アットウィキロゴ

ジュアヴォ

登録日:2012/10/14(日) 15:15:19
更新日:2026/10/07 Wed 17:15:32
所要時間:約 5 分で読めます





ジュアヴォとはバイオハザード6に登場する敵クリーチャーである。


概要

ジュアヴォとはセルビア語で「悪魔」を意味する言葉である。
人間がCウィルスを直接血管に注射で投与されることによりジュアヴォ化する。
外見的特徴としてジュアヴォ化した人間は顔に複眼が現れる。
それを隠すために京劇の仮面やバルタン星人のようなマスクをしている個体もいる。

しかし、もっとも特徴的な部分はほぼ人間と同等の知性があること。

それ自体は4や5に登場するガナードやマジニにも言えた事なのだが、
理性のタガが外れ凶暴化しているものの、知能は人と遜色無く高く、自我も多少残っているようで、言葉を話す事ができれば対話も可能となっている。
そればかりか仲間同士で高度な連携すらとることができ、敵を挑発までしたりと、人間だった頃の感情などが残っているかのような仕草まで見せる。
そのうえ銃器の使用や車両の運転は勿論、スナイパーライフルで遠距離からの狙撃、戦車やヘリコプターの操縦、さらに戦闘以外に薬品の調合といった専門知識が必要とされるものなど、より高度な行動が可能となっている。
ウィルスを投与される前に受けた命令を(例え指示した人物が死のうが)忠実に繰り返す傾向があり、それにより制御している。
仮にその命令が生死に関わるような危険なものであっても、全く恐れずに遂行するという、正に”死の軍隊”。
作中では描写がないものの、その気になれば顔を何かで隠して一般人男性に成りすまして紛れ込ませることすら可能と思われる。

そしてもう一つの特徴として、異常なまでの再生能力を誇る。

一般の人間であれば致命傷となる傷も、ウィルスが活動している限り多くの場合わずかな時間で再生する。
それも頭が吹っ飛んだとかいうレベルでさえ再生してしまうのだから、ゾンビよりも不死性が高まっている。
ただし再生が追い付かないほどの大きな傷を負うと、再生の過程で別の形状に変異することがある。
また、ウィルスのせいで体温が非常に高い。負傷するとウィルスが活性化し、さらに体温が上昇する。
傷の修復の為にウィルスの活動の激化によって、身体が発火するほどの熱を帯びて焼死するという欠点がある。

以上のことから、のちの7やヴィレッジも含め歴代シリーズに登場したB.O.Wで最も完成度が高い(これは他のCウイルス系であるウスタナクやハオス等にも言える)。
このジュアヴォは早い話、たとえ敵であってもCウイルスを投与した時点で人間以上のバフが掛かった状態で完全にそっち側に寝返るので、まさにB.O.Wの究極形・理想形と言っても良い。

尚、Cウィルスは青みがかったガスによる空気感染もするが、空気感染した場合はゾンビになる。
ただし従来のTウィルスゾンビと違い、走ったり飛びかかったりと機敏で武器まで使ってくる知能があるなど、従来のゾンビとは比較にならないほど手強い。
特に飛び掛かりは驚異で、ダウン中の掴みかかりのモーションが速いせいでトドメさそうとしたら逆に反撃されることも多く、そのうえ無数に現れる為、ジュアヴォ以上に厄介という声すらもある。
作中では主にレオン編除く全てのチャプターの主な相手となり、逆にレオン編ではムービー以外では登場せずゾンビが主な相手となる。

ちなみに、大人の事情なのだろうが女性や子供のジュアヴォは存在しない。
これも『5』の先住民マジニ同様に投与した際にあまりにも毒性が強かったり拒絶反応を起こして死亡してしまうか、ジュアヴォ化した兵隊らが投与前に皆殺しにしてしまったのかもしれない。

バイオ6のコンテンツの1つである「エージェントハント」でもゾンビ共々操作可能であり、他のザコ敵に紛れて他プレイヤーが進めるストーリーに乱入し狩りをする事が可能。
銃持ちになることはなく鉈などの近接武器持ちとなり、ゾンビに比べると比較的癖がなく小回りが利き扱いやすい。
ゾンビにも言えることだが、他のザコ敵に紛れて死角から攻撃するのが特に有効である。

◆種類

・イドニア反政府軍傭兵

イドニア反政府軍に雇われていた傭兵達がエイダの偽者により配られた栄養剤と称したC-ウイルスを接種した事により発生したジュアヴォ。
世界初の出現例で、銃器やサバイバルナイフなどを装備している。顔のカモフラージュには覆面やバンダナマスクなどを使用するが、顔を隠していない個体も多い。

