登録日:2013/10/26(土) 20:51:38
更新日:2025/04/28 Mon 22:46:23
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CV:
日笠陽子
聖遺物:黒いガングニール/白銀のシンフォギア(アガートラーム)
ファンからの愛称は マリア、マリアさん、ヘタレ、豆腐、たやマ。
水色の瞳にピンク色のネコミミ風ヘアースタイルが特徴的で、
ムチムチの太ももに巨乳と、抜群のプロポーションで初登場から適合者達を魅了した。
Gのエピローグ時点で21歳、身長スリーサイズはT170/B96/W62/H90。ワォ…
クリスチャンの方が大きく感じるのは身長差の問題だろう。
6年前、F.I.S.のネフィリム起動実験の事故で実妹のセレナを失っており、彼女の形見である"白銀のシンフォギア"のペンダントを大切に所持している。
世界中から絶大な支持を集める歌姫として注目されていたが、その正体はF.I.S.のシンフォギア奏者。
翼との合同ライブにて全世界に宣戦布告し、フロンティア計画遂行のため二課と敵対する。また、自らを"フィーネの生まれ変わり"と称している。
同じF.I.S.の調と切歌からは本当の姉のように厚い信頼を寄せられており、回想を見る限りではセレナとの仲も良好だった模様。
ナスターシャとは(劇中明言はされていないが)親子の関係にあり、常に母の体を気に掛けている。一方ウェルに対しては協力者として見ている反面 、彼の強行的なやり方に疑念を抱いている。
IKUSABAにおいての戦闘には非常に長けており、SAKIMORIもとい翼さんとほぼ互角に張り合えるほど。
かっこいい戦闘スタイルや凛々しいドヤ顔もさることながら、3話ラストの、夜明けの太陽をバックにアームドギアを足場にして海上に佇む姿は、まさにダークヒロインの風格を露にしていた…
だが、1話から人質をあっさり解放したり、米国特殊部隊の撃退を躊躇ったり、スカイタワーで逃げ遅れた未来を救出したりと、情味のある振る舞いを度々見せており、どこか悪役になりきれていない。
……というか何の覚悟も出来ていない。
ナスターシャ曰く「ただの優しいマリア」それが彼女の正体である。
4話でウェルが無関係の野球少年達をノイズの餌食にした際には悲鳴をあげて泣き崩れ、続く5話で響がネフィリムに腕を食い千切られた際にも、彼女は一人項垂れていた。
今は亡きセレナに問いかけ、助けを請う点からも、彼女のメンタルの弱さが窺える。
また、物語序盤から言っていた"フィーネの生まれ変わり"というのはウェルを計画に勧誘する為の嘘であり、ナスターシャにそれを要求された際も「無理よッ!」と渋っていた。
結局、何の覚悟も決められず、自身に嘘をついたまま計画は実行に移される。
流石にこのままではと、マリアは一度決意を固めようとしたが、この際ナスターシャは米国政府との交渉を考えていたので決断の機会は流れてしまった。
だが、その米国政府に裏切られ交渉は決裂。米兵からの逃走中に一般人を巻き込んでしまい、
米国政府と覚悟を決められなかった自分に憤怒し、感情に任せてマリアは米兵を手にかける。
取り返しのつかないその行為に、彼女は覚悟を決めざるをえなくなった。
それは同時に、マリアを迷走の道へと誘い…
偽りの気持ちでは世界を守れない。セレナの想いを継ぐことなんてできやしない。
全ては力、力をもって貫かなければ、正義を為すことなどできやしない!
世界を変えていけるのはドクターのやり方だけ、ならば私はドクターに賛同するッ!
