登録日:2012/03/12(月) 03:45:35
更新日:2024/12/04 Wed 10:01:32
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新田原基地とは
宮崎県新富町に拠点を置く航空自衛隊の基地である。
九州南部から奄美諸島地域の領空を担当している。
記事作成時から今日までの間に航空自衛隊全体で配置転換が行われたため、その間に配属された部隊について解説。
救難隊については基本何処の基地でも同じなため割愛。
配属部隊
所属は第5航空団、要撃部隊である305飛行隊や
F-15育成部隊の23飛行隊が配備されている。
現在の配属部隊
第305飛行隊
F-15J 部隊創立40周年記念塗装機
301飛行隊と入れ替えで配備された部隊で301と同じ百里基地で編成され、新田原で40周年を迎えることとなった。
305飛行隊は飛行教導群を仮想敵機として模擬戦闘を行う『戦競』と呼ばれる競技会で最多の優勝歴を持つ部隊でもある。
記念塗装などではかなり派手な塗装をすることが多く、愛好家たちを楽しませている。
2018年には初の女性戦闘機パイロットが配属された。
部隊章は梅の花だが元の百里では偕楽園、新田原では天然記念物の座論梅にちなんだもの。
301が後述の様に地元民にも親しまれていたこともあってか305は新田原基地所属になってからは、地元宮崎の催し、近隣県での
自衛隊関連・防災イベントなどで展示飛行をするケースが多い。
なおその際パイロットは可能な限りイベント開催地出身者で編成することも多い。
第23飛行隊
F-15DJ 部隊創立20周年記念塗装機
23飛行隊はF-15の教育部隊でここで教育をうけたのち全国のF-15部隊へと配属される。
教育部隊という関係上ベテランが揃っており中に後述の元飛行教導群所属のパイロットも所属し航空祭では教官たちが展示飛行を実施し派手な機動を見せつけている。
部隊章は鏃で2と3で部隊番号を表し、馬は天然記念物の都井岬の野生馬にちなんだもの。
前述の305共々近年は航空自衛隊の催しのみならず九州の自衛隊関連イベントで展示飛行をする機会も多い。
写真は20周年記念塗装であるが航空自衛隊で機体に記念塗装をする場合、教育部隊以外は複座機が少ないため単座機に施すことが多い。
元々式典のために用意しているため本拠地の訓練でも飛ばないことも珍しくなく、式典が終われば塗装を剥がすのが普通なため航空祭含めても他の基地に飛んでいくことは稀である。
しかしこの記念塗装機は普段連絡機として使用しているT-4が2019年に発生したエンジントラブルの影響で飛行停止になり新田原基地のT-4は改修が後回しに
なっている影響で連絡機として複座のF-15を使用しており、愛知の小牧基地に隣接する三菱の工場に定期整備に出した機体受領のために小牧に飛来。
現地の愛好家たちは騒然となり多くのファンが詰めかけた。
その後も北は北海道・千歳基地、南は沖縄・那覇基地などにも連絡機として全国を飛び回った、現在は通常塗装に戻されている。
かつての配属部隊
飛行教導群(旧飛行教導隊)
F-15DJ 通称"ガメラ"
飛行教導群は軍隊におけるアグレッサー部隊の事であり、要撃機パイロットの技術向上を目的とした部隊である。
仮想敵役を演じる為に優れた戦闘技術を求められる部隊であり、パイロットの中でも認められた者がスカウトされる事でしか入隊は出来ないようになっている。
まさにその腕前は航空自衛隊最強といってふさわしいエース部隊である。
当初はMig-21と形状や飛行特性が似ているT-2を運用していたが厳しい飛行機動をするためか2度の空中分解事故を起こしており、早々にF-15への機種転換を行った過去がある。
その際にT-2ではソ連機に似たロービジ塗装だったが上空でも相手に認識しやすいように派手な塗装へと変更され、機体ごとに違うことから愛好家から独自の呼び名で呼ばれ人気がある。
機種転換から10年近くは同じ色を維持していたが、定期整備が増えてからはその度に塗装が変更されたり他の部隊から機体を借りた際には暫定塗装がされるなど話題に事欠かず
