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更新日:2025/04/10 Thu 23:57:07
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組織概要
地球を統治する各国連合の総意によって結成された強力にして強大な軍事組織。
武力を以て武力を制す世界平和維持の為の暴力装置。
多数のモビルスーツを所持している。
(公式サイトより)
作中時点(P.D.323年)からさかのぼること約300年前に終結した大戦争・厄祭戦。
その戦争を「終わらせた」とも言われるのが彼ら・ギャラルホルンである。
既存の国家組織が滅び、4大勢力として再建された後、希少化したモビルスーツ(MS)やエイハブ・リアクターなどの関連技術を独占して4大勢力を外部から監視しており、事実上の世界の覇者として君臨している。
組織の旗印として掲げるのは、角笛(ギャラルホルン)を吹き鳴らすヘイムダルの愛馬・グルトップ。角笛には組織の象徴たる7つ星の旗が吊られている。
ちなみにギャラルホルンとセブンスターズの紋章、ついでにクランク・ゼントの徽章のデザインを担当しているのは形部一平氏。
圏外圏の一大勢力・
テイワズですら50機前後のMSを生産(しかもリアクターは各所からかき集めてきたリサイクル品)するのがやっとなのに、ギャラルホルンは下手をすれば100機単位でMSを保有している。
宇宙船も厄祭戦当時から大切に使っている物が多いのに、ギャラルホルンは8隻以上で編成される大艦隊を数個動かす。
少人数の鉄華団との戦力差は無論桁外れである。歴代ガンダムの敵方組織では相対的に最強クラスの戦力といって過言ではないだろう。まさしく世界の警察。
……が、時が過ぎれば人も組織も変わりゆくもので、近年では自分達の利益を優先するようになり、4大勢力から疎んじられるようになっている。
何しろ最上部のセブンスターズの当主はどんな問題児だろうと適性や実戦経験が少なくてもあっさりと佐官・司令官クラスになれてしまう上に、当主自体が世襲制のため、能力がある者でも7家の直系でなければ出世に限界もあり上に意見するにも限界のある風通しの悪い状態になっていた。
逆に言えば7家に気に入られれば下記のように差別扱いされる地球外出身者でも一定の地位に就くことができるが、そもそも肝心の当主に能力がなければ意味がないため、7家関係者に見込まれたことで地位を得た者は劇中でもジュリエッタと石動しか確認できない(アインはあくまでガエリオ個人のお付き扱い)。
結果内部腐敗も進み、上層部は権力闘争や汚職のるつぼと化している。組織自体も
巨大化が進んだゆえの硬直化や権威主義への傾倒が目に余る。
特に地球外出身者への過激な差別思想が深刻で、辺境たる火星の出身者は同じギャラルホルンの一員であってもまともな人間扱いをされない。
というか、
そもそも親がギャラルホルン関係者の地球人でないと入隊すらできない。このため出身成分に難のある有能な士官が不満を溜め込んでいた。
虐殺紛いの鎮圧作戦すらも厭わず、頻繁に圏外圏の民衆を締め上げているくせに、組織の管轄外の非正規航路で活動する
宇宙海賊を本格的に駆逐しようとしているわけでもなく、地球外の市民からはとかく目の敵にされている。
要は「
ソレスタルビーイングがティターンズ化したばかりかコスモ貴族主義に傾いてしまった」ような状態。
- 火星支部トップが地元の権力者・資産家・運送業者とずぶずぶに癒着し、癒着相手からの援助の見返りに、まだこれといった活動をしていない著名な独立運動家を殺害しようとする
- 基本的に主要交易ルートから外れた海賊は放置。ヒューマンデブリ増加も気にしない
- 労働者デモ行進鎮圧のために自作自演の爆破攻撃を起こす(デモ鎮圧=虐殺と同義)
- セブンスターズのトップが地球経済圏のトップとずぶずぶに癒着し(なお、このセブンスターズトップには児童売春関与の疑いがある)、その癒着相手を国政選挙で当選させるため、対立候補を力ずくで排除しようと試みる
- セブンスターズの一角が半ば個人的な野望のため、上官を貶め、同輩を謀殺する
- セブンスターズの一角が半ば個人的な復讐のため、管轄外の戦闘に強引に参加、庇った部下が致命傷を負い、半ば個人的な恩義のため、阿頼耶識システムを己の部下に施術。被験者は暴走し市街地に甚大な被害をもたらし組織の信用を貶める
- セブンスターズの一角が半ば個人的な名誉のため、アーブラウ元代表を襲撃し、半ば個人的な恋愛感情のため、シベリア鉄道を襲撃
- セブンスターズの一角が半ば個人的な権力闘争のため、経済圏同士の戦争を勃発させる
- セブンスターズの一角が半ば個人的な邪推により、MAハシュマルに接触、火星に甚大な被害をもたらす
- セブンスターズの一角が半ば個人的な曲解により、運送組織の非合法活動をでっち上げて摘発を行い、触法のネタにした違法兵器を自ら使用し、徹底的な殲滅を行う。運送組織側の停戦・降伏信号は無視
- セブンスターズの一角が半ば個人的な欲望のため、クーデターを行いバエルを強奪する
- セブンスターズが自ら武器商人やマフィア紛いの経済圏上層部と私的取引をするのは日常茶飯事で、協力の見返りは武器の優先的納入、直筆の令状送付や禁止兵器使用の責任問題は手打ちにする者も存在
- セブンスターズの一角が半ば個人的な判断により、戦闘待機命令を無視して突貫。最終的にお家断絶という事態を招く
- セブンスターズ同士の武力衝突では禁止兵器もガンガン使用
- 新生ギャラルホルンの代表は元セブンスターズ、他のセブンスターズはちゃっかり排除
なお、ついつい混同してしまいがちだが、火星圏の経済事情が苦しいのはギャラルホルンの責任ではない。宗主国たる4大勢力の吸い上げのせい。
ギャラルホルンはあくまで治安維持組織であり、民衆に圧制を強いたり税を巻き上げたりするような、政治や経済活動は本来しないのだ。
故に、最近のギャラルホルンは4大勢力どころか一般市民からも恨まれているのである。
風変わりな特徴として、組織やメカニックのネーミング由来がバラバラで、世界各地の寄せ集めに近いことが挙げられる。
組織名やセブンスターズの家門は北欧神話由来、MSは欧州圏のモンスターやオカルト由来。そして組織の根幹となったシステムは仏教由来と、見事に散らばっている。
ちなみに戦闘員の階級は
自衛隊のそれと同じ形式に則っている。これも既存の国家がバラバラになった影響なのだろうか。
ビジュアル的な特徴としては、制服がとにかく豪華。士官服だけはカッコよかった
OZとは違い、まんべんなく質がいい。
まず、下っ端の警備兵には水色が映えるスーツと貴族的なヘルメットが与えられる。
士官にはグレーをメインに、金縁の装飾がまぶしい立派なスーツが支給される。火星支部の偉いサンはグレーが落ち着いた赤色になり、重厚さが大幅アップ。
上級士官はブルー、ないしセルリアンブルー+所属で異なる模様がメインになり、より豪勢、かついやらしくない程度に金装飾が追加され、おしゃれな羽織も貰える。
ちなみにアリアンロッド艦隊所属者はエメラルドグリーン、地球外縁軌道統制統合艦隊所属者は1期ではエメラルドブルー、2期ではブルーと他の士官とは制服のカラーが異なる。
全てに共通しているのは、胸元に7つ星のワッペンが刺繍されているところ。
メタな話
その在り様は、簡潔に言うと「正義の味方」の悪い面を前面に出したような存在。
機械化手術を忌避したり様式美にこだわったり平和の名の元に異思想を弾圧したり機械と一体化してみたり。
やっていることは概ねフィクションで正義の味方がやっているのとさほど変わりないのだが、結果がマイナス印象に傾きまくっている。
ギャラルホルン:ヘイムダル=天界即ち「神」の勢力で、ウザったいほど過剰な秩序主義
鉄華団:バルバトス=「悪魔」で、自由は殺してでも奪い取るワイルド集団
……これなんてメガテン?
