バイオハザード リベレーションズ2

登録日:2023/06/05 Mon 17:28:54
更新日:2024/12/13 Fri 19:29:36
所要時間:約 13 分で読めます





EVIL IS WATCHING



【概要】

バイオハザード リベレーションズ2』は、カプコンが2015年3月19日に発売したバイオハザードシリーズの外伝作品のひとつ。
対応機種はPlayStation4PlayStation3PlayStation Vita、Xbox One、Xbox360Nintendo Switch、PC(Steam他)。

バイオハザード リベレーションズの続編だが、システムやレイドモードといった要素を受け継いでいるだけで直接的なストーリーの繋がりはない。
一応、テラグリジア・パニック等のワードも出てきたり、本作にはその生存者やFBC長官の右腕が登場したりもするがぽっと出の初出なので微妙なうえに、前作のラストで伏線?として残った肝心の"あの2人"についても一切触れられない。
ウェスカーやウロボロスがキーワードとなる等、前作よりもむしろバイオハザード5の方が繋がりが強い。
また、クレアが主人公でありながら孤島に囚われ、
年少者の生き残り(モイラ)と共に脱出を試みる一方、
彼女らの救出に駆けつけるもう1人の男性主人公(バリー)というシチュエーションからも分かる通り、コード・ベロニカにも近い作風である。
ネタバレになるのであまり詳しいことは避けるが、本作のEDではしっかりバイオハザード6へ繋がる言及もある。

ゲームシリーズでは久々にクレア・レッドフィールドが主人公になっており、もう一人の主人公としてゲーム版ではバイオハザード GAIDEN以来の登場となるバリー・バートンが登場する。
また、過去作のシステムやシチュエーションが再利用されているのも特徴。

バイオ5の前日譚だった前作同様、今作はバイオ5とバイオ6の間に位置する物語のひとつとなっており、時系列的にCG映画のバイオハザードダムネーションと同時並行である。
前作ではダンテ・アリギエーリの「神曲」をフィーチャーしていたが、今作では「変身」などで有名なフランツ・カフカの作品をフィーチャーしており、ステージ各所に写し書きが置かれていたり各エピソードのタイトルになっていたりする。


【特徴】

・2人の主人公
前作ではジルを操作するメインパートと他のキャラクターを規定の装備でクリアするサブパートに分かれていたが、
今作ではクレア編とバリー編がともにメインパートの扱いになっており、交互にそれぞれのストーリーが展開していく。
バリー編はクレア編から少し時間が経過した状況であり、バイオ2のザッピング同様にクレア編で起こした事象がバリー編に影響する。
例えば、クレア編で火炎放射装置を使って敵を倒すとバリー編ではその火炎放射が邪魔になり、先へ進むために止める必要がある…という感じ。
状況によってはクレア編で動かした装置のおかげでバリー編でレアアイテムが入手できたりすることも。
また、とあるシーンでは、ストーリーの結末にも影響するイベントも存在する。

・アシストキャラクター
バイオ5以来お馴染みのバディ制を今作も採用。
ただし、今作では銃を使えるのはクレアとバリーのみとなっており、パートナーは文字通りアシストを担当する。
メインキャラとパートナーはバイオ0と同じようにボタンひとつで切り替え可能になっており、別々に分かれて行動する場面もある。

メインキャラは主に攻撃担当。銃器を使用可能で持てるアイテム数も多い。
また、上手く使い分けができれば主人公との連携攻撃も可能であり、
例えばクレア&モイラなら、モイラでフラッシュライトで敵を怯ませて、その隙にクレアに切り替えて体術でダウンさせたあとにまたモイラに切り替えて、ナイフより強力なバールで追い討ちでとどめを刺してクレアでの弾薬消耗を最低限に留めたり、
バリー&ナタリアなら、似たようにナタリアが投石で敵を怯ませて、バリーに切り替え…
と言った具合でやれるので上手く使い分けること。

アシストキャラはアイテムを持てる数が少なく、威力の低い攻撃しかできない代わりに隠されたアイテムを探し出せる能力を持つ(前作のジェネシスの役割)。
他にも打ち付けられた扉を開けたり、ミリタリーボックスを開けることが出来たりと探索面で重要になる。
なお、前作と違って無敵ではないがダウン状態の時に近づいて蘇生させればゲームオーバーを免れる。

