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王家の神殿/聖獣セルケト(遊戯王OCG)

登録日:2014/12/20 Sat 23:27:32
更新日:2026/04/26 Sun 11:03:27
所要時間:約 23 分で読めます






この領域に足を踏み入れる勇気があるか……


《王家の神殿》と《聖獣セルケト》は、遊戯王OCGに登場したカードである。
この項目ではリメイク後にテーマ化された【王家の神殿】についても記述する。


王家の神殿


フィールド永続魔法(マジック)発動!!

王の遺宝祀りし聖域───…
そこには侵入者に裁きを与える(トラップ)が待ちかまえている…

《王家の神殿》(エラッタ前)
永続魔法
このカードのコントローラーは、罠カードをセットしたターンでも発動できる。
また、自分のフィールド上のこのカードと「聖獣セルケト」を墓地へ送る事で、手札・デッキ・融合デッキからモンスターカードを1枚選択し、特殊召喚できる。

原作ではリシドの罠デッキを支えたカード。「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ6 エキスパート2」の攻略本上巻にて収録。
原作では「1ターンに2枚の罠カードを伏せられる効果」と「神殿の聖櫃にカードを1枚封印し、セルケトをリリースして封印したカードを開放する効果」の2種類を持っていた。
なお分類もフィールド永続魔法というフィールド魔法と永続魔法を合体させたような特異な分類だった。

OCG版最大の特徴は処刑人-マキュラ》の互換効果。
向こうと違って《サイクロン》一発で止められるし手札にも加えにくいが効果は殆ど大差ない。

そんな訳で当然の如く禁止カードにぶち込まれ、《聖獣セルケト》も巻き添えを食らう形で全く役に立たないカードに成り下がってしまった。
スキルドレイン》などの効果でバニラ化すればフィールドには維持できるのだが、その強力な能力を存分に生かすことができない。
一応、手間のかかるコンボでフィールドには維持できるが、効率がとても悪く実用性は低い。
《進撃の帝王》という永続魔法を用いればA召喚限定で効果を発揮できていたが、代償としてEXデッキが使用出来なくなるのが痛すぎた。
除外に関しては程なく《聖堂騎士イシュヴァーク》というノーデメリットの星6/ATK2300が現れていたし(そちらも登場暫くは入手経路に難があったが)、ATK200の差に1,2回望めるか否かの打点強化が加わった所で、ぶっちゃけ上級の戦闘を介する手間に見合うとは言い難い。《聖獣セルケト》の採用はほぼ特殊召喚のための生け贄(リリース)が本命で、他の効果やステータスはほぼ飾りであった。
そのため《王家の神殿》以外に《聖獣セルケト》を場に維持する方法が増えたところで、そこまでして採用する魅力が乏しかったと言える。

そして、2015年1月に大規模な禁止カードエラッタ祭が行われる事が決定。
ちなみに同じタイミングでエラッタ復帰したカードには、《混沌帝龍 -終焉の使者-》《破壊輪》《現世と冥界の逆転》《死のデッキ破壊ウイルス》《キラー・スネーク》がいる。

《王家の神殿》(エラッタ版)
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分は罠カード1枚をセットしたターンに発動できる。
(2):自分フィールドの表側表示の「聖獣セルケト」1体とこのカードを墓地へ送って発動できる。
手札・デッキのモンスター1体またはEXデッキの融合モンスター1体を特殊召喚する。

《王家の神殿》も魔法の言葉「1ターンに1度」のエラッタが付き、久しぶりに制限カードとして復帰することとなり、再び《聖獣セルケト》が暴れまわる日がやってくるようになった。
リフォームされた《王家の神殿》で《聖獣セルケト》は活躍の時は今か今かと眠りについているのである……。
同じ融合モンスターを呼び出すなら《デビル・フランケン》の方が手軽だがあちらは禁止カードに指定されていることが多いので問題にならない。