『
SEED』や『
00』、『
AGE』のように敵味方の組織の人間同士の関係を持つ近年のガンダムシリーズとは異なり、鉄華団側にとってのギャラルホルンとは、あくまで
依頼の遂行の邪魔物でしかない(コロニーで弾圧される労働者達へのシンパシーや、死んだ仲間の弔い合戦と称して徹底抗戦を表明したりと、完全に因縁が無いわけでもない)。
鉄華団側に戦闘関係以外で顔を合わせたのも
マクギリス・ファリドと
ガエリオ・ボードウィン程度しかおらず、特別な関係を持った者もいない。
「
三日月・オーガスは人と対話しない」と指摘されることもあるが、(本人の性格もあるが)そもそも対話する糸口どころか理由すらないという、意外とガンダムシリーズではありそうでなかった珍しい立ち位置故の展開といえよう。
ギャラルホルンを束ね、管理運営する7つの家門。運営は7家代表の合議で行われ、下々の意向はろくすっぽ聞き入れられない。
詳細は個別項目を参照。
そのルーツ
そもそもの始まりは、まさしく人類絶滅一歩手前まで進んだ厄祭戦の惨状を憂いた、とあるグループだった。
国家や経済圏を超えて集まった彼らは、戦争を終わらせる力を求め、当時猛威を振るっていた
モビルアーマー(MA)を狩るために生み出された「最強の機動兵器」MSを「さらなる最強の存在」へと昇華すべく、知恵を絞った。
その回答が、パイロットがMSの性能を余すところなく引き出せるようになる……というより、パイロットがMSそのものと化す阿頼耶識システムの開発。
そして、そのシステムを最大限に生かせる、他を圧倒する悪魔的な性能を有した
ガンダム・フレームMSの建造。
後世、伝記にも記されるようになった英雄アグニカ・カイエルとその仲間達は、悪魔の名を冠するガンダムと契約し、天使の名を冠したMAを殺して回った。
まさしく人の身を捨てて厄祭戦を終結に導いた英雄達は、後に「セブンスターズ」の開祖となったのである。
そして現在のセブンスターズに、カイエル家の名はない。果たしてアグニカはどうなってしまったのだろうか?
一方、その過ぎたる力は彼ら自身にとっても恐怖の対象であり、これ以降、彼らはその力が自分達の脅威にならないようにするため、「戦争の遺物」「人としてのあり方を逸脱する忌むべき装置」として蔑み、世間にそう喧伝していく(勿論、裏では細々と研究が続けられていた)。
現在の地球で義手・義足や生体癒着型のデバイスが忌むべきものとされるのは、この時の活動の「成果」である。
先述した「バラバラのネーミング」も頷ける設定である。まんべんなくカッコいい神話の名前を拝借していると思ったら実は同じ出所だった。
ちなみに、ガンダム・フレームの名の由来である72の悪魔と契約したソロモン王は、元はイスラエルの王で、エジプトの妃と政略結婚した男だった。そしてソロモンの母親は、不倫からの略奪婚でソロモンを生んでいる。
すなわちソロモンは庶子……誰かさんとそっくりではないだろうか?