・しゃがみ移動 / 不意打ち
今作の新アクション。しゃがみ移動で敵の背後に近づき、近接攻撃を繰り出すと一撃で敵を倒せるようになった。いわゆるステルスキル。
しゃがみ中はスナイパーライフルの手振れが軽減されたり、スキルを習得するとしゃがむ瞬間が無敵になったりもする。

・アイテム合成
獲得した素材アイテムを組み合わせて、回復アイテム・投擲アイテムのいずれかを作成できるようになった。


・スキル
獲得したBPを払ってスキルを習得し、強化していくシステム。
今作ではストーリーモードでもスキル習得が可能になっており、クレア編EP1をクリア後に解禁される。
一度習得したスキルは次回周回でも保持されるため実質的な強くてニューゲームができる。
BPの獲得方法はエピソードクリア報酬やステージに隠された宝石入手、実績の達成などで得られる。

レイドモードではレベルアップで得られるスキルポイントを消費して習得する。
キャラクターごとにアクティブスキルとパッシブスキルを習得可能で、武器種全般に適用される段階的な強化や耐久力を向上させたりと様々なスキルが用意されている。

・インビジブルモード / タイムリミットモード
各エピソードのクレア編とバリー編をクリアするとプレイ可能になる高難度モード。
リメイク1同様、敵の姿が見えなくなるインビジブルモードと、
制限時間内にエピソードをクリアするタイムリミットモードがある。
タイムリミットモードの制限時間はマーセナリーズのように敵を倒すことで増加する。

・レイドモード
前作と同様、協力プレイが可能なハック&スラッシュ形式のマーセナリーズのようなゲームモード。
今作のステージが少なめのためか、大半のステージはバイオ6からの再録。一部リベ1のステージもある。
登場するクリーチャーもメーデーさんラスラパンネなどのトラウマクリーチャーが再登場する。
敵側にもスキルが設定されるようになったため、超巨大化したハンターなんかとも戦える。

なお、今作はレイドモードにもストーリーがあり、謎の戦闘シミュレーションシステム「レッドクイーンα」が舞台という設定。
オリジナルキャラ「アノニマス」が各キャラのアバターを纏ってシミュレーションに挑戦する。

・その他、前作からの変更点
前作では敵が攻撃する時にタイミングよくスティックを入れることで発動した回避が、スティックとボタンの組み合わせで簡単に出せるようになった。
スキルを習得することであらゆる動作を回避でキャンセル可能になる。

新要素としてダッシュが追加。高速で移動できる他、スキルを習得すればすれ違いざまにナイフで攻撃できる。
ただし、画面には表示されないものの、スタミナゲージが存在するので走り続けると途中でバテてしまうので注意。

ハーブは落ちている物を拾う従来のシステムに変更。ボタンひとつで使用できるが効果発動までタイムラグがあり、ゲージが溜まるまでボタンを押しっぱなしにする必要がある。
また、ハーブ自体もアイテム欄を圧迫するので拾いすぎると弾薬を持てる数が減ってしまう。
今回はレッドハーブも登場し、合成するとグリーンハーブを3個に増やせる。




【ストーリー】

テラセイブ本部のパーティー中、クレアは新たな職員として採用された友人のモイラを歓迎していた。
ところが、武装ヘリと謎の部隊による襲撃を受け、気が付くと牢獄に囚われ、腕には緑色に発行するモニター付きの腕輪が付けられていた。
唐突に開いた牢から脱出したクレアはモイラと合流するが、謎の化物の襲撃を受けてしまう。
腕輪から聞こえる謎の女の声、ゾンビでもガナードでもない謎のクリーチャー…果たしてここは一体何なのか…。

一方、モイラが発したSOSの録音を聞いたバリーは、モイラを救出するため二人が囚われた孤島へ向かう。
バリーはそこで謎の少女ナタリアと出会い、共にモイラの足跡を追い始める。