こうしてエラッタ後は暴れることもなく、無事同年の2015年4月で制限解除された。


ちなみに、《王家の神殿》の禁止指定から解除までの間にS召喚X召喚が登場し、それに合わせて融合デッキがEXデッキへと名称を変えたが、当時のこのカードの記述はエクストラ(融合)デッキから特殊召喚可能なモンスターの種類を指定していない為、当然「シンクロ及びエクシーズモンスターも特殊召喚出来るのか?」と疑問符が付いた。エクシーズ導入後に公式からは可能の裁定が下った。
この裁定適用中はずっと禁止指定のままだったので、ノーリミットデュエルやタッグフォースシリーズ等の禁止解禁ができるコンピュータゲーム内にしか影響しないネタだったが。
制限復帰時のエラッタで「融合モンスター」を指定する記述が加わった。


聖獣セルケト


聖獣(セルケト)の紋章》 《王家の神殿》 《封魂の聖杯》

(聖櫃に聖なるカードが封印されし時───)
(「三種の神器」たる…三枚の魔法(マジック)カードを揃えよ───)

(神器の儀式により聖なる領域の守護神──聖獣が召喚される!!)


聖獣セルケト召喚!!


効果モンスター
星6/地属性/天使族/攻2500/守2000
(1):自分フィールドに「王家の神殿」が存在しない場合にこのカードは破壊される。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードが戦闘で破壊したモンスターは除外される。
(3):このカードが戦闘でモンスターを破壊した場合に発動する。
このカードの攻撃力は500アップする。

原作におけるリシドのエースモンスター。「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ6 エキスパート2」の攻略本下巻にて収録。
イラストに描かれているその見た目は不気味なの化け物そのもの。だが、種族は昆虫族ではなく天使族。
「こんな化け物じみたモンスターが天使?」と思うかもしれないが、エジプト神話におけるセルケトはサソリの姿ないしサソリを頭に乗せた女神なので、元ネタに沿うなら何らおかしい事は無い……かも?
というか原典に則ると化物じみた姿の天使は少なくない。「背中から羽の生えた人」みたいなのはあくまで天使というものを直感的にイメージしやすくするための一例に過ぎない。

ちなみに《聖獣セルケト》の代用として、似た能力を持つ《ミレニアム・スコーピオン》というモンスターが存在し、そちらも文字通りサソリの姿をしているが種族は昆虫族である。
セルケトと違って《王家の神殿》のような維持は必要ないが、攻撃力が低めでしかも除外能力を持っていないのであまり強くない。

星6の上級モンスターでありながら高いステータスを誇り、戦闘破壊したモンスターを容赦なく除外してさらに攻撃力をアップさせるという効果を持つ。
相手の墓地肥やしを防ぎつつさらにステータスを上げるため、対戦相手は早々に対処しなければ《聖獣セルケト》はますます強くなってしまう。

ただし、《王家の神殿》と併用しなければならないため、こちらを叩かれてしまうと非常に弱い。


原作・アニメにおいて

双方とも原作では罠デッキ使いのリシドが使用した切り札であり、特にセルケトは罠モンスター(とラー)以外では彼の唯一のモンスターカードでもある。
城之内の召喚した《人造人間-サイコ・ショッカー》で罠を封殺されたリシドは上記の《王家の神殿》と合わせて《封魂の聖杯》《セルケトの紋章》という魔法カードを使用して特殊召喚し、一気に形勢を逆転した。
原作では戦闘破壊したモンスターの攻撃力の半分を自分の攻撃力に加算するというもので、
城之内のモンスターを次々と破壊して5000以上もの攻撃力に増大させていった。

その攻撃方法はモンスターをムシャムシャと貪り食うというかなりエグイもの。
リシド自身すら「身の毛もよだつ光景」と称するように貪り食う度に相手のモンスターの特徴を取り込んで進化していくその姿は本当に不気味。
《人造人間-サイコ・ショッカー》を食ったときには直立して人型に似たスタイルに変化していた。
遊戯たちギャラリーはかなり引いており*1静香に至っては逃げ出しそうになった程。怖いよっ!

