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シェルミー(KOF)

登録日:2015/02/19 Thu 23:29:04
更新日:2026/09/28 Mon 19:08:16
所要時間:約 6 分で読めます





「人が見てると、燃えるわね~!」


シェルミーとは『THE KING OF FIGHTERS'97』で初登場したキャラクターである。
ニューフェイスチームの一員かつ、オロチ八傑集の中のオロチ四天王の一員。



【プロフィール】


格闘スタイル
主に投げが中心(ブリッジは得意)
出身地
フランス
誕生日
2月13日
年齢
21歳
身長
173cm
体重
68kg
血液型
B型
スリーサイズ
B92・W63・H87(『KOF』シリーズ)
B92・W63・H90(『NBC』)
趣味
バンド、仏映画鑑賞、ハムスターの飼育
好きな食べ物
魚(特に光りもの)、納豆巻き、牛丼屋の朝定
大切なもの
パソコン、ハムスター(名前は「あちゅ」と「うるり」)
嫌いなもの
セロリ、高校野球
得意スポーツ
フィギュアスケート
キャッチコピー
「挑発する微笑」(『'98』)
「妖姿媚態」(『XV』)
「絶大な力を秘めた魅惑の妖女」(『NBC』)
担当声優
西川葉月(『2002』までの各種ゲーム等)
瀬戸英里奈(『SNKヒロインズ』、『XV』)



【概要】


『KOF'97』にて「ニューフェイスチーム」として初登場した女性(『2002』では同チームの初出が『'97』にもかかわらず「KOF'98チーム」として扱われているのはご愛嬌)。

フランス出身だが現在は日本在住で、普段はチームメイトでもある七枷社、クリスと結成したバンド「C.Y.S.」でキーボードを担当している。
ただしバンド活動はあくまで副業のようで、ファッションデザイナーとしても働いている。

正真正銘のフランス人なのにプロフィールの要所要所(特に好きな食べ物)はやたらと所帯じみており、どうもすっかり日本に馴染みきっている。

社の誘いで「KOF」への参加を決意したものの既に予選が終了していたため、社の発案でシードチームとの果し合いの末に招待状を強奪。
彼女は「結構いかつい男」を相手にしたらしく、『'98UM』の描写も含めるとブライアン・バトラーを倒したと思われる。





※以下ネタバレにつき注意










「降りてきなさい……」







その正体は地球意思オロチの眷属・オロチ八傑集の一人「荒れ狂う稲光のシェルミー」。
八尺瓊一族によって封印を解かれたオロチ八傑集の1人が、660年の間転生を繰り返し現代に生を受けた姿である。
八傑集の中でも特に強い力を持ったオロチ四天王の一角であり、「雷」の力を司る。

『'97』の中ボスとしてプレイヤーキャラクターの前に立ち塞がる「オロチチーム」の副将であり、「雷」の力を操り、その力を駆使した飛び道具による遠距離戦を得意とする。
こちらのシェルミーは一般的に「裏シェルミー」と呼ばれ、それに対応する形で通常バージョンの方も「表シェルミー」として区別される。
ニュートラルポーズも変化し、比較的オーソドックスな格闘技の構えであった表シェルミーとは異なり、両手をだらりと下げて悠然と立ちながらも、時折深呼吸する(あるいは落ちてくる雷を迎え入れる)かのように天に掲げた両手をゆっくり下ろす動作が挟まるものになっている。
ちなみに、二つ名の元ネタは他の四天王と同様にアニソン関係で、彼女のものは「ルパン三世のテーマ」の2番の歌詞から。

プロフィールも表シェルミーと別に用意されており、格闘スタイルは「オロチの力、その中で主に雷の力を使用」、その他の項目は全て「不明」となっている。

設定上は「効率良く精神力を集めるため肉体と精神を分離させ、片方はニューフェイスチーム、もう片方はオロチチームとして行動していた」とされており、表シェルミーと裏シェルミーは分身的な存在なのだが、ゲームの仕様上同じチームに入れることは不可能。
『KOF XV』では「オロチシェルミー」名義となり、通常のシェルミーとは完全に別キャラとなったことで社同士で同じチームを組めるようになった。

