ガイキング・ザ・グレート

登録日:2011/07/25(月) 03:29:37
更新日:2025/06/05 Thu 22:20:28
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そうだ…そうだったぜ……

この戦いは皆の魂で戦うんだった……

これだけ皆から火点けられてよ……

俺が燃えないわけにはいかねぇよなぁ!








ガイキング・ザ・グレート!!






ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』に登場する機体。

動力機関:ハイドリュート
装甲材質:ゾルマニウム

搭乗者:ツワブキ・ダイヤ


ライキングの上半身部分のPART-1、バルキングの下半身部分のPART-2、そしてガイキングの胸部と頭部のPART-3が集結合体した究極の炎の巨人。3機それぞれの最も強固で優れたパーツが使われている。
合体時のヘルメットを被るシーンはゴッドライジンオーよろしく手動で被っている。

ガイキングの10倍の火力を誇ることから理論上では最強の巨人と言われているが乗り手がおらず、その存在はキャプテン・ガリス、サコン・シロウの2人しか知らない。

また動かすには搭乗者にもガイキングに乗っている時の10倍以上の心の炎が求められ、炎がそれ以下になると強制的に分離してしまう。

ガイキングのPART-1とPART-2、ライキングのPART-2とPART-3、バルキングのPART-1とPART-3は余りとして地面に転がっているらしい。
「余ったパーツで合体しろよ」と言われる事もあるが、各機の強力なパーツを持っていかれている上に無理に合体してもバランスが悪くなりそうな物ばかり余っているので仮に合体できても活躍は厳しいだろう。
ぶっちゃけガイキング・ザ・グレートが出てきている場面ではガイキング・ザ・グレートでもないと解決できないような場面ばかりだし…。



●武装及び技

○デスパーサイト

指先から超高速熱線を発射し対象を斬る。
第31話では超魔竜ドボルザークの角どころか周りの岩山まで斬った。

○Gウィング

背中に付けられた翼。
翼を伸ばすと空中での速度や姿勢制御等の能力が上がる。

○ボルトパライザー

角から電撃を放出させる。
ガイキングの時とは性能が違う遠距離攻撃。
第31話ではふっ飛ばしたドボルザークへの追撃に使われ、周りの岩山ごと粉々に砕いている。

○ギガパンチャーグラインド

ライキングの腕なので、カウンターパンチ同様にタービン噴射で飛んで戻ってくるロケットパンチ
加えて威力は1/10どころかガイキングのパンチャーグラインド以上。
ドボルザーク相手に撃った時は一度避けられたが、その後背後からの第二撃で貫いた。

なおドボルザークの操縦者であるプロイストはライキングにも乗った事があるので、ライキングの腕を使ったパンチャーグラインドが戻ってくる事は分かっていたはずだが、第一撃を回避した時は明らかに戻ってこないつもりでいた発言をしている。
腕部分がライキングのものを使っている合体を見ていなかったのだろうか?

○バーニングデストーム

両腕のタービンから生み出す炎の渦を相手に叩きつける。
ライキングのライトニングデストームに似た性能だが発射時に両手を組んでいない。

○ハイドロブレイザー・ギガバースト

両足に付けられたギガンタークロスを一つに合体させ、ハイドロブレイザーと共に打ち出す必殺技
相当遠距離の敵をも打ち抜く抜群の威力を誇るのだがスーパーロボット大戦シリーズでは何故か射程が短く設定されている。
また、弾にするギガンタークロスは自動生成されるものではないため打ち切りの技のはずだが、同じくスパロボではEN消費だけで何度も打てる。

○フェイス・オープン・ザ・グレート

この機体にも緊急用特殊戦闘形態が搭載されている。胸部装甲どころか内側の放熱制御プレートまで強制排出し心臓部剥き出しの状態になる。

フェイスオープンが通常時の4倍になる技なので、火力の上昇幅は通常時のガイキングの40倍という界王拳憑鬼の術もびっくりの超性能。
発動時は全身がハイドリュートフレアに包まれ赤く燃え上がり、まさに究極の炎の巨人となる。
活動限界時間はガイキングのフェイス・オープンと比較にならないほど短く、使いどころが重要である。

なお、目のデスパーサイトや胸のザウルガイザーはガイキングから引き続き使用可能と思われるが、劇中では未使用。

●本編での活躍

全39話中たった3話だけしか登場していないが、いずれも圧倒的な強さを見せている。

第31話でライキング、バルキングの奪取に成功する大空魔竜隊だがプロイストの操る超魔竜ドボルザークに苦戦する。
圧倒的な力に敗北寸前の一同だったがサコンの機転により三大巨人が合体しダイヤが搭乗する荒神ガイキング・ザ・グレートが現れる。
ここから怒涛の逆転劇が始まり超魔竜ドボルザークを撃破する。
第31話の次回予告でも合体後の姿を見せてなかったのも相まって朝っぱらから視聴者に強烈なインパクトを残した。
ちなみにこの回はおまけコーナーのガイキング占いが無かった。