【登場人物】


「ウソでしょ……ここはどこなの…!?」
主人公のひとり。ディジェネレーションで明かされた通りバイオテロ被害者を支援するNGO団体テラセイブに所属している。
何度も窮地に立たされてきただけあって落ち着いており、混乱するモイラを引っ張っていく頼もしき姉御。
本作での彼女も今やレオンやクリス同様に、体術で敵を一掃できてしまうぐらい強くなった。
謎の部隊の襲撃で孤島の牢獄に囚われ、脱出を目指す。これで2回目だよ


  • モイラ・バートン
「もうサイアク…!」
クレア編のパートナー。
テラセイブに入社した新人でクレアの友人。そしてバリーの娘。
父親とはあまり上手くいっていない模様。
今どきの若者といった感じか、口調が相当悪い。F××K!

所持武器はバールとライト(懐中電灯)。
ライトで照らすと光る場所があり、構えて照らし続けると隠しアイテムを発見できる。
ただし構え続けてライトのゲージがなくなると、短時間ながら使用不可能になるのでほどほどに。
バール自体の威力は低いが、敵をライトで照らすと怯ませることが出来、怯んだ状態にすると自動的にクレアが蹴りでダウンさせるのでその隙に追撃してトドメを刺せる。
釘で打ちつけられた扉やミリタリーボックスをこじ開けるのにも使える。


「今行くぞモイラ…頼む、無事でいてくれ」
主人公のひとり。モイラの父で現在はBSAAのアドバイザーをしている。
モイラのSOSの録音を聞き、救出のため単身で孤島へやって来た。
到着早々にナタリアを保護し、仕方なく一緒に行動することになったが事あるごとに保護者気質全開な微笑ましい姿を見せてくれる。
老年スレスレの歳ではあるものの、その戦闘能力は衰えておらず、
また、クレアやクリスやかつてのパートナーだったジルのように体術で敵を一掃できるほどの腕っぷしもある。
初代より愛用しているサムライエッジとマグナムはもちろん健在*1。分岐エンド次第では終盤で初代プレイヤーをニヤリとさせるセリフも。


  • ナタリア・コルダ
「モイラは…死んだ」
バリー編のパートナー
バリーが島に上陸した直後に出会った幼い少女。
長い間ひとりぼっちだったらしく、置いていこうとするバリーにすがって共に行動する。

所持武器はないが、鋭い感覚を持っており周囲の敵の位置をオーラの様な形で目視出来る能力を持つ。
しゃがむ事で探知範囲をさらに拡大させる事もできる。
構えると指を差し、モイラ同様に隠しアイテムを発見することができる。
石を拾えば攻撃も可能だが、何回か当てると壊れる使い捨て。ちなみに近づけば石で殴打することも可能で、石でガンガン殴る姿はシュール。幼女の打撃で倒されるBOWって(笑)


  • ニール・フィッシャー
「化け物が…政治を語るかぁ!」
テラセイブの幹部。国籍はアメリカ
鋭い洞察力と判断力を持ち、個性の強いテラセイブメンバーをまとめる頼れるリーダー。
島ではゲーブ、ペドロと一緒に行動していたが、追って来るアフリクテッドを引きつけ、二人を逃がしたのちにクレア達と合流。
ほどなくして再びアフリクテッドの群れに遭遇して囮として別行動を取るが、そうして離れるまでのニールにモイラはある「違和感」を抱いており…。


  • ジーナ・フォリー
テラセイブの職員。国籍はイギリス
クレアの同僚だったが、序盤でアフリクテッドに襲われクレアの目の前で命を落とす。
その後クリーチャーと化してクレア達の前に現れ、襲いかかってくる…というわけでもなかった。


  • ガブリエル・チャベス
「キジュジュに比べたら、まだマシだ!」
テラセイブの職員。国籍はアメリカ。通称ゲーブ。
タンクトップ一枚の筋肉質な男で元軍人の整備員。元軍人らしい頑健な肉体と強い精神力を持つタフガイ。
オーバーシアの言葉がカフカの著作からの引用だと見抜くなど、知識面でも優秀な模様。
漁村の奥で放置された伝説の死亡フラグで悪名高いヘリを発見し、修理を試みるのだが…