その目的は「KOF」を利用し、格闘家の闘志や観客の熱狂といった膨大な感情のエネルギー・精神力を集め、オロチを復活させること。
前大会で同じくオロチ八傑集であるゲーニッツが倒れたことで行動を開始した。



【人物】


割と普通な大人の女性だが、性格は軽い。
挑発を行うと、「KOF」の試合中だというのに携帯電話を取り出して友達に電話したり、京やK'と言ったイケメンとの対戦前・対戦後では露骨に声色が変わる。
得意とする投げ技も、太ももで挟んだり胸を強調したりするもの。
『2002』からは技名もイヤンなものに。
「濡れちゃったぁ。あ・せ・で」を筆頭にエロいボイスに定評があるが、「やしろつよ~い!」「くりちゅかわいい~!」などどうかしてしまったボイスも見られる。
『KOF』シリーズ特有のキャラ性変化の被害者の一人とも言えるかもしれない……。

しかし、その本質はあくまで人類を滅ぼすことを目的とするオロチ一族。
本性を現すと言動は冷徹そのものになり、いつもの掴みどころのない明るい口調から一変、声色まで冷たさを感じさせる低いものに変貌する。
「人間などゴミのようなもの」としか思っておらず、キム、アテナ、メイと言った正義の味方キャラには「善? 悪? それが何? そうして自分達の罪には目をつぶるのね」とまで言っている。
普段のふわふわした愛嬌のあるイメージはあくまで表向きのものということである。にしては上記のようにノリノリだが。



【その他の設定】


『KOFキャラクターズ』のQ&A(101頁)によれば、デザイナーとしてはヒラ社員であり個人ブランドを持っているわけではないが、他の社員から一目置かれる程度には人気を得ているとのこと。

嫌いなものに挙げている高校野球については、「投手ばかりがモテるから」というやけに生々しい理由が明かされている。

更に「セロリが好きな人とはやっていける気がしない」と断言するほどにセロリ嫌い。



【デザイン】


長い茶髪を、うなじの部分から二又に分かれるように纏めた女性。
目元は長めの前髪で常に隠れており、その下の瞳は社やクリスも見たことがないとのこと。
彼女がそこまでして目元を隠しているのは、『'97 テクニカルマニュアル』のキャラクター紹介(20頁)によれば瞳の奥に宿る強い殺意を隠すためであり、『KOFキャラクターズ』のQ&A(101頁)でも「目に本能が現れているので、なるべくそれを悟られないようにするため」と語られている。

前述のようにキーボーディストであると同時にファッションデザイナーでもあるため、衣装は自分でデザインしたもの。
『KOF』のキャラクターの中ではアンヘルと並ぶ巨乳を惜しげもなく強調するレオタードの上に、長袖の上着と太ももが見えるミニスカートという非常に扇情的なスタイルである。
「おおむね大好評よ♪」
そんな服装ながら、不知火舞やアンヘルの服装にはツッコミを入れている。
また、社の特徴的な服装も彼女がデザインしている。

『'98』のエンディングでは、ゲーニッツも身に着けているオロチ八傑集としての正装を着た姿を見せており、設定上は八傑集全員にそれぞれデザインの細部が異なる正装が存在している。
シェルミーの正装は、上着が太腿にかかる程度の丈になっており、首元にクラバット(「ヒラヒラ」の正式名とされているものの正確には若干違うアレ)を着け、膝上丈のタイトスカートを履いている。

裏シェルミーについては、『2002』までは服装自体は表シェルミーと共通であり、カラーリングのみワインレッドを基調にしたものに変化している。
『2002』と『2002UM』では肌の色が表シェルミーより若干浅黒い。
また、服の色のみ変化している社やクリスとは異なり髪の色も葡萄色に変化しているが、『2002』と『2002UM』のみ表シェルミーと同じ茶髪に変更されている。
『XV』の「オロチシェルミー」は前述のオロチ八傑集としての正装を着た姿だが、クラバットがオミットされていたり、ケープが側面に切れ込みが入ったような形になっているなど『'98』の設定画からアレンジが加えられており、カラーリングもゲーニッツとは違いワインレッドに紫の縁取りとなっている。
また、『2002』までを踏襲した「表シェルミーの衣装をワインレッド基調のカラーリングに変えた色違い衣装」もエクストラコスチュームとして用意されている。



