ジェノサイバー 虚界の魔獣

登録日:2015/06/08 Mon 11:55:56
更新日:2019/07/12 Fri 10:53:06
所要時間:約 15 分で読めます




『ジェノサイバー 虚界の魔獣』は、1993年に発売されたアートミック制作のオリジナルビデオアニメ。



【概要】

超攻速ガルビオン』や『超力ロボガラット』のメカデザイナーしても知られる大畑晃一が『聖獣機サイガード』に続いて監督したSF作品。3つのエピソード(全5巻)で構成されている。
登場人物や世界観に関しては説明不足でわかりにくい部分があるものの、豪華な声優陣と高クオリティな作画により、先行販売されたアメリカでは人気が高かった。

だが、このアニメの最大の見どころは『エルフェンリート』や『BLOOD-C』を遥かに上回るグロ&残虐描写である。


グロ&残虐描写である


大事な事なので2回言いました(笑)
現在と違ってモザイクや規制が無い上、地上波アニメでは放送不可能な人体破壊等の過激なグロの為、心臓が弱い人にはオススメしないレベル。

更に言えば、
  • 悲壮感とやりきれなさが残るハードでシリアスな内容
  • 結果的に報われない末路を辿る主人公
  • 次々と死にまくる9割近くの登場人物
  • 善人はとにかく不幸に次ぐ不幸を受け、大体最悪な死に様を遂げる
  • 捕食に変態は当たり前のグロクリーチャー
  • 規格外の力を持った主人公や罪なき人々を危険視したり敵と決めつけて攻撃を加え、挙句に自らの手で自分達の世界を破滅させる権力者達のエゴ

などのネガティブな要素が挙げられるが、豪華なスタッフ陣によるセルアニメーションや劇中音楽は一見の価値あり。

また、国内での知名度が低い為なのか、日本では未だにVHSのみの販売であるが、海外では既にDVD化されており、輸入盤を取り扱っているオンラインショップで入手が可能である。



【主題歌】

「Fairy Dreamin'」‐歌:WIZ・KISS( 清水サユリ)



【ストーリー】

モルガン研究所で世界の防衛バランスを狂わせるほどの戦略超兵器を研究していたグエン・モルガン博士はある日、原因不明の爆発により死亡。
爆発の影響を受けたモルガンの妻タニヤは、その後双子の女児エレインダイアナを出産する。
それから5年後、博士の助手ケネス・リードは九竜科学院の院長に就任する。
研究所爆発の際にヴァジュラエネルギーの影響を受けていた双子の姉妹エレインとダイアナは、生まれながらにして生体エネルギー「ヴァジュラ」の力を秘めていた。
やがて2人のパワーは相互に触発することで助長されて精神が融合することにより、恐るべき超生命体『ジェノサイバー』が誕生した。
今、ジェノサイバーと人類との半世紀にわたる戦いが始まる。

◆各エピソード

「ジェノサイバー誕生」/第1話

香港で暮らしている双子の姉妹エレインとダイアナは、「ヴァジュラ」という未知の力を秘めていた。
科学者ケネスは、そのパワーを利用した生体戦闘兵器の開発を進めていたが、エレインはそれを拒否して逃亡。ダイアナはエレインを追跡し、サイキックバトルを展開。
だが、未知なるパワーが対峠した時、2人は超生命体へと変身した。

「対決! ヴァジュラノイド」/第2話、第3話

ジェノサイバーと化したエレインは、香港での戦闘による爆発の衝撃により10年後にタイムスリップしていた。
一方、圧倒的な力を持つジェノサイバーを恐れたアメリカ国防総省に支援を依頼された九竜グループはヴァジュラを応用した人型兵器「ヴァジュラノイド」を開発。
アメリカ軍の艦内に運び込まれたヴァジュラノイドはジェノサイバーを自らの敵と認め、壮絶な死闘が繰り広げる。

「アークド・グランの神話」/第4話、第5話

世紀にわたったジェノサイバーとの戦いは、九竜グループの壊滅と共に人類側の敗北で終わり、長きにわたる戦いに疲れ果てたジェノサイバーは荒廃した地の底で眠りにつく。
そして、生き残った人類は長い年月をかけて「集合都市国家アークド・グラン」という新たな文明を再興させるのだが、その実態は権力者による弾圧で築かれた独裁国家であった。
その街でいわれなき罪をかぶせられて地下都市へと逃亡したリュウとメル、そして独裁者に虐げられた人々の怒りと悲しみがジェノサイバーを復活させ、偽りの平和は破壊される。



