エリック(GOD EATER)

登録日:2010/02/04 Thu 19:47:34
更新日:2025/01/06 Mon 20:58:37
所要時間:約 6 分で読めます





「お、君が例の新人クンかい?」



PSP用ゲーム『GOD EATER』及びその追加新装版『GOD EATER BURST』の登場人物。

CV:藤本たかひろ
性別:男
年齢:17歳
神機:ブラスト(旧型遠距離式)
階級:狙撃兵(推定)→狙撃兵曹長

概要    

フルネームは、エリック・デア=フォーゲルヴァイデ。姓は日本語で「小鳥遊」に相当する。
上半身に刺青を入れ、真っ赤なツンツン髪にサングラスというド派手な格好。

裕福な家庭に生まれ育ったためか、よくトイレを詰まらせるので、清掃員のおばちゃんの悩みの種になっていた。

出身は東欧だが、2069年にフェンリル極東支部に転属入隊。
以後ゴッドイーターの一人として、アラガミとの戦いに身を投じる。

ある意味で作品世界の実態を体現する人物であり、本作のプレイヤー諸兄からカルト的な人気を誇っている。



以下、彼の活躍。
そしてネタバレ











2071年、主人公ソーマと共に、ミッション「鉄の雨」に参加。

メンバー選択時に彼の名前は無い。
任務開始直後に流れるムービーを見て、大体の人は首を傾げることだろう。
同行者は一人だけのはずなのに……



「お、君が例の新人クンかい? 噂はきいているよ」

「僕はエリック。エリック・デア=フォーゲルヴァイデ」

「君もせいぜい僕を見習って、人類のため華麗に戦ってくれたまえよ」





「エリック! 上だ!」



「え?」



「うわぁぁぁぁー!!」



退 場
Killed In Action.





本作のウリであるハイスピード・ハンティングとは何なのか――
彼はその身を以て我々に教えてくれた。

体験版にはいなかった新しい仲間か?
とwktkしたプレイヤーの期待を一瞬で裏 切ってくれた。

彼について詳しく知ることになるのは、誠に遺憾ながらその死後。
フェンリルの傘下企業の御曹司でナルシストな一面があり、周囲からのうけはあまり良くなかったらしい。
だが、リンドウは彼のことを「あいつなりに、神機使いとしての責任を感じていた」と評価しており、若手の神機使いの中でも腕はそこそこだった模様。

うけは良くなかったが評判は悪くなかったようで、その早(速)過ぎる死は悔やまれるばかりである。



ちなみに「鉄の雨」クリア後の、ソーマの反応がこちら。


「…エリック?」
「……俺には関係ない」

「弱いヤツから先に死ぬ…ただそれだけの話だ」


あんまりだよ…… こんなのってないよ……



なお、リッカちゃん曰く、彼の使っていた神機は無傷で回収されたとのこと。
せめてガードを使える近接式だったら……と悔やんでも悔やみ切れない。



彼の死後、アナグラに彼の父親らしき人物(裕福そうな紳士)が出現する。みんな大好き裕福そうな少女も同時に再登場。どうやらエリックのだったらしい。

二人の会話を聞くと、ちょっと切なくなる……



エリックが極東支部に配属になった経緯と家庭環境については、公式BGM集アルバム内のボイスドラマで語られている。

生まれつき病弱な妹は家族の住む東欧の空気が合わず、遠く離れた極東支部で静養していた。
彼はそんな彼女のために、自ら志願して東欧地区から極東支部へと転属したのだ。

大企業の御曹司という順風満帆な人生を捨て、常に死と隣り合わせのクソッタレな職場へ足を踏み入れたのも、全ては愛する妹のため。
彼の人生は華麗なる愛の物語である。

彼はそこでソーマと出会い、無愛想なこの仲間を越えることを目標とし、妹の笑顔を糧に戦い続けていた。
サクヤやリンドウ以外で、主人公と出会う以前のソーマに親しげに話しかけていた数少ない人物でもあった。その会話を聞く限り、ソーマ自身も悪く思っていなかった様子。



