登録日:2014/09/18 (月) 07:46:07
更新日:2024/09/13 Fri 10:30:12
所要時間:約 15 分で読めます
魔の力よ ここに収束せよ
理無き魂のしらべを 我が命によって奏でよ
人の世に非ざる者 無垢なる魂
ここに生まれ出でよ!!
ヘクターは
PS2専用ソフト
『悪魔城ドラキュラ 闇の呪印』の登場人物。
CV:吉水孝宏
☤概要☤
本作の主人公である悪魔精錬士。年代的にはラルフ・C・ベルモンドの活躍した『悪魔城伝説』世代の人物
(『闇の呪印』の舞台はその3年後の1479年)。
人の身でありながら魔王ドラキュラ伯爵に仕えていたという異色の経歴の持ち主。
自分だけに従える悪魔を作り出す禁断の秘術
『悪魔精錬術』を修め、
かつては伯爵の側近中の側近・
死神に並ぶ力を持ち
魔王軍最強の呼び声も高かった。
生来闇を引きつける力があった為に迫害され、少年時代からどこにも居場所を見つけられずにいた結果、
錬金術・ひいては悪魔精錬術の力を手に入れて魔道を志すようになり、
そうした者たちにとってのカリスマであるドラキュラ伯爵には心からの忠誠を誓っていた。
しかし、伯爵が愚かな民衆に妻を殺された怒りから人類に宣戦布告し、大虐殺を始めたことに疑問を抱き出奔。
以降は市井に身を隠し隠遁生活を送っていた(ゆえに彼は直接的にドラキュラの悪逆に加担してはいない)。
その間、落ち延びた先の教会で出会ったシスター・ロザリーと相思相愛の関係となり、
ささやかな幸福を手に入れる。だが、離反者であるヘクターを憎む魔王軍の残党にして
もうひとりの悪魔精錬士変態アイザックの虚偽の密告により
ロザリーは魔女の嫌疑をかけられ、異端審問官に売り渡された挙句惨殺されてしまう。
既に悪魔精錬士としての力を捨てていたヘクターは何も出来ずに最愛の人を失ったが、
わざといくつかの足跡を残していたアイザックを追跡し復讐を果たすべくかつての故郷ワラキアへと舞い戻った。
ラルフに倒されたと思われたドラキュラだが、その人間に対する憎悪は人々の
心の闇を導く呪いとなり
ヨーロッパ全土を覆い尽くしていた。かつての部下であるアイザックの
狂気やヘクターの
復讐心の増大もまた
呪いの影響によるもので、彼らは知らず知らずの内に呪縛を受け、ドラキュラ
復活のために誘導されていたのである。
裏で糸を引いていたのは死神。実は並外れた魔力を持つ悪魔精錬士は
ドラキュラの現世における器=一種の憑代として機能する最適な『素材』であり、
アイザックのヘクターに対する挑発は復讐心に駆られたヘクターに悪魔精錬士としての力を取り戻させ、
その魔力でドラキュラ城を再び召喚し、同時にドラキュラの器として相応しいレベルまでヘクターを成長させることが目的だった。
しかし、闘いの中でアイザックの妹である魔女・ジュリアと出会い呪いの真相と人の心の強さを知ったヘクターは
土壇場でドラキュラの呪いを克服する。主の力を跳ね除けるまでに成長したヘクターを器としては不適格と判断した死神は
代わりにヘクターに敗れ去ったアイザックを器に選び、ドラキュラを現世に呼び戻す。
…しかし、やはり
本来の計画とは違った形で復活させたドラキュラの力はかつてのそれには及ばず、
ヘクターの手で倒され再度封印される(早っ!?)。遺された呪いを
最後の悪魔精錬で浄化し、
全ての過去を清算したヘクターは崩れ落ちる城と運命を共にしようとしたが、
魔法で転移してきたジュリア(いつも
絶妙なタイミングで現れるんだこの人は…)の助けで脱出する。
歴史の陰で戦った知られざる戦士だが、その内に秘めし
強大な魔力が
ドラキュラ城を復活させると同時に
ドラキュラの呪いを解く鍵にもなるという
人と
魔の双方にとって
希望にも
絶望にもなりうる両儀的な存在。
時をかける中年サンジェルマンがマークし一時は実力行使にすら出たことからもわかるように、