自ら貫いてきた信念も捨て、フロンティアの浮上に成功したマリア。
しかし、その代償はとても大きなものであった…
ウェルが人類救済の気など毛頭無いことを露わにし、遂には月をどおおおっこいしょぉぉぉしてしまったのだ。更には調と切歌が刃を交え、最悪の現実に直面してしまう。
三度泣き崩れそうになるマリアだったが、人類救済を諦めないナスターシャのため、全世界に自らの歌を届け、フォニックゲイン上昇を図る。
だが、あまりにも唐突過ぎたため望ましい結果は得られず、
電波ジャックして仮装一人カラオケというIKIHAJIを全世界に晒してしまう。
更に追い打ちを掛けるように、外道ウェルの手によりナスターシャがドームごと宇宙へ逆ボッシュートされてしまった…
絶望と憎しみで自暴自棄になったマリアはウェルを殺害しようとするが、すんでの所で彼女と
OHANASHIしに来た
響に止められ、
ガングニールを奪われてしまう。
マムがこの男に殺されたのだ!ならば私もコイツを殺す!
なおシンフォギアの仕様もあってか奪取された際にひん剥かれているため、公共の電波で響諸共全裸を晒すことになってしまった。ああ生きる意味がないってそういう………
何もかもを失い、独り途方に暮れるマリア。
すると、幻覚か、それとも死してなお姉を見守っていたのか、光を纏ったセレナが彼女の前に現れた。
マリアは最愛の妹と、かつて姉妹で歌ったわらべ歌「Apple」を歌い、フォニックゲイン上昇に成功。
セレナとナスターシャからの最期の励ましを胸に、遂に彼女は奮い立った。
奪われたのではない、解き放たれたのだ。
セレナが身に纏っていた白銀のシンフォギアと適合し、響達と共闘。
ネフィリム・ノヴァとのバビロニアの宝物庫にまで及ぶ激闘を繰り広げた末、
響との
合体技でネフィリム・ノヴァを撃破し、戦いを終結させた。
その後、これまでのヘタレっぷりを払拭するかようなカッコいい台詞(とキメ顔)を残し、調と切歌共々、軍に連行されていった。
彼女達の裏で暗躍していた米国政府には反逆同然の行為と見做され、自分達の不都合な事実を知るF.I.Sのメンバーは世界を危機に陥れた罪(という名目の口封じ)で全員死刑となる運命であった。
しかしそうなる事を読んでいた蕎麦好きのおっちゃんこと外務省事務次官の斯波田賢仁が先んじて此度の事件の経緯を暴露してしまったので、
彼女達を公式的に裁くにはF.I.Sに連なる全貌を明らかにする必要があり、自分達の悪事(そもそもそのF.I.Sを支援していたのが米国機関)まで露呈される事になる。
そうなれば世界中からバッシングを受けて自国の権威は地の底まで失墜する事になる為、米国側は「そんな事実はない」と公的に主張せざるを得なくなってしまう。
結果、「世界を巻き込むテロ行為を行ったF.I.Sなんて組織は存在しない」という米国からのお墨付きを貰った事で、
すったもんだの末に罪状が消滅し、特別保護観察の下で暮らしていたが、しばらく後に切歌、調と共にシンフォギア装者として超常災害対策機動部タスクフォース『S.O.N.G』のメンバーの一員となった。
…このように、物語の進行につれて序盤の威厳を失い、ヘタレという印象が強く残ってしまった…
…どころか、ファンから「ただのやさしいマリア」略して「
たやマ
」などというニックネームを付けられるほど親しみやすいポジションに落ち着いてしまったマリアだが、
元々優しく感傷的になりやすい人なので、そもそもこういった荒事に向いていないのである。
はっきり言ってナスターシャやウェルに振り回され、周囲が覚悟完了し過ぎていた結果、こんなイメージがついてしまったのである。
そんな彼女も
- デビュー3ヶ月で全米チャートの頂点に立つ(世間的には前歴不詳の怪しい人物の上、後見人のマムにプロモーターは出来ないであろうと悪条件しかない)
- 翼さんと同等に刃を交える(時限式の上、奏以下の適合係数)
- エアキャリアの操縦ができる(だがしかしおそらく無免許運転)