実は発売前に『ゲーマガ』に掲載された、富澤P書き下ろし小説第一話「狂音陰翳」にも登場している。
そちらではどこかの企業の御曹司だが、わざわざ神機使いに志願して激戦区のフェンリル極東支部に所属した、という。
ゲームとは展開が微妙に違い、ソーマと二人でアラガミ討伐任務に臨んでいる。

そちらでも遠距離型だというのに敵に突撃したり、あっという間にやられてソーマに助けられたりと、雑魚っぷりを遺憾なく発揮。
任務後に主人公と合流することになっていたようで、「新型神機が見れる」とはしゃいでいた。



と こ ろ が 。





ソーマが考え事をしていた間に、背後に接近していたアラガミに、頭から――


「ぎゃ嗚呼あああああああああああああああああああ!!」


断末魔を上げて戦死。
過程は違ってもなんの活躍もなく死んでいくという結果は一緒だった。



アニメ版    

アニメ「GOD EATER ANIMATION」にも一話から登場。
隔壁を破って侵入してきたアラガミと交戦したところに背後からコンゴウの奇襲を受けて負傷。空木レンカに助けられたと思ったら今度はレンカの神機が弾き飛ばされて二人まとめて絶対絶命のピンチに。
しかし、アラガミに囲まれながらも抗うレンカの元へ第一部隊の救援が駆け付け、「ああ、ここでもこいつは……」とある種諦観のような感情を抱いていたテレビの前のゴッドイーターたちの予想を裏切り生還した。




余談    

BURST版の初回特典で手に入るプレミアムキャラクターの一つに「マスク・ド・オウガ」という人物がいたのだが、容姿がエリックと酷似。
あまりにも似ていることから、彼と何らかの関係を指摘する声が上がった。
だが、エリックは死んだ。もういない。
関係性は不明である。

PVには何故か死んだはずのエリックの姿が映っており、ラストでのマスク・ド・オウガの雄叫びは、エリックの声とほぼ一致することが確認できる。
しかし関係性は不明である。

マスク・ド・オウガのキャッチコピーにも「華麗に~」とエリックの口癖が使われているが、何者なのかは不明。
不明ったら不明なのである。


以下、更なるネタバレ











謎に包まれた神機使い、マスク・ド・オウガ。彼を連れてミッションに行った後だ。
アバターカードのメンバー記録を見てみよう。すると……






また、BURST版ではとあるミッションをクリアすると「追憶のエリック」が使用可能になる。
人類のため、華麗に復活したエリックの華麗な活躍が見れる。

ただしあくまで追憶(記憶の残滓)、本人ではない。



「華麗なる僕の華麗なる伝説、堪能したかい?」





ネタキャラとして愛されているエリックだが、彼を知る全国のプレイヤーは、話題となった『魔法少女まどか☆マギカ』3話で巴マミの最期に「マミ、上だ!」と叫んだとか叫ばなかったとか。
デジャブなんてレベルじゃないその酷似っぷりに、両作を知るファンは「あの病気過ぎる公式が今にもネタにするのでは?」と戦々恐々とし……



そして来るべきDLC1.5

コラボ衣装(女性)に何と魔法少女まどか☆マギカの主人公鹿目まどかが用意された。
やはり色んな意味で公式は変態だった……!!

ちなみに男性用はアニメ店長。
こちらも激熱に格好良いぞ!


後に3DSで発売されゴッドイーターのキャラも参戦したPROJECT X ZONEではBURST終了後のストーリーのため彼は登場しなかったがとあるキャラがヴァジュラに襲われかけた時ソーマから「上だ!」と言われている。


GOD EATER 2    

妹のエリナが神機使いとして登場。
また学生時代の友人であったエミール・フォン・シュトラスブルクも登場し、両者の話の節々で名前が出てくる。

ソーマのキャラクターエピソードでも名前が登場し、いまだエリックを死なせてしまったことを悔いていることが分かる。




「お、君が例のwiki籠りクンかい?噂はきいているよ」

「僕はエリック。エリック・デア=フォーゲルヴァイデ」

「君もせいぜい僕を見習って、アニヲタwikiのため華麗に追記・修正してくれたまえよ」



「エリック! 上田!」



「え?うわああああぁぁぁー!!」


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最終更新:2025年01月06日 20:58