剣持勇(金田一少年の事件簿)

登録日:2015/02/02 (月) 10:18:35
更新日:2020/06/04 Thu 12:37:44
所要時間:約 3 分で読めます





金田一少年の事件簿』に登場するキャラクターの1人。


CV:小杉十郎太(アニメ、映画第2作)、夏八木勲(映画第1作)、高橋功(PSゲーム第1作、第2作)、大塚明夫(PSゲーム第3作)、土師孝也(SSゲーム)、梅津秀行(CDブック)、立木文彦(CR)
演:古尾谷雅人(堂本版)、内藤剛志(松本版)、加藤雅也(亀梨版)、山口智充(山田版)


警視庁刑事部捜査一課の所属で階級は警部。年齢は48歳(アニメ版では38歳。年齢の違いが生じた理由は後述)。
捜査一課なので、殺人事件が専門のはずだが、なぜか殺人事件とは無関係の怪盗紳士の件やひき逃げ事件にも出動していたりする*1

同姓同名のインテリアデザイナーがいたが、関係は全くない。

金田一一のよき理解者の1人で、作中で最もよく登場する刑事。
身長は182cmで体重は80kg。血液型はO型。星座は乙女座。
通称「オッサン」で、よく一から愛着を込めてそう呼ばれている。


高卒でノンキャリアの叩き上げなのだが、回を追うごとに鬼警部としての威厳がなくなってきている。
一応言っておくと、ノンキャリアで警部まで出世するのは相当難しいものなので、刑事としてはとても優秀な人物*2*3

一とは『オペラ座館殺人事件』で知り合うが、言動がややぶっきらぼうで、
顔を合わせたばかりの他人同士で相手が一介の高校生ということもあり、一をガキ呼ばわりするなどの邪険な態度が目についた。
その後、事件解決を達成した一の推理力を認め、彼の推理の手助けをしたり彼に情報を渡さない県警に対して協力するよう要請したりしている。
一とは「年の離れた友人」というような関係だが、事情を知らない人にとっては彼ら2人がいる時は異色の組み合わせに見えるようである(七瀬美雪といる場合も同じ)。


人相が悪い(ギャグ漫画では子供から泣かれていた)が正義感が強い熱血漢で人情家。
警察官である事を誇りに思っており、警察手帳を命の次に大事にしている。
その正義感の強さは一だけではなく、上司の明智健悟警視からも尊敬の目で見られている。
その明智とは一見仲が悪いように見えるが、彼の持つ信念や推理力は素直に認めている(初期の嫌味なところが前面に出ていた明智のときは、全力で嫌っていたが)。
ただし、信念が高じて無実の人間に自白を強要し、冤罪を作ってしまったこともある。


長野の農家出身で7人兄弟の長男だが、農業を継ぐのが嫌で警察官になる。
現在は都内の建売住宅で妻の和枝と子供3人、母親と一緒に住んでいる。
和枝と知り合った茜島へは、たまの休暇に夫婦水入らずで訪れているらしい。
仲がいい夫婦だが、立場は和枝のほうが上のようである(彼に制裁を加えたり、株に手を出して失敗し、「メンゴ〜」と言って、彼に金策をさせにいかせている)。
ちなみに弟もおり、故郷である長野でペンションを営んでいる。


肉体派の刑事で、柔道の腕は黒帯(段位は五段)。その腕で高校時代に16個のタイトルを獲得している。
なので抵抗する犯人には容赦なく一本背負いを繰り出して確保する事もある。
剣道も得意で、ボランティアで少年剣道の師範代もやっている。

学生時代に雪山登山に挑戦しており、あらゆる日本の名峰を制覇している。
他にも将棋3段の腕を持っていたりするが、一と対戦していた時には苦戦していた。
ちなみに視力は両眼とも脅威の3.0(当時のオスマン・サンコン並)。
参考までに書いておくと、金田一は両目2.0、明智は裸眼での視力は右目0.3、左目0.4と大差をつけている。
立ち喰い蕎麦を1杯1分18秒のペースで2杯食べられる事を自慢としている。