【作中での活躍】


  • 『KOF'97』
オロチ復活の精神力を集めるため、裏の姿でプレイヤーチームに挑む。
プレイヤーチームがニューフェイスチームかオロチチームでも、中ボスはオロチチームで、個人を肉体(プレイヤーチーム)と精神(オロチチーム)に分け、オロチ復活のための準備をしていた。
覚醒のための大詰めとして対戦し勝利すると、裏クリスにオロチが乗り移り、完全な覚醒のためにオロチと戦う事となる。
しかし勝利するとオロチは何も語らなくなり、完全な覚醒には至らなかった。
考えられる最後の手段として社は二人を殺害し、最後に自らの命を捧げる事によってオロチは完全に覚醒をする。

他の二人と同様に登場した作品で死んでしまった。
リーダー格の裏社やオロチの触媒となった裏クリスと比べると存在感に欠けるが、嫌でも谷間が存在感を放っていた。


  • 『KOF'98』/『KOF'98UM』
ストーリーなしのお祭り作品なので参戦。
インタビューは赤毛にキレてる社、可愛げはあるがあまり答えてないクリスと比べると真剣に答えている部類。
組むなら投げキャラチームと言う事で大門とクラーク、戦いたい相手は惹かれるところがあるので紅丸とのこと。
特殊エンディングはマチュアとバイスでオロチ女性チーム。


  • 『KOF2000』
アナザーストライカーに登場。
怒チームの面々がオロチ四天王に対応しており、彼女はクラークのアナザーストライカー。
さりげなく服は黄色になっている。
死んでいるために、他の死人と同様に退場時は消滅する。例外も居るが……。


  • 『KOF2002』/『KOF2002UM』
再びお祭りなので参戦。
分かりにくいが、ドット絵が太くむちむちに描き直されている。
社やクリスの反応も、「パツンパツンだな」「シェルミー、太った?」と言うもの。
技名が露骨になったり、台詞が大きく変わっていったのも本作から。
路線が修正されたK'や山崎と異なり、彼女は特に変化を受けてない。
『2002UM』での特殊エンディングはアンヘル、舞でグラマラスチーム。一枚絵もエロい。傍から見れば痴女集団である。


  • 『KOF XIII』
オロチの封印が解かれたためか、彼女も再登場。
しかしクリス共々背景キャラなので、深く考えていいのかどうか曖昧だったが……。


  • 『KOF XV』
久々にプレイアブル化。
表が通常キャラ、裏がDLCキャラとなり、それぞれが完全に別ユニットになった。
オロチや他の四天王共々バースに魂を取り込まれていたが、そのバースが倒されたため解放され意図せず蘇生した。
EDでは表だと三種の神器チームを倒したのに現状はオロチ一族の使命よりもバンド活動やプロレス雑誌、イケメン漁りにご執心である事をクリスに咎められていた。
裏では三種の神器チームを倒し、オトラ・マガを倒した時に得たエネルギーを使い遂にオロチ一族の悲願である人類滅亡を成功させるもの、喜んでいるクリスとは対照的に社と共に人間社会での生活を名残惜しんでいた。
特殊エンディングは表だとキング、エリザベートでフランス出身チーム、ナコルル、社で動物愛好家チーム、
裏だとルオン、ウィップで女王様チーム。人類を嫌っているのにノリノリな裏シェルミー


  • 『SNK GALs' FIGHTERS』
オロチ復活が阻止され、頑張っても目覚めなかったため、三人でのんびり暮らしていた。
そんな時にQOFの招待状が届き、優勝賞品には願いを叶えてくれるKの御札も付いてくるため参戦。
悩んだ挙句、ハムスターに子供が生まれたので大きなカゴがほしいと言う願いを叶えてもらう。
しかし社には、「これでオロチを復活させればよかったんじゃ……」とツッコまれた。


  • 『NEOGEO BATTLE COLISEUM』
数少ないKOF枠から、京、庵、K'と言った主役級のメンツに紛れて参戦しているのでかなり浮いている。
招待状はかつてやったようにして奪い、いい男目当てに参加した。
ちなみにヒップのみが3センチ増えた。「パツンパツンだな」「シェルミー、太った?」
主であるオロチのクローンであるミズチに勝利すると主を侮辱されたためか表状態らしからぬかなり冷徹な勝利セリフを吐く。