一時期は単座型のJを運用していたこともあったり、航空祭では予行と本番で違う塗装の機体が上がることも多かったので目玉の一つでもあった
なお塗装は隊員考案で人気が高かったものを採用、下書きは考案した隊員が行っている。
部隊章はコブラで一撃必殺、それと別に髑髏のものも存在し油断すれば死を意味するという意味を持たせている。
航空祭ではトップパイロットによる派手な機動飛行で観客を沸かせていたが航空自衛隊全体の部隊配置転換で小松基地へと異動になった。
第301飛行隊
F-4EJ改 部隊創立40周年記念塗装機
数少ないF-4を運用している部隊で2020年にはF-4を運用する最後の戦闘飛行隊になった。
かつて存在したF-15部隊の202飛行隊同様に要撃と教育部隊を兼ねていた。
23飛行隊発隊後はF-15部隊はどちらも対領空侵犯措置任務がなかったためF-15の部隊が2つもあるのにスクランブルで上がるのはF-4という光景があった。
マークは編成された茨城の筑波山のガマガエルと「無事に帰る」という意味が込められており、マフラーの星の数も所属する航空団の数によって変更されている。
部隊は百里基地で編成されたが約30年配属されていたため地元の人たちに親しまれていた。
異動直前に関係者だけで式典を催すことはあるが、それとは別に
『Final Demo さらばファントム』と称した民間人も参加できるイベントを催すなど航空自衛隊でも異例の送別が行われた。
入れ替えとなった305飛行隊も百里で編成された部隊で皮肉にも305は初の異動、301は里帰りする構図となった。
2019年の航空祭ではF-4の完全引退が間近ということもあり全国の航空祭を回っており同様に引退記念塗装機が里帰りしたが、長年親しんだ元地元ということもあってか他では
飛来しても地上展示止まりだったが、本拠地の百里基地以外で飛行展示が同様に引退記念塗装で飛来してきた第501飛行隊のRF-4Eと共に実施された。
翌2020年は新型コロナの影響により航空祭が中止になり目にすることはないかと思われたが、航法訓練で全国各地の基地を行脚。
各地で隊員たちによる送別が実施され、新田原にも引退直前の最後の航法訓練地として2020年に新たに加わった記念塗装機と2機で飛来した。
多くの隊員や基地の外に集まったファンに見守られながら長年任地として活動した新田原を離れ、翌月にはついにF-4運用終了となった。
現在は2番目に編成されたF-35の部隊として青森県・三沢基地に配備されているが、新田原には那覇基地への訓練の中継・合同訓練・航空祭参加などF-35で度々里帰りしている。
第6飛行隊
F-86の部隊として1961年から約3年新田原に配属され、1964年から現在まで築城基地の部隊だが編成された千歳基地から千歳→新田原→松島→新田原と約2年の間に頻繁に移動した過去がある。
その後は1980年からは
F-1、2004年からは
F-2に機種転換して活動している。
過去に新田原へ配属されまた最も近い航空自衛隊の戦闘機基地ということもあってか、航空祭は欠かさず参加・展示飛行も頻繁に行っている。
第10飛行隊
F-86最後の部隊として1962年に新田原で編成。
1964年に6飛行隊共々築城に移動、その後築城で編成された304飛行隊と入れ替わりで機種転換することなく1977年に閉隊している。
第202飛行隊
F-104の部隊として新田原で1964年に編成。
201飛行隊が機種転換任務を請け負っていたためF-104の部隊としては初めてアラート任務に就いた部隊。
1982年に初のF-15部隊として再編成されF-15の機種転換と実戦の二足の草鞋を担っていた。
F-104時代は第五航空団に因んで「V」を部隊章にしていたがF-15からは宮崎市のはにわ園に因み「武人埴輪」を部隊章に変更した。
2000年に航空自衛隊全体の編成見直しに伴い新たに教育専門の23飛行隊編成に伴い閉隊、編成地から一度も移動することなく閉隊した自衛隊でも珍しい部隊だった。
長らくその痕跡は基地内のF-104のV字マーク仕様、基地がある新富町の日向新富駅に展示されているT-33などでしか見ることはなかった。
だが2024年の航空祭で急ごしらえの変更だったとはいえ、24年ぶりに埴輪マークをつけたF-15が展示され界隈で話題になった。
