登録日:2014/02/23(日) 17:27:46
更新日:2025/07/08 Tue 08:39:20
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バトルウインドウズとは、『
星のカービィ スーパーデラックス』及びリメイク版の『ウルトラスーパーデラックス』に登場するボスキャラクターの事である。
なお、後者では「バトルウィンドウズ」表記。
概要
RPGの戦闘画面っぽい構成のウインドウそのものだから。 |
実際のゲーム画面では一昔前の「Mac OS」みたいな窓である。
ウインドウズなのに
(ウルデラ時点ではバージョンが新しくなっていた為、デザインも変わった)
BGMまで通常ボス戦の
ファミコン風ピコピコにアレンジされる始末。
そして実際に戦うのは、ウインドウの中に現れる敵キャラクター達。
彼らを全滅させることで勝利となり、
カービィに
経験値が入る(ご丁寧にも
(いみがない)と注釈つき)。
ついでに「おはだのつや」「ゆうじょう」といったパラメータも数ポイント上がるが、やっぱり意味はない。
後々経験値が意味を持つ作品が出てきたが、たまに意味のないステータスも上がって「(いみがない)」と注釈がつくファンサービスもある。
何が出るかと上昇値はランダム。
あしのにおい
おなかのぐあい
かけあし
こんじょう
すいこみパワー
ねむけ
はだのうるおい
プププ
ほっぺのおにく
まごころ
めのいろのつや
あいじょう(ぼっちで撃破時)
ゆうじょう(ヘルパー付きで撃破時)
ゆうき
めのいろつや
はだざわり
やわらかさ
やさしさ
ヒーローっぽさ
からだのまるさ
プププ
おとなっぽさ
まごころ
きあい
あいじょう(ぼっちで撃破時)
ゆうじょう(ヘルパー付きで撃破時)
せいしんりょく
カリスマせい
ゆうき
ヒーローっぽさ
かめんのつや
クールさ
うつくしさ
かっこよさ
たのもしさ
きれあじ
プププ
けんのかがやき(ぼっちで撃破時)
リーダーシップ(ナイト付きで撃破時)
なお最後の2つのどちらかは必ず上がる。
プププとかおなかのぐあいとかはだざわりとか変なのばかり上がる最後でちょっと感動させてくるわけである。
また、戦闘中もカービィのアクションに応じたメッセージが出る。
例
- 自分のターンで何もしない→「カービィは、ぼ~っとしていた。」
- ヘルパーを呼び出す→「カービィは、ヘルパーをしょうかんした!」
- 定期的に現れるコピーのもとを取得する→「カービィ/ヘルパーは、○○を××した!(コピーによって××の内容が変わる)
当然
RPGを模したボスゆえに、
戦闘は完全なターン制。
正確にはボスが窓から降りてダメージを与えられる時間、ボスが一方的に攻撃してくる時間とで分かれている。
ダメージも無制限に与えられる訳ではなく、一定数ヒットした時点で引っ込んでしまう。
「格闘王への道」などでは結構響いてくる特性なので、根本的に火力の低いコピーはそれだけ時間がかかる。
一応カービィのターンでは左右にコピー能力のもとが出現する事があり、自分のターンを犠牲に変更可能。
また、行動パターンがほぼランダムに近く固定化されていない上に、
一定確率で敵からターンが始まる(
先制攻撃)こともあり、格闘王とヘルマスでは運の要素も絡む。
また、他のボスにはないバトルウインドウズの特性のひとつとして、
HP=体力の数値化によって、コピー能力の具体的な威力を測定できることが挙げられる。
この特性がもたらした恩恵は大きく、多くのやりこみプレイヤー達がこぞってコピー能力を試し、
格闘王のタイム最適化やボスキャラの体力測定に役立てたという。
リメイク版でもその性能は健在で、前から強くなった・弱くなった技を見極めるのに最適であった。
ちなみに窓の配置は「洞窟大作戦」と「銀河にねがいを」以降とで少々異なる。
前者は敵キャラクターの窓が左寄りだが、後者からは中央。
リメイク版の『メタナイトでゴーDX』でも当然戦う。
やはり
メタナイトのアクションに応じたメッセージが出るほか、パラメータもカービィのものとは異なる。
「かめんのツヤ」とか……。
ただしメタナイトも「プププ」は上がる。
ボスキャラ図鑑
※こうげき=共通技である星型弾の数
すばやさ=星型弾のスピード(1・・・遅い、5・・・超早い)
No.1 |
スライム |
HP:64 |
こうげき:1 |
すばやさ:1 |
