No.99 希望皇龍ホープドラグーン

登録日:2014/04/22 Tue 20:35:19
更新日:2025/04/05 Sat 17:55:51
所要時間:約 6 分で読めます





現れろ No.99!
砕け散り我が魂の記憶。今、ひとつの星となりて、天命を貫く霹靂となれ!

これがナンバーズの終焉にして頂点!


希望皇龍ホープドラグーン!




《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》とは遊戯王ZEXALⅡに登場したカードである。


概要


遊戯王ZEXAL最終回にてアストラル遊馬との闘いの儀で使用した「ナンバーズの終焉にして頂点」。

アニメ効果のテキストは明かされていないが、ランク10で攻撃力は4000。
以下のような効果を持っていた。
1.1ターンに1度、自分の墓地の「No.」と名のついたモンスター1体を、効果を無効にして特殊召喚できる。
2.このカードが自分フィールド上から離れる(コントロール奪取も含む)効果が発動した時、
このカードのX素材を1つ取り除くことでその効果を無効にし、フィールド上のこのカード以外のモンスターを全て破壊する。
さらに、この効果によって破壊したモンスターの攻撃力(合計か1体分のみかは不明)分のダメージを相手ライフに与える。

HRUM-アルティメット・フォース》によって、《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》をランクアップしてX召喚
さらに効果で《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》を復活させて、遊馬の《FNo.0 未来皇ホープ》へ攻撃。

《FNo.0 未来皇ホープ》のコントロール奪取効果をトリガーにこのカードの効果を発動する。
《FNo.0 未来皇ホープ》は破壊耐性を持っていたが、自らの《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》を破壊することでダメージを与えようとした。
しかしそのダメージは《FNo.0 未来皇ホープ》の効果で防がれた。

その後、《ブレイビング・メモリー》で戦闘破壊耐性を持ち(この時別のカードで《FNo.0 未来皇ホープ》の効果は無効化済み)
攻撃力が4000となった《FNo.0 未来皇ホープ》の攻撃を受けて戦闘破壊された。


遊馬が出した《FNo.0 未来皇ホープ》に対して、このカードはアストラルが出したホープの変化形態。
《FNo.0 未来皇ホープ》が遊馬の「これからの未来」なら、《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》はアストラルと遊馬の「これまでの過去」と言ったところ。
効果の他、口上も《FNo.0 未来皇ホープ》は開闢、希望皇龍は終焉と見事に対になっており、
希望皇ホープから分かれた二人のそれぞれのホープの結晶と言えるだろう(さらに言うならば「開闢の戦士」「終焉のドラゴン」というのはカオスの二大巨頭と同じである)。

X召喚時の口上はナンバーズカードの設定を意識しており、
召喚演出にはEDのようなナンバーズの集合絵(なぜかCNo.が多い)の後に全希望皇ホープが登場し、
口上のように稲光が舞い散っていた。

攻撃名は明かされなかったが、攻撃は口からの炎ビームだった。
第一のNo.蘇生効果発動時も口からの炎の竜巻が上空で爆発し、その中からNo.が現れていた。
第二の効果の場合は破壊を無効にした後《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》の体から波動が発生し、
口上のように上空から雷を落として《サンダー・ボルト》のようにモンスターを破壊していた。

「『ホープ』と名のついたモンスター」ではあるが「『希望皇ホープ』と名のついたモンスター」ではない。
これはあくまでもNo.39ではなくNo.99だからであろう。 No.99でも希望皇ホープだったりNo.93でも希望皇ホープだったりする。


余談だが、アニメ遊戯王ZEXALにて《No.39 希望皇ホープ》が初登場した際にドラゴン族と誤植されたことがあった。
……まさかこれの存在を予言していたのだろうか。


OCG版


『ナンバーズガイド3』にてOCGに登場。

エクシーズ・効果モンスター
ランク10/光属性/ドラゴン族/ATK 4000/DEF 2000
レベル10モンスター×3
このカードは手札の「RUM」魔法カード1枚を捨て、
自分フィールドの「希望皇ホープ」モンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。
(1):1ターンに1度、自分の墓地の「No.」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
(2):このカードを対象とするモンスターの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。

