忍術(NARUTO)

登録日:2024/06/07 Fri 18:40:06
更新日:2025/03/28 Fri 18:05:48
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「多重影分身の術!!!」



ここでは、漫画アニメNARUTO‐ナルト‐』及び続編の『BORUTO‐ボルト‐』に登場する忍術について解説する。
項目名は「忍術」としているが、関連技術として体術や幻術も記載する。



【概要】

NARUTO世界の忍者が使う忍術は現実の忍者が使っていたものと異なり、チャクラと呼ばれる人体を流れる特殊なエネルギーを操ることで繰り出される魔法や超能力のようなものがメインとなっている。

作中に登場するする全ての忍者達にとって欠かすことのできない戦闘手段であり、今作のバトルにおける重要な要素の一つでもある。
作品内外ともに「忍術」と「術」の呼び方をされているが、特に意味が変わるわけではない。

《用語について》

現実世界では、一般的に
  • 史実の忍者が主に使用していた、諜報、及びその他工作活動等に関する技能や各種武術は「忍術」
  • 創作上の忍者が使用する、魔法じみた摩訶不思議な技の数々は「忍法」
と呼ばれることが多い。
そういう意味では、(現実の忍者が使っていたような技術も一部にはあるが)NARUTOの「忍術」は、「忍法」の一種である、と言えよう。


【術の修得に必要な要素】

◆チャクラ

忍者が術を使用する際に必要とするエネルギー。
色は原作カラーページではオレンジ、アニメ版では水色となっている。
人体を構成する膨大な数の細胞一つ一つから取り出す身体エネルギーと修行や経験によって蓄積した精神エネルギーを練り合わせ、印を結ぶことで術が発動する。
そのため例え忍者の家系でない者でも修行次第でチャクラコントロールや術を会得することができる。

作中終盤になるとチャクラの概念が精神を宿す霊魂としての側面も持つようになり、約1000年ほど前の神代において忍術のルーツとなる忍宗を広めた六道仙人はチャクラを「個々を繋げる力」と表現している。

チャクラの練り上げとコントロール

術はチャクラを必要な量だけ練れば発動することができるが、チャクラのコントロールを成功させなければ効果を十分に発揮できない。
チャクラを練る調合比率は術ごとに変化し、うまく術を発動するには適切な量のチャクラを練ってそれをコントロールすることが必要不可欠となる。

チャクラを上手くコントロールすれば水面を歩いたり垂直な壁を手を使わず足だけで上ることも可能となり、コントロール法を極めれば術の威力が上がるだけでなく、拳や踵にチャクラを一極集中させることにより、春野サクラ綱手のように地面や大岩を割るほどの怪力を発揮するなど、それ自体が絶大な威力を誇る武器ともなる
一方でチャクラを上手く練ることができてもコントロールできなかったりコントロールこそ優れていても適切な量のチャクラを練ることができないと術は発動しない。

下忍時代、ナルトがエビスに一時教わっていた時、このチャクラコントロールの技術をカカシ班3人で例えて
  • サクラはチャクラコントロールも術の発動も完璧なので、チャクラが10必要な術を使うのに10のチャクラを練り上げて10消費して術を発動できる。
  • サスケは術の発動は完璧だがチャクラコントロールが少し下手なので、チャクラが10必要な術を使うのに12のチャクラを練り上げてしまうが、10消費して術をきちんと発動できる。
  • ナルトはどちらも下手なので、チャクラが10必要な術を使うのに20のチャクラを練り込んでしまった挙句、そのうち2しか消費できないで術も失敗する

…と説明してチャクラコントロール技術の大切さを説いた。
これは中忍試験編において、木の葉の忍を装って同行していた薬師カブトも「この子、チャクラコントロールを覚えれば化けるぞ」と同じ見立てをしていた。
しかしナルトがチャクラコントロールが下手なのは本人以外の理由があったため、修行法としては自来也が考案した「コントロールなど考えずにチャクラ量にものを言わせてとにかくチャクラ練り込んで大技を連発する」と言う方針でナルトは大成していくことになるのだが。

チャクラの量と質

チャクラ量や質は個人で異なっており、うちはサスケうずまきナルトほどチャクラの量をもたないものの、九尾の力を押さえつけるほどに禍々しいチャクラを持っており、ナルトも体内に入り込むと対象を蝕む毒のような性質を持つ九尾チャクラに耐えうるチャクラを持っている。

そんなチャクラだが基本人体で生み出すエネルギーのため無限に湧いて出てくるものではなく、どんなに膨大なチャクラ量を持つ者でも量には限りがあるため、強力な術を連発したりして量が減ればその分体力を消耗し、チャクラが完全に枯渇すればに至る。
多重影分身の術が禁術に指定されている理由がまさにこれで、分身とチャクラを等分してしまう性質上、何人も影分身を同時に出すとチャクラがいきなり何分の一にまで減ってしまい、一気に危険域まで枯渇するリスクがあるからだ。

チャクラの感知

チャクラの「質」を感じ取ることができる忍は感知タイプと呼ばれる。
感知能力は医療忍術と同様個人の素質と修行によって身に着けるが、日向一族や山中一族のように一族の血継限界や秘伝忍術が感知に特化している場合もある。
一部の感知タイプの忍はチャクラの質が目で見えるように分かるものであるらしく、香燐は万華鏡開眼後のサスケのチャクラを「別人のように冷たく暗いチャクラ」、ナルトは「太陽のように暖かく安心させられるチャクラ」と評している他、は五影会談で志村ダンゾウの術を見抜いた際にチャクラの色からそれがうちはシスイの写輪眼である事を看破している。

各里での侵入者対策の感知システムはこのチャクラの「質」が個人で違うことを利用して里に出入りする者達のチャクラを判別し、未登録のチャクラを持つ者が里に侵入した際に即座に対応可能となるようにしている*1
しかし忍の中には自分や他人のチャクラの量を自由に操って気配を完全に消したり他人のチャクラをコピーして別人になりすます能力を持つ者もおり*2、そうした術者と感知システムの相性は非常に悪い(術者が変化の術を使用して外見も変化させてしまえば更に相性は悪くなる)。
特に二代目土影の無はチャクラそのものを消すことができ、自身の姿を消せることも相まって「無人」と恐れられた。
塵遁に飛行能力に分裂に感知タイプも合わせて柱間とは別ベクトルでチートじゃねーか

◆経絡系・点穴

全身に張り巡らされたチャクラの通り道。
各所に「点穴」と呼ばれる無数の経穴(所謂ツボでチャクラ穴とも呼ばれる)が存在し、術の増強ないし削弱の度合いを司っているが、この経絡系を損傷すると上手くチャクラを練れなくなる。
点穴は全部で361個あるが、その大きさは針の穴ほどで、写輪眼では戦闘中に見抜くことは不可能。
通常、経絡系は視認できないが、三大瞳術の一つで透視能力を持つ『白眼』は瞳力が強ければ点穴を含めた経絡系統の全てを見通すことができる。

ちなみに作中の忍が所属問わず一貫して靴下を履かず、砂漠だろうが雪原地帯だろうが素足の指を露出させた履物でほぼ統一されているのは足指のチャクラ穴からのチャクラ放出を阻害しないための仕様である……と思われ、全身を傀儡化してるサソリは胸部の「蠍」と書かれた核がチャクラを練るのに必要な生身の部分となっている。

  • 八門
体内に存在する8つのチャクラの密集した部位「体内門」の総称で、頭部から順に、開門・休門・生門・傷門・杜門・景門・驚門・死門となる。
通常この門は閉じており、チャクラで人体に過剰な負荷がかからないためのリミッターとしての役割を果たしている。
この門を開門から順に無理矢理開けて身体能力を高める技法が後述の八門遁甲である。

◆印

術の発動には多くの場合は両手で印を結ぶことが必要になるが、性質変化の術は組む印がある程度決まっているため*3写輪眼や高い動体視力の持ち主などは相手の術の性質を見抜く事が可能である。
印は子から亥までの十二支に由来する12種類あり、その組み合わせによって様々な術を使い分ける。

なお、フィクションで忍者が使いがちな印と言えば九字印*4であるが、
NARUTOの印は上述したように12種類あり、(似ているものの一部あるものの)オリジナルの印となっている。

〜印の結び方〜
親指は左を上にして重ねる
右手は水平、左手は垂直にして指同士を挟む
両親指は真っ直ぐに伸ばす
右手は小指以外を軽く握る
親指は左を上にして重ねる
親指は左を上にして重ねる
両肘を開き人差し指で三角を作る
親指は左が上。一直線に重ねる
小指と親指は互いに平行になるようにする
親指の角度と指の前後に注意
右拳を左手の平で押さえる
手首の柔軟性が要求される

ただし一部にはこれらに当てはまらない特殊な印を用いる術もある。

複数人で同じ術を使う場合は共同で1つの印を結べば使用でき、熟練者であれば片手や相手の手を利用して印を結ぶことも可能。

術の難易度によっては印さえ知っていれば誰でも使えるレベルの術もあり、第四次忍界大戦の中では岩隠れの里における「簡単な土遁の障壁の術」の印を皆に教えることでその場にいた連合の忍全員で土遁障壁を発動する場面が有名。
逆にこれは戦闘中に自分が使う術が「印さえ知っていれば使える術」である場合、印を相手に知られてしまうと術を盗まれる事を意味しており、動体視力に長ける相手の場合は印を結ぶ様子を見られないように工夫する必要がある。
特に写輪眼はどんなに速く印を結んでも見切られてしまうため、写輪眼相手では印は隠して結べというのがセオリーとされる。

◆術式

主に時空間忍術や封印術、結界術等で使用する巻物や武器に書かれているもので、ファンタジー作品での魔法陣に近い。
忍術を発動するためのトリガーとしたりチャクラを増幅・抑制したりと様々な効果があり、封印術等に長けた忍なら封印術に使われる術式に自身の精神エネルギーを一緒に封じ込めることで特定条件下で対象の精神世界に発現させる…なんて芸当も可能。
術によっては自動的に術式が発現するものもあるが、一文字一文字手書きしなければいけないものもある。


