ユリア(FE)

登録日:2017/05/11 (木) 11:00:10
更新日:2020/02/25 Tue 20:46:28
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セリス様ったら……でも、うれしい……ありがとう……。

セリス様、少しだけ目を閉じて……。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


概要

ユリア』とは『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』の登場人物。同作におけるシナリオ後半のヒロインといえる。
第1回英雄総選挙総合部門315位、第2回英雄総選挙総合部門146位。


6章のガネーシャ城制圧後にレヴィンセリスの元に連れてきた美少女。
幼い頃にバーハラの都で倒れているのをレヴィンに救われて、シレジアの辺境で保護されていたのだが、このままではシレジアは危険だと判断し、解放軍の元に連れてこられた。

幼い頃ひどくショックな出来事があったらしく、幼い頃の記憶を一切失っており、いまだに思い出せていない。


何故か主人公のセリスとは強く惹かれ合っており、初対面の時点でお互いの感情が「愛している」状態になっている。
聖戦はターン開始や隣接していると恋愛値が5ポイント上がるというシステムで、0~500までの数値があり500になると恋人になるというものである。
そしてセリスとユリアの場合、この恋愛値の初期値がなんと驚きの490。恋人寸前である。
しかしセリスとユリアは少々システムが特殊で、実はターン開始時に恋愛値が5減るという仕様になっており、隣接して5増えても結局±0というもの。
つまり恋人になる事はまず不可能である。

ちなみに、セリス以外の子世代のキャラとは特に恋人作りに制限がかかっているわけではないので他のキャラとくっつける事も可能。ちゃんと恋人会話も用意されている。
その場合、大体スカサハ(ロドルバン)*1が筆頭候補となる。
小説版では誰とも結ばれずに独り身でエピローグを迎える事になる。




実は父親はグランベル帝国の皇帝・アルヴィスであり、母親はアルヴィスの異父妹であるディアドラ
闇の皇子・ユリウスは双子の兄。つまりセリスは異父兄にあたる。
システム的に兄妹扱いしていないのはネタバレ防止のためだろうが、ステータス見たらナーガ直系でファラ傍系になってるのでプレイヤー的にはバレバレ。
セリスと恋人になれないのは近親相姦に該当するからなのだ。……ユリア自身は近親相姦で生まれたんだけどね。
しかしゲームシステム上の問題とはいえ、セリスとユリアの双方が物語後半までそれを知らなかったのに、特に何事もなくくっつかなかったという事は、
この二人の「愛している」は恋愛感情ではなく無意識の兄妹愛だったとも受け取れる。スカイウォーカー兄妹みたいなもんだ。
むしろ兄を愛しているように見えて誰とでもくっつく系。まぁ、健全な話ではある

家系としては聖戦士ヘイムとファラと聖騎士マイラの血を引き継ぎ、
ゲームではナーガ直系、ファラ傍系とだけ記されているが、他の家族と同様にロプトの血自体は受け継いでいる。

マンフロイの暗躍によってアルヴィスは妹のディアドラと交わり、ロプトの血が直系に匹敵するほど濃くなった双子を儲けた。
幸いユリアは神竜ナーガの血を色濃く受け継いだが、ユリウスは暗黒神ロプトウスの血の方が濃かった。
幼い頃は優しい両親に兄に囲まれたユリアは何不自由なく過ごしていたが、
ある日ユリウスはマンフロイに『ロプトウスの魔書』を貰った事でロプトの血が覚醒し、暗黒神ロプトウスに意識を乗っ取られてしまった。

ユリウス……というかロプトウスは唯一己に対抗できる『光魔法ナーガ』の継承者であるディアドラとユリアを殺害しようとしたが、
ディアドラは自らの身を犠牲にしてユリアをワープの術で逃がした。

この出来事でユリアは記憶を失い、通りかかったレヴィンに拾われたのである。

解放軍の一員として戦っていたが誘拐されてしまい兄と対面、記憶も全て取り戻した。
神竜王ナーガの力を恐れるユリウスはユリアを処刑しようとするが、
これまで恐るべき策略で暗躍していたマンフロイは、何を思ったかユリアを洗脳して駒にしてしまう。

小説版ではユリアを洗脳して解放軍と戦わせようとしたマンフロイの心情が細かく描写されており、
ユリアは魔術師として非常に有能な人物であり、本気で殺す気で戦わせれば、
精鋭を誇る解放軍といえども決して無事では済まないという事、解放軍にとっても戦場において猛烈な殺気を放たれては、
例え相手がユリアだと分かっていても、自分と仲間の身を守る為に反射的に反撃して殺してしまいかねない、
それで解放軍がユリアを殺してくれれば儲けもの、解放軍に「自分たちが仲間であるユリアを殺してしまった」という罪悪感、絶望感を味合わせる為だという、
マンフロイの外道な思惑による物だったという事が明かされている。

