登録日:2011/03/06(日) 11:09:58
更新日:2024/05/03 Fri 00:30:00
所要時間:約 20 分で読めます
概要
温和で気弱なゲームオタクの遊戯とは対照的な、喧嘩っ早い不良学生。だが義理人情には厚い。
当初は
本田と一緒に遊戯を「男の腐ったヤロー」としていじめており、
千年パズルのパーツをプールに投げ捨てたりしていた。
しかし、権力を振りかざす風紀委員長の
牛尾さんから自分を必死に庇う遊戯の姿に心打たれた城之内は、プールの中からパーツを探し出し、遊戯にパーツを返した。
その後も遊戯と城之内は様々な困難、強敵を共に乗り越え、無二の友情を築いてゆく。
2人の頭文字を組み合わせると「ゆうじょう」になるのは有名。
それ故かは不明だが、家族くらいにしか下の名前で呼ばれず、基本的に親しい人間からも含めて「城之内」もしくはフルネームで呼ばれる。
その分、
海馬とはかなり仲が悪く(凡骨、負け犬、馬の骨などと呼ばれ)かなり見下されている。
特に
「凡骨」は、アニメで多用されたこと、変換しやすいことなどからファンの間でもすっかり彼の愛称として定着してしまった。
あの有名な
エロ戦車を開発したのは彼。
『エロ戦車、突撃ー!!』
【経歴】
両親が離婚し、妹の
静香と別れて現在は父と二人暮らし。
中学時代は今から想像できないほど荒れており、蛭谷という不良とツルんでいた。
本田とはこの頃からの付き合い。
高校に入ってからは、酒乱で働かないダメ親父の代わりに(
杏子とは違い、ちゃんと許可を得て)
新聞配達で生計を立てており、父親の借金を少しずつ返済している苦学生。
親父がロクデナシなのは遊戯王ではよくあるパターン。
決闘者王国へ出場したのも、賞金を妹の目の手術代に充てるためである。
その割に高級スニーカー「エア・マッスル」に10万以上のカネをポンと出していることは秘密。
当時まだ親父は働いており妹の目のことも知らなかったと仮定したい。
親父の方は「牙を持つカード」を挟んで
次の回の蛭谷回で本田から「昔からあの調子」と言われているためいろいろ厳しいが。
結果的にスニーカーは半額の5万で手に入れるが、色々あってナイフを突き立てられる。
だが城之内はそのスニーカーを最終回まで履いている。遊戯との友情の証でもあるが余程欲しかったのだろう。
【性格】
義にあつくケンカに強い理想の不良学生。
仲間のために自らを犠牲にする事もいとわない、非常に漢気のある性格。
何度も自らの命をかけて遊戯を救い、バトルシティ編では
舞を助けるために命がけで
闇マリクに勝負を挑んでいる。
だが、人を疑う事ができない性格ゆえに、作中では何度も騙されて罠に嵌っている。
海馬とは違う方向で大のオカルト嫌い。
お化けの類には滅法弱く、DEATH-Tの第4ステージや王国編の墓場ステージでは恐怖のあまり失神している。
当初は
杏子にも負ける位にデュエルが弱かった。
デッキに「見た目が強そうな」モンスターばかり入れて、
「なぁにこれぇ」
と遊戯にコメントされたのは(中の人の棒読みっぷりもあって)有名な話(ちなみに原作だと「うわっ! なんだコレ!」)。
今でこそ数多くのサポートによって通常モンスター(バニラ)の価値は見直されているが、当時としてはローパワーどころではない紙束デッキである。
しかも魔法・罠カードを入れていればまだよかったのだが、原作・アニメともに40枚全部戦闘タイプのモンスターである。
後に、彼や関連カードの影響で通常モンスター主体のビートダウンを行う【凡骨ビート】が登場するなど、当時は誰も想像していなかった……。
だが、遊戯による特訓(&カードプレゼント)と王国行きへの船でのトレード、
そして強敵との戦いの中で徐々に成長していき、持ち前のド根性と強運で逆境を幾度も乗り越えていった。
この辺りはある意味で遊戯よりも主人公らしいキャラである。
「自分より強いデュエリストと戦う」「始めた勝負からは絶対に逃げない」という信念を持ち、
精神面では一度敗北すると中々立ち直れない豆腐メンタルな王様を上回る面を見せる事もある。でも
オバケは苦手だが。
【活躍】
【王国編】
妹の静香の手術費を稼ぐために、遊戯にスターチップを1つもらい決闘者の王国に飛び入り参加。
なおスターチップを収めるグローブは遊戯に敗北・脱落した羽蛾から奪った。
デッキは雑多な戦士族・獣族・獣戦士族のモンスターが詰め込まれたもので、有力選手とは言い難い状態だったが、
遊戯から貰った「時の魔術師」のギャンブル効果をことごとく成功させる強運、
ダイナソー竜崎からアンティで
