登録日:2012/10/14(日) 15:15:19
更新日:2024/11/16 Sat 17:27:36
所要時間:約 5 分で読めます
概要
ジュアヴォとはセルビア語で「
悪魔」を意味する言葉である。
人間がCウィルスを直接血管に注射で投与されることによりジュアヴォ化する。
ジュアヴォ化した人間は顔に複眼が現れる。
それを隠すために京劇の仮面や
バルタン星人のようなマスクをしている個体もいる。
もっとも特徴的な部分はほぼ人間と同等の知性があること。
4や
5に登場する
ガナードやマジニとは比較にならない。
銃器の使用、
バイクやスノーモービル系等も含む車両の運転、果ては戦車や
ヘリの操縦まで可能。
理性のたがが外れ凶暴化しているものの知能は人と遜色無く高く、自我は薄れるか消失するが言葉も話せる。
そればかりか仲間同士で高度な連携すらとることが出来、敵を
挑発までしたりと、人間だった頃の感情などが残っているかのような仕草まで見せる。
ウィルスを投与される前に受けた命令を忠実に繰り返す傾向があり、それにより制御している。
仮にその命令が生死に関わるような危険なものであっても、全く恐れずに遂行するという死の軍隊。
作中では描写がないものの、その気になれば顔さえ覆っていれば
一般人男性に成りすまして紛れ込ませることすら可能と思われる。
そしてもう一つの特徴として、異常なまでの再生能力を誇る。
一般の人間であれば致命傷となる傷も、ウィルスが活動している限り多くの場合わずかな時間で再生する。
それも頭が吹っ飛んだとかいうレベルでさえ再生してしまうのだから、ゾンビよりも不死性が高まっている。
ただし再生が追い付かないほどの大きな傷を負うと、再生の過程で別の形状に変異することがある。
また、ウィルスのせいで体温が非常に高い。負傷するとウィルスが活性化し、さらに体温が上昇する。
傷の修復の為にウィルスの活動の激化によって、身体が発火するほどの熱を帯びて焼死するという欠点がある。
以上のことから、のちの7やヴィレッジも含め歴代シリーズに登場したB.O.Wで最も完成度が高い(これは他のCウイルス系であるウスタナクやハオス等にも言える)。
このジュアヴォは早い話、たとえ敵であってもCウイルスを投与した時点で人間以上のバフが掛かった状態で完全にそっち側に寝返るので、まさにB.O.Wの究極形・理想形と言っても良い。
尚、Cウィルスは空気感染もするが、空気感染した場合はただの
ゾンビになる。
ただし
従来のTウィルスゾンビと違い、走ったり飛びかかったりと機敏で武器まで使ってくる知能がある。
ちなみに、大人の事情なのだろうが女性や子供のジュアヴォは存在しない。
これも『5』の先住民マジニ同様に投与した際にあまりにも毒性が強かったり拒絶反応を起こして死亡してしまうか、ジュアヴォ化した兵隊らが投与前に皆殺しにしてしまったのかもしれない。
◆種類
・イドニア反政府軍傭兵
イドニア反政府軍に雇われていた傭兵達が
エイダの偽者により配られた栄養剤と称したC-ウイルスを接種した事により発生したジュアヴォ。
世界初の出現例で、銃器やサバイバルナイフなどを装備している。顔のカモフラージュには覆面を使用。
・中国人ジュアヴォ
エイダ
の偽者が新薬の治験と称して多額の報酬で釣った偉葉地区のスラム街の貧困層の人々にC-ウイルスを投与した結果発生したジュアヴォ。
京劇の仮面で顔を隠しているのが特徴。青龍刀や銃器などで戦う。
それ以外にも戦闘ヘリを操縦したりジープや
バイクでカーチェイスを繰り広げたりと多芸っぷりを披露してくれる。
ただ元は戦闘などとは縁がないはずのスラム街の住人だったのに、なぜ銃器や
RPG-7を使いこなしたり戦闘ヘリを操縦したりできるのかは不明。
・ネオアンブレラ研究施設警備員
基本的には上記の中国人ジュアヴォと同じ。
違いと言えば服装がきちんとした背広であることや、武装としてスタンロッドを持つ個体もいる事くらいだろうか。