・中国人ジュアヴォ

エイダの偽者が新薬の治験と称して多額の報酬で釣った偉葉地区のスラム街の貧困層の人々にC-ウイルスを投与した結果発生したジュアヴォ。
京劇の仮面で顔を隠しているのが特徴。青龍刀や銃器などで戦う。
それ以外にも戦闘ヘリを操縦したりジープやバイクでカーチェイスを繰り広げたりと多芸っぷりを披露してくれる。
ただイドニア反政府軍傭兵と違い、元は戦闘などとは縁がないはずのスラム街の住人だったのに、なぜ銃器やRPG-7を使いこなしたり戦闘ヘリを操縦したりできるのかは不明。

・ネオアンブレラ研究施設警備員

基本的には上記の中国人ジュアヴォと同じ。
違いと言えば服装がきちんとした背広であることや、武装としてスタンロッドを持つ個体もいる事くらいだろうか。
スーツにネクタイ、そして京劇の仮面というコスチュームはなんともシュール。

・ネオアンブレラ精鋭

なんだかよくわからないようなSFチックな格好をしたジュアヴォ。
マスクや特殊なスーツには変異を制御する機能がある、らしい。
銃器や手首に装着されたリストブレードが攻撃手段。
また素顔もスキンヘッドで顔面全体がただれたより化け物染みたものとなっている。
高度な戦闘訓練を受けているようで、従来のジュアヴォと比較しても手ごわくクリス達に「今までの雑魚とは違う」「ネオアンブレラの精鋭」と言わしめた。


◆変化

ジュアヴォは特定の部位にダメージを一定量受けるとその部位が変化する。
場合によっては複数の変化を起こすこともある。
理由は不明だが、そのほどんとが虫のような外見に変化するという特徴がある。