真紅眼の黒竜を手に入れるなどのデッキ強化もあり、
孔雀舞や
キース・ハワードといった強敵を次々と撃破した。
ちなみにこの後遊戯王Rではタイムマシーンを貰い、アニメではメタル装甲ちゃっかり頂いてる。
リボルバードラゴンも頂けとか言ってはいけない
漫画では遊戯との決勝戦は行われず、「
ペガサスに遊戯の手の内を晒すだけだ」として辞退。
アニメではオリジナルのデュエルが行われ、遊戯との決勝戦を行った。
ともに互いの手を尽くして熱戦を繰り広げ、最終局面では時の魔術師の効果を成功させて城之内が勝機を掴む。
だが、
ブラック・マジシャンのまさかの進化により敗北している。
最終的に敗北はしたものの「決闘者の王国 準優勝」という成績を収め、「町内8位」という前評判からは想像もつかない実力となった。
孔雀舞とは少しいい関係になったように見えたが、馬の骨には女心がまるで理解できず、
結局作中での舞との関係は友情止まりであり、深い所まで掘り下げられなかった。
いわゆる
フラグクラッシャーというヤツである。
【バトルシティ編】
バトルシティは本来決闘者レベル5(最高レベルは8)以上にしか参加資格のない大会であるが、
彼の決闘者レベルは「
レベル2」(アニメ版では
「レベル2 馬の骨」)。
だが、彼の持つ
真紅眼の黒竜を狙うグールズによってデータが改竄され、運良く(?)参加資格を得る。
……(出場方法を除けば)実力でもって「決闘者の王国 準優勝」を成し遂げている決闘者なのだが、レベル2だったのは社長が主犯なんだろうか?
ちなみに海馬はこの件について、原作では「出くわした瞬間失格にしてくれる」と豪語していたが、アニメでは当人と出くわしたものの「まあいい」とスルーした。
その後、グールズのレアハンターに狙われ、当然のごとくレアカードの
真紅眼の黒竜を奪われてしまう。
真紅眼の黒竜は程なくして王様が奪還したが、城之内は「自分が真の決闘者になるまで預かっていてくれ」と、真紅眼を遊戯に託した。
しかし、遊戯の友人として
マリクに目をつけられてしまい、洗脳されて遊戯と互いの命を賭けた決闘を強要される。
だが、表遊戯の発動したエクスチェンジによって見せられた魂のカードであるレッドアイズによって自分自身を取り戻し、最終的に2人とも無事に生還を果たした。
「城之内くん…大好きだ…!!」
その後、パズルカードをキッチリ揃えて決勝トーナメントに進出。
リシドとのデュエルではトラップカードを駆使した戦術と切り札の
聖獣セルケトに蹂躙され、敗北寸前まで追い詰められる。
しかし、マリクの命令でリシドがレプリカのラーを召喚しようとしたことで、
神の天罰が下る。
城之内とリシドが共に気を失ってしまったことで「
先に立ちあがった方をデュエルの勝者とする」という判定が降りる。
結果、城之内のみ立ち上がったことで、幸運にも勝利することができた。もし、続いてたら死んでた可能性が高かったが……。
ちなみに、この時にマリクがリシドに神を使わせたのは、
今デュエルを行っているリシドがマリクの正体であると周囲に印象付けるため(この時のマリクはナムという偽名を使って正体を隠していた)。
城之内は遊戯とのデスマッチを仕組まれた一件もあってマリクのことを憎んでいたが、正々堂々と戦うリシドの姿を見て、この男はマリクではないと看破。
マリクは疑惑の矛先が向けられることを恐れてこのような演出を目論んだわけである。まあ、結果は裏目に出てしまったわけだが。
辛くも準決勝に進んだ城之内は、何と
ラスボスである闇マリクとの対戦に臨む。
ラヴァゴーレムやヘルポエマーなどを使ったねちっこい戦術に苦しみながら少しずつ闇マリクを追い詰めていく。
しかし、最終局面で
ラーの翼神竜に焼かれて
「城之内 死す」してしまった。
さすがの城之内でも神の攻撃には耐えられないと踏んだ闇マリクだったが、なんと城之内は倒れなかった。
現実に苦痛を感じる闇のデュエルであり、万力モンスターで想像を絶するほどの激痛を受けていて、
しかも神の攻撃ともなればダメージも尋常ではないのだが、驚くべき精神力で城之内は耐え抜いたのである。
闇マリクのライフは残りわずかであり、あと一撃与えれば勝利という絶好のチャンスが到来。
勝負を決める最後の一撃を加えようとするのだが、その寸前でこと切れてしまい、そのまま敗北となった。
とことんひどい目に合った凡骨だが、完治した静香と再会したり、遊戯と更に絆を深めたりと逆境から得るものも多かった。
大会結果は海馬と並び第3位(アニメでは海馬との3位決定戦に敗れ第4位)。