このままリシドが攻めていれば城之内に勝利できていたのだが、マリクの都合によりそれは却下されることに……。

時は流れ、アニメ「遊戯王VRAINS」にてハノイの騎士の幹部「三騎士」の一人バイラが《王家の神殿》を使用。
その効果で《-C(カレント)-ハックウィルス》と《-R(ルート)-ハックウィルス》をセットしたターンに発動している。
なお彼女のデッキはアンデット族リンク召喚の【ダークマミー】であり、《聖獣セルケト》は登場していない。


リメイク


2体の守護神が王の聖域に侵入する者を迎え討つ──


2001年の遊☆戯☆王デュエルモンスターズ6 エキスパート2とその攻略本の発売から数えて約24年。
2025年の海外の遊戯王TCGにて突如《王家の神殿》と《聖獣セルケト》の魔改造&リメイクが行われ、ついでにアポピス罠カードと合わせてカテゴリー化を達成。
その後日本でも『WORLD PREMIERE PACK 2025』で【ミミグル】【巳剣】と一緒に来日を果たした。

テーマとしてはアポピス罠カードもカテゴリのギミックの内に取り込んだ罠ビートデッキ。
《王家の神殿》を主軸にしているため公式が提示したカテゴリ名は【王家の神殿】表記なのだが、名前が長かったり言いにくかったりするせいなのか、大体のプレイヤーは【リシド】と呼んでいる。

効果モンスター

  • 《刻印を持つ者/The Man with the Mark》
効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1000/守1000
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
「王家の神殿」またはそのカード名が記された魔法・罠カード1枚をデッキから選び、手札に加えるか墓地へ送る。
(2):自分フィールドに「王家の神殿」が存在する限り、このカード及び自分フィールドの「アポピス」モンスターは戦闘・効果では破壊されない。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの「王家の神殿」は効果では破壊されない。

明らかにリシド意識のデザインをしたフードを被った厳つい黒人男性。
どの効果もシンプルかつ強力なものが揃っており、《王家の神殿》を要求する各種効果も《王の遺宝祀りし聖域》で代用できる。
【王家の神殿】唯一の下級モンスターであり自身の特殊召喚能力は持たないもの、メインデッキ側のモンスターでは唯一の効果モンスターである点から召喚権が余るので、召喚権を積極的に切っていけて苦にはならない。

(1)は召喚に成功するとデッキから《王家の神殿》かその関連魔法・罠カードのサーチ或いは墓地送りに出来るかを選べる、柔軟性に富んだシンプルな便利効果。
1枚でテーマの展開を支える《王の遺宝祀りし聖域》を直接サーチできる上に《守護獣セルケト》の特殊召喚条件も簡単に満たせる為重要度は非常に高く、【王家の神殿】デッキのメインエンジンを担う。

(2)は《王家の神殿》が場にある時限定で自身とアポピスモンスターに破壊耐性を付与する効果。
低ステータスながら見かけ以上に場持ちが良く、同じくステータスがそこまで高くないアポピス罠モンスター達も非常に場持ちがよくなる。
ただし《刻印を持つ者》自体は妨害効果は持たず攻撃力も1000しかないので、考えなしに棒立ちさせると《刻印を持つ者》をサンドバックにされてライフをごっそり削られるというリスクも有している。
いざという時は耐性を諦めて各種素材にしてしまうのも手の一つ。

(3)は《王家の神殿》への破壊耐性の付与。
《王家の神殿》がフィールドに存在することが中核となった【王家の神殿】デッキにおいて、《刻印を持つ者》が場にいるだけで安定感を大幅に向上させる。


  • 《守護獣セルケト/Merciless Scorpion of Serket》
特殊召喚・効果モンスター
星6/地属性/天使族/攻2500/守2000
このカードは通常召喚できない。
「守護獣セルケト」は1ターンに1度、自分フィールドに「王家の神殿」が存在する状態で、手札・デッキからレベル10以上のモンスター1体を除外した場合に特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
「王家の神殿」またはそのカード名が記された魔法カード1枚をデッキから手札に加える。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターを破壊し、このカードの攻撃力は破壊したモンスターの元々の攻撃力の半分だけアップする。

聖獣セルケトのリメイクカード。
特殊召喚モンスターに変わってしまったため一見出しづらそうに思えるが、《王家の神殿》さえ張ってしまえば《ジャッジメント・オブ・アヌビス》を除外するだけで容易く特殊召喚条件を満たせるため、そこまで気にせず出していける。
特殊召喚条件の元ネタは原作版《王家の神殿》が持っていた「聖櫃へのカード封印効果」のアレンジだろうか。

