐性がつく。
発動条件にシンクロモンスターの種類は指定されてないので、シンクロ召喚デッキ全般で墓地回収や、除去効果の回避といった目的に採用可能。

機皇帝ワイゼル(インフィニティ)(シンクロ)・アブソープション

特殊召喚・効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻2500/守2500
このカードは通常召喚できず、このカードの効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手ターンに、自分フィールドの表側表示の「機皇」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは攻撃できない。
(3):フィールドのカードを破壊する効果が発動した時、
このカードをリリースして発動できる。
その発動を無効にし破壊する。

元は英語版アニメでの「機皇帝ワイゼル∞」のシンクロモンスター吸収効果名、「Synchro Absorption」。
イラストはパーツをワイゼルA3・ワイゼルG3・スキエルC5に換装しており、攻撃封じ効果がスキエルC5の攻撃無効効果が由来と思われ、
リリースしての破壊無効は吸収したスターダスト・ドラゴンのもの。

出せるのが相手ターン限定とはいえ機皇兵1体でもいれば特殊召喚でき、相手モンスター1体の攻撃を封じ、
さらに返しのターンでは元の機皇帝ワイゼルと違い攻撃制限もないため、扱いやすいカードとなっている。
ただし、特殊召喚のコストが破壊ではなく墓地送りなので機皇シリーズにおける破壊をトリガーにしたカードが使えず、破壊無効効果もリリースしたら帰って来れないので元のワイゼルと違った意味で使いづらいカードでもあるので注意。

アブソリュート・パワーフォース

速攻魔法
(1):自分フィールドの「レッド・デーモンズ・ドラゴン」1体を対象として発動できる。
このターン、その自分のモンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、
ダメージステップ終了時まで以下の効果を適用する。
●対象のモンスターの攻撃力は1000アップする。
●相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
●対象のモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
●その戦闘で発生する相手への戦闘ダメージは倍になる。

元はレッド・デーモンズ・ドラゴンの攻撃名。
アニメ最終回で激突したジャンク・ウォリアーのスクラップ・フィストのレモン版とでも言うべきてんこ盛りカード。あちらと同じくストラク出身な辺りも強く意識されている。

あちらの破壊耐性・効果破壊の代わりに攻撃力1000アップが追加されておりより攻撃性能が高まっている。効果の都合上守備表示モンスターを狙う事が多いレモンにとって守備貫通は非常に相性が良い。上手く守備力0のモンスターを攻撃出来ればワンショットキルも狙える。
更にこのカードが収録されたストラクにてレモンを名称指定するカードのサーチ手段が多数収録されたため手札に加えやすくなっており、
EXからレモンを呼びつつ相手の攻撃表示モンスターを全破壊するスカーレッド・デーモンや、レモンの攻撃時に相手モンスター全てを裏守備にするクリムゾン・ヘルガイアなどお膳立てをしてくれるカードも同時収録されているため後攻1キルも夢じゃないカードとなっている。

ただし、難点もスクラップ・フィストと同様、レモン本体には耐性がないので発動前に除去されたり、このカード自体にチェーンされて無効にされたりする危険性を孕んでいるので要注意。




ZEXAL


ゴゴゴゴーレム-GF(ゴールデンフォーム)

効果モンスター
星4/地属性/岩石族/攻 ?/守1500
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上の「ゴゴゴ」と名のついたモンスター1体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。
このカードの攻撃力は、リリースしたそのモンスターの元々の攻撃力を倍にした数値になる。
このカードの戦闘によって発生する相手への戦闘ダメージは半分になる。
また、1ターンに1度、相手フィールド上で効果モンスターの効果が発動した時に発動する。
このカードの攻撃力を1500ポイントダウンし、その効果を無効にする。

ゴゴゴゴーレム」が「ゴールデン・フォーム」(未OCGカード)で強化された姿。

ゴゴゴは下級モンスターの割に攻撃力がそれなりにあるモンスターが多いので、最上級ラインもいける。
攻撃力をダウンと引き換えに効果無効もできる。
ただ元々レベル4を並べるデッキなので、エクストラデッキメタでも受けない限りはエクシーズ召喚すれば事足りる感はあるが。
もしくはゴゴゴをすぐに墓地へ送って蘇生させる手段として扱うのもあり。

FA(フルアーマード)-ブラック・レイ・ランサー

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/獣戦士族/攻2100/守 600
水属性レベル4モンスター×3
このカードは自分フィールド上のエクシーズ素材の無い
水属性・ランク3のエクシーズモンスターの上に
このカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
このカードの攻撃力は、このカードのエクシーズ素材の数×200ポイントアップする。
フィールド上のこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードのエクシーズ素材を全て取り除く事ができる。
また、このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊できる。


元は闇属性のため噛み合いがなかった《ブラック・レイ・ランサー》も、こちらでは水属性になったことで立派な戦力に。
なお元の《ブラック・レイ・ランサー》はそのままではこのカードになれない
普通にX召喚するには重い上に微妙な性能だが、素材のない水属性ランク3に重ねられるのが本領。
バハムート・シャーク》から呼び出したランク3がすぐにランク4に変貌する。

素材を持ったランク4が2体並ぶことで、《エクシーズ・ギフト》《連鎖召喚》の発動に繋げたり、
何よりそのままでも非No.の同ランクが2体ということで《FNo.0 未来皇ホープ》がそれだけで召喚でき、
強力な《FNo.0 未来龍皇ホープ》に重ねられる。
……シャークデッキはホープを活用しがち。

FA(フルアーマード)-クリスタル・ゼロ・ランサー

エクシーズ・効果モンスター
ランク6/水属性/戦士族/攻2200/守1600
水属性レベル6モンスター×3
このカードは自分フィールド上の水属性・ランク5のエクシーズモンスターの上に
このカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
このカードの攻撃力は、このカードのエクシーズ素材の数×500ポイントアップする。
フィールド上のこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。
また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールド上の全てのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ》が《フル・アーマード・エクシーズ》の効果で《ブラック・レイ・ランサー》を装備した姿。

《FA-ブラック・レイ・ランサー》と同じく、水属性Xに重ねられるが、こちらは重ねる前にX素材を持っていても可で、
破壊耐性に取り除く素材が1回に1つずつ、攻撃力アップも素材の数×500と上昇幅が大きいので、素材数を増やす意義が大きい。
効果無効も直接除去はしないとはいえ、破壊せず対象を取らない効果なので、耐性持ちモンスターを無力化して殴り倒せる。

No.94 極氷姫クリスタル・ゼロ》に重ねられるが、あちらは水属性縛りがあるので、
縛りなしのレベル5×2体で出せるランク5水属性として、それまで見向きもされていなかった《No.19 フリーザードン》が注目されたりした。
が、現在では《ヴァリアント・シャーク・ランサー》が出たことでその役目も再びなくなった……。

破滅のフォトン・ストリーム

速攻魔法
自分フィールド上に「ギャラクシーアイズ」と名のついた
モンスターが存在する場合に発動できる。
フィールド上のカード1枚を選択してゲームから除外する。
自分フィールド上に「銀河眼の光子竜」が存在しない場合、
このカードは自分のターンにしか発動できない。

元は銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)の攻撃名。
カード化によって「ギャラクシーアイズ」指定となり、超銀河眼の光子龍やミザエルタキオンドラゴンなどでも発動できるようになった。

フリーチェーン除外でしかもデメリットがないという恐ろしい効果。銀河眼の光子竜がいないと相手ターンには発動できないが。
しかし自分のターンなら該当するモンスターの召喚さえ成功すれば、召喚反応罠などを打たれてもチェーンして発動できる。

タキオン・トランスミグレイション

カウンター罠
自分フィールド上に「ギャラクシーアイズ」と名のついた
モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードの発動時に積まれていたチェーン上の全ての相手の効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし、
この効果で発動を無効にしたフィールド上のカードを全て持ち主のデッキに戻す。
自分フィールド上に「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」と名のついた
モンスターが存在する場合、このカードは手札から発動できる。

「ギャラクシーアイズ」指定の万能カウンター罠。
元はNo.107 銀河眼の時空竜の効果名。OCG効果はだいぶ変わってしまったが、原作効果はこちらの効果の方が近いか。
どちらかといえばデッキに戻すなどCNo.107 超銀河眼の時空龍のタイム・タイラントっぽいけど。

同一チェーン上の相手のカードのみを全部無効にした上でデッキバウンスという、フォトン・ストリームと並んで恐ろしい効果。
しかも「タキオン・ドラゴン」なら、カウンター罠なのに手札から発動可能というインチキめいたことが可能。

たった2体のモンスターのために「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」という随分長い名前のカテゴリを生み出した一枚。
「タキオン」とか「タキオン・ドラゴン」で良かったのでは…という意見も当時はあったが、2024年発売の新規「タキオン」がメインデッキのカードな上に特殊召喚も容易だったため、結果的にはこの長いカテゴリ名で正解だったと言えるだろう。

