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横溝重悟

登録日:2015/10/16 (金) 07:46:28
更新日:2026/08/05 Wed 21:45:10
所要時間:約 4 分で読めます




名探偵コナン』の登場人物。



□概要

神奈川県警刑事部捜査一課の所属。
階級は警部。年齢は35歳。

静岡県警所属の横溝参悟警部とは双子の兄弟。
参悟に弟がいた事を知らなかった毛利蘭毛利小五郎は、当初重悟を(仕事でミスをして責任取るために丸坊主になった)参悟だと勘違いし、後に彼の弟だと知ると驚愕の表情を見せていた。

名前の由来は、苗字はかのミステリー小説家「横溝正史」からだが、名のほうは兄の名を数字に変換し、「3×5」の答え「15」から取られている(この事はダイジェストブックでも「なんて名前を…」と突っ込まれている)。
劇場版『漆黒の追跡者』では高木渉にその事を笑われるが、すぐに鋭い形相で睨みつけ彼を震え上がらせた。
フォローではないが、只の駄洒落でなく『はぐれ刑事純情派』の横溝重忠署長や、社会派推理作家の黒岩重吾とのダブルミーニングである可能性もある。

なお、担当声優の大塚氏は参悟を演じる際には「」をイメージして役作りをしているが、こちらは中の人つながりで「蛇」をイメージして役作りをしているようだ。


□キャラクター像

外見

顔や体格は兄と瓜二つとはいえ、重悟は坊主頭でもみ上げも長く、目つきも兄と比べて鋭い。

人物

一人称は「俺」。
二人称は、兄のことは「兄貴」、同僚である萩原千速は下の名前の呼び捨て、その他の相手のことは「あんた」「お前(さん)」など。
口調は乱暴だし、性格は兄とは対照的にぶっきらぼうで人当たりも悪い。

また、兄とは違い探偵を胡散臭く思っており、小五郎のことは「煙の小五郎」と呼んで懐疑的に接する。
また子供である江戸川コナンの事も邪魔者扱いし、『湯煙密室のシナリオ』では容赦なく彼を蹴り飛ばして現場から追い出したシーンもあった。
だが、最近ではそんな意識も薄れてきたのか、女子高生探偵の世良真純の実力に太鼓判を押すなど探偵という職業を認めつつある模様。
また、事情聴取や取調べでも荒々しい態度で接しており、アニメオリジナルエピソード『愚か者への遺産』では地元のチンピラからも恐れられる存在になっている事が判明している。

直情的な性格だが、蘭が熱で倒れた際はすぐにパトカーで病院に送ったり、ある犯人が身勝手な動機で殺人を犯し、その事を悪びれる様子もなく関係者にペラペラ話し始めた時はヒジ打ちを食らわせて黙らせたりする*1など、強い正義感を持つ。
劇場版『探偵たちの鎮魂歌』では爆弾の爆風に巻き込まれそうになっていた子供を身を挺して守り重傷を負うが、その後は無事に職場復帰を果たしている。

貧乏性でもあり、部下と飲みに行く時はいつも割り勘。その事をよく参悟に突っ込まれるが、その度に「倹約家だと言ってくれ」と返している。
普段はブラックコーヒーを愛飲しているが、大規模な犯罪が起きた際には頭を働かせるため砂糖入りを飲むようにしているとか。
しかし甘い物が苦手ではないらしく、横浜赤レンガ倉庫内にある店のパンケーキを気に入っているなどカワイイ一面も。

現在は独身で、よく家族に結婚を勧められているも今のところ結婚する気はなく、家族を黙らせる為という理由で婚活パーティーに参加した事もある。

能力

堅物なせいもあってか推理力はいまひとつで、初登場の事件では状況証拠だけで小五郎を殺人犯だと疑っていた。
また『ため息潮干狩り』では毒殺事件を自殺と判断して捜査を早々に切り上げたうえに、推理ショーで鈍いところを見せたため探偵団に呆れられた事もある。

だが観察力は鋭く、事故死と判断されそうな事件を簡単な検視を行っただけで殺人だと見抜いた事もあるため刑事としては有能と言える。
先述の『ため息潮干狩り』においても、犯行方法が明らかになったことから犯人を言い当てている。

幼少期は参悟同様カナヅチだったが、幼馴染の漁師・井田巌の父親の協力で泳げるようになった。
なお、当時はかなり臆病な性格で、一角龍の伝説を恐れてなかなか船から降りようとはしなかったらしい*2

人間関係

  • 横溝参悟
続柄は前述の通り。
「人が良い」と思っており、その頼みを聞きつけて朝早くに捜査に協力するなど兄弟仲は良好。ただし、兄弟が共演した回数は第107巻までの時点で劇場版含めてたったの2回しかない。静岡県と神奈川県はそれなりの距離なので致し方なしか。