肝心の推理力のほうはあまりなく、一の真似をして、「謎はすべて解けた!」と言って推理を披露したこともあるが、その推理が当たった試しはない(この時の推理が後に事件解決のヒントになってはいる)。
だが、一度だけ、直感ではあるが犯人を当てていた事もある。

過去に調査不足が災いして、無実の人間を自白させるという失態をしていた。それが元で彼自身が大変な目に遭う事に……
この件は無実の人間が処罰され、真犯人の思惑を結果的に助けたばかりか、被害者が無実を言い残した証拠を逆に自白に追い込むことに使うなど、あまりにも被害が大きかった。
更にその後その無実の人間をさらに共犯者呼ばわりして殴る行為までしてしまっている。*4
そのため、剣持に好意的な見方をするファンも「この件の剣持は全然ダメ」と違和感を覚える向きが多い。*5

これらのことから、推理力よりも行動で功績を上げていき、ノンキャリアで警部に昇進したのであろう。

コーヒーの味にはうるさいらしいが、とある事件である人物が出した激苦コーヒーを「苦味ばしった大人の男の味」と言って美味そうに飲んでいるので、
味覚音痴疑惑が浮上している(剣持曰く、「オレの胃は鉄で出来ているんだー!」らしいが…)*6
またヘビースモーカーでもあるようで、歯がヤニで染まっていると小説版ではよく書かれている(アニメでは煙草を吸っているシーンは少ない)。


金田一少年の決死行』の頃からその兆候は見られていたが、第2期に入ると犯人に拉致されたり、スケープゴートにされたり、
家庭が経済的な危機を迎えたりと不運な目に度々遭っている(一部身から出た錆のようなところもあるが)。


明智との邂逅は意外と古く、彼が大学時代に巻き込まれた事件の担当になった事で顔を合わせている(ちなみにその時の階級は警部補)。
当時は明智の事を「生意気なガキ」だと認識しており、捜査に口出しする彼の事を疎ましく思っていた。
まさかこいつが後の上司になるとは夢にも思わなかっただろう。


なお原作とアニメで10歳も年齢設定が違うのは以下の理由がある。
飛騨からくり屋敷殺人事件』で登場した剣持の幼馴染である巽紫乃の年齢が37歳であったため、それに合わせる形でアニメでは38歳に設定された。
ところが原作では小説版第2巻『幽霊客船殺人事件』の地の文で「40代半ばほどの男」と書かれ、
更に上記の事件よりかなり後になって発表された『剣持警部の殺人』で48歳と設定されてしまった(作者が上述の設定を忘れていたのだろうか?)
巽紫乃の年齢を考えるとアニメ設定の38歳の方が矛盾は無いが、剣持の経歴を考えると38歳で警部だと出世が早すぎるので原作設定の48歳の方がしっくり来たりする。
(38歳で警部というのは、ノンキャリアとしては最速に近い出世速度であり、よほどの功績をあげないと不可能)


ドラマ版にも勿論登場するが、回によっては明智の役割も兼任しているため、原作とは違って紳士的でカッコいい印象の刑事になる事もあり、推理のキレも原作より冴えている。
一の呼び方も原作とは違っており、作中では下の名前で「はじめ」と呼んでいる(堂本剛版初期は「金田一君」)。
風貌は2期(松本潤版)の内藤剛志が一番原作に近い。当初は原作通り一の事を「金田一」と呼んでいたが、途中から「はじめ」呼びとなっていた。
3期(亀梨和也版)では加藤雅也が演じており、なぜか扇子を愛用していた。
4期(山田涼介版)の剣持はぐっさんこと山口智充が演じており、紳士的と言うよりは気さくな感じの人になっている。


追記・修正は一本背負いを決めてからお願いします。


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