しかし結果的にセリスによってマンフロイが討たれ、
正気に戻ったユリアが神器ナーガを継承してしまった事で、マンフロイの策は完全に裏目に出てしまう結果になってしまった。
こんな洗脳とか同士討ちとかセコい事をしなくても、とっととユリアを殺してしまえば、解放軍もナーガの使い手がいなくなった事で、完全に詰み状態になっていただろうに。
策士、策に溺れるとは、まさにこの事である。
実際に小説版ではティルフィングを手にしたセリスでさえも、ユリウスには全く歯が立たなかったのだが、
ドヤ顔でセリスを見下していた所へ神器ナーガを手にしたユリアが現れた途端、
一転して「何でお前がここにいるんだ」と顔面蒼白になってしまったという描写がなされている。

兄ユリウスと戦う覚悟を決めたユリアは、神器ナーガでユリウスを瞬殺。
その後バーハラに残る事を決め、もう1人の兄であるセリスの統治を傍で支え続けたという。
なお、残念ながらユリアは恋人が出来ても独り身エンド固定である。
自身の身にロプトの血が混ざってる事を危惧し、誰とも結婚しない事を心に決めた可能性もあるが、
セリスの統治がひと段落した辺りで嫁いだとか、そういう事であってほしい。



しかしセリスとユリアあとサイアスも。ロプトの血をひく彼らがいる以上ロプトウスの脅威は完全に消える事はなかった。
ナーガ側の直系の血筋は完全にロプトの血筋と合流してしまった事になり、ナーガ側が生きている限りロプト側も生きている事になるが、
ナーガとロプトが合流していない家系を存在しており、ナーガ側はリノアン、ロプト側はサイアスの血筋が後の世で合流しない限り絶える事はない。
まぁ、もっともリノアンは生涯独身だったため、ナーガは彼女の親戚からの派生になるが。


なおヒーローズで演じた佐倉氏は同作でミネルバも演じ、幻影異聞録♯FEでは弓弦エレオノーラを演じていた。


性能

初期クラスはシャーマンで、上級職はセイジ
成長率は血筋のおかげもあって魔力と魔防がよく伸びる。半面HPや守備の伸びは悪い。
ぶっちゃけ炎魔法並みに重いリザイアや斧よりも重いオーラのせいもあってクラスチェンジ前は戦うのは苦手。
杖を振ってればレベリングは容易なので、さっさと攻撃面の弱点が一気に改善されるセイジにしてあげたいのだが、
洗脳されて一時的に敵対する関係で、調子に乗ってレベルを上げ過ぎると痛い目を見るも難点。

しかし、とにもかくにも専用武器『神聖魔法ナーガ』が極めて強力。
使える期間は短いが、装備するとステータスが合計80も上がり、唯一ロプトゥスの攻撃力半減効果を無効化するという文句なしの最強武器である。
余程のこだわりがない限り、彼女がラスボスにトドメを刺すことになる。
ユリアを極限まで育てていれば文字通り瞬殺出来るが、全く育てていなくても意外と何とかなる。
ナーガが本体とか言ってやるな。シャーマンならともかく、本作魔法系クラス最上位のセイジをその扱いにするナーガが普通に考えておかしい

ただしセリスで止めを刺すと専用の会話が見られるので、一度試してみてもいいだろう。
セリスを極限まで育てていれば、ユリアである程度弱らせてしまえば、セリスで倒すのはそう難しくはない。

ファラ傍系なのでセイジになれば炎Aになる事は大体の場合忘れられている。


台詞

  • ああ、セリス様……。
  • わたしは大丈夫です……寂しくなんかありません。
  • ククク……マンフロイ様ニサカラウモノ、ミナ殺ス……。
  • なんだか不安なんです……セリス様と離ればなれになって、もう二度と会えないような気がします。
  • わたし、自分がこれまで生きてきた理由を初めて知ったの。
    だから戦う……逃げたりはしないわ。
  • やめて下さい! わたしをどこへ連れて行くのです!!
  • そんな! わたしはお父様を憎んだことなど一度だってありません。お父様はお優しい方です!
  • 不思議な気持ちがする。なにかとても懐かしいような……暖かい気持ちが……。
  • 聖書ナーガ……なんだかとても懐かしいような、不思議な気持ちになります……。
  • 母様が……いつも見守っていてくれます。
  • わたしのお父様とお母様は、とても優しい方でした。そして、ユリウス兄様も……。