しかも、闇マリク戦での敗北もいわばラーによる負傷退場であり、そのままターンが回っていれば凡骨の勝利だったのである。
ラスボスに事実上勝利とは、少々やりすぎとも言える優遇っぷりである。
ちなみにギルフォード・ザ・ライトニングをこのデュエルから使用しているが入手時期や課程が不明であり、
「元から持ってた」「遊戯からもらった」「アンティ」「王国トレード」「バトルシティの途中で買ったパックで当てた」「羽蛾からのアンティ」「羽蛾に雇われた少年が入れた」「DDD編でパック買って当てた」等諸説ある。
「マリクにデッキ改造されたときちゃっかりもらった」「キースから頂いた」というトンデモな説もあるが、
こちらはバトルシティでの禁止カードを組み込んだとマリクが明言しているので厳しいし、
キースからの入手もキース自体が機械族使いかつあのデュエルではマシーンデッキを使用していたので彼が入れてた可能性は限りなく低い。
王国トレード説も「最初から持ってたら王国で使えばいいじゃん」と言えるのでトレードなども曖昧。
城之内君がピンチに引けないとも思えないし、真紅眼の黒竜(と一応千年竜)が城之内のデッキで最強という言及もあるのでやはり厳しいところか。
インセクター羽蛾のアンティ説は確かに羽蛾とのデュエルではレアカード、パズルカードの二枚賭けで勝利した際手に入れたカードの内一枚は「インセクト女王」だったがもう一枚のレアカードの詳細が全く不明なのが証拠だが先程のキース説同様羽蛾は昆虫族使いかつ彼の戦術と全く噛み合ってないため彼も入れてた可能性は低い。
羽蛾は城之内と戦う前に最低でも一人には勝ってたためそのデュエリストが持ってたのをアンティで手に入れたというのなら説明がつくが。
少年が入れた説もこちらは「寄生虫パラセイドを2枚入れた」と羽蛾が言ってるので妄想の域を出ない。
DDD説もまさか城之内がブラッククラウン目玉のDDD無視してパック買うとはとても考えづらくこちらも信憑性が低い。
原作本編での能力と城之内自身の発言から察するにレアカードではあるようだが、バトルシティ開始時には真紅眼と時の魔術師しかレアカードを所持していない旨の発言をしているので、
バトルシティ途中で入手したと考えるのが自然だろう。
そのため上記のパックで当てた説がこの中で一番説明がつく。
大会中は40枚デッキのみで途中で構築を変更する事が禁止されていたのに対しアンティルールが採用されているバトルシティでは大会中にデッキ構築を変更する事が認められているので梶木戦後~マリクに洗脳される直前までの間に当てたと考えられる。
なお、決勝トーナメント直前のアニオリ回では舞との関係が一歩進展するのではと言われたが、結局本人がアレなのでやはりそんなことはなかった。
【乃亜編】
遊戯とのタッグ・デュエルなどで活躍。
原作ではリストラされてしまった王国編のエース「炎の剣士」をここぞとばかりに使用していた。
【ドーマ編】
伝説の竜「ヘルモス」に選ばれ、ドーマとの闘いに遊戯達と身を投じていく。
何と舞がドーマ側に寝返っており、敵として戦うことになる。
いつの間にか真紅眼を遊戯から返してもらっており、モンスターの装備カードにした。
果てには儀式魔法によって真紅眼座の
聖衣としか思えない鎧に変化させて
自身に装備、
レッドアイズの
影霊衣と化してリアルファイトを繰り広げるという意☆味☆不☆明な絵が楽しめる。
その後、疲労困憊のまま
孔雀舞との連戦となり決闘に敗れてしまう。
魂を奪われてダーツに利用されるも、ダーツの決闘後にはいち早く復活した。
ちなみにこのときの城之内はやたらガチカードを使用している。詳しくは後述。
ちなみに、彼のもの凄い猪木アゴの画像が出回っているが、それは舞戦においてギャンブルを成功させた時に感極まって見せたシーンのキャプである。
【KCグランプリ編】
今回でようやく大会に正式に参加できた。
バトルシティ編、乃亜編、ドーマ編と命を懸けたようなデュエルばかりやってきたせいか、
「デュエルを楽しむ」というのを忘れかけてたが
ある人物とのデュエルでその心を思い出した。
遊戯が使った魔法カード「凡骨の意地」に妙に反応したり、
ここでも凄まじい顔芸を披露したり、ネタキャラが板についている。
遊戯と
KCビルに突入するが、序盤で
本田とともに遊戯とはぐれてしまう。
だが、1人で何人ものカード・プロフェッサーに勝利。
高い実力を見せつけた。
【デッキ破壊】の北森玲子に巧みな話術で攻撃を仕掛けさせ勝利した所は賛否両論だが、
これはデュエルの基本である「モンスター同士のバトル」を怖がり、対戦を楽しめていなかった彼女への発破という側面が強く、