【作中における忍術の分類】

忍者が用いる術は大きく忍術・幻術・体術の3つに大別され、その用途は戦闘・分析・感知・回復・封印など多岐に渡る。

忍の中には独自の修行方法で自分だけのオリジナル忍術を開発している者もいるため、術自体非常に千差万別となっている。
特にアニメオリジナルエピソードではアニオリ特有の非常に濃いキャラ達が登場する関係で、下記の性質変化や形態変化を応用したものからどの術系統にも当てはまらない完全オリジナルの術まで数多くの術が登場する。

原作外媒体では、原作や劇場版で使われた術の下位・基本版が登場することが多い。

◆術の修得・開発

術の会得難易度は以下の6段階あり、難易度が高いものほど修得までに時間がかかる(数ヶ月〜数年単位)。
S 奥義・極意・禁術級
A 超高等忍術級
B 上忍級
C 中忍級
D 下忍級
E アカデミー級

基本的な術はアカデミーで教わるため、卒業した忍者は一部を除き使うことができる。
それ以外の術は基本的に術を覚えている忍に教えてもらい、そこから多くの修行を経て会得するが、各自が得意とする術は自分の性質や遺伝、体質など様々な要素により異なっている。
ただしどんな術をマスターするにしてもある程度の素質やセンスが求められ、ロック・リーやマイト・ダイのように忍術や幻術の素質がない者もいる。

上記の通りチャクラ量は個人差があるため例え同じ術でも術者のチャクラ量によっては威力が異なる場合もある。
また修行方法も基本的なところは同じでも各里の風習や個人の能力などに合わせて独自にアレンジしたりされており、難易度の高い術でも独自考案のアイデアなどにより修行期間を大幅に短縮できることもある。
更に忍によっては血継限界や里独自の秘伝忍術を会得していたり秘薬による特殊な肉体強化を行っている者も少なくないため、抜け忍が本人に害はなく犯罪行為を行っていなくても抜け忍になった時点で抹殺するのがセオリーとされているのは万が一本人の身柄や遺体が他里に渡った場合、身体を徹底的に調べ上げられて里の情報や忍術が流出するのを防ぐためでもある。


【忍術】

◆アカデミー級

忍者アカデミーで教わる基本中の基本となる術。シンプルなものばかりだが、熟練者が使えば相応の効果を得られる。一般的な忍者ものでもよく見られる術が多い。

  • 分身の術
チャクラで残像を作り出す。
アカデミーで習う比較的簡単な基本忍術だが、この術でも素質やセンスが問われるのか、アカデミー時代のナルトやオビトのものはなぜか死んでいたりへばっていたり造形が雑だったりとまともに発動しなかった他、ガイに至ってはなぜか服だけ分身するという意味不明な状態になっていた。
影分身と違って実体がないため、陽動や身代り程度の効果に留まる。

  • 隠れ蓑の術
何らかの遮断物を用いて姿を隠す術で、遁甲の術の基礎。
上忍レベルの術者であれば気配までも完全に隠蔽できる。

  • 変わり身の術
あらかじめ札を貼り付ける、マーキングするなどで用意しておいた身代わりと入れ替わり、命中したかのように思わせて攻撃をかわす。
たいていは木片などと入れ替わることが多い。イタチはこの術に口寄せの烏を用いており、「烏分身の術」や写輪眼の幻術を絡めての攪乱を得意としている。
意外なところではマダラも使用しており、「輪墓・辺獄」の影を用いてナルトとサスケの封印から逃れている。

  • 幻術返し
幻術は脳内のチャクラの流れを操られてしまう事によるものだという理屈に基づき、
チャクラを体内にため込んで一気に放出し、意図的に体内チャクラの流れを乱してやることでかけられた幻術を解除する技。
熟練者であればそのまま術者に跳ね返すことも可能。

  • 縄抜けの術
縛られた状態から脱出する。関節を外したり結び目を緩めたりと、術と言うよりテクニックに当たる。
ちなみにナルトはこの術も苦手であり、変わり身で代用している。

  • 変化の術
他の物体や生物に化ける。上手く変化するには技量や経験、センスが必要。
ナルトはこの術を十八番としており、忍具に化けて武器になったり、多重影分身と合わせて瓦礫の山に成り済ましたりとトリッキーに用いる他、仙法・風遁螺旋手裏剣に化けるという離れ業を披露したこともある。


◆性質変化

チャクラには「性質」と呼ばれる特徴があり、忍五大国の名の由来でもあるの五種類から成る。
この性質をチャクラに持たせて使用する術が多く存在し、それぞれ「火遁」「風遁」「雷遁」「土遁」「水遁」に分類され、これらをまとめて「五大性質変化」と呼ばれる。

この性質変化は「どの性質変化に最も適正があるか」は天性の素質によって決まっている。
自身のチャクラがどの性質に属するかを調べるにはチャクラに反応する材質で作られたチャクラ紙を使うのが一般的であり、この紙に自身のチャクラを流し込むことで見られる以下の反応から性質を判断できる。
火遁 紙が燃える
風遁 紙が切れる
水遁 紙が濡れる
土遁 紙が崩れる
雷遁 紙にシワが入る

自身の素質にあった性質変化を使うのが最も強い術を扱える近道ではあるが、それ以外の性質変化を習得する事は修練次第で可能。
例えばサスケはうちは一族であるため天性の性質は「火」だが、カカシから教わった「千鳥」の術を切っ掛けに「雷」の性質変化も身に着けている。
上忍クラスになれば殆どの者が2つ以上の性質変化を扱えるのが普通。

チャクラに性質変化を起こす事はかなりの高等技術であり、上忍クラスでは扱えるのが普通ではあるが、それ以下では性質変化を身に着けている忍はあまり見られない。
しかしながら下忍レベルでも火遁や水遁などの術を使う忍は多数おり、これらも性質変化には違いないのだが、高等技術なのは「印を使った術でなくチャクラそのものに性質変化を乗せること」である。
術によっては印を結んで発動する術の内容にチャクラを性質変化させることが含まれているものもあり、その場合はチャクラを練る事さえできれば、印を結んで術を発動させるだけで性質変化も自動で行われる。
よくナルトが大量の影分身を用いた修行で風の性質変化を苦労して身に着けているのに対し、サスケは中忍試験編でカカシの指導で数日で雷遁を身に着けている事がネタにされているが、ナルトは新術の開発のために性質変化そのものを身に着けようとしていたのに対し、サスケは印を用いた「千鳥」の術を習得したに過ぎない。
サスケも千鳥の術そのものに限定せず雷の性質変化を使いこなすようになったのは第二部で大蛇丸の元での修行を積んだ後だし、術による性質変化ならサスケはもっと前に火遁・豪火球の術を会得している。

性質の優劣関係は火遁風遁雷遁土遁水遁火遁…となっており、攻撃側の術と防御側の術の性質の違いによっては術の本来の効果を発揮できずに一方的に大ダメージを受ける場合がある。
ただし術の相性だけで全てが決まる訳ではなく、チャクラ量や物質自体の性質などの都合で優劣に関係ない性質の術が使われる事もある。

火遁

火や灰などを使った術が多く、総じて攻撃的な術が多い。
木ノ葉隠れの里ではうちは一族と猿飛一族に火遁の性質を持つ者が多い。

うちは一族が得意とする忍術。
サスケの父・フガクによれば「うちははこれが使えて一人前」とのこと。
サスケが初めて会得した術でもある。
口から特大の火の塊を放つ術で、絵的にはインパクトが凄まじい。

  • 火遁・豪炎の術
口から炎を吹き出す猿飛一族の秘伝忍術。

  • 火遁・豪火滅却
うちはマダラが使用する豪火球の上位術で、口から吹き出した火炎で視界一面を焼き払う。
会得難易度はBランク程度の術だが、マダラの実力故かその規模の大きさは壮絶の一言。
霧隠れの忍数十人がかりの水遁でようやく鎮火できるほど。
上位版として延焼性に特化した「火遁・豪火滅失」もある。

  • 火遁・鳳閃火の術
豪火球の派生術で、こちらは小型の火の玉を複数吹き出して攪乱や牽制に用いる。
複数の使い手で包囲状態から放つ「火遁・鳳閃陣の術」もある。

  • 火遁・火竜炎弾
龍頭を象った炎弾を吹き出す。チャクラで軌道をコントロールできるため、対処するには撃ち落とすか防ぐかしかない。

  • 火遁・天牢
鬼灯城城主を務める一族に伝わる禁錮術。初出は劇場版『ブラッド・プリズン』で、後にアニメ版『BORUTO』にも登場している。
縄状の術式を囚人の身体に刻み、その者はチャクラを練ろうとしたり術者から一定距離離れた場合は焼けつくような痛みに襲われ、無理をして術を発動しても本来の効果を発揮できず*5、最悪の場合は体が燃えてしまう。
火遁であるが故に水中では効果がない他、あくまで体内のチャクラの練り上げを阻止する術であるため、外部から集めた自然エネルギーを使う仙術はこの術の効果を回避でき、術者本人による解除、または術者の死亡、チャクラを介さない自然物(海水や地下水)を浴びることにより解ける。
強化版として完全に自由を奪う「火遁・劫火天牢」がある。

  • 火遁・灰積焼
作中では猿飛アスマが使用した術。口からチャクラを変換して生み出した大量の灰を吐き出して撒き散らす術。
この灰自体には攻撃力は無いが、とっさに出せる目晦ましとしては優秀な術。
また灰とは言うが可燃性物質であるため、他の火遁の術や火打石などで着火する事で広範囲に炎を撒き散らす応用が可能。

