ヒョウ(北斗の拳)

登録日:2009/06/05 Fri 09:50:11
更新日:2024/04/16 Tue 22:26:08
所要時間:約 4 分で読めます




北斗の拳』の登場人物
額には十字型の傷が刻み込まれている。

アニメでのCV:小川真司/堀川りょう(少年期)
DD北斗の拳でのCV:岸尾だいすけ
真・北斗無双でのCV:置鮎龍太郎/佐藤朱(少年期)
パチンコ・パチスロでのCV:平川大輔

■原作(漫画)のヒョウ

主人公・ケンシロウ実兄。劇中で似てる扱いされることもあるが、アニメではぶっちゃけそうは見えない。但し、原作ではたまにケンシロウのような顔つきになることがある(シャチの自害を止めたシーン、羅聖殿でケンシロウと和解し実弟との再会に嬉し涙を流したシーンなど。よく見ると目つきと鼻、口の形や輪郭はケンシロウと似ている。似ていないように感じるのは眉毛が細すぎるためだと思われる。実際、眉毛を太く描いたイラストだと本当に似ていたりする。例えば こちらのイラスト とか)。
カイオウの義弟。ハン、シャチの兄弟子。

北斗琉拳伝承者の一人で修羅の国を治める第二の羅将。北斗宗家の拳も使え、劇中ではその受け身の技の伝承のありかを唯一伝え聞いている。
兄であるということで第一部で言えばトキ(とアミバ)に相当するポジションのキャラクター。
但しカイオウより遥かに弱かったり本人も闇堕ちしてしまったりとトキのアンチテーゼ的な要素もある。(一方トキは義兄にあたる)





ケンシロウ同様に優しく、主人公じみた性格。元は北斗宗家の嫡男であるもののその部分を脆弱とみなされ伝承者から外された。
師であるジュウケイは北斗宗家の秘伝を聞き出し、またその優しさを強さのために無くすべく記憶をいじる技をかけようとした。この時の傷が額に残った痕である。
これは不完全だったものの、それをうっかりカイオウに自ら明かしてしまったことが原因で完全に奪われてしまっている。カイオウへの罪悪感からか、カイオウに終始仲良くし続け、彼の野望に踊らされた可哀想なお人。
記憶を消されたとはいえ、兄弟弟子想いではあり、また修羅の国の住民からも信頼されるほどの人格者であった。
ただし師父ジュウケイのことはそこまで思っていなかったようで、ケンシロウに今度こそ秘伝を与えるべく記憶を戻そうとした彼を北斗琉拳への裏切りとみなし殺害している。
また、不法入国者(ケンシロウ)を匿い自身の正体を隠していたとはいえ、シャチが自分の片眼を潰す様子を見ても実行する前に止めていないなど、政治家として非情な一面ももつ。

原作ではこの頃はまだジュウケイしか手にかけていないが、アニメでは優しいとはとても思えないほど、この頃から他にも沢山の方々を手にかけている。


カイオウに許婚であるサヤカ(あろうことかカイオウの実妹)を殺害され、さらにそれがケンシロウの仕業だと吹きこまれて魔界に堕ち(用語は独特だが、よーするに単なる闇堕ち)、ケンシロウを憎む。
それからは自身を諫めようとした部下であるナガトたちを虐殺してしまう。
その後出現した羅聖殿では守護者の黒夜叉を一蹴。
さらに訪れたケンシロウと闘い、魔闘気や北斗琉拳を使うが、どちらもハンやカイオウとの戦いを経たケンシロウには殆ど通じなかった。闘いの最中、ケンシロウに疑問を感じ、闘神のオーラに目覚め、記憶と北斗宗家の拳を取り戻し、正気に戻る。それにより実力はケンシロウと互角くらいになるが、同時に自分の罪を悟り(恐らくこの時から、自分がカイオウに騙されていることにも薄々気付いていたと思われる)、ケンシロウに倒されること前提で戦闘を続行。同時にケンシロウを何としても勝たせようとしたシャチに胸を貫かれ、致命傷を負った。
戦闘後、ケンシロウとの会話で自分がカイオウに騙されていたことを確認し、真相を知ったことで打倒カイオウを決意。シャチやケンシロウと和解し、兄弟の再会を涙ながら果たす。