  • ペドロ・フェルナンデス
「クレア、聞いてくれ。腕輪の通信が解析できた」
テラセイブの職員。国籍はメキシコ
機械工学の知識を持ち、死亡したエドワードの腕輪を解析してオーバーシアが通信を送って来る場所を特定したり、電動ドリルを軽々と使いこなす。
一方で非常に臆病で、状況が状況だけに声をかけられただけで驚くほど怖がっており、それがのちに彼の運命を決定付ける引き金となってしまう。


  • エフゲニー・レビック
「お前たちにどんな災いが起ころうと、俺の知ったことか」
孤島の住人の唯一の生き残りで、下水道の一室に住んでいる老人。
腕輪を嵌めていないことから被験者ではない模様で、行方不明になった娘を探している。
咳込んでおり、何かしらの病気に蝕まれてるようだが、それでも強気な姿勢を崩さずに生き延びてる辺りは只者ではないことが窺える。
コード・ベロニカに登場したロドリゴ・ファン・ラバルのようなポジションのキャラではあるが、彼は生まれ故郷の島からの立ち退きから逃れる為に仕方なくアンブレラに雇われており、クレアを自ら捕らえつつものちに自ら逃したが、
エフゲニーはアンブレラのような悪の組織に属することなく、またクレア達のことも、なぜ島に彼女らがいるのかすら知らない。



「私は…オーバーシア…恐怖を導き出し、そして…監視する者」
クレア達が付けられた腕輪から話しかけて来るオーバーシア(監視者)を名乗る謎の女。
フランツ・カフカの詩を引用しながらクレア達をどこかへ誘導していくが…?
物語のカギを握る存在。詳細は個別記事を参照(ネタバレ注意)。



【レイドモード限定キャラ】

  • アノニマス / グレーゴル・ザムザ
レイドモードの主人公。
謎の女の声によって戦闘シミュレーションシステム「レッドクイーンα」に囚われる。



  • ロッティ
ナタリアの友達のぬいぐるみ。アップデートでアノニマスの衣装として追加された。

前作に登場したFBCのエージェント。アップデートでジーナの衣装として追加された。
ジーナとは同じファミリーネームだが関係性は不明。

  • ジェシカ・シェラワット
前作で登場したFBC時代のパーカー及びBSAAでのクリスのパートナー。アップデートでジーナの衣装として追加された。
服装はFBC時代のものに準ずる。

  • レディハンク
前作のレイドモード用DLCで配信されたキャラクター。アップデートでジーナの衣装として追加された。

【ウイルス】

  • t-Phobos
本作のキーアイテムである改良型t-ウイルス。*2
このウイルスの最大の特徴として、感染後すぐに変異が始まるのではなく、アドレナリンとノルアドレナリンの分泌量が一定数を越える…つまり強い恐怖に支配されることで発症する。
被験者に嵌められた腕輪は恐怖心を図るバロメーターであり、緑や橙の時は問題ないが、赤く点滅を始めると恐怖を抱いていることを現し、完全に赤くなってしまうと発症が確定する。
この独特な性質から他のウイルスと比べるとバイオテロには適さない様に思えるが、どうやら製作者には別の目的があるらしい。

  • 「闇の血」(ウロボロス・ウィルス)
5」に登場した人類選別ウィルス。
今は亡きアルバートが生前にサンプルを提供しており、t-Phobosの完成後に研究が行われていた。
試作段階なのか、改良が加えられているのか、本作に登場するウロボロス由来のクリーチャーは「5」に比べてひじき黒い膿疱が控えめなデザインとなっている。

【登場クリーチャー】

アフリクテッド

今作のメインクリーチャーで過去作のゾンビガナードに相当する存在。
t-Phobosに感染させられた島の住民やテラセイブ職員たちが拷問によって苦痛と恐怖に駆られた結果、変異したもの。
痛々しい拷問の痕が見られ、全身血塗れなのもこれが原因。アフリクテッドとは負傷者の意。

ゾンビとガナードの中間のような特性を持ち、理性は失われているが腐敗していないため走ったり武器を使用したりもする。
また、たまに頭部に膿の塊が付いたアフリクテッドも存在し、そこを攻撃すれば簡単に撃破できる代わりに、周囲に膿の塊「シスト」を撒き散らしてくる。