「洞窟大作戦」にのみ登場する敵。 予想に違わずバトルウインドウズの中では最弱のモンスターである。 星型弾を飛ばす攻撃と、ガード以外は不発の行動ばかり。 |
それでいて「洞窟」限定と来ているものだから、 同じ境遇である後述のおどりにんぎょうよりも印象が薄い。 |
No.2 |
おどりにんぎょう |
HP:80 |
こうげき:1 |
すばやさ:1 |
とくいわざ |
みをかためる こける のろいをかける かくミサイル/じばく |
「洞窟大作戦」限定のピエロの人形みたいな敵。 スライムよりちょっとHPが増えた程度で、無駄な行動が多い。 しかし、無駄行動の中には恐ろしいものがある。 |
おどりにんぎょうは かくミサイルのスイッチをおした! |
こともあろうに核ミサイルを飛ばそうとしてくるのだ。 今のご時勢ではとてもマネできない芸当である。 |
(流石に表現がよろしくないのでリメイク版は「じばく」に差し替えられた。 まあどっちにしろ不発なんだけどね!) |
No.3 |
まほうつかい |
HP:100/80(銀河)/92(ヘルマス) |
こうげき:3 |
すばやさ:3 |
まほう |
ほのおのまほう こおりのまほう ガードのまほう(リメイク) |
ここからようやくボスらしい強さになっていく。 目の辺りがなんとなく遊戯王っぽいためか、 リメイク版はデザインに変更が入った(こちらの方が先に世に出たのだが)。 |
なんといっても星以外の技が増えたのが大きい。 火炎放射を行う「ほのおのまほう」、 氷弾を飛ばして凍らせる「こおりのまほう」を繰り出してくる。 |
どれを出してくるかは直前まで分からない。 メッセージの内容で判断する手もあるが、それもちょっと厳しいものがある。 とっさに回避するのは難しいだろう。 |
No.4 |
あくまのきし |
HP:180/207(ヘルマス) |
こうげき:5 |
すばやさ:1 |
とくぎ |
ぶきをふりおろす ナイフなげ めがひかった/ひょうけつぎり シールド きあいをためる |
ここからは「銀河にねがいを」以降に登場する敵。 オリジナル版は灰色のシンプルな騎士の見た目だったのが、リメイク版では鎧が紫になり兜には角が生え、盾がドクロの紋様になるなど一層悪魔っぽくなった。 自分の攻撃力をアップさせる厄介な技を使う。 |
オリジナル版は斧を振り下ろす=カッターを飛ばすが、 リメイク版は斧がソードに表記が変わった。 |
まずいことに、星型弾をのぞいた全ての攻撃がガード削り。 画面端でかわせるナイフはともかく、 いきなり飛んでくる「ひょうけつぎり」が恐ろしい。 |
なお、「ひょうけつぎり」はオリジナル版だと「めがひかった」。 ドラクエには「あやしいひとみ」という眠り効果のある技がある為、眠りを凍結に変えて行動不能を再現したのだろう。 |
No.5(SDX) |
レッドドラゴン |
HP:250 |
こうげき:3 |
すばやさ:5 |
てきのわざ |
みをかためる ほのおのブレス ツメ はばたく |
バトルウインドウズ最強の敵。 非常に体力が多く、ちょっとやそっとの攻撃じゃビクともしない。 コピー能力次第では長期戦が予想される。 |
ツメは周囲8方向にカッターを飛ばす=ひっかく攻撃。 翼をはばたかせる技は、強風と共に多数の衝撃波が襲い掛かってくる。 ガード削りなので基本はガチ避けか相殺。 |
一番問題なのは星型弾。 あろうことか超高速で3発飛来してくるため、 吸いこむことも避けることも困難。ガード必須。 |
No.5(USDX) |
グランドドラゴン |
HP:250/287(ヘルマス) |
こうげき:3 |
すばやさ:5 |
てきのわざ |
みをかためる ほのおのブレス ツメ はばたく |
リメイク版ではヘルマスで色違いの強化版が登場するので、 「レッド」の名前だと色的に不都合が生じるからだと変更されたと思われる。 |
技の内容に違いは無いが、見た目が少しスリムでカッコいい。 あとレッドドラゴンでは見えなかった尻尾が見えている。 |
余談
リメイク版では敵が行動時と撃破時にアクションを取るようになった。
また、カービィの位置に合わせてドットも左右反転する。
敵キャラ |
こうどう |
やられた |
スライム |
頭が盛り上がる |
はじける |
おどるにんぎょう |
キック |
バラバラ |
まほうつかい |
杖を振る |
うわあ~ |
あくまのきし |
剣を振り下ろす |
バラバラ |
グランドドラゴン |
吠える |
ぐえっ |
