登録日:2011/08/24(水) 13:51:15
更新日:2025/06/01 Sun 13:17:06
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「ぼくら」シリーズとは、1985年に角川文庫から出版された『ぼくらの七日間戦争』を始めとする小説シリーズ。
著者は『未知海域』で直木賞候補になった宗田理。
他にも「新・ぼくら」シリーズ、「横浜開港編」といった登場人物を刷新した別シリーズもあるので、
ここでは最初に刊行された「ぼくら」シリーズについてのみ書く。
概要
中学生編11冊、高校生編18冊、青年編(大学・浪人生~教師初期)4冊、教師編4冊、番外編1冊の全38冊(教師編4冊のみ徳間書店)が出版されている。
また、その後、2009年から刊行が始まった「角川つばさ文庫」版では、過去の作品の再販以外に新しく中学生編が7冊刊行されている(2015年4月現在)。
本来は大人向けに書かれた作品だったが、狙った層ではなかった当時の中高生の間で大ヒットした。
二度映画化されていて、宮沢りえが初主演を務めた作品と言えば思い当たる方もいるのでは?
宮沢りえが戦車の傍らに立っているポスターを見かけた人もいるんじゃないかな?
基本的には、主人公たちが卑怯な大人に悪戯を仕掛けていたら、メンバーの誰かが何かしらの事件に巻き込まれ(自ら首を突っ込むことも多々あるが)、
それを仲間で助け合って解決……のパターンが多い。
その悪戯一つとっても、
「一日一回(正論なので誰も咎められない、捻くれた)いいことをする」(天使
ゲーム)とか「卒業式で『仰げば尊し』の
替え歌『ハゲれば尊し』を合唱」(最終戦争)などのまだ可愛いものから、
「一週間廃工場に立てこもる」(七日間戦争)、
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なお七日間戦争では他にも大人が知らない所で… |
「柿沼誘拐事件で独自に(こっそり工場から抜け出して)犯人を追跡し救出に成功するも、誘拐犯に同情して身代金狂言誘拐を実行(なお柿沼は身代金がぼくら経由で犯人に渡された後公式に解放され、その後親を振り切って工場へ)」
「市長・校長らの密談をゲリララジオで実況生中継し、盗聴の罪を自分達の味方である女性教師を色々な意味で追い詰めようとする体罰体育教師に被せ翌日工場への最終突入を控えた教師陣の戦力をも削ぎ、本編終了後学校から追い出されるように誘導する」。
という善行…というか義賊かダークヒーローの如き事にも手を出していたなお前者はバレてたら学生活動レベルではない事態になっていた所業なせいか(盗聴ラジオ案件の方は最終日に教師陣から追及されるもスルーした)、実写映画版ではオールカットされた。
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「島全体を使ってヤクザを攻撃&拉致」(秘島探検隊/南の島戦争)といったシャレで済まないものまでレパートリーは幅広い。
え? そんなことばかりして無事で済むのかって?
何回かはメンバーがガチで死にかけた
それでも誰も反省しない辺り、図太いというか反骨精神の塊というか……。
ちなみに、高校生編を時系列で追ってみると、どう計算しても高校生活が5年間になるのはご愛嬌。
子供たちを主役に据えた痛快小説である反面、七日間戦争の次に最初に関わった事件が強姦殺人だったり(上記のように最初は大人向けに書かれた作品のため)、親しい人が何人も死んだりと、
社会風刺も多分に含んだメッセージ性の強い小説でもある。
正直今見ると若干左翼的な感じが鼻につくが、まあ年代的に仕方がないだろう。
七日間戦争のモデルが「学生運動」「全共闘」 って時点でその辺はまあお察しだが。
ていうか作中で全共闘って言われてるし。
新たな中学生編のエピソードが追加されている角川つばさ文庫版でも、現代の読者が話に入り込めるようにするため、
ブラック企業問題や、
モンスターペアレントに悩まされている教師など、現在の世相を反映している。
アニヲタ的なことを言えば、中高生からの圧倒的な支持や読みやすい文体、子供が主役の爽やかなストーリー等から、
当時発展途上だった
ライトノベル業界に少なくない影響を与えたことが挙げられるだろう。
そしてもう一つ、このシリーズを語る上で欠かせないのが、
謎に包まれた過去を持つ元軍人や
母性溢れる悪戯っ娘、