羅聖殿を出た後でレイアに遭遇するが治療を断り、泰聖殿の場所を教え、そこに向かったシャチ、レイアと別れる。それからはケンシロウの肩を借りながら移動するが、遅れてカイオウが泰聖殿を襲撃したことで、それを聞きシャチとレイアを助けに向かったケンシロウとも別れる。
その後は黒夜叉と同行。死環白を受け赤い馬に乗せられどこかに運ばれてしまったリンを負傷の身でありながら、ゼブラ、ヌメリなどの修羅の魔の手から命懸けで単独戦闘で守りきり、リンの奪還に成功。そしてカイオウ陸戦隊の襲撃で黒夜叉と共闘。北斗宗家の拳で命懸けで守りきり、黒夜叉と死別した後、生き残っていた修羅に背後からブーメランで襲われ戦闘不能になるも、バットと黒王号に助けられ、黒王号に乗せられながらバットとともにカイオウとケンシロウの最終決戦の場へ赴く。
最期はケンシロウに敗北したカイオウのところに赴き、カイオウに止めをさすように言われるも、直後に彼の胸の中に倒れ、カイオウに歪ませた原因が自分にあると詫び、その言葉を聞いたカイオウに泣く泣く看取られながら絶命。その遺体はカイオウにお姫様抱っこされ、カイオウとともに溶岩の中に沈んだ。

幼少期にはカイオウを従者として付けられていた。
カイオウが北斗宗家の血を引くことを知らず、そのカイオウが北斗宗家の血を引くヒョウより人望を集めていたことを危惧したジュウケイは
弟二人を盾にカイオウにわざと負けるよう強要したが、ヒョウ自身はカイオウの演技に気付いていたようで
後にカイオウに秘密を打ち明けたり、(その際に記憶を戻す破孔を突くと魔界に入るよう細工される)
事切れる前には「自分の実力が及ばなかったためにお前を歪ませた」とわざわざ詫びに来ている。



北斗の拳イチゴ味では、カイオウに洗脳されて修羅の国へ向かう船上のラオウ一行を襲撃してくる。
暗琉天破を駆使してシャチを圧倒、ラオウを葬り去るべく交戦することになる。
このときかなりシリアスな感じになるが、根っからの天然さは抜けきらずにジャギにケンシロウとの関連性を察せられている。
vsラオウ戦では暗琉天破を放つものの、暗琉天破の魔闘気をさらに強大な闘気のバリアーではじくという荒業で攻略されてしまう。
暗琉天破を攻略されてしまえば手の打ちようが無く、そのまま北斗剛掌波を受けて敗北。
その後なんやかんやあってラオウ一行とともに海上漂流するはめになった。

■奥義(北斗琉拳)

  • 魔闘気
魔界に入った北斗琉拳の使い手が帯びる禍々しい闘気

  • 暗琉天破
魔闘気の流れの生む一瞬の無重力空間により、相手に位置を見失わせ、平衡感覚を失わせる。
カイオウに比べればヒョウのそれは範囲が狭いが、自壊羅糸による罠と併用する戦術も用いることができる。
一度カイオウの暗琉天破を受けていたケンシロウには、自ら回転することで得た遠心力で自らの位置を取り戻して破られた。

イチゴ味では上記の通り、強大な闘気を持つラオウが魔闘気以上の闘気で相殺するという方法(トキの入れ知恵)で攻略された。

  • 陽真極破
アニメのみの技。ホセとの戦闘で使用。
指から放つ武器を砕くほどの闘気で相手を貫き、体内から粉々にする。

■奥義(北斗宗家の拳)

  • 闘神のオーラ
宗家の血のみが与える闘気で作られた闘神の幻影。
羅聖殿の戦いでは記憶の覚醒とともに発現させた。

  • 擾摩光掌
うねるような軌道の貫手。
南斗聖拳を連想させる切断系の技。
射程距離は広くケンシロウをして「危なかった、あと数センチ前に出ていたら!」と恐怖を感じさせるほど。

  • 万手魔音拳
視界を覆いつくすほどの無数の激しい拳打。
ヒョウ版北斗百裂拳のように見えるが、技の途中でシャチに止めをさされてしまったため最後まで披露しきることは出来なかった。



編集者、おれはおまえが追記してくれるのを待っていた

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最終更新:2024年04月16日 22:26