本人は気付いていないものの、もしヘクターが呪いを克服するほどの心の強さを持ち合わせていなければ、
かつてない最強の形でドラキュラが再臨し、ベルモンドでも止められない脅威になっていた可能性があり、
そうした意味で悪魔城シリーズの歴史においては
一大転換点に立つ重要な人物である。
☤人物像☤
物語開始時の年齢は24歳。実はラルフよりもいっこだけ年長。
ウェーブのかかった
銀髪と
蒼い眼を持つ眉目秀麗な青年。
深い青と
黒を基調とし、
無数のベルトや鎖をあしらった戦装束に長く吹き流しにしている
朱いサッシュ(腰布)が特徴。
悪魔精錬士の力を捨てた後も、服装自体は魔王軍に籍を置いていたころのままらしく、いかにも
『悪の軍団の美形幹部』めいた佇まいである。
また、服の背には悪魔精錬士のシンボルである
天使と悪魔の翼・白と黒のウロボロスが組み合わさった紋章が
でかでかと貼り付けられており、それが原因でラルフには一発で素性を見抜かれている。
隠す気はないんだろうか。
キャラクターイラストと
ゲーム画面内のグラフィックはかなり雰囲気が違い、イラストでは耽美ながら男っぽい野性味も感じさせるタッチである。
良く通る声と若干芝居がかった立ち居振る舞いが印象的。口癖は
「いいだろう」。
人間としての芯が歪みかねない不幸な半生に加え、一時は魔王軍最強の悪魔精錬士というダークサイドの枢軸に属していたこともあってか
若干の自嘲癖がある陰を帯びた性格だが、対人面においてのモラルは意外な程しっかりしている。
初対面の人間にはきちんと自己紹介し、去り際に会釈するなど立ち居振る舞いも
エレガント。
人の言うことにも割と素直に従い、勝手にあれこれと複雑な疑心暗鬼に陥っている相手に
拍子抜けするほど普通っぽいリアクションを返すこともある。
シリアスな笑い要素はけっこう高め。
こうした冷静さは恋人を殺された憎悪に駆り立てられているという設定とのギャップがあるが、
実はヘクターの復讐心は人間の持つ負の感情を増大させるドラキュラの呪いの影響によって不自然に煽られたもの。
ドラキュラ城に入ってからはそれがより顕著となり、アイザックとの決戦時では「と っ と と 死 ね!!!」など
暴走に近い殺意となっていたが、入城前にジュリアと交わした約束が心を繋ぎ留め、
すんでのところで踏みとどまることに成功している。
このことから、本来は無念を復讐に転化するようなことはない自制心の強い人柄なのだろう。
…なお、錬金術の応用で多彩なアイテムを創造することができるが、
彼の作品の中には文化圏や時代背景をまったく無視した珍奇なものもあり、
混沌の産物であるドラキュラ城で腕を磨いた影響か相当にフリーダムな想像力&創造力の持ち主である。
☤能力☤
悪魔精錬士という肩書から魔法頼りの文弱な優男にも見えるがその闘法の真髄は
使い魔との一糸乱れぬ連携攻撃にあり、彼自身も軽やかな身のこなしに加え
剣・両手剣・刺突剣・槍・斧・ナックルダスター等とあらゆる武器と戦技を手足の如く操る超一流の武人である。
入手できる装備にはデッキブラシやフライパン、ピコピコハンマーといった日用品まであり、
その武芸は手に持ったものはなんであろうと凶器にできると言ってもよいレベルに達している。
この時代には異質なノウハウとして火器の扱いにも長け、各地に据え付けられた『魔砲台』を問題なく操作・命中させられる他、
自身の技術で調合した火炎ビンや爆弾で魔物を焼き殺したり、携行式のガトリングガンを発明することも可能。
反面、真正のヴァンパイアハンターでは無いので従来作の定番であった聖なる力を宿すサブウェポンは一切使えない。
意外と手癖が悪く、相手の持つアイテムを盗む『スティール』の技巧にも優れる。
★悪魔精錬術
ヘクターが修めた『イノセントデビル』(以下ID)と呼ばれる自分専用の使い魔を創造する秘術。
よそから自我を持った悪魔を呼び出したうえで契約を結ぶいわゆる悪魔召喚術とは別物である。