(1)の効果は《刻印を持つ者》に似た【王家の神殿】関連の魔法カードのサーチ効果。
魔法カード限定ではあるがシンプルに手数を増やしていけるためいくらあっても困らない便利効果その2。

(2)の効果は、ダメステ時に戦闘する相手モンスターを破壊して、元々の攻撃力の半分を自身に上乗せする原作のセルケトが持っていた効果と非常に近しいもの。
元祖セルケトよりも打点の上り幅は高く、除去も兼ねているため元祖より大分使い勝手が向上。デッキ内でのアタッカーとして株を上げた。
一応元祖セルケトが持っていた除外効果はオミットされたこと、戦闘破壊時に発動する効果から「戦闘前に相手を効果で破壊する効果」に変更されている点が元祖との相違点になる。
  • 攻撃力が上のモンスターをも破壊できる
  • 攻撃された時も発動するので実質戦闘破壊されない
という点は長所だが、この効果では戦闘ダメージを与えられず、カード効果や破壊に耐性を持つモンスターは倒せない点は弱点。


  • 《ジャッジメント・オブ・アヌビス/Anubis the Last Judge》
特殊召喚・効果モンスター
星10/地属性/悪魔族/攻3000/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地に「王家の神殿」か罠カードが合計3種類以上存在する状態で、その内の2種類を1枚ずつ好きな順番でデッキの下に戻した場合のみ、手札・墓地から特殊召喚できる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
デッキから「刻印を持つ者」1体を手札に加える。
(2):自分フィールドの魔法・罠カードが効果で破壊された場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

エジプト神話アヌビス神をモチーフにしたカード。
特殊召喚条件は墓地の罠カードが合計3種類以上ある場合、墓地にある罠カード2種類をデッキに戻すこと。
【王家の神殿】デッキ自体罠カードを多用することが多いため、重いように見えて案外と緩い。
条件さえ満たせば簡単に手札・墓地から特殊召喚できる上、召喚に制約が無いので墓地リソースがある限り何度でも何度でも1ターンの間で蘇生できるのが最大の強み。
  • 割と気軽にポンと特殊召喚できる3000打点兼リソース回復役
  • 《守護獣セルケト》の特殊召喚条件を満たすコスト要員
  • 《聖神獣セルケト》の(2)の効果発動条件を満たすコスト要員
  • 破壊された《王家の神殿》の回収手段
としてテーマ内で広く活用できる点が優秀。

(1)の効果は自身を手札から墓地に送って《刻印を持つ者》サーチというシンプルなもの。
特殊召喚条件の関係から容易に墓地から蘇るためディスアドには一切繋がらない便利効果。

(2)は条件を満たすことで発生する相手フィールドのカードの万能破壊効果。
《王家の神殿》や《王の遺宝祀りし聖域》を常に維持しておきたい本デッキにおける相手の妨害への牽制効果として役立つ。


融合モンスター

  • 聖神獣(せいしんじゅう)セルケト/Divine Scorpion Beast of Serket》
融合・効果モンスター
星6/地属性/天使族/攻3000/守2000
「セルケト」モンスター+攻撃力2500以下のモンスター
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合、またはこのカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時、相手のフィールド(表側表示)・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、このカードの攻撃力は除外したモンスターの元々の攻撃力の半分だけアップする。
(2):レベル10以上のモンスターが除外されている限り、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。

融合モンスターにリメイクされたセルケト。
ビジュアルの元ネタは原作215話で《ベビー・ドラゴン》を捕食して成長・進化したセルケトの1コマ。
融合素材指定は恐らく《人造人間-サイコ・ショッカー》と《伝説のフィッシャーマン》を立て続けに破壊していたことへのオマージュ。
召喚条件は重そうだが、《守護獣セルケト》と《神殿の守護神》を組み合わせれば容易に召喚条件を満たせる。