- 未来と響の交戦中に機転を効かせてシャトルマーカーを射出(しかも全て手動で制御、NTもびっくり)し、フロンティア浮上に成功
- 最終決戦で重要な役割を果たす
- 何だかんだで世界を救う
…と、何気に凄いことを幾つも成し遂げている。
本当は、やればできる子なのだ…きっと。
『GX』でも
- なんやかやでアイドル兼エージェントの二足のわらじを履き、しれっと世界の歌姫に復帰
- 自動人形相手に白兵戦でそこそこ立ち回る
- 車の運転も巧み(エージェント業務でいるだろうし多分免許は取った…んじゃないかなあ)
- 頼れるお姉さんっぷりをSAKIMORIにも発揮し、久々に甘えさせそう(ここにカ・ディンギルを建造しよう)
- イグナイトモジュールの破壊衝動に2回目にして(エルフナインの激励があったとはいえ)一人で打ち克ち、発動に成功する
など、能力の高さを見せている。追い詰められなければ大概のことはやれるのだ。
というか多分悪事以外なら何でもできると思う。
また、クリスなど、辛い過去を持っていることに起因してちょっとメンタルが弱いキャラが多い他のシンフォギア装者と比べると、
『GX』以降のマリアは悩みなどが払拭されたためかメンタルが安定しており、一番年上ということもあって(特に平時には)頼れるお姉さんに見える。
一方、初回のイグナイトモジュール発動時に強さを勘違いしていた故に失敗して暴走したり、『AXZ』では自分の中で過去の過ちに泣き出したりと、豆腐さも健在である。
序盤はリンカーが足りず調と切歌と共に後方支援に徹するほかなかったが、AXZ6話でエルフナインがリンカーを完成させて以降は再び前線に戻り、
8話ではクリスとのユニゾンを成功させた一方で、
最終回の響の誕生会では翼にアーンをするなどたやマっぷりを見せている。
『XV』では1話から最前戦に立っており、2話では翼のライブに現れ、浮かない顔の彼女に喝を入れている。
そして、翼の提案で共に舞台に立つが、会場がミラアルクの襲撃に遭い、無印1話のような悲劇が繰り返されることになってしまった。
翼はもとより、マリアもかなりの精神的ダメージを受けたが、それでも気丈に振る舞い、第5話では弦十郎と共に裏方を務めている。
第6話では、精神的に不安定になり、苛立ちを隠せない翼を諫める場面もあった。
第9話では、弦十郎たちによる
風鳴訃堂の家宅捜索に同行し、そこで訃堂の精神制御を受けた翼と激突。
必死の説得によって翼の正気を取り戻すという、奇しくも『G』の時とは真逆の構図となった。
続く第10話では、シェム・ハと完全な怪物に強化されたノーブルレッドを相手に、撤退の殿を務めているが、
この2話の間に、ギアを纏っていない状態で訃堂の
巨大化パンチを2度受け、怪物と化したノーブルレッドの一斉攻撃を受けているにもかかわらず、
OTONA…もとい弦十郎ばりに「ピンシャン」している、人間離れしたタフネスを見せている。
第11話では、月遺跡調査の準備中、ノーブルレッドの襲撃を受ける。
その際、彼女らが撤退の時に使った転移結晶に全員で飛び込み、月遺跡への転移・侵入を果たす。
翼と合流したマリアは、アガートラームに導かれるように月遺跡の最深部に向かい、
そこにあった端末からエンキのプログラムに導かれ、バラルの呪詛の真実を知ることになる。
その後、月遺跡の端末からsong本部と交信を行い、エンキが語った事を本部や仲間たちに共有。
響たちには自らのいる場所も伝えるが、彼女らと合流する前にノーブルレッドと接敵し、翼と迎撃することとなる。
数的不利もあり、劣勢に追い込まれるが、意気消沈しかける翼にマリアは檄を飛ばし、
『G』のコラボレーションライブで歌った「不死鳥のフランメ」を、今度は敵ではなく仲間として、翼と共に熱唱。
アマルガムの相乗効果も併せ、第1話で自分たちのライブを地獄へと変えた因縁の相手であるミラアルクを二人で撃破し、最終決戦へと赴いた。
- 恵まれない生活が長く続いたせいか、トップアイドルになった後も、会場で出された食事を必死でかき集めるなどものすごーく貧乏くさい