英語ペラペラ帰国老女など、
多種多様なニーズに応えた老人方の存在だ。
間違ってもコイツと同じ種族ではないし、
ロリババアでもない。
「腐った大人に立ち向かう子供たち」の物語である以上、親も含めて大人が味方に成りにくいのだが、
この作中屈指の萌えキャラである彼らは、何と子供たちと一緒に悪戯を楽しんでいるのだ。何てお茶目な老人だ。
しかも、彼らのうちの一人に至っては、ヌードシーンまで用意されているというヒロインっぷり。
今日のオカズは全身にお経を書き込んだ老女の裸体に決定だ。
元々は第2巻「ぼくらの天使
ゲーム」にて、子どもたちが潰れかけの
幼稚園の敷地を使い、
家で邪魔者扱いされる徘徊老人が平和に暮らせる
「老稚園」を作ったことで、このヒロインズが生まれたのだ。
一応言っておくが、
当時としてはすごく斬新な発想だったのである。
逆に言うと、彼らも大人に虐げられた存在であることには違いないということ。
なお、シリーズ外の作品として『皆殺しツアーにご招待』『殺人コンテスト』『救急ゴロゴロファイブ』『少年鏖団』などの作品があるが、
いずれの作品にも「欲をかいた若者がババアに出し抜かれる」シーンが描かれている。
実は作者が描きたかったのは子供たちではなく、このババア達だったのかもしれない。
つい最近、ポプラ社から新装カバーになって再出版された。扉絵の女の子たちは中々可愛いので、是非一度書店などで眺めていただきたい。
また、角川つばさ文庫版でははしもとしんにより、対象層や描き手の画風に合わせて童顔系になったメインキャラのキャライラストが追加されている。
主な登場人物
なお、原作では全ての子供たちを主人公として扱っているが、分かりづらいのでここでは一人のみにする。
この物語の主人公。中高とサッカー部に所属。
大抵の悪戯の発案者は彼であり、作中では天才とまで言われた。
柿沼直樹とは同じ病院で同じ日に生まれた
幼なじみだが、その設定が活かされた描写はあまりない。
橋口純子というカワイコちゃんと両思いという、我々からすれば血涙ものの
リア充だったが、別の少女に目移りしてしまったダメな奴。
とは言っても
漢であるのも確かで、常に前線で行動して仲間のピンチには誰よりも早く辿り着こうとする。
一浪したあとは、中学社会科の教師になった。
実写映画化した際の俳優さんの名前は「菊池」。惜しい。
英治の一番の親友で、両親は学習塾を営む元
日大全共闘。
悪戯の発案が英治なら、それを洗練したのちに実行に移すのが彼。
クラス全体を巻き込む悪戯を実行に移す行動力と、誰一人として離反者を出さないカリスマ、仲間内で一番の戦闘能力など、どう見てもコイツが主人公。つばさ文庫版では人物紹介で「リーダー」と明言されている。
でも扱い的には英治が主人公。
可愛い後輩に
お兄さんになってくださいと言われたり、女子校の美少女といい雰囲気になったりして、最後にはその後輩と結婚した。相原もげろ
アメリカの大学に進学したのち、ジャーナリストとしてアジア特派員となった。
実は映画版2作目には登場していない。相棒なのに……。
メインヒロイン。ポプラ社版のイラストは黒髪美少女で、可愛い。つばさ文庫版では元気系な茶髪女子。
実写映画版の一つで、若き日の宮沢りえが演じたことでも知られる。
料亭玉すだれという大きな店の一人娘。
ぶっちゃけ、彼女こそ純子から英治を寝取った張本人(英治が勝手に惚れただけだが)。
中学生編のラストで、ほぼ羞恥プレイな告白を英治にされたのだが明確に返事を返した描写もなく、高校生編では何故か大学生と付き合っていたりしたビッ(ry。
まあ、なんやかんやで最終的には入籍したが。
映画版では当時中学生だった宮沢りえが演じている。
この作品の
真ヒロイン。ポプラ(ryではショートのオレンジ髪で描かれていてかなり可愛く、つばさ文庫版は小柄な黒髪プチツインテール。
来々軒という
中華料理屋の娘で、7人の兄弟姉妹の一番上。それゆえ面倒見がよくおおらかな性格。
ちなみに彼女含め女性陣は最初「七日間戦争」では戦力外とされていたのだが、彼女達自身の申し出により立て籠る男性陣を陰日向に助ける外部支援者役に割り振られている。
英治のことを英ちゃんと呼ぶ、周囲公認のカップルのような関係だったが、英治の心変わりを敏感に察知してからはその呼び方は封印されてしまった。
日比野と付き合い結婚もしたが、立て主的には英治と結ばれてほしかった。
安永の嫁。ポプ(ryは