  • 『SNKヒロインズ Tag Team Frenzy』
時系列上はKOFXIVの続編的な作品であり、『KOF XV』に先駆けて復活参戦。
ほとんどのキャラクターがコスプレ衣装に着替えさせられてる中で、彼女のデフォルトコスチュームは本来の衣装に近い姿。
職業柄、黒幕の用意した趣味の悪い衣装のセンスに苦言を漏らしている。
衣装チェンジではボディコン風や女王様風になる。



【ゲーム上の性能】


表シェルミーは投げ技重視のキャラクター。
打撃と投げを入り混ぜる『KOF』の投げキャラにしては投げオンリーと言っていい程の傾向も見られる。
コマンド投げの火力はなかなか高く、機動力もそこそこ高いが、通常技にクセがあるため牽制は弱い。
対空性能も不安なため、飛ばせない立ち回りも重要。

オロチ四天王は日本チームのメンバーと同じ属性の技を使うため、裏シェルミーは日本チームの紅丸と同じく雷を使う。
豊富な牽制手段に加え、突進技、超必殺技も優秀。
しかし通常技はシェルミーそのままなので、近距離戦と対空はかなり弱い。
そうした性能もあって、『'98』『'98UM』『2002』では最弱の次点程度の強さ。『2002UM』では中堅。

社、クリスと比べると、「(対戦では)裏の方が弱い、キツイ」という上級者の意見が多いキャラである*1。



【技解説】


通常投げや特殊技の一部は表と裏でモーションを共有しており、技名のみ変更されている。
また、『'97』時点で実装されていた必殺技・超必殺技については、ゲーメストムックや『KOF 京』などで漢字表記が公表されている。


◆通常投げ

  • シェルミーフラッシュオリジナル/БАКУРАИ(ばくらい)(爆雷)
「元祖っ!」

相手の背後に回り込んでジャーマンスープレックスで地面に叩き付ける。


  • フロントフラッシュ/ЭНРАИ(えんらい)(遠雷)
「投げっぱなし!」

相手の腰に手を回し、いわゆる投げっぱなしジャーマンのように背後へ放り投げる。


  • БАКУРАЙ(ばくらい)
「これはどう!?」

『XV』におけるオロチシェルミーの通常投げ。
「シェルミーフラッシュ」とモーションを共有していた前述の「ばくらい」とは別の技。
掴んだ相手の腹部に電撃を伴った膝蹴りを叩き込んで吹き飛ばす。


  • ГЭКИРАЙ(げきらい)
「はぁっ!」

『XV』におけるオロチシェルミーの通常投げ。
両手で相手の首を締め上げながら電撃を浴びせ、反対側の地面へ投げ捨てるように叩き付ける。


◆特殊技

  • シェルミースタンド/КОУРАИ(こうらい)(鉤雷)
地面に両手を突き、倒立前転のような姿勢になってから片足を振り下ろしつつ着地する。


  • ЖИНРАЙ(じんらい)
低い軌道で前方にジャンプしながら蹴りを放つ技。
『XV』では足に稲妻を纏っている。


◆必殺技(表)

  • シェルミースパイラル
「好きなんでしょ? こーゆーのっ☆」

コマンド投げ。
相手の肩にまたがり、顔を両脚で挟んで回転しながら叩きつける。
顔面に股を押し付けると言うその光景から、「幸せ投げ」としても有名。
投げ間合いが広めのため、シェルミーの要。


  • シェルミーキュート
「ダメね!」

投げ技を決めた後に使える追撃技。
ダウンした相手に両膝を落とす。


  • シェルミーシュート/ダイヤモンドバスト
「きゃはっ、捕まえた☆」

相手に滑り込む様にして、シェルミーシュートは相手の肩に乗り上げて逆立ちしてから膝蹴りを入れる。
『2002』から使用するダイヤモンドバストは俗に言うスタナーを決める。実在するレスラー・中山香里の使用する技である。


  • シェルミーホイップ
その場で転がるようにして上空に足を延ばし、ヒットするとフランケンシュタイナーから投げっぱなしジャーマンに繋げて相手を投げ飛ばす。
隙が少なく無敵時間を利用した対空技としてなかなかに有用。
『XV』では無敵が対地上限定になったので対空には使いづらくなったが、代わりに投げ飛ばした後に超必殺技やCLIMAX超必殺技に繋げられるようになった。