(1)の効果は《守護獣セルケト》に似るが、融合召喚に成功した時点でも発動でき、元祖セルケトと同じくモンスターを除外できるようになったため除去性能がアップ。
地味に相手の墓地のモンスターも喰えるため、打点を上げる選択肢には困らない。

(2)の効果は条件付きの2回攻撃。
レベル10モンスターを除外しておく必要はあるものの、《守護獣セルケト》の特殊召喚に成功しているならばすでに条件を満たしているため、ほぼあってないような縛りとなる。

相手のフィールドか墓地のモンスターを除外しつつ打点を上げ、2回攻撃で一気にリーサルを狙っていける【王家の神殿】のエースその1。
ただし、相方の《聖神蛇アポピス》が非常に出しやすい上、テーマでの展開と妨害を担う点でテーマ内の主軸を担っているのに対し、真っ当に融合魔法を使わないと召喚できず、何より良くも悪くも戦闘に特化し過ぎている性能から《聖神蛇アポピス》と比べ大分影が薄くなってしまったのが悲しいところ。

とは言え、出しさえすれば3000打点オーバーの2回攻撃で一気に相手のライフを削り取ったり、除去耐性持ちや高打点持ちの相手モンスターを正面から殴り倒せる点から、地味ながらも頼れる仕事をしてくれる。


  • 聖神蛇(せいしんじゃ)アポピス/Divine Serpent Apophis》
融合・効果モンスター
星6/地属性/爬虫類族/攻2800/守2600
「王家の神殿」のカード名が記されたモンスター×2
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●自分フィールドの「アポピス」モンスター2体をリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分の墓地の「アポピス」罠カードを3枚まで対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのカードを自分フィールドにセットする。
(2):1ターンに1度、罠カードが発動した場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

融合モンスターとして生まれ変わった新たなアポピス。
テーマ内の展開・妨害・盤面制圧を1枚で支える【王家の神殿】のエースその2。
詳細は《アポピスの化神》の項目を参照。


魔法カード

  • 《王の遺宝祀りし聖域/Treasures of the Kings》
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「アポピス」罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
(2):このカードはフィールドゾーンに存在する限り、カード名を「王家の神殿」として扱う。
(3):1ターンに1度、自分フィールドに裏側表示カードが2枚以上存在する場合、または自分の墓地に罠カードが存在する場合に発動できる。
デッキから「王家の神殿」のカード名が記されたモンスター1体を手札に加える。

フィールド魔法に生まれ変わった《王家の神殿》のリメイクカード。
名前の元ネタは原作の210話でリシドが《王家の神殿》についての説明を行ったセリフからか。
(2)の効果によりこのカード自体を《王家の神殿》として扱えるため、このカードを発動するだけでもテーマ内の《王家の神殿》のセットを必要とするカード達の各種効果を運用でき、ついでに自身も《刻印を持つ者》の効果対象に収まることができる。

(1)はアポピス罠のデッキからのセット効果。
【王家の神殿】と【アポピス】を繋ぐ橋渡しであり、サーチではないので《灰流うらら》に引っかからず安全にアポピス罠を伏せられるのが強み。
大体は《アポピスの蛇神》のセットが最優先され、そこから本家《王家の神殿》とのコンボで展開を伸ばしていける。

(3)は条件を満たすことで発動できる《王家の神殿》関連モンスターの万能サーチ。
大体は《守護獣セルケト》をサーチして、《守護獣セルケト》の特殊召喚によって関連魔法・罠の追加サーチに繋げるのが鉄板の流れ。

(1)の効果が通れば確定で1枚「アポピス」罠カードを裏側表示でセットできるため、後は何か適当に魔法・罠カードを1枚伏せたり、モンスターを裏側守備表示で1体セットするだけで条件を満たすことが可能に。
罠ビートデッキとなった【王家の神殿】デッキならば大量に魔法・罠を投入しているため、条件も満たしやすい。
《王家の神殿》の罠カード即時発動効果を併用すれば、伏せた手札の罠カードの即時発動も可能になる。