第204飛行隊
202と共にF-104の部隊として1964年に編成、この2つの部隊と入れ替わる形で6・10飛行隊は築城に移動。
1985年まで新田原でF-104運用終了まで活動したのち百里基地でF-15の部隊として再編成。
2009年からは302飛行隊と入れ替わりで那覇基地に移動、現在は那覇基地から移動した304飛行隊と共に国防の最前線に立っている。
なお那覇基地に移動してからどちらの部隊も部隊章が判別されにくいようロービジに変更されており、F-35以外の部隊では珍しい仕様になっている。
新田原基地の近況
2018年に配備が始まったF-35Aは全て三沢基地に配備されることが決まったが、配置転換により全国の航空自衛隊の基地で戦闘機部隊を有する基地は
殆どが2個飛行隊体制となるが新田原・百里は1個飛行隊になることやF-35Bの導入検討が示唆されたことから基地が選ばれるのでは?と一部報道により注目された。
その後戦闘機隊総数が12個から14個増えることが決まり一つは2000年に閉隊された202飛行隊ではないかとされている。
近代化改修が施されないF-15の分のF-35の追加配備とB型の導入も決定しF-35が配備される可能性が高まった。
2021年時点で基地内では後述の米軍との協定に伴う燃料・弾薬保管設備の増設と並行して老朽化した格納庫の立替など拡張工事が進んでいる。
地元新富町の基地近くに拠点を置くことになったサッカーチームが基地司令に表敬訪問に訪れた際、応接間にF-15と共にF-35Bの絵が飾られていることが判明。
F-35Bを新田原に配備することで
鹿児島県・馬毛島に新設される基地を米軍と共有し、訓練基地にすることを計画している・本土では最も尖閣諸島など島々に近い。
またF-35Bを運用可能にする計画が進む
いずも型護衛艦が呉に配備されているためほぼ新田原にF-35Bの配備が濃厚となった。
そして正式に新田原に配備されることが新聞などで報じられ、2024年以降の配備が予定されている。
F-35Bは42機・2個飛行隊分程度の導入が決定、配備も全て新田原になることが決まったためF-35Bが見られるのは新田原だけになる。
新田原基地の歴史
古くは戦前の帝国陸軍挺進隊(今の
第一空挺団の前身)の基地として、大戦末期には特攻基地としても運用されていた。
敗戦後廃止され放棄されていたが、航空自衛隊の訓練基地として再利用が決まりその後も訓練を兼任する要撃部隊や飛行教導郡の
前身である飛行教導隊が築城基地から異動してくるなど、訓練基地としての色が強くなった。
一時期は地元宮崎空港の滑走路拡張工事が難航し、移転地先としても候補に挙がったがその後立ち消えとなった。
落下傘部隊の基地として運用されていた名残か、航空祭では輸送機部隊を有する航空自衛隊の基地、第一空挺団の本拠地の習志野駐屯地以外で空挺降下を実施。
降下隊員の多くが宮崎県出身者で編成、習志野駐屯地以外で唯一空の神兵が流れ、降下隊員を全員紹介する変わった特徴がある。
なおこの空挺降下には宮崎県出身者であれば陸曹などは勿論陸尉や陸佐、旅団長である陸将補すらも空挺降下を行っている。
しかし近年周辺の緊張に伴い富士の総火演の一般公開がなくなったように、あまりイベントに人員を割く余裕がなくなったためか空挺降下の実施がなくなっている。
かつて本部が置かれた川南町には現在でも挺進隊が訓練で使用した給水塔、空挺落下傘部隊発祥の記念碑、神社には部隊戦死者が祀られ
毎年11月には慰霊祭が執り行われ挺身隊関係者だけでなく現役の第一空挺団隊員が参列するなど今でも風化することなく残っている。
航空祭は以前は11月末、近年は12月と慰霊祭より後に行われているため、空挺降下は慰霊の意味合いも含まれていると思われる。
基地と周辺の特徴
基地の立地は滑走路が東南東から西北西に走っており基地施設は滑走路の北側に存在、滑走路から南側は道路や畑に面しそれでいながら基地周辺
道路が低い以外にはフェンスで仕切られているだけで遮るものが少ないため、他では民間共用・滑走路が北から南に走っている・施設が滑走路南側に存在しフェンスで遮られている