実際に玲子からも感謝されている((本田くんには「上手く攻撃を誘って汚くねーか?」とツッコまれたが)。
自身の戦術に誇りを持っていたりしたら、さすがの城之内もこういう言動はしなかった思われる。
まあ、アニメでのリシド戦を含めた他のデュエルでの言及的に一度はツッコむかもしれないが。
城之内〇〇シリーズがまた増えた。
ちなみにこの時も王国編のように、敵からデュエルディスクをぶんど…もとい借りている。ちゃんと色つけて返却はしているが。
【記憶編】
前世の人物に該当する人物がいないために、あまり深くは関わっていない(ゲーム『封印されし記憶』では一応、ジョーノというそっくりさんがいる)。
決闘を諦めかけた表遊戯を激励したり、原作では王国編以来の真紅眼の黒竜を召喚してゾークと戦ったりしている。
【闘いの儀】
表遊戯とアテムの決闘がメインなので当然ながら活躍する描写はないが、
彼の表遊戯に対する台詞は彼への信頼と友情を強く感じさせるものとなっている。
【使用デッキ】
当初は「なぁにこれぇ」なデッキ構成だったが、「決闘者の王国」出場のため猛特訓。
「炎の剣士」「魔導騎士ギルティア」といった、攻撃力1800前後の戦士・騎士系モンスターを中心としたデッキで王国に挑戦した。
バトルシティでも「鉄の騎士 ギア・フリード」「漆黒の豹戦士パンサーウォリアー」といった戦士系モンスターを愛用している。
前述したギルティアについてはアドバンス召喚のルールが新設されたため出番はほぼなくなった。
「炎の剣士」はその後も何だかんだで使用している。
とはいえ、つい先日までずぶの素人だった城之内のこと、決してデッキの地力は高いとは言い難い。
例えば、ほとんどのメインキャラが使用している「死者蘇生」を原作では所有している様子がない(アニメでは使っている)。
同じく原作で多用された「魔法解除」もなく、魔法カードを除去するには「ハリケーン」を使用している。OCG的にはそっちの方が強いが
そんな彼を助けた最大の功績者は
各種ギャンブルカード。
「時の魔術師」(+「ベビードラゴン」)、「天使のサイコロ」等の運頼みのカードを多数使用。
異常な強運によって良い目をことごとく引き当て、何度も逆転勝利につなげた。
余りに強運すぎてギャンブルカードが全部失敗するイカサマを仕掛けられたりギャンブルカードメタを使われるほど。
Rでは本田に「デュエリストというよりギャンブラー」と評されている。
また、「墓荒らし」「ものマネ幻想師」で相手のカードを奪うのも得意な戦術の1つ。
カード資産の不足を補うと同時に、相手の戦略を逆利用して幾度となく強敵を罠にはめている。
更に、王国・バトルシティ通じて「アンティルール」で多くのレアカードを入手、デッキを大幅に強化している。
真紅眼の黒竜や
人造人間-サイコ・ショッカーはその代表格である。ちなみに「右手に盾を左手に剣を」はアニメではトレードで手に入れている。
バトル・シティ以降は、どこで手に入れたのか攻撃力2800の「ギルフォード・ザ・ライトニング」(城之内曰く「最強のしもべ」)を所有しているが、
おろかな埋葬と墓荒らしコンボなどで目立つサイコ・ショッカーの方が切り札としての印象が強いだろう。
墓地の有効性にも気付いており「おろかな埋葬」「クイズ」といった墓地利用カードなんかも多い。
墓荒らしも相手の墓地を利用したものであり、「墓地を利用したデッキサーチ」を有効に使いこなしている。
アニメオリジナル、特にドーマ編以降では何か開き直ったのかガチカードを大量使用し始めた。
「ファイバーポッド」、「ゴブリン突撃部隊」
魔法罠では「ハーピィの羽根箒」「
奈落の落とし穴」「戦士の生還」「早すぎた埋葬」「はたき落とし」、
オリジナルカードでは効果でモンスターが特殊召喚された時に
そのターンを終了する罠カード「誕生の祝福」や、
サイコロを振って出た目だけカードをドローし、同じ枚数デッキから除外する「運命の宝札」といったカードなど等、
現実のOCGでも規制を経験したor間違いなくOCGになり得ないガチカードを多用している。
他にも「魔導ギガサイバー」「サイバティック・ワイバーン」「ネコマネキング」なども使用しており、どのカードも効果やステータスを最大限活かしている。
特にネコマネキングは城之内の負けを防ぐという金星を上げている。
単純で熱くなりやすい性格に加え、経験の少なさとカードプールの乏しさから、対戦したデュエリストからは(少なくとも初見では)総じてナメられがち。
が、実際の対戦では上述したとおり相手のカードを利用する、戦術や盤面を逆手に取って逆転するなど、