かつてのギャラルホルンとセブンスターズの開祖は、間違いなく正しい目的のために力を振るい、人類を救い、そして自分達を戒めることのできた英雄であった。
しかし現在のギャラルホルンの姿は言うまでもなく、あろうことか当主にさえ厄祭戦が如何なる戦いであったのかを学んでいない者がいる始末。
業績は忘れ去られ、「英雄であり、セブンスターズはその末裔である」ということしか意識されていないようだ。
先程ソレスタルビーイングを例えに出したが、アグニカやセブンスターズの開祖達の理念を忘れてしまった現在のギャラルホルンは、
「1stシーズン終盤で国連軍に勝ってしまったソレスタルビーイング」
とでも呼ぶべき状態なのかもしれない……。
本編終了後
実は、世襲の血脈は本編開始時点でいきなり不安要素満載。
イシュー家、クジャン家は当主(イシュー家は代行)が若く跡取りがなく、当主本人が死ねば即アウト状態。
しかもクジャン家に至っては現当主が後述の通り「行動力だけは無駄にあるバカ殿」のためどうしようもない。
ファリド家は当主が自分の個人的な欲望を満たす目的も兼ねて血縁関係のない元浮浪児を跡取りにしており、すでに血統が絶えることは確定状態だった(そもそも正妻がいたかどうか不明)。
加えて7人という中途半端に多い人数ゆえに、各家の距離感や力関係も微妙。
それでいて当主達が相当のことをやらかしてさえなお処分できないため、かなりの無茶苦茶をやっても早期に止められない。
マクギリスやイオクが何もしなくても、体制はすでに崖っぷちであったのだ。
後に「マクギリス・ファリド事件」と命名された一連の騒動において、マクギリスは「他家の跡取りの謀殺+クーデター」に加えて当主と血縁がなかったことでなんとか逆賊扱いにして処理できたものの、イオクは人員・装備を大量に無駄遣いして死ぬまでなお謹慎処分以上の措置ができなかったため、事態の悪化に拍車をかけた。
当主が病床の身で後継者も戦死したイシュー家、現当主が戦死したクジャン家、血縁関係が世間に暴かれ後継者がいなくなったファリド家は断絶。
ボードウィン家も後継者であるガエリオが年単位の長期療養により表舞台から退かざるを得なくなり、残りの2家は当主が事なかれ主義であったため、エリオン家以外まともな仕事ができる状態ではなくなってしまう。
結果、今までのような運営に限界を悟ったラスタルの手で組織改革が行われ、世襲制ではなく民主的な体制に移行した。
ラスタルはこれと同時に火星支部を縮小。図らずも火星の自治が実現する形になったのは皮肉としか言いようがない。
組織構造
主な部署・部隊
◆監査局
その名の通り内部監査を担当する部署。立場が立場である故、セブンスターズの関係者及び極一部のエリートしか所属できない。
統制局の許可を必要としない独自の部隊運用権限を持つが、その動きには大きな影響も伴うため、些事に介入することは世論への不信感を煽る危険性も孕んでいる。
当初マクギリスとガエリオはここに所属していた。
◆
統制局
軍事行動の中核を担う部署。情報統制や反乱分子の排除はここの担当。
些細な不穏分子も
マッチポンプすら厭わずに炙り出し、虐殺する、明らかに過剰かつ汚いやり口には内部からも嫌悪感を示す兵もいる。
◆地球外縁軌道統制統合艦隊
地球軌道上の守護部隊。司令官は第1期ではカルタ・イシュー、第2期ではマクギリス。
主な駐留域が地球外縁軌道という関係で独自に地球への降下権限も持ち合わせており、地球へ降下を許した敵勢力の迅速な追撃が可能となっているなど聞いただけではエリート集団のような部隊だが、地球圏でギャラルホルンに楯突く命知らずはおらず、アリアンロッド艦隊の職域が広いこともあって、モビルスーツによる式典参加やアクロバットの披露を主な任務としているお飾り同然の閑職と化している。
戦闘員の技量自体は高く、幾度となく鉄華団の機体に肉薄するパイロットも多いのだが、実戦経験の不足が大きなマイナス点となってしまっている。
2期ではマクギリスが内部改革を進め、青年将校が主となる編成は同じながらより実戦に即した部隊へと生まれ変わった。
◆月外縁軌道統合艦隊
通称「アリアンロッド艦隊」。月の公転軌道外を管轄とし、圏外圏との境目で小さないざこざが頻発する宙域を管轄するギャラルホルン最大規模を誇る部隊。司令官はラスタル・エリオン。
平時は各コロニーに部隊を駐留させ、監視行動に務めている。
よってギャラルホルンの中では最も実戦経験豊富で、MSも最新のものが優先的に回される。
作中ではこの辺りから「腕の立つモブ兵士」が出てくる。落伍した友軍機を即座にカバーするグレイズや、三日月と数回に渡って切り結んだ名無しのグレイズなど。
◆
火星支部
火星軌道上の宇宙ステーション「アーレス」を本部とする火星管轄担当。コーラル・コンラッドが支部長を務める。
エイハブ・ウェーブの妨害のせいで電子的な監視の目が非常に緩いこともあって、ギャラルホルンでは特に腐敗が進んでいる。
コーラルは半ば公然と民間業者と癒着しており、その確認のために本部から監査官が派遣されたことで、ギャラルホルン側の物語が始まる。
狙撃対象の監視をしくじる観測員、数と装備で圧倒しながら少年兵達の善戦を許す
モビルワーカー(MW)隊、ロクな戦果も挙げずに潰される名無しのグレイズなど、辺境の地ということもあってか、戦闘員の練度はあまり高くない。
二期でマクギリスの勢力が増してからは多少のテコ入れはあったが、イオクの失態により一部施設をハシュマルに食われて損失。
新部長の新江が蝙蝠を決め込むなどあんまり支部員の態度が改善したとはいえず、結局ラスタル新体制下で縮小され火星都市の自治獲得に繋がった。
◆総務局
経理や人事などの事務仕事を担当する部署。
◆警務局
警察業務を担当する部署。
各部署に共通して、カルタしかりコーラルしかりマクギリスしかり、MS操縦技能を有する指揮官が多い。
劇中に登場した彼らは1人の例外を除き、並み以上の腕前を発揮している。ここら辺は武力組織だけあって、実戦部隊には叩き上げの人間が多いのだろうか。
階級制度
上述の通り、階級呼称は自衛隊と同様。
◆監査局
上から局長、特務一佐、特務二佐、特務三佐、特務一尉、特務二尉、特務三尉
所属する兵は特務階級扱いとなり、立場は統制局の通常階級よりも一段上級となる。
◆統制局
上から統制幕僚長、支部幕僚長、准将、一佐、二佐、三佐、一尉、二尉、三尉、曹長、一曹、二曹、三曹、士長、一士、二士
基本的に将官は司令部務め。佐官は艦隊提督や作戦指揮官及び圏外圏支部長。尉官はMSパイロット。下士官はMW、各種車両、歩兵、オペレーター、整備士での運用となる。
中核
◆イズナリオ・ファリド(地球本部司令官。セブンスターズ・ファリド家当主/イシュー家後見人)
◆ガルス・ボードウィン(セブンスターズ・ボードウィン家当主)
地球外縁軌道統制統合艦隊
◆カルタ・イシュー一佐(司令官、セブンスターズ・イシュー家当主代行)
◆コーリス・ステンジャ(太平洋方面防衛部隊・指揮官)
火星支部
◆
コーラル・コンラッド三佐(支部長)
◆
オーリス・ステンジャ二尉(MSパイロット)
◆
クランク・ゼント二尉(MSパイロット)
◆
アイン・ダルトン三尉(MSパイロット。後にボードウィン家傘下へ)
中核
◆マクギリス・ファリド准将(地球外縁軌道統制統合艦隊司令官、セブンスターズ・ファリド家当主)
◆ラスタル・エリオン(アリアンロッド艦隊司令官、セブンスターズ・エリオン家当主)
◆イオク・クジャン(アリアンロッド艦隊部隊指揮官、セブンスターズ・クジャン家当主)
◆ガルス・ボードウィン(セブンスターズ・ボードウィン家当主)
◆ネモ・バクラザン(セブンスターズ・バクラザン家当主)
◆エレク・ファルク(セブンスターズ・ファルク家当主)
地球外縁軌道統制統合艦隊
◆石動・カミーチェ(司令補佐、MSパイロット)
アリアンロッド艦隊
◆ジュリエッタ・ジュリス(MSパイロット)
◆ヤマジン・トーカ(技術部長)
火星支部
◆新江・プロト三佐(支部長)
所属人員
◆
マクギリス・ファリド
CV.