  • アクセルスピンキック
「とうっ、きゃはっ☆」

アクセルスピンの様なジャンプから放つ回し蹴り。
出始めに無敵こそあるが、攻撃判定まで遅い上にタイミング次第では反撃をもらいかねない。


  • シェルミーキャッチ
NBC限定で登場。
前に飛びつつ掴んだ相手を軸に後ろへ回りこみ、相手を一時無防備にするダメージ0の移動投げ。
要は裏社の「くじくだいち」とほとんど一緒。


  • Fカップチュード
「来てみて……キャプチュード!」

当て身投げ。胸の谷間を強調するポーズをし、攻撃を受けるとスープレックスを放つ。
ちなみにシェルミーはEカップらしい。


  • 爆NEWスープレックス
「あはっ♡ ……せいしゅんブリザード!」

乳を突き出し、相手に当ててそのままスープレックスで投げる。
喰らいたい紳士諸君も多いだろうが、技の性能としては発生が遅い上威力も低くネタ技に近い。
ちなみにこれと「ダイヤモンドバスト」はプロレスラーの中山千里氏が実際に使っていた技が元ネタ。


◆超必殺技(表)


  • シェルミーフラッシュ
「逃げちゃダメよ?」「高角度!」「1、2、3!」

ジャーマンスープレックスを決める。
通常版だと普通の投げ技だが、MAX版だと3カウントを数えてフォールを狙う。
しかし相手がボタンやレバガチャをすると抵抗されて脱出されるため、威力が通常版より下になりやすい。
『2002』だと3カウントで即死も出せるが、CPU相手には無効。


  • シェルミーカーニバル
「私からのプレゼント! ……お口の恋人、シェルミーでした☆」

連続してジャーマンスープレックスを決める。
MAX版だと投げっぱなしジャーマンから、相手を両脚で挟んで回転しながら叩き付ける「シェルミークラッチ」で追撃する。


「イナズマ! ……ジョン・ドゥ・レクレール!」

『2002』におけるMAX2。『NBC』では稲妻表記の超必殺技。
ヒット時の「ジョン ドゥ レクレール」をフランス語表記にすると「Jumbe(ジョン) de(ドゥ) L'éclair(レクレール)」となり、意訳すると技の内容そのままの「稲妻の(ような)脚」という意味になる。
『2002』だと相手を画面端に投げ、プロレスのロープの様に跳ね返って走ってくる相手に雷を纏った膝蹴りを放つ。
チョイやクリスなど背が低いキャラ相手に画面中央で決めると、相手の姿勢が低過ぎて蹴りが当たらずスカってしまうという欠点があるが、その場合は相手も演出が終わるまで硬直するので反撃されることはないのが救い。
『2002UM』ではダイヤモンドバスト、シェルミーホイップから相手を投げ、走ってくる相手にコマ送りを発生させながら膝蹴りを放つ。
『NBC』ではただの突進技。


◆必殺技(裏)


  • ЯТАНАГИ(やたなぎ) НО(の) МУЧИ(むち)(八咫薙の鞭)
「痺れなさい!」
「雷(いかづち)よ!」

二回チョップを出し、射程の短い電撃の飛び道具を放つ。
牽制や連続技に使える。
技名の「八咫薙」は八咫鏡=神楽ちづるを倒すことの暗示。


  • МУГЭЦУ(むげつ) НО(の) РАЙУН(らいうん)(無月の雷雲)
「ふっ……!」

息を吹く様なモーションを取り、離れた位置に電撃の玉を出す。
ボタンによって出る位置が異なり、発生は遅いが持続が長く、追撃もできる。
先読み対空や牽制にも使える便利な技。
技名の「無月」は月=八神庵を倒すことの暗示。