スーツにネクタイ、そして京劇の仮面というコスチュームはなんともシュール。
・ネオアンブレラ精鋭
なんだかよくわからないような
SFチックな格好をしたジュアヴォ。
マスクや特殊なスーツには変異を制御する機能がある、らしい。
銃器や手首に装着されたリストブレードが攻撃手段。
クリス達に「今までの雑魚とは違う」「ネオアンブレラの精鋭」と言わしめた。
◆変化
ジュアヴォは特定の部位にダメージを一定量受けるとその部位が変化する。
場合によっては複数の変化を起こすこともある。
理由は不明だが、そのほどんとが虫のような外見に変化するという特徴がある。
・ジュアヴォ・ルウカ・スルプ
腕にダメージを受け、腕が巨大な鎌状に変化した姿。その腕で打撃攻撃を仕掛けてくる。
ルウカは「腕」、スルプは「鎌」を意味する。
・ジュアヴォ・ルウカ・カヴァタネ
腕が
UFOキャッチャーのアームのように変化した姿。こちらを掴んで攻撃してくる。
カヴァタネは「捕獲」を意味する。
・ジュアヴォ・ルウカ・べデム
腕が盾のように変化した姿。その腕で一部の射撃を防ぎつつ近づいてくる。
べデムは「
盾」を意味する。
・ジュアヴォ・ノガ・トゥルチャニエ
脚が蜘蛛のように変化した姿。素早い動きや天井に張り付いて攻撃を仕掛ける。
ノガは「足」、トゥルチャニエは「
蜘蛛」を意味する。
・ジュアヴォ・ノガ・レトゥ
下半身が蛾のように変化した姿。逆さになって飛行する。
レトゥは「飛行」を意味する。
・ジュアヴォ・ノガ・オクロプ
下半身が硬質化した姿。一部の射撃を
無効化するほか、跳び蹴りを放つこともある。
オクロプは「装甲」を意味する。
・ジュアヴォ・ノガ・スカカネ
足が
バッタのように変化した姿。強烈な
キックや、高台に飛び上がるなどの行動を見せる。
スカカネは「飛蝗」を意味する。
・ジュアヴォ・グラヴァ・スメッチ
頭がクワガタのように変化した姿。強力な
噛み付き攻撃を行うが、口内のコアが
弱点。
グラヴァは「頭」、スメッチは「粉砕」を意味する。
・ジュアヴォ・グラヴァ・スルウズ
胸から頭にかけて蛾の幼虫のように変化した姿。粘液や溶解液を吐いて攻撃する。
スルウズは「粘液」を意味する。
・ジュアヴォ・グラヴァ・ドゥイム
頭が二匹の蜂のように変化した姿。その場から動かず、周囲に煙幕を噴出する。
ドゥイムは「煙」を意味する。
・ジュアヴォ・グラヴァ・ベグウナツ
頭が三匹の蝉のように変化した姿。暴走状態に突入し、無闇矢鱈と攻撃を仕掛けてくる。
ベグウナツは「暴走」を意味する。
・ジュアヴォ・テロ・マグラ
胴体から蛾のような羽が生えた姿。周囲に鱗粉を撒き散らし、行動を終えると元に戻る。
テロは「体」、マグラは「毒霧」を意味する。
・ジュアヴォ・テロ・クルルジュスト
胴体に強靭な鱗を纏った姿。胴体部への一部の射撃を無効化する。
クルルジュストは「鱗」を意味する。
・ジュアヴォ・テロ・エクスプロジヤ
胴体に芋虫が纏わり付いたように変化した姿。一定時間経つか、攻撃を加えられることで爆発する。
エクスプロジヤは「爆発」を意味する。
◆さらなる変異
ジュアヴォの中には一定量のダメージを受けても死なずにサナギ化する個体がいる。
サナギは一定時間経つと羽化し、ジュアヴォとは全く別の、もはや人間の面影をまったく残していない姿へと変異する。
・ナパドゥ
硬い皮膚で覆われた
ゴリラのような姿をしている。こちらに向かって強力な突撃を仕掛けてくる。
背中が弱点で、皮膚を剥がすと倒しやすくなる。名前は「突撃」を意味する。
クリスが記憶を失った要因のクリーチャーであり、フィン達が変異した姿でもある…。
なお、
ラスラパンネと共に
リベレーションズ2にてレイドモード限定クリーチャーとして再登場した。
・ストゥレラツ
エリマキトカゲのような姿で、素早い動きをしつつ、針を散弾のように飛ばして攻撃してくる。