僅かな場所を確保する、など滑走路南側からの撮影が難しい・悪条件な基地が多い中滑走路南側はフリーで見通しがよく常に順光という撮影環境のいい基地として知られる。
ただ裏を返せば航空祭では開催時期が12月頃なため基地側からは逆光になってしまい後述のようなことも起きてしまっていた。
航空祭以外でも県外からくる愛好家も多く、特に南側では空の駅や後述する航空祭の駐車場入口であった南ゲート付近には
地元の愛好家によって簡易展望台が設け、駐車場から視界を遮っていた樹木を伐採し見通しをよくし老若男女問わず訪れるなど賑わっている。
ただし前述のように現在基地改修で南ゲートが工事業者の出入口になっていて出入りが激しいため工事車両に注意。
2020年には空の駅『竜馬』の向かいの長年空き地だった場所に国と地元が協力し完成した滑走路を見下ろすことのできる展望台を備えた
『新田原展望広場』が整備されるなどますます環境が整いつつある。
一方脚立なしで撮影出来た場所が拡張工事でフェンスが増設され脚立が必要になる、騒音対策をかねた工事でタキシング中の絶好ポイントであった場所がなくなるなど
長年定番であったポイントが減っているのも事実で、今度は最新鋭機の配備も決まったことで更に減る可能性もある。
ちなみに公式HPがリニューアルされて以降、自衛隊公式HPでも珍しく夜間訓練予定日程や土日祝の航空機離発着が確認することが出来る。
しかも休日の離発着は事前に計画されているものなら、具体的な時間・発着する機種も明記しているという親切ぶり。
そのため休日に航空機の離発着がある場合、展望広場や基地周辺に人が集まることも珍しくない。
米軍との合同訓練
2000年代からは沖縄の負担軽減や日米合同訓練を兼ねて基地の改修が行われている。
従来の滑走路が米軍の大型輸送機離発着に使えなかったため改修が行われ、現在は従来のものと仮滑走路の2本が存在している。
同じ九州の築城基地は新田原より滑走路が短く大型輸送機の発着が難しいこと・駐機場も余裕がないことから新田原では米軍機だけで12機参加の大規模な合同訓練の基地として選ばれることも多く
地理的な関係か他の基地での合同訓練では三沢基地の
F-16との場合が多いが、新田原では嘉手納基地のF-15が飛来することが多い。
訓練は数年に1回ペースで行われており、1985年に初めて合同訓練が実施され実動演習は2020年で15回となるがうち10回は新田原でも行われている
実施期間は撮影環境のいい基地に本拠地では見ることすら難しい機体を間近で見れることもあり多くのファンが詰めかけている。
2020年の訓練はコロナ過の中行われたがPCR検査を受け問題なかった隊員だけを派遣、感染が確認されれば即嘉手納に帰投させる体制が取られたものの従来の基地内の宿泊ではなく
宮崎市街のホテルに宿泊することが防衛省を通さず米軍が直接予約したことで感染者の少なかった宮崎ではちょっとした問題となった。
しかし訓練自体は感染者を出すことなく、1機が給油口の蓋を紛失した以外には問題は起こらず無事に終了。
知事が防衛省に赴く・連日地元のトップニュースになるなどあまり歓迎されてないムードもありはしたものの現地ではコロナにより各地の航空祭が中止になった影響で
全国からファンが訪れており、あまり反対運動は見られなかった…というか主な場所はファンたちが詰めかけ反対運動が集まる時間には駐車できず実行できなかった。ざまぁ
また最終日に上記の新田原展望広場に米兵がやってきてファンたちにワッペンやステッカーを手渡しする微笑ましい一幕もあった。
2023年には海兵隊のF-35Bが参加する訓練が実施、2024年には嘉手納基地に暫定配備されている
F-22が自衛隊基地に初めて訓練に参加。
米軍基地以外で空軍と海兵隊のステルス機が揃うという一大イベント、更に訓練直前から2010年ごろまで使用していた仮滑走路を再び本滑走路工事のために修復し使用。
そのため元々近い新田原でも普段よりも100m近くも撮影できるという好条件も相まって各地からファンが集まった。
ブルーインパルスと新田原基地
松島基地を拠点とするブルーインパルスは新田原基地航空祭への参加頻度は高く、2000年代で参加しなかったのは航空祭自体が中止された2001年・2020年。