風遁

風を利用した術が多く、風圧で相手を吹き飛ばしたり刃のように圧縮した風を用いた術が多い。
砂隠れの里では比較的使い手が多いが、逆に木ノ葉隠れでは使い手が少ない。

  • 風遁・烈風掌
風を生み出し、拍手と共に圧縮して突風へ変化させる。
風遁系では基本忍術とされるが、クナイや手裏剣などの飛び道具と合わせることで真価を発揮する。

  • 風遁・突破
チャクラで増幅した吐息で目の前を吹き飛ばす。
ミツキの術であり、上級術として「風遁・大突破」が、そちらの派生として我愛羅が使う「風遁・無限砂塵大突破」がある。

  • 風遁・風切りの術
風の刃を発生させて切り裂く。

  • 風遁・掛け網
テマリの術で、砂隠れでは広く使われている。
巨大扇子を一閃し、砂を混ぜ込んだ風遁の網を投射する。規模と人数を大きくした「風遁・大掛け網」もある。

  • 風遁・砂塵旋風
砂隠れの砂漠で使われる術。砂を巻き込んだ竜巻を起こして閉じ込め、電磁場によって幻覚を見せる。
アニメオリジナルの術。

  • 風遁・真空斬
クナイなどに風遁のチャクラを纏わせリーチを伸ばすとともに切れ味を高める。
ダンゾウが使っていたのもこの術。

  • 風遁・風伯盾
風遁チャクラの盾を発生させる。術者が視認した術であれば全て反射できるという反則じみた防御性能を持つ。

  • 風遁・螺旋障壁
風遁・螺旋丸の応用術。
螺旋丸の要領で高速で渦を巻く風を発生させ、攻撃を防ぐ。


水遁

水を利用した術が多い。基本的に水が無ければ使えず水場でこそ威力を発揮するが、術者の実力が高ければチャクラを水に変換することで陸地でも使用可能。
五大性質の中では火遁に強く土遁に弱い。
霧隠れの里は島国ということもあり、水遁の使い手が多い。

  • 水遁・水乱波
水遁の基本術。
口元から瀑布の如き水を吹き出して、敵を押し流したりする術。
放出するチャクラ量により、その威力は自在にコントロールできる。

  • 水牢の術
水で作られた球状の牢獄。
その内側から術を破ることは、まず不可能。
ただし水牢の形状を保つには術者が水牢の一部に触れていることが不可欠である。

  • 水遁・水陣壁
下方から猛烈に吹き上げる水の壁により、敵からの攻撃を完全に遮断させる術。
水壁は術者を中心に円を描くように吹き上がるため死角なく防御ができ、水量や時間の長短も、術者の意思により制御可能。
また水に流し込むチャクラの量により強度や耐性が変わるため、熟練の忍ほど強固な壁を築くことが可能である。
規模を絞って範囲を狭めることで威力を高めた「水遁・水陣柱」もある。

  • 霧隠れの術
濃霧を発生させ、その中に隠れる術。
下忍でも使える基本忍術だが、大量のチャクラを練り込めば視界を限りなく0に近くすることも可能で、術者の力量で霧の濃さが変わり、陽動にもなるなど様々な術に応用出来る。
霧隠れの忍が得意とする術。
派生術として「水遁・霧雨隠れの術」もあるが、こちらは場所がよりによって砂隠れの砂漠だったため不発に終わっている。

  • 水遁・水龍弾の術
大量の水を驚異的な勢いで相手にぶつけることにより、物理的なダメージを与える術。
操られた水が龍の姿を象ることから、このような名が付けられた。
術の使用場所としては水辺が理想的だが、術者の実力次第では水の無い場所でも使用可能。
また、操る水の量も術者の実力に比例する。
作中で桃地再不斬が使用した際には複雑かつ膨大な印*6を結び、はたけカカシがそれをコピーしていたが、実際はここまで膨大な印は必要としない。

  • 水遁・爆水衝波
鬼鮫が使う術。大量のチャクラを水に変換して吐き出し、辺り一帯を水の底に沈めて強引に水場を作り出す。
さらなる上位版としてより規模の広がった「水遁・大爆水衝波」がある他、この術の基礎と思しき、水の奔流を吹き上げぶつける「水遁・水衝波」もある。

  • 水遁・雨刺鮫
鮫を象った水弾を作り出して射出する。破壊されても水滴が新たな水弾となるため回避は困難。
鬼鮫の術だが、使われたのが原作でもアニメでもゲームでも小説でもなく、ゲーム収録のアニメムービー内というマニアックな代物。

  • 水遁・水鏡の術
四代目水影・やぐらが使用する術。
接近する敵に向かって水でできた鏡を展開し、それを倒すことで同じ姿・装備を再現した分身を発生させて衝突させる。

  • 天泣
扉間の術。チャクラを水の千本に変換して口から吹く。
シンプルかつ印すらいらないという手軽さにもかかわらず、マダラの須佐能乎に突き刺さるという恐るべき貫通力を持つ。
生前は恐らく至近距離から毒を絡めて使ったと思われる。

  • 水遁秘術・千殺水翔
白の術。水遁チャクラで大量の千本を作り出し、全方位から差し向ける。

  • 水遁・水上切
水面で蹴りを放つと同時に水遁の刃を走らせる。
サウンドトラックに同名の曲が存在。

土遁

土や岩を利用した術が多く、岩壁や土壁を出現させる術から地形そのものを変化させる大規模な術まで多岐にわたり、水遁と並び非常に応用が利く術が多い。
岩隠れの里の忍が多く使用し、熟練の忍となると単独で大規模な地形変化の術を繰り出せる。

  • 土遁・裂土転掌
掌を地面につけ、チャクラを流して亀裂を入れる。
土遁の術の基本とされる。

  • 土遁・土流壁
泥や岩で強固な壁を作り身を守る。
カカシが使用する術は犬の彫刻が施されている。
上級術として「土遁・万里土流壁」や、地形を変更する「土遁・土流城壁」がある。

  • 土遁・加重岩の術
対象を石化させたり自他にかかる重力を重くして行動不能にする。
上級術として「土遁・超加重岩の術」があり、それぞれ物理攻撃と組み合わせて威力を上げることも可能だが、肉体への反動も大きく、オオノキは拳岩の術と併用して二代目水影・鬼灯幻月の蜃を粉砕したが、その反動でギックリ腰になってしまった。
この術とは逆に重力を軽くする「土遁・軽重岩の術」「土遁・超軽重岩の術」もある。

  • 土遁・練瓦の術
通称「土遁障壁」。
岩隠れの里に存在する土遁の中でも特に簡単な術で、印さえ知っていれば他里の忍でも使用できる。
そのため第四次忍界大戦では十尾の攻撃に対抗するために忍連合全員に印が教えられ、数万の忍が一斉に発動した。

  • 土遁・山土の術
土遁の中でも規模の大きな術。
岩隠れの紋章が刻まれた半球状の岩を地中で生成、標的の左右からせり出させて圧殺する。
十尾ですらしばらくの間なら止められるという恐るべき圧力を持つ。

  • 土遁・土竜隠れの術
オビトが使う遁甲の術の一つ。チャクラで流動化させた地面に潜り、地中を移動する。当然地中では視界は効かないが、磁力を感知して方向を定めることが出来る。

  • 土遁蘇生術・死屍土壌
巻物にマーキングした土地を口寄せする「土遁・有為転変」で死者の埋葬された土地を呼び出し、その死者をゾンビとして呼び起こし操る。
穢土転生と同じく死者の自我を残すことも縛ることもできるが、再生はせず、雷遁を喰らうと解けてしまう。
アニメオリジナルの術。

  • 土遁・岩宿崩し
チャクラを流して洞窟などを崩落させる。土遁の得手である地形利用の一つ。

  • 土遁・裂穿牙
カカシの使う遁甲の術の一つ。
地中に身を潜め、不意を突いて足元から出現する。


雷遁

雷を利用した術が多く、基本的に雷撃がメインだが、突き技と相性が良いため体術と組み合わせた術も多い。
雲隠れの里の忍が多く使用し、四代目雷影やカカシは雷遁チャクラを体に纏って体術と組み合わせた術を使用する。

カカシとサスケが使用する雷遁を纏った突き。術を発動するための印は「丑→卯→申」。
目に見える程の膨大なチャクラを片腕に溜め、肉体活性による超スピードを以て対象を貫く「ただの突き」。
その一撃はあらゆるものを斬り裂く名刀の一振りに例えられる。
膨大なチャクラが高速移動することで「チッ、チッ、チッ…」と千の鳥が地鳴きしているような音を発することから、「千鳥」と名付けられた。
また、開発者のカカシはこの術で雷を斬ったことがあり*7、それに由来して彼が使うもののみ「雷切」と呼ばれる。

  • 雷遁・黒斑差
体の周りから豹を象った黒い雷を飛ばし、大量の敵を一度に感電させる。
ダルイは三代目雷影から唯一使用を許されている。

  • 雷遁・紫電
チャクラを紫色の電気に変換して操る。
カカシが使用不能になった雷切の代わりに考案した術で、威力と引換に汎用性を高めている。

  • 雷遁秘術・麒麟
サスケがイタチ戦用に編み出した雷遁の術の極致。手先・指先に雷遁チャクラを発生させ、上空の雷雲から雷を誘導して標的にぶつける。
攻撃に使われるのは自然現象の雷なので、青天では使えないという欠点があるが、イタチとの戦いでは火遁の撃ち合いになる→温度上昇で上昇気流が発生し、自然に雷雲が生まれる→この術を使いやすくなるという狙いがあった(加えてお互いチャクラを限界まで使い切るため、その状態でも確実にトドメを刺せるよう僅かなチャクラで最大の威力を出せる)。
練度次第では大気中の僅かな電気を誘導して不意打ちで放つことも可能。