黒髪ロングで、クールビューティな雰囲気だったり、つばさ文庫版ではワイルドそうでオレンジ髪なスケバン系だったり、かと思えば弾ける笑顔だったり……要するに可愛い。
堀場建設の社長令嬢だが、汚い手口で金儲けする両親に反発していて、グレてスケバンになっている。特技は股関蹴り。
安永とはかなり早くから甘々な仲で、普段男勝りな彼女も安永の前ではデレる。おい安永そこ代われ
父が贈賄してたり父が自首したり父が殺されかけたりとブラックな家庭だが、嫌いだった父が更正したあとは親子仲は良好。
つまり、父親限定の
ツンデレ。おいオヤジそこ代わ……でも逮捕は……それでも代われ
高卒後はミラノに留学。デザイナーになった。
一つ年下の後輩で、彼らが生徒救済と金儲けを兼ねて作った組織、『アンポ・クラブ』に相談したことで知り合った。
ポ(ry、髪を左右で結んで小さくて……やっぱ可愛い。
ちなみに件の相談内容は、父親が大泥棒だから止めさせて、というもの。中学の先輩に相談するべきことでないのだけはたしか。
メンバーでは相原に一番懐き、何とラブレターまで出した。相原もげろ
以下全文(なお、句点がないところには
ハートが入る)
相原先輩が好きです 好き 好き 好き 好き 好き 好き
何度言っても、言い足りないくらい大好きです。
私にも、こんなお兄さんがいたらなんでも相談できてどんなにいいかしら。
無理なおねがいですけど、私のお兄さんになってください。
いやならしかたありません。あきらめます。
でも、そんなことには決してなりませんよね。
お返事ください。
二十年近く前に妹萌えに辿り着いた宗田さんマジ偉大。そして相原もげろ。
後半から
空気と化したが、想いはちゃんと報われた。
通訳になっている。
メンバー一の苦労人。
父は酒飲みのギャンブル好きなマダオで、さらには事故で働けなくなるという役立たず。そんな父の代わりに年齢を偽ってバイトしたり、中卒で就職したり。
だが久美子という嫁がいるので、紛うことない勝ち組。
初っ端から誘拐された、キザでプレイボーイな英治の
幼なじみ。
産婦人科医院の息子で、自身も医者になることを諦め半分で受け入れている。
とある先輩の堕胎手術を頼む際、親には知られたくないという先輩の願いを叶えるために、
自分が孕ましたと言ってのけた漢(しかも当時中1)。
ちなみに、言った後で母さんに二度もぶたれた。
愛すべき
デブ。食事好きが高じてイタリアンレストランで働く様になり、そこから作者の別シリーズ『2年A組探偵局』にも出張し、そっちの主役な中2コンビと交友関係を持つように。
料理修行中のフィレンツェで美少女ルチアに一目惚れしてしまい、それがきっかけで
ヤバイ目に遭う巻き込まれ系のデブ。
ルチアとは結ばれなかったが、後に純子に告って成功。さらに、フィレンツェの店にルチアがお忍びで来る、本妻と現地妻を抱える
リア充デブ。
彼の作るボンゴレビヤンコは絶品だが、何故かみんなボンゴレしか頼んでくれないので不満を持っている。
プロレス好き高じて実況大好きになったアナウンサー志願者。
廃工場立てこもり時にはゲリラ
ラジオのDJとして活躍したが、工場最後の日には乗り過ぎて侵攻してくる大人たちに対し猪木のテーマ曲を
BGMとして掛け、逆に戦意を増させてしまった。
以降も事あるごとに実況の腕前を見せている。
『七日間戦争』のみ名前が「司郎」となっている。
英治達が立てこもった工場に住んでいたホームレスの老人。
元・大日本帝国軍の軍人で、戦争の折に左手の指を4本失いつつも生き残った生命力の持ち主。
英治たちに戦い方を指南したり、老人ならではの知恵を授けたりして英治達から慕われていた。シリーズ途中で死去する。
その際には本名が「瀬沼」であること、20年ほど前に生き別れた実子がいたことが明らかになった。
矢場からは亡き父親を重ねられていた。同時に自身も矢場を息子のように思っており、遺書を彼に託していた。
柿沼誘拐事件を知った工場組がゲリララジオであえて立てこもりを告白した後、親や教師一同と時を同じくして工場へと取材に来たTV局のレポーター。
当初は芸能レポーターで、『ヤバイサム』という異名で芸能人を恐れさせていた経歴を持つ。
それは英治や相原達も知っていて、『七日間戦争』では英治達にしてやられる大人の一人であった。
しかし『ぼくらの大冒険』あたりで行動を共にしたことで、自分達のやりたいことをやれる英治達が眩しく見えたらしく、
無くしていた童心を取り戻した。これ以後は単なる芸能レポーターから脱却に成功し、政治的話題にも果敢に挑んでいった