櫻井孝宏
ギャラルホルン監査局所属の特務三佐。有能かつ高潔な人物。後に准将に昇格し、地球外縁軌道統制統合艦隊司令となる。
詳細は当該項目を参照。
◆
ガエリオ・ボードウィン
CV.松風雅也
マクギリスの護衛のために火星に派遣された特務三佐。
マクギリスとは親友同士で、彼の妹がマクギリスの許嫁になっているなど、家同士の交流も深い。
詳細は当該項目を参照。
◆
アイン・ダルトン
CV.内田雄馬
ギャラルホルン火星支部所属の三尉。配属されて日が浅いものの有能な新米MSパイロット。
詳細は当該項目を参照。
詳細は個別項目を参照。
火星支部
◆コーラル・コンラッド
CV.家中宏
ギャラルホルン火星支部長。階級は三佐。側頭部を刈り上げたおじさん。
個人的なスポンサーであるノブリス・ゴルドンの資金提供を期待して独断でクーデリア抹殺を強行するが、思わぬ抵抗で失敗し、タイミング悪く監査団がやってきてにっちもさっちもいかなくなる。
マクギリスに袖の下を送ろうとするもあえなく撥ね付けられ、廊下の壁や自室の机に何度もヘッドバットをするという醜態を晒す羽目に。
最後は自らMSで出撃し、作戦中の事故を装って独断専行の証拠を消そうとするが、昭弘機の援護で生まれた隙を突かれ、バルバトスにコクピットを貫かれた。
言動のせいであまり注目されないが、実は三日月をあと一歩の所まで追い詰めた屈指の実力者であり、わざわざ格納庫まで出向いて、それぞれ経験が浅いアインやオーリスの激励をするなど、パイロットの誇りも残っていた様子。
◆クランク・ゼント
CV.間宮康弘
火星支部所属のMS乗り。階級は二尉。「クランク兄ぃ」ではない。ごっついオジ様。
確かな腕前と状況判断力を兼ね備えたベテランMS乗り。人格者でもあり、アインからは深く尊敬されている。
オーリスのお守りとしてCGS本部襲撃に参加し、突如出現したバルバトスを相手に部下たちを庇いつつ善戦し、辛うじて離脱に成功。
その後、コーラルからCGS殲滅を命じられた際には自分ですべての責任を背負うため、そして部下達に「子供殺し」の烙印を押させないために単身出撃し、バルバトスに一騎打ちを挑む。
良識に則った武人肌の軍人であることに間違いはないのだが、哀しいことにその判断は命を狙われた少年達からすれば「独善」でしかなく、三日月には途中で会話を打ち切られる。
クランク側から見れば上司との命令と少年兵に対する葛藤の軋轢に挟まれる格好となったため、ある意味とても不幸な人。
最後は深手を負い、三日月に介錯される。「ありがとう」と言いかけた瞬間に鉛玉をぶち込む三日月に恐怖した視聴者も多いのではなかろうか。
鹵獲された彼のグレイズはグレイズ改「流星号」のベース機として採用された。結果的にこれが勝利した鉄華団の報酬となり、貴重な戦力として血路を開いていくことになるのだった。
◆オーリス・ステンジャ
CV.木島隆一
火星支部所属のMS乗り。階級は二尉。
顔が濃い金髪青年だが、間違った貴族風の格式ばった言動が全てを台無しにしている。顔芸が酷い。
クランクのかつての教え子だが、昇進した途端に何かが壊れてしまったのか、彼の助言をガン無視する。
CGS本部襲撃の指揮を任されるも、見栄を優先して無駄に損害を広げた挙句、バルバトスの奇襲を受けてグレイズのコクピットごと圧殺された。
◆新江・プロト
CV.相馬康一
コーラルの戦死後、マクギリスの推薦で火星支部長代理となった三佐。
夜明けの地平線団討伐後に正式な支部長就任を拝命し、鉄華団とも協力的な関係を築いている。
マクギリスが革命に失敗し敗走、火星に着陸しようとした時はギャラルホルン側有利と踏みつつもまだマクギリスに油断できないと判断、マクギリスの着陸を見ないふりをするという蝙蝠っぷりを披露した。
地球外縁軌道統制統合艦隊
◆コーリス・ステンジャ
CV.木島隆一
オーリスの双子の兄。カルタの旗下である太平洋方面防衛部隊で司令官の座に就いている。
弟と比べて落ち着いた印象を受けるが、弟の仇を打とうとするなど情に流される一面も。
カルタの命令でミレニアム島に潜伏した鉄華団と交戦するが、MS隊は殆ど迎撃され、伏兵の上陸部隊もビスケットの策で壊滅してしまう。
その後、エドモントンの都市防衛部隊と連携して鉄華団を追撃し、波状攻撃をかける。
ガエリオの援護を受け、部隊を率いてMW隊の援護へ向かうが、グシオンリベイクの前に部隊は壊滅。彼の消息は不明だが、恐らくは乗機と運命を共にしたと思われる。
◆
右から2番目の人(仮称)
地球外縁軌道統制統合艦隊所属。カルタ親衛隊8人衆の1人である金髪
イケメン。
標語斉唱で少しずれてしまい、カルタから「右から2番目、遅れてる!」と叱責されたので視聴者からこう呼ばれることになった。
地球軌道上の戦闘では残りの7人と最終盤にグレイズリッターで出撃。帰還限界点を前に僚機が離脱する中、彼はカルタへの贖罪としてバルバトスに特攻。
機動力が強化された第5形態のバルバトスと凄まじい切り合いを繰り広げるが、機体の首元から突っ込まれた太刀に押し潰された挙句、機体を大気圏突入用のバリュート代わりにされてしまう。
どう見てもただの名無しモブとは思えない気迫と実力は視聴者に多大な感銘を与えた。
スタークジェガンのパイロットといい、近年のガンダムは名無しパイロットの活躍が増えている。
アリアンロッド艦隊
◆
ジュリエッタ・ジュリス
CV.M・A・O
アリアンロッド艦隊所属のMSパイロット。敵味方問わず、常に敬語で接するが、敬愛する人物とそうでない人物では温度差が激しい。
ちょうちょはたべもの。
金髪のショートヘアが良く似合う、自由奔放で直情的な性格。ゆえに物事もあまり深く考えないし他人の発言も裏を疑わない…
というかちょっとアホの娘の素質がある。
可愛い。
詳細は
セブンスターズ内の記載を参照。
◆ヴィダール
CV.松風雅也
ジュリエッタ同様ラスタルに拾われた鉄仮面の男。自身の名を冠したMS、ガンダム・ヴィダールを駆る。仮面は光る。
マクギリスと鉄華団に異様な執着を持っているがその声にあまり激しさは無く、似た境遇のジュリエッタとの会話ではむしろ悟りや自嘲とも取れる発言をしている。ぶっちゃけ声優表記で正体が丸わかり
当初はジュリエッタから信頼されていなかったが、現在は多少見直されている。
◆
ヤマジン・トーカ
CV.