【登場キャラクター】

◆主要人物

本作の主人公。金髪のロングヘアーの少女。
生まれつき驚異的な超能力を持つが、知能に障害を持っており言葉が喋れない(のちにテレパシーで会話できるようになる)。
その挙動はほぼ野生児。双子の姉のダイアナと共に虚界からヴァジュラエネルギーを呼び込むことができる。
作中でダイアナと強制的に融合した事により超生命体「ジェノサイバー」へと変身する。
1話では普通の生身の肉体だが、ダイアナの奇襲により肉体を失った後、最終的にダイアナの肉体を乗っ取って復活したものの
元のダイアナの肉体は頭部以外機械の為、2話以降はエレインの肉体もサイバーボディと呼ばれるサイボーグとなっている。
(ダイアナのサイバーボディとは違い、いつこのボディを用意して乗り換えたのかは不明)
変身後の巨大な体躯から、小柄なエレインがパワードスーツのような外骨格を纏うように思われがちだが
実際はエレインの顔面が寄生獣のように放射状に三つにパックリと割れ、中からジェノサイバー体が飛び出すという方式である。

  • ダイアナ・リード(声:平松晶子)
もう1人の主人公。茶髪のショートヘアーの女性。
エレインとは双子であるが、彼女とは逆に生まれながらに運動機能障害があり、それを補う為に首から下はサイボーグボディとなっている。
ヴァジュラの力を制御する首輪をつけており、唯一エレインのヴァジュラをコントロールできると言われている。
その為のマシンとしてメカニカルな緑色のパワードスーツをケネスに与えられていた。
ダイアナもエレインと同じ超能力を持つが、パワーが桁違いで太刀打ちできない。
父ケネスの興味を惹くエレインに対して嫌悪感と嫉妬心を抱いており、1話で天知達に気を取られたエレインを背後から刺し殺した。
しかし死んだはずのエレインに念力で返り討ちに遭い、強引に融合させられた挙句に肉体の主導権を奪われてしまう。
これ以降はしばらく登場せず、再び登場するのは第4話で人類との最終戦争で地球が荒廃していく場面である。
終わりなき戦いに終止符を打つため、ジェノサイバーの意識内でエレインを説得して荒廃した地の底で眠りについた。
それから長い年月が経った世界でエレインよりも先に長い眠りから覚め
自分達が眠っている地下に迷い込んだメルをエレインと思い込んで度々彼女の夢の中に現れるようになる。


◆第1話

エレインとダイアナの育ての親であり、九竜科学院の院長。
かつてはモルガンと共にヴァジュラの研究をしていたが、研究中にモルガンを裏切って九竜グループに研究を売り渡し、彼の娘であるエレインとダイアナを実験体にして研究を続けていた。
本編の後半で九竜グループの刺客にダイアナ共々身柄を拘束され、長年の研究が無駄になった事で半分発狂してしまう。
最期はジェノサイバーとして覚醒したエレインとダイアナを見届けながら、融合中に発生した強烈なエネルギー波に巻き込まれて死亡した。


  • ラット(声:嶋村薫)
ケネスの元から逃げ出したエレインと仲良くなったスラム街の浮浪児であり、一言で言うと不幸
初登場時にいきなり不良グループにボコボコにされ、その後にエレインを匿っていたところを再び現れた不良グループに襲われてフルチンにされた挙句に九竜グループの刺客に拉致され、最期はジェノサイバーと九竜グループの戦闘に巻き込まれて死亡という哀れな末路を迎えた。
クライマックスでラットの死を目の当たりにしたエレインは泣き叫び、自分達がいる香港の都市をどこぞの冥王のごとく消し飛ばした。
後に超女王様気質の堕天使に転生する。


序盤でラットをボコボコにした不良グループのリーダーであり、以前はラットに金稼ぎの協力をさせていた少年。
チンピラとつるんで金稼ぎをしており、足を引っ張ってばかりのラットを一度は見捨てたが、チンピラの口からラットが女(エレイン)と一緒にいると聞かされた途端に再びラットの前に現れて、レイプ目的でエレインを襲おうとしたが、ちょうど彼女を探していたダイアナに頭部を粉砕されて即死した。ざまあwww