- しかも幼い調や切歌、体が悪い割に妙に食欲旺盛なマム、偏食家のウェルらに物凄く気を配って食べ物を用意するなど、オカンくさい
- アイドルとしての年季が長い翼を前にして、内心緊張しまくりだった事が発覚
- その割に大見栄を切ってしまうなど、引っ込み思案で他人の前での振る舞い方がいまいち掴めていない
- 調と切歌にじゃれつかれて素で慌てる
- 響にいじめられる妄想をして飛行機から降りるのを怖がる
と、作品自体がコメディ調とは言え、なんだか非常に親しみやすい可愛らしい性格をしている事も発覚。
なるべく凛とした印象を崩さないようにしているっぽい本編とのギャップ萌えに惹かれるファンも、増えてるトカ増えてないトカ。
ちなみに食事と彼女のモチベーションは結構密接な関係にあるらしく、
上述の飛行機から降りるのを怖がっていた時も豪華な機内食を食べたことで出迎えに来た仲間の前で凛とした態度を取っていた他、
三期で響の代わりにガングニールを纏った回の終わりのCMでは、LiNKER無しでギアを纏えた要因として
遅めのランチを奮発した甲斐があったと述べていた(なお『G』以降のシンフォギアのCMは彼女に限らずカオスな内容のものが多い)。
『GX』以降の翼との絡みでも、基本的には翼の背中を押したり、叱咤激励したりと年上らしく振舞っているが、
天然な翼の思わぬ発言で取り乱したり、赤い顔で「やっぱりこの剣、可愛くない!」と唇を尖らせたりと、時折可愛らしい一面が覗く。
『XD』では奏との絡みが見られ、新旧翼の相棒同士で共闘したり、翼のことで話し合ったり背中を預け合う関係となっていた。
「太陽の三撃槍」では、本編では見られなかった奏、響、マリアの三人のガングニール奏者が一堂に会し、戦場を駆ける夢の光景も。
切歌・調とは血の繋がりこそないものの姉妹のような間柄であり、マム亡き後は彼女らの保護者のような役割を果たしているが、
『GX』でクリスが彼女らから「クリス先輩」と呼び親しまれるようになったことでマリアとの絡みが以前より少なくなり、
『XD』の和装イベントでクリスと長い間行動を共にした二人が「クリス先輩が近くにいないと落ち着かない」と言うほど彼女に懐いたのを見るや、
「あなたッ!二人を返しなさいッ!」と、まるで妹に娘の関心を取られた母親のような台詞をぶつけた。やっぱりママじゃないか
その並行世界では、本来の世界でセレナが殉職したネフィリム暴走事故でセレナではなくマリアが殉職しており、
命は助かったものの重傷を負ったセレナはコールドスリープで七年間眠っていたため、(その世界の)マリアの顛末は知らないままであった。
※なお、暴走事故から七年経っているため、本来ならばマリアの知るセレナよりも成長していて然るべきであるが、
七年間ずっとコールドスリープさせられていた影響か、この世界のセレナは本来の世界で殉職した頃のセレナとほぼ同じ外見・精神年齢となっている。
目覚めたばかりのセレナを傷つけたくないと考えるマム(こちらでは五体満足で生存)から、かつて殉職したマリアのように接してほしいと依頼され、
マリアは『この子の本物の姉ではない』という負い目を抱えながら、自分に甘えてくるセレナに姉として接しつつ、
ギャラルホルンが反応した原因と思しきカルマノイズを倒すべく戦っていく。
しかし終盤にて、カルマノイズを利用して並行世界で基底状態にあったネフィリムを解放し、意のままに操ろうとしていた黒幕が、
ネフィリムと戦うカデンツァヴナ姉妹の戦意を挫くべく、マリアの素性を暴露してしまう。
マリアは真相を知ったセレナから拒絶されることを恐れるが、実はセレナはちょっとした違和感などからマリアが並行世界の別人であることを早くから察していた。
だが、『それを口にしてしまえばマリアが姉として接してくれなくなるのでは』という恐れから言い出せず、その負い目を抱えたままマリアと接していたのであった。
黒幕はそんな二人の関係性を『架空の絆』と嘲るが、「並行世界の別人」にもかかわらず相手が自分を『姉妹』と想ってくれていたことを実感したマリアとセレナは、