生天目仁美
アリアンロッド艦隊で技術部長を務めている女性メカニック。
フランクな性格でヴィダ―ルやジュリエッタに対して気軽に接し、特にジュリエッタに対しては「ジュリー」という愛称で呼んでいる。
その一方、ギャラルホルンの一員でありながら、阿頼耶識に肯定的という、危うい一面も持つ。
最終回エピローグにおいて、ギャラルホルンに回収・封印されたガンダム・バエルの格納庫を後にする意味深なシーンが描かれた。
その他の貴族・役人
◆ヴィル・クラーセン
没落したウォーレン家に代わって月のアバランチ地区を管理する三十代後半の男、ヴォルコを坊ちゃんと呼んでいる。
イズナリオの不正事件発覚後は玉突き人事で監査局月方面監査室室長となる。
実は10年前にヴォルコの父親を嵌めてウォーレン家を没落させた張本人。
また結託して資金を不正使用しているロザーリオを唆して今回の事件を起こさせた黒幕である。
ガンダム・ウヴァルに装着したアスタロトオリジンの装甲やグレイズ・フレームを調達してくるなど何かしらの伝手がある模様。
◆ジルト・ザルムフォート
「月鋼」2期から登場。セブンスターズに次ぐ名門ザルムフォート家の当主で、月〜火星間の定期航路を管理・交渉を担当する役人。
長年に亘ってアフリカンユニオン中央議会と不正な取引をしていたが内部監査を免れる為に娘を利用して他の家に濡れ衣を着せるなど冷酷な一面を持つ。
娘・ミーナの生存を知ると、保身のためにミーナを保護していたリナリアに引き渡しを要求するが決裂し、息子のザディエルにミーナの確保を命じるが、騒ぎを聞きつけたアリアンロッド艦隊に逆に身柄を拘束され、その2か月後に家を取りつぶされる。
◆
デイラ・ナディラ
CV:
上田麗奈
「月鋼」2期から登場。ザルムフォート家に並ぶ名門ナディラ家の次期当主。乗機はガンダム・グレモリー。
容姿端麗だが人の話を聞かない一面がある。
一方で自らの非を認めた場合は謝罪をし、融通を効かせるなど本質的には善良な人物である。
先代当主である父親がアフリカンユニオンとの癒着の濡れ衣を着せられた冤罪のためギャラルホルン内での権限を失った為、南極の近くに身を隠していた。
後述のミーナの婚約者。そして女性。
ミーナ側の事情によりその婚約者関係は解消されるのだが、「愛しの」と言っていたり後書きにてミーナにアプローチをしていたり、少なくともデイラは本気で惚れているようにも見える。
◆ジジル・ジジン
CV:土師孝也
「月鋼」2期から登場。
ナディラ家が独立管理してきた極秘の内部統制部隊「オレルス」の隊長。オルトリンデのパイロット。
ナディラ家の潔白を証明するためにミーナを追っており、彼女の安否を確認するため、あえてタントテンポに拘束される。
ミーナの生存を知り、真相を探るためにヴィルと接触するが、彼の策略によって事故に偽装され暗殺される。
◆
ザザ・フォッシル
CV:八代拓
「月鋼」2期から登場。ダンタリオンのパイロット。所属は不明。
名乗れと言われた際には「ザザ・フォッシルと名乗っておこう」と返しており、本名かは不明。
アルジ達に保護した
セルリアン姉妹(特に妹のミーナ)を渡すように通告している。
実は外伝への登場に先駆けてダンタリオンとともに「
ガンダムトライエイジ」に登場している。
上述のジルトの息子でザルムフォート家の嫡男で本名はザディエル・ザルムフォート。
父親であるジルトへの不信感からダンタリオンを強奪し身分を偽って行動していた。
ミーナの生存とジルトの不正を知ると、父親と家の罪を償うためにあえてザルムフォート家に帰還。
ドルトコロニー宙域でアルジと戦うことでアリアンロッドを呼び寄せ、自身も拘束される。
◆
ミーナ・ザルムフォート
「月鋼」2期から登場。
実の父であるジルトの謀略に巻き込まれるも生存しており、追手から逃れる為に
記憶喪失を装っていた。
金星支部
CV:
伊丸岡篤
ギャラルホルン金星支部「アフロディーテ」支部長。階級は三佐。
コロニー管理の予算の殆どを自分の懐に収める典型的な腐敗軍人で、ラドニッツァ・コロニーを自分の所有物と思っている傲慢な性格から部下やラドニッツァ市民から恐れられている。
密かにアファム設備の内偵を進めており、端白星の修理のために帰還したウィスタリオたちの動向をつかむ。
一時的に帰還したウィスタリオに端白星の引き渡しを要求を拒否されたことでグレイズで戦闘を仕掛けるが、改修された端白星に敗北し、監査に訪れた石動によって支部長と三佐の地位を剥奪される。
イシュー家関係者
当主が長年病床の身ということに加えて跡取りだったカルタの戦死も重なって断絶寸前になっており、それを回避するべく家老のオキナ主導の下イシュー家の血を引くカチュアの身柄確保を狙う。
またセブンスターズ第一席という立場上特に格式を重視し家柄や出自には厳しく、後ろ盾を持たない者を軽んじる風潮もあるとのこと。
◆
ロンド・ブロン
CV:
浜田賢二
イシュー家に仕えるギャラルホルン士官。
ガンダム・フレーム機やマクギリスとも渡り合える程のMSの操縦技量のみならず生身での白兵戦にも長け、同じく白兵戦に長けているデムナーをして「勝てるか分からない」と言わしめる実力者。
後ろ盾を持たずに入隊したため組織内で差別されていた自身を親衛隊に取り立ててくれたカルタに深い忠誠を誓っており、カルタの面影をもつカチュアを当主に迎えようと忠義を尽くす一方で、オキナからは「
忠臣というより忠犬」と評され疎まれている。
自身も裏社会の者たちを配下に取り込もうとするオキナの行動に不信感を抱いており、カチュアの身柄を確保しても本隊に合流することを避けている。
更に裏切り者でもあるシクラーゼを抱え込んだオキナの行為に怒り、立ち入り禁止のイシュー家の聖域「ラタトスク」で徹底抗戦しようとする。