イメージとは裏腹にかなりトリッキーな戦術を取る(アニメDMでは海馬に「馬鹿を挑発し過ぎると何をしでかすかわからん」「奴の思考はKCのコンピューターでも予測不能」と言われている)。
アニメ版でのオリジナルデュエル「遊戯VS城之内」では、
闇遊戯、表獏良、ペガサスから「力押しの闘い」だの「パワーの城之内ボーイ」だの言われているが、
実際のところ、王国編だけ見れば遊戯よりも城之内の方がトリッキーな技で逆転するデュエルが多い。
また、遊戯とのタッグ戦は原作・アニメを併せて2回だが、そのどちらにおいても相互フォローで勝ちをもぎ取る見事なコンビネーションを見せている。
ただし、主要戦術は再三繰り返すように「相手のカードや戦術を利用してのビートダウン」であり、ロック系の相手は苦手。
また、奥底では自らのデュエルの腕は未熟と考えているのか、
ライフポイントが尽きそうなときの保険として《体力増強剤スーパーZ》《ハイパーフレッシュ》《1ドル銀貨》といったものも入れている。
【余談】
上述の通り、城之内は
海馬に様々なあだ名を付けられている。
当初は「負け犬」だったが、決闘者王国の決勝トーナメントまで残ったことで、
「馬の骨」に昇格し、バトルシティで「凡骨デュエリスト」にさらなる昇格を遂げた。
どれもひどい言い草だが、意味的には「敗者」→「無名な人」→「普通の人」であり、(海馬の中では)随分と城之内の株は上がっているようである。
勘違いされがちだが「凡骨」自体は悪口ではなく、海馬が悪口として使っているのは自分が優れているという思い込みからである。
アニメ版では一度、ポンコツに格下げされたこともあった(アルカトラズと絡めての言葉だと思われるが)。
凡骨以降も状況によって変えられてはいるが基本的には凡骨で通している。
例:雑魚、実験ネズミ、実験ネズミにもならん実験バエ、誇りある実験ネズミ、雑魚、三流、etc……。
ラーの翼神竜の攻撃に耐えきったことでついにデュエリストとして認められる。(アニメ版では3位決定戦が行われたからかまた凡骨ともいうようになったが)
TFSPの海馬シナリオでは直接対決することになり、馬の骨からすっとばして「城之内」に特進している。
それに対する返答は「お前に言われるまでも無く俺は城之内だ!」
確かに。
KONAMIもそれを気にいったのか、遊戯王OCGでは
「
凡骨の意地」や「
馬の骨の対価」など、明らかに城之内を意識したカードが作られている。
効果はいずれも「通常モンスター(特殊能力のないモンスター)」をサポートするものであり、
プレイヤーの間では「凡骨」とは「通常モンスター」を意味する単語として認識されている。
実は社長の嫁こと
青眼の白龍も「凡骨」の一員であることは密に、密に。
遊戯王GXの最終回においても、新聞の記事にて顔のみ登場した。
何故かファンには有名な猪木顔で写っている。
スタッフ狙ったろ。
実は原作初期に一度、作者に名前を「友也」と間違えられたことがある。
- 負け犬→馬の骨→凡骨→実験ネズミ→実験バエ→誇り高きデュエリスト→凡骨 -- 名無しさん (2013-08-28 15:15:33)
- 何気に闇のゲームの罰ゲームから自力復活した唯一のキャラじゃない? -- 名無しさん (2013-08-30 23:15:33)
- たぶんメンタル面は全デュエリスト中最強だと思う -- 名無しさん (2013-08-31 00:50:49)
- アゴ。 -- 名無しさん (2013-08-31 00:52:29)
- デッキ構成は割と初期から自分の短所を補う構成ではあるんだよな。 -- 名無しさん (2013-09-16 09:23:36)
- 社長も何だかんだでかなり評価してるよな。雑魚なりに這い上がって来た姿勢に敬意を表してるって事か -- 名無しさん (2013-09-16 09:35:08)
- 城之内の切り札は象徴的には黒竜、実用的にはギルフォードだよな・・・。 -- 名無しさん (2013-09-22 01:33:29)
- ↑サイコショッカーはアレか、切り札以外のエースか -- 名無しさん (2013-09-22 11:18:39)
- ↑まあ見た目がアレだからなぁ…… -- 名無しさん (2013-09-22 11:21:53)
- サイコショッカーは嫁カード -- 名無しさん (2013-11-23 00:49:52)
- そもそも黒竜もショッカー -- 名無しさん (2013-11-23 00:54:39)