  • 《神殿の守護神/Defense of the Temple》
通常魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、地属性の融合モンスター1体を融合召喚する。
「王家の神殿」のカード名が記された自分フィールドのモンスターを融合素材とする場合、相手フィールドの表側表示モンスターも融合素材とする事ができる。
(2):自分フィールドに「王家の神殿」が存在する場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「神の怒り」1枚を手札に加える。

テーマ内融合魔法。元ネタは城之内戦にてリシドが使用した《封魂の聖杯》。
地属性の融合モンスターだけを融合召喚できる限定的な融合カードだが、《聖神蛇アポピス》が融合魔法カード無しで融合召喚できることを考えると実質《聖神獣セルケト》専用の融合魔法となる。

【王家の神殿】関連モンスターを融合素材にするならば《超融合》のように相手のモンスターも素材に出来るのが大きな特徴。
実質2500打点以下のモンスターの除去効果としても役に立ち、《聖神獣セルケト》の効果と合わせればモンスター2体の除去を可能にする。

(2)の効果は、《王家の神殿》か《王の遺宝祀りし聖域》がある時限定で下記の《神の怒り》をサーチする墓地効果。
こちらはデッキ構築次第で腐ってしまうが、《ラーの翼神竜》を採用していれば新たな全体破壊効果を持つ魔法カードを手札に加えられる。


速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):LPを半分払い、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
自分の手札・除外状態の「ラーの翼神竜」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は4000になり、攻撃できず、次のターンのエンドフェイズに手札に戻る。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
自分フィールドの「ラーの翼神竜」1体を選び、そのモンスター以外のフィールドのモンスターを全て墓地へ送る。

コピーカード版の《ラーの翼神竜》をデュエルで使用した結果リシドが《ラーの翼神竜》から制裁を食らったシーンがまさかのカード化。
ただしセルケトや【王家の神殿】サポートというよりは《ラーの翼神竜》のサポートカードとしての側面が強い。

(1)の効果はライフ半分と場のモンスター1体をコストに《ラーの翼神竜》を攻撃力4000で無理矢理特殊召喚させる効果。
《ラーの翼神竜》がレベル10なので《聖神獣セルケト》の特殊召喚時にラーを除外してしまえば発動条件を満たすことができる。
特殊召喚できてもこのままだと単なる棒立ちでしかないが、本命は(2)の《ラーの翼神竜》以外のモンスターを全て墓地送りにする全体除去効果。
最後に残った《ラーの翼神竜》は別のモンスターの召喚の素材に活用できるため、敵の盤面を更地にしたところを一気に追撃していける。

詳細は個別項目を参照。


罠カード

  • 《アポピスの蛇神(じゃしん)/Apophis the Serpent》
永続罠
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは発動後、通常モンスター(爬虫類族・地・星4・攻1600/守1800)となり、モンスターゾーンに特殊召喚される(罠カードとしても扱う)。
その後、デッキから「アポピスの蛇神」以外の「アポピス」罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「アポピスの化神」1枚を手札に加える。

《聖神蛇アポピス》と並ぶ新規アポピス罠であり、【王家の神殿】デッキの展開力を支える一枚。
詳細は《アポピスの化神》の項目を参照。

  • 《アヌビスの審判/Verdict of Anubis》
カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに他の魔法・罠カードが3枚以上存在し、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
自分フィールドに「王家の神殿」が存在する場合、さらに相手フィールドのモンスターを全て破壊できる。
その場合、さらに破壊したモンスターの元々の攻撃力を合計した数値の半分のダメージを相手に与える。

《アヌビスの裁き》のリメイク。
イラストの元ネタは原作の210話で《アヌビスの裁き》が発動した際の見開きのコマ。

条件を満たした時限定で相手の魔法・罠の発動を無効にして破壊できるシンプルな妨害カード。
最大の強みは、場に《王家の神殿》がある場合限定で相手のモンスター全破壊+破壊したモンスターの攻撃力の合計の半分のバーンダメージが飛んでくるという原作版《アヌビスの裁き》の効果をそのまま再現した追加効果。
魔法・罠カードをガン伏せするだけで相手にかなりのプレッシャーを与える事が可能になる。