ホープ(けん)スラッシュ

装備魔法
「希望皇ホープ」モンスターにのみ装備可能。
(1):装備モンスターは効果では破壊されない。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
モンスターの攻撃が無効になる度に、このカードにホープ剣カウンターを1つ置く。
装備モンスターの攻撃力は、このカードのホープ剣カウンターの数×500アップする。
(3):自分フィールドの装備モンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、
このカードは取り除くX素材の1つとして扱う事ができる。

まさかの装備魔法として登場したNo.39 希望皇ホープの攻撃名。ホープの攻撃名はバリエーション豊富なので状況に応じて言い分けるのもいいだろう。
英語と日本語が混じって妙な感じだが、語呂は悪くない。
あと間違ってもホーケースラッシュではない

第一の効果により相手の除去で破壊されなくなり、No.39 希望皇ホープは自壊もしなくなる。

第二の効果は自分相手問わず攻撃が無効になる度にホープ剣カウンターを置き、装備モンスターの攻撃力をその数×500ポイントアップさせるもの。
ホープ自身で無効にし、ダブル・アップ・チャンスを狙うのも良いが、くず鉄のかかし魔法の筒などで相手の攻撃を無効にするのも一つの手。

第三の効果はコストとして取り除かれるエクシーズ素材の代用になる効果。
ただしエクシーズ素材ではないため、最後の保険といったところ。RUMを使った場合このカードは墓地に行ってしまう。

ちなみに英語名は『Rising Sun Slash』当然ながら 残念ながら「ユートピア剣スラッシュ」ではない。

ムーンバリア

速攻魔法
(1):モンスターの攻撃が無効になった時、以下の効果から一つを選択して発動できる。
●このターンのエンドフェイズになる。
●自分フィールドの「希望皇ホープ」エクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで元々の攻撃力の倍になる。
(2):自分フィールドの「希望皇ホープ」エクシーズモンスターがエクシーズ素材を一つ取り除いて効果を発動する場合、
取り除くエクシーズ素材一つの代わりに墓地のこのカードを除外できる。

ホープのモンスター効果名もカードになった。

1番目の効果は攻守双方に使える効果だが後半の方は少々扱いが難しい。
前半は明らかに素のホープの効果と組み合わせることを前提にされているが、「モンスターの攻撃が無効になった時」なので「魔法の筒」などでもOK。
つまりこれに限ればホープがいなくても使用可能。テキスト上は自分の攻撃が無効になった場合でもよいがとくに意味はない。

後半の効果は恐らく遊馬が多用していたホープ+ダブルアップチャンスのコンボの再現。
ライトニング同様の打点をホープに与えるものだが、指定されているのは「元々の攻撃力」なのでそのままだと最大5000。
さらにトリガーが「攻撃が無効になった時」なので、これを能動的に使おうと思ったら自分モンスターの攻撃を止められるホープが必須。
またダブル・アップ・チャンスと違い再攻撃の権利は与えられないため、使う場合はホープ以外の攻撃を止めるか再攻撃の権利が必要。
ホープを2体並べるのが手早い方法だったが新マスタールール時代は狙うのが非常に難しかった。
ダブル・アップ・チャンスであればこのカードの前に発動させれば、攻撃力10000のホープで再攻撃できるので高相性である。
なおホープ・ルーツとは全くかみ合わないわけではないが、後半の効果を使うと攻撃力が1000になってしまうため本人とは相性はよくない。

2番目の効果はエクシーズ素材除去の代用。
「素材を一つ取り除く場合」と書かれているため、素材を複数必要とするライトニングやホープONEには非対応となっている。
発動回数の制限はないため、ホープレイであればその効果の連続発動も可能となる。

FNo.(フューチャーナンバーズ)0 未来皇ホープ-フューチャー・スラッシュ

エクシーズ・効果モンスター
ランク0/光属性/戦士族/攻 0/守 0
「No.」モンスター以外の同じランクのXモンスター×2
ルール上、このカードのランクは1として扱う。
このカードは自分フィールドの、「希望皇ホープ」モンスターまたは
「FNo.0 未来皇ホープ」の上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力は、お互いの墓地の「No.」Xモンスターの数×500アップする。
(2):このカードは戦闘では破壊されない。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。

