2期(アニメ)

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2期(アニメ) - (2017/07/13 (木) 12:10:09) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/11/15(木) 22:20:08
更新日:2024/03/08 Fri 22:35:30
所要時間:約 10 分で読めます




アニメ業界において2期とはアニメが放送終了を迎えた際に以下の行為が起きた場合に視聴者からよく言われる用語である。


1…番組名称の変更のみで休止を挟まずに新シリーズ・続編開始

2…しばらく期間を開けて新シリーズ・続編が開幕

大まかな分類は2つ。
前者の場合は古くから少年誌原作アニメや子供向けアニメに多いパターン。

後者は深夜アニメの場合によくあるケース。
大概は高い人気を得たことにより続編が放送中に決まるケースが多く、原作ありきの作品はストック次第でブランクの期間が決まる場合が多い。
しかし、近年は分割2クールという手法があったり、5~6年後に2期等が決まるケースもある。

〇1のケースによくあること

  • 2期ではあるが○○(2期)等の略称ではあまり呼ばれず、変更した番組名そのままで呼ばれるケースが多い(この場合1期は「無印」「初代」と呼称)



  • シリーズによって作風や世界観が異なる場合や世界観が同じだが作品の歴史などで2期と呼ばれることが無くなるケースもある。

具体例には
プリキュア
ZOIDS
トランスフォーマー
デジタルモンスター
ガンダム(世界観そのものが違う場合から数年後の話まで様々。ただし後述の分割二クールのために二期と呼ばれる作品も)
マクロス
遊戯王(DMとGXは章ごと、5D'sはOPごとに二期などと呼ばれる。
      ZEXALはOPごと+IIが存在するのでときどき二期二期OPとか言われる。最近では無印二期やII二期とも)
ジュエルペット
等。

他には『イナズマイレブン』やポケモンのように1つのタイトルでありながらゲーム版の続編発売によるストーリーの変更に伴い2期や3期と呼ばれたケースがある。
  • イナズマイレブン』はゲーム版1・2・3を通して同タイトルだったが、
    『イナズマイレブンGO』はGO2のストーリーに入ると『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン』にタイトルが変わった。
  • ポケモンは第1~第2世代(無印カントー&オレンジ諸島編~ジョウト編)は番組名が一緒、
    第3世代(アドバンスジェネレーション)・第4世代(ダイヤモンド&パール)は世代ごとに変わったが、
    第5世代(ベストウイッシュ)はマイナーチェンジ版発売で初めて途中で番組名が変わった。

ゲーム原作アニメに関してはゲーム本編の発売に伴い新シリーズができるため番組改編時期以外の時期に開始するパターンが起きる。
また、長期アニメに関しては1年毎にシーズン1などの名称がつけられる。こちらは2期に含まれない見方が強い。

具体例は
銀魂
ケロロ軍曹
おじゃる丸など。

ただし、
メジャー
ギャラクシーエンジェル
のようにタイトル変更がなくても一旦終了→再開という流れの作品は普通に1期2期と呼ばれる。

〇2のパターンでよくあること

前述の通り深夜アニメによくみられる。

  • 人気が出たために続編が決まった
この場合は大概が期間を挟まずに放送するケースが多く、ファンと製作者から見たら嬉しいことこのうえない。

しかし、ストックの具合によって放送中断期間が決まったり、映像作品など関連商品の売上が上がるケースもあればその逆もあるので油断は出来ない。

ストックがあって早く再開したパターンでは『とある魔術の禁書目録』や『ひだまりスケッチ』。
逆に『銀魂』のように完全にストック切れを起こし中断したケースもある(ちなみに、銀魂はストックがないのにも関わらず制作会社の事情で放送が再開した)
他にも『けいおん!』の様にストックギリギリで再開しアニメと原作最終回を合わせた例もある。

  • スタッフや制作会社が変わる

スタッフが関係者と揉めたり、他の仕事に追われてしまい関われなくなったことにより起こるケース。

具体例は
涼宮ハルヒの憂鬱
WORKING!!
DOG DAYSなど。
こちらのパターンに関しては深夜アニメ以外もある。

制作会社変更に関しては会社の事情により版権が無くなったなどにより起こる。

具体例は、
フルメタル・パニック!(GONZO京都アニメーション)
ストライクウィッチーズ(同上→AICスピリッツ)
魔法先生ネギま!(XEBEC→シャフト)
一騎当千(J.C.STAFF→アームス→ティー・エヌ・ケー)
ハヤテのごとく!(シナジーSP→J.C.STAFF→マングローブ)など。

