登録日:2011/04/03 Sun 00:49:54
更新日:2024/10/12 Sat 13:30:45
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□ヒュッケバインEX
全てのメディアにおいて
ヒュッケバインシリーズの改良機として登場する機体。
パイロットと形式番号、開発経緯はシリーズによって変わるので別途に説明する。
■α
シリーズ初登場。
同型機が暴走したために廃棄処分される予定だった
ヒュッケバイン008LをSRX計画に基づき改良した機体。
開発は極東支部。
武装の名称はベース機と同様で唯一
ブラックホール・キャノンは改型になっている。
形式番号はRTX-008LC
主人公がスーパー系だった場合、
ライバル機として登場。
条件を満たす事で自軍に参入する。
そんなわけで本作主人公機の
ヒュッケバインMK-Ⅱとは全く違う機体なはずなのだが、
容量の問題から
ゲーム上のデザインと戦闘アニメは
ヒュッケバインMk-Ⅱの物になっている。色は赤色。
武器名だけは原典のものになっているのだがリープスラッシャーに至っては有線になる始末。
この事が悔しかったのか、
ヒュッケバインのリファインを担当した
カトキハジメと寺田PはOGシリーズ登場時にデザインは変更すると発言している。
その後長らく登場しなかったのだが、後に意外な形で出てくることになった。
SRX計画凍結時に作ったMk-Ⅱと
Mk-Ⅲの過渡期に位置する機体。
話を聞く限りでは完全新規の機体で
ゲーム中では早期に計画の凍結が解かれた影響か、完成には至っていない模様。
■ジ・インスペクター
アニメ版。
こちらでは凍結に伴い中止されていたMk-Ⅲの開発が(表向きは)再開されておらず、その代案として開発が進められていた。
……そして、インスペクター到来に伴う番組の急展開にEXは舞台へと上がる。
新たな凶鳥として
□
エクスバイン
デザインのリメイクに伴い設定も新生したOGシリーズの
ヒュッケバインEX。
メインパイロットはリョウト・ヒカワ。
アニメ内の立ち位置としては完全に
ヒュッケバインMK-Ⅲのそれである。
ただしデザインだけ入れ替えたという訳ではなく、「α」の
ヒュッケバインEXの設定もある程度反映させつつOG用にキッチリ設定が作り込まれており、
ジ・インスペクターでは入替元の
ヒュッケバインMK-Ⅲが「開発が凍結されている」のでこちらを投入した(つまり単に差し替えた訳ではない)という設定がキッチリ存在しており、
ゲーム版のOGでは
ヒュッケバインMK-Ⅲとは別に存在する機体となっている。
形式番号はPTX-EX
ベースは初代OGに出てきた緑色の
ヒュッケバインである009。
009はDC戦争/L5戦役後、次世代機開発や
ヒュッケバインMK-ⅢのAMパーツのフィッティングテストを行うための機体として「"
ヒュッケバインEX"」の名で改修開発が行われておりこの時は赤色になる予定であった。
が、SRX計画の一時凍結(ノイエDCの蜂起などで再開されている)に伴ってこの機体も開発が中止されたのだが、実機(009)があるのだからと秘密裏に開発が続けられた。
識別コード"PTX-EX"「エクスバイン」と建前上の名を改め、バイザーを付けたり色も青色ベースにしたりと色々連邦軍を誤魔化す改修が続けられた。
ゲーム版のOGではMK-Ⅲの開発が早期に進んだことでこちらはパーツの状態で保管されており、修羅の乱(OG外伝)後に改めて組み立てられ調整が行われていたという設定になっている。
○スペック
元々が
ヒュッケバイン009というロートル(しかも本機には
ブラックホール・エンジンは積まれていない)な上に戦闘を前提としていないため、ジ・インスペクターでの初陣では戦闘力が疑問視されていた。
しかし、T-LINKリンクシステムによる補助と念動兵器による火力によってPTとして十分な戦闘力を発揮出来る事をカークとラドムの両博士から保証されている。
ヒュッケバインMK-Ⅲの開発が凍結されているジ・インスペクターにおいても武器やAMパーツについては開発が続けられていたらしく、
主力武装はMk-Ⅲの物を使用し、AMガンナーやボクサーとのドッキングも可能。
ただし、動力源が通常のプラズマジェネレーターであるため
ヒュッケバインMk-Ⅲに比べ最大出力で大幅に劣ってしまう。
そのため、ガンナー時のフルインパクトキャノンは出力不足から通常時、2門しか使用出来ない。
リョウトはアニメ内において
テスト用コネクタを使ってボクサーのジェネレーターも連結する事で4門の使用を可能にした。
が、それでも最大出力には程遠く、使用後にはジェネレーターの冷却時間を必要とする。
○デザイン
担当は
カトキハジメ。
前述の通り「
ヒュッケバインEX」を新たにデザインした訳だが、
ヒュッケバイン問題もあってなのかツインアイの上にバイザーが被せられている。
もっとも
ヒュッケバインMK-Ⅲはコンセプトが「小型SRX」であり、
ヒュッケバイン問題は別にしてもそちらに寄せたと言えなくもない。
その他、ボディ各部のデザインも
ヒュッケバインから大幅に変更されている。