FNo.0 未来皇ホープ」の攻撃名、「ホープ剣・フューチャー・スラッシュ」を冠する未来皇ホープ。

FNo.0 未来皇ホープ」と同じ召喚条件の他、あちらに重ねたり、希望皇ホープに重ねることもできる。

コントロール奪取する素の未来皇ホープと対照的に、こちらは墓地のNo.の数で強化して、2回攻撃で殴り倒すスタイル。
友情から一転してやっぱり殺意のホープ

No.があまり出せていない序盤では攻撃力不足なので、デュエル後半での爆発力を狙いたい。
後に登場した、先置きして待ち構えるのに向く「FNo.0 未来龍皇ホープ」と比べると見劣りしがちだが、
未来皇ホープはそれぞれ出すのに適したタイミングが異なるので差別化されている。

アプリ「遊戯王マスターデュエル」のパック開封時には演出として登場。パック剥きおじさん

シャイニング・ドロー

通常魔法
(1):自分ドローフェイズに通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、
そのターンのメインフェイズ1に、
自分フィールドの「希望皇ホープ」Xモンスター1体を対象として、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキ・EXデッキからカード名が異なる「ZW」モンスターを任意の数だけ選び、
装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。
●対象の自分のモンスターとカード名が異なる「希望皇ホープ」Xモンスター1体を、
そのモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。

モンスターではなくデュエリストの方、ZEXALシャイニングドローを再現したカード。

RUM-七皇の剣のように、通常ドローで引いた場合にのみ発動できるカード。
ただこちらはフィールドに希望皇ホープがいる状態でピンポイントに引いてこないとならず、
発動できない状況では手札コストにすることも困難なので腐りやすい。
運用するなら後にカード化されたサポートカード(後述)を利用するといい。

発動さえすれば、ZWを大量につけるか任意のホープへのチェンジが可能となり、随一の爆発力を発揮する。

タキオン・ギャラクシースパイラル

通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
自分フィールドに「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」モンスターが存在する場合、
このカードの発動は手札からもできる。
(1):自分フィールドのドラゴン族の「ギャラクシー」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、戦闘では破壊されず、自身以外のカードの効果を受けない。

No.107 銀河眼の時空竜の攻撃名「殲滅のタキオン・スパイラル」より。
明らかにサポートの都合でギャラクシーを冠されている

ドラゴン族のギャラクシー、つまり概ねギャラクシーアイズ全般をサポートする。
先発のトランスミグレイション同様、系列デッキ全般で使えるがタキオンドラゴンがいると手札から発動可能のおまけつきなデザイン。
効果は完全耐性の付与。
自分のカードの効果も受けなくなるため、ランクアップ前への除去を防いだはいいがRUMが使えなくなって泣かないように注意。

エアー・トルピード

通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドの水属性Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのX素材を1つ取り除き、自分の手札の数×400ダメージを相手に与える。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、この効果で与えたダメージの数値分アップする。
(2):自分の墓地からこのカードと水属性Xモンスター1体を除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。

潜航母艦エアロ・シャーク》の効果名。
X素材を消費して《潜航母艦エアロ・シャーク》のアニメ効果を発動する。

ただし対象は水属性Xモンスター全体に拡大している。
更に与えたダメージ分の攻撃力アップと、墓地から水属性Xモンスターと一緒に除外して2枚ドローのおまけ付き。ただし1ターンにどちらかしか使えない。
墓地効果で除外枚数を増やせるのでOCG《潜航母艦エアロ・シャーク》の効果との相性が悪い訳ではないが、
水属性Xに重ねて出せて水属性Xを墓地に送りやすい《FA-ブラック・レイ・ランサー》やダイレクトアタックが出来る《No.47 ナイトメア・シャーク》の方がどちらかと言えば相性が良い。念願のアニメ効果まで奪われた《潜航母艦エアロ・シャーク》さんの明日はどっちだ

獣装合体 ライオ・ホープレイ

エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル5モンスター×3
このカード名はルール上「CNo.39 希望皇ホープレイ」として扱う。
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキ・EXデッキから「ZW」モンスター1体を選び、
その効果による装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
この効果の発動と効果は無効化されない。
(2):お互いのターンに1度、このカードが「ZW」モンスターカードを装備している場合、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果を無効にし、その攻撃力を半分にする。

CNo.39 希望皇ホープレイ」に「ZW-獣王獅子武装」を装備した姿。
本編中ではなかったことにされたのに先にOCG化されていた「ZW-弩級兵装竜王戟」との合体形態の「竜装合体 ドラゴニック・ホープレイ」にやや遅れてOCG化。