そして同地に封印されていたガンダム・ザガンを持ち出すも、阿頼耶識システムを施術していないが故に慣れない阿頼耶識のコックピットに難儀しながらも、追いついてきたウィスタリオの端白星を追い詰めるが、突如「ラタトスク」から発せられたマイクロウェーブの雷に打たれ敗北する。
担当声優の浜田氏は
ガンダム00で
パトリック・コーラサワーを演じている他、
水星の魔女でも
グエルのバイト先の船の艦長役としても出演している。
◆
オキナ・ウロカ
CV:
津田英三
イシュー家家老を務める老人。
当主が病で寝たきりとなっている上にカルタの戦死で断絶の危機にあるイシュー家を存続するべく、同じイシュー家当主の血を引くのカチュアをお飾りの当主に据えることで自らがイシュー家の実権を握ることを画策しており、更には鉄華団との戦闘でイシュー家生え抜きの士官達の戦死により壊滅状態にある地球外縁軌道統制統合艦隊の補充戦力としてシクラーゼを含めた裏社会のマフィアや海賊達を大量招集しているなど不穏な動きも見せている。
自身と対立関係にあるロンドがカチュアの身柄引き渡しを拒んだことを知ると、招集に応じたシクラーゼを指揮官とした艦隊を差し向ける。
「ラタトスク」にてメハイアが再起動したことで艦隊が全滅したことを知ると、カチュアを含めた全員を死亡扱いとし、マクギリスの後見を得て当主代理となる。
脱退・離脱者
◆
ガラン・モッサ
CV.
三宅健太
新たに発足したアーブラウ防衛軍に所属する歴戦の傭兵。元ギャラルホルン所属。
詳細は当該項目を参照。
◆
ヴォルコ・ウォーレン
CV:興津和幸
外伝「月鋼」に登場。
ギャラルホルンの一家門であるウォーレン家の嫡子であったが、ウォーレン家は10年前に父親の不正取引疑惑で取り潰されている。
それ以降は付き合いの深かったダディ・テッドの温情により、タントテンポに身を寄せる運びとなった。
脳に埋め込んだ記憶チップの恩恵により記憶能力に優れ、アスタロトの装備の復元や補修も過去のデータを参照する事で可能となっている。
その代償として身体能力、とりわけ空間認識能力が低下しており、歩行するのにも杖が手放せない体となった。
ガンダム・アスタロトの本来の所有者である。
◆
シクラーゼ・マイアー
CV:
野島健児
アプリゲーム『
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』に登場。
オムデン・コロニー・カンパニーに所属する暗殺者で、ウルズハントの実行部隊隊長。
孤独と自由を愛する性格であり、
「完全な自由をもたらす、大いなる力」を求めて暗躍する。
元ギャラルホルン士官だったが、上官を殺して組織を脱走し、レンジーからは「宇宙で一番冷血な野郎」と評されるなど暗殺者らしい冷酷さを見せる。
「それを使いこなした者だけが真の自由を手に入れることができる」
父親はMA・厄祭戦の研究者で、かつては父やメンドウとともに厄祭戦やMAの研究に勤しんでいた。
やがて父の事故死がイズナリオの謀略と捉えると学問では世界を変えられないと絶望し、力を求めてギャラルホルンに入隊して精鋭部隊に所属するも、当時の上官を殺して組織を脱走し、奪取したシュバルベと優れたMSの操縦技術をもって現在の地位を得た。
やがてウルズハントが後半に差し掛かるとオムデン社内部でトラドたち主流派の排除をもくろむ改革派の理事からレースにわざと失敗するよう指示されるが、自身を切り捨てる策略と見抜き、部下たちを始末して単独でのレース続行に切り替え、イシュー家が進めている部隊再編計画の一環として招聘され、本隊への合流を避けるロンド追跡艦隊の指揮官となる。
これまでの経緯から自由を手に入れるためには手段を選ばなくなっており、父親の立てた仮説から、かつてMAを統率したとされる上位個体を使いこなすことを目論んでいる。
そして「ラタトスク」にて封印されていたモビルアーマー・メハイアを父の立てた仮説「MAたちを統率した上位個体」だと推察して起動させるが、ウィスタリオたちによって撃破される様子を見て落胆し、タギングたちと離脱する。
保有施設
◆ヴィーンゴールヴ
地球本部が置かれている超巨大メガフロート。
三胴式の艦船で、右舷は空港施設、中央胴船はマスドライバー、左舷が居住区といった構成。
地下深くにはガンダム・バエルと7つの家門のガンダム・フレームを安置する「バエル宮殿」が存在する。
◆グラズヘイム
地球軌道上に1、2、3の3基が存在する低軌道ステーション。グラズヘイム1は地球外縁軌道統制統合艦隊の拠点となっている。
◆アーレス
火星支部本部である低軌道ステーション。
グラズヘイムと同型。
保有兵器
◆
スキップジャック級大型戦艦
その名の通り
カツオを彷彿とさせるフォルムをした、アリアンロッドの旗艦。
全長は約800mと、ハーフビーク級の2倍という圧倒的巨大さを誇る。
◆ハーフビーク級宇宙戦艦
400mクラスの主力艦。連装主砲2基とミサイルランチャー、両側面の対空砲4基を装備し、MS運用能力も備える。
アリアンロッド艦隊は暗い青色、地球外縁軌道統制統合艦隊は白色、ボードウィン家専用艦は薄いパープルに塗装されている。
◆ビスコー級クルーザー
50mクラスの多目的巡洋艇。構造はかなり簡素で、見た目はかなり箱っぽい。
船体後部下面にMS発着用ハッチがあり、最低でも2機を収容可能。
モンターク商会などの民間団体にも出回っている。
◆強襲揚陸艦
海上艦。MS複数機の運用能力を備える。
◆NK-17 ギャラルホルンモビルワーカー
最新鋭MW。主武装は中型単装砲やロケットランチャーの選択式。別途据え付けられた対人機銃やガス弾発射機など、対人装備が充実している。
◆ゲイレール・フレームMS
グレイズ・フレームの先代機。現在は辺境部隊で使用されるほか、退役した傭兵に払い下げられている模様。