背部パーツもそれまで大型スラスターだった歴代の
ヒュッケバインと違い垂直6枚羽が付いた独特のバックパックとなっている。
○アニメでの活躍
前述の通りジ・インスペクターでは
ヒュッケバインMK-Ⅲの代役として登場するが、設定上同一機体じゃないこともあって様々な差異があったりする。
初登場は第8話。原作
ゲームの『第三の凶鳥』に該当するエピソード。
月面で謎の勢力の襲撃に対するAMガンナーとヴァルシオーネを援護するため、ボクサーパーツを装着して出現。
レストジェミラの大群を圧倒した。
そして指揮官機の砲撃に対抗するため、ボクサーパーツを付けたままガンナーとドッキング。
フルインパクトキャノンでグレイターキンに手傷を負わせた。
以降はハガネと
ヒリュウ改の部隊の一戦力として活躍した。
基本的にはガンナーとのドッキング状態で運用されたがアースクレイドルやホワイトスターなどではボクサーを装備し
SRXと連携攻撃を行うという『小型
SRX』とも言える活躍を見せた。
最終回ではボクサーを装備したエクスバインがガーバインガンナーとドッキングする事でフルインパクトキャノンを発射している。
恐らくは最大出力で撃つのが目的だったのであろう。
○第二次スーパーロボット大戦OG以後
前述の通り組み立てはされていたのだが、他の
ヒュッケバイン達と一緒にオーバーホールを受けていたのが運の尽き。
ガリルナガンによって攻撃されてしまい完全破壊こそ免れるが損傷してしまう。
その後他の兄弟達のパーツを組み込み応急修理した
アッシュとなり、中盤にエクスバインの改修プランとして用意されていたパーツを力業で装着しエグゼクスバインとして生まれ変わる。
エクスバイン自体は登場しないが、エグゼクスバインは凶鳥一族の末裔にしてベースが009故に次兄(或いは三男坊?)という中々面白い立ち位置になった。
また、時期こそ不明なものの新たに2機が製造されており、
スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLEにおいてエクスバイン・タイプL・Rが登場し、スーパーロボット大戦OG ダークプリズンでも会話に触れられた。
『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』で赤いエクスバインのタイプLと青いエクスバインのタイプRが登場。
位置づけとしては
ヒュッケバインMK-Ⅲ或いはエグゼクスバインの簡易モデルという感じになっているようで、こちらは本来のコンセプトであったAMパーツとの合体を可能としており、改良された動力炉によってGソード・ダイバーなどを使うこともできる。
T-LINKシステム周りに新システムが導入され念動力を持たなくても運用できるようになったが、初期の時点では念動力者のリョウトとリオがそれぞれ搭乗するのでそのまま使い続けてもいい。
AMパーツは赤と青でそれぞれ作られているので、OG2時代にできなかった「ボクサー×ボクサー」「ガンナー×ガンナー」が可能になっているが、機体としてのAMガンナーは完全に
消滅しており、AMパーツを装備しない素のエクスバインとしては使えない。
いずれにせよ、凶鳥の血族は形を変えてなお生き続けていくようだ。
〇武装
基本的には
ヒュッケバインMK-Ⅲ及びそのガンナー・ボクサーと共通する。
ただしエグゼクスバインを除いて
ブラックホールエンジンもトロニウムエンジンも積んでいないので、威力面で劣ったり何かしら制約があったりする。
エクスバイン・ガンナーに搭載された武装で、アニメ・OGMDで使用している。
物としてはMK-Ⅲやエグゼクスバインのそれと同様であるようだ。
『OGIB』で赤い方のエクスバインが装備していた武装。
おそらく赤いエクスバインが「α」の
ヒュッケバインEXを意識したものであるが所の
オマージュだろう。
もっともEXの方が積んでいるのは一応リープ・スラッシャーなのだが……
エクスバイン・ガンナーに搭載されたGインパクト・キャノン四門の一斉射。
前者名義はジ・インスペクターのもので、単体では最大出力で使うことができず威力も原型機のそれと比較し劣るとされる。
後者はOGMDのもので、こちらは動力炉が強化されたことでオリジナルとそん色ない威力を発揮できるとか。ちなみに何故かRの方が燃費がいい。
OGMDにてエクスバイン・ボクサーが使用できる
必殺技。
MK-Ⅲボクサーのものと基本は一緒なのだが、念動フィールドを纏って突撃するなど若干の差異がある(システムの改良によって念動力なしでも威力は落ちない)。
こちらは何故かLの方が燃費がいい。
ここは冥殿の眷属の追記・修正に期待しましょう
- アニメを良く見ると手元のモニターに武装と攻撃力が書いてあった。多分無改造のハズなのに結構高くてビビったw -- 名無しさん (2013-08-14 12:52:01)
- モニターに攻撃力はジ・インスペクター最終話のジガンもそうだね。それどころかジガンはタッチパネルだったっていう -- 名無しさん (2013-08-14 13:03:39)
- ↑2初期からフル改造だった可能性が… -- 名無しさん (2013-08-14 13:07:34)