前者は「探偵気取りの坊主たち」、後者は「鈴木財閥のじゃじゃ馬娘」と覚えておりあまりいい印象を持っていない*3

  • 萩原千速
交通部交通機動隊の警部補で、4歳年下の同僚。
好意を抱いており食事に誘ったこともあるが、彼女が男勝りな性格かつ手玉に取られ振り回されているシーンが多く、なかなか進展しないようだ。なんとか誘いを受けてもらえたものの、彼女がドレスコードのある三ツ星レストランなのにラフな姿で来たせいで入店を断られお流れになったのだった……頑張れ重悟。
なお、千速の弟で警視庁機動隊の爆発物処理班所属だった萩原研二、その幼なじみで同僚の松田陣平のことは彼女から聞いて知っている。


□主な活躍

  • 第34巻『中華街 雨のデジャビュ』
初登場エピソード。中華飯店で発生した毒殺事件を担当した時にコナン達と出会う。
被害者の隣にいたという理由だけで小五郎を執拗に疑い、眠りの小五郎の推理ショーでも小五郎(コナン)のもったいぶる言い方にイライラし思わず声を荒げていた。
事件の犯人を逮捕した後、コナンの様子から蘭の容態がおかしい事に気づき、至急車を手配して知り合いが勤務する病院へ彼女を連れて行った。
おかげで蘭もすっかり元気になり、アニオリ回『フィッシング大会の悲劇』ではその時のお礼を言われていた。

  • 第48巻『仏滅に出る悪霊』
事件現場は静岡だが、被害者の1人が経営する会社が横浜にあったため、怨恨の線を考え情報を得ようと参悟が連絡を取る。
被害者とは別の事件で13年前に2、3度会ったきりだったが、「やなやつだったからよーく覚えてる」などと愚痴をこぼす。
登場はそれで終わりではなく〝コナンのお願い〟を聞いてくれたようで、小五郎の推理ショーで思わぬ活躍を見せる。

  • 第101巻『風の女神・萩原千速』
阿笠博士が人違いで誘拐される事件が発生し、現場となったレストランの地下駐車場で蘭・小五郎・園子と遭遇。
3人を車に乗せて移動している時に、同僚の白バイ隊員である萩原千速の弟とその親友の刑事が、それぞれ7年前と3年前の爆弾事件で爆弾を阻止できずに殉職した事、今年になってコナンが爆弾を阻止した事を説明している。
また、事件解決後のシーンでは千速に好意を抱いていることが発覚。登場から約20年目にして予想外の形でラブコメ要員入りを果たすこととなり、多くの読者を驚かせた。

  • 第102巻『千速と重悟の婚活パーティー』
結婚しろと口うるさい父母とお節介な参悟を黙らせるため、一回だけという約束で東京で開催されたマスカレード婚活パーティーに参加。ちなみに番号は名前の読みと同じく『15』。
食事目当てで参加していた千速と出くわし、彼女から自分に聞きたいことがあると聴かされてドキドキしたり、好みの男のタイプを訊ねたりする。意中の相手として彼女の番号*4を書こうとするもド忘れして、代わりに適当に書いたはずの相手からも何故か選ばれていたため、特別に個室で会話することになったものの、自分の番が回って扉を開けると相手の他殺体を発見、以降は警視庁の捜査に協力する。
犯行を暴かれた犯人が自殺しようとするのを防ごうとナイフの刃を握りしめる高木に加勢し、実はプロレス好きな彼が惚れ惚れするようなウエスタン・ラリアットを決める。

尚、警視庁捜査一課の目暮とは『探偵たちの鎮魂歌』で会っていたが、当時は「横溝君」と呼ばれていたのに対し、今回は「横溝警部」と呼ばれて基本は敬語を使われていた。



追記・修正は強い正義感を持ってお願いします。

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最終更新:2026年08月05日 21:45

*1 『蘭も倒れたバスルーム』より。実際にやると職権乱用・特別公務員暴行陵虐罪に該当する可能性が高いが。ただし、フィクションでありながらこのまま話が終わると後味が非常に悪いので、このような行動を描いたと思われるが、アニオリでは同様の展開があっても重悟のようなキャラがいないため、原作の事件よりも後味が悪いまま話が終了する事も少なくない。

*2 『魚が消える一角岩』より。

*3 ただし、園子の印象はアニオリでの設定であり、原作では会った事がなかったが、後に『風の女神・萩原千速』で園子と対面している。

*4 『18』だった。千速は15、もとい重悟を選んでたようだ……カップル成立時の豪華ディナー目当てでw