神の御業である
生命の創造を人の身で行うことから
絶対の禁忌とされている。
ヘクター自身も一時は
「忌まわしき力」として封印していたが、復讐のための手段として解禁。
以降はワラキア各地に点在するドラキュラの魔力が色濃く残る場所で創造したIDを駆使して戦うことになる。
確立された学問であると同時に芸術的な感性も求められ、ヘクター曰く、悪魔精錬に最も困難なのは精錬するIDの
イメージ創り。
精緻かつ鮮明な
イマジネェェェェェイショォォォォンが不可欠な作業である。
具体的にイメージを高めるための方法として
悪魔を象った石像を媒体とすることもあり、ムービーで実演が見られる。
名前の響きからもわかるように
錬金術とは近しい関係にあり、ゲーム内でもID以外にも素材を集めて
武器や防具といった装備を錬成することが可能。探索型悪魔城で多彩な装備が出てくるのは恒例だが、
自前の技術で装備を作ってしまえるというのはヘクターならではのスキルである。
最終決戦では魔力を別の形に変えることの応用で、ドラキュラの遺した呪いそのものを収束させ浄化・解呪させた。
ヘクターはこれを「最後の悪魔精錬」としており、
同じ術を使うアイザックもドラキュラの憑代となったことで死亡したため、後世には伝承されず、ヘクターの代で絶えたようである。
なお、エンディングでヘクターは「俺には人に見せられない友達が多い」と語っており、
悪魔精錬術で創造したIDそのものには親愛の情を持って接し、戦いが終わった後も処分したりはしていないようである。
IDは絶対服従のロボットのような存在であるが、
成長や進化の概念がある。
闘いを通して強くなり、敵を特定の武器で倒した時出現する
『進化クリスタル』を与えることで
異なる能力を持った個体に姿を変える。
進化は不可逆であるが、IDは時に魔力の結晶を生み出すことがあり、その結晶を悪魔精錬することで
元のIDと同族のIDを初期状態で新規に創造することも可能。
IDは身体の一部に発光する結晶がくっついているのが特徴。
普段は魔力に還元して数体持ち歩き、必要に応じて一体のみ具現化して使役する。
妖精タイプ
初めて手に入るIDはこのタイプ。ファンタジー作品でおなじみの羽の生えたフェアリーの姿をしている。
非力ゆえ直接戦闘は不得手だが、体力の回復やステータス異常の治療などのサポートを得意とする。
進化は回復重視とステータス異常攻撃重視に大きく分かれる。
格闘タイプ
石造りのゴーレムや鎧を纏った騎士のような頑丈・怪力のID。
ガチンコの肉弾戦でヘクターを援護するほか、人力では作動できないような仕掛けを起動させるという使い道もある。
進化はゴーレム系とアーマー系に分岐し、前者はパワー、後者はスピードにそれぞれ優れている。
飛行タイプ
空中戦を得意とするID。機動力に優れ、つかまることでグライダーのように短時間の滑空が可能。
翼を持つオーソドックスな鳥型のものの他に特殊な形状の浮遊型に進化が分岐することもある。
魔法使いタイプ
とんがり帽子・ロッド・ローブとFFシリーズの
黒魔道士めいた姿のID。
豊富なバリエーションの魔法を操りヘクターを援護する。覚える魔法の系統は進化のさせ方によって細かく分かれる。
デビルタイプ
いわゆる
『悪魔』の姿を持ち、絶大な攻撃力と機動力を兼ね備えたID。
魔方陣を展開することでヘクターを空間の境界に隠し瞬間移動させることが可能。
進化ルートは分岐の無い一本道だが、最終段階に進むには特殊な条件が必要。
なお、アイザックの操る
『アベル』と名付けられたIDは既に最終段階である。
パンプキンタイプ
ジャック・オ・ランタンをマスコット化したような姿の隠しID。PS2版『キャッスルバニア』でも隠しプレイヤーキャラとして登場している。
鼻歌を歌ったりキメポーズを取ったりしてかわいい。
☤椅子魔城ドラキュラ☤