第35話では噴火により吹き出した溶岩に飲み込まれそうになるダリウス帝都とそこに住む人々を救うために合体する。
溶岩に飲み込まれないように帝都をまるごと持ち上げる姿はまるでアクシズ落としも単機で阻止できるんじゃないかと思わせる。

そして極大巨人キングダリウスに乗るプロイストとの最終決戦時にも途中リーが乗るバルキングのアクシデントを乗り越えつつ合体。
この時も圧倒的な力を見せ、フェイス・オープン・ザ・グレートで急接近→キングダリウスに受け止められてしまうが、受け止めたキングダリウスも装甲が砕け、内部構造が露出するほどのダメージを受けて怯む→両肩を掴まれていたため頭部と胸部を分離して離脱→ガイキングに再合体した後の近距離ハイドロブレイザーで見事勝利を納めた。



合体する時から流れる挿入歌はキン肉マン宇宙刑事ギャバン戦闘メカ ザブングル、そして富士サファリパークでお馴染みの串田アキラ氏が歌う『その名はガイキング ザ・グレート』である。



●スーパーロボット大戦シリーズ

スーパーロボット大戦K』『スーパーロボット大戦L』に登場。
とにかく全地形適応Sをはじめとした超スペック、味方全体でも単体トップクラスの超火力、全武器トドメ演出ありと、暴力的なまでの性能を誇る超ユニット。
問題は燃費の悪さまで暴力的である事、パイロットごと合体する訳ではなくパーツの提供をするだけと言う事。

Kでは最大改造でEN410なのにフェイスオープン・ザ・グレートは180も消費するのに、デスパーサイトですら30、ギガパンチャーグラインドで50もENを使うので、対策をしていかないと必殺技を一発も撃たないでガス欠を起こすことすら十分あり得る。
EN補充系強化パーツの最上級である時流エンジンを付け、ENを最大まで改造してようやく「なんとかまともに使える」程度に落ち着く。
参入時期は原作通り超魔竜ドボルザークとの戦闘時。しかしこのシナリオ自体がかなり後半で、最終話まで残り5話しかないため使える期間が短い。

Lでは魔改造を疑うほど改善され、Eセーブのスキルをつければフェイスオープンで48しか消費しないので割と気軽に使える。ギガパンチャーグラインドも弾数制になって住み分けされ、燃費事情はかなり良くなった。
合体するとノーザとリーさんがいなくなる問題も引き続き存在している。
Lでは合体ユニットの分離が廃止されている関係上、一度合体するとそのマップではノーザとリーさんを二度と使えなくなるため、この点に関してはKより悪化している。
特にLのライキングとバルキングは合体しなくても単体で1.5軍くらいの強さはあるため、バラのまま運用しても十分強い。ガイキング自体も並のスーパー系と遜色ないくらいに強い。
EN周りの目を疑うような魔改造はこれらの事情を加味したが故のものだろう。
あと地味に面倒な点としてバリアを持っていることが挙げられる。バリアは原作では存在しない能力だが、グレートの機体ボーナスにバリア付与があるため持っている。
当然だがバリアは攻撃を受けて効果を発揮するとENを消費する。そしてLの敵思考ルーチンはHPの多いユニットを優先するため、グレートは戦艦が隣にいない限り集中砲火を食らう。
グレートの機体スペックからして生存性への貢献よりもEN食い虫の方が大きいのだ。それを加味してもなおKの頃よりマシなんだけどね!
シナリオではKとは異なりドボルザークの時は出てこず、キングダリウス18世との決戦で登場と若干組み替えられており、原作の再現度では劣る。
ただしKでもLでもドボルザーク戦とキングダリウス戦は2話連続になっておりそんなに間は開いていない。
またLではこれらのシナリオそのものが全体の中盤に持ってこられており、グレートを使える期間はかなり長くなっている。



余談だがLではガンダムSEED DESTINYと共演しており、作中でブレイク・ザ・ワールドが発生する。
グレートならアクシズも持ち上げられそう、などと言われていたのを実践する機会が来たかと思われたが、残念ながら作中でブレイク・ザ・ワールドが発生するタイミングではグレートは解禁されていない・
というか大空魔竜もまだ出ていないタイミングで、カイキンクしかいない。
ちなみにアニメの描写からの概算では、ダリウス帝都を持ち上げられるグレートならSEED世界の一般的なスペースコロニーは実際に持ち上げる事が可能である。




立て!ガイキング・ザ・グレート!!
皆の追記・修正の全てを今こそプロイストに叩きつけてやれ!!

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最終更新:2025年06月05日 22:20