  • 雷遁影分身の術
影分身の術を雷遁チャクラで使用する。特徴などは普通の影分身と全く同じだが、雷遁であるため影分身を攻撃すると感電する。

  • 雷葬・雷の宴
雷刀“牙”を用いた霧隠れの里の術。
刀身を地面に突き立て、その地面自体を伝導物として用い複数の敵を感電させる。
応用として刀が供給する雷遁チャクラを全身から放つ方法もあるが、使った相手がサラダだったため写輪眼でコピーされている。
上位版として刀身から空中にチャクラを放ち、落雷の雨で広範囲を薙ぎ払う「雷遁・サンダーゲート」もある。

  • 雷遁・四柱しばり
帯電する岩の柱を口寄せし、放電で拘束する。
数が増えた「雷遁・十六柱しばり」もある。

  • 雷遁・雷幻雷光柱
性質変化としては極めて珍しい幻術。
雷遁チャクラを瞬間的に発光させ、対象の眼をくらますと共に幻術にかける。
劇中ではいずれも相手がうちは一族だったため効かなかった(サスケには跳ね返され、オビト・マダラには単なる目くらましとして使われた)。


複合系

他者との連携などで複数の性質変化を同時に使用することも可能だが、血継限界の使い手でもない限り新たな性質を生み出すことはできず、あくまで複数の性質変化の効果が複合したような術となる。

火遁と風遁の分裂体を本体に合体させ、火遁を風遁で後押しして一気に敵を焼き尽くす。
使用者の角都は禁術で他者の心臓を取り込むことで複数の性質変化の使用を可能としている。

  • 颶風水渦の術
ヤマトとナルトの連携術。
水遁・破奔流をナルトの風遁・螺旋丸に巻き込んで水の竜巻を発生させ、敵の攻撃を防ぐ。

  • 五遁大連弾の術
五人に影分身し、五大性質変化の術を一斉に放つ。
猿飛ヒルゼンがさらっとやっているが、そもそも先天的に五大性質変化全てを使用できるのは輪廻眼開眼者くらいで、普通の忍は禁術や人体実験でもしない限り不可能なため、当然途轍もない神業。
ナルスト4では変化の術・手裏剣影分身の術と併用し、変化した分身を投げつけた後、四方に散ってから変化を解いて包囲状態から一斉に放つという連携になっている。

陰と陽の性質変化

五大性質変化の他に「(陰遁)」と「(陽遁)」の性質変化も存在し、それら総称して「陰陽遁」と呼ばれる。

  • 陰遁
「無から形を作る」性質で、創造を司り、精神エネルギーを元に作られている。

  • 陽遁
「形に命を吹き込む」性質で生命を司り、身体エネルギーを元に作られている。

六道仙人はこの陰陽遁の力を使うことで十尾のチャクラから9匹の尾獣を作生み出した。
また、「万物の創造」と相反する「万物の破壊」も行うことができ、これの使い手に対してはあらゆる忍術の効果が無効にされる。
公式ガイドブック『陣の書』では陰陽の性質変化は忍の術の根底にあると説明されており、とりわけ秘伝忍術はこの陰陽遁の原理を利用している傾向にある。

  • 万物創造の術
無から形を作る陰遁の術と、形に命を吹き込む陽遁の術の極み。
十尾のチャクラから九体の尾獣を創造したのもこの術で、うちは一族の禁術・イザナギはこの術を応用したもの。

◆形態変化

チャクラの形を操ることで、性質変化とは違い修行次第で誰でも身につけることが可能となる。
刃物にチャクラを纏わせて強化する手法は形態変化を利用した術であると言え、「螺旋丸」や「尾獣玉」は形態変化のみを極限まで高めた術である。

四代目火影・波風ミナトが実に三年をかけて開発した術で、ミナトの師匠である自来也から伝授されたナルトの代名詞。
本来は片手でチャクラを放出・乱回転・圧縮する術だが、チャクラコントロールが不得手だったナルトはそこまで複雑なチャクラコントロールが出来ず、影分身を併用してチャクラ放出係と形態変化係を分担することで解決している。

  • 尾獣玉
尾獣が共通して持つ攻撃技。
黒白のチャクラ(アニメでは青赤)を特定の比率で組み合わせて凝縮・高速回転させる形態変化の延長上にある技。
チャクラを集中させた巨大な黒色(アニメは通常は黒紫、十尾は赤黒や赤茶)の球体(十尾は一部が尖ったバージョンもある)を放つ。その威力は山一つを消し飛ばすほど。バージョン2から使用可能。
そのまま放つことも可能だが、一度口に含むことでチャクラ砲として高速発射したり(例→九尾の虚狗砲)、玉自体を拡散発射するなどができる。まるで荷電粒子砲だな。
アニメではレーザーやマシンガンのような発射形態、空気か衝撃波の玉のようなバージョンもある。ゲームでは、我愛羅が守鶴の頭を砂山で作って、そこから砂を含んだ?白黄のエネルギー波を発射していた。

◆分身系

上記の性質変化と組み合わせた「水分身の術」「岩分身の術」「雷遁・影分身」などや粘土などを媒体とした分身術もあり、熟練者ともなれば忍具を分身させたりする芸当も可能。

実体を持った分身を作り出す。
基本的に分身が一撃でも攻撃を喰らったり本体が気絶・死亡することで術が保てず解除される。
影分身の性格や記憶は本体に準拠するが、「自分は影分身で、本体が別にいる」という認識が追加されて完全に独立している。

  • 分裂の術
二代目土影・無の術で、本体を2つに分けることができる。
印を結ばずに発動できるが、影分身のような実体を持つ分身ではなく本体そのものを2つに分けるため、必然的に力も半分になり分裂中は塵遁が使えなくなる。
ただし分裂体が揃って行動している場合はまた別なのか、「ナルティメットストーム」シリーズではこの状態から塵遁を叩き込む「塵遁・分裂原界剥離の術」がある。

  • 手裏剣影分身の術
投げつけた手裏剣を影分身させて手数を増やす。
術者自身ではない忍具を影分身させるという高等忍術であり、会得難易度は高い。

  • 朧分身の術
影分身と普通の分身の術の間を取ったような術。実体があるように見える分身を作り出し、これを囮にして攻撃する。

  • タコ足分身の術
八尾・牛鬼の固有能力。タコ足を切り離して分身に変化させる。
本体の一部を犠牲にした分身であるため、実体がある上にチャクラも本人のものなので、万華鏡写輪眼を以てしても看破は不可能。


封印術

人間や物体、チャクラなどの対象を物理的に、もしくは術式を用いて封印する術。
術によっては尾獣のような強大な力を封印することも可能だが、封印対象の力次第ではあっさり解除されてしまうものもあれば、ほぼ一撃必殺に近い強力な術まである。

  • 一糸灯陣
対象の足元または体の上に陣を広げて動きを封じる。
封印術を学ぶ際の基礎とされる術だが、強度は術者のチャクラのコントロール能力や対象の実力に左右され、作中でうみのイルカがナルトに使用した際には既にナルトが九尾のコントロールを成功させた後だったため、あっさり破られてしまった。
「BORUTO」では複数人でかける「多重一糸灯陣」が登場している。

  • 陰封印
3年間という長期間にわたり、緻密なチャクラコントロールを行うことで、額に膨大なチャクラをストックしておく封印術。「解」で使用する。

  • 四象封印/八卦封印
尾獣の力を押さえ込む封印式で、ミナトがクシナから学んだ、渦潮隠れの里の封印術がベースとなっている。キラービー曰く、彼に八尾を封印している鉄甲封印よりも強力らしい。
この四象封印を二重にしたものが八卦封印で、ミナトはその間から漏れる九尾のチャクラをナルトのチャクラに還元できるよう術式を組んでいた。
なお、ナルトを人柱力にした四象封印にはなぜか飛雷神のマーキングが書き込まれていたが、ミナトがこれをやったのは死に際であるため、何のためのものかは不明。
また派生術として術者の死をトリガーに発動し、周辺の物質を根こそぎ削り取って封印してしまう裏四象封印がある*8

  • 火影式耳順術・廓庵入鄽垂手(ほかげしきじじゅんじゅつ・かくあんにってんすいしゅ)
木遁の力で尾獣のチャクラを強制的に抑え込む術。
原作ではヤマトが、アニメオリジナルの過去編では千手柱間も使用した。
掌に現れる文字は術者が尾獣に対して行う命令で、本編ではどちらも「座」の文字のみ。

  • 五行封印
指に青い焔を灯し、相手の腹に叩きつける。
作中では大蛇丸がナルトに使用。
服を捲り上げ彼の八卦封印に上書きする形で使用したのだが、偶数封印と相性が悪い奇数封印を敢えて用いたことで、
これ以降、解呪されるまでナルトのチャクラコントロールは著しく妨げられることとなった。

  • 金剛封鎖
うずまき一族固有の封印術。
背中から伸びるチャクラの鎖であらゆる対象を縛り封じ込める。
クシナのそれはかなり強力だったらしく、後に同じくうずまき一族の血を引く香燐もこの術を会得している。

発動すると術と契約した者のみが見える白装束を纏った般若のごとき恐ろしき形相の死神が術者の背後に現れ、発動者を模した魂を縛る。
その後、術者の腹を呪印の浮かび上がった死神の腕が貫通して対象者の魂を引きずり出し、両者の魂を喰らい封印する。
印は「巳→亥→未→卯→戌→子→酉→午→巳」。
詳細は項目を参照。

  • 封印術・幻龍九封尽
外道魔像の口から出る半透明の龍の首で尾獣を人柱力から引きずり出しそのまま魔像の体内に納める術。
尾獣を完全に引き剥がすには数日かかる。
ちなみに、発動には暁の持つ指輪を用いるが劇中では大蛇丸が指輪を持ち逃げしているため術の効率が落ちている。

  • 封印術・三方封印
「BORUTO」で木ノ葉丸が用いる封印術。三人がかりでピラミッド型の壁を作り出し、閉じ込めた相手を拘束する。
元々は初期のゲームでヒルゼンが使用したゲームオリジナルの術で、これを逆輸入したもの。

