転生版(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/02/27 Thu 00:45:57
更新日:2023/03/13 Mon 12:21:54
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勝利と殿堂の栄光を君に!

あれから200年。旅路の果てに、双槍は究極の鋭さを手に入れた。

全宇宙が、光輝く聖霊の音色に包まれる!今、天国への扉が開いた!

悪魔神が現れし時、すべてが闇に覆われる。


転生版とは、デュエル・マスターズにおいてあるクリーチャーが別の姿をとったものである。
…が、こう呼ばれるには結構色々ルールがあったりする。


「転生」とは

デュエル・マスターズにも様々なカードが登場している。
中にはプレイヤーから人気を得るクリーチャー・呪文もある。《ボルシャック・ドラゴン》《青銅の鎧》《アクア・ハルカス》など…。
こういったクリーチャーがリメイクして別のカードとして再登場する場合に、そのクリーチャーを転生版と呼んだりする。
元ネタは「転生編」より(このシリーズからリメイクカードが目立つようになった)。

ただし、「能力に関連性を持つ」ことは必須である。

例えば、《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》と《ボルメテウス・武者・ドラゴン》は能力には関連性を持たないため転生版とは呼ばれない。また、直近に出すぎている場合(エピソードシリーズでは直近に出たクリーチャーが別のカードになることは割とよくある)も転生版とは呼ばれない。やはり、前からある程度離れていることが条件となる。
逆に、能力がいくら似ていても、姿に関連性を持っていない場合は転生版とは呼ばれない。《アクアン》に比べて《エリアス》は似た能力を持つが、別にアクアンがエリアスに似ている部分はフレーバー的にはなにもないので、転生版とは呼ばれない。
他方、完全に本人でなければならないわけでもなく、例えば《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》は《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》とは別系統にはなったものの、転生版とは呼ばれるし、《セブ・コアクマン》は《アクアン》の子供だが転生版と呼ばれる。
転生版には種族が変更される例もある(《エメラル》→《アクア・スーパーエメラル》、《アクア・ハルカス》→《遥か寸前 ヴィブロ・ブレード》)。

フレーバー的に区別するならこんなところか。
  • 本人が成長して再登場
  • 本人が何らかの力で蘇生して再登場
  • 本人の血を引く
  • 本人と関連性を匂わせる

また、カード情報で区別する場合は
  • 種族が変更される
  • 種族はそのまま
  • 種族が追加される
なんて分け方もできる。他にもコストが上がる(下がる)とか、インフレに応じて上位互換になる(さすがに下位互換にはならない…はず)とかいろいろ。

スーパーカード

スーパーカードも転生版の一種。ぶっちゃけ、スーパーってつけただけなのだが、基本この手のカードは全て転生版とみなしていい。ただしスーパーとついているが「元が強すぎたので調整した」なんて例もある。

上位種化

コストが2、パワーが5000上がり、ブレイク数が1増えた。

コストが2、パワーが1000上がり、干渉できる範囲が広がった。

その他の例

上位互換化

コストと能力、パワーをそのままにSAをつけた完全上位互換。設定上ボルシャック本人。本人なら仕方ねえわ。
元のカードが主人公の相棒にしては弱すぎたので、ちょうどいいバランスアップ。

攻撃するときにもマナチャージできるようになった完全上位互換。元のカードが愛されまくっていたため、あまり登場当初は評価しない向きもあった。

  • 《ホーリー・スパーク》→《スーパー・スパーク》《DNA・スパーク》《白騎士スパーク》《大行進・スパーク》
スーパーは1コスト減少、DNAはシールドの枚数が2枚以下なら1枚プラス、あとは特定クリーチャーのサポートがついてきた。ほ、ホーリー・スパークも17枚目以降として使えるから(震え声)
とても初期に憧れの的だったホーリー・スパークの顛末とは信じたくない状況であり、古参プレイヤーは思い出話とばかりにこれを話して新参に呆れられるのがお約束。最近は《スーパー・スパーク》にも上位互換が出てきているため、ちょっとまずい。

  • 《バザガジール・ドラゴン》→《バザガベルグ・疾風・ドラゴン》
クロスギアを1枚ただでクロスできるように。《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》の能力をコピーしたんだろうか。ただクロスギアを使わないデッキでは依然バザガジール・ドラゴンは強いのでそこまでホーリー・スパークのようには酷い事にはなってない。