・ジュアヴォ・ルウカ・スルプ

腕にダメージを受け、腕が巨大な鎌状に変化した姿。その腕で打撃攻撃を仕掛けてくる。
ルウカは「腕」、スルプは「鎌」を意味する。

・ジュアヴォ・ルウカ・カヴァタネ

腕がUFOキャッチャーのアームのように変化した姿。こちらを掴んで攻撃してくる。
カヴァタネは「捕獲」を意味する。

・ジュアヴォ・ルウカ・べデム

腕が盾のように変化した姿。その腕で一部の射撃を防ぎつつ近づいてくる。
べデムは「盾」を意味する。

・ジュアヴォ・ノガ・トゥルチャニエ

脚が蜘蛛のように変化した姿。素早い動きや天井に張り付いて攻撃を仕掛ける。
ノガは「足」、トゥルチャニエは「蜘蛛」を意味する。

・ジュアヴォ・ノガ・レトゥ

下半身が蛾のように変化した姿。逆さになって飛行する。
レトゥは「飛行」を意味する。

・ジュアヴォ・ノガ・オクロプ

下半身が硬質化した姿。一部の射撃を無効化するほか、跳び蹴りを放つこともある。
オクロプは「装甲」を意味する。

・ジュアヴォ・ノガ・スカカネ

足がバッタのように変化した姿。強烈なキックや、高台に飛び上がるなどの行動を見せる。
スカカネは「飛蝗」を意味する。

・ジュアヴォ・グラヴァ・スメッチ

頭がクワガタのように変化した姿。強力な噛み付き攻撃を行うが、口内のコアが弱点。
グラヴァは「頭」、スメッチは「粉砕」を意味する。

・ジュアヴォ・グラヴァ・スルウズ

胸から頭にかけて蛾の幼虫のように変化した姿。粘液や溶解液を吐いて攻撃する。
スルウズは「粘液」を意味する。

・ジュアヴォ・グラヴァ・ドゥイム

頭が二匹の蜂のように変化した姿。その場から動かず、周囲に煙幕を噴出する。
ドゥイムは「煙」を意味する。

・ジュアヴォ・グラヴァ・ベグウナツ

頭が三匹の蝉のように変化した姿。暴走状態に突入し、無闇矢鱈と攻撃を仕掛けてくる。
ベグウナツは「暴走」を意味する。

・ジュアヴォ・テロ・マグラ

胴体から蛾のような羽が生えた姿。周囲に鱗粉を撒き散らし、行動を終えると元に戻る。
テロは「体」、マグラは「毒霧」を意味する。

・ジュアヴォ・テロ・クルルジュスト

胴体に強靭な鱗を纏った姿。胴体部への一部の射撃を無効化する。
クルルジュストは「鱗」を意味する。

・ジュアヴォ・テロ・エクスプロジヤ

胴体に芋虫が纏わり付いたように変化した姿。一定時間経つか、攻撃を加えられることで爆発する。
エクスプロジヤは「爆発」を意味する。


◆さらなる変異

ジュアヴォの中には一定量のダメージを受けても死なず、発火したのちサナギ化する個体がいる。
サナギは一定時間経つと羽化し、ジュアヴォとは全く別の、もはや人間の面影をまったく残していない姿へと変異する。

・ナパドゥ

硬い皮膚で覆われたゴリラのような姿をしている。こちらに向かって強力な突撃を仕掛けてくる。
並の銃では歯が立たないが背中が弱点で、皮膚を剥がすと倒しやすくなる。ショットガンが有効。名前は「突撃」を意味する。
作中では当初クリスが記憶を失った要因のクリーチャーであり、フィン含むクリスが手塩にかけたBSAAの隊員達が変異した姿でもある。
「エージェントハント」でもジュアヴォから変異する事があり、操作可能なのだが、初見では操作がわからずひたすらドラミングするだけで終わること必至。

なお、ラスラパンネと共にリベレーションズ2にてレイドモード限定クリーチャーとして再登場した。

・ストゥレラツ

エリマキトカゲのような姿で、素早い動きをしつつ、針を散弾のように飛ばして攻撃してくる。
また、煙幕を張ったり毒液を吐き散らしても来る。
名前は「射手」を意味する。銃には強いのだが体術による攻撃が弱点。スライディング1発当てるだけでも怯む。
「エージェントハント」でもジュアヴォから変異する事があり、操作可能。癖のある操作感だが、足が速いうえに針発射や毒沼噴射など優秀な技を揃えている。

・グネズド

小型の昆虫が群れたクリーチャー。集団で人の形を作っている。よく見ると、女性的なフォルムとなっており…
攻撃を加えると集団がばらけ、大きな蜂のようなクリーチャーが出てくる。
弱点は女王とでも呼ぶべき巨大な個体。それを倒せば他の小さい物も全滅する。名前は「巣」を意味する。
作中では中国でのクリスの部下であったマルコ*1がエイダの偽者による不意打ちでCウイルスを投与され、この姿に変異した。
「エージェントハント」でも操作可能。操作するとわかるのだが、何故か梯子を人と同じように登っていく。起き攻めが非常に強力で状況や相手次第ではハメ殺しにしてしまう事も可能。

・メセツ

カラスに虫の脚が生えたようなクリーチャー。
空から爪や嘴で襲ってくるほか、ドラム缶などを落としてくることもある。
強い光が弱点。名前は「月影」を意味する。
「エージェントハント」ではジェイク編のChapter2のみで乱入可能。
操作性に癖があるうえ、舞台が吹雪により視界も悪くこちらがストレスを溜めやすい。

・レポティッツァ

全身に女性の乳房に似た肉腫がある非常にグロテスクなクリーチャー。その醜悪な外観に反して名前の意味は「美女」である。
この肉腫はC-ウイルスを含んだガスを噴射する器官でもあり、ガスの拡散性は一体につき半径3マイル四方で、バイオハザードの直接的な原因となる危険な存在。
作中でもとある組織の手によってレポティッツァに変異するサナギをトールオクス各所に配置され、町を地獄にへと変えた。
主にレオン編で相手をすることになる。ちなみに相手する事になる内の1体は中国上空を飛行中の旅客機からレオン達の手によって落とされたのだが、それが原因で中国の一部でバイオハザードが発生する二次被害が起きてしまっている。

このクリーチャーの元として、『バイオハザード ~マルハワデザイア~』に登場したプロトタイプに当たる実験体C16が登場している。
劇中の1年前、マルハワ学園における実用実験で、頭部を損傷して死亡した女生徒の遺体にC-ウイルスを投与されて誕生した。
ジュアヴォと異なり死体のまま発火した後サナギと化し、外観はレポティッツァと同様の肉腫に覆われているが、顔の左半分は生前の頃のナナンの顔を残している。
人をゾンビ化させるガスも噴出するが、触手による攻撃も行い人体を易々と貫くなど威力も非常に強力。
尚、実験体C16は世界初のジュアヴォだがもう一人試作型Cウイルスを自ら投与した者がおり、そちらは自我を保ったまま変異していた。