  • 布縛りの術
無力化した敵を長い布で覆うようにぐるぐる巻きにして縛り、動きを封じる。第四次忍界大戦において、穢土転生の死者を無力化するために使用し、口寄せ封じの札を併用してカブトによる制御を防いだ。

呪印術

呪印」と呼ばれる呪縛力をもった印を対象者に刻み、その能力や行動などを思いのままに支配する封印術の一種。

  • 「天」の呪印、「地」の呪印
大蛇丸が重吾の体質を研究して開発した呪印で、チャクラに反応して強制的に力を引き出す効果がある。
受印されるだけでも凄まじい激痛が走り、それによって命を落とす者も多い。
呪印の独特の文様が体を取り巻く「状態1」と、体色や目が変色し身体の一部が変形、角や翼などが生えてくる「状態2」が存在し、後者の方が引き出せる力は遥かに大きい。

  • 籠の鳥
日向一族宗家が分家の者に施す特殊な呪印術。
額に刻まれるため、分家はみな額当てで呪印を隠している。宗家の者のみが知る印を結ぶと対象となる者の脳を強烈な痛みが襲い、脳細胞自体も容易に破壊することができる。
最大の特徴として、被術者が死亡する際に白眼を封印する効果を持ち、死体が外部に渡っても術の仕組みを解析できない…つまり「分家の支配」と「白眼の機密保持」の一挙両得な術である。
名称はアニメで判明しているが、これは呪印の模様には名の通り「籠の中の鳥」という意味も込められている。

結界忍術

対象となる敵や物体を隔離し閉じ込めたり封鎖・隔離された空間への侵入を阻む封印術の一種。
このような忍術には罠が仕掛けられていることがあり、「トラップ忍術」と呼ばれることもある。

  • 感知結界
チャクラを感知できる水の球「感知水球」と連動しているドーム状の結界。
木ノ葉の里に常に張られており、不審者が侵入した瞬間その方角と人数を察知する。
但し上記の通り外見ではなくチャクラを感知するため、自分や他人のチャクラの量を自由に操って気配を完全に消したり他人のチャクラをコピーして別人になりすます術者と感知システムの相性は非常に悪い(術者が変化の術を使用して外見も変化させてしまえば更に相性は悪くなる)。

  • 四紫炎陣
音の四人衆が木ノ葉崩し編で使用。
四人衆が四方に陣取り、建物の屋根一帯を覆う結界を発動する。この術で物見やぐらの上にいるヒルゼンと大蛇丸を隔離した。
結界は暗部でも突破できないほど強固で、更に触れたものを焼き尽くす効果があり、一人の暗部が犠牲になった
ただ、隅に陣取る四人衆が動けば結界は維持できなくなるため、四紫炎陣の内側にも身を守る結界を張っていた。
この術の上位版である「四赤陽陣」「六赤陽陣」も存在するが、前者は火影クラスが4人、後者に至っては六道の力が必要になるなど、とんでもない高等忍術である。

  • 四黒霧陣
音の四人衆が使う封印術。四人がかりで黒い霧を生み出し、対象者を完全に封印する。
対象者に及ぶ影響を抑制する作用があり、サスケを呪印に馴染ませるために使う丸薬「醒心丸」の死のリスクを回避するために使った。

  • 五封結界
任意の場所に1枚と周囲1km四方に4枚の「禁」と書かれた札を貼ることでその場所に出入り出来る人物を限定する結界。
ペインはトラップとして札を剥がした相手と全く同じ外見・能力を持つ偽物を出現させる鏡面襲者の術を仕込んでいた。

  • 雨虎自在の術
ペインが用いる結界忍術の一つ。雨隠れ全体に天道のチャクラとリンクする雨を降らせる。
この雨に打たれる=天道のチャクラを遮る者を探知することが出来、よそ者が入り込めばすぐに看破される。

  • うちは火炎陣
うちは一族が用いる火遁の結界。チャクラを五指に点火して地面に突き立て、目標の区域を隔離する高熱の結界を張る。


◆医療忍術

その名の通り対象者を治療するための忍術。
アニメ版では医療忍術で使われるチャクラは薄いエメラルドグリーンで表現されている。
戦場では非常に重宝されるが、膨大な専門知識と微細の極致とも言われる繊細なチャクラコントロールが必要となる。
修得にも時間がかかる為医療忍者は非常に数が少なく、かつての大戦中は医療忍者不足が大きな問題となっていた。
基本的に回復役として活動することが多いが、優れた医療忍者はその技術を戦闘に応用したりしている。

  • 掌仙術
医療忍術の基礎となる術。掌を媒介にチャクラを流し込み、傷や疲労をいやす。
単純にチャクラを供給する目的でも使用可能。

  • チャクラ解剖刀
チャクラを手に集中し、メスとして用いる。カブトはこれを攻撃手段として使うことが多い。

  • 忍法・創造再生
陰封印で溜めたチャクラで細胞分裂を促進し、一気にダメージを修復する。
医療忍者は掟として「前線に出てはならない」「死んではならない」という縛りがあるが、この術を極めた場合のみそれを無視することができる。
オリジナルは柱間の肉体が持つ治癒能力で、この術はそれを再現したもの。

  • 百豪の術
創造再生で消費する膨大なチャクラをまかなう為の術。陰封印で溜め込んだチャクラが一定量に達すると「百豪の印」が額に浮かび、基本の身体能力が爆発的に向上する。

  • 医療水遁
水遁チャクラで発生させた水を操り、チャクラや傷を回復させたり手術を行う。
アニメオリジナルの術。

  • 陰喩消滅
攻撃を喰らう場所にチャクラを集中し、ダメージを受ける前に回復を始めることで傷を相殺する。
先読みの鋭さと分析力、度胸が必要になる。

  • 細患抽出の術
患者のチャクラを感知し、その乱れ方から毒物など有害な要素を特定、チャクラ解剖刀で切開して取り出すと共に損傷部を回復する。


◆転生忍術

自身の魂を転生させたり死者の魂を蘇生させるといった類の術。
後者の場合、術の行使後に術者は引き換えに自身の命を落とす
その性質上禁術指定されている術が多い

  • 不屍転生
別名「不老不死の術」。大蛇丸が長い時間をかけて開発した禁術。
単純に言うと「他人の体を乗っ取る術」。
詳細は、自分の体内に対象を取り込み、異空間でその精神を覚めぬ眠りに落として体を乗っ取る。
使用の際は真の姿である白い大蛇になる。体から発せられるガスを吸わせて麻痺させた後に「パクッ」といくようだ。
他者の体に移った後も首を伸ばしたり口からゲロゲロしているため、術者の能力を引き継ぐ性質もある様子。
一度使ってしまうと最低2~3年使えないが、失敗した場合はカウントされない。

  • 己生転生
チヨ婆を筆頭にした砂隠れの傀儡部隊で傀儡に命を吹き込む目的で開発された忍術。死者を蘇生する事もできる。
術自体は完成するも、使用者の命と引き換えにするというリスクが発覚したために禁術指定された。
生きている者に対して使う事も可能で、その場合は通常の医療忍術では手の施しようがない重傷でも治療可能な高度な術となる。
使うと無条件で命を落とす術ではなく、「致命傷を負ったがまだ死んではいない者」を治療する場合、大幅に消耗はするが命を落とすまでは至らない。
逆に死者を蘇生する場合、命を落としても尚足りない場合がある。
後者については術者以外の他者が手を添える事でチャクラを補助する事ができる。

◆時空間忍術

時空間を跨いで物体や人間を転送する忍術。

離れた場所から動物や人やものを呼び寄せる、いわば召喚魔法のような術である*9。一般的な口寄せの術の会得難易度はC=中忍レベルで、印は「亥→戌→酉→申→未」。
噛むなどして指から出血させ、その血を反対側の手のひらに塗った上で印を結び、血を塗った方の手を目の前の地面または空間に突き出す事でそこに術式が展開されて術が発動する、と言うのが基本。
動物の場合は「認められる」「飼い慣らす」などの方法で契約を結ぶ必要があるが、この制限のない物体の口寄せについてはどうやって口寄せ対象とするのかは不明。

二代目火影・千手扉間が開発した忍史上最悪の禁術
死者の魂を口寄せして縛り、使役する。
詳細は項目参照。
「口寄せの術」の本義に一番近い術でもある。

千手扉間が開発した術の一つ。
術式でマーキングした場所に一瞬でワープする時空間忍術。
分類は口寄せの術の一種で、マーキングに向けて自分自身を口寄せするという原理らしい。
ワープするのは自分自身の他、自分の体かチャクラが間接的にでも触れている物体や生物を一方的に転送することもできる。

マーキングはインクなどで物理的に書き込んでも良いが、使い手のチャクラを付着させる事で術式を書き込む事もできる。
後者の場合、術者が対象に一度直接触れないといけないが、チャクラそのものを剥がすような特殊な手段でない限りマーキングを消される事が無い。
なお術式の形状はかなり術者の好きにできる模様。

ほぼ完全な瞬間移動であるにもかかわらず、マーキングさえしてあれば印を結ぶ事すらなくノーモーションで発動できるため、奇襲性・速攻性に非常に優れる術。
波風ミナトにも受け継がれており、第四次忍界大戦において使い手としてはミナトの方が上手であることを自ら認めている。
また、複数人で対象を取り囲んで発動する連携術「飛雷陣の術」もある。

  • 時空術式・黄泉転身の術
トラップ忍術の一つ。行動不能になった際に術式を展開、自身と対象者の魂を肉体から引き剥がして結界内に引きずり込む。
感知をすり抜けるため、通常は目視以外の方法で発見することは不可能だが、人柱力など特殊な感覚を用いれば感知が可能。
アニメオリジナルの術。

