ナイトメアポリス

登録日:2009/12/25 (金) 00:01:14
更新日:2019/12/24 Tue 20:10:43
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あの時 捕まえ損ねたイレギュラーハンターが
これほどの能力を 持っていたとは……
いでよ、ヴァジュリーラ!マンダレーラ!

概要

ナイトメアポリスとは『ロックマンX3』に登場する組織である。ヴァジュリーラFFとマンダレーラBBの二体により構成される。
名前はそれぞれ仏教(厳密には密教)用語から取られている。だからなのか、二体ともどこか和風なデザイン。
海外版では元ネタが伝わりにくいからか、ヴァジュリーラが『Bit』マンダレーラが『Byte』というやや味気ない名前に変更されている。

それぞれ世界中の優れたレプリロイドを参考に、ドッペルタウンの警備レプリロイドとしてドップラーが開発した。
ドップラーの命令によりエックスを捕獲するため、各地に送り込まれる。

ゲームではボスを2体以上倒すと動き出し、ステージの中間にあるボス部屋にランダムで現れ戦うことになる。
しかも、前作のカウンターハンターと違い、ほぼ強制的に戦闘するハメになるため非常にたちが悪い。
特にヴァジュリーラの方は8大ボスよりも圧倒的に強いため、初見殺しになることうけあいだったり。

部屋に入った時、出現するかどうかは運次第なため、8ステージ回ってもヴァジュリーラとしか遭遇しないなどといった可能性もあり得る。
とは言え多くのプレイヤーは3~4ステージ目でヴァジュリーラ、6~7ステージ目でマンダレーラ出現という展開が多いようなので、全く会わずじまいという事はまず考えにくいが。
またボスを弱点順に辿る場合、バッファリオ→シーフォース→マサイダー…というルートか、マサイダー→ナマズロス→シュリンプァー…というルートなら、最短3ステージ目でも出現したナイトメアポリスと戦う時点でそれぞれの弱点武器を確保しておける。
ステージにフットパーツが置いてあるバッファリオ、アイテム回収に便利な武器を持つマサイダー共に序盤攻略に最適なステージであり、セオリー通り攻略するなら意識せずとも弱点武器は使えるはずである。



ヴァジュリーラFF

黄色いボディに銅鐸型の盾、額には勾玉、飛鳥文化の人みたいな髪型という奇抜な外見のレプリロイド。
手に持ったビームブレード(上記の銅鐸型の盾だという説もあり。だが後述の漫画版では光剣だった)を構えての突進、こちらを追跡するエネルギー弾、
敵を捕縛するリングなど多彩な武器とスピードを活かした戦法でエックスを苦しめる強敵。
ドップラーから「なるべく生け捕りでな」と捕縛命令が出てるくせに「はかせのめいれいだ きえてもらう」とか殺る気満々でかかってくる困った奴。話聞いとんのか。
ゆくえふめいになっていたマックだって最初から「悪いがおまえを捕獲する」とエックスを生け捕りで済ませているというのに、困ったちゃんである。
でも忠実な部下(笑)なんだそうな。

弱点武器はフロストシールドとトライアードサンダー。
ただし、どちらも当てるタイミングに癖があるため、バスターの方が戦いやすい場合もある。
トライアードサンダーならば壁蹴りしつつ待って突進してきた所に当て、フロストシールドならば剣で弾かれないよう、突進してくるヴァジュリーラの下半身を掠めるように「置いておく」使い方、もしくは単純に接近戦で当てていく使い方になる。
どちらかといえばトライアードサンダーの方が初心者向け。

弱点武器で倒すと、「このレプリロイドの特殊能力は……まさか…あの……」と意味深な台詞を言い残す。武器可変システムの事を指しているなら、ロックマンを知っていたのだろうか?
名前の由来は金剛杵(こんごうしょ)の梵名ヴァジュラ。

後の作品『ロックマンゼロ2』ではミュートスレプリロイドの一体、フェニック・マグマニオンの召喚する幻影として登場する。


マンダレーラBB

赤いボディにチョンマゲをした、力士モチーフの巨漢のレプリロイド。態度も武人然としている。
背中には蹄鉄のようなパーツを背負っている。
外見通りパワーを活かしたグルグルパンチや突進攻撃の他に、肩から射出される磁力発生器によりこちらを引き寄せたところをぶん殴るというわりと姑息…否、合理的な戦法を得意とする。

…のだが、一言でいえば 雑魚 である。
「巨体で突進メインのルーチンワーク」という、この時点で倒した8ボス戦で散々見てきた攻撃パターンのせいで、序盤で戦う相方より遥かに対処は楽だったりする。
ここまでに倒してきたであろう弱ボス筆頭のバッファリオやマサイダーですら完全なるパターンボスではないのに、こいつの行動パターンは最後の最後まで完全に同じ事の繰り返し。
攻撃力だけは非常に高いが、そもそも慣れれば一発も食らわない。
しかも磁力弾には触れてもダメージがない上、これまで散々突進メインのボスと戦わされたせいでダッシュ壁蹴りがデフォになってるプレイヤーは磁力弾の仕様に最後まで気づかないまま初見で突破してしまう事すらある。

弱点武器はトルネードファングとレイスプラッシャー。
特にトルネードファングは連続ダメージが入る為、ゴリゴリライフを削れる。

名前の由来は曼荼羅(まんだら)


ゴッドカルマシーン・O・イナリー

ヴァジュリーラとマンダレーラが合体した姿。
8ステージクリアまでに2体のうち片方でも弱点でとどめを刺さなかった場合、ドップラーステージ1で戦うことになる。
変形し腹這いになったマンダレーラの胴体にヴァジュリーラの上半身が生えたような外見をしている。

なお、片方だけ生き残っている場合は、生き残った方が変身する形で登場するが、どの場合でもO・イナリーの性能は変わらない。「敵は一緒にとらせてもらう」と言っており、倒された方の残骸か予備パーツでも組み込んだのだろうか?