特殊なケースではみなみけが該当する(童夢→アスリード→feel.。元々1期と2期は制作会社や作風を変える予定だった)

  • 分割2クール
近年見られるようになったパターン。
メリットとしては、
関係者が休暇や別の仕事に回れる、
再放送や映像作品の販売やイベントがしやすく作品人気の熱が冷めない、
デメリットではヒットしなかった場合に挽回が難しいことや新規アニメ放送枠を使ってしまうこと。

分割2クール形式で、話数が続いているアニメでは、
BLACK LAGOON
Fate/Zero
WHITE ALBUM
戦勇。
など。

逆に2期になると話数が1から仕切りなおしになるものは、
輪廻のラグランジェ
境界線上のホライゾン
君と僕。
荒川アンダー ザ ブリッジ
など。
これらの場合前期・後期と呼ばれることもある。

吉永さん家のガーゴイルは分割2クールで制作するハズだったのに、売上が悪く2クール目が作られなかった珍例。
打ち切りの一種といえる。
なおこれらよりも遥か昔、キャッツ・アイが分割6クールで放送された。

  • 放送局が変わる
00年代前半に結構あったパターン。
衛星放送→地方ローカル局
在京キー局→地方ローカル局等々

具体例には
GIRLSブラボー(フジ→WOWOW)
THE ビッグ・オー(WOWOW→地方ローカル)
超重神グラヴィオン(フジ→地方ローカル)
魔法陣グルグル(ABC発テレ朝→テレ東)
To LOVEる -とらぶる-(TBS→地方ローカル)
僕のヒーローアカデミア(MBS発TBS→ytv発日テレ)

特にGIRLSブラボーはWOWOWでR-15指定され、To LOVEるは地方ローカル局に行った結果規制が緩くなった。


〇その他のパターン
  • 同じストーリーを2回やる
極稀にあるパターン。
正確にはリメイクに当たり、あまり1期2期という分け方では呼ばれず、制作会社名や年度で区別されることが多い。
原作ストックが足りず最初のアニメをほぼ別作品として製作した『鋼の錬金術師』や、
原作ストックが溜まるまで時間がかかった『HUNTER×HUNTER』など、長期連載漫画原作で起きることがある(両者ともストックが溜まったため再アニメ化)。
ハガレンは制作会社や放送局が同じのため1期2期と呼ばれるケースがある。
短い尺に収めるために話のカットや原作改変をしたものの不評で、
その後別会社の手で原作準拠で作り直した『Kanon』や『夜桜四重奏~ヨザクラカルテット~』のような例もある。

  • 10年~それ以上の期間を経て同じタイトルの新作として放送される
以下の作品が該当する。この場合は「○○年版」と呼ばれる。
鉄腕アトム(1963・1980・2003(ASTRO BOY))
鉄人28号(1963・2004)※1980(太陽の使者)・FX・ガオ!は便宜上除く
ゲゲゲの鬼太郎(1968・1971・1985・1996・2007)※ただしこの作品はよく1期2期で分類される
サイボーグ009(1968・1979・2001)
ひみつのアッコちゃん(1969・1988・1998)
オバケのQ太郎(1965・1985) ※1971(新)は便宜上除く
パーマン(1967・1983)
怪物くん(1968・1980)
カリメロ(1974・1992・2013)
キャプテン翼(1983・2001)※1994(J)は便宜上除く


  • 2期以降を作らないと原作のラストまで作れない
漫画やゲーム原作アニメに起きるケース。
原作のラストまで作りたいが1~2クールでは終わらないため行われる処置。
CLANNAD』がその例。
近年では『バクマン。』が同様の処置を取った。
ジョジョに関しては関係者が「映像作品が売れれば続きが作れます」と言っちゃうケースも…
(まぁ、ジョジョは3部以降各章のスパンが長いため放送期間がどうなるかは不明だが…)。

  • 期間がものすごく空いた
去年辺りから起きた現象。
例として
LAST EXILE-銀翼のファム-(8年6ヶ月)
ローゼンメイデン(ヤングジャンプ版。旧シリーズが途中からオリジナルになったため繋がりはない。
           一応オーベルテューレを除けば旧シリーズ終了から7年6ヶ月。ただし制作会社・スタッフが変わった)
エウレカセブンAO(7年)
アクエリオンEVOL(6年9ヶ月)
など

  • 原作二期が始まったからアニメ二期が始まった
金田一少年の事件簿
13年7ヶ月後にアニメ新シリーズ。作画がやや変わったが、全体的な演出を含めた作風は旧シリーズと同じ。


あの作品の2期が楽しみな方は追記・修正お願いします。

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