  • 天送の術
手元の物体を任意の地点に転送する。
生物を転送する場合、反動で肉体がズタズタになるリスクがあり、無傷で移動できたのは三代目雷影のみ。
その息子である四代目雷影はギリギリで耐えることができるレベルで、綱手は「創造再生」でダメージをリカバーすることで無理矢理やり過ごした。


血継限界

特定の一族特有の体質などがあって初めて可能になる術、またはそれを可能にする体質のこと。
こういった特殊体質の多くは遺伝によって一族の子孫に受け継がれているが、一代限りの場合も血継限界として扱われることがある。

その体質を持っていなければその術は修得できず、血を引いていても血継限界の術に覚醒しないことも多い。*10
血継限界を持つ一族はその強力な能力故に迫害される場合や、戦争時は重用されても平和になると疎まれ、悲惨な末路を辿ることもある。

基本的に写輪眼白眼輪廻眼のような瞳術屍骨脈といった特殊体質などの「体質タイプ」と先天的に複数のチャクラ性質を持ち、チャクラの性質変化を2つ同時に行い融合させることで新たな性質変化を発生させる「性質変化タイプ」に大別できる。
瞳術であれば眼球、性質変化タイプであれば術者の細胞の移植等により他者でも扱うことができる場合もあるが、深刻な副作用が発生することが多い。
なお性質変化タイプについては素質のある者が修行することで後天的に身につけられるものもあるが、同じ性質変化でも全く同じ術になるとは限らない*11
術の詳細は個別項目を参照。


◆秘伝忍術

個々の一族のみに代々伝わる特殊な術。
血継限界との違いは使い方を覚えれば一族以外の者でも扱えることだが、基本的に外部流出しないために巻物などには残さず口伝のみで伝えられる事が多い。

奈良一族

陰遁に属する影を操る術を扱う。

  • 影縛りの術
形態変化させた影を相手の影に繋げ、動きを完全に止める。
派生術として実体化させた影で物体を動かす「影寄せの術」、相手の首を縛ってへし折り殺す「影首縛りの術」、実体化した影で貫く「影縫いの術」などがある。

  • 影真似の術
影縛りの応用。影縛りの状態から術者と対象の動きを完全に連動させる。
縛った後は印を解いても持続するという強みがあるが、反面縛りの強さ自体は影縛りほどではなく、解除されやすい。
シカダイはテマリの協力を得て、影を円形に広げて効果範囲を広げるという応用を編み出した。

  • 影真似影縛りの術
上記二つの合わせ技。味方を影真似で操って対象に接近させ、影を重ねることで影縛りの拘束に陥れる。

  • 影真似手裏剣の術
クナイやアイアンナックルなど、チャクラを保持できる忍具に影真似の術を仕込み、対象の影を射抜くことで影真似に落とし込む。
影が繋がっていなくても持続するが、射抜いた忍具が抜けてしまうと解除される。

山中一族

自分の精神を放出して他者の精神に入り込める術を使う。

  • 心転身の術
対象の精神に直接干渉し肉体のコントロールを乗っ取る。
一見するとチートみたいな性能を持っているが、
  • 術の発動時間が短い(二・三分程度)上、発動中の自分の身体は無防備
  • すぐには戻れない
  • 心転身した相手の身体的ダメージは術者と連動する
  • 多重人格の相手には思わぬ反撃を受ける
など、色々と制約が多い。
本来は諜報で使うためのもの。

  • 心乱身の術
心転身の応用で、対象の精神を狂わせ本人の意識とは関係なく同士討ちさせる。
いのいちはこれを複数に対して及ぼす「心乱円舞の術」を使用している。

  • 心伝身の術
多人数と思念のやり取りを行う。心転身が諜報用であるのに対し、こちらは味方間での連絡に使われる。
距離には制限があるほか、人数が増えるほど、時間が長くなるほど術者への負担は大きくなる。いのいちは専用の増幅機器を用いていたが、いのはナルトの九尾チャクラの援護があったとはいえ、戦場全域を中心とした超広範囲に長く繋げっぱなしでも平気だった。*12

  • 感知伝々
チャクラをソナーの代わりにして周辺の敵の位置を探知する。仲間と接触することでこの情報を共有することが可能。

秋道一族

陽遁の性質変化に基づいた体を肥大化・巨大化させる術を使うが、使用するとカロリーを大量に消費する
秋道一族が皆大柄かつデブ…肥満体なのはこの術のためのエネルギーを確保するため。

  • 倍化の術
術者の肉体を肥大化させる。身に着けている服や装備の類も一緒に巨大化する。
手足だけを巨大化させる「部分倍化の術」もある。

  • 超倍化の術
倍化の術の上位術で、体躯を何倍にも巨大化させる。
尾獣に匹敵するサイズまで大きくなれるが、相応に負担も大きくなる。

  • 肉弾戦車
倍化の術で肥大化した体で転がり体当たりをかける。クナイや頭髪をスパイクとして使い、制動力や威力を高めた「肉弾針戦車」もある。

  • 蝶モード
一族の秘伝・カロリーコントロールによってチャクラを増大させ、身体能力を大幅に増加させる。膨れ上がったチャクラは肩甲骨との摩擦で蝶の羽のような形に形態変化する。
溜め込んだカロリーを全てチャクラに変換するため、発動すると一気に痩せてしまう。*13
本来は一族秘伝の丸薬「トンガラシ丸」によって、生存に必要な分も含めた全てのカロリーをチャクラに変換するという捨て身の術だが、第四次忍界大戦においてチョウジが自力での発動を実現した。
チョウチョウはカロリーコントロールが正常にできておらず、蝶の羽は出るものの身体能力はむしろ低下するという不完全な状態であり、後に克服するまでは外見の変化のみに使用していた。

  • 蝶弾爆撃
蝶モードで使用する体術。増幅したチャクラを拳に集め、渾身の鉄拳を叩き込む。

油女一族

木ノ葉に伝わる蟲使いの一族であり、この世に生を受けると同時にその体を巣として体内に様々な蟲を寄生させ、自らのチャクラを餌として与える。
ちなみにアニオリ設定ではあるが蟲使いの一族は他の里にも存在し、岩隠れの里には蜂使いの一族がいる。

  • 奇壊蟲の術
チャクラを餌とする特殊な蟲を体内に寄生・使役する。
攻撃・防御・捕獲・治癒・探索・追尾など、あらゆる場面で活用されるが、蟲であるため食虫植物に弱い。

  • 秘術・蟲玉
奇壊蟲の群れを取り付かせ、対象の全身を覆って動きを止めつつチャクラを食い尽くす。
トビの動きを止めるために使用したが「神威」のすり抜けで逃げられた。*14

  • 蟲邪民具の術
無数の蟲を放ち、チャクラ感知を妨害する。

  • 燐壊蟲の術
「根」の忍者である油女トルネと彼の父・シクロに寄生するナノサイズの奇壊蟲。
この蟲は生体細胞の中でしか生きられず、抗体のない相手に感染すると細胞に寄生・破壊する。
また余りにもサイズが小さいため、トビの写輪眼をもってしても一瞬チャクラを流し込んだのと間違えてしまうほど。
感染力も非常に高く、異空間に吸い込む際に触れたトビの右腕は一瞬にして毒に侵された。

犬塚一族

忍犬を従える一族で、獣のような動きで戦う「擬獣忍法」を用いる。
戦闘でも連携重視の戦法が多いが、どちらかと言えば体術が多い。
…犬[[アレルギー]]の人とかどうするんだろう…

  • 四脚の術
擬獣忍法の基礎。手足を使った四足で走り身体能力を高める。

  • 獣人分身
術者は獣を模した「擬獣忍法」、忍犬はその状態の術者に変化する「擬人忍法」で疑似的に分身。
お互いに四脚の術を使って連携を取る。

  • 通牙
体を高速回転させながらドリルのように体当たりをかける。

  • 牙通牙
キバの代名詞で、忍犬との連携技。
獣人分身の状態から二人がかりで通牙を叩き込む。ちなみに通牙は体の中心軸を軸とした横回転で、これが縦の回転(前転)だと「牙転牙」という別の術になる。*15

  • 犬塚流人獣コンビ変化・双頭狼
忍犬を巻き込んで変化の術を使い、二つの頭を持つ巨大な狼に変化する。
影分身を加えてケルベロス化した「参頭狼」もある。

  • 牙狼牙
双頭狼の状態で通牙を叩き込む。回転速度の速さから術者の視界が全く効かないという欠点があり、キバはこれを赤丸の小便でマーキングして嗅覚でターゲットを補足する「ダイナミック・マーキング」でカバーしている。

  • 牙牙転牙
参頭狼の状態から転牙を放つ。尻尾を追いかけるようにして回転する。


◆個人・汎用

性質変化・形態変化・秘伝・血継限界のいずれにも分類されない術。
個人固有の体質や特技を生かしたものが多い。

  • 幻灯身の術
長門が使用する術。輪廻眼を応用した術と思われ、チャクラに変換された思念を受信・増幅し、シルエットを出現させる。
思念を発している対象はその場を全く動けないが、術者を起点にすることで術を使うことはできる。
「暁」メンバーの会合に使われることが多い。

  • 傀儡もどきの術
日本人形型の傀儡に扮した本体が対象の体の一部(髪の毛がベスト)を食い取り、操り手に扮した傀儡が対象者をロックすることで精神をのっとり掌握する。
山中一族の「心転身の術」に近い。
アニメオリジナルの術。

  • 屍分身の術
禁術。対象者の脳髄を生きたまま食べることで、記憶・人格・チャクラ・能力などをそっくりそのまま奪って変化する。

  • 式紙の舞
全身を無数の紙に分解して操る。小南の固有術で、紙分身の術や紙縛りの術などの起点になる。

  • 遠眼鏡の術
水晶玉を媒介に遠くのものを見聞きする。ヒルゼンが里の様子を見るのに使ったほか、オビトも「限定月読」を使うための下準備としてナルトを監視するために使用している。