作中、老人以外の大人でほぼ唯一、立場を敵から英治達の理解者に転じ、中学、高校、大学と年月と共に成長していく彼らを見守っている。
物語開始時には既婚者であったが、彼が妻を顧みないで仕事に没頭したために離婚に至った。
だが、英治達と出会ってから数年後に若く美人な後妻をゲットし、円満な結婚生活を手に入れた。
瀬川を亡き父親に重ねていたようで、彼の遺書を受け取っていた。
日比野の働くレストラン「フィレンツェ」の常連で、「2A探偵局」として活躍する中学2年生の2人組。元々は『2年A組探偵局』シリーズの主役で、探偵局所長を務める少女・有季と、名字の読みから「アッシー」と呼ばれる少年・貢のコンビ。
「ぼくら」シリーズ本編では日比野を通じて高校生な「ぼくら」と出会ったが、つばさ文庫版では小学生時代から中学生の「ぼくら」と知り合っている。
なお『2年A組探偵局』シリーズの方は「ぼくら」と違って時間が進んでいないので、「ぼくら」組が大人になった時代2人がどうしているかは不明。
全員は書けなかったが、興味が出た方は是非読んでほしい。
つらい追記もありました
楽しい修正もありました
あっという間に一年過ぎて
すてきな項目になりました
- これ中学生の頃、読み漁った記憶が。「七日間戦争」は、未だに忘れられないし、何よりコイツらの起こす騒動を見てるだけで楽しかった。けど、少し思い返すと何気に左翼がかってた……? -- 名無しさん (2014-04-24 02:38:24)
- 作者がどうかはわからないが…当時は左翼ぶったことを書くのが当たり前でしたから。というか右左の問題以前に、日本叩きのネタ見つけてくるのがカッコイイっていう時代でした。今なら違う書き方になってるかもね。 -- 名無しさん (2014-04-24 12:15:39)
- 角川の女の子のイラストも悪くない -- 名無しさん (2014-04-30 14:14:12)
- ↑3 そもそも「七日間戦争」のモデルが全共闘って時点で…。 -- 名無しさん (2014-04-30 14:20:19)
- 中学・高校生時代に読んだから素直に楽しめたんだろうな。今読み返すと思想が…とか色々考えてしまう。それでも自分にとって大切な思い出のシリーズ -- 名無しさん (2014-06-17 21:02:51)
- 今読むとほんと左翼的だよな。反抗期の中高生時代との親和性が高い -- 名無しさん (2014-11-02 22:08:20)
- 映画版だとその辺の左翼臭さがだいぶ薄まってはいた。まあ今は読み返せんな -- 名無しさん (2014-11-02 22:28:39)
- 奇しくもアサヒルやらウジテレビやら嫌韓やらの流れになってきた近年の世相と再びマッチして来てる……のかな まぁ元々時代を問わずちょっと「ヒネた」年頃の中高生はハマるもんだとは思うが -- 名無しさん (2015-01-24 22:00:23)
- 今読むとどうしても左翼思想とネタの古さが気になるな。それでも爽快で面白いことは変わりないんだが -- 名無しさん (2015-02-06 12:52:59)
- イタズラの発案者って英治だっけ?だいたい相原が提案して英治がそれに乗っかるって形だったと思うんだが -- 名無しさん (2015-04-16 18:27:09)
- 何か似たタイトル小説があったなぁ -- 名無しさん (2015-04-16 18:37:45)
- ↑「新・ぼくらの円卓の騎士」とか「ぼくらの○○教師」は後続シリーズだが 関係ない奴だと「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」とかかな? -- 名無しさん (2015-04-16 18:57:47)
- 相田理さんは御年米寿。若々しい文体でも還暦前後の時代に執筆なさったのでしょう。 -- 名無しさん (2015-04-16 19:34:59)
- まだまだ紹介したいメンバーもいるが、人数多すぎるから仕方ないんだよなぁ・・・・・中尾とか宇野とか天野とか沙織とか、みんないいキャラしてたよ -- 名無しさん (2015-11-20 23:29:50)
- こうして記事を読むと懐かしい友人に再会した気分になるよ -- 名無しさん (2015-11-20 23:51:01)