デッキから直接任意のZWを引っ張ってこれる上、
装備していればフリーチェーンで相手モンスターの効果無効と攻撃力半減を行える。
後半の効果だけでも防御に強い上、ZWの装備も使い分けられるので、攻守両方とも対応可能。

ゼアル・フィールド

フィールド魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのXモンスターを対象とする、自分のカードの効果の発動に対して、
相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
(2):自分フィールドにXモンスターが特殊召喚された場合、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
自分のEXデッキ・墓地からXモンスター1体を選び、
対象のモンスターの下に重ねてX素材とする。
(3):自分ドローフェイズのドロー前に発動できる。
デッキから「シャイニング・ドロー」1枚を選んでデッキの一番上に置く。

ZEXALIIIが展開した、バリアンズフィールドを浄化するためのフィールド。
シャイニングドローはデュエルの一部分なのでまだしも、こっちはある意味ガチで「デュエリストの必殺技」カード

自分がエクシーズモンスターを対象にした時の相手の効果発動制限と、エクシーズ素材の補充を行う。
召喚成功時に2つ目の効果で相手の効果の割り込みを防ぎつつ、
No.99 希望皇ホープドラグナー」などから直接出したエクシーズモンスターの素材消費効果を使えるようにしたり、
CNo.に進化前を入れて効果発動条件を満たしたりできる。
同じく素材にエクシーズモンスターを要求することの多いRRでも活用可能。

おまけにドローカードにシャイニング・ドローを仕込むこともできる。
あちらを必要なタイミングでドローしたいなら必須といっていい。

バリアンズ・カオス・ドロー

通常魔法
(1):自分ドローフェイズに通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、そのターンのメインフェイズ1に、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから「セブンス」通常魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
●デッキからモンスターを2体まで効果を無効にして特殊召喚し、そのモンスターを全て含む自分フィールドのモンスターを素材として「No.」Xモンスター1体をX召喚する。

シャイニング・ドローに遅れる事約2年、遂にOCG化を果たしたバリアン版のシャイニング・ドロー。

シャイニング・ドローと同じ条件で発動可能で、デッキの「セブンス」通常魔法を墓地に送って効果をコピーするか、デッキからモンスター2体を効果を無効にして特殊召喚してその2体を含めてNo.をエクシーズ召喚する。

前半はデッキに眠るRUM-七皇の剣を擬似的に発動する物。制約の関係で複数積みが困難なRUM-七皇の剣へアクセス出来るのは便利。ミザちゅわ〜ん状態手札にRUM-七皇の剣を抱えてしまった場合なら七皇昇格をコピーしつつ墓地へ送り、あちらの墓地効果でRUM-七皇の剣を捨てつつその効果をコピー出来るため無駄になりにくい。
後半はデッキから素材を調達しつつ任意のNo.を出せる非常に強力な効果。リクルートしたモンスターだけでなく、前もって出しておいたモンスターも合わせてエクシーズ召喚出来るため、素材を3体以上要求するエクシーズも出せるため柔軟に対応出来る。
主にRUM-七皇の剣発動済みの際に使う事になるが、場合によってはオーバーハンドレッドナンバーズより強力なモンスターを展開出来るため状況に応じて使い分けられる。

殲滅のタキオン・スパイラル

速攻魔法
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる
(このカード名の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できない)。
●自分フィールドに「ギャラクシー」Xモンスターが存在する場合に発動できる。
効果が無効化されている相手フィールドの表側表示カードを全て破壊する。
●「殲滅のタキオン・スパイラル」以外の自分の墓地の「タキオン」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
●自分の墓地のドラゴン族の「No.」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

正真正銘のNo.107 銀河眼の時空竜の攻撃名のカード化。
「ギャラクシー」エクシーズがいる時に効果が無効になっている相手の表側カード全破壊か、同名以外の「タキオン」カードのサルベージか、墓地のドラゴン族No.を守備表示で蘇生か、3つのうちどれか1つを選んで発動する速攻魔法。
なんと言っても強力なのが1つ目の効果であり、No.107 銀河眼の時空竜の効果発動に成功すれば効果破壊耐性持ちも無効にしてから破壊するため、事実上効果を受けないカード以外は全て破壊すると言う凄まじい除去性能を誇る。しかも無効になっているカードのみを破壊するため、No.107 銀河眼の時空竜の効果発動後に特殊召喚した銀河眼の時源竜はこのカードにアクセスしつつも破壊を回避し、そのままNo.107 銀河眼の時空竜の攻撃時にはX素材化して場から消えつつNo.107 銀河眼の時空竜を強化、と強烈なシナジーを形成している。ただし、裏守備モンスター・伏せカードには対処出来ないため過信は禁物。
残り2つの効果も悪い物ではなく、タキオン・トランスミグレイションの使い回しやNo.107 銀河眼の時空竜を蘇生してタキオン・トランスミグレイションの発動条件を満たすなどの使い方が可能であり、決めきれない時でも腐らないのが便利。
2つ目の効果で時空の雲篭をサルベージして即特殊召喚から銀河眼の時源竜にアクセスして展開と言う動きもできるため、試合がグダってしまった時の立て直しにも有効。