  • 忍法・超獣偽画
サイが用いる陽遁の術。
墨で描いた絵にチャクラと思念を込めて実体化・使役する。
息子のいのじんは画風がポップになった「超獣偽画・現代」を使用。

  • 迷彩隠れの術
遁甲の術の一つ。チャクラで光を屈折させて身を隠す。
瞳術を用いるか、チャクラ感知が出来なければ発見は不可能。

  • 孔雀妙法
サスケ奪還編後のアニメオリジナルエピソードで登場した「星隠れの里」の忍が使用。
チャクラを増幅させる隕石「星」を用いた特殊な修行で会得する術で、背中から発生させた孔雀の羽根型のチャクラを形態変化させて攻撃・防御・移動など多岐に用いる。
ただし、使い過ぎると経絡系を破壊され死亡するため、三代目星影によって会得のための修行が禁止されている。

  • 無塵迷塞
水滴を操作し身に纏い光を湾曲させ、自らが消えたように見せかける術。
二代目土影の無はこの術とチャクラを消す能力を合わせることで「無人」と恐れられた。

  • 餅遁・無限白玉
木ノ葉の甘味処「あんころ堂」の秘伝忍術。
練り上げたチャクラを白玉に流し込んで無限に増殖させる。大食い大会に参加していたチョウジ&チョウチョウの親子を妨害するために使ったものの、術者が止め方を忘れていたためにパニックを引き起こした(最終的にチョウジが全ての白玉を食べ切り、増えたチャクラは蝶モードで消費することで解決)。


◆忍具を用いた術

特殊能力主体の本作において、クナイや手裏剣、煙玉など現実の忍者も使用するアイテムを用いた戦法も多く存在する。
中にはチャクラや性質変化と組み合わせることでトリッキーな攻撃も行える。

  • 手裏剣術
いわゆる手裏剣そのものの他、クナイ等の何らかの武器を投擲して相手にぶつける戦闘術の総称。
下記の起爆札などとの組み合わせや牽制程度の目的であればクナイが使われる事が殆どだが、手裏剣術そのものに攻撃力を求める場合は大型の手裏剣を用いる事もある。
影分身の術と組み合わせ、少数の手裏剣で大量の攻撃を行う「手裏剣影分身の術」、
先に投げる手裏剣の影に隠れるようにもう1枚の手裏剣を合わせて投げる事で不意を突く「影手裏剣の術」などがある。

剣術

忍が用いる直刀(反りのない刀)は、忍里が出来る以前の戦乱時代にはごく一般的な武器として用いられていた。
現在では全ての忍が携帯するわけではないが、霧隠れや雲隠れでは剣術の修得にも力を入れている。
基本的に直刀だが様々な大きさ・形状があり、霧の忍刀七人衆が使う刀のように通常の刀からかけ離れた形状のものもある。

  • 木ノ葉流・ 三日月の舞
三体に影分身し、三日月が舞うかのごとく斬り掛かる。

  • 裏霞斬り
オモイが使うキラービー直伝の剣術。
鞘に納めた状態から太刀筋を読ませず攻撃する。

  • 破断
鉄の国の侍達が使用する剣術。
正面から敵を両断する。

  • 血霧刀法・骨抜き
双刀・ヒラメカレイを分割し、そこに収束したチャクラをクナイ型の針として無数に飛ばすことで相手の経絡系を破壊する。

  • 長刀忍法地蜘蛛縫い
地面にワイヤーを張り、相手の両足を切断する。
アニメ版オリジナルの術。

  • 爆刀術発破勒重死
爆刀・飛沫の刀身を伸ばし、相手を囲み大爆発を起こす。
アニメ版オリジナルの術。

  • うちは流剣術
うちはサスケが独自に磨き上げた剣術。
居合斬りの如く抜刀と同時に敵を両断し、刀身に雷遁を纏わせて切れ味を増す事もできる。

札・巻物

忍具の中でも札や巻物の様な紙媒体にインクで術式を書き込むことで発動させるもの。
上記の口寄せや飛雷針の術もそれぞれ巻物や札を用いる場合がある他、テンテンは巻物で更に他の忍具や術を呼び出して扱うのが彼女の基本戦術である。

  • 天地双書
中忍試験編で登場した巻物。天の書と地の書の二つが存在。開くと自動的に試験官である中忍が口寄せされ、その時合格条件を満たしていなければ問答無用で昏倒させられる。
あくまでも昏倒だけであるものの、危険生物がはびこる森で昏倒させられた下忍がどうなるかは言うまでもないだろう。

  • 起爆札
一定時間が経過すると爆発する術式が書かれた札。クナイに結びつける・貼りつけるなどして目標物に投げたり、時限爆弾や地雷の要領で敵に対する罠として使用される。威力が高いため戦争では広く使われる。

  • 互乗起爆札
起爆札の派生。扉間が考案した術の一つで、穢土転生を攻撃に転用するため作られた。
起爆札に「新たな起爆札を口寄せする」という術式を加え、さながらクラスターボムの様な連鎖大爆発を引き起こす。
作中で披露した際には穢土転生の自分の体に腕を突き込み内部から取り出し「自分の体でやるのは初めてだが…」と自分ごと爆破することで兄とはまた別方向でとんでもない卑劣チートっぷりを発揮していた。
ヒルゼンの「出るか…!二代目様考案の…」という倫理的にアウトな発言内容から穢土転生体の内部にこの互乗起爆札が組み込まれ、蘇生させた死者の身体を人間爆弾にするのが常套手段だったことが推測できる。
穢土転生という術について言われていた、「術の精度を上げないと強さが発揮されず、上げると反逆される危険が高まる」という欠点に対する答えでもある。
精度を上げなくても人間爆弾にすれば力量に関係なく一定の成果が出るし、反逆されるリスクも無くなる。
千手扉間というキャラクターの合理的・効率的な思考回路がよく分かる術である。
ちなみに普通の起爆札は札の真ん中に○印と「爆」の字が一つだが、これは一回り大きく、四隅と真ん中に「爆」の字があるのが特徴。

  • 禁個呪の札
呪印を刻んだ札を対象者の心臓に仕掛け、術者の意志に応じて操る。
自害および札を取り除く行動は禁止されるため、他者に破壊してもらうしかない。
「ナルティメットストームコネクションズ」では髪飾り型の簡易版が登場している。

傀儡人形

「傀儡の術」で操るカラクリ人形の総称。
傀儡人形は各里に存在するが、そもそも「傀儡の術」は二代目風影・沙門が兵力で劣る砂隠れの忍が大軍と渡り合うために開発した術のため砂隠れが本流。
傀儡人形の研究・開発を行う専門の部隊もあり、人形も人型から獣型とバリエーションも非常に多く、人間に偽装する戦術も編み出されているが、術者が指先から出るチャクラ糸で人形を操る性質上術者は人形の操作に意識が集中するため無防備になり、近接戦に弱いという共通の欠点がある。

人形内部は刃物やワイヤーなど様々な仕込み武器やチャクラを通す配線が組み込まれており、メンテナンス次第では20年以上もの間運用が可能となる他、技術が伴えば人間の体に傀儡の一部を移植することも可能*16

また一度に操れる人形の数で傀儡使いの実力が測れるとされ、当初は1体しか操れなかったカンクロウは最終的には3体同時に操れるようになった。
チヨ婆は指1本で1体の人形を操り、計10体の人形を同時に操ることが可能で、サソリは指ではなく胸部の穴からチャクラ糸を出すことで100体の傀儡を同時に操っている。

科学忍具

『BORUTO』に登場した科学技術を用いた新型の忍具。
戦後に発達した科学技術を用いているのが特徴で、木ノ葉隠れが率先して開発しているが、「」に一部技術が流出している*17

  • 忍籠手
ガントレットのように手首に装着し、あらかじめ忍術を封入した巻物型カートリッジを装填してそこに保存された忍術を発動する。
カートリッジに術を封入した者のチャクラを用いるため、忍具使用者はチャクラを消費せずに本来の実力以上の術を使えるようになる利点があるが、まともに修行をしていない未熟な忍でも強力な術を使えてしまうという危険性を孕んでいる。

  • 義手
大筒木モモシキが使う「高皇産霊尊(たかびむすびのかみ)」のチャクラ吸収能力を再現した義手。

  • シジマ
設置箇所から一定範囲内の空間内で生じた音を特定位相の音波をぶつけて相殺し消す装置。
アニメでは未登場。

  • 煙閃光弾
煙玉や光玉の発展系にあたり、強烈な音と光で相手の感覚を麻痺させる。

  • チャクラ刀
使用者のチャクラを吸収しチャクラの刀身を形成する。簡単に言うとライトセーバービームサーベル
作中では試作段階のため起動中はチャクラを急激に消費し続けてしまう欠点を持つ。

  • 御鏡ドローン
「殻」が発明した科学忍具。
チャクラで遠隔操作される円盤型ドローンで、上空から術弾で攻撃を行う。

  • 瞳術複写の義眼
ゲーム「ナルティメットストームコネクションズ」で登場した科学忍具。
通常の義眼としての機能に加え、瞳術を専用術ごとコピーするというとんでもない機能がある。
劇中ではうちはナナシの万華鏡写輪眼をコピーし、須佐能乎の使用を可能とした。


【関連技術】

幻術

「対象に幻覚を見せる」「催眠効果を及ぼす」といった精神に作用する陰遁系の術。
使い手と対象者の力量次第では、対象者がチャクラを全力で一ヶ所に集中させることで自力で幻術を解く、また2人以上であれば対象者の体内にチャクラを流す事で解術する事もできる。
うちは一族の写輪眼は目などを合わせる事で幻術を掛ける事ができるなど、幻術において非常に秀でた能力を持つ。

  • 黒暗行の術
対象者の視覚に干渉し、何も見えない状態に陥れる。
気配の感知も封じるという凶悪な付随効果があり、かかってしまえば火影レベルの忍者でも滅多打ちになる。