エレインとダイアナの実父モルガンが死亡した爆発事故を内偵している刑事。モルガンの研究していた戦略超兵器を追っている。
爆発事故に関与していると思われるケネスと九竜グループを目の敵にしており、病院に収容されているエレインを利用して彼等を糾弾しようと目論んだ。
しかしそれを良しとしないケネスが引き連れた手下達に襲われ、ベッドの上で理科の授業のカエルのごとく解剖されるという無惨な最期を遂げた。


九竜グループの刺客であるサイボーグその1。
リーダー格と思われる美女。一見理性的な人物であるが、本性は好戦的かつ嗜虐心の強いヒャッハーな女。
戦闘時には長い首を持ったサソリの怪物のような異形へと変身してジェノサイバーと交戦したが全く歯が立たず、最期は首をぶっこ抜かれた上に残った胴体を怪力で真っ二つに引き裂かれて敗北。


九竜グループの刺客であるサイボーグその2。
機械的なゴーグルを着けた男性であり、戦闘時は両腕にドリルを装備した鳥型のロボットのような姿へと変身する。
天知に続いてジェノサイバーに攻撃を仕掛けようとしたが、ダメージを与えるどころか攻撃する間もなく敗北した挙句、最期は近くを飛行していたジェット機に激突させられて爆散した。このジェット機が後の更なる悲劇の引き金となる。


九竜グループの刺客であるサイボーグその3。
眼鏡をかけたオタクのような男性であり、他の2人と共にエレインを捜索を命じられた。
当初はうまくエレインを確保する事に成功したが、抵抗した彼女の超能力で精神を破壊されてしまい、脳に虫が入ってくる幻覚を植え付けられる。
最期は錯乱して自分で自分の頭を抉り取って絶命した。


  • ケネスの手下達
全員もののけ姫のコダマのようなマスクと白衣を身につけている不気味な集団。
ケネスの指示でエレインのいる病院を襲撃、デヴィを始め、そこにいた多くの医師や看護婦、患者達を無差別に殺害した。
しかもただ殺すわけではなく、意味もなく犠牲者の全身をバラバラに切り刻んで病院のあちこちに肉片や四肢をばら撒く等、揃いも揃って悪趣味で残虐非道な連中であったが、上には上がいたと言わんばかりに九竜グループの差し金である天知と若山の手によって今度は自分達がバラバラに切り刻まれるという皮肉な退場をした。


◆第2話、第3話

アメリカ軍の空母アレキサンドリアに勤務している女医。
過去に娘を亡くしており、空母に救助されたエレインを死んだ娘のように可愛がっていた。
唯一の生存者となるが、艦内での惨劇や後述の真実を目の当たりにしたことにより、救助された時には半ば精神崩壊を引き起こしていた。
周囲の海域を軽く100mは巻き込んで吹っ飛んだ空母の甲板にいたのになぜか無傷で米軍ヘリに保護されている。

九竜グループが誇る最先端バイオテクノロジー研究の第一人者にして、ヴァジュラノイド開発の最高責任者。
ジェノサイバーに対抗する兵器として開発したヴァジュラノイドをアレキサンドリアへと運びこんでその性能をお披露目しようとしたが、ジェノサイバーの正体であるエレインと出会った事により、運命の歯車が狂い始めてしまう…。
ヴァジュラノイドを破壊した者を調べていて取り残されたジェノサイバーの腕を発見し、それを元に変異ヴァジュラノイドを誕生させるが、すでに狂気に駆られており変異ヴァジュラノイドを解き放った。
そして甲板にて自分の計画を話し、自ら進んでマイラに頭を斧で叩き割らせて正体を現す。


アレキサンドリアの艦長。
大統領の命令でヴァジュラノイドを空母に運び込ませたが、内心では九竜グループに不信感を抱いていた。
最期は暴走したヴァジュラノイドに取り込まれてしまった上、エレインによって融合した艦内全員と共に吹き飛ばされた。


  • 副長(声:小室正幸)
アレキサンドリアの副長。
当初から九竜グループに対して不信感を抱いており、大統領の命令で彼らに協力する艦長に苦言を呈していた。
最期は艦長と同様に暴走したヴァジュラノイドに取り込まれてしまった。


