インテリオル・ユニオン

登録日:2009/07/23 Thu 21:34:58
更新日:2025/03/29 Sat 01:08:17
所要時間:約 4 分で読めます




ARMORED CORE 4及びARMORED CORE for Answerに登場する企業(連合)。
国家に反乱を起こした6大企業グループのひとつ。



概要

レオーネメカニカを盟主として、メリエス、アルドラの三社からなる欧州系企業連合。
レーザー兵器技術やEN効率に長け、EN武器や低燃費なフレーム・ブースターを製造している。
AC4の時点ではあくまで欧州企業の連合体であり、GAグループやローゼンタールグループなどと同様に「レオーネグループ」と読み替えて差し支えない。
コジマ技術は他社の後塵を拝しておりジェネレータやオーバードブースターを自社で生産していない。そのため4ではレイレナード製、fAではトーラス製のものを使用している。

レイレナードとはノーマルAC製造の段階から友好的な関係を築いており、企業間直接戦闘ではレイレナード陣営に付いた。
しかし、アナトリアの傭兵に主要発電施設であるメガリスを破壊され、リンクス戦争ではレイレナードグループの方針に同調せず早々に脱落、以降は中立の立場を取り戦争からは身を引いた。

これが却って幸いし、主要インフラやオリジナルの一人、シェリングを喪ったものの他のレイレナード陣営の様に企業そのものの崩壊は回避、リンクス戦争終結後はレオーネとメリエスが合併、単一の企業「インテリオル・ユニオン」となる。
これとおそらくはBFF崩壊の影響で欧州勢力一位の座を手に入れており、インテリオルグループはオーメルグループやGAグループと並ぶ三大企業グループの一つに数えられている。
レイレナード陣営で一人勝ちしたとも言える。


『fA』ではレオーネとメリエスの合併に加わらなかったアルドラと、リンクス戦争で壊滅したGAE残党を支援し誕生させた新企業トーラス(とそこに合流して来たアクアビット残党)を傘下に従えたヨーロッパ系企業グループ「インテリオル・ユニオングループ」となる。
化石資源市場ではインテリオルとGAが、コジマ技術関連ではトーラスとオーメルがそれぞれ対立しており、特にGAとインテリオルは劇中でも何度も交戦している。
企業の新トレンドであるアームズフォートにもしっかり着手しており、空中要塞型AF、イクリプスを投入している他、ランドクラブを改造したり他企業と共同開発したりと開発には積極的。
また同様に汚染された地上から逃れるための空中生活プラットフォーム「クレイドル」を製造しているGAと並ぶもう一つの企業でもある。

ミッション仲介人のCVは大原さやか。仲介人は「ユニオン」と名乗るが、AC3の反管理者団体「ユニオン」その他とは無関係である。プレイヤー間でも専ら「インテリオル」と呼ばれ、「ユニオン」と呼称される事はまずない。


構成企業

  • レオーネメカニカ
インテリオル・ユニオンの盟主。EN消費効率に優れたフレームパーツやレーダーを製作しているハイテク総合企業。
「レオーネ(Leone)」とはイタリア語でライオンを意味する。おそらくモデルはイタリアの軍事企業フィン・メッカニカ(現・レオナルドS.p.A)。
パーツの命名法則は「ローマ神話」。

  • メリエス
レーザー技術やロケットエンジン技術に長けた企業。
特にレーザー技術に関してはリーディングカンパニーと呼べるほどで、パルスガンやレーザーライフルなど様々なレーザー兵器を開発する。
インテリオルの機体はレーザー兵器の運用を想定しているので実質的にインテリオルの戦力を支えている。
またインテリオル系ACのブースターもメリエスが開発している。
やはりインテリオル系に相応しい低燃費ブースターが基本。武器にENを使いたいインテリオルACには適している。