明確にダメージを数値化するボスは長らくバトルウインドウズだけであったが、
後の『
星のカービィWii』では「
メタルジェネラル」というボスがその役目を受け継いだ。
ダメージを受けるたびにデジタル的な数値が飛び出す仕組み。
ただ、数値の基準が異なるためか、普通に3桁台のダメージが飛び出すインフレを起こしている。桁数は測定において気にするほどではないのだが、連続でダメージを受け続けると発生する防御補正を考慮していない
ため、ガチ勢からは大嘘つき呼ばわりされている。
ロボプラにおけるセキュリティサービスはこの補正もしっかりと考慮してくれるが、こっちはこっちで±2程度の誤差を起こす。
- 出現する場所を考えるとコイツは生命体というより防衛システムの一種なんだろうか・・・・ -- 名無しさん (2014-02-23 23:30:46)
- ↑そうだとしたら製作者(カービィのスタッフじゃない方)は相当なゲーマーだとみた。 -- 名無しさん (2014-02-24 15:20:15)
- ↑↑ いや、英語名が“COMPUTER VIRUS”だからたぶんマルクがバラまいた文字通りのコンピューターウイルスなのかもよ? -- 名無しさん (2014-02-24 16:22:40)
- ↑洞窟大作戦での登場はどうやって説明するの? -- 名無しさん (2014-02-24 16:30:03)
- 大概の攻撃がミラーで跳ね返るからミラー使って楽してたなぁ -- 名無しさん (2014-02-25 13:08:24)
- 復活して欲しいボスなんだよね。中身変わってもいいから。 -- 名無しさん (2014-03-13 19:47:40)
- 雰囲気がなんか凄く好きなボス。 -- 名無しさん (2014-03-13 21:46:22)
- こいつとの戦闘だけ、アクションRPGだな。 -- 名無しさん (2014-10-23 21:34:16)
- 勝利した時のプププが上がったってプププって何なんだ。 -- 名無しさん (2015-04-01 20:35:05)
- 愛がアップ! -- 名無しさん (2016-02-28 14:32:12)
- こういうメタ的なユーモアが復活してほしい -- 名無しさん (2016-04-17 23:17:14)
- ロボプラで再登場してもおかしくなかったけどね。サブゲームでそれっぽい文面は登場したが。 -- 名無しさん (2016-05-22 15:33:20)
- とうとうロボプラで経験値が意味のあるものになったし -- 名無しさん (2017-03-13 11:11:46)
- 核ミサイルの下りはVC版ではそのまま? -- 名無しさん (2017-04-20 19:35:44)
- カービィは ちめいてきなダメージをうけた! -- 名無しさん (2017-09-03 14:49:17)
- よく聞くと戦闘曲はノイズがかってるんだよね -- 名無しさん (2018-08-05 17:16:29)
- 文章が青過ぎてくっそ読みづらい -- 名無しさん (2018-12-23 10:28:15)
- 無駄行動が多い分、スライムよりおどりにんぎょうの方が最弱だろう -- 名無しさん (2019-04-14 23:04:18)
- こいつの存在がカービィのRPGを望む人が割と多い原因かもしれない -- 名無しさん (2019-12-16 23:14:29)
- 文字部分の色は白じゃダメなんか? -- 名無しさん (2019-12-23 16:44:50)
- 諸々の演出からしてカービィハンターズの先駆者みたいなボスキャラ -- 名無しさん (2022-01-28 08:46:05)
- 真っ青な画面も含めて元ネタはMacじゃなくて順当にwindows3.1じゃないかな。当時完全に市民権を得たJRPGのバトル画面と当時世に出たばかりのwindowsをカバン言葉みたいに合体させたネタで好きだった。 -- 名無しさん (2025-05-12 20:55:43)
- ↑窓のデザイン完全にMacなんよ(しかもUSDXではご丁寧に当時のMacOSのデザインに差し替えてるから完全にわざと) -- 名無しさん (2025-07-08 08:37:47)
- ローカライズの手間を増やしちゃうから地味に再登場が難しいボスだと思う。当時より対応言語もめっちゃ増えてるし -- 名無しさん (2025-07-08 08:39:20)
最終更新:2025年07月08日 08:39