ビームブレードからの衝撃波、自由に飛び回ることができる腕でのロケットパンチやつかみ上げによって戦う。
弱点武器はレイスプラッシャーだが、パラスティックボムのチャージならほとんど放置でも撃破できる。

名前の由来は(ゴッド)(カルマ)機械(マシン)稲荷神(おいなり) …ごった煮もいいところである。
しかも双方の長所が合わさり強化されているはずなのだが、見た目的には双方の長所を潰しあうようにして弱体化しているようにしか思えない。
ボルケニオンではない。



……前振りはここまでにして本題に入ろう


漫画版では

ドップラーの命により各地を飛び回り、破壊活動やレプリロイドのイレギュラー化のために暗躍していた。
「一度でも「力」を求めた者は…必ず「力」の魔力に屈服するのだ」とホーネックをそそのかしたのもヴァジュリーラ本人である。

また、その体は自立回路を搭載したウィルスチップ『ワーム』で構成されている。

作中ではイレギュラーハンター支部を襲撃。
エックス不在の中、ゼロ、ホーネック、バッファリオ、マサイダー、タイガードの必死の攻撃を物ともしない圧倒的な強さを見せつける。

思えばこのあたりからすでに後々壊れ始める兆候があったのかもしれない…。
しかし、復活したエックスの底力を目の当たりにし、一時撤退を余儀なくされた。


さらにその後、エックスとゼロに挑戦状を叩きつけ、二人をおびき寄せる。
この時、ゼロの攻撃を受けて破損した箇所のワームがウネウネと蠢いているマンダレーラの姿はかなりトラウマものである。

ドップラーによってさらに強化されたボディはエックスとゼロの合体攻撃ですら傷一つ付けられず、二人はボロボロに痛めつけられた上で捕獲されてしまう。
時に12月24日午後6時、クリスマスイブの事であった。

そして12月25日、キリスト生誕を祝うはずの地球は絶望に包まれていた。
人類の希望エックスとゼロの公開処刑が行われようとしていたのだ。

しかし、処刑台に磔にされた二人の前に我らがエックスの嫁ことマーティが救出のため単身乗り込んできた。

が、すかさずマーティを捕まえセクハラを開始するヴァジュリーラ。

「どこへ行くんだいお嬢さん?」

と、もがくマーティをネチネチいたぶり始める。
鬼畜である。
さらには

「私は 今はじめてレプリロイドであることに感謝しているさ
そう…メカニロイドとは違い 感情をもって造られたことにな
でなければ、絶望のドン底であがいている愚か者を見て 悦に入ることもできんからなぁ〜」

ド外道である。
そしてついに二人の処刑が執行されようとした瞬間



はひ ぁクリメ し//// ,,//ー、
っ ゃ│リぃぇ //// _r''´  :;:;:;l ̄/ ̄`ー、  _
は││っぃぇ (/// /  ;:;:;:;:∠∠_,     Y´  `ヽ
ぁ.││スぃぇ //// >_. ニ-´/⌒ヽ ヽヽ、 /´ ̄ ̄`ヽ}
│はスマぃ∫ |/  ヘ <_;:Y。y;:;ヽ゚_ソ;:;ゝゝ  i _-ー―-、}
│っ ぅ ぁ ∫ |/ / ', / ン´ `>┐r'/    ゝ-ー- ノ
│は !! ぁ   N /  ',/ /⌒ 7  ヒl | |    │l l│
っっ       \ /   .ハ |   |   _Y    r´ ̄ ̄`ヽ
―――――`⌒/    ハイ|    |  //     i ´ ̄ ̄ ̄`i
/////  /     ハ小    |、//     iー――-、ノ
///// ./_r-,-―'ハノ`丶┐Yレ_,-ー´ >-――←、
//// / ̄     -´ ̄ ̄ ̄ ̄/  ̄ ̄ ̄ヽ


彼が壊れた瞬間である。


だが悲しいかな。


ヴァジュリーラ…
レプリロイドに生まれたことを喜んでいたな…
けどな すぐにそれを後悔させてやるよ
レプリロイドゆえに感じる恐れでな

エックスの最期を見せつけようとマーティを破壊しなかったために、寸前でエックスへのパワーアップデータの受け渡しが成功していたのだ。

この後ナイトメアポリスの二人はパワーアップしたエックスによってスクラップ寸前にされた挙げ句、ドップラーによって捨て駒同然に扱われた上でO・イナリーへと変化させられてしまう。
マンダレーラが瀕死のヴァジュリーラを助けてくれるようドップラーに懇願していたり自我が失われる事に恐怖したり、意外に仲間思いで人間臭いヤツだったようだ。

が、それも虚しくたった数コマの後にチャージバスター一撃で消し飛ばされてしまうのだった。
合掌。



このセリフは、漫画界におけるクリスマスを代表する迷台詞として今なお語り草になっており、作者の岩本佳浩先生も毎年クリスマスには書き下ろしのイラストを自身のHPに掲載してネタにしている。
作者としてはアイリスやマーティを描くよりヴァジュリーラを描く方が楽しいらしい。
復刊でのコメントで岩本先生は「あの頃の自分は何かにとり憑かれていたのでしょうか」と振り返っている。

そんな恒例行事も2013年を最後に終了することがHPで明らかとなった。
今までありがとう、僕らのヴァジュリーラ!


…と思ったら2014年も結局登場したよ!ダメよぉーダメダメ!のあの人を突き破って



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はっ、偉大なるドップラー博士のために!!

画像出典:ロックマンX3
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