- メインキャラクターなのに妙に初心者くさい所が好き -- 名無しさん (2013-12-14 16:48:02)
- ぶっちゃけ炎の剣士の方が相棒的なイメージがあるんだよねぇ -- 名無しさん (2014-01-25 13:46:26)
- マリクとの戦いはマジで熱くなって面白かったです(小並感) まあマリクは戦術っちゃ戦術としか呼べん方法で甘く見ただけでもあるが、それでも本当によかったよ!! -- 名無しさん (2014-01-25 14:13:38)
- ↑マリクは完全にラーでのなめプだったからなぁ。勝って欲しかったわマジで -- 名無しさん (2014-01-26 00:48:49)
- ↑その前に実質的にはリシドに負けている(偽造カードは別にして)のがまたね・・・ -- 名無しさん (2014-01-26 00:52:07)
- ↑3やめろっつってんだろ、つ -- 名無しさん (2014-02-10 02:51:56)
- カードやる前の遊戯王だけど、人が着替えてくるまでの間にガレキ完成させる(作業工程1ページ)手際はすごいと思う。 -- 名無しさん (2014-03-12 15:45:04)
- よくよく考えたら彼に負けたダイナソーや舞(と骨塚)は社長からレベル5認定されてるのに何故・・・・・・・ -- 名無しさん (2014-05-04 23:23:34)
- ↑社長がツンデレだからじゃね(適当 -- 名無しさん (2014-05-28 18:06:46)
- 初代の面子じゃ一番大好きだった。特別な才能や特殊能力や運命とか関係なく努力と根性で頑張って行く姿勢に惹かれたもんだ。ダイ大のポップに通じる所があるな。 -- 名無しさん (2014-05-30 00:36:45)
- 世間的な過去の大会記録とかじゃね?王国編以前に城之内は好成績持ってないし。王国のアレも半非公式試合な感が強いし…。 -- 名無しさん (2014-06-08 18:43:19)
- マリク戦で時の魔術師さえ引いていればあるいは・・・・・ -- 名無しさん (2014-06-08 19:41:33)
- 下級モンスターでフィニッシュ決めることが多いのも泥臭くて良い。 -- 名無しさん (2014-06-14 19:14:28)
- バトルシティ編は時の魔術師つかってなかったな。そういえば -- 名無しさん (2014-06-25 21:17:30)
- ジョーノ「結局俺だけ逆輸入されなかったな……」 -- 名無しさん (2014-06-25 21:33:27)
- ギルフォードさんほんとどこから来たんだろ… -- 名無しさん (2014-08-01 07:28:22)
- いまでこそバルバロスに負けてるけど、原作の「耐性を完全に無視して破壊」だったら今でも使えたのに…。 -- ??隊員 (2014-08-02 06:37:45)
- 下級モンスターで上級モンスター倒す事多いよね。 -- 名無しさん (2014-08-24 00:23:46)
- ↑同意。エスパー絽場との戦いでのサイコロ2連発や竜崎との戦いでの炎の剣士なんかまさにそう。炎の剣士は下級じゃないが -- ??隊長 (2014-08-24 00:31:19)
- ギルフォードさんは…グールズにデッキ改造されたときに入れられたとか…ないか -- 名無しさん (2014-08-24 01:46:47)
- 原作で城之内が上級で相手倒したのって舞の時とキースの時だけじゃね? 初期で言われてた魔法とモンスターのコンボが重要みたいなのを一番してるのって城之内なんじゃね? -- 名無しさん (2014-08-24 01:51:04)
- 蒼炎の剣士とかもアメリカでカード化されてるし、蛮族LV5にも対応してるから強いっちゃ強いよな。今は。 -- 名無しさん (2014-08-24 01:58:09)
- ブルーアイズアルティメット城之内君! -- 名無しさん (2014-08-26 21:40:27)
- ↑3それを教えた遊戯は一角獣のホーンコンボ数回やって1回も成功してないというお前が言うな的な事になってるしね。 -- 名無しさん (2014-08-26 22:42:31)
- ↑2ドードリオか? -- 名無しさん (2014-09-18 15:13:41)
- 対闇マリク戦でのクイズのときのカウントとってるのが好きだった。ラスボスクラスにあそこまでおちょくるセリフをかました度胸も評価したい。その後の「サイコ・ショッカーの特殊能力!目ん玉ひんむいてよ~く見やがれ!」ってのはめちゃくちゃカッコ良かった。 -- ??隊長 (2014-10-26 21:03:20)