また、煙幕を張ったり毒液を吐き散らしても来る。
名前は「射手」を意味する。体術による攻撃が弱点。
・グネズド
小型の昆虫が群れたクリーチャー。集団で人の形を作っている。よく見ると、女性的なフォルムとなっており…
攻撃を加えると集団がばらけ、大きな蜂のようなクリーチャーが出てくる。
弱点は女王とでも呼ぶべき巨大な個体。それを倒せば他の小さい物も全滅する。名前は「巣」を意味する。
作中では中国でのクリスの部下であったマルコがエイダの偽者による不意打ちでCウイルスを投与され、この姿に変異した。
・メセツ
カラスに虫の脚が生えたようなクリーチャー。
空から爪や嘴で襲ってくるほか、ドラム缶などを落としてくることもある。
強い
光が弱点。名前は「月影」を意味する。
・実験体C16
『
バイオハザード ~マルハワデザイア~』に登場したレポティッツァのプロトタイプに当たるB.O.W.。
劇中の1年前、マルハワ学園における実用実験で、頭部を損傷して死亡した女生徒の遺体にCウイルスを投与されて誕生した。
尚、実験体C16は世界初のジュアヴォだがもう一人試作型Cウイルスを自ら投与した者がおり、そちらは自我を保ったまま変異していた。
追記・修正は、エイダに貰った栄養剤を使ってからお願いします。
- エーハンやると可愛そうに思えちゃう人達 -- 名無しさん (2013-10-25 02:21:45)
- 繭の状態は電撃に弱い。しかし電撃属性の有効な武器は皆無と言っていい。また、基本的にどの形態に進化しても弱点はバラバラである。 -- 名無しさん (2013-11-22 12:48:26)
- ↑閃光なら蜂と蜥蜴は致命的な隙が出来て烏は即死なのよね -- 名無しさん (2014-07-17 23:24:11)
- ギターマニアー!! -- 名無しさん (2014-08-16 02:33:54)
- よく、ナニヤッテンダオマエ-!! とか言ってる エージェントハントでは彼らがどれだけ過酷な無理ゲーをやらされているかがよくわかる -- 名無しさん (2014-08-26 09:16:41)
- ラスラパンネ考えた奴は性根が悪そう -- 名無しさん (2014-11-11 21:33:13)
- メセツが載ってないぞ -- 名無しさん (2015-05-15 23:11:39)
- ラスラパンネの手を放り込めるギミック探すの楽しい -- 名無しさん (2015-05-15 23:32:18)
- シージの高架橋ならばエーハンで操作できなかったウーパーとイドニア傭兵を両方操作できたりする。 -- 名無しさん (2016-02-07 01:50:30)
- こいつらの出現でネメシスやタイラントの出番完全に無くなった気がするなあ。せいぜい耐久力が強味か -- 名無しさん (2016-08-04 01:22:13)
- キモさは倍増したので倒しがいはあるがホラーは薄れた。頭がイモムシになったときは死ぬほどビビったけどな -- 名無しさん (2016-08-04 01:25:10)
- 映画版の6作目にも登場してたぞ -- 名無しさん (2017-01-06 19:08:29)
- 今日の仮面ライダーリバイスに出てきたギフテリアン見てこのCウィルスのサナギ思い出した… -- 名無しさん (2022-01-09 11:28:34)
- 追記しました。それと、さらなる変異の欄からラスラパンネ・ウビストヴォ・レポティッツァ・ハオスを削除しました。理由はジュアヴォからの変異は劇中では確認できず、あくまでも同サナギ変異から成る別系列のB.O.Wに相当するのでは?と判断したからですのでご了承を。 -- 名無しさん (2024-05-20 03:43:31)
- ウイルス系BOWの到達点な気がする -- 名無しさん (2024-09-19 03:21:31)
最終更新:2024年11月16日 17:27