メリエスと言えば世界初の映画監督ジョルジュ・メリエスが有名。画集によればやはりフランス系とされている。
パーツの命名法則は「星」。

正式名称はアルブレヒト・ドライス。
アクチュエータ複雑系(ACS)などに高い技術を発揮する重工業系軍事企業。
彼らのACSとレイレナードの燃料電池技術を組み合わせたのが4系の世界に於ける「アーマード・コア(ノーマル)」であり、地味ながらかなり重要な存在。
重量フレームパーツなどを製造している。ノーマルの技術の大本なだけあり、インテリオル系ノーマル「GOPPERT-G3」を製造している。
また、インテリオルグループに属しながらグレネードなどの実弾兵器も生産している。
『fA』では合併には参加しなかったもののインテリオルの傘下に入り、引き続き関係は良好。
インテリオルの実弾部門という設定だったが、『4』時点ではアルドラのプレイアブル武器パーツは無し。
『fA』ではGAグループ製のものと比べてかなり軽量なバズーカとグレネードを引っ提げGA独占分野に殴り込みを仕掛けて来た。

パーツの命名法則は「ドイツ系人名」。企業名もドイツ人名なのでおそらくドイツ系企業。

前作で壊滅した同盟企業GAEを支援し、そこにアクアビットの残党が合流したことで誕生したものすごい変態の集まり
企業盟主でもないのに新ネクストのフルフレームを単独企業で構築できるなど、規模に比してその技術力は凄まじいものがある。
コジマへの情熱も相変わらず


開発ネクスト

リンクス戦争時代にはレオーネがフレームパーツ「TELLUS」、アルドラが「HILBELT」をリリースした。
AC4の標準機ではよくあることだが、HILBERTにはコアが存在しないためTELLUSのものを流用している。
またジェネレーターとFCS、OBは同盟企業であるレイレナードとアクアビットのものを採用している。

どちらも重量級のネクストで、EN消費効率とEN防御力に優れている。積載量も多めなのでインテリオルの強力な重EN兵器を搭載できる。

ACfAの時代には新標準機体としてインテリオルは「LATONA」、アルドラは「SOLDNER」をそれぞれ製作している。
LATONAはかつてから一転、軽量級の攻撃的なACとなった。
SOLDNERは引き続き重量級で、高級志向だった前作からこちらも転換し、「非常に安価な普及型」に性質を変化させている。

AC4、ACfA共に、TELLUSは初期機体として選択できる。
燃費の良さと威力の高いレーザーライフル、ロックしなくても敵をサーチしてくれるASミサイルを装備していて使いやすい。
実弾防御、PA性能、安定性は低めなので他のパーツで補ってやるといいだろう。

以下詳細。

  • Y01-TELLUS
レオーネの中量級ネクスト。ただしコアのみ重量級。
頭部や肩の形状から、ユーザーから歯茎の異名が与えられている。
N系までのミラージュ系ACの流れを汲む曲線的なデザインで、EN適性・燃費性能・EN防御に優れている。積載量も豊富なのでEN重火器を存分に扱うことができる。
一方で実弾防御力とPAは然程でもないため、スナイパーライフルのような貫通力の高い実弾武器には不利を強いられるだろう。

ヴァリアブルインフィニティシリーズにもラインナップされている。滑らかな曲線ボディに魅せられた人は買ってみよう。

派生型に、脚部をタンクに変更したY02-ALBIREO、腕部をASミサイル武器腕に変更したY06-AURORA、脚部をfAの新登場タンクに変更したY09-RIGELが存在する。

  • HILBERT-G7
アルドラの重量級ネクスト。コアはテルスと共通。
ACの伝統的パーツ「ドラム缶腕」「ドム脚」は本機が担当している。また頭部は曲線的ながら「大きなモノアイ」という所謂EYEシリーズの流れを汲むデザインになっている。
APや実弾、EN防御の平均が共に高い重量型。インテリオルグループらしくEN消費も抑えられていて重量型の中では扱いやすい部類。
全体的に癖が少なく、ゲーム中の説明文でも優秀パーツと書かれている。重量機体を使うなら使用検討する価値があるだろう。
ただし、生産数の少ない高級兵器らしく修理費用は高めなので注意。

  • Y11-LATONA
『fA』での新作。
ラトナから打って変わって、機動力を重視した軽量機。
EN消費は変わらず抑えられており、軽量機体の中では積載量も比較的多めなので少しくらい重めの装備でも積むことができる。
腕部の性質も相俟って、高出力のEN兵器を使う高機動戦闘に向く。ブースターも消費と推力のバランスがいい優良パーツ。