本作のお遊びコレクション要素であり、ヘクターを語るうえで避けては通れないマストアイテム。それが『椅 子』である。
闇の呪印のセーブポイントは天使の翼の生えた石造りの玉座であり、
そこに腰かけることで翼がヘクターを包み込みセーブが完了するというオサレな幻想的で耽美な演出が入るのだが、
それとは別に全ステージ各所に種々雑多な『椅 -Chair- 子』が配置されており、○ボタンで座ることができるほか、
コルドバの街にある一室(ヘクターの隠れ家?)にコレクションすることが可能。
最終的には部屋中が椅子だらけという至極奇っ怪な様相を呈する。
また、この椅子の中にはヘクターの被造物同様、明らかに歴史的におかしいシロモノも紛れておりカオスに拍車をかけている。
城でなくても混沌の産物だろ…
座り方には何種類かのパターンがあり、椅子によって違う。
膝に足を乗せ頬杖をつくという
シーザー・ツェペリっぽいポーズは
イケメンにのみ許される至高の座り方である。
セーブルームの椅子
天使の翼に抱かれ、復讐の戦士は束の間の安息にまどろむ…
ダークなステージの多い中、清浄な光が溢れる演出にほっと一息。
電気椅子低周波治療椅子
ゴンドラの椅子
巨大な鳥籠のような意匠のゴンドラの中に椅子がちょこんと据え付けられている。
載るとエレベーターのように上下移動が可能。エレベーターの原型は紀元前3世紀のローマで完成していたらしいのでギリギリセーフ?
ロッキングチェア
揺り椅子。心地よい揺れがもたらす至福のひと時…
前後の揺れの間隔は調節でき、最大だと振れ幅が広い上に揺 れ が 激 し す ぎ る。
なお、オリジナルは協力者であるジュリアの営業する店の中にある。
店内に入ってくるやいなや買い物もせず勝手に椅子に座って遊びだすヘクター。小学生かよ。
魔砲台
各地の遺跡などに据え付けられた巨大な砲台。打ち出される魔力弾は魔物にも有効な攻撃手段となりえる。
座ることで一人称視点のシューティング画面に移行し、照準を定めて発射できる。
なお、砲台はいかついが椅子自体は何の変哲もない普通の椅子なので外側から見るとちょっとシュール。
パチンコ
聖地NAGOYAで産声をあげた娯楽の王様。景品交換所が無い為、幾ら頑張っても何も貰えない。18歳未満遊興禁止
以上、原文ママ。座るときちんと打ってるポーズになり、音も出る。復讐そっちのけでパチンコにのめりこむ主人公…これもドラキュラの呪い?
ちなみに悪魔城ドラキュラのパチンコは実在し、『闇の呪印』Ver.のラルフが主人公を務めるがヘクターは登場しない。
転送装置の椅子
各ステージ間のワープポイントもこの作品では椅子。床に脈々と走るエネルギーラインと
曲がりくねった金属のオブジェのような椅子のデザインはいかにもオーバーテクノロジーの結晶といった風情。
未使用時は空中に浮遊している。
コーヒーカップ
遊園地の定番アトラクション。
「豪快な回転はちょっとした絶叫マシンだ!」とやけに
ハイ!な紹介文が面白い。
回転させて遊べるが、
マ ジ で あ り え な い 程 の ス ピ ー ド が 出 る。一見の価値あり。
2人掛けのソファ
オシャレなアンティーク風のソファ。
ぴったり隣り合って座りイチャつけるバカップル御用達仕様だが、
そんな椅子に
恋人を亡くした男を座らせるというのは
残酷すぎる…ヘクターは真ん中にどっかりと腰を降ろす。
せ つ な い ぜ ……
きりかぶチェア
野山を切り拓いた先人たちが休憩していた粗末な切り株。冒険心を胸に荒ぶる自然を征服していった欧州郷土史観に思いを馳せられる。
(ハンターになってからのベルモンド家なんかラルフの代まではずっとそんな暮らしだったんだろうなぁ…)…とか。
ちょこんと腰かけるヘクターがかわいいが、断面が凸凹でずっと座ってると尻が痛くなるらしい。
木人の椅子
ドージョーでカラテのトレーニングなどに使う木偶人形を空気椅子の形に固定したもの。