《No.69 紋章神(ゴッド・メダリオン)コート・オブ・アームズーゴッド・シャーター》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/サイキック族/攻2800/守1600
レベル4モンスター×4
このカードは元々のカード名が「No.69 紋章神コート・オブ・アームズ」である
自分フィールドのモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドのモンスターが効果を発動した時、
または相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
「No.69 紋章神コート・オブ・アームズ-ゴッド・レイジ」1体を
自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。
その後、その相手モンスター1体を破壊する。

《No.69 紋章神(ゴッド・メダリオン)コート・オブ・アームズーゴッド・レイジ》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/サイキック族/攻3100/守1900
レベル4モンスター×5
(1):フィールドのこのカードは戦闘・効果では破壊されない。
(2):自分・相手ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのカード名を「アンノウン」として扱う。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手が発動した「アンノウン」の効果は無効化される。

第12期のパック『ALLIANCE INSIGHT』で登場した《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》のそれぞれ効果名と攻撃名を冠したカード。
《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》から順に重ねてX召喚していく形で作中の形態変化の再現もしている。

《No.69 紋章神コート・オブ・アームズーゴッド・シャーター》はOCG化の際に削除された破壊効果である「ゴッド・シャーター」発動時の姿をしている。若干攻撃力が上がっているのは《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》と《No.69 紋章神コート・オブ・アームズーゴッド・レイジ》の中間に位置するからと思われる。
元の効果と比べると破壊対象がモンスター限定になった代わりに、X素材を消費せずモンスター効果もトリガーに出来る様になったため使い勝手自体はこちらが上。
ただし、耐性がない上にトリガーとなったモンスター効果自体は素通しなので過信は禁物。
基本的には《No.69 紋章神コート・オブ・アームズーゴッド・レイジ》への中継役以上の役割は持たない。
ちなみに発音する文字数は《CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア》と並んでタイ、カード名を振り仮名に直した場合の文字数は最長記録を更新した。

《No.69 紋章神コート・オブ・アームズーゴッド・レイジ》はトロンの言う「真の姿」をしているが、この姿自体は《リサーガム・エクシーズ》のイラストにて先に登場済み。
攻撃力が500上昇してるのはおそらく劇中で《No.17 リバイス・ドラゴン》の効果をコピーして使用したシーンの再現か。
アニメのNo.耐性を思わせる戦闘・効果破壊耐性に加え、X素材を消費して相手モンスターの名前を「アンノウン」に強制変更するフリーチェーンの効果と相手が発動した「アンノウン」の効果を無効にする永続効果と言う形で劇中の「相手モンスターの効果を無効にする」挙動を再現している。アンノウン=名無しにするのは遊馬戦でX素材になった《No.8 紋章王ゲノム・ヘリター》由来の物か。
高い打点と耐性で場に居座りつつ相手モンスターの効果を無効にする制圧モンスター。単に無効にするだけでなく名前も永続的に変えているため「特定の名称・カテゴリを指定するサポートカード」や「特定の名称・カテゴリを素材指定する各種モンスター」も阻害できるのが強み。
単体では1体しかアンノウン化出来ないが、同時収録された《紋章の明滅》で一時的に複数体アンノウン化出来るため組み合わせる事でまとめてアンノウン化・無効化と凄まじい制圧力を発揮出来る。
難点は場以外のモンスター効果は止められない点とこのカード及び《紋章の明滅》はどちらもアンノウン化にする際に対象に取るので対象耐性持ちには手も足も出ない点、アンノウン化しても発動を介さない永続効果は止められない点。
遭遇する機会は少ないがアンノウン化したモンスターが一時的に場を離れたり裏側守備表示を経由して表側になるとアンノウン化が解除される点にも注意。
耐性も破壊以外の除去には弱いため過信は禁物。



ARC-V

螺旋のストライクバースト

通常魔法
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドに「オッドアイズ」カードが存在する場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
●デッキのモンスター及び自分のエクストラデッキの表側表示のPモンスターの中から、
レベル7の「オッドアイズ」モンスター1体を選んで手札に加える。