  • 神父(声:八木光生)
アレキサンドリアに勤務している神父。教会にいるところを暴走したヴァジュラノイドに取り込まれてしまう。


  • ローラ
今は亡きマイラの1人娘。
実は第1話で香港を飛行してたジェット機に乗っており、ジェノサイバーの戦闘に巻き込まれて他の乗客と共に命を落としていた。
…つまり、マイラが娘のように可愛がっていたエレインこそがローラを死に追いやった張本人である。
エレインの思念を通じて娘の死の真相を知ったマイラはその場で発狂した。


◆第4話、第5話

遠い所からやってきた旅人の青年。
短剣投げが得意であり、恋人のメルと共に芸をしながら旅を続けていた。
本編では盲目のメルに目の手術を受けさせるため、アークド・グランにやってきたが、大金をちらつかせて儲け話を持ち込んできたナイトクラブの支配人に騙されて犯罪者に仕立て上げられ、メルと共に逃げ込んだ地下都市で彼女と離れ離れになった。

その後、治安局からお尋ね者扱いされている状況でありながらアークド・グランを彷徨っていたところをたまたま出会ったテロリストに濡れ衣を着せられた挙句、よりにもよって自分達をマークしている治安局の部隊にメルの捜索を頼み込んでそのまま当局に連行されて逆にメルを危険に晒す等、やる事なす事裏目に出るを地で行く人。
そして、治安局と結託していたナイトクラブの支配人に自白剤を打たれて廃人にされてしまう…


リュウの恋人である女性。
目が不自由であるが、不思議な力を持っており、それを生かして旅先で占い師をやっていた。
リュウを愛しており、作中ではベッドシーンを披露していた。ちなみにお腹には彼の子供を身ごもっている。
アークド・グランでリュウがお尋ね者にされた際には彼と一緒に地下都市に逃亡、そこでダイアナの声に引かれジェノサイバーが眠っている地下神殿に落ちてしまい、リュウと離れ離れになってしまう。
その後、地下教会で布教活動を行なっていた地下の住人に保護され、自分の意思とは関係なく、半ば強引に神の使者として祭り上げられてしまう。
物語後半ではリュウの迂闊な行動が原因で治安局に居場所を発見され、地下の住人共々殺されてしまう。

死後は精神体となってダイアナとエレインの前に現れ、自分だけでなく生まれてくるはずの子供の命までも奪ったアークド・グランに対する怒りで地下に眠っていたジェノサイバーを復活させた。


アークド・グランの市長。
口では秩序の維持を謳っているが、それは反乱分子と見なした者を捕らえて抹殺する事で成り立つ「偽りの平和」である。
自分に逆らう者を「害虫」と忌み嫌っており、たとえ無抵抗な相手でも容赦なく弾圧する等、独裁者の典型と言える冷酷な人物。
ぶっちゃけ「言う事聞かないヤツはみんな死ね(意訳)」という思考の持ち主。
故にアークド・グランの多くの市民はグリムソンの恐怖政治を受け入れてしまっており、自分達の快楽のみを追い求め、堕落しきっている。

最期はアークド・グラン誕生50周年パレードを開催している最中に突如地面を突き破って現れたジェノサイバーに乗っていた車ごとビルに叩きつけられて死亡という自業自得の末路を迎えた。


アークド・グランで反乱分子の鎮圧を行なっている治安局の局長。
グリムソンと同様に反乱分子と見なした相手に対しては女子供だろうと一切容赦しないが、良くも悪くも任務に忠実な人物である。
終盤では街を彷徨っていたリュウを拘束・尋問してメルと地下都市の住人の居場所を聞き出した後、地下都市にある教会を攻め込み、メル達をテロリストと決めつけた挙句に全員皆殺しにした。
最期はメルの怒りに反応して街に現れたジェノサイバーが放った業火でバーベキューにされた。

なお、上記のグリムソンやラドネックの人物像からも分かる通り、作中における治安局は非人道的な身柄拘束・尋問・処刑も許可された超法規的機関であり、反乱分子とみなした相手に対しては圧倒的な武力で弾圧・虐殺を行っていた。
その非道ぶりを象徴するかのごとく、街の片隅にある埋立地のような場所には今まで処刑してきた無数の人々の遺体がゴミのように捨てられている。
ガンダム作品で言えば、アロウズギャラルホルンのような団体である。