お互いを助けるために二人で『絶唱』を使い、高まったフォニックゲインによってセレナがエクスドライブモードに覚醒。
二人を援護するべく並行世界の壁を越えて来ていた『マリアの妹分』たる切歌・調とも力を合わせ、ネフィリムを倒すことに成功した。
事件解決に伴い、マリアたちは本来の世界に帰ったが、セレナの落ち込み様を見ていられなかったマムが本来の世界に遊びに行くことを許可したため、
事件解決後も、セレナと姉妹の時間を時折過ごすことが出来るようになったのであった。
【聖遺物】
◆黒いガングニール
Granzizel bilfen gungnir zizzl
シンフォギアGの象徴とも言うべき彼女のシンフォギア。
刃を交えた翼曰く「本物」らしく、それを裏付けるように、波形は響のものと1兆分の1の誤差も無かった。
槍状のアームドギアも形成出来るが、響や
奏の大きな違いは全身を覆う黒い
マントで、
体の一部のように自由自在に操作でき、翼を翻弄した。
最後まで出処は不明だったが、元々聖遺物の"欠片"なので同じのがいくつあっても不思議な話ではない。
後に
先代フィーネ=了子によって作成され、イガリマ・シュルシャガナと共にF.I.S.に流されたことが判明した。
実は適合係数が
奏よりも更に低いため、ウェルにより改良されたLiNKERの服用が必須となっている。
その低さときたらLiNKERを服用した状態でも活動時間に限界があるレベルで、
LiNKER無しでシンフォギアを纏えばあっという間に勝手に装着が解除されてしまい、さらには
絶唱もしてないのに絶唱顔になるほどバックファイアも甚大になる。
先に触れたように戦闘能力は低いどころか、
むしろ装者の中では翼、クリスと並んで上位陣に入り、実は戦力としての安定性は響より上であるのだが(ただし響は爆発力で上位三人を超える強さ)、
このリスクもあってLiNKERが無い状態での出動は周りからも止められている。
三期は響が歌えない緊急事態に、ガングニールを再びその手に戻して使用。
XDモードを経験したからか露出度が上がっており、更に後ろ暗い意志がなくなったため
マントが失われた。
素の戦闘技能と
パージや砲撃に投擲を交えた多彩な戦術で二期と遜色ない戦いっぷりを見せたものの、LiNKERなしの緊急変身だったためあっという間に変身が解けてしまった。
そこ、マントあった時のが強いとか言わない。メンタル的には(多分)こっちの方が強くなってるハズだから
……念のためにもう一度書いておくが、マントがなくなったのは
後ろ暗い意志がなくなったためであり、LiNKERなしで変身したからとかではない。
▼HORIZON†SPEAR
槍状のアームドギアの先端から放出する、高出力エネルギー砲撃。
2話でイボイボノイズを増殖させる為に使用した。
三期でも使用し、雑魚を一瞬で散らしてみせた。
終盤までこのギアを身に纏っていたのに、カットインが入った技はこれのみ。
しかも『GX』含めても使用回数たったの2回のみである。しかし…
▼BLACK†SHADE
パチスロシンフォギアの試打動画にて明らかにされた新技。
マントを大きく広げて怒涛の攻撃を叩きこむ。
…似たような事は『G』劇中でも幾度となくやっていたがもしかして
◇白銀のシンフォギア(アガートラーム)
セレナの形見として所持していたペンダントから適合。
剣状のアームドギアを形成し、胸元から取り出すことができる。
宝物庫からの脱出の際、ギアの一部を取り外し響と拳状のアームドギアを形成し突撃、立ちはだかったネフィリム・ノヴァに風穴を空け、撃破した。
ちなみにこの技の名は
前作同様、OPテーマのタイトルが最後の必殺技となった。ちなみに「t」は「†」と表記されているのがミソ。
激闘の後、ペンダントは半壊し使用不可となった。
ファンの間では「アガートラーム」と推測されていたこのギア、