わたしはユリア……聖なる竜の書ナーガを受け継ぐ者です……。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ヒーローズにも参加。イラストを担当されたのははいむらきよたか氏。
ストーリーでは「兄妹愛」がテーマの外伝にセリスと一緒に登場。対となるのは聖魔兄妹
聖魔兄妹は契約の都合もあって愛が深すぎる言動をしていたが、こちらは控えめだった。原作で愛がヤバいのはむしろこっちだというのに。
あとセリスの妹という重要なネタバレをしているが、ルキナという前例もいるし、そもそも子世代そのものがネタバレのためしょうがないだろう。

ユリアやセリスの言動から、どうやらユリウスを倒した本編終了後の世界から召喚されたようだ。
またユリウスが魔書に意識を乗っ取られた様に、自分もそうなっていたら……と怯えている事を打ち明けている。
神聖魔法ナーガの事を聖書ナーガと呼称しているが、これは覚醒の時の名称である。つまり何気に覚醒の設定も含まれている。
ちなみに聖戦本編でもナーガは聖書と呼ばれているので特におかしい訳ではない。

ステータスは緑属性の魔法使いであり、専用スキル『ナーガ』を持つ。
このナーガはさすがに原作ほどの狂った補正はないものの(敵から攻撃されたときに守備と魔防に+2 正直守備は焼け石に水)、
マルス一族が持つファルシオン同様に竜特効を持つ。そのため青属性でマムクートのノノカムイニニアンを絶対殺すウーマンになっている。
逆に赤属性でナーガの娘・チキにはナーガの力では一撃で倒すのは難しく、逆に狩られてしまうので、さっさと逃げよう。
武器の特性上、青魔導士の相手も得意。相手の魔法を高い魔防とナーガの効果で受け止め手痛い反撃を加える青魔道キラーとなる。
特に使用率トップクラスを誇るラインハルトへのお手軽なメタとして機能するのは大きく、適当に彼の攻撃範囲に放り込むだけでこちらは大した被害もなく勝手に自爆してくれる。

後に、母であるディアドラが持ってきた『聖書ナーガ』に強化することも可能になる。その後『ナーガ』のみの武器錬成も可能に。
『ナーガ』の錬成で特に強力なのは特殊錬成タイプで、攻撃された時の守備・魔防の能力補正を+4すると共に、錬成されたブレスが共通して持つ『敵の守備と魔防の低い方でダメージ計算』効果を無効化、
さらにマムクートの敵から攻撃された時限定で「距離に関係なく反撃する」(=近距離反撃)効果を持つという、これでもかとばかりにマムクートをメタる性能に変化する。
これに『獅子奮迅』と『待ち伏せ』を付ければ、淡々とマムクートを返り討ちで仕留めていくマムクートスレイヤーが出来上がる。
一方、『聖書ナーガ』も「敵にかかっている鼓舞や応援等のステータス上昇を無効にする」という強力な効果を持ち、特殊錬成すれば『ナーガ』同様に『守備・魔防の低い方で~』を無効にする効果と、
「戦闘開始時、敵よりも自分の魔防が3以上上回っているなら、HP以外のステータスを全て+3する」という効果が追加される。
どちらも強力なので、対マムクートを重視するなら『ナーガ』、魔法受け性能を重視するなら『聖書ナーガ』という風に、自分がユリアをどう活躍させたいかでどちらの錬成を採るか決めよう。
ただし特殊効果付きの『聖書ナーガ』にするには貴重な『神錬の雫』*2を合計350個使う上、ディアドラの方は『ナーガ』を使えないため、前者の方が現実的か。

2019年8月に伝承英霊として青属性バージョンが追加された。イラストレーターはユリウスを担当している茶ちえ氏。
こちらが持つのは『至聖ナーガ』で、竜特効を持ち合わせているのはいつも通りなのだが、
攻撃に+3、「戦闘開始時相手より攻撃が1以上高い場合攻撃と魔防に+6」という攻撃的なスキル効果を持っている。
ちなみに至聖ナーガに限った話ではないのだが、戦闘開始時に乗るバフは基本的にステータスの数字の色が変わるタイプのバフだけである。
そのため鬼神明鏡の瞬撃の効果を乗せた状態で至聖ナーガの計算をするわけではないのでそこはお間違えの無いよう。