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の攻撃名の魔法カード。

遊戯王ARC-Vより、遊矢の相棒の必殺技もついにカード化。
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》 をはじめ、他のオッドアイズでも発動可能。

お手軽に1:1交換のできる破壊効果と、ペンデュラムモンスターのオッドアイズのサーチ効果を持つ。
ちなみに前半の効果はモンスターに限定していないが、現状永続カードのオッドアイズはペンデュラム以外存在しない。ペンデュラムスケール状態でも発動条件を満たすための指定。

RR(レイド・ラプターズ)-レヴォリューション・ファルコン-エアレイド

エクシーズ・効果モンスター
ランク6/闇属性/鳥獣族/攻2000/守3000
鳥獣族レベル6モンスター×3
このカードは手札の「RUM」魔法カード1枚を捨て、
自分フィールドのランク5以下の「RR」Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードがX召喚に成功した場合、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを相手に与える。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
エクストラデッキから「RR-レヴォリューション・ファルコン」1体を特殊召喚し、
このカードを下に重ねてX素材とする。

攻撃名の「レヴォリューショナル・エアレイド」を冠した「RR-レヴォリューション・ファルコン」。

だがどちらかというとメインなのは破壊効果の方で、
元となったOCG版レヴォリューション・ファルコンと違い起動効果ではなくエクシーズ召喚成功時となっており、アニメ版効果の再現となっている。
速攻魔法や他のRRエクシーズの被破壊時の効果で相手ターン中に出すにはこちらの方が向いており、
また破壊対象が特殊召喚されたモンスター指定の多いRRでは珍しく限定されていない。

その分戦闘に関する効果はなくなっているが、
破壊されると元となった「RR-レヴォリューション・ファルコン」を呼び出すので、
あちらの戦闘モンスターのステータス0化で壁になる他、自分ターンで自爆特攻して入れ替わるのもあり。

No.99 希望皇龍ホープドラグーンのようにRUMを捨てることでも召喚できるため、
RUMを採用しているデッキならエクストラデッキにさえ用意しておけば、縛りなしレベル4×2体の「RR-フォース・ストリクス」を経由して出すこともできる。

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード

エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
【Pスケール:青4/赤4】
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
Pゾーンのこのカードを特殊召喚し、「リベリオン」モンスターまたは
「幻影騎士団」モンスター1体をこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
その後、自分のPゾーンのカード1枚を選んでそのモンスターの下に重ねてX素材にできる。
【モンスター効果】
レベル7モンスター×2
自分は「覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
このカードは自分フィールドの「リベリオン」Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もでき、
レベル7がP召喚可能な場合にEXデッキの表側表示のこのカードはP召喚できる。
(1):ランク7のXモンスターを素材としてX召喚したこのカードは
1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる。
(2):モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。

破壊効果名の「オーバーロード・ハウリング」を冠した「覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン」。

あちらのエクシーズモンスターを素材に出さないと効果発動できない点と、破壊対象が限られているという問題点を、
素出しした覇王黒竜から重ねることで、破壊効果はないが相手フィールドに関わらず3回攻撃が可能となった。

ただしランク7である必要があるため、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンに重ねたり、RUMなどから出した場合には連続攻撃できない。

ペンデュラム効果は、リベリオンか幻影騎士団エクシーズを呼び出す効果。
他にコストなく発動できるので反撃に出られるが、フィールドへの特殊召喚を経由するのとこのカード自体の特殊召喚制限により、
召喚したターンに破壊された場合には次のターンまで待たないとならない。




VRAINS

デコード・エンド

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「デコード・トーカー」1体を対象として発動できる。
そのモンスターのリンク先のモンスターの数によって、このターン以下の効果を適用する。
●1体以上:そのモンスターの攻撃力は、そのリンク先のモンスターの数×500アップする。
●2体以上:そのモンスターが戦闘で破壊したモンスターはダメージ計算後に除外される。
●3体:そのモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊したダメージ計算後に発動する。
相手フィールドのカードを全て破壊する。

デコード・トーカー》の攻撃名。

リンク先のモンスターによって強化を行い、三つ全てのマーカーがリンクしていれば超火力の全体除去を叩き込める。
ただし、これ自体にも《デコード・トーカー》にも攻撃を通すための効果は特にないので、妨害に弱いのが難点。
無理に多くの効果を狙わず、単なる強化カードとして使うのも手か。