- 明らかなパワーカードを多用せずに独自のプレイングで戦うキャラは格好良く見えて仕方ない。あ、パワーカード多用の痛快プレイも好きなのであしからず。 -- 名無しさん (2014-10-26 22:29:56)
- ↑そうだね。同じ闇マリク戦で天使のサイコロをプラズマイールにわざと使って機械複製術の対象にさせなくしたのは盲点だった。 -- ??隊長 (2014-10-26 22:39:38)
- 初代で一番大好きなキャラだわ 彼の活躍は痛快で爽快だった -- 名無しさん (2014-11-09 12:17:31)
- ↑そうそう。遊戯や海馬と比べて逆転する時のスカッとする感じがあるんだよね。自分専用のBGMも持ってるし、それがまた爽快さを出すのに一役買ってる -- ??隊長 (2014-11-09 13:17:18)
- 闇サトシとのTRPG回で炎の騎士コスだったの覚えてるわw -- 名無しさん (2014-11-22 22:24:48)
- 「凡骨の意地」「馬の骨の対価」って結構良いカードだよな。(特に前者は後者にもシナジーするし。) -- 名無しさん (2014-11-22 22:46:11)
- マリクのことをマリクちゃんと呼ぶのが好きだった -- 名無しさん (2014-12-24 22:24:02)
- 「なぜ諦めない!」「決闘者だからだよ!」のシーンは今でもすげぇ好き -- 名無しさん (2014-12-24 22:30:23)
- 原作の「墓荒らし」は非常に強力なカードだったのに、いざOCG化すると使えないカードになってしまった。なんで弱くしたのか・・・。 -- 名無しさん (2015-01-01 12:55:45)
- ↑奪う系カードは処理が面倒そうだしね。 -- 名無しさん (2015-01-01 13:44:37)
- 他シリーズのデュエリストと戦わせたらどこまで行けるか見てみたい -- 名無しさん (2015-01-10 23:39:31)
- 展開の高速化があるけど多々ある強カード(奈落、各種ポッド、ハリケーン)と持ち前の運でどんな相手とも戦えそう。いざとなったらギルフォード・ザ・ライトニングで巻き返しができるし。 -- ??隊長 (2015-01-27 22:23:56)
- ↑4 と言っても原作効果ぶっ壊れにもほどがあるし、今の効果だと効果ダメージ利用デッキだったら普通に相手の汎用魔法奪えて結構便利なカードだけどね -- 名無しさん (2015-01-28 14:31:24)
- 結局海馬って城之内に対しての評価は「デュエリスト」なのか「凡骨」なのか「凡骨デュエリスト」なのか不明瞭な感じがする。(顔芸が多少油断していたとはいえその顔芸に実質勝った時はデュエリストとして認めてやると言いながらまた凡骨に格下げ?していたりよく解らないもので。) -- 名無しさん (2015-02-10 02:38:31)
- ↑決闘者として認めるに値するけど、決して口には出さないだけじゃね?社長が相手を素直に賛美するのはかなりレアだし。 -- 名無しさん (2015-02-15 23:40:25)
- 要するに社長はツンデレか -- 名無しさん (2015-02-16 18:31:09)
- まぁ本人の意思でないとはいえ大会に不正参加、社長の目の前で禁止カード使ったにも関わらずお咎めなしにしてるしね。直前まで遊戯に「失格にしてやる!」とか息巻いてたのに。 -- 名無しさん (2015-02-22 18:29:07)
- 禁止カードはマリクがリシドに命令させて洗脳した時にデッキに組み込んで本人の意思とは無関係に使っていただけだし寧ろ顔芸の方は兎も角表マリク(偽名:ナム)の方が失格だろうに。マリクもマリクで偽名で化けてリシドを自分だと思わせる都合の良い所もあるけど。 -- 名無しさん (2015-03-02 22:42:31)
- アニメ最後のデュエルがエロゲデッキのナルシストに敗北ってのがちょっと後味悪い -- 名無しさん (2015-03-02 23:13:24)
- ↑6 つかリアルタイムで見て思っていたんだけど、こいつら本当は仲良いんじゃね?って思ったわ。本当に嫌っているなら普通あんなやりとりしないし。 -- 名無しさん (2015-03-11 16:19:11)
- ロードオブザレッドのイラストがまんまネクロスのノリでワラタw -- 名無しさん (2015-03-16 17:42:31)