・ウビストヴォ

全身の皮を剥いだような身体に右腕がチェーンソーのように変異したクリーチャー。
バイオハザード4以降から登場しているチェーンソー枠であり、ジュアヴォよりも遥かに凶暴化し、目につくもの全てに攻撃するほど。
右腕のチェーンソーの破壊力も絶大で、喰らえば即ダイイングは免れないが、ジュアヴォやゾンビにとっても脅威となっている。
また細身に反して耐久力も驚異的であり、また知能が全くなくなったわけでもないらしく、一度標的を決めるとそれを破壊することに執着する傾向が見られる。
一方、このチェーンソーはウビストヴォにとって心臓部でもあり、最大の武器であると同時に弱点にもなっている。
ジェイク編、エイダ編で相手をする事になり、しつこいくらいにストーキングされることとなる。

・ラスラパンネ

不気味な青白くツルツルとした外皮を持った人型クリーチャー。直接的な描写はないが、ファイルによるとこのクリーチャーもサナギから生まれたとのこと。詳細は該当項目を参照。
レオン編、クリス編、ジェイク編、エイダ編の全編で相手をする事となる。

・ブルザク

サメのような外観のクリーチャー。こいつも元は人間であり、C-ウイルスによる変異の果てに生まれ変わったバケモノである。
一見すると人の面影は全くないのだが、公式のCGモデルではよく見ると前びれや正面の表情にわずかながら面影が残っている。
レオン編Chapter3のボスという扱いなのだが、戦闘のほとんどはQTEで行われる。

・イルジヤ

大蛇型のクリーチャー。こいつもブルザク同様C-ウイルスによって変異した元人間であり、一見するとわからないがよく見ると体の一部に人だった頃の面影が残っている。
初代バイオのヨーンのように毒は持っていないようだが、攻撃性・凶暴性はヨーン以上。更に外皮を透明化させる事ができ、サーマルスコープすら探知できずオマケに追い詰められると擬態能力を失うかわりに外皮を硬質化させてほとんどの攻撃を受け付けなくなるなど、非常に厄介な能力を持つ。
しかし透明化は完璧ではなく、体内は透明化できず攻撃の際に弱点である口内が露わになる。
クリス編Chapter3にて開始間もなくに登場し、最終的に討伐されたものの、クリスの無茶な追跡もあって多数のBSAA隊員が犠牲となった。

・HAOS(ハオス)

全身の皮膚が透明で覆われ内部骨格が見えている巨大クリーチャー。
黒幕であるエイダを偽るカーラの真の切り札であり、世界を壊す目的で造られた。
発見当初はまだサナギの状態であり、これまでの一連の事件は全てこのハオスを覚醒させるまでの時間稼ぎに過ぎなかった。ただし、これも元人間かどうかは不明。
レポティッツァと同様、C-ウィルスを体内で生成、散布する能力を持つが、その規模はレポティッツァの数千倍とされ、さらに地上に解き放たれると同時に無限の分裂を繰り返すようにプログラムされており、シミュレーターでは「ハオスを解放した場合、世界への感染率は短期間で100%」とされ、名前通り世界を混沌に陥れる戦略兵器級の脅威を持つ。
クリス編のラスボスとして戦う事となる。


◆強化型C-ウィルスについて

C-ウィルスにバイオハザード6の主人公の1人であるジェイクの血を混合させたことで新たに開発されたC。
ジェイクの血には多くのウィルスへの耐性を備えており、その特性を取り入れることで強化させることに成功。
通常のC-ウィルスの場合、先述の通りサナギを経て変異した後はそれ以上の変異はないが、強化型の場合はサナギ化することなく変異が永遠に進行し続けるのが特徴。さらに自我や理性もしばらくは保てる模様*2。
このウィルスはエイダを偽るカーラしか生成できず、生成自体も非常に難しいとのことで、作中では注射器に入った3本のみが生成されている。



追記・修正は、エイダに貰った栄養剤を使ってからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年10月07日 17:15

*1 ちなみにレオン編CP2の教会にて彼の父親が避難しているが、レポティッツァによる襲撃でゾンビ化してしまう…。ちなみにシステム上絶対に助けることができない。

*2 作中でこのウイルスによって変異したシモンズは第4形態以降から言葉を発さなくなり、ピアーズは海底研究所からの脱出直前に理性を保てなくなりそうになっていた。