◆
ガンダム・キマリス
数少ないガンダム・フレーム現存機。ボードウィン家に伝わる伝統の機体。
◆
ガンダム・アスタロト/アスタロトオリジン
かつてウォーレン家が保管していたガンダム・フレーム機。同家の癒着が暴かれて取り潰された後、傷物として扱われてアングラな市場へ放出される事になった。
◆ガンダム・ダンタリオン
ザルムフォート家が保管しているガンダム・フレーム機。
◆ガンダム・グレモリー
ナディラ家が保管していたガンダム・フレーム機。不正の嫌疑をかけられた当主と共に姿を消している。
追記・修正は、その身に7つ星を纏ってから。
- 依頼によりコメント欄をリセットしました -- 名無しさん (2017-12-02 14:57:31)
- 後ろ盾のいないスペースコロニーの出身の石動は親がギャラルホルン関係者の地球人なの? -- 名無しさん (2018-06-26 19:04:54)
- ガンダムで一番階級に謎が多い組織 -- 名無しさん (2018-10-29 13:53:46)
- ある意味シリーズでは珍しい自滅した組織…に当てはまるのだろうか? -- 名無しさん (2018-10-29 14:39:30)
- ↑ 扱い次第で忠実な部下にも出来ただろう相手を寝返らせたりしつつ、自分たちの大義的には勝ったつもりでも手段がやばすぎて結果的に他の宇宙移民の立場まで危うくしたデラーズフリートはどうだろう -- 名無しさん (2018-10-29 14:48:43)
- ↑デラーズフリートはテロリストだし軍事組織のギャラルホルンとは根本的に違うだろ -- 名無しさん (2018-10-29 15:00:01)
- まぁイオクのコメント欄なんぞ作ったら200%大荒れになることは確実だからあの処置は正解だね。内容は胸糞だが、ここに書いてある通り、ほかのサイトを見れば真実が載っているからな… -- 名無しさん (2020-02-06 21:53:25)
- 今後のスパロボに鉄血が参戦したら、αシリーズのティターンズやブルーコスモスの様に、自軍に圧力をかけて機体の接収や計画の乗っ取りをやってもおかしくはなさそう。 -- 名無しさん (2021-03-07 11:40:19)
- ガンダム界のデストロン/ディセプティコン(敵対者には容赦しないわ、組織内で下剋上が起こるわ)ともいえる -- う (2021-08-31 18:10:24)
- ↑2 64のグラドス軍に対するスペシャルズみたいに「地球を征服した異星人の腰巾着」扱いになってたりして -- 名無しさん (2021-08-31 19:29:34)
- ↑で、ラスタルとかはその状況をよしとせず裏で主人公たちを支援する味方枠になりそう。 -- 名無しさん (2021-08-31 19:51:17)
- ↑3実写版とかプライムとかまだしもG1やマイクロン伝説のデストロンはこんな正義の見方モドキを見たらこんな奴と一緒にするなと言ってそう(特にG1のメガトロンやマイクロンのメガトロンとスタースクリームとか) -- 名無しさん (2021-08-31 23:14:09)
- 結局バクラザン家のガンダムフレームは本編でも外伝でも明かされなかったな。 -- 名無しさん (2021-08-31 23:37:48)
- 「復活のルルーシュ」のシェスタールのキャストは敢えて狙ってるとしか思えん。 -- 名無しさん (2021-09-19 14:47:50)
- 「セブンスターズが各家に一機ガンダムフレームを保有していた」と言う設定にすれば商品展開もできたのに。 -- 名無しさん (2021-11-25 00:23:41)
- >ラスタルとかはその状況をよしとせず裏で主人公たちを支援する味方枠になりそう いやマジでやめろ。マッチポンプで労働員を皆殺ししたり火星圏の治安維持を放棄したり戦争を引き起こし&泥沼化させた屑オブ屑だぞ。どう考えても敵役にしかなれん。 -- 名無しさん (2021-11-30 16:25:29)
- ラスタルは結果的に見ればギャラホの空中分解を防ぎつつ各経済圏が独自に戦力を持って歯止めが効かなくなる事態を回避したぐうの音も出ない有能だがな。地に足つかない目標を持って盛大に爆発させて混乱を生み出したガンダムシリーズの指導者がどんだけいたと思ってるんだ… -- (2021-11-30 17:14:42)
- そもそも各経済圏が独自に戦力を持とうとする原因はGHへの不信で合って事実い -- 名無しさん (2021-11-30 17:48:47)
- ↑事実一期も「治安維持よりも組織の維持に腐心~」と明言したんけどね。しかも政敵の足を引っ張るだけのために戦争を引き起こしたんだよね。さらにほかの件は完全にホワイトテロそのもの。GH単体で見ればそりゃ有能だろうな(皮肉) -- 名無しさん (2021-11-30 17:53:34)
- 加えてエピローグまではラスタルの目的は一切語れてない。7スターズの解体も半数以上がお家断絶のためってのが大きい。ってか軍隊が民主的な改革って意味不明にもほどがある。そもそも「テロ政治を行った人が実は善人でした」とか無理がありすぎる。 -- 名無しさん (2021-11-30 18:03:14)
- ↑2 -- 名無しさん (2021-11-30 18:45:30)
- ↑2 -- 名無しさん (2021-11-30 18:45:49)
- そりゃその最低限の「組織の維持」すらできなかった連中に比べりゃ十分有能よ。加えて政敵であるマッキー自身がホワイトテロやらかしてひっかき回したうえで権力を握った人物でしかない。そもそもラスタル自身が自分は善人でもないことを自覚してるのにどっからラスタルが善人て話が出るのか意味が分からん… -- 名無しさん (2021-11-30 18:51:26)