  • 魔幻・枷杭の術
巨大な杭に突きさされた幻覚を見せ、動きを封じる。

  • 魔幻・気蒸の楼閣
二代目水影・幻月の術。口寄せした蜃が発生させた霧を媒介に蜃気楼を投影し、術者と蜃の姿を全く別の場所に投影する。
虚像を攻撃しても幻月にはダメージはないが、逆に幻月はこの虚像を媒介に忍術で攻撃できるため、一方的に攻め立てることが可能。さらに、あくまで本人の姿を別の場所に映しているだけなので、言動・挙動は完全に本人のもので、実際に攻撃して来ることも手伝い幻だとわかっていても気を取られてしまう精神的な陽動にもなる。


◆体術

己の肉体を武器として直接的に相手を攻撃、また移動や追跡等を指す。
忍が用いる「術」としては最も基礎的な技法で、一部例外を除きチャクラを練り上げる事も印を結ぶ必要もなく、発動条件が複雑な忍術や幻術に比べると術の構造は至って明快である。
攻撃は主に以下の『柔拳』と『剛拳』の二つの流派に類別される。

剛拳

殴る蹴るといったより直接的な攻撃手段で相手にダメージを与え外的損傷を及ぼすことを主体とする技法。
難易度の低い術から高い術までレベルは幅が広く、万人に分け隔てなく会得できるが、雷遁との融合技である四代目雷影の「忍体術」や綱手やサクラといった医療忍術の能力を持つ者が緻密なチャクラコントロールのノウハウを活かした剛力など、体術に忍術の技法を加えた合せ技も多く存在する。

  • 八門遁甲
体内に存在する8つのチャクラの密集した部位である八門をチャクラで強引に開放することで爆発的に戦闘能力を向上させる禁術。
代償に開放するごとに術者への肉体的負担も増し、八門全てを開いた状態は特に「八門遁甲の陣」と呼ばれる。
門は文字通り8つあり、それぞれ開門、休門、生門・傷門・杜門・景門・驚門、死門。
元ネタは、諸葛亮の石兵八陣でもお馴染みの 古代中国の占術「八門遁甲(奇門遁甲)」。

「八門遁甲の陣」発動時は一時的に五影すら上回る普段の何十倍もの圧倒的な力を手に入れられるが、術者は必ず命を落とすと言われている。
下忍だったガイの父・ダイは死門を開いた際は忍刀七人衆を撃退する力を発揮し*18、ガイが死門を開いた際は六道マダラすら死にかけるレベルの凄まじい戦闘能力を見せた。
ガイはこれを伝授される際、最後の死門を開放する条件として「自分の大事なものを死んでも守り抜く時」という自分ルールを与えられた。
ちなみに、八門開放時にガイが使用する技は、順に「朝」「昼」「夕」「夜」の名+「技のモチーフの動物」名がついている。
ナルストシリーズでは覚醒の別パターンとして実装されているが、さすがに死のリスクは再現されず、効果切れの後に長時間の操作不能に陥る形で取り入れられている。そのレベルなら七門まででもあったことは密に、密に。
ちなみにアニメオリジナルの部分では、船を高速で漕ぐために六門まで開いた事がある。
また、マダラが八門遁甲の陣の詳細について知っている様子から、少なからずマダラの世代ではダイ以前の八門遁甲の使い手が存在していた模様。

  • 表蓮華/裏蓮華
リーが会得した八門遁甲の技の一つ。木ノ葉の里に伝わる体術で、表は開門のみ、裏は杜門までを開いて身体能力を向上させる。

  • 獅子連弾
サスケが「表蓮華」を真似て編み出した体術。敵を風に舞う木の葉に見立てて立ち回る「影舞葉」で追いかけ、打ち上げながら連打を叩き込みつつ、かかと落としで〆る。
原作では少年篇で使ったのみだが、疾風伝ではナルトとの最終決戦で久々に使用されている。

  • 七天呼法
アニメで登場した体術。特殊な呼吸法により酸素の供給量を増やし、身体能力を向上させる。
「第一活性」から「第三活性」までの三段階があり、点穴を開くわけではないものの、効果そのものは八門遁甲に近い。

  • 瞬身の術
チャクラで肉体を活性化させ、高速移動する。
地域によって種類が違い、木ノ葉瞬身や霧瞬身、砂瞬身、水瞬身などがある。
あくまでも肉体強化による高速移動だが、原作後半では設定が変更され、飛雷神の術を含め「離れたところに一瞬で移動する術」の総称となっている。
ナルトが火影就任後に会得したものは精度が跳ね上がり、飛雷神の術とほとんど同等の速度で一瞬のうちに移動できるレベルである。

柔拳

白眼の能力を駆使した日向独自の体術戦闘技法。
正確にいうと柔拳は内臓を攻撃する拳法の総称で、日向一族のものは日向流と呼ばれる……という死に設定。一応アニメでは日向一族や白眼を知らなくとも柔拳は知っている者や、白眼を持たずとも柔拳のようなことをしていた者はいたが
ロック・リー曰く木ノ葉最強の体術。
外的損傷を与える剛拳とは逆に手からチャクラを発し、経絡系及び経絡系と絡みついている内臓へのダメージを狙う。
内臓を鍛えることはほぼ不可能であるため、この特徴から「掠っても致命傷になる」と言われている。
さらに柔拳で経絡系上にある「点穴」と呼ばれるツボを正確に攻撃すると、攻撃対象のチャクラの流れを止めたり増幅させたりと自在にコントロールすることができる。

点穴を見抜く白眼の持ち主であれば、柔拳を用いて『北斗の拳』に登場する北斗神拳のようなことも可能。
サウザーは間違いなく青ざめる。
この特性から、柔拳及び白眼熟練者は、点穴への攻撃によって相手のチャクラを封じ、戦闘不能に追い込むのが基本戦術となる。


仙術

通常、忍は身体エネルギー精神エネルギーの2つを練り上げることでチャクラを生成し、忍術を使用している。
この2つのエネルギーに加え、自然エネルギーを組み込んで練り上げる仙術チャクラを使用する術が仙術である。

仙術チャクラ練り込むことで、既存の忍術・幻術・体術の全てを大幅に強化することが可能。
更に「チャクラ感知能力」「危機察知能力」が並の感知タイプの忍を遥かに上回るレベルで身に付く。
仙人モードの性能の高さはもちろん、そもそも仙人モードを使えること自体が作中でも屈指の実力者であることを意味するほど。


◆神術

続編の『BORUTO』にて登場した、大筒木一族が扱う能力。
神へと進化した大筒木による奇跡に等しい現象で、身動き一つで風遁のごとき暴風や雷遁さながらの雷を生じさせる事をも可能にする。
そもそもは忍術自体、印を結びチャクラを練り上げる事によって神術と同様の現象を再現したものらしい。
大筒木の不死を実現させる「」も神術の一種であり、中には世界全体に影響を及ぼす程の神術も存在する。




追記・修正は全ての術を修得してからお願いします。

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最終更新:2025年03月28日 18:05

*1 劇中では音の四人衆、オビト、イタチ・鬼鮫など部外者に容易く侵入されているが、オビトは「神威」で自由に忍び込める上に元々木ノ葉の忍のためチャクラが登録されているからであり、イタチに関しては三代目火影のヒルゼンがイタチがサスケのためにいつでも里に帰れるよう、あえて結界の術式をイタチが里抜けした当時のままにしてあるため。いくら何でもザルすぎである…

*2 前者は小説版「シカマル秘伝」に登場した木ノ葉の暗部の忍、後者はアニメ版「BORUTO」に登場したゲストキャラの盗賊が該当する。

*3 火遁=寅の印など。

*4 「九字護身法」「九字切り」などとも呼ばれる、臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前の9種

*5 劇場版ではナルトでさえ影分身を1体作るのが限界だった

*6 単行本2巻にはこの時の印(…丑→申→卯→子→亥→酉→丑→午→酉→子→寅→戌→寅→巳→丑→未→巳→亥→未→子→壬→申→酉→辰→酉→丑→午→未→寅→巳→子→申→卯→亥→辰→未→子→丑→申→酉→壬→子→亥)が掲載されているが、十二の印にはないはずの「壬」という印が含まれている。

*7 マイト・ガイ談。ちなみにそれを聞いたサクラは混乱し、チョウジは純粋に感服し、いのは嘘くさいと思っていた。

*8 ナルスト4では一撃必殺技に設定されており、使用者のダンゾウは直後にイザナギで復帰する。

*9 ゆえに英訳は「Summoning JUTHU」。

*10 柱間の孫だが木遁はおろか水遁や土遁も使わない綱手、日向一族の血を引いているが従来の白眼を使えないうずまきボルト(妹のヒマワリは使える)等。

*11 同じ「熔遁」は術者によって溶岩、石灰、ゴム等に分かれており、四代目風影・羅砂は三代目風影に師事して磁遁を修得したが、三代目とは異なり砂金を操っている(そもそも三代目風影の磁遁は性質変化タイプではなくチャクラを磁力に変換する特異体質を利用したもの)。

*12 アニオリのエピソードでは綱手から医療忍術の教導を受けた際に教わったチャクラコントロールを応用してこの術を習得している。

*13 秋道一族は術の都合上、太っていることはそのまま術のリソースを蓄えていることを意味するため、この術で痩せると一時的に無力化される。

*14 全身が覆われていたため全身がすり抜け、そのまま神威空間に移動したと思われる。

*15 単独版の「転牙」があるかは不明。

*16 チヨ婆は右腕を傀儡化し、アニオリではサソリが事故で負傷した友人に傀儡の腕を移植している

*17 アニメでは霧隠れでも開発が行われているが、こちらも現地海賊に技術が流出し、移動要塞の開発等に利用されている。

*18 アニメ版ではこの時7人中4人を倒したことが語られている。