また、オリジナルの《デコード・トーカー》よりはアニメでもやったように《デコード・トーカー・エクステンド》の方が相性は良いといえる。

逆巻く炎の宝札(バーニング・ドロー)

通常魔法
このカード名はルール上「サラマングレイト」カードとしても扱う。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分は炎属性モンスターしか召喚・特殊召喚できない。
(1):相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、
相手フィールドのリンクモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのリンクマーカーの数だけ、自分はデッキからドローする。

Soulburnerのスピードデュエルのスキル、「バーニング・ドロー」を元にしたカード。

劣勢時かつ相手がリンクモンスターを並べていれば複数枚ドローが狙える。
サラマングレイトカード扱いなのでピン差しでもサーチが可能なものの、
相手依存でリンクモンスターを出していないと発動できないのが難点。

ちなみにカード名が異なるのでここでは扱わないが、
Playmakerのスキル「Storm Access」は、《サイバネット・ストーム》の効果でOCGでも再現されている。

ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト

リンク・効果モンスター
リンク5/闇属性/サイバース族/攻3000
【リンクマーカー:上/左/右/左下/右下】
サイバース族モンスター3体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
バトルフェイズ中に相手が発動したモンスターの効果は無効化される。
(2):自分・相手ターンに発動できる。
デッキ・EXデッキからサイバース族モンスター1体を墓地へ送る。
このカードは、墓地へ送ったそのモンスターと同じ属性としても扱い、攻撃力が2500アップする。
(3):このカードは1度のバトルフェイズ中に、このカードの属性の種類の数までモンスターに攻撃できる。

攻撃名の「ネオテンペスト」*8を冠した《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》。

攻撃力上昇と連続攻撃はオリジナルから引き継ぎつつも、
常時バトルフェイズ中の相手のモンスター効果封印、デッキ・EXからサイバースを落として自己強化しつつその属性を追加、自身の属性の数までモンスターへ攻撃、と趣は大分異なる。
バトルフェイズ以外でもモンスター効果を封殺して制圧力の高いオリジナルに対し、バトルフェイズ中の相手の抵抗を封じつつ条件の緩い連続攻撃が可能なので突破力ならこちらが上。
斬機マルチプライヤー》を落とせばモンスター限定とは言え攻撃力11000の2回攻撃と凄まじい火力を叩き出せる。

ちなみに召喚法参照のオリジナルに対して属性を参照する効果となっているため、属性を司るイグニスの力を結集させて生み出したと言うアニメでの誕生経緯を考慮するとこちらの方が設定に忠実とも言える。






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最終更新:2025年05月26日 21:31

*1 実際の表記はカタカナで中黒が少ない「ガン・キャノンショット」で、それとは別に「銃砲(ガン・キャノン)」という表記が見られる。

*2 当時OCG化していなかった

*3 原作では「エンドフェイズまでコントロールを相手に移す」「エンドフェイズにコントローラーのアーミタイル以外のモンスターを除外する」効果だが、エンドフェイズに必ずしなければならない処理がある場合に、コントローラーは好きな順番で処理出来る為、アーミタイルを受け取ったプレイヤーが先に「エンドフェイズまでコントロールを移す(=コントロールを元の持ち主に返す)」方を処理した場合、モンスターを除外出来ないどころかアーミタイルを出した側のプレイヤーのモンスターが全て吹き飛ぶので全く無意味な効果となってしまう。

*4 背景が地下デュエルの金網であるだけでなく、ご丁寧にもキメラテック・オーバー・ドラゴンの6本首のうち攻撃完了した1本を除いた5本の首だけが攻撃している。

*5 「ユベル」モンスターはコントローラーへの戦闘ダメージを0にする永続効果を持つため、一見「反射しても0になるんじゃ?」と思われるが、戦闘ダメージが0になる処理はダメージ反射処理の後に行われるため、相手には本来受けるはずだった戦闘ダメージをそのまま反射しつつこちらのダメージは0になる。

*6 正確にはアニメ序盤の表記の再現だが。

*7 「風属性の男性型モンスターと《E・HERO フェザーマン》の要素が強く出ている」のに対して「炎属性の女性型モンスターと《E・HERO バーストレディ》の要素が強く出ている」点。

*8 初登場のvsボーマンでは「ネオテンペスト・フレイム」から「〜・アクア」「〜・アース」「〜・ウィンディ」とイグニスの名を冠する攻撃名を続け、最後の攻撃は「ネオテンペスト・エンド」と変化していたが、vsAiでは「ネオテンペスト」に統一されていた。