  • アイアンヘッド
頭部に鉄の仮面を着けた体格の大きいアフリクテッド。
元炭鉱夫を素体としているため強靭な膂力を持ち、巨大なハンマーを振り回してくる。
ヘッドショットは無効だが、首回りに弱点部位がある。

  • スプローダー
シスト同様、t-Phobosの漏洩で変異を起こしたある菌に感染したアフリクテッドの亜種。
上半身が巨大な嚢胞となっており、近づいたり銃撃すると自爆してくる。前作のウーズ・チャンクポジション。
破裂時に毒性のある体液を撒き散らし、浴びるとしばらく画面が体液にまみれて視界不良になる。*3
たまに倒したアフリクテッドが変異を起こしてスプローダー化することもある。


  • ロトン
変異してから時間が経過したアフリクテッドの変異体。名前の通り腐っている。
バリー編での最弱クリーチャーで、距離が遠いと小走りで接近するが動き自体は緩慢でいつものゾンビに近い。


  • オルトロス
t-Phobosに感染した。漏出したもので自然発生した個体と人為的に生み出された個体が存在する。
頭部はずだ袋で覆われ、アゴにトラバサミが埋め込まれている歴代犬クリーチャーの中でも残酷な見た目をしている。
犬らしく群れで集団行動し、エモノに襲い掛かる。
しかし、お馴染みのケルベロスなどと比べて体型がころころしていたり、道で横になって寝ていたりと可愛く(?)見える所もある。


  • シスト
t-Phobosに感染した粘菌が不衛生な環境で異常発達した膿疱の塊。
触ったり攻撃したりすると急に膨らんで爆発する、クリーチャーというよりトラップのような存在。ダメージは大きく、食らうと視界不良まで貰うおまけ付き。
地面や床に付着している他、前述の通りアフリクテッドから飛び散ることもある。
後者はクレア編では無害だが、放置しているとバリー編では地雷として機能する。モイラのライトを照射して消すことが可能。


  • グラスプ
漏出したt-Phobosに感染したノミ科と思われる虫が巨大化したクリーチャー。
短いサイクルで世代交代をする間に人間を取り込んだのか、人間の顔や足などの名残が見られる。
身体から噴出するガスで視神経に異常を与える能力を持ち、ノビスタドールのごとく透明化する。
透明化しながら徐々に接近し、接触と同時に即死攻撃をしかけてくる本作屈指のクソウザ強クリーチャー。


  • オオウデムシ
漏出したt-Phobosの影響で巨大化したウデムシ
今作最弱のクリーチャーで、攻撃力も低くナイフ一発で倒せる。
なんなら襲ってさえこない無害なウデムシもいたりする。
「ある戦いの記録」では通常のウデムシが食糧として登場する。


  • ヴォルケンブラバー
クレア編のボスのアフリクテッド変異体。ブラバー=贅肉の名の通り太った外見をしているが、素体は女性。
苛烈な拷問や薬物投与によって現在の姿となったらしく、女性だった名残は腰回りのボロボロになったスカートらしき布切れしか残っていない。
松明と火薬の入った筒を携行しており、火薬にをつけて火炎弾を発射してくる。
また筒を松明で叩き鳴らして、他のアフリクテッドらを呼ぶこともある太鼓の達人


レヴェナント

バリー編で登場する、複数の死体や無機物を繋ぎ合わせてウロボロス・ウイルスを介在させることで誕生したB.O.W.。
リヘナラドールのように体のどこかに弱点が存在しており、弱点を破壊しない限り倒せない。ただし、リヘナラと違って弱点は一か所だけ。
弱点は攻撃すると出現する他、ナタリアで見ると弱点部位が見えるので位置を覚えて対処することが基本。
ウロボロス・ウイルス由来のクリーチャーのため、後述するクリーチャーと合わせて全体的にに弱い。


  • スプラッシャー
腕に嚢胞を持っているレヴェナントの変異体。英語で「撒き散らす者」の意を持つ。
その名の通り、腕に含まれている毒性の膿を撒き散らす。浴びるとスプローダーやシストと同様に視界不良になる。


