登録日:2013/09/12 Thu 20:11:05
更新日:2025/01/14 Tue 22:07:14
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『トリオ・ザ・パンチ』は、今は亡きゲームメーカー、データイーストが開発したアクションゲーム。
『カルノフ』、『
チェルノブ』と並び、デコ三大奇ゲーとも呼ばれている。
正式なタイトルは「TRIO THE PUNCH -NEVER FORGET ME...-」である。
内容が内容なので、
一度プレーしたら忘れようにも忘れられないだろう。
◇概要
プレイヤーはサントス(タフガイ)、カマクラくん(
忍者)、ローズ・サブ(剣士)となり、
古代ローマ、
戦国時代、現代など、さまざまな時代を行き来し、
そこで立ちふさがる強敵(もとい珍敵)共をブッ倒し、ノルマと同じ数の
ハートを取って行く。
ノルマ数
ハートが集まったらボスとバトル!(
ハートが必要ない面もある)
クリアーすると三人の師匠、朕さんがご褒美にルーレット式の宝くじを引かせてくれるぞ!
うまくいけば、パワーアップやHP回復のチャンスだ!
尚、音楽は三人毎にテーマ曲が設定されており名曲揃いだが途中で交代も無い限り最初から最後までその曲だけが流れ続ける。
また、キャラ選択画面での3人のポーズは『複製人間ブルース・リー・怒りのスリー・ドラゴン』という、タイトルだけで内容とクオリティが察せてしまう往年の節操のないカルト映画が元ネタである。
◇登場キャラ
タフガイ。
見た目は20代後半の青年。
野球帽とランニングシャツがトレードマークで、本作のシンボル。
とっておきの
必殺技『喝!!』は、かなりのインパクト。
攻撃手段は主に素手。
飛び道具が全くないので、
上級者向けのキャラといえる。
武器UPでサンドバッグを装備すれば、少しは攻略が楽になる。
HEY! HEY! HEY!
忍者。
最初っから
飛び道具を撃てるので、初心者向けのキャラといえる。
とっておきの
必殺技は、やはり忍術。
一番使いにくい蛙四匹は、青い鳥戦で重宝する。
チンさん…
正体はチェルノブとされるが……なんでや。
剣士。
パンツ一丁のガチムチアニキ。
剣士なのに所期装備はたいまつ。
武器UPごとに剣や鉄球に持ち替えるが、最終的には炎を飛ばすたいまつに戻る。
中級者向け。
おやっさんやりました
TAITOから1987年に出された『ラスタンサーガ』に感銘を受けたスタッフがオマージュとして作ったキャラらしいのだが名前がアブナイ。
三人の師匠で、謎の中華老人。
第二部の誰かにヒゲをつけた様な顔だが気にしてはいけない。
クリアーしたご褒美にクリーアたからくじを引かせてくれるほか、
『修行』と称して、二回ほどプレイヤーに襲ってくる。
強くなったな
あたり、よかったのぅ。
デコの名物キャラ。
本作では敵キャラとして様々な個体が登場。
例:
毒カルノフ、羽カルノフなど。
おなじくデコの名物キャラ。
本作では巨大なハンマー担いで、ボスキャラとして登場。
カマクラくんの正体がチェルノブ説があるのでスーツだけ本作で中身は別人(敵)という考察もあるにはある。
常にジャンプしながら飛んでくる。
『チェルノブ』で倒しきれなかったということだろうか?
戦国時代ステージに登場するボスキャラ。
全部で二人いる。
同じく、戦国時代ステージに登場。
だ る ま さ ん が こ ろ ん だ
は、一時期敵味方の動きを止めてしまう。
遊園地ステージに登場。
全部で二体いて、緑色の
スライムを吐いてくる。
一番知名度が高いボスキャラ。
ピンク色の子羊を出して攻撃してくる。
勝っても負けても、次の面では呪われてしまい、
プレイヤーはピンク色の羊になってしまう。
が、この羊状態、実は普段よりも強い!
(通常攻撃が
飛び道具な上にしゃがみ状態は完全無敵な為)
他にもエイリアン、タロスの足、カルノフ像、オバサン人魚などといった珍…狂キャラも登場している。
◇移植版
2007年2月、長年の沈黙を破り、
PS2に移植!タイトルはズバリ、「
オレたちゲーセン族・トリオ・ザ・パンチ」!
しかもゲーゼン族シリーズのトリを飾っている。『トリ』なだけにトリとは……。
が、このPS2版、ある面では最悪の場合、時間切れになるまで
ゲーム続行が不可能になる
バグが発見されている……!!
はずれぢゃ
◇本作のストーリー性について
三人が朕さんの指名の元、様々な時代を行き来し、助けを求めている魂(=
ハート)を救出、そして各時代を支配しようと企む悪の集団を成敗!
こんな感じでストーリーを考察してみるのも面白いだろう。
尚、こんなに目茶苦茶な内容になったのは企画の始まりが「バラエティ形式のミニゲーム集を作ろう」……というものだったからとか。
ついき・しゅうせいぢゃ!
あたり、よかったのう
- カマクラくんのテーマの中毒性の高さは異常。 -- 名無しさん (2014-02-28 09:45:02)
- 画像や動画がないとこのゲームの魅力は伝わりにくい。現在は移植版もあるので是非プレイしてほしい -- 名無しさん (2019-09-06 23:06:53)
- にょきってあのマスターハンド的なのの名前なのか、地面で伸び縮みしてるパイプっぽい方の名前なのかが微妙に気になる。普通にかんがえれば後者なんだがデコだからな....... -- 名無しさん (2019-09-07 01:27:38)
- アーケードアーカイブスで初めてプレイしてみたけど、いやぁ凄いゲームだった…… -- 名無しさん (2022-05-19 23:15:55)
- さすがにゲームセンターCXでも挑戦はしないだろうな。アーカイブスでしかプレイできないし -- 名無しさん (2022-05-19 23:35:13)
- ↑サントスのテーマの方がいいかも -- 名無しさん (2022-10-05 14:08:33)
- かなり変でバカゲーではあるのだがじゃあ面白いのか?と言われると割とそうでもない。実の所評価の難しいゲーム -- 名無しさん (2024-09-18 18:24:29)
- ↑まさに変なゲームという形容がピタリとハマる、デコゲーの中のデコゲーとも -- 名無しさん (2025-01-14 22:07:14)
最終更新:2025年01月14日 22:07