  • ШАЖИЦУ(しゃじつ) НО(の) ОДОРИ(おどり)(斜日の踊り)
「食らいなさい!」
「痺れなさい!」

足に電撃を纏わせ、アクセルスピンキックの事前動作で攻撃する。
技名の「斜日」は太陽=草薙京を倒すことの暗示。


  • РАИЖИН(らいじん) НО(の) ЦУЭ(つえ)(雷神の杖)
「ここよ!」
「甘いわ……!」

前方宙返りから、雷を纏った両足を振り下ろして攻撃する中段技。


  • ТΑΚЭΡУ(たける) МЙΚΑЖУΤЙ(みかづち)
『2002UM』で追加。
体から電撃を放つ。連打すると攻撃判定が続く。
威力は低いが追撃可能。ゲージもたまりやすい。
長らくヘッポコな性能が続いていた裏シェルミーのキャラランクを押し上げた。


◆超必殺技(裏)

  • АНКОКУ(あんこく) РАИКОКЭН(らいこうけん)
「暗黒雷光拳!」
「はぁぁぁ……! 暗黒、雷光拳!」

裏シェルミー版「雷光拳」。
発生は紅丸より早いが、無敵や対空版は存在しない。
『'97』のMAX版は高威力。
『XV』では発生も早く割り込みや相手の隙に差し込みやすい。
またMAX版は威力が増す上に無敵もあり貴重な切り返し技となっている。


  • ШУКУМЭЙ(しゅくめい) ГЭНЭЙ(げんえい) СИНОИ(しんし)(宿命・幻影・震死)
「いいわね……いくわよ!」
「浴びなさい……雷(いかづち)の矢!」

足に電撃を纏わせ、水平に飛んでいくキック。
『'97』では連続ヒットするがダウンはとれず、『'98』以降はそれとは対照的に単発ヒットでダウンを奪えるようになった。
さらに『'98UM』では通常の飛び道具を消せ、『2002UM』では空中でも使用可能なことやいくつかの技をキャンセルして出せる…と徐々に強化されている。
漢字表記は「宿命 幻影 震死」とされるが、雷に打たれて死ぬことを意味する「震死」という言葉に馴染みが薄いことから、「真摯? 紳士?」と混乱するプレイヤーが多かったとか。


  • УНМЗЙ(うんめい) НО(の) Я(や)
「天に委ねましょう……真なる裁きを!」

『2002』におけるMAX2。
数あるMAX2でも、クリスの「炎のさだめのクリス」やフォクシーの「みつバチ」に並ぶネタ技。
ガード不能の「むげつのらいうん」がヒットすると相手をロックし、敵か自分かのどちらかに稲妻を落とす。
体力ゲージが点滅かつMAX発動中という警戒される状況とは言え、ガード不能の「むげつのらいうん」というヒットさせる事自体はそれなりに現実的な攻撃方法で、博打とはいえそれなりの高ダメージを取れるという点では有用とも言える。
稲妻が緊急回避可能という点に目を瞑れば。
その為、それを知っている相手には前段階を当てた所で緊急回避されて終わりである。
しかも条件のせいで自分に来たら即死確定(こっちも緊急回避可能だが)だったり、どちらにも当たらない事があったりと封印安定のネタ技である。

『2002UM』ではコンセプト的にまずいと判断されたのか流石に緊急回避は不可能に変更された。
その為、自分か相手かどちらかに必ず命中するようにはなった。
相変わらず自分に当たれば死亡確定とはいえ、ワンチャン博打を狙うのは可能になっただけマシではある……が、やはり博打は博打なのでほぼネタ技扱いのままである。


  • РАИЖИН(らいじん) НО(の) САБАКИ(さばき)
「もういいわ……死になさい!」

『XV』で使用するクライマックス超必殺技。
飛び道具ヒット後に演出に入る技でコンボに使いやすくダメージもでかいと良性能。
「運命の矢」がアレ過ぎたお詫びか……?