カカシさんのお膝の上に座る。
悪魔城シリーズでは
本当に木人の姿をした魔物が出没する作品もあるので、
気を抜くと後ろからガバァッ!!と襲われそうでちょっと怖い。
夫人の籐椅子
さる貴婦人が籐を編んで作らせた通気性に優れた椅子
…その椅子でそのポーズって……
サキュバスあたりに上半身裸で座って欲しくなる。
洋式トイレ
何の変哲もない水洗トイレだが、中世ヨーロッパを舞台にしたゴシックホラーアクションの世界に放り込むと
途轍もない異物感を醸し出すシロモノ。まあ、そんなものは水に流してしまえばいいのだが。
やや前屈みなヘクターの座り方がやけに生々しい。残念ながら用は足せないが水は流せる。
椅子部屋にコレクションするとオプションで紙とスリッパが付くのが嬉しい。
ベンチ
外国の公園とかにあるようなオシャレなやつではなく、バスの待合所なんかに置かれてる
風雨に吹きッ曝されたボロっちい簡易ベンチ。褪色したブルーに寂しさが募る。
ヘクターは座るのではなく
タイの涅槃仏の如くだらーっと寝そべる。ひどくアンニュイな光景。
公園のブランコ
遊んでいた友達は皆帰った夕暮れ。静まり返った公園で、僕はひとりぼっちでお母さんの帰りを待っていたんだ
以上、原文ママ。一体誰の目線で書かれた文章なのか激しく気になる。…少なくともヘクターの少年時代ではあるまい。
椅子部屋では座ると背景が夕焼けになり、カラスの鳴き声が聞こえてくる。
なお、こちらも加速することでどんどん振れ幅が大きくなり、最終的には1回転しだしたりする。
本革の椅子
ドラマで会社の重役なんかが座ってる革張りのチェア。足に車輪が付いてるあたり、やはりオーパーツである。
手前にデスクと書斎型パソコンが欲しくなる…この椅子に座るのがサラリーマンのステイタスだっ(力説)!
…らしい。
ディレクターズチェア
名匠と謳われた映画監督愛用の椅子。監督になってもいないのに勝手に座ると怒られるが、
ゲーム中のものは正真正銘ヘクター専用で背もたれにでっかく「へ く た ぁ」と書かれている。
名匠…エンディング後、そうなるのだろうか?脇にはメガホンが置いてある。
芸人の椅子
一件何の変哲もないパイプ椅子(古代遺跡にぽつんと置いてあるのは異様だが)。
しかし座った瞬間、頭上から巨大な金ダライが落ちてくるッッッ!!!
無表情に背筋を伸ばして座ったヘクターの脳天にタライが直撃する様はシュールの極み。
1/3の確率で直径3mはあろうかという超・金ダライが炸裂する。死ぬぞこれ!
なお、ダメージは入らない。
ぶーぶークッション
見た目は最もこの時代にあった形の椅子なのだが、座面にぶーぶークッションがセットされており、
座ると勢いよく「ぶー」と音が出る。超絶美形も形無しの恐るべきトラップ。
まさかアイザックが仕掛けていったものじゃないだろうな…
皇帝の椅子
無限回廊内に設置された椅子。起動すると周囲の床がパズル状に屹立し、開いた天窓の上まで座った者を押し上げる。
幾何学的な角柱で構成された造形がミステリアス。もう一度座ると元の階まで引っ込む。
インテリチェア
オフィスに据え置きされてそうな多機能椅子。見た目は本革の椅子とそれほど変わらず、特殊なギミックも無いので地味。
がいこつの椅子
種々雑多な生き物の骨を組み合わせて作った悪趣味なゲテモノ椅子。ごつごつしていて座り心地も最悪。
しかし、非常に悪魔城らしいインテリアではある。
ドラキュラの椅子
悪魔城のラストバトルステージといえば城主の間。超然と玉座に腰掛け、ワイングラスを傾ける伯爵様の姿が目に浮かぶ。
『闇の呪印』でもそれは同様なのだが、なんと戦闘中にドラキュラの椅子に座れるのだ。
主の椅子に傲岸不遜に肘をつく姿はまさに簒奪者。最大級の挑発といえるだろう。
コンプリートの椅子
おめでとう!よくぞここまで世界中の椅子を座り倒しました。その証にこの椅子を捧げます。グレイト!!!!