BD/DVD付属のサウンドトラックのセレナの聖詠の歌詞カードには思いっきり「アガートラーム」と記載されているので、まず間違いなくかの銀の腕で間違いないと推測されながら、公式では当初名称未発表だったが、
原画集に収録された設定画で名称が確定した。
3期でもアガートラームと呼称されており、エルフナインの手により対アルカ・ノイズ処理をされ、イグナイトモジュール搭載の強化型シンフォギアとして修復され復活。
皆を守る「盾」であったセレナの輝きを引き継ぎ、悪を貫く銀閃の「剣」としてマリアが正式に手に取ることになった。
特徴は
銀色に輝く左腕部の肩甲・手甲。
手甲から取り出す短剣を様々に使うことが出来、射出することで遠距離戦、手に持って斬りつけることで近接戦、伸ばしてガリアンソードとして使うことで中距離戦に対応可能。
ちなみにマリアは短剣を逆手に持つ。
更に、複数の短剣で力場を張り防御にも転用が可能。黒ガングニールの
マントも真っ青な汎用性を誇る。器用貧乏とは言ってはいけない。
初陣では左ストレートでぶん殴りながら変身。響リスペクトかな?
しかし、初戦では自動人形屈指の芸達者枠・ガリィに苦戦してしまう。
強化型の真骨頂であるイグナイトモジュールを起動するが失敗し暴走。暴走した獣となるがガリィにあっさりあしらわれ敗退してしまうのであった。
実は「アガートラーム」の名前は便宜的につけられていたもの。
その正体は「XV」で明らかになる。
造物主「アヌンナキ」の一柱であるエンキが、シェム・ハとの死闘の際に左手を侵食されそうになって自ら切り落とした、神の体の一部そのものである。
つまりマリアと先代アガートラームの適合者であるセレナは、知らずの間に神の力を纏っていたことになる。
▼INFINITE†CRIME
無数の短剣を打ち出す技。牽制や対多数戦に力を発揮する。
千ノ落涙と同じような用途。
▼EMPRESS†REBELLION
短剣を連ねる要領で刀身を伸ばし、
蛇腹剣と成して斬り裂く技。『GX』のOPでも披露している。
一番使い勝手がいいのか、カットインが入らないところでも多用している。
▼TORNADO†IMPACT
周囲に展開した短剣とともに大回転し竜巻となって突撃する荒業。
某光の国の巨人よろしく「回転したらなんとかなる理論」を実践したのだろうか。
ヨナルデパズトーリも直撃してはひとたまりもなかった、のだが…
▼HORIZON†CANNON
恐らくはHORIZON†SPEARのアガートラーム版。
アームドギアを左腕にセットし、砲身と放熱板を形成しエネルギーの奔流を放つ大技。
AXZのOPでもぶっ放している。マリアカデン粒子砲。
無装備のカリオストロ達はこの技の直撃をくらったがノーダメージでピンピンしていた
▼ALOOF†KNIGHT
▼NEMESIS†HAMMER
『XD』で使用。多くの短剣を上空に放り投げて円形に広げ、その中心に集中させたエネルギーを、飛び上がったマリアの剣の一振りで敵に照射する。
見た目からして全体技っぽいが
ゲームでは単体技。
▼左腕
特にカットインはないが、銀腕を叩きつける格闘攻撃も有効な攻撃手段である。
◇アガートラーム(イグナイト)
再び現れたガリィとの戦いの際に、エルフナインに自身がかけた言葉を思い出し、自身の弱さを否定せずに受け入れることでイグナイトモジュールの起動に成功した姿。
短剣は短めの片手剣サイズになり、剣を手甲にセットすることでオーラの射出・刀身を大型化しての斬撃とやはり変幻自在に使いこなすことが可能。
さらに腰部のロケットブースターで加速することで間合いを一瞬で詰められるようにもなった。
より汎用性と突破力を増したと言えよう。
▼SERE†NADE
手甲の肘側に剣をセットし大型化させ炎を纏わせ、腰部ロケットブースターで加速し突進・超速の一閃を浴びせる大技。
妹の名とセレナーデ(女性を称える曲)を掛けた、マリアの
必殺技に相応しいネーミングである。
チフォージュ・シャトー攻略戦では通常ver.も披露。偽セレナに躊躇することなくトドメを刺した。
…ところで、この技にも†はいるんでしょうか…?
