ホラー(牙狼-GARO- 魔戒ノ花)

登録日:2014/10/30 Thu 00:33:48
更新日:2025/04/15 Tue 20:09:50
所要時間:約 50 分で読めます




この項目では特撮テレビドラマ『牙狼-GARO-』第4期作品『牙狼-GARO- 魔戒ノ花』に登場するホラーを紹介する。

概要

ホラーとは人の強い負の思念『陰我』の宿った場所や物品(オブジェ)をゲートに現世に現れ人間を喰らう邪悪な魔獣であり、
『護りし者』としてホラーの脅威を退け、討伐するのが主人公・冴島雷牙を始めとする魔戒騎士の使命である。

本作独自の新設定として古のホラー『メシアの涙・エイリス』を封印した『アディーの石板』
エイリスと共に封印された9体の特殊なホラーが存在する。

通常ホラーは魔戒騎士に斬られることで再度小さな剣を象ったオブジェに封印され、それが12本揃うごとに
魔戒騎士に指令を伝える番犬所から元居た魔界へと強制送還される手順になっているが、
石板のホラーはエイリス封印のために秘術を施された特殊な個体であり、
魔戒騎士に倒されてもその邪気は魔戒剣に封印されずに石版の破片となって残るという性質を持つ。

それをそのまま放置しておくと再び復活してしまうため、マ号ユリ型…マユリの内にある
『籠』の中に取り込んで処理する必要が出てくるのである。
毎度毎度 脇で仁王立ちしてるだけで戦闘に参加しないのにマユリが雷牙にくっついてくるのはこのため。
また、エイリス自体も種子に還元された状態で石板のホラーのいずれかの内部に潜伏しており、
劇中では「今回のホラーは石板のホラーなのか?」また、「エイリスが潜んでいるのか?」という当たり外れの概念があり、
同時に石板のホラーを封印していくごとにエイリスの逃げ道を潰し追い詰めていくという達成感が物語の縦軸として機能していた。

無論、それとは関係ない従来通りの陰我ホラーや、厳密にはホラーとは異なる異界の存在も登場する*1

全体的な傾向として絵画や音楽といった『アート』・『創作活動』関連の陰我をゲートにして現れ、
取り憑かれた人間と一緒になって己の芸術的願望を満たすために積極的に悪事を働いているホラーが多い。

また、そうしたホラーは一様に理不尽で独り善がりな主張ではあるものの、各々が自身の芸術に関するポリシーを持っている。
見様によっては非常にユーモラスに映る場合もあり、4期がバラエティ豊かで『牙狼にしてはゆるい雰囲気』と評される一因を担っている。

比較的ユーモラスな性格を持ったホラーが許容された結果、ゾンビ映画回とかオーケストラ回とかのいい意味で狂気にあふれた回が制作されたりしたが、まあそこも『魔戒の花』の特色という事で。










































































追記・修正は石板にいたホラーをすべて討伐してからお願いします。
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最終更新:2025年04月15日 20:09

*1 後者に関しては公式サイトのホラー目録でも『番外編』として扱われている

*2 と言っても牙狼を見ている時点である程度の耐性はあるだろうが…

*3 原作でも真っ向勝負でボコられるシーンがある

*4 マコ、ジロウ、マミ、サブロウ、シロウ、マリ、赤ん坊

*5 真っ白なケント紙に枠の目安になる小穴を空けるために使う錐のような道具

*6 作画ミスなのか右手の指が6本ある

*7 つまりサキ本体は無実な上、生身の人間のままである