相性の良いカード

デッキの性質上アポピス罠カードもテーマ内での展開と妨害に密接に絡む。
このため相性の良いカードはアポピスと被っており、アポピス罠の項目も参照されたし。

  • 【ラーの翼神竜】
原作でマリクが使用した三幻神の一柱。及びそのサポートテーマ。
上記の《神の怒り》と合わせて最初からテーマ間でシナジーが生まれるようデザインされており、組み合わせても不都合がないのが原作ファンにもありがたい仕様。
《ラーの翼神竜》がレベル10なのも、組み合わせ易さに追い風が吹いている。

通称【原石リシド】
モンスターとしては通常モンスターとして扱う「アポピス」罠モンスターとの高いシナジーを発揮する通常モンスターサポートテーマ。
【原石】の妨害カードに加えて下記の【ドミナス】罠カードもガン積みした豊富な罠による妨害で相手を制圧するメタビートを基本とした混合構築が主流。
2025年YCSリールにおいて優勝実績もあるなどテーマ同士の組み合わせとしては恐らく最も有名。

罠主体デッキ御用達モンスター。
手札から見せることでセットした魔法・罠を護れる効果は《王家の神殿》と《王の遺宝祀りし聖域》を中核とする本デッキでは非常に助かる効果である。
レベル10という点を活かして《守護獣セルケト》のコストとしても利用可能。

手札誘発で飛んでくる隕石。
全体除去札としての役目もさることながら、《天獄の王》同様《守護獣セルケト》のコストとして用いれるのが強み。

  • 苦紋様の土像
罠モンスターが特殊召喚される度にフィールドのカードを破壊してくれる有難い土像。
《影法師トップハットヘア》で持ってくる筆頭カードの中の1枚。
アポピス罠モンスターを特殊召喚するだけで1妨害が確定できるのが便利であり、アポピスモンスターが立っているだけで場持ちも良くなる点が相性が良い。

  • 強欲で金満な壺
EXデッキのカードを除外する事で手札を補充できるドローソース。
EXデッキへの依存度が薄い【王家の神殿】では、比較的低コストで運用可能。
ただしデッキのエースである《聖神蛇アポピス》と《聖神獣セルケト》が吹き飛ぶと流石に痛手なので、この2枚は余裕をもって2~3枚積みしておきたい。

手札誘発として使うと特定の属性のモンスター効果をデュエル中永続で使えなくなる強力な通常罠カードのカテゴリー。
地属性を主体とする【王家の神殿】の場合相性がいいのは《聖王の粉砕(ドミナス・パージ)》だが、罠カードを多用する点や、デッキの主力が通常モンスターとして扱われるアポピス罠モンスターである点から、敢えて属性的に相性の悪い《霊王の波動(ドミナス・インパルス)》まで採用して妨害性能を強化する構築も多い。
罠カードの種類のかさ増しの面でも有用で、《ジャッジメント・オブ・アヌビス》の召喚条件も満たしやすくなる。

大量墓地肥やしカードの代表格。
大量墓地肥やしの過程で多くの種類の罠カードが落ちれば、自然と《ジャッジメント・オブ・アヌビス》の蘇生コストを捻出できる点で相性の良さを誇る。
他にも採用モンスターを絞ってから採用することで、環境で流行っているテーマへのメタ性能を持つモンスターを特殊召喚するメタビート運用でも採用される。

罠モンスター主体デッキでは御用達のリンク2モンスター。
デッキから永続罠カードをサーチし、罠カードがモンスターとして召喚された際には場のカードを1枚破壊できるので妨害も行ってくれる。
立てておくことで《聖神蛇アポピス》と共に相手のフィールドを薙ぎ払っていくメイン妨害役の仕事を担える。

  • 御影志士
岩石族モンスターの万能サーチを行えるランク4Xモンスター。
主に《天獄の王》のサーチが役目で、召喚の為のコストはテーマ内だけでも《刻印を持つ者》と《アポピスの化神》、《アポピスの蛇神》で補うことができる。
サーチ効果を使い終わった後は即L召喚のコストに使えば無駄がない。




追記・修正は罠デッキを作ってからお願いします。

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最終更新:2026年04月26日 11:03

*1 原作漫画版において、この時の闇遊戯のドン引き顔は一見の価値あり。