派生型に、腕部をレーザーキャノン武器腕に変更したY12-OPSが存在する。

ちなみに頭部パーツはガンダムから角を取ったような形状。M9 ガーンズバックに似ているとの声もままある。
スタビライザーとの組み合わせでガンダムっぽくできるのでビジュアルアセンで役に立つ。

  • SOLDNER-G8
『fA』での新作。今回はコアも専用のものが用意された。
HILBERTの廉価版といった感じの性能。それでも性能バランスは良好で、HILBERTよりAPや実弾防御が高めなのでチューンや組み合わせによって十二分に輝ける。
非常に安価なので、どうしてもAPが大量に削られる毒ガスミッション系で使用すると修理費を抑えることができる。
パーツ名の由来は、長らくドイツ語で傭兵を意味する「Söldner(ゾルトナー/ゼルトナー)」ではないかと言われていたが、他のアルドラ系命名則からしておそらくはドイツ人名の「Soldner(ゾルトナー)」の方が自然。

派生型に、脚部を重量逆関節に変更したSOLDNER-G9が存在する。


所属人物

何故かインテリオル関係者には女性が非常に多い。
AC4時代に所属していたリンクス7人のうち5人が女性リンクスであり、fAでも所属している3人全員が女性リンクス、主人公にミッションの仲介をしてくれるのも女性。
挙句の果てに輸送部隊の時速300キロ程度で爆走する上、ネクスト機よりも装甲が堅いモンスタートラックのドライバーまでもが女性である。

ナンバー9。インテリオルのトップリンクス。またレオーネリンクスで唯一の男性。
とにかく高圧的で、アナトリアの傭兵を時代遅れと見做し攻撃的な言動をぶつけて来る。

ナンバー14。アルドラのトップリンクス。かつてレイヴンだったという古豪であり、アナトリアの傭兵の実力も伝え聞いていた模様。
優秀なヒルベルトフレームを使いこなすという紹介に違わず、対決時は非常に手強いゲーム序盤の壁。これは対戦の場が鈍さを補ってくれる水上戦というのもあるが。
その渋いキャラクターもあって人気は高い。

ナンバー16。自意識が強過ぎて細心の注意を払って運用しているとされるサーを差し置き、インテリオルの事実上の最高戦力とまで称される女性リンクス。
謎が多く詳細不明とのことだが、fAでまさかの再登場を果たす。

ナンバー18。メリエス所属。
4ではストーリー中に登場せず、紹介文でも人間性に関する情報は全く窺えなかったが、『fA』に続投しそこでかなり強気めな女性であることが判明した。

ナンバー31。国家解体戦争後の追加登録組。
本編には登場しないが外伝小説の主要キャラに抜擢され、そこで14歳の美少女と判明した。

ナンバー37。
全身ASミサイルという特殊なネクストを駆る。
『fA』にも続投、ACfA三大萌え嬢に数えられている。一度は瞭機として一緒に出撃しよう。
……弾薬費には目を瞑ろう。

ナンバー38。アルドラ所属。
設定上もゲーム上も元国軍兵士という経歴以外何も分からないが、成績は優秀らしく『fA』でも続投している。
fAでは乗機のアセンが一新されており、新型のゼルトナーフルフレームになった。

ランク3。『fA』に於けるインテリオルのトップリンクス。声のせいでプレイヤーからの愛称は少佐
正義感が強いというACには珍しいタイプの人物。口調は硬いが一部の者にだけ優しさを垣間見せる。

ランク7。正しくは独立傭兵なのだが、インテリオルからのミッションで共同機として用意されたり乗機がヒルベルトだったりと実質インテリオル寄り。
飄々としたイイ男。

ランク29。元GAE所属のオリジナルだが、トーラス設立に伴い裏で汚れ仕事を担ったとのことで、独立傭兵ともどこが支援企業とも書かれてはいないが実質トーラス所属と思われる。
元オリジナルだけあってかなり手強いのだがそれに比べて異常にランクが低い。汚れ仕事云々が順位に影響しているのだろう。

  • マリー=セシール・キャンデロロ
インテリオルのミッション仲介人。
口調の柔らかい女性だが、仲介内容とミッション内容の差がある時が多い、性能が低い仲介人である。
横文字の言い回しを多用するのが特徴的。
トーラスの標準機アルギュロスは彼女曰く丸っこくて可愛いらしい。




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