ねこねこ日本史

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ねこねこ日本史 - (2019/01/17 (木) 20:55:23) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2018/4/14 (土) 20:45:00
更新日:2024/03/20 Wed 01:58:12
所要時間:約 3分で読めます




もしもあの偉人がネコだったら…?

「ねこねこ日本史」とは実業之日本社WEBサイト「COMICリュエル」で連載中の、そにしけんじ原作の4コマ漫画。
2016年4月からNHKEテレで『天才てれびくん』のおまけとしてアニメが放送されている。
通常単行本のほか、字が大きく偉人の掘り下げが多い「ジュニア版」も別途出版されている。
作者が読売新聞日曜版に『猫ピッチャー』を掲載していた縁か、読売KODOMO新聞でも「ねこねこ日本史 ヒーロー&ヒロイン列伝」が連載されている。

概要

最大の特徴は「登場人物は基本的に猫」であることである。
内容としては史実に沿った流れではあるものの、猫であることで事件・事象が誇張されたりしている
ただし「アヘン戦争」を「マタタビ戦争」と表記しているが、アニメではかなりヤバいことになっている

  • 猫なので新しいものに反応する。
  • 猫なので集中力がない。
  • というかバカなので高いところが好き。
  • 猫なので米に全然興味を示さない。
  • 猫なので紙を敷くと乗っちゃう。
  • 猫なので白黒しか判別できない。
  • 猫なので動体視力が異常に高い。
  • 猫なので動く物を見ると追いかける。
  • 猫なので水が怖くて全然海運が発達しない。
  • 猫なので剣より猫じゃらしの方が効く。
  • 猫なので修業しなくても忍者っぽい。
etc...

なお時代系列として縄文時代までさかのぼるが、

  • 弥生時代からキャットタワーやキャットフードがある。
  • 神話の時代(真面目に考えると弥生時代あたり)からタブレット端末がある。
  • 幕末に猫カフェがある。

…などなど突っ込んではいけないようなことも多々ある。
また流血シーンなどの殺伐としたシーンはないが、死亡した場合はそのまま描かれている(だいたい、幽霊がフワ~っと飛んでいく)。
今の所一番新しい偉人は夏目漱石(1867-1916)。

アニメでは当初は原作の内容をそのまま放送していたが、次第に放映が原作に追いつくようになり、
何度も同じ回をアンコール放送したり、原作にない偉人を紹介したアニメオリジナルエピソードを挟んだりしている。
また、放送局の都合で大河ドラマとタイアップした小ネタ(真田幸村、井伊直虎、西郷隆盛)も拾われた。

登場人物

多数。1話完結であるため再度登場することはあるが、よほどメジャーな人物でない限り連続して登場することは基本的にない。
基本的に「こういうキャラで行きます」というコンセプトからはブレない。
歴史上の人物を極端に誇張したキャラであることが多い(西郷隆盛は家に収まりきらないほどの巨体だとか)。


また、一部の人物は猫以外の動物になっている。
  • 井伊直虎トラ
  • 豊臣秀吉、ねね、大政所、豊臣秀長、豊臣秀頼、猿飛佐助→ニホンザル
  • 吉良上野介→イヌ
  • 葛葉(安倍晴明母)→キツネ
  • クマソタケル兄弟、竜造寺隆信→クマ
  • 賀茂親子、芹沢鴨→カモ
  • 斉藤道三、濃姫→マムシ
  • 斎藤義龍、斎藤龍興→マングース*1
このようなメンバーが主役を張る場合は、「さるさる日本史」などのようにタイトルが乗っ取られることもある。

外国人は基本的にその国出身の猫にされることが多い。
  • ペリー他アメリカ人→アメリカンショートヘア
  • ロシア人→ロシアンブルー
  • オランダ人→オランダミックス
  • インド人→アビシニアン
  • 鑑真・イギリス人他→スコティッシュフォールド

以下、本作の100を超す登場人物中でも特に知名度・出番が多い方々を挙げる。

原作漫画・アニメ共に第1話の主人公。邪馬台国女王。日本史の教科書で相沢忠洋とナウマンとモース除いて最初に出てくる人物。
猫の習性を利用してクニを統治したが、やる気が無いのでよく弟に叩き起こされる。
アニメ版では弥生人の回で再登場した。

生まれてすぐにミャーではなくニャーと鳴いた天才。しかし天然で、義父(大叔父)である蘇我馬子からよく突っ込まれる。
何故かいつも裸。

藤原摂関家三男から太政大臣まで成り上がった男。しかしその内容はただの組体操である。
例の和歌は「ヘイヨー、この世をばー! 我が世とぞ思う望月のイェイ!」というラップになった。
紫式部と安倍晴明のタニマチ。