- ↑5000オーバーとかあったしそう考えるのが自然かな。にしても武装改造ってメチャ金掛かるのに良く改造出来たな…… -- 名無しさん (2013-08-14 13:11:13)
- 無限対戦はストーリー無しとはいえ通常とは別にリオ用に紅カラーまで出すんだから正当続編では最低でもリョウト、リオのどちらかに用立ててほしいな -- 名無しさん (2013-11-01 03:16:06)
- RとLを新たに製造するそうで。AMガンナーとAMボクサーに再就職先が出来たのを喜ぶべきなのかな? -- 名無しさん (2013-11-30 12:16:12)
- いや、ヒュッケの特別感が薄れる・・・エースのマシンはオンリー1、リアルロボットでも基本はそういうもんだろ? -- 名無しさん (2014-06-22 12:35:06)
- ↑量産型も居るのに何を今更 -- 名無しさん (2014-06-22 12:36:26)
- ↑あんなもんジムだろうがボケェ# -- 名無しさん (2014-06-26 02:19:53)
- ↑そのガンダムだって大量に作られてますが -- 名無しさん (2014-06-26 07:50:02)
- そもそも軍隊に必要ななのは特別なワンオフ機ではなくコストパフォーマンスに優れた量産機でしてな -- 名無しさん (2014-06-26 08:13:50)
- ↑そういう仕事はイスルギにやらせろ。 -- 名無しさん (2014-06-26 10:24:51)
- 素のヒュッケ→『ガンダムと似てる!やめろ!』で、ゴーグル装備したエクスバイン→『それはOK』とか意味分からん。ツインアイでも顔が隠れてりゃいいのか? 細かい事でグダグダ言いやがって創通め…… -- 名無しさん (2014-07-05 23:36:51)
- mk3のパーツと技術で新たなエクスバインを。もちろんトロニウム搭載 -- 名無しさん (2014-08-23 05:10:01)
- ↑2憶測なんだろ。それともエクスバインも消せっていう意味か? -- 名無しさん (2016-01-23 23:28:03)
- 凶鳥であり不死鳥、いくら困難が降り掛かろうともヒュッケの血統は不滅なりっ!! -- 名無しさん (2016-01-24 00:53:26)
- オカエリナサイ俺たちのヒュッケバイン・・・いや新たな名前はエクスバイン! -- 名無しさん (2016-01-24 01:38:23)
- これ頭ジムに変えたようなもんだよな あれ、 -- 名無しさん (2016-02-02 23:27:25)
- メタな所はともかく、完成型のMk-Ⅲと発展型のエグゼクスがあるのに、今更フィッティング調整用のエクスバイン増産するマオ社の真意は何だろう?前者を修理するか、追加製造した方がよさそうだけど。 -- 名無しさん (2016-04-29 17:32:18)
- ↑ 量産型Mk-Ⅲくらいの意味合いなのかもしれない。そもそもトロニウムがないから、Mk-Ⅲを修理・再生産したところで本来の性能は発揮しきれないし… -- 名無しさん (2016-04-29 18:01:39)
- エグゼクス用の新型BHエンジンじゃ、やっぱり出力足りないのかな。 -- 名無しさん (2016-04-29 19:49:40)
- そもそもマーク3は動力のせいで量産しようものならデチューン不可避でガクッと性能が落ちるというのがな -- 名無しさん (2016-06-25 23:28:28)
- ↑トロンべはトロ二ウム抜きで活躍してたべ。通常のプラズマ・ジェネレーターのデメリットはプラスパーツをフル活用できないぐらいよ -- 名無しさん (2016-06-26 01:34:58)
- 通常の状態ではトロニウムエンジンフルドライブだと膨大なエネルギーに耐え切れない。アッシュもそれでピンチになっていたし機体単体でなら通常エンジンでも十分活躍できる。 -- 名無しさん (2016-07-24 22:55:43)
- 「念動力のいらないT-LINK」なんて恐ろしいもん引っさげて帰ってくるとは思ってなかった…w -- 名無しさん (2016-07-24 23:18:44)
- 一号機がAMパーツ試験用で二号機・三号機が先行量産型だっけ? -- 名無しさん (2016-08-22 19:58:24)
- 前身ワンオフハイスペックのマーク3の性能の高さのせいでどうにも霞みがちだけど、PTに搭載可能な小型サイズのプラズマ・リアクターに4問同時発射可能のGIC付きのガンナー、そしてこれがその気になれば量産できるとか普通にイカレスペックな気がする… -- 名無しさん (2021-07-14 20:08:43)
- ↑T-LINKもAPTになったおかげで、フルスペックは無理でもある程度なら誰でも扱えるようになったし、トロニウム・エンジンなんかとは比較にならない位に扱い易くて信頼性も高い動力源。真っ当に次期主力量産機も狙える。エルシュナイデが没ったし……。 -- 名無しさん (2024-10-12 13:30:45)
最終更新:2024年10月12日 13:30