ウルトラマンゼノン

登録日:2009/09/19 (土) 15:57:49
更新日:2021/07/12 Mon 17:53:16
所要時間:約 4 分で読めます






敵は4機だ、地球を頼む。



円谷プロ制作の特撮作品『ウルトラマンマックス』に登場したウルトラ戦士。

身長:47メートル
体重:3万6千トン
出身:M78星雲のどこか

CV:龍谷修武


ウルトラマンマックスの仲間。マックスとは深い友情で結ばれている。
児童誌によればマックスを上回る戦闘力を持つらしい。
初登場は15話、次の登場は最終話である。

ウルトラマン列伝の公式サイトの紹介によると、文明監視員とは宇宙の様々な文明の進化を見守り、
別の文明と友好関係を結べるかどうか、その文明の動向を見守るのが仕事のようだ。
ついでに地球に滞在経験が無いことも何故か触れられている。

本編での活躍がたった一話のため平成シリーズのキャラではダントツで知名度は低い。逆に言うとレアキャラ。


【能力】


◆ゼノニウムカノン
マックスのマクシウムカノンを上回る威力があるとされている必殺光線。
ゼットンに発射するも、ゼットンシャッターに阻まれ全く通用しなかった。



また、劇中未使用の技もある。



【アイテム】


◆マックスギャラクシー
光線や光剣の威力が飛躍的に高まるアイテム。
ゼットンを倒すべく召喚したが、ゼットンの攻撃で装着を妨害され、結果マックスの腕に装着された。
ウルトラマン列伝』では最初からマックスに授けたように紹介されている。


【武勇伝】


◆VSゼットン
ゼットンの強さに絶体絶命のマックスの前に華麗に参上。
マックスの打撃が全く通じなかったゼットンに格闘でダメージを与えるなど善戦したものの、
予想以上の強さに次第に押され、遂にはパンチで盛大に回転して吹っ飛ぶ等逆にボコられてしまう。
必殺のゼノニウムカノンも完全防御され、「なん……だと……?」と言わんばかりのジェスチャーを見せた。
最大出力のマクシウムカノンですらヒビが入ったのに……。

最も、マックスがエネルギー切れになりかけるまで照射していたのに対し、
ゼノンは5秒くらい撃ってから通じないと見てすぐに中断したため、マクシウムカノンより弱いと考えるのは早計である。

反撃するべく新武器「マックスギャラクシー」を召喚するが、その隙にゼットンからまたもやボコられる。
結局マックスギャラクシーはマックスが装着し、ゼットンも彼が倒してしまった。

この描写、ゼノンがゼットンに対抗するためマックスギャラクシーを召喚するも、ゼットンの攻撃でゼノンが装着できず呼び出されたギャラクシーはマックスに合体。
ゼノンがそのことに振り向いて驚いたように見えた視聴者多数。

後の『ウルトラマン列伝』では、ゼノンは元々マックスにマックスギャラクシーを授けるために来たとフォローされており、
また編集によってゼノンが直接マックスに渡したように見えるようになっている。

一応真面目に言っておくと展開的にゼノンがマックスにマックスギャラクシーを授けたはずなのである。
かつてウルトラマンジャックがセブンからブレスレットを授けた時と同じ様に。
振り向いて驚いた、というよりかはどうなったか心配して振り向いただけではないだろうか。……優しさを失わないでくれ。

エイプリルフールでは、
「ウルトラマンマックスにマックスギャラクシーを託したけど、
やっぱり返してもらえないかナナハチを通じて頼んでみようと思っています」
と言っており、本人的には託したと思っているようだ。……ただ、返してほしいようだが。

その後、マックスに4機の宇宙船(キングジョー)が地球に侵入したことを伝え、早々に帰っていった。
「ウルトラマン45thコレクション」では「彗星のような去り際が渋すぎる」と紹介されていた。物は言いようである。



◆VSギガバーサーク
最終決戦が終わるまで地球のすぐそばでマックスを待ってた。
本来監視対象である文明への干渉は越権行為のはずなので、これ自体は特段責められるようなことではない。
たとえ戦ったところでマックスを確率100%で倒すギガバーサークに勝てるとも思えないが……。


◆VSウルトラマンベリアル
他のウルトラ戦士達と共に迎え撃つも、キックを空振りした上、逆にキックを食らって大開脚で吹っ飛び、倒された。


◆VSダークロプス
光の国に迫る100万体のダークロプス部隊を、他のウルトラ戦士達と共に迎え撃つ。
ただし直接戦った描写は全員揃っての光線照射のみ。



【シリーズでの活躍】


大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE
M78星雲出身なのでマックスと共に登場。
『マックス』本編がM78ワールドの正史と繋がらないので、世界観の関連性は不明。

脱獄したウルトラマンベリアルから光の国の人工太陽を死守するため、他のウルトラ戦士達と共闘した。
が、マックス共々蹴散らされ、光の国凍結に巻き込まれて役目を終えた。終盤助かったけど。
因みにマックスと同じく、今作が映画デビュー作となっている。


ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国
前作同様、マックスと共に登場。
今回の役割は、別次元へ旅立つウルトラマンゼロに光を分け与えるモブトラマンの一人。
終盤では、ベリアル銀河帝国軍が送り込んできたダークロプス軍団を、他の戦士と共に迎え撃っている。