  • スリンガー
肥大化した嚢胞で上半身を包まれたスプラッシャーの上位種。
上半身の肉塊を勢いをつけてこちらに投げつけてくる遠距離攻撃型のクリーチャー。前作でのウーズ・トライコーンに相当するポジション。
投げ飛ばした後も肉塊は何度でも再生し、近づくと殴りつけてくる。


  • ドルーガ
レヴェナントにさらに大量の死体を継ぎ接ぎしたB.O.W.。
レヴェナントと違って腹部の弱点が常に露出しているが、その分長い触手を使った遠距離攻撃に長ける。
触手は破壊することが可能だが、破壊するごとに移動速度が少し速くなる。また、即死攻撃も有してる。
バリー編のボスとして登場する個体はエフゲニーの娘が素体となっている。


【レイドモード限定クリーチャー】

今作のレイドモードでは、過去作に登場したクリーチャーが一部登場する。
  • ナパドゥ
6」で登場。Cウイルス感染者がサナギ化を経て変異したクリーチャー。
堅い外皮に覆われたクリスゴリラのような姿をしており、その強靭な体が武器となる。
本作はカウンターアクションやクイックショット等がないので間違えないように。


同じく「6」に登場するCウイルス由来のクリーチャーで、原作では不死身・分裂する体に加えて印象的な即死攻撃というみんなのトラウマだったが、今作では即死攻撃は仕掛けてこない。


初代より登場するお馴染みのB.O.W.。モーションやデザインは「RV1」に準ずる。
高いフットワークに爪による素早い斬撃は健在だが、即死攻撃である「首狩り」は行わない。
しかしエネミースキルによって強化されたものは油断しているとあっという間にやられるため油断禁物。


「RV1」に登場するT-アビス由来のクリーチャー。通称メーデーさん。
ウイルスにより肥大化した肉体と右腕が巨大な丸鋸のように変異しており、触れるだけでもダメージを喰らう。
前者2体と違ってこちらは即死攻撃が健在。更にエネミースキルで強化された個体(特にスピード強化)は原作以上の強敵と化している。


  • 処刑マジニ
唯一「5」からのクリーチャー。
プラーガによって強化された強靭な肉体で以って巨大な斧を振り回す。
斧を喰らうと大ダメージだが、つかみ攻撃は行わない。動きがゆっくりなので、遠くから落ち着いて攻撃しよう。


【DLC追加エピソード】

DLCにてモイラとナタリアを主人公とした2つのEXエピソードを遊ぶことができる。

「ある戦いの記録」

モイラを主人公とするEXエピソード。このエピソードに限りモイラも銃器を使える。
このエピソードはサバイバルとなっており、動物を狩って食料にするシステムが用意されている。
この食料というのは死亡時の保険、つまりコンティニューする為の残機制であり、これが0の状態で死亡すると完全にゲームオーバーとなってしまう。
ステージ制であり、1つクリアするとまた次のマップへ自動的に切り替わるようになっているので、武器や弾薬や回復類を取り逃がす戻って来れないようになっている。
次へ進む前にマップを念入りに探索してから進む方がオススメ。

「小さな女」

ナタリアを主人公とするEXエピソード。
本編同様のナタリアと、黒い服を着たもう一人ナタリアで進むステルスアクション。
黒服ナタリアは敵に感知されない幽霊のような存在で、自由に探索が可能だがアイテムを取得したりできない。
黒服ナタリアができるのは敵を「指差す」のみ。指差した敵はターゲッティングされ、白服ナタリア側からも確認できるようになる「ナタリアセンス」という専用システムを駆使して探索する。


「腕輪の輝きが恐怖の色へと変わる…追記修正の時間よグレーゴル」

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  • 2015年
最終更新:2024年12月13日 19:29

*1 今作で使用しているサムライエッジは前作に登場したクエントによって製作された2代目のもの。詳しくは個別記事を参照。

*2 作中で拾えるメモ『臨床実験記録』に「〜先の改良によって、t-ウイルスの持つ致死性は抑制され〜」との記載がある

*3 毒性とあるが、持続ダメージの効果はなく、単純に一定時間ブラインド状態になるのみ。