さらに基本スキルに攻撃+6、魔防+10かつ相手の追撃不可の『鬼神明鏡の瞬撃』
Bスキルに固有スキルであり、相手の強化を無効化した上で各ステータスを-2し、敵の守備魔防の低い方でダメージ計算する効果を無効化する『光と闇と』
Cスキルにはターン開始時に味方と隣接していたら攻撃、魔防に+5される『攻撃魔防の信義3』を持つ。

更に言うと武器を持たない基礎的な攻撃値も非常に高く、基本的な攻撃力の基礎値は56にも及ぶ。
さらに持っているスキルをすべて発動させた場合は攻撃に+17、魔防に+21、
さらに相手のステータス強化を無効化したうえで-2
で実質攻撃力は75というそれはそれは恐ろしいまでの火力を誇ることになる。
このうえで竜特効を発動しようものなら並大抵のマムクートではまず受けきれず、
本来なら緑属性で有利のはずのクリスマスファ(魔防値が41とトップレベルに高い)でさえまともに受けきれるか怪しくなる。
ついでにロプトウス効果のせいで竜特効をもろに受けるユリウスも消し飛ぶ。

ただし、攻撃と魔防に全振りしているようなステータス故か、緑ユリアの時より多少マシとはいえ防御はかなり低めの数値となっている。
勇者の弓などは致命的なレベルで相性が悪いし普通に近接攻撃で殴られるとあっという間に退場となる可能性も高い。
緑ユリアのようにナーガの効果で攻撃を受けた時の防御が上がったりするわけではないので細心の注意を払いながら相手をなぎ倒すのが肝要である。
なお、この破滅的な火力は相手として出た場合も脅威である。
こちらが魔防などを強化しても無効したうえで攻撃してくるので魔防に長けた緑属性(竜は除く)で受ける、もしくはやられるまえに近接緑で殴り飛ばすのが良い。
半端な魔防ではこちらが吹き飛ばされること間違いなしである…

余談


前述したような理由でユリアはセリスと結婚できない。
しかし仕様というかバグが存在し、セリス×ユリアを成立する事が出来る。

実は聖戦には『嫉妬システム』が存在し、男性と女性キャラAが隣接するとAが5ポイント上昇するのが普通なところ、
女性キャラAの隣に他の女性キャラBが存在すると、女性BがAに嫉妬しその5ポイントを奪ってしまうのだ。
セリスとユリアの禁断の愛を成立するにはこの嫉妬を利用する他はない。

まず6章開始後ノーリセットで進め、セリス、ユリア、ラクチェ(ラドネイ)、ラナ(マナ)を下記のように並べる。

セリス ラクチェ(ラドネイ)
ラナ(マナ) ユリア

この時、ラクチェ(ラドネイ)とラナ(マナ)の順番はどちらでもいい。
こうするとラクチェ(ラドネイ)とラナ(マナ)の存在に嫉妬したユリアは2人の上昇ポイントを奪い取るので、10ポイント上昇するのだ。きっと恐るべき修羅場だった事だろう。
元々の初期値が高いので即座に2人は恋人になる。


ちなみにこの仕様、実はバグである。
と言うのも、嫉妬システム自体は仕様なのだが、
その発生には隣接するだけではなく「恋愛優先度(隠しステ)が、ポイントを奪う女性より上である」必要がある。
セリスとユリア、ラクチェ(ラドネイ)、ラナ(マナ)の恋愛優先度は同じであるため、通常のプレイでは隣接させても嫉妬が発生しないのだ。

ところが、ここで先に上げた「ノーリセット」の条件が意味を持ってくる。
セリスには、指揮官レベルに関するバグがある。本来セリスの指揮官レベルは3なのだが、
5章を始めた直後は父親のシグルドのデータが参照されてしまっているのか、何故かレベル2に設定されており、
セーブ&リセットして再開する事で2に戻る、と言うバグがある。
そして、このバグセリスは通常と恋愛優先度が異なり、ラクチェ(ラドネイ)・ラナ(マナ)よりユリアとの恋愛優先度が高いのだ。
よってこのバグセリスを利用する事で、本来発生しない嫉妬が発生し、恋人になる……と言う訳である。


恋人状態になってもそれ以上のバグとかは起きないが、この2人がくっつくとロプトの血が復活するのではという危惧があるが……。
まぁ本を見せなきゃ大丈夫だろう。ナーガの血が濃くなるパターンかもしれないし。

なおこの場合EDでのセリスは独り身エンドになる。
まぁ、ユリアは恋人ができても独り身エンド固定なので当たり前っちゃ当たり前だが。




追記・修正お願いします。

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