海外組やネオスセブン21等、本作では出演していない連中が多い中、マックスと共に再び出演を果たす。



【余談】

『マックス』作中で、内山まもるの漫画『ザ・ウルトラマン』のメロスを登場させる予定が、
版権の都合で実現しなかったために作られたウルトラマン(一部ではゾフィーの登場が実現しなかったために作られたと言われているが、真偽は不明)。

また、ここまで扱いがぞんざいとなった理由は、メインライター曰く「誰か使うだろうと思ってたら誰も使わなかったから」らしい。
マックスは様々なライターが自由な発想で世界観を築いていく作品ではあるが、それでいいのか。

どことなくメビウスの面影があることからデザインはウルトラマンメビウスのボツデザインを流用したものと書かれた書籍があるが
これはデザイナーの丸山浩氏からツイッター等にてきちんと否定されている。
本当のモチーフ・原案はアンドロ戦士メロスである。

映像作品では散々な言われようの彼だが、とある児童書に連載されていたウルトラマンマックスでは、
他のウルトラ兄弟と共に地球に迫る宇宙人と怪獣の連合軍相手に活躍していた。

ちなみに上述した経緯もあり、非常にセリフが少ない。
マックス本編では「正体不明の宇宙戦闘機が、地球に来ている」「敵は4機だ。地球を頼む」のみである。
他媒体ではもう少しセリフがあるが、それでも相当無口なウルトラ戦士と比べられるレベルで少ないといえる。


2020年4月下旬、欧米スタントマン数名による自撮りパフォーマンスを繋げたリレー動画がSNS上で急速に拡散された。
だがウルトラファン達を驚愕させたのは動画の内容ではなく、リレーのトップバッターを飾ったフランス人男性の部屋に貼られたウルトラマンゼノンのポスターだった。
ウルトラシリーズが海外にも知られているのは周知の事実だが、何故有名どころのマンやセブンではなくマイナーなゼノンなのか。

それもそのはず、この男性こそウルトラマンゼノンのスーツアクター、ケフィ・アブリックその人だったのだ。
噂を聞きつけたスーツアクターの岩田栄慶氏らマックス関係者も動画経由で約15年ぶりにアブリック氏の安否を知り、当時の思い出に花を咲かせたのだった。

この頃からメインライターの小林雄次氏らが「マックス15周年記念、何か動きはないか」と囁き始め、
程なくYouTube円谷公式チャンネルではTV本編が無料配信、墓場の画廊での記念イベント、プレバンではアクリルチャームなどのグッズ展開など、静かな盛り上がりを見せた。

そしてマックス久々の登場となる『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』のPVが配信されると、
マックス本編ぶりに取り上げられた文明監視員の情報やTV本編以来となる中井和哉の登板は大々的に告知された。

……のだが何故かゼノンの情報は一切伝えられなかった。

マックスの相方ポジはリブットのものとなり、誰もがゼノンは公式にも忘れ去られたと思っていた…
SNS等では「親友の危機にどこで何してるんだ」などとも言われていた。

しかし!!









ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀


CV:岩崎諒太

第1章の最終話である3話。
リブットの活躍により、絶体絶命の危機から救われたマックス。
しかし、パワータイマーは点滅してクタクタな状態である上に目の前にはゴーデス細胞で強化されたマガオロチ。
グレートとパワードも別の敵で手一杯、かといってリブット1人で戦わせても勝ち筋が薄いという最悪の状況下。
マックスが召喚してもいないにも関わらず、突如飛来したマックスギャラクシーがマックスのエネルギーを完全回復させた。
その次の瞬間…



「まだ行けるな? マックス!!」

「ああ…勿論だゼノン!!」


親友の危機に、前情報で一切明かされていなかったはずのゼノンが駆け付けた!!
マックスの主題歌BGMをバックに、15年越しのマックスとの本格的な初共闘を前にマックスおよびゼノンファンの多くが感涙と狂喜乱舞の状況となった。

強化されたマガオロチを前に、マックスとリブットと共に互角以上の戦いを繰り広げ、
ゼノニウムカノンでマガオロチに大ダメージを与え、マックスとリブットのトドメに繋げた。
トドメこそ譲ったものの、登場から15年…初の明確な白星を飾った。

なお、上述のように前情報ではゼノンの登場に一切の告知はしておられず(公式サイトのキャラ紹介には、レジェンドと共に配信後に追加された)、
同話に登場したウルトラマンレジェンドと共に配信まで出演を誰も知らなかった完全なサプライズとなった。
OP・EDクレジットともにゼノンはクレジットされておらず、公式サイドからもゼノンはサプライズ要因として認識されていた様子。

なお、本作におけるゼノンの行動だが…
マックスが生きるか死ぬかの絶体絶命の危機に、リブットやゾフィー達が「マックス救出」を最優先に行動していたのに対し、
ゼノンは「マックスなら助かった後に絶対にそのまま戦おうとする」とマックスが助かるという前提で、
回復のためのマックスギャラクシーを持って控えていたとも考えられる。
この辺りから、ゼノンのマックスに対する絶大な信頼が見て取れる。

CV担当の岩崎諒太氏はかいじゅうステップワンダバダのクレロンちゃん役でウルトラファンにもお馴染みの声優だが、
ゼノンの声はクレロンちゃんとは全くイメージが異なるイケボで演じておりパッと聞いただけでは同じ声とは分からないレベル。


追記・修正はゼットンに華麗な延髄斬りを決められる人がお願いします。


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最終更新:2021年07月12日 17:53