- >政敵であるマッキー自身がホワイトテロ まずはホワイトテロの意味を調べて。マッギーの行ったことはせいぜい「内紛を市区に巻き込んだ」程度でラスタルのやらかしはそれとはまったく比べようがないほど悪質だがな。え、善人じゃないと自覚できれば戦争を引き起こしたりマッチポンプを誘発したり非法兵器を使いまくれるの? -- 名無しさん (2021-11-30 19:12:44)
- え、別に体制側が反体制を拡大前に圧殺するのは何も問題ないだろ、少なくとも民主主義でもない企業管理の寡頭制っぽいあの世界では。非合法兵器っても中世のクロスボウ禁止レベルの話でNBC兵器みたいな広域汚染によるものじゃないからそこまで忌避する理由がわからん。ダインスレイヴもイオクのやらかしのときはともかくマッキー戦での利用はあんなど真ん中にMS付スパイに気づかなかったマッキー側の不手際がでかいのが… -- 名無しさん (2021-12-01 06:34:25)
- イオクについても最後の艦隊戦でシノがモノホンのダインスレイヴを使用してるからタービそもそもラスタルはきちんと暴走した反体制派を始末してギャラルホルンを崩壊させず体制へんを軟着陸させて混乱を収束させたって話になんで正義何だと誰も言ってない話が出てくるのか意味不明なんだけど… -- 名無しさん (2021-12-01 06:41:39)
- ↑テロリストにテロ紛いの手段で対応する正規軍とか頭コズミックイラかよ -- 名無しさん (2021-12-12 01:25:01)
- 軍事は統制局、警察業務は警務局って分かれてるけど、アリアンロッド艦隊が反体制派や海賊の摘発など警察っぽいことやってるせいで警務局の業務内容がイマイチわかんないんだよな。案外積極的な摘発などの「攻め」はアリアンロッド艦隊(というか統制局)が担当して、警務局は依頼を受けての護衛や巡回などの「守り」を担当してるのかな。 -- 名無しさん (2022-01-13 08:56:58)
- 七星のバクラザン家とファルク家も独自戦力を持ってるみたいだけど、あの2家の当主って -- 名無しさん (2022-01-13 09:00:07)
- ↑【修正】あの2家の当主(とガエリオパパ)って当主以外にも役職持ってたりするのかな。 -- 名無しさん (2022-01-13 10:21:17)
- 案外アグニカは阿頼耶識のやりすぎで子供を残せず組織の地盤固めもできずに早死にしてしまった可能性もある。(謀殺された可能性もある)だとしたら彼と親しかった戦友たちによって阿頼耶識=悪って認識になったり、あっさり組織が腐敗していったのも分からないではないかもしれない。 -- 名無しさん (2022-01-16 22:59:26)
- そもそもアグニカ自体ギャラルホルンの始祖たちによって作られた架空の人物で、人物としては本当は存在してないんじゃないかな?あるいはバエルのパイロットは何人もいて、それらをまとめてアグニカという一人の人物の神話を作り上げることでギャラルホルンの威厳や秩序とかを厄祭戦後も確固たるものにしたかったのではないのかな。 -- 名無しさん (2022-01-17 00:05:20)
- ようやく始まったウルズハントでファルク家のガンダムも登場したみたいだけど、他のセブンスターズのガンダムも明らかになっていくんだろうか。何故かバクラザン家に対応すると思われるガンダムのみ不在と思わしき描写や、断絶したセブンスターズのガンダムの行方とか色々どうなったのか……。 -- 名無しさん (2022-12-04 10:53:47)
- ファルク家のガンダムガミジンは恐らくガンダム・フレーム4号機でファルク家はセブンスターズ内ではイシュー家とバクラザン家の次っぽい序列だから、イシュー家とバクラザン家のガンダムはアガレスかウァサゴになるのかな。 -- 名無しさん (2022-12-04 11:14:31)
- 思えばファリド家のガンダム・フレーム、「そもそもマクギリスはファリド家の養子となりギャラルホルンそのものの組織の在り方を理解した幼少期の時点で真っ先にバエルを狙っていた」「イズナリオの態度からしてまずマクギリスにファリド家のガンダムを使わせるのは許さなさそう」と二重の意味で本編の時代に出番がなさそうだったのなかなか不便だな……。むしろ腕自体はちゃんとしてるとはいえ息子に先祖伝来の家宝使わせてくれたガエリオパパの親バカぶりほんとなんなの -- 名無しさん (2022-12-04 11:22:12)
- 昔は騎士の象徴として式典に出てたらしいがもう倉庫に仕舞ってあってそこまで大切なものってわけじゃないようだからな -- 名無しさん (2023-04-16 16:09:54)
- マクギリスの事件後のモビルアーマーはどうなっている? -- 名無しさん (2024-02-07 07:47:14)
- エリオン家に伝わるガンダムってどんなのだったんだろ。 -- 名無しさん (2024-06-21 10:50:30)
- 脚本家がガエリオとジュリエッタをんほる為に作った組織。それ以上の存在意義は無くラスタルの有能アピールも注釈のように取って付け足したに過ぎない。鉄血が評価されない要因の大部分を担ってしまったな。 -- 名無しさん (2024-11-01 08:40:48)
- 腐敗列伝の腐敗の要因に半ば個人的が多すぎて草 -- 名無しさん (2025-01-17 08:43:47)
- ひたすらに雑な組織だよな、多分、ダインスレイヴ使えなかったらシリーズ最弱の勢力なんじゃない? -- 名無しさん (2025-04-10 23:57:07)
最終更新:2025年04月10日 23:57