【楽曲】
不死鳥の
フランメ
風鳴翼とのデュエット曲。
ライブシーンは非常に気合が入っており、一見の価値あり。
『XV』11話では、ミラアルクとの戦闘時、翼と共にユニゾンしてこの曲を歌っている。
この時にはシンフォギアのリビルドにともない、イグナイトモジュールが失われたため、
元々適性があるザババ以外の組み合わせでは、二人で歌ってもユニゾン効果は発揮されないはずだったが、
二人の想いに応えるかのように、彼女たちのギアはユニゾン効果を発揮し、その出力を上げた。
敵同士であった過去を乗り越え、かけがえのない相棒として背中を預け合う二人の強い絆が、ギアのシステムを凌駕したのだ。
Dark Oblivion
まだ歌姫だった頃のマリアの曲。シンフォギア唯一の全編英語歌詞。
なお、海外の適合者達は、彼女が何と歌っていたか分からなかった模様。
烈槍・ガングニール
シンフォギア一壮大なイントロが印象的な彼女の戦闘曲。結構人気が高い。
歌詞にはセレナーデや独奏(カデンツァ)といった単語が登場する。
星天ギャラクシィクロス
三期一話を飾った、UTAMEとしての夢をかなえるべく改めて世界に飛び立った翼と、
いろんな事情がありつつもディーヴァとして帰ってきたマリアのコラボソング。
今回は一話ライブ恒例となっているノイズの妨害がないので、ごあんしんください。
相変わらず予算が心配になる作画で描かれる圧倒的なライブパフォーマンスは一見の価値あり。プリズムジャンプ!
銀腕・アガートラーム
アガートラームを纏ったマリアの戦闘曲。弱さを受け入れて前に進む意志を全面に顕した歌である。
響の「一点突破の決意の右手」と対になるかのように「銀色の左腕に愛を込めて」と謳い上げている。
イグナイトバージョンもあるでよ。
Stand Up!Ready!!
AXZでの戦闘曲。数々の恥辱や悔しさから這い上がり、それを振り切った清々しい心象風景を反映した楽曲に仕上がっている。
荘厳さが抜けているが、力が抜けたのだろう。
メタなことを言うと烈槍・ガングニールや銀腕・アガートラームに参加していたEvanくんがエレガから脱退したため、あの系統のサウンドを書ける作家がいなくなったからじゃないだろうか。
【台詞集】
「見せてもらうわよ、戦場(IKUSABA)に冴える抜き身のあなたをッ!」
「うろたえるなッ!」
「ネフィリムを死守できたのは僥倖…だけどこの盤面、次の一手を決めあぐねるわね」
「こちらの一撃に合わせるなんて…この剣(TSURUGI)、可愛くないッ!」
「ようやくお墨を付けてもらった。そう、これが私のガングニール。何物をも貫き通す、無双の一振りッ!」
「私は…弱い、お前も…弱い、お前も、お前も!みーんな弱い!」
最終更新:2025年04月28日 22:46