- 内容読み返したら確かに左翼っぽいんだけど、あの時感じた爽快感とかが胸の中でずっとのこってるっていうか……読みかえそうかな -- 名無しさん (2015-12-12 21:43:12)
- ホント初期の初期、7日間戦争にしか出てないちょいキャラが後から出たのはなんとなく嬉しかった -- 名無しさん (2016-05-01 23:24:06)
- たしか、中学時代に救った女の子が高校時代に事故で亡くなるんだよな……。デスマッチで教師も死んじゃうし、何気に死生観がドライだったのがい印象深い。 -- 名無しさん (2016-05-01 23:39:15)
- 「七日間戦争」ラストで「安田講堂」を聞いたときは純粋に共感したけど、後で東大全共闘関係者の「外部の大人・他大学生などの干渉」や「もし彼らと協力できていたら」って愚痴や外野の介入者の「全共闘は駄目だったな」的勝手な感想を読んで、「しがらみない子供かつ一時的だからできたんだなあ」って現実との差を実感したよ…。ていうか「日大OB」親じゃなかったら成立してなかったよ。 -- 名無しさん (2016-11-18 15:29:40)
- クラスでマイノリティだった自分としては、七日間戦争で、絶対に、いじめられたくないから、参加したくないのに参加してるクラスメイトとかいるんだろうなと思ってしまった -- 名無しさん (2016-11-18 15:51:34)
- 7日間戦争はボロボロになるまで読んだなあ。中学一年生だった自分に漫画以外の本を読む楽しさを教えてくれた思い出の小説です -- 名無しさん (2016-11-18 19:17:46)
- 両親の過去云々全カットってのは単純に時代が古くなって今の小中学生がついていけなくなるとかが理由なんじゃないかな…思想問題もあるかもしれんけど -- 名無しさん (2016-12-14 17:10:08)
- 宇野君と絵上手いやつ好き 相原はもげてろ -- 名無しさん (2019-02-21 06:25:06)
- アニメ映画の予告編に原作厨が沸いていたけど、そもそも実写映画版も原作とはかなり違うし、原作も思想的に全共闘時代を引き摺ってるし、「メディアの違いを理解せよ!」と言ってやりたいよ。 -- 名無しさん (2019-11-14 06:52:37)
- ぼ く ら の -- 名無しさん (2019-11-14 07:13:29)
- 全共闘ノスタルジー作品だよなあ。ヘルメット被ってマスクして鉄パイプもって・・・ -- 名無しさん (2019-11-14 08:00:33)
- ぼくらので検索するとたまに引っ掛かるから名前だけ知ってるなあ。中高生の時読んでたらきっとハマってた。 -- 名無しさん (2020-11-26 18:26:08)
- 「大脱走」→「恐怖ゾーン」の展開がきつい…。親のせいで離島施設に追い出された子供を助けても、居場所が無いから不良化され(就職した組はまだいいが)、結局ある少女が刹那的人生から死ぬってね…。ぼくらがもう少しアフターケアまで出来ればってのはちょいと酷だが。 -- 名無しさん (2022-05-02 17:16:05)
- 10年以上前に読んだ時は主人公たちと同じ年代だったから共感してたけど、成人した今となっては教師たちの方が言ってる事まともだしあそこまで辱められるいわれはなくない?と違和感があった。それに加えて全共闘時代の肯定ともとれる描写が問題だと感じた。あんなのやってたら当然社会問題になって警察だって動くのにね。相原の両親もあんなことやってた設定ならガチのテロリストだし、それに感化されてる息子もやべーし…。大人になって考え方も変わったし知識も増えたことでこの本のやばさが一気に分かるようになってしまった。 -- 名無しさん (2024-01-04 14:15:20)
- 4月8日に宗田理先生が死去。ご冥福をお祈りします -- 名無しさん (2024-04-16 13:50:35)
- ↑2 そういう時代を生きた人が書いた作品だしある程度はしょうがない 読者層的にアナーキーな作風の方が受けるっていうのもあるだろうし -- 名無しさん (2024-04-16 15:41:43)
- 年代的に読者層が全共闘や学生運動をよく知らないって時期なのが大きいと思う。現代だとネットリテラシーに近い考えの有無で大分読み方が変わるけど、当時でもこれらの知識の有無で大分印象が違う。 -- 名無しさん (2024-10-09 10:28:38)
最終更新:2025年06月01日 13:17