《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》と違い登場が第9期になってしまったため、第8期までとテキストの書式が違うのはご愛敬。

(1)の効果は、表示形式が守備表示に限定されたが、それ以外に特別大きな違いはない。

(2)の効果は「自分フィールドを離れる効果」から「このカードを対象とするモンスターの効果」に変更。
またフィールド上のモンスターを除去する効果は削除された。全て壊すんだができなくなったのは少し残念。

また、現場のOCGに希望皇ホープから直接ランクアップできるRUMが存在しないためか、
「RUM」をコストにしてX召喚できる効果が追加されている。

ランク10であり、希望皇ホープのメインであるランク4とは全く重ならないが、
最初のルール効果の存在から、《RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース》などをコストにすればランク5のCNo.39とあまり変わらない感覚で使用できる。
問題があるとすれば、《エクシーズ・チェンジ・タクティクス》などの『希望皇ホープ』サポートは受けられないことくらいだろう。

その他、《RUM-七皇の剣》を採用するのであれば、使い道のなくなったそれをコストにすると無駄がない。
《RUM-アストラル・フォース》であれば回収効果もあるのでタイミングはずれるものの比較的簡単に出すことが可能ではある。

(1)の効果は、No.を蘇生させる効果。素材も消費しないため、使い勝手がよい。
希望皇ホープは全てNo.なので、蘇生対象に困ることはまずないだろう。
No.39 希望皇ホープ》を復活させれば、そこから《CNo.39 希望皇ホープレイ》を出したり、
RUMでランク5の希望皇ホープを出したりもでき、守備表示で出るデメリットも回避できる。
2枚以上《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》を採用するならば、手札にRUMがあれば2体目を出すこともできる。

(2)は、対象を取るモンスター効果への耐性。
汎用性の高い《No.101 S・H・Ark Knight》《エフェクト・ヴェーラー》などの効果を防げるのがポイント。
ただし当然だが、全体除去や《氷結界の龍 トリシューラ》など、対象を取らない効果へは無力である。
また魔法・罠カードへの耐性は一切ない点も注意。まぁ、出しやすいカードではあるが。

戦闘における強さはほかのCNo.39にも見られるが、展開補助と耐性というほかのCNo.39にはない効果を持っているため、
希望皇ホープデッキでは(実質上)ランクアップ先の新たな選択肢ができたと言える。

またRUMを主体として使う他のランク4デッキ(光天使とか)でも希望皇ホープを採用することで、
手札のRUMが事故る可能性を減らすことができるようになるので採用する価値はある。(エクストラ圧迫はあるが)

他に採用できるデッキを上げるとするのであればランク1を主体とするデッキで《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》を採用するタイプになるだろう。

場と墓地に《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》がいて、手札にRUMが2枚あるなら、
《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》→《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》蘇生→2体目の《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》→総攻撃力8000のダイレクトでワンキルできる。

ただし現在ランク2のCNo.やCXは存在していないため、RUM自体をこのカードのためだけに採用することになる点は注意。

《ZS-幻影賢者》を主軸にするタイプの「ランク1ギャラクシー」であれば無理なくRUMや《RUM-七皇の剣》を採用することができるだろう。
やろうと思えば《RUM-アストラル・フォース》で《No.107 銀河眼の時空竜》や《No.62 銀河眼の光子竜皇》からこのカードを出せる。

あえてこのカード以外をランク1のみに縛るのであればこのカードの召喚時に回収できる《RUM-アージェント・カオス・フォース》もおすすめである。

ランク5以上のエクシーズが対応なためランクアップ対象は全くかぶらないが、
上述したように同じく回収効果を持つ《RUM-アストラル・フォース》以外のRUMにはランクアップ対象がいないのは変わらないので
一番手軽に回収できる《RUM-アージェント・カオス・フォース》は採用するRUMでは最有力候補である。
上述のワンキルも《RUM-アージェント・カオス・フォース》なら一枚で十分である。

余談だが、英語版では《Number 99: Utopic Dragon》となっている。


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最終更新:2025年04月05日 17:55