モンスターティーチャー

登録日:2012/03/01(木) 12:17:44
更新日:2023/02/13 Mon 12:18:39
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「モンスターティーチャー」とは、非常識な行動、逸脱した指導等を行う教職員のことである。

■概要


ゆとり世代の弊害として産まれたとも言えるモンスターペアレントモンスターチルドレンに続いて自然発生した現代語だが、
実は、あくまで言葉として認識され始めたのが最近に過ぎないだけで、常軌を逸した行動、言動を行う教職員の存在とは、それ以前から度々問題となっていた。

そもそも教職員自体が、

◆大学を卒業して教員免許を取ってそのまま教師になるのが殆どなので、社会的経験に乏しい。

◆相手をするのが子供なので、何も知らないと思い込む。

◆相手の子供とはどうしても世代のズレがあるので認識の違いが大きい。

◆小学校→中学校→高校→大学ときて、また学校に戻ってしまう為、気持ち的には子供のままになってしまう。

◆音楽・美術など専門的な学科を担当する教師は、その道を歩むためにも多大な資金と教育環境を有する者でなければなる事ができず、人員の補充が効き辛い。
余程の不祥事を起こさない限りは学校側が庇い、淫行などの不祥事だと隠蔽されやすい傾向にある。

等で、実は一般社会人より常識が無いままの人々が教師になる事は非常に多く、問題行動や言動等を起こすと言う事例は多かった。

もちろん、教職員の中には立派な方、尊敬すべき方々は沢山いたし、今でも沢山いる。
だが、「教職員=常識があり立派な方」と言う図式が必ずしも成り立たなかったのは、実はかなり昔からあった問題なのだ。
例えば70年代後半辺りでは無気力な学生が「とりあえず先生にでもなる」「先生にしかなれない」と採用枠の増えた教員に相次いでなり、「でもしか先生」という蔑称もあった。


■実際にあった問題行動


◆生徒を一匹二匹と数える。これは実は、中年以上の教職員がオヤジギャグのつもりで言う事がかなり多い。

◆体罰として、理科の実験器具で生徒に電気ショックを与える

◆性教育の時間に自分、もしくは生徒の性器を露出する

◆理科で、「呼吸の大切さを教える」と言い、生徒の一人の鼻と口を塞ぎ、意識を失わせる。意識が戻ったら平然と授業再開

◆低学年の算数で、「八人います。三人殺したら残りは何人?」

◆期末試験で「法に触れずに夫、妻を殺せる方法を書け」

◆気に入った女子生徒を尾行、無意味な家庭訪問を繰り返す。

◆女子生徒に告白してフラれ、その翌日、無実の罪を着せ皆の前でメッタ殴り。

◆女子生徒のブルマ姿を携帯の待ち受けに(盗撮で捕まった模様)。

◆ユニホームのサイズを図ると過剰なボディタッチ。

◆発育検査とか言って男子児童達を下半身裸で並ばせて写真をパチリ。

◆部活で一人が不正をしたから「連帯責任」として全員を全裸で走らせる。

◆生徒の成績表を読み上げる。更に、一人の生徒だけ名指しした後、「これがお前の成績だ」と言い、皆の前で成績表をゴミ箱にポイ。

修学旅行で生徒を置き去りにして、教職員(校長含む)が別ツアーに参加。

◆ワールドカップ観戦で授業は自習。アルバイトだからと休む教職員もいる。

◆教頭試験があるからと自分の勉強を始めて授業は自習。

◆生徒にお金をあげて「テスト採点しといて!」(生徒を金で買収するな)

◆部活で来た生徒達に親戚から預かった子供の面倒を見せ自分は外出。

◆イジメを黙認した挙げ句、その生徒がイジメを苦に自殺したら他の生徒に「変なこと喋るな」と言い聞かせ、己の行動を必死に揉み消そうとする。

◆同僚の教師と不倫の果てに略奪出来婚。旦那は翌年余所の学校に左遷させられていったが、妻の方は妊娠していたため左遷を数年執行猶予してもらったという逸話もあり。
その教師の座右の銘が「李下に冠を正さず」。本人曰く「疑われる行動を取る者は、いくらでも疑ってかかれるんだぞ」というつもりだろうが、自分に特大のブーメランとして刺さっている始末である。

◆問題児集団の学級を担任したにもかかわらず、その任期の途中で自分の出世のために他校へ転任。
担任教師に裏切られた学級は半年もせずに学級崩壊を起こし、「市の合唱コンクールでそのクラスが騒いだためにその学校全体が失格し退場させられる」などの伝説を作り上げた。 

モンスターチルドレン、モンスターペアレントの問題ともまた違い、これらの問題教職員は実はかなり昔からいた。

というのは、ある精神学者によると、人間は抵抗しない弱者(つまりここでは生徒)の上に立つ時、人間は普段より攻撃的性格になり易いからであるらしい。
因みにこれは刑務所の看守による囚人への虐待が問題になった時に提唱された説であるが、教師の生徒への暴行にも言える。
(無論、教師の元々の性格の問題もあるが)


■フィクションにおけるモンスターティーチャー


  • ◆早見姿朗(燃える!お兄さん)
かつて交通事故で死にかけたが、文部省が問題児・国宝憲一矯正のため600万円を掛けてサイボーグ教師に改造した。
授業の回数より体罰を行う回数の方がはるかに多い、憲一たちを臨海学校でわざと遅刻させるためにファミコンテトリスを用意するなど、全国の問題教師代表のような行動を取っており、後に問題となった「用務員差別騒動」も、起こるべくして起こる性格ではあった。
いつの間にか小学校教師に左遷させられていたが体育教師として復帰。しかしその時にはプールの栓をわざと隠すなど卑劣さも変わらなかった。

この高校の教師達は人間性の問題ある者が多い。
劇中に登場した限りでは、ストレス解消の為に持ち物検査等をする等、些細な校則違反でも生徒を退学にする『退学魔女リン』と称される蝶野、成績の悪い生徒を大声で名指しで挙げたり、生徒の持っていたゲームを踏み潰そうとした生活指導の鶴岡、気に入らない生徒に長い髪を切れと命令する体育教師の刈田が挙げられる。
こういう問題のある教師が多いのは、作者の高橋和希氏が中学時代、当時の担任から「喰って、ウンコして、寝るだけで」のウンコ製造機と暴言を吐かれた事がきっかけだと思われる。

劇中で確認しただけでもあいさつに「ございます」を付けなかっただけでバズーカをぶっ放し、持ち物検査を漫画やゲームを私物化するために行い*1、朝礼で「ワガハイは偉いよねぇ~」と延々と祟りのように何時間も繰り返す、校長室の自分の顔を模した銅像や壺*2にやたら金をかけるなど、とても教師とは思えぬ所業。

実際にこの学校には他に教師はいないため、授業は一切やっていないとの事である。後に3人登場したが、給料はわずか200円しか出していないとの事。教師だけでなく上司としてのモンスターっぷりも兼ね備えている。
もっとも、学校のシーンがほとんど描かれないのだが…

モンぺ、モンチルの問題と共にやっと表層化してきた。
かつて20年以上前に問題教師に指導されてきた人間が教師になった際、自分たちのコピーを縮小再生産する教師に成り下がっているのも皮肉ではあるが…
これらの問題が、これを期として見直される事を祈りつつ追記・修正お願いします。

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最終更新:2023年02月13日 12:18

*1 持参しなかったら怒る。

*2 壺1つに8億円かけたとの事。生徒に「悪趣味な部屋」「すごい無駄遣い」とコメントされた。