世界最古の恋愛大長編小説「猫氏物語(にゃんじものがたり)」著者で一条天皇の后・中宮彰子(道長の娘)の家庭教師。
原稿を作るたびにあまりの人気に暴動が発生し、道長にフラゲされる苦労人。
清少納言コロス。

鎌倉幕府初代将軍。もさもさ。脳筋な弟と、静御前クラスタのに頭を抱える。
仏像好きで、平清盛が放火したせいで焼失した東大寺を復興すべく奈良仏師を手厚く保護する。

バカ。ほとんどセリフがない。

室町幕府初代将軍。「征夷大将軍」の意味すら理解していないような、義経に匹敵するほどのバカで、まったく言葉を話さない。
かなりのテンパり屋で、目先の利益にすぐさま飛びつくため周囲に混乱を招く。

武田キバ軍団を従える東国の名将。

越後の竜と称される天然。可愛い。
常に後ろに毘沙門天のオーラ(意思疎通可能)がおり、本人より毘沙門天のオーラの方が明らかに強い
ヘタレな兄・長尾春景から一方的に養子にされ、信玄との戦いに挑む。

尾張の大うつけ。新しい物好きな生来のガキ大将。サル秀吉とキジ勝家、イヌ利家を連れまわしている。
明智光秀を溺愛しすぎている。

でかい猿。頭がいいが猿なので猫と意思疎通できない。バナナが大好きで茶室までバナナ一色にする。天下統一後は信長ゆずりの短気に。
基本的にあまり部下から慕われてない。猿なので。

小さい頃はイヌの真似をしていた。サル秀吉とは夫婦共々大の仲良し。

狸っぽい猫。食い意地が張っている。食い物のうらみは恐ろしい。
タイの天ぷら。

普段は姫若子と呼ばれるほどやさしくおとなしいが、猫じゃらしを持たせると「ウガー!!」と怒り狂い炎に包まれて暴れまわる。
根はとてもやさしいので敵にすら頑張った奴には褒美をあげる。
島津四兄弟討伐にも参加したが、同じ性質を持つ息子・長宗我部信親がやられてしまい完全に戦意喪失してしまう。

なぜか眼鏡。このマンガで唯一と言っていい、サル語のバイリンガル。根が真面目すぎるので空気が読めず波乱を起こす。有能だがドジ。

つぶらな瞳が可愛い。父親譲りの策士ぶりを発揮するが、割と直情。

超野心家。大の目立ちたがり屋でオシャレ好き。面従腹背の極み。

でかい。気は優しいが感情の起伏も激しく一度怒ると桜島のように燃え上がり、一度泣けば錦江湾のような涙を流す。
猫なのに犬を飼っている。島津久光とは顔を合わせただけで取っ組み合いになる。
だんだん体のデカさもインフレするようになっていった。

大の遊び好きで楽しい事に目が無いチャラ男。

新撰組トリオ。能天気な局長、チャラいけど厳格な副長、萌え担当の一番隊組長。


担当声優
ご存知山ちゃん。
本作ではナレーションを担当するが、時々キャラクターにツッコミを入れたりする。

画伯。主に本作の主人公キャラを担当する。
老若男女問わず毎回違うキャラクターを演じ、さらに回数を重ねることで過去に演じたキャラと区別できるように演じており、
第2シリーズでは1話で2役、3役は当たり前の状態になっている。
なおHNKのHPでは「声の出演」として彼女のみ表記されている。

主役&脇役担当。
スタート当初は脇役担当であったが、第19話で清少納言を担当して以降は、小林女史に次ぐ主人公キャラを演じている。
なお2017年5月に行われた人気投票では、彼女の演じるキャラが1位(沖田総司)と3位(上杉謙信)を占める結果となっている。

秀吉&脇役担当。
猫が主人公の世界なのに、サルの秀吉を演じている。

今川義元,土方歳三,杉田玄白,高杉晋作などを担当。
凛々しさが前に出る土方や高杉と老人である玄白の演じ分けは見事。

井伊直政,安倍晴明などを担当。
若年のキャラクターを演じることが多い。

斎藤一後白河天皇などのキャラクターで第1シリーズ後半と第2シリーズ前半にゲスト出演した。
第35話での怪演は必見である。

柳生十兵衛,稗田阿礼,一休で三連続主役。



外伝として「ねこ戦 三国志にゃんこ」という三国志のパロディ本もある。こちらはかなりしっかりした内容。



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