下位種化

  • 《悪魔神バロム》→《悪魔神バロム・エンペラー》
コストとパワーが下がったが能力は同じ。ついでに出せるようになったので結構助かる。

下位互換化

オリジン捨てやがった。
それどころかその後はエイリアン得たりまたオリジンに戻ったりオラクリオンになったりします。

  • 《超砲手ボルカノドン》→《超銃士ボルガン》
なんであとに出た方がパワーアタッカーで上昇する数値が弱いのか教えてくれ。しかもドラゴノイドやめて激戦区のヒューマノイドに突っ込むカードパワーじゃない。

調整版

  • 《エメラル》→《アクア・スーパーエメラル》
2マナでは軽すぎるが3マナでは重すぎるという微妙な能力を、ブロッカーつけてサイバーカテゴリの恩恵を受けないリキッド・ピープルにすることで調整。しかし最近リキッド・ピープルも隆盛してきている。

調整版ってなんだっけ。
原点のエクストラターンをマナ全アンタップに変更という本当にウィザーズが作ったとは思えないリメイク。
ちなみに温泉にマジで入ってたボルバルザーク本人。ハンター化しているということはエイリアンのオンセンとでもぶつかったか。

文明変更

  • 《クゥリャン》→《ガガ・ピカリャン》
  • 《凶戦士ブレイズ・クロー》→《闇戦士ザビ・クロー》
  • 《福腹人形コダマンマ》→《斬斬人形コダマンマ》
いずれもエイリアン化しているが、それ以上に文明変更が大きなフィーチャー点であるためここにまとめる。
いずれも変更された方は元のカードより活躍していたりする。

種族追加・変更

種族が追加や変更されただけの場合。
しかしこれでもデュエル・マスターズでは入るデッキが異なってくるので意外と重要。

種族がアウトレイジになったパターン。
他にも能力が若干変更されてアウトレイジになったクリーチャーは多い。

サイキック

サイキック前と同様の能力を持つが、覚醒するとその上位種といえる存在になる。元々サイキックのシステム自体がボルシャックなどの
昔のクリーチャーがパワーアップするというアイデアで生まれたので転生の新たな形だったともいえる。


背景ストーリーなどにおける「転生」

主に背景ストーリーなのでフレーバー情報で乗っている事が多いが、エピソード3では「DASH TV」のカード紹介において、オラクルのアウトレイジとクリーチャーの
転生関連の話題について語られたパターンが多かった。

転生がメインになった転生編ではクロスギアの開発と同時に超獣たちを復活させる試みが各地で行われ、その結果ツヴァイランサーや悪魔神ドルバロムが誕生、
光文明は幾度もの科学実験により聖霊王アルファディオス、火文明はボルメテウス・ホワイト・ドラゴンにクロスギアをクロスさせボルメテウス・サファイア・ドラゴンを
生み出す等数々の転生クリーチャーを作り出し、極神編では秘術によりバロム・エンペラーが復活した。
またエピソード1の「リバイバル・ヒーロー」においてハンターやエイリアンと化したり、ボルバルザークのように現役復帰した者含め大量の転生クリーチャーが登場。
エピソード3の「仁義なきロワイヤル」ではオラクル教団の技術によって《神青輝 P・サファイア》や《邪眼右神ニューオーダー》、《紫電左神ヴィタリック》など
などといったかつて活躍した英雄をオラクリオンやゴッド・ノヴァとして次々と生まれ変わらせた。

なお広義の意味の「転生」は死後に別の存在として生まれ変わることであるが、デュエマの場合本来の意味の転生とは当てはまらないパターンも多い。
例えばバロムやアルカディアスはドルバロムやアルファディオス等が登場した後も(上位組は同族の別人であると考えられるが)復活含め存在し続けているし、
紫電やロマノフのように本人の生死不明の状態で「生まれ変わった」と表現される者や、上記の通りボルバルやセブ・コアクマンなど本人や息子まで公式やプレイヤー含め
転生やら生まれ変わった等と呼ばれるなど割とややこしい事になっている。

そもそもデュエマでは各クリーチャーのメインになる者以外は詳細な経路がそれほど深く描かれておらず、
普通に寿命が尽きたと考えてもボルシャックやボルバルの様に何万年単位で生き続ける者もいる為判断が非常にしづらい。その為本来の意味での転生クリーチャーと
呼べるのは案外少ない、Pサファとかね。

アニメ「V3」ではオラクル教団の転生設定を踏まえてか、プラマイ零がイズモの妹の転生(こちらは本当の意味での転生)していた事が明らかとなっている。



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最終更新:2023年03月13日 12:21