- 城之内君!カード化おめでとう! -- 名無しさん (2015-03-16 18:21:21)
- ロードオブザレッドにヘルモス、そしてCOREではレッドアイズ新カテゴリ!!凡骨ファン大歓喜!! -- 名無しさん (2015-03-16 18:44:49)
- カイバーマン12人を倒せるとか、さすが城之内だ!! -- 名無しさん (2015-03-16 21:22:03)
- 多分レアリティ的にはギルフォードってあんまり原作世界だと高くないカードなんだろうな・・・台詞的に時の魔術師の方がレア度高そうだし -- 名無しさん (2015-03-16 22:07:56)
- ギルフォはフォトン・サンクチュアリを活かせるカードとしてまだ使える -- 名無しさん (2015-03-19 00:46:46)
- ゾンパイアのガレキ作った時の手際見るにモデラーやっても大成するよね -- 名無しさん (2015-04-10 13:12:25)
- 凡骨=通常モンスター=青眼。そんなこと言ったら社長大激怒だわwしかし城之内とレッドアイズのイメージは王国編以降は微妙だなあ。デュエル外での絆は強く感じるんだけど -- 名無しさん (2015-12-21 00:43:28)
- 映画の予告で「城之内死す」しそうになっててワロタw -- 名無しさん (2016-05-01 14:31:46)
- ↑10マイクラ後には命救ってるぞ社長 -- 名無しさん (2016-05-11 21:59:49)
- 初期はただの不良だったのに、これほどのいじられ天然キャラになったと考えるとどこか感慨深いところがある -- 名無しさん (2016-05-15 21:47:47)
- プレイヤーの分類で言うと城之内はナッツ&ボルトかな。実戦でプレイングがどんどん上達していってる感じ。 -- 名無しさん (2016-06-03 03:40:29)
- アニメBC編の海馬との戦いは余計やった。舞を救うために戦う遊戯を待たせてしまってる。 -- 名無しさん (2016-06-26 17:20:20)
- 妹の静香はアニメで海に落ちてた城之内を助けたよな。男一人を抱えて泳いで地上に戻ってこれる当たり静香ちゃん結構体力とか腕力があるのな -- 名無しさん (2016-08-03 10:57:01)
- 両親の離婚の原因だけど、生まれつき目を患っていた静香のことで揉めたのかも。 -- 名無しさん (2016-10-01 23:47:39)
- 行くなあああああああ!!! -- 名無しさん (2016-11-30 13:30:35)
- この世界でデュエルに対して珍しく常識的な感覚持ってるんだよなあ -- 名無しさん (2016-12-13 13:15:53)
- 城之内のデュエルは全部面白いけど、やっぱりキース戦が1番熱かったなあ -- 名無しさん (2016-12-13 13:18:12)
- じーちゃんがヒロインとよく言われるけど、1話で遊戯にかばわれたり、蛭谷につかまったりマリクに洗脳されたり、城之内もわりとヒロイン属性もちだと思う -- 名無しさん (2017-12-23 10:43:54)
- 彼はヤムチャの逆パターン -- 名無しさん (2018-05-27 16:16:43)
- 散々言われてるがレッドアイズよりもギルフォードザライトニング、サイコショッカー、天使/悪魔のサイコロのイメージが強い -- 名無しさん (2018-10-11 00:48:57)
- TFSPの場合…ストーリーのノリとしては自分が最も信頼する家臣(自分と遊戯を双璧とするならそれに準ずるレベル)とのタッグ相手に遊戯の足を引っ張っていないし気おされてもいないわけだしねぇ -- 名無しさん (2018-11-22 15:22:42)
- 王国編のアニメオリジナル遊戯VS城之内で獏良が「パワーの城之内君」と評していたけど、寧ろ王様がパワーデッキで城之内君の方が -- 名無しさん (2019-01-24 00:47:07)
- ↑途中で上げちまった・・・。王様の方がよっぽどパワーデッキで城之内の方がテクニカルの様な気がする・・・。 -- 名無しさん (2019-01-24 00:48:24)
- 先に試合やって負けた方の舞に参加カード譲渡してもらえたからよかったもののもしキースにカード盗まれたまま失格負けになっていたらどうなっていたんだろう?ペガサスはキースの不正行為には怒っていたけどカードが誰の物で参加したかは別に咎めるつもりとかはないとか言ってたし -- 名無しさん (2019-04-03 12:36:25)