「刮目なさい……これが天の裁きよ!」



【BGM】


  • Bloody(『'97』)
ニューフェイスチームのBGM。
環境音メインだった同作のBGMの中では数少ないチーム単位のテーマ曲であり、他にチーム単位でテーマ曲が用意されていたのは中ボスのオロチチームのみである。
アレンジサウンドトラックのコメントによれば「タイトなリズムなGOODなロックサウンド」をキーワードに作曲されたとのこと。
ギターソロで奏でられるメロディがキャッチーなロックサウンドだが、直訳すると「血塗れ」になるそのタイトル通り、全体的にダークな雰囲気が漂っている。
アレンジ版は「間奏の途中で讃美歌のオルガン伴奏のような荘厳な一節が突然挟まれる」という流れになっており、更に不穏な雰囲気が増している。
『'98』(『'98UM』)や『2002』でもアレンジ版が採用され、『XV』(社VS庵時)でも「-KOF XV ver.-」として新録が行われている。

  • Re:Bloody(『2002UM』)
『2002UM』のオロチチームのテーマ曲。
「Bloody」のアレンジ。

  • Resonant Objects(『XV』)
『XV』のオロチチームのテーマ曲。
「bloody」の流れを汲んだ激しいロックサウンドだが、ダークさは若干薄れ疾走感の方が強調されている。

  • Rhythmic Hallucination(『'97』)
『'97』ではオロチチームの全体曲だったが、『'97』のアレンジサウンドトラックに寄せられたコメントでは「社に特にスポットが当たっています」と語られており、その後は裏社の個人テーマという扱いになった。

  • FANATIC WALTZ(『'98』)
『'98』で追加された裏シェルミーの個人テーマ曲。
曲名の通りワルツのような3拍子のテンポが特徴的だが、オロチ一族ということもあってサビは壮大さを感じさせる。
『'98』のアレンジサウンドトラックのコメントによれば、「FANATIC WALTZ」は「オロチ四天王組曲」の「第三番(創造)」とされている。
『XV』では、全て大文字で表記されていた曲名の表記が頭文字以外小文字に変更され、シェルミーVSオロチシェルミーのテーマとして「Fanatic Waltz -KOF XV ver.-」のタイトルで新録されている。

  • 荒れ狂う炎の大地(『2002』)
『2002』のオロチチームのテーマ曲。
3人のテーマである「Rhythmic Hallucination」「FANATIC WALTZ」「MAD FANTASY」をメドレー形式でリミックスした曲。
音質がアレな『2002』のBGMの中では比較的マシな部類に入る。

  • Butterfly emerges from Chrysalis(『2002UM』)
『2002UM』の裏オロチチームのテーマ曲。
コンセプト的には「荒れ狂う炎の大地」に近い……のだが1曲だけ3拍子なことがネックになったのか「FANATIC WALTZ」の霊圧要素が完全に消え失せており「Rhythmic Hallucination」と「MAD FANTASY」のメロディしか残っていない。

  • Rhythmic Hallucination(Молнии)(『XV』)
『XV』のオロチシェルミーのテーマ。
「Молнии」はロシア語で雷を意味しており、途中で「Fanatic Waltz」のフレーズが挿入される。



【本編以外での活躍】


嬉野ノベライズ版では『'97』と『'98』のパロディ編及び『2000』のパロディ編に登場。
『'97』ではちづるの口からチャンをジャーマンスープレックス(シェルミーフラッシュかシェルミーカーニバル)で投げ飛ばした事が語られており、それを聞いた京から伝えられた大門を驚愕させた。
終盤では裏版になって紅丸と交戦、あと一歩でトドメというところまで追い込むという驚異的な強さを見せつけたが、トドメを刺そうとしたその瞬間に突如背後から現れた庵に胸を貫かれて殺された。
ちなみにシェルミーの胸の谷間から庵の手が生えていると描写されており、
字面だとなんか色っぽいが、冷静に考えると非常にエグイ事になっている。

『'98』のパロディ編だと社の斜め上過ぎる発想にツッコミを入れてはフルボッコにされるという可哀想な役。
『2000』のパロディ編は…ぶっちゃけ殆ど出番のないチョイ役。社へのツッコミ役もゲーニッツが担当していた。



【スピンオフ・外部作品など】


  • 『Days of Memories 2 ~僕の一番大切な君へ~』
ギャルゲーな本作では、なんと攻略キャラとして存在しない。
しかもオロチルートにて、オロチ復活のために主人公らと敵対する役回りである。
だが、選択肢を誤ると主人公は洗脳され、シェルミーに監視されながら共に暮らすENDになる。
シェルミーファンにとってはこの上ないベストエンドかもしれない。



「wiki籠りに委ねましょう…真なる追記・修正を!」


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最終更新:2026年09月28日 19:08

*1 社やクリスは「裏のほうが強い」という意見の方が多い。