…すべての椅子をコレクションすることで椅子部屋に出現する記念の椅子。
名状しがたき狂気と混沌を具現化したデザイン。ぜひ一度ご覧になっていただきたい。
☤余談☤
★『闇の呪印』には各ステージ間の道のりが遠く、非常に移動シーンがダルいという欠点があるのだが、
ヘクターの移動モーションに若干のクセがあることも加わり、『趣味はジョギング』というネタにされたりする。
★あらゆる武器を使いこなし、実際OPムービーではアイザックと華麗に剣戟で渡り合うシーンもあるヘクターだが、
プレイ中は
固定装備がなく、なおかつ
アイテムを処分することも可能なシステムゆえ
ゲーム中のムービーで戦闘シーンになっても徹底して素手で戦うという不自然な演出になってしまっている。
そのため、ファンからは冗談交じりに
『最後に頼るのは己の肉体』『大勝負だからこそ拳でケリをつける』
といった
素手喧嘩(ステゴロ)番長のようなキャラ付けがされることもある。
Wiki籠りタイプ
部屋に籠りきりで運動不足のため連れ歩くには不向き。働くことは期待できないが、
しばらく放置しておくと知らないうちに項目が追記・修正されていることがある。
アニメやゲームといったサブカル関連の資料を与えると異なる属性に目覚めて非常に細分化された進化を遂げるが、
実生活でその知識が役立つことはほとんどない。
- 闇の呪印はシナリオそのものはぶっちゃけつまらんのだが、ヘクターはなんか憎めない。周りに振り回されつつも前向きなところが好感が持てる -- 名無しさん (2014-09-08 07:51:33)
- 悪魔城の項目増えてる -- 名無しさん (2014-09-08 17:20:01)
- 何このイスマニアぶり…こんな奴がおったんか -- 名無しさん (2014-09-08 20:11:03)
- モーションアクターにハリウッドの俳優さんを起用したんだそうな。妙に芝居がかった動きをするのはそのため。 -- 名無しさん (2014-09-09 12:31:01)
- 自身は歴史の闇に消えたが、新しい嫁をゲットできただけ良かった男。兄弟子と師匠を自らの手で殺して、命だけは助かったが歴史の闇に消えた女主人公とか、真の意味で歴史の闇(黒歴史)に消えた女主人公とか……女主人公はどれもこれも人生が悲惨すぎやしませんかね…… -- 名無しさん (2014-09-09 15:58:42)
- シャーロットやマリアがいるから.....(震え声 -- 名無しさん (2014-09-09 17:25:01)
- ↑2、3 そのあたり、一見ダークそうに見えるけど闇の呪印はつくりがハリウッドムービー的というか、勧善懲悪のハッピーエンド、人間の良心を信じようENDでかなり明快なんだよな。黙示録のラインハルト編にも似てる気がする。 -- 名無しさん (2014-09-09 17:35:43)
- 悪魔城には錬金術研究棟があったはずだけど、やっぱ彼も利用していたのだろうか -- 名無しさん (2014-09-11 19:06:15)
- ↑そういう想像も楽しいな -- 名無しさん (2014-09-13 17:29:54)
- 呪印自体がラルフの復帰作という事もあってか、外部出演が脇役キャラに奪われがちで主人公の割には数が少ないという。ある意味主人公(泣)か。あと、DJ YOSHITAKAを部長まで育てたのは彼ですよ(弐寺のムービー的に)www -- 名無しさん (2020-04-08 22:31:00)
最終更新:2024年09月13日 10:30