他には訓練中の事故により飛行停止された2000年、松島基地被災による訓練時間短縮で活動の大幅縮小によってこなかった2012年、他のイベントと重なった2022年・2024年。
基地によっては自治体などの反対運動によっては40年以上もブルーインパルスの展示飛行が出来なかった基地もあるため地元の自衛隊への風当たりは悪くない。
実際那覇基地航空祭参加に中継で立ち寄る場合や、新田原から往復できる場所で展示飛行を実施する際にリモート基地として活用することもある。
こういった事情もあってか2020年にコロナの影響で航空祭などイベントが軒並み中止になった中、移動訓練が浜松に次いで新田原で実施された。
展示飛行訓練は計5回実施され、強風が吹いたこともあるも幸い天候には恵まれ無事訓練を終えた。
現地では東京上空で実施した話題性と本拠地以外で唯一のフルメンバーによる展示飛行だったことから全国各地からファンが集まった。
翌2021年も航空祭は中止だったが、自衛隊に興味がある若年層を対象にしたイベントが催され支援のために参加している。
近年の新田原基地航空祭
かつて航空祭では全国でも屈指の滑走路から近い撮影ポイントであった南駐車場で有名だったが、米軍との共同訓練に伴う改修によって滑走路や施設改修により現在は使用不能。
それどころか日本で初めて
V-22 オスプレイが一般公開された年にはオスプレイ目当てで例年来場者数の倍近い
12万人が来場、しかも基地内の駐車場利用には抽選ハガキ必須なことを知らない客が押し寄せたため近隣道路では大渋滞が発生、
翌年からは特定の許可証を持つ車両やシャトルバスの駐車場のみとなり抽選式駐車場は廃止されたしまった。
近年では許可証を有する地域住民や身しょう者を乗せた車両、シャトルバスや
タクシーなどの公共交通機関以外は原付ですら基地に上がる道路を通行できないほどの徹底ぶり。
二輪車については
自転車以外の基地内駐輪場廃止にもよるが、通行止めはそれまで南駐車場廃止後も南ゲート付近は車両の侵入防止テープが張られ、車の立ち入りはできないものの
快晴時は逆光にならない撮影スポットとして人気で近隣道路や畑に無断駐車する不埒な人間が多かったため抽選式駐車場廃止にともない更に悪化すること懸念して対策を取ったものと思われる。
しかしそれでも航空祭前日から規制がかかる前に車で侵入し翌日の解除まで居座る人たちが後を絶たずマナーが悪かったためか、
2019年には畑などには車どころか人すら立ち入りすらできないほど規制がされてしまった。
航空祭に行くときは
現在新田原基地航空祭に行く際には当日新富町を中心に隣接する市町村に設けられる臨時駐車場や特急停車駅のある高鍋駅、宮崎市内にある商業施設で地元交通会社のバスターミナルにもなっている宮交シティからのシャトルバスやタクシーを使っていく手段がオススメである。
基地の最寄りの駅は日向新富駅なのだが待ち合わせ以外での特急停車はない小さな駅で、駅からシャトルバスを出せるような余裕もないほど敷地も狭い。
おまけに周りは住宅街なので混雑とそれに伴う騒音も懸念からか、駅からのシャトルバスはなくまたタクシーを拾える可能性も低いため基地まで1時間ほど歩く羽目になるのでオススメしない。
会場では持ち物検査が実施されており、事前に持ち込みが出来ないものが告知されていることも多いため要チェック。
なお運賃は嵩むがタクシーは基地周辺の交通規制対象外なため、正面ゲートから持ち物検査を受けるだけで入場可能なのでかなり楽。
ちなみに
福岡県にも新田原という地名があるがこちらは「しんでんばる」。おまけにかつて飛行教導隊が発隊し拠点にしていた
築城基地も近いため間違えられたりする。
まあこちらの最寄駅は特急も停車する築城駅であるため間違いはないだろうけど
航空祭に行きたい方は存分に注意しよう。
追記・修正をお願いいたします
す~な~お~に♪
なんだこの項目…アニメ関係の内容薄すぎだろ。
すき~と~♪
アニヲタとも関係ないし
たく、こんな項目立ててんじゃねえよ。さっさと削除依頼を…
い~え~な~い~きみ~も~♪
なんだ?さっきから大音量で歌たれ流して
うるさいったらありゃしな…
ゆ~うきをだ~して~♪
なん…だと…!?