アークド・グランのナイトクラブを経営している人物。
サングラスとシルクハットが特徴的な紳士風の男性であるが、オカマ口調で喋る。
街で商売しているリュウに目をつけ、自身が経営しているナイトクラブに招待してそこで働かせたが、実は余所者であるリュウを見下している節があり、店内でショーを行なっていた彼を嫌がらせに近い形で陥れて犯罪者に仕立て上げた。
その後、地下都市に逃亡したリュウとメルを一度は見逃したものの、地下都市で野垂れ死んだ思われたリュウが街を彷徨って治安局に捕まった際には「恥をかかされた」と腹を立てて取調室にいたリュウを暴力で八つ当たりした挙句に自白剤を打ってメルと地下街の住人の居場所を吐かせた。


地下教会で布教活動を行なっている指導者。
主に貧しい子供達の世話をしており、同じく地下に住んでいる貧困層の人々の前で度々演説を行なっている。
地下に眠るジェノサイバーを神と崇めており、ジェノサイバーの近くで倒れていたメルを保護し、更には彼女の都合を無視して半ば強引に神の使者に仕立て上げる等、やや押しつけがましい一面を持つ。
終盤で治安局が地下教会を攻め込んできた際には、メルに銃を向けたラドネックの銃弾からメルを庇い死亡した。


  • 九竜会長(声:大木民夫)
九竜グループの総帥であり、ジェノサイバーと人類との戦いを長引かせた元凶。
第4話の冒頭で死亡するが、万が一に備えてジェノサイバーの存在に反応して抹殺するように軍事衛星にプログラムしており、最終話のクライマックスで軍事衛星が起動した際には生前に記録したビデオメッセージで抹殺命令を繰り返す等、死んでからもとことん迷惑な存在である。



【登場兵器】

  • ジェノサイバー
ヴァジュラエネルギーがエレインの意志の力で集結、ダイアナのボディとサイバースーツの機能がベースとなって融合したことにより誕生した超生命体。
肉体と精神の主導権はエレインが握っており、戦闘後にはエレインの姿に戻る。
一応、変身ヒーローという立ち位置であるが、目が赤く体色が緑色で翼と尻尾が生えた魔獣のようなデザインが特徴であり、ベースが機械でありながら有機的でなおかつ禍々しい物となっている。
最終回のクライマックスで長い眠りから覚めた際には体色がどこぞのバイオアーマーのような乳白色と赤のツートンカラーに変化し、大きさが10メートル近くまで巨大化しており、元々悪役っぽかった風貌が更に凶悪になった姿は、あたかも骨格と筋肉組織が剥き出しになった悪魔を思わせる。

戦闘力はぶっちゃけチートレベルであり、作中における地球上のあらゆる兵器を持ってしても倒すことが不可能であった。*1


  • ヴァジュラノイド
ジェノサイバーに対抗するための戦力として開発された次世代の人型兵器。
詳細は不明であるが、ジェノサイバーと同様にヴァジュラエネルギーを応用しているらしく、サコミズ達と共にアレキサンドリアへと移送された際には艦内にいたエレインの存在に反応して一時的に制御不能になってしまった。
メカニカルなアーマーを着たような外見であるが、中身は生体組織で構成されており、ジェノサイバーと戦闘した際には胴体から無数の触手が伸ばしていた。
アメリカ軍の戦力としてロールアウトされるはずであったが、エレインと出会ったのをきっかけに次第にコントロールが効かなくなり、最期はジェノサイバーに変身したエレインとの戦闘で全て破壊された。

なお、倒される直前に触手をジェノサイバーの腕に突き刺して自身のコントロール下に置こうとしており、その直後にジェノサイバーが腕を引きちぎったことで失敗に終わったが、艦内に放置されたジェノサイバーの腕にはヴァジュラノイドの意思が宿っており、それが後述の惨劇を引き起こす要因となる。


  • 変異ヴァジュラノイド(仮称)
サコミズ達に回収されたジェノサイバーの腕が変異・暴走して誕生したヴァジュラノイドの変異体。
体色が赤く、スペースビーストを彷彿させるグロテスクな怪獣のような姿をしており、もはや兵器とはかけ離れたクリーチャーとなり果てている。
自己進化を繰り返しながらアレキサンドリアの動力室と一体化して艦内にいたマイラ除く乗員全てを捕食して己の肉体に取り込み、更にはアレキサンドリアそのものと融合、巨大な異形の怪物と化した。
最期は体内に侵入してきたジェノサイバーに内部から攻撃され消滅した。





追記・修正は、襲ってくる人類を降りかかる火の粉を振り払うかのごとく殲滅してからお願いします。


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