先に述べた航空祭なのであるが。
この新田原基地
どうにも選曲を予想斜め上にぶん投げている節がある。
具体的にいうと年末最大のアニソンイベントと揶揄されたりする位にはおかしい。
但し一応弁明しておくとちゃんと邦楽・洋楽も流しているし、
マクロスや
エースコンバットは航空イベントではお馴染みな楽曲である。
だから午前中マクロスメドレーをやってもオープニングフライトで「私の歌を聞けえ!」の絶叫と共に各機、次々と大空へと飛び立ってもなんら問題はない。
なに?航空救難隊の救難展示やFinal Demoで
エヴァのDECISIVE BATTLEが流れてた?なに、それは新田原ではいつもの事だ問題ない。
とここまでは割りと普通なのだが。
そう、この新田原航空祭。
おしりかじりむしやポニョのようなみんなのうた以上にけいおんや
みなみけのようなおれらのうたが大音量で会場に響きわたっているのだ。
当初は飛行展示の合間に流れている程度だったが最近は一部の飛行展示にも進攻しはじめている。おいバカやめろ
ちなみに
宮崎県は日本有数の
アニメ過疎地域な為流される殆どというかほぼ全て放映されてなかったりする。
残念ながら記事作事当時からすると近年はアニソンの放送は減少している。
…が飛行展示中の放送が増えており
リュウソウジャーやガーリーエアフォースのOPを放送したり、「黒豹」を部隊章とする第8飛行隊所属機の
展示飛行中には
ライオンはともかく
けものフレンズを流していたりと茶目っ気の方が増えつつある。
この8飛行隊は本拠地である築城基地航空祭でもかなりユニークな演目を実施している。
というか築城基地も近年はアニソン垂れ流し会場になりつつある
新田原には部隊章が馬の部隊もいるため
ウマ娘の楽曲が流れることを期待したい。
なお2022年11月に開催された築城基地航空祭で先を越されている
2024年は朝からガンダム関連の曲がメドレーしてたり、
しかのこのこのここしたんたんなど最新作まで久々にアニソン垂れ流しをしていた。
こういう変化は一説には基地司令が変わると影響があるらしい
まあ散々書いてきたが
かつては国内最強(あるいは今でも)の飛行部隊を有していた基地である。
日本の軍事サイドとして日本を大いに盛り上げるのは当然の義務である。
また同じ戦うパイロットとして彼らの応援歌を流して何が悪いか。
浪漫のわかる自衛隊…最高じゃないか。
まぁたまにアニソンというかキャラソンとかまで流れているのはご愛嬌
祭りの時は自衛隊だってファイアーしたいのだ。
軍隊じゃないから恥ずかしくないもん!
追記・修正をお願いいたします
みっくるんるん♪
- ちなみに航空祭当日基地外の南側から撮影する場合音楽が殆ど聞こえない件、まあちょうど旋回する真下で撮影できる最高のポジションだから仕方ないんだけど -- 名無しさん (2014-10-14 14:00:44)
- 301里帰りで305と交換にアグレス小松移動か…来年の航空祭は客激減しそうだな -- 名無しさん (2015-08-10 10:19:39)
- 数年前の話だけど、選曲してた人転勤なってたから今もアニソン流れてるのか怪しい -- 名無しさん (2016-05-24 18:37:57)
- 騒音区域縮小で揉めてるが一番うるさかった爺さんが百里に行ってそれよりはうるさくない15が2部隊に減ったんだからそれだけ減らされるのは当たり前の話なのにな -- 名無しさん (2016-12-09 11:17:24)
- 自分の住んでいるC市の航空祭とは偉い違いだな……。うちの自衛隊もこれくらいしてくれよー -- 名無しさん (2016-12-09 11:33:23)
- 内容はいいんだけど、読点がなくてめちゃくちゃ読み辛い… -- 名無しさん (2017-08-09 16:34:44)
- どうせマクロスのアニソン流すんなら、Maynさんと中島愛さん呼んで、ダブルで「あたしたちの歌をきけぇ!」ぐらいはやってほしいww ……ぜいたく? -- 名無しさん (2017-08-10 15:43:23)
- こんな陸の孤島だが、最近兵隊の数少ない娯楽と呼ばれる煙草が基地内全面禁煙されているという話を聞いた。やめる奴ら増えるぞ。 -- 名無しさん (2020-06-21 15:20:25)
- なんでこの基地だけ項目立ってるんだろうと思ったけど最後で納得した。(ほかの基地もなかなかマニアックなことしてくれるよん) -- 名無しさん (2020-